教育実習の充実に向けた取 り組み
亀 田隼人、山本由佳、奥住秀之
Ⅰ はじめに
教育系単科大学の附属学校 として、附属特別支援学校 ( 以下、本校)における教育実習の意義は大 きい。
本校では、本学の特別支援教育専攻の学生に対する 「 応用 ( 必修)実習 」 と教育系全課程の学生に 対する 「 選択実習 」 を実施 している。いずれの教育実習も、本学における 「 事前事後指導」の講義単 位 を取得することが前提 となっている
。事前指導 としては、学生が本校の授業の様子を観察する 「 観察実習」 と、授業に参加する 「 プ レ実 習」が設定 されている。また、各学部主事および本校の教育実習担当教員が、大学で学部の様子等を 講義す る機会が設定 されている。事後指導 としては、 「 ポス ト実習」が設定 されている。それぞれ、
これまでの積み重ねによって一定の成果を得てきたが、特別支援教育に高い志をもつ人材を一人でも 多 く現場に送 り出せ るよう、更なる充実が望まれるところである。
以下に、今年度の教育実習についての取 り組みを報告する
。また、教育実習終了後に各学生に対 し て行ったアンケー ト調査の結果か ら、指導の充実に向けた課題を整 理する。
Ⅱ 教育実習の一年のながれ
図 1 に 「 教育実習の一年のながれ」を示 した。
実習期間は応用 ( 必修)実習が 3週間、選択実習が 2週間の設定であった。学生が本校の様子を知 り、幼児、児童、生徒の実態を把握 し、授業やそれに伴 う教材を十分に研究す るには、設定 された実 習期間内では難 しい と考え、今年度 も、本学の 「 事前事後指導 」 担当教員と連携を図 り、「 観察実習」
「 プ レ実習 」 「 ポス ト実習 」 を実施 した。
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