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日本地域看護学会誌 Vol.20 No.1, 研究報告 在宅酸素療法導入患者に対する病棟看護師の退院指導 日常生活指導の実施とその関連要因 1) 2) 梅津千香子, 福井小紀子 抄録 目的 :HOT 導入患者に対する病棟看護師の退院指導の実施内容とそれら関連要因を検討することを目的と

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(1)

Ⅰ.緒  言

 在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy;HOTまたは

Long Term Oxygen Therapy;LTOT,以下,HOT)は,

慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患(Chronic Obstructive Pulmonary

Disease:COPD)や肺線維症・間質性肺炎などの慢性

呼吸不全患者の増加と在宅医療の推進に伴い,多くの医 療機関に普及している.

 社会保障制度の見直しに伴い,長期入院の是正が加 速1)している現在,急性期治療を終えた患者の在宅復帰 率や自宅退院率の増加が予想され,退院後も継続して医 療を必要とする患者への退院支援の重要性が高まってい る.病院で実施される退院支援は,病院全体のプロセ ス2)として体制整備が進められ,患者のニーズを基盤と した退院支援の質向上は医療機関の取り組むべき重要な 課題3)である.患者の退院後の生活を予測し,安定した 生活の継続を支える退院支援において,病棟看護師によ る退院指導は重要な役割を担うと考える.

 HOT導入患者を対象とした調査

4)では,7割がHOT

受付日:2016年5月31日/受理日:2017年2月3日

1)Chikako Umezu:日本赤十字看護大学大学院看護学研究科博士後期課程 2)Sakiko Fukui:日本赤十字看護大学大学院看護学研究科

在宅酸素療法導入患者に対する病棟看護師の退院指導

――日常生活指導の実施とその関連要因――

梅津千香子1),福井小紀子2)

■研究報告■

抄 録

目的:HOT導入患者に対する病棟看護師の退院指導の実施内容とそれら関連要因を検討することを目的とし た.

方法:首都圏内の地域医療支援病院において,HOT導入患者の退院指導を実施した病棟看護師を対象とした 質問紙による郵送調査を行った.HOT導入患者の退院指導の実施内容を因子分析にて,また,これらの関連 要因を重回帰分析で明らかにした.

結果:

21

施設の病棟看護師86人(回収率62.3%)からの回答が得られ,有効回答数は

68

人(79.1%)であった.

HOT

導入患者の退院指導の実施は,「食生活と栄養」「移動方法」「生活環境」「日常生活の工夫」「清潔保持」の

5因子が抽出された.

「食生活と栄養」「移動方法」に関する退院指導の実施に関連した要因は,退院支援学習

会へ参加していること,HOT導入患者プライマリー担当件数がより多いことであった.「生活環境」に関する 退院指導の実施に関連した要因は,日常生活自立度が自立またはほぼ自立していること,「日常生活の工夫」

に関する退院指導の実施に関連した要因は,HOT導入患者のプライマリー担当件数であった.「清潔保持」に 関する退院指導の実施に関連した要因は,勤務している病院においてHOT学習会が開催されていることで あった.

考察:退院指導の実施には,日ごろから退院指導の実績を積むとともに,専門的知識を高める学習会等の教 育機会の確保や外来部門との連携が必要である.

【キーワード】 在宅酸素療法,日常生活,退院指導,病棟看護師

日本地域看護学会誌,20(1):31-40,2017

(2)

導入後の療養生活についてもっと教えてほしいと回答し ていた.そのなかでも「息切れを軽くする日常生活の工

夫」が

5割と最も多い割合を占めていた.HOT

導入患者

の日常生活に関する課題として,酸素機器の管理や労作 時の呼吸苦の出現などが報告5,6)されている.HOT導入 患者の在宅療養上の問題は,身体的,心理的,社会的,

経済的な側面と広範囲に及ぶ7,8)ことから,HOT導入患 者の

QOL

の維持および向上に向けて病棟看護師による 退院指導の充実が求められる.

 HOT導入患者に対する退院指導の実際に関する先行

研究では,病棟での指導内容が統一されておらず,病棟 看護師の多くが十分な指導ができていないと認識してい る9).さらに,生活管理に関する情報ニーズは高いが,

指導が不足している現状が報告10)されている.患者の退 院後の在宅療養の継続と安定した健康状態の長期的維持 に向けて,細やかな指導が望まれる.HOT導入患者に 対する退院指導について,HOT導入患者のケアニーズ に関する研究8,9,11)あるいは在宅療養支援を質的に明ら かにした研究12)はみられるが,退院指導の実施内容や退 院指導の実施程度,退院指導の実施に関連する要因につ いては明らかにされていない.

 そこで本研究では,HOT導入患者に対する病棟看護 師の退院指導の実施内容とそれらの関連要因を検討する ことを目的とする.

Ⅱ.研究方法

1.用語の操作的定義

 退院支援:退院後も医療・福祉・介護を必要とする患 者に対して,退院後の療養生活を予測し,退院後の安定 した生活の継続に向けたプロセス,プログラムを多職種 と連携して支援すること.

 退院指導:病棟看護師が実施する患者の退院に向けた 日常生活指導.

2.調査対象

 対象機関は,首都圏にある

7県の地域医療支援病院 71

施設のうち調査協力の承諾の得られた病院とした.

病院は,各県のホームページより地域医療支援病院業務 報告書の公表一覧(2014年6月現在)を閲覧し,成人の 一般病床を有する病院を選定した.対象者は,調査協力 の承諾の得られた施設の看護部門管理者または病棟管理 者への電話での確認において,調査日から過去

1年以内

HOTを導入して自宅へ退院した患者の退院指導を実

施した病棟看護師

138人とした.

3.調査手順および倫理的配慮

 2014

年9~11月,対象者に質問紙調査を実施した.

調査協力の承諾の得られた施設の看護部門管理者または 病棟管理者へ電話にて調査協力が可能な対象者数を確認 したうえで,質問紙を郵送した.質問紙の配付は,対象 機関ごとに病院長宛に郵送で行い,病棟管理者から対象 者への配付を依頼し,郵送による個別回収を行った.対 象者には,調査日から過去

1年以内に HOTを導入して

自宅へ退院した直近の担当患者

1人を想起して回答して

いただく旨を文書で説明し,調査を実施した.

 なお,対象者への倫理的配慮として,調査の目的,方 法,調査対象者のプライバシーの保護,および調査への 参加は自由意思であり,調査協力をしないことによる不 利益は生じないこと,また,質問紙は無記名とし,調査 協力への同意は,封書した質問紙の回収をもって得られ たと解釈する旨を明記した依頼文書を質問紙に添えて,

調査協力を依頼した.本研究は,日本赤十字看護大学倫 理審査委員会にて承認を得た(承認番号

2014-60).

4.調査項目および測定方法

 調査項目は,①病院組織体制として,HOT外来,退 院支援部署,退院支援学習会開催,HOT学習会開催の 有無をたずねた.②看護師特性として,年齢,看護師経 験年数,呼吸器または循環器病棟経験年数,退院支援 学習会参加の有無,HOT学習会参加の有無,HOT導入 患者のプライマリー担当件数をたずねた.③患者特性 として,性別,年代,主疾患,健康レベル,日常生活自 立度,介護認定について回答を得た.④退院指導の実施 は,HOT導入患者の看護に関するテキストをもとに病 棟看護師が行う日常生活指導の内容を検討し,61項目 からなるアイテムプールを作成した.

 これらを病棟で実施される退院指導の特徴を踏まえた 内容にするため,実施することが望ましいと思われる項 目,現実的に実施できると思われる項目,まとめること のできる類似した項目について,内科系病棟管理者およ び呼吸器系疾患患者の看護に卓越した専門職者によるエ キスパートレビューを受け,最終的に

29

項目を調査に 用いた.具体的な退院指導の内容としては,安全な日常 生活への指導,呼吸困難を軽減する日常生活行動の工夫 に関する内容が含まれた.これらを「十分に実施した:

(3)

表1 対象者の基本属性

項目 平均±SD

または人数(%)

病院組織体制

 退院支援部署(n=68)

  あり 61 89.7

  なし 7 10.3

 HOT外来(n=67)

  あり 7 10.4

  なし 60 89.6

 退院支援学習会開催(n=68)

  あり 51 75.0

  なし 17 25.0

 HOT学習会開催(n=68)

  あり 31 45.6

  なし 37 54.4

看護師特性

 年齢(n=68) 36.4±9.6  看護師経験年数(n=68) 14.6±9.4  呼吸器または循環器病棟勤務年数(n=67) 6.3±4.3  退院支援学習会参加(n=68)

  あり 45 66.2

  なし 23 33.8

 HOT学習会参加(n=68)

  あり 35 51.5

  なし 33 48.5

 HOT導入患者のプライマリー担当件数(n=58) 3.9±4.8 患者特性

 性別(n=68)

  男性 52 76.5

  女性 16 23.5

 年代(n=67)

  74歳以下 38 56.7

  75歳以上 29 43.3

 主疾患(n=68)

  COPD・その他 59 86.8

  肺がん 9 13.2

 健康レベル(n=68)

  急性期・回復期 7 10.3   慢性期・終末期 61 89.7  日常生活自立度(n=67)

  自立・ほぼ自立 43 64.2   部分介助・全介助 24 35.8  介護認定(n=68)

  あり 35 51.5

  なし 33 48.5

退院指導の実施の平均点(n=68)

 第Ⅰ因子:食生活と栄養 2.0±0.7

 第Ⅱ因子:移動方法 2.3±0.9

 第Ⅲ因子:生活環境 2.8±0.8

 第Ⅳ因子:日常生活の工夫 2.5±0.8

 第Ⅴ因子:清潔保持 2.8±0.8

0.88

であった.

 第Ⅰ因子は,「空腹時や満腹時等,食事摂取量による 呼吸苦の出現についての説明」などの項目が含まれ,「食 生活と栄養」と命名した.第Ⅱ因子は,「延長チューブの 閉塞や屈曲の注意に関する説明」などの項目が含まれ,

「移動方法」と命名した.第Ⅲ因子は,「ガスストーブや

4点」から「まったく実施しなかった:1点」まで 4段階で

評価した.得点が高いほど退院指導が実施できているこ とを示す.

5.分析方法

 退院指導の実施

29項目については,意味のまとまり

を確認するために因子分析を行った.因子数は固有値が

1.00

以上で因子の解釈可能性を考慮し5因子とした.因 子分析では,主因子法・プロマックス回転を行い,因子 負荷量が

0.4

未満の2項目を除外し,残りの

27

項目で再 度因子分析を行った.退院指導に関連する要因を検討す るために,各因子に属する項目の得点の合計を下位尺度 得点とし,得点と病院組織体制,看護師特性,患者特性 に関する各項目との関連を相関係数あるいは

t

検定にて 単変量解析した.さらに,これら単変量解析の結果か ら,有意な傾向を示す0.10未満の関連のみられた項目 を独立変数,各因子の下位尺度得点を従属変数とし重回 帰分析を行った.分析は

SPSS statistics ver. 23.0を用

いた.

Ⅲ.研究結果

 57施設の看護部長宛に調査依頼書を郵送し,21

病院 から承諾の返答を得た.1施設あたりの対象者数は

2~

15

人であった.質問紙回収数は86人であった(回収率

62.3%).そのうち,退院指導の実施に無回答が多い調

査票を除いた

68人(有効回答率 79.1%)を分析対象とし

た.

1.病院組織体制,看護師特性,患者特性

 退院支援部署なしと回答した者は

7人(10.3

%),退院 支援部署ありと回答した者は

61

人(89.7%)であった.

病棟看護師の年齢は平均36.4(±9.6)歳,看護師経験年 数は平均

14.6

(±

9.4)年であった.患者の年齢は 75

歳 以上が29人(43.3%),性別は男性

52人(76.5

%)であっ た(表

1).

2.退院指導の実施

 HOT

導入患者に対する退院指導の実施の平均点を表1 に示す.退院指導として実施した内容は,「食生活と栄 養」「移動方法」「生活環境」「日常生活の工夫」「清潔保持」

の5因子が抽出された.各因子の

Cronbach’s α

係数につ いては,表

2に示すとおり,0.91,0.92,0.88,0.87,

(4)

ガスコンロ等,火気の取り扱いの説明」などの項目が含 まれ,「生活環境」と命名した.第Ⅳ因子は,「家族やヘ ルパー等,家事の分担のサポート体制の確認」などの項 目が含まれ,「日常生活の工夫」と命名した.第Ⅴ因子 は,「寒暖差による呼吸苦を防ぐための浴室や脱衣室の 温度調節の説明」などの項目が含まれ,「清潔保持」と命

名した(表

2) .

 各因子に含まれる項目の合計得点 は,「食生活と栄養」

6項目(得点範囲6

~24点)で平均12.2±4.3点,「移 動方法」が

5

項目(得点範囲

5~20)で平均 11.5±4.5

点,

「生活環境」が6項目(得点範囲

6~ 24点)で平均 16.8

±

4.5

点,「日常生活の工夫」が6項目(得点範囲

6~ 24点)

表2 退院指導の実施の因子分析 N=68

支援内容 因子負荷

α係数

第Ⅰ因子:食生活と栄養

14 胃や腸でガスを発生しやすい食品の摂り過ぎ等,横隔膜の運動を妨げる食品の説明 0.92 -0.01 0.05 0.10 -0.11

0.91 17 塩分やカルシウム等,適切なミネラルの摂取についての説明 0.87 -0.12 0.12 0.08 -0.05 15 高タンパク質の食品摂取や栄養補助食品の利用等,必要なエネルギー摂取についての説明 0.85 0.01 -0.05 -0.16 0.13 13 タンパク質や脂質等,二酸化炭素の排出による呼吸苦の増強を回避する食品の説明 0.80 0.10 0.03 0.19 -0.17 16 空腹時や満腹時等,食事摂取量による呼吸苦の出現についての説明 0.74 0.17 -0.17 -0.08 0.16 18 適切な水分補給等,脱水を予防するための説明 0.51 -0.14 0.09 -0.16 0.26 第Ⅱ因子:移動方法

7 生活動線に合わせた延長チューブの長さの確認 -0.03 1.11 -0.19 -0.14 0.02

0.92 6 生活動線に合わせた酸素濃縮機器の設置場所の確認 0.02 1.03 -0.12 -0.06 -0.03 8 延長チューブの閉塞や屈曲の注意に関する説明 0.00 0.62 0.17 -0.08 0.15 9 買い物や外出時の階段の昇降,段差等,酸素ボンベの携帯に関する不便さと対処法の説明 0.14 0.60 0.34 -0.13 -0.05 12 酸素ボンベ用のケースや装着が目立たないカニュラ等,ニーズに応じた周辺機器の説明 -0.11 0.53 0.17 0.27 0.09 第Ⅲ因子:生活環境

2 ガスストーブやガスコンロ等,火気の取り扱いの説明 -0.03 -0.11 0.98 -0.27 0.15

0.88 3 煙草や静電気を発生する衣類等,引火の危険性についての説明 0.09 -0.25 0.95 -0.03 -0.01 11 買い物や外出時の確実な酸素吸入の必要性の説明 0.04 0.05 0.62 -0.03 0.11

4 火気から2メートル以上離れた場所等,酸素濃縮器の安全な設置場所の説明 -0.03 0.30 0.58 0.01 0.01

5 IHクッキングヒーターやホットプレート等,安全な調理器の使用の説明 -0.11 0.16 0.57 0.30 -0.14 10 買い物や外出時の交通手段の有無,サポート体制の確認 -0.04 0.33 0.47 0.21 -0.13 第Ⅳ因子:日常生活の工夫

21 家族やヘルパー等,家事の分担のサポート体制の確認 -0.08 -0.08 -0.12 0.91 0.10

0.87 23 調理方法や食品の利用等,労作を減らす炊事の工夫についての説明 0.15 -0.08 -0.07 0.80 -0.14 22 訪問介護等,利用できる生活援助サービスの説明 -0.14 -0.06 -0.05 0.75 0.08 20 洗濯や掃除は数回に分けて行う等,家事動作の工夫についての説明 0.05 -0.10 0.10 0.64 0.10 24 庭仕事や食事の準備や外出等,活動動作前後の休息の必要性の説明 -0.02 -0.05 0.04 0.53 0.27 26 入浴時の呼吸苦を軽減する用具(シャンプーハットやウォッシュブラシ等)についての説明 0.17 0.15 -0.04 0.48 0.15 第Ⅴ因子:清潔保持

28 湯の温度や湯量,入浴時間等の安全な入浴方法の説明 0.05 -0.02 -0.02 0.08 0.90 27 寒暖差による呼吸苦を防ぐための浴室や脱衣室の温度調節の説明 0.10 0.11 -0.10 0.14 0.69 0.88 29 呼吸苦の出現の有無を確認するための入院中のシャワー評価の実施 -0.07 -0.01 0.21 0.06 0.61 19 日常生活の過ごし方や活動量の確認等,日常生活の範囲の確認 0.06 0.04 0.10 0.10 0.57

因子相関行列 第Ⅰ因子 第Ⅱ因子 0.44 第Ⅲ因子 0.39 0.58 第Ⅳ因子 0.56 0.47 0.45 第Ⅴ因子 0.41 0.47 0.48 0.51 因子抽出法:主因子法,回転法:Kaiser の正規化を伴うプロマックス法

(5)

で平均14.8±4.6点,「清潔保持」が4項目(得点範囲

4~

16

点)で平均

11.1±3.2

点であった.

3.退院指導の実施に関連する要因

 各因子の下位尺度得点と病院組織体制,看護師特性,

患者特性との関連について単変量解析した結果を表

3に

示す.「食生活と栄養」では,看護師の年齢,退院支援 学習会参加の有無,HOT導入患者のプライマリー担当 件数,患者の年代との間に有意な関連がみられた.「移 動方法」では,HOT外来の有無,HOT学習会開催の有 無,退院支援学習会参加の有無,HOT学習会参加の有 無,HOT導入患者のプライマリー担当件数との間に有 表3 退院指導の実施と病院組織体制・看護師特性・患者特性との関連

項目 n

第Ⅰ因子 食生活と栄養b)

第Ⅱ因子 移動方法b)

第Ⅲ因子 生活環境b)

第Ⅳ因子 日常生活の工夫b)

第Ⅴ因子 清潔保持b)

平均±SD p 平均±SD p 平均±SD p 平均±SD p 平均±SD p 病院組織体制

 退院支援部署

  あり 61 12.2 ±4.3 11.7 ±4.4 17.1 ±4.1 14.8 ±4.5 11.1 ±3.3

  なし 7 12.1 ±4.1 0.975 10.0 ±4.9 0.336 14.4 ±6.9 0.357 15.0 ±5.7 0.902 11.1 ±2.7 0.997  HOT外来

  あり 7 13.6 ±4.1 17.0 ±2.2 21.9 ±2.1 18.6 ±5.3 13.4 ±3.4

  なし 60 12.0 ±4.3 0.366 11.0 ±4.2 0.000** 16.2 ±4.4 0.001** 14.5 ±4.3 0.023 10.9 ±3.1 0.043  退院支援学習会開催

  あり 51 12.7 ±4.3 12.0 ±4.6 17.4 ±4.5 15.2 ±4.4 11.4 ±3.3

  なし 17 10.8 ±4.0 0.114 10.3 ±3.8 0.183 15.2 ±4.3 0.084 13.5 ±5.1 0.173 10.3 ±2.7 0.206  HOT学習会開催

  あり 31 12.5 ±4.2 13.0 ±4.2 18.5 ±4.0 15.0 ±4.5 12.2 ±3.0

  なし 37 11.9 ±4.4 0.610 10.4 ±4.4 0.015 15.4 ±4.5 0.004** 14.6 ±4.7 0.699 10.3 ±3.1 0.015 看護師特性

 年齢a) 68 0.251 0.039 0.060 0.625 0.097 0.431 0.019 0.878 0.032 0.794

 看護師経験年数a) 68 0.209 0.087 0.156 0.204 0.138 0.261 0.011 0.931 0.007 0.956   呼吸器または循環器

病棟勤務年数a)

67 0.085 0.496 0.103 0.407 0.192 0.120 0.235 0.056 0.099 0.426

 退院支援学習会参加

  あり 45 13.0 ±4.1 12.4 ±4.5 17.7 ±4.2 15.5 ±4.3 11.5 ±3.2

  なし 23 10.7 ±4.3 0.033 10.0 ±4.0 0.034 15.0 ±4.7 0.020 13.5 ±5.1 0.092 10.5 ±3.2 0.219  HOT学習会参加

  あり 35 12.8 ±4.3 12.6 ±4.6 18.4 ±3.9 15.3 ±4.7 11.7 ±3.2

  なし 33 11.5 ±4.3 0.210 10.4 ±4.0 0.038 15.1 ±4.5 0.002** 14.2 ±4.5 0.315 10.5 ±3.1 0.114   HOT導入患者のプラ

イマリー担当件数a)

58 0.307 0.019 0.343 0.008** 0.304 0.020 0.430 0.001** 0.210 0.113

患者特性  年代

  74歳以下 38 13.1 ±4.2 12.1 ±4.3 17.9 ±4.0 14.6 ±4.8 11.2 ±3.3   75歳以上 29 11.0 ±4.3 0.044 11.0 ±4.6 0.302 15.4 ±4.8 0.029 15.1 ±4.4 0.705 11.2 ±3.1 0.962  主疾患

  COPD・その他 59 12.1 ±4.4 11.8 ±4.5 16.7 ±4.6 14.8 ±4.7 11.1 ±3.3   肺がん 9 13.0 ±3.6 0.548 9.6 ±4.1 0.152 17.2 ±4.2 0.770 14.4 ±3.8 0.809 11.7 ±2.8 0.604  健康レベル

  急性期・回復期 7 10.4 ±2.8 13.6 ±4.2 17.1 ±5.6 16.6 ±3.7 11.0 ±2.9   慢性期・終末期 61 12.4 ±4.4 0.254 11.3 ±4.5 0.206 16.8 ±4.4 0.838 14.6 ±4.7 0.284 11.2 ±3.2 0.899  日常生活自立度

  自立・ほぼ自立 43 12.0 ±4.3 12.0 ±4.4 17.7 ±4.1 14.8 ±4.9 11.3 ±3.3   部分介助・全介助 24 12.3 ±4.2 0.746 10.5 ±4.4 0.195 15.0 ±4.7 0.020 14.5 ±4.1 0.748 10.8 ±3.1 0.485  介護認定

  あり 35 11.4 ±4.1 10.7 ±4.0 16.3 ±4.3 14.7 ±4.1 11.4 ±2.9

  なし 33 13.1 ±4.4 0.105 12.4 ±4.8 0.114 17.4 ±4.7 0.302 14.9 ±5.1 0.803 10.8 ±3.5 0.458

:p<0.1,:p<0.05,**:p<0.01 a)Pearson相関係数,それ以外はt検定

b) 各因子の合計得点(第Ⅰ因子:6項目24点満点/第Ⅱ因子:5項目20点満点/第Ⅲ因子:6項目24点満点/第Ⅳ因子:6項目24点満点/第Ⅴ因子:4

項目16点満点)

nは人数.欠損値があるため,各項目の合計人数は一致しない.

(6)

がみられた.

 HOT導入患者に対する退院指導の実施に関連する要

因を検討するために,各因子の下位尺度得点を従属変数 とし,単変量解析で有意な傾向を示す,0.10未満の関 連がみられた要因を独立変数として一括投入する重回帰 分析を行った(表

4a~e).

 「食生活と栄養」と有意確率

0.05

以下で有意に関連し ていたのは,退院支援学習会へ参加したこと,HOT導 意な関連がみられた.「生活環境」では,HOT外来の有

無,HOT学習会開催の有無,退院支援学習会参加の有 無,HOT学習会参加の有無,HOT導入患者のプライマ リー担当件数,患者の年代,日常生活自立度との間に有 意な関連がみられた.「日常生活の工夫」では,HOT外 来の有無,HOT導入患者のプライマリー担当件数との 間に有意な関連がみられた.「清潔保持」では,HOT外 来の有無,HOT学習会開催の有無との間に有意な関連 表4a 退院指導の実施(食事と栄養)と各要因との重回帰分析

標準化係数 p

看護師特性 看護師経験年数 0.122 0.293

退院支援学習会参加(あり) 0.271 0.020

HOT導入患者のプライマリー担当件数 0.248 0.033

患者特性 年代(74歳以下) 0.203 0.084

調整済み R2 0.212

相関係数およびt検定にてp<0.1の関連のみられた変数を投入,ただし多重共線性のみられた変数(年齢)は除外した.

表4b 退院指導の実施(移動方法)と各要因との重回帰分析

標準化係数 p

病院組織体制 HOT外来設置(あり)  0.279  0.018

HOT学習会開催(あり)  0.231  0.086

看護師特性 退院支援学習会参加(あり)  0.226  0.046

HOT学習会参加(あり) -0.057  0.685

HOT導入患者のプライマリー担当件数  0.238  0.042

調整済み R2  0.304 

相関係数およびt検定にてp<0.1の関連のみられた変数を投入 表4c 退院指導の実施(生活環境)と各要因との重回帰分析

標準化係数 p

病院組織体制 HOT外来設置(あり) 0.115 0.308

退院支援学習会開催(あり) 0.115 0.378

HOT学習会開催(あり) 0.228 0.084

看護師特性 退院支援学習会参加(あり) 0.196 0.136

HOT学習会参加(あり) 0.123 0.357

HOT導入患者のプライマリー担当件数 0.207 0.060

患者特性 年代(74歳以下) 0.156 0.129

日常生活自立度(自立・ほぼ自立) 0.317 0.004

調整済み R2 0.438

相関係数およびt検定にてp<0.1の関連のみられた変数を投入

表4d 退院指導の実施(日常生活の工夫)と各要因との重回帰分析

標準化係数 p

病院組織体制 HOT外来設置(あり) 0.125 0.292

看護師特性 呼吸器・循環器内科系病棟勤務年数 0.113 0.329

退院支援学習会参加(あり) 0.203 0.074

HOT導入患者のプライマリー担当件数 0.342 0.006

調整済み R2 0.239

相関係数およびt検定にてp<0.1の関連のみられた変数を投入 表4e 退院指導の実施(清潔保持)と各要因との重回帰分析

標準化係数 p

病院組織体制 HOT外来設置(あり) 0.201 0.094

HOT学習会開催(あり) 0.257 0.033

調整済み R2 0.125

相関係数およびt検定にてp<0.1の関連のみられた変数を投入

(7)

について,医療スタッフ間の共通理解が不十分と認識し ていることが報告されている.医療チームによる在宅支 援は,患者や家族の

QOL

の改善,ADLの改善の効果が ある15)ことから,病棟看護師は外来看護師,医師,酸素 機器業者等,関係他職種との連携を強め,患者の情報を 共有することによって退院指導を充実させていく必要が あると考える.さらに,病棟看護師は退院支援学習会へ 参加することで,入院時の情報収集をより実施し16),日 ごろから退院指導の実績を重ねることによって移動に関 する退院指導の実施につながる結果が示された.

3.生活環境に関する退院指導の実施と関連要因

 HOTは在宅での自己管理が必須の条件で,大部分が

高齢者である患者が自身あるいは家族の協力で在宅酸素 機器の管理を継続しなければならない17).このため,炊 事の機会や屋内での活動量が増すと考えられる自立,ま たはほぼ自立している患者に対しては,在宅における医 療事故につながる危険性のある生活環境に関する指導が 重要である.在宅酸素機器を安全に管理するために,病 棟看護師が患者や家族と協力体制を構築し,機器の取り 扱い上の注意点について,必要な教育,指導をより実施 していたものと考えられる.

 また,生活環境に関する退院指導においては,病院組 織体制や看護師特性との関連はみられなかった.生活環 境に関する退院指導は,日常生活自立度という患者特性 をより重視して,療養上の医療管理に必要な情報提供や 教育,指導が行われているものと推察された.

4.日常生活の工夫に関する退院指導の実施と関連要因  病棟看護師はプライマリー担当件数を重ねることに よって,患者の疾患の経過や退院後の療養生活に関する 知見を得て,退院指導に活用していると推察される.一 方で,HOT導入患者のプライマリー担当件数の多少に よって,退院指導の実施の程度に差が生じる可能性が懸 念される結果ともいえる.

 HOT導入患者の日常生活の工夫に関する情報ニーズ

は高く4),暮らしのなかで生じる息切れを軽減すること は患者の

QOL

においても重要である.病棟看護師が交 替勤務をしながら在院日数の短い患者に退院支援を行 う18)には,HOT導入患者のプライマリー担当件数がよ り多い病棟看護師の知見をチーム内で共有し,看護師個 人の経験が少なくても一定の水準の退院指導を患者や家 族に提供できる体制を整えることが重要だと考える.

入患者のプライマリー担当件数がより多いことであっ た.「移動方法」と有意に関連していたのは,HOT外 来の設置があること,退院支援学習会へ参加したこ と,HOT導入患者のプライマリー担当件数がより多 いことであった.「生活環境」と有意に関連していたの は,患者の日常生活自立度が自立またはほぼ自立の場 合であった.「日常生活の工夫」と有意に関連していたの は,HOT導入患者のプライマリー担当件数がより多い ことであった.「清潔保持」と有意に関連していたのは,

HOT

学習会が開催されていることであった.

Ⅳ.考  察

1.食生活と栄養に関する退院指導の実施と関連要因  病棟看護師は,退院支援学習会へ参加することによっ て,在宅環境や在宅看護の実際に関する知識を養い,生 活に視点をおいた指導の重要性を認識するものと考えら れる.さらに,HOT導入患者は一般老人グループと比 較して体重減少や栄養障害をきたす者が多く,食事摂取 時や食後に呼吸苦が出現すること13)から,病棟看護師は 経験を通して適切な食事のとり方や摂取量に関する具体 的な指導を提供することで,症状の改善や

QOLを維持

できる可能性を認識し,退院指導がより実施されること につながったと推察される.

2.移動方法に関する退院指導の実施と関連要因

 HOT導入患者の在宅療養生活では,屋内での生活動

線や外出時の酸素機器のチューブの長さやよじれが不安 や不満として挙げられており5),日々の暮らしにおける 移動への指導では,患者の住宅環境や移動手段に関する 情報収集の必要性が高まる.HOT導入患者は,身体障 害者手帳や介護認定を受ける者は少なく4),外来受診は 継続支援と退院後の療養状況を把握する重要な機会と なっている.

 HOT外来の看護師は,予診・指導を通して,患者の

退院後の困り事や患者の必要とする支援を把握すること が可能である.HOT外来を設置している病院に勤務す る病棟看護師は,HOT外来の看護師と連携する機会を もつことで,患者の退院後の困り事や患者の必要とする 支援を把握し,病棟で実施する退院指導に生かせる環境 にあると推察される.

 一方,HOT患者の外来看護に関する先行研究14)では,

総合内科外来で行われている療養指導や情報提供の内容

(8)

5.清潔保持に関する退院指導の実施と関連要因  慢性呼吸器疾患患者の

SpO2

低下や呼吸困難を招く動 作には,体幹前屈姿勢,上肢挙上動作,反復動作,息 止め動作の呼吸負荷がある19)と報告されている.入浴や シャワー浴では,これらの動作が連続して行われるため に大きな酸素消費を伴い,労作性の呼吸困難を生じや すいと考えられる.HOT導入患者の安全な入浴やシャ ワー浴には,浴室環境の調整や日常生活活動量の調整が 重要となる.退院後も継続して医療を必要とする患者の 退院指導では,よりいっそう専門的知識が必要となり,

HOT

学習会の開催は病棟看護師の専門的知識を養う機 会となり,退院指導の実施に有意な関連がみられたと考 えられる.

 また,病院での

HOT学習会の開催は清潔保持の支援

においてのみ関連がみられた.病院で開催される

HOT

学習会では,日常生活に関する点として,在宅酸素業者

による

HOT使用の注意点や酸素ボンベの交換方法,延

長チューブ,酸素機器の清潔管理等の取り扱いに関する 内容が実施されていることが考えられる.酸素吸入をし た状態での入浴やシャワー浴の指導の必要性,入浴時や シャワー浴時の酸素吸入方法として酸素濃縮器と酸素ボ ンベの双方があることから,HOT学習会の開催が実践 に反映されたものと考えられる.

6.地域医療支援病院におけるHOT導入患者に対する 退院指導の現状

 HOT導入患者の43.3

%は後期高齢者であった.病 棟看護師が病棟で実施する説明や確認などの退院指導 は,患者の自宅での生活状況を把握したうえで実施され る必要がある.退院指導は「説明」や「確認」が多いため に,後期高齢者を対象とした指導においては,みてわ かる視覚媒体の使用や指導回数,指導

1回あたりの時間

配分を検討しながら実施されることが望まれる.さら に,HOT導入患者の

48.5

%は介護認定を受けていない こと,64.2%は日常生活自立度が自立またはほぼ自立 して生活している現状が示された.後期高齢者に対する より実効性の高い退院指導の実施に向けて,HOT導入 患者に対する病棟看護師あるいは退院調整看護師等の病 院看護職員による退院前訪問の実施を検討する必要があ ると考える.

 本研究では,病棟看護師が実施した退院指導は因子分 析の結果,5因子が示された.病棟看護師が日ごろ実施 している退院指導内容を分類し,関連要因を検討したこ

とで,病棟で実施する退院指導の均質化と充実に向けた 示唆が得られたと考える.また,各因子に関連する要因 は一部異なった.これは,担当事例のニーズによって実 施した指導内容が異なったことが考えられる.さらに,

「食生活と栄養」や「日常生活の工夫」に関する指導は,

病棟看護師,理学療法士,管理栄養士の多職種が実施し ている現状20,21)があり,各因子によって指導の傾向が 異なるために,各因子と関連する要因に違いが生じたと 考えられる.これらの指導内容は,患者のニーズに応じ て提供される必要があると考える.

 地域包括支援病院は,地域の医療従事者への専門知識 の提供による育成支援を役割としている22).地域の医療 従事者と専門知識を共有する場をもち,病院内外の多職 種の役割の理解を深めながら,顔のみえる関係をつくり,

必要な情報を適切な他機関の多職種へつなげる,医療提 供の循環性を視野にもつ病院看護職の育成が求められる.

 入院期間の短縮に伴い,急性期治療を終えた直後に退 院する患者の増加が見込まれる.退院に向けた医療機関 と訪問看護事業所との連携が評価され,訪問看護師と協 働して退院支援を実施することが期待23)されており,今後 も退院直後の医療機関と訪問看護事業所の連携した訪問指 導や医療機関からの訪問看護が促進されると予想される.

 HOT導入患者は,ADL

が高くても

IADLへの支援を

要する者が多い11).訪問看護の利用のない患者に対する 退院指導では,病棟看護師による退院前訪問を検討し,

必要な社会資源へつなぐ必要性があると考える.病棟看 護師が地域へでて,患者の退院後の療養生活を把握する 機会をもち,地域の多職種と人事交流を図る機会を確保 することにより,患者の退院後の在宅生活に必要なケア を見極め,在宅で実施可能なケアを考案する24)ことが可 能になると考える.

 本研究は,各施設の対象者数に

2~15

人の偏りがみ られた.対象者が所属する病院組織体制によって,退院 指導の実施状況が異なる可能性が考えられ,本研究の結 果に偏りが生じた可能性は否定できない.さらに,本研 究では,退院支援部署の有無と実施状況との有意差はな かった.退院指導は,病棟内で取り組むことが可能であ るため,部署の有無による差が生じにくかった25)と考え られる.しかし,退院支援部署があるサンプルが多いな かでの分析結果である.そのため,退院支援部署がない サンプルを多く含めることで,異なる結果を示す可能性 が考えられ,本調査の結果の解釈には限界がある.

(9)

7.本研究の限界と今後の課題

 本研究は,対象が首都圏内の地域医療支援病院に限定 されている.また,退院指導の実施については,病棟看 護師側の主観的な評価としてたずねたものであり,患者 側からの評価は受けていない.しかし,HOT導入患者 に対して病棟看護師が提供した退院指導の実施の程度を 把握し,その関連要因を明らかにしたことで,退院指導 の充実に向けた示唆が得られた.今後は,退院指導に関 係した他職種との連携に関する調査を検討するととも に,提供した退院指導と患者の退院後の在宅療養生活と の関連を検証する必要がある.

【謝辞】

 本研究の趣旨をご理解いただき,ご協力くださりました病棟 看護師のみなさま,各施設の管理者のみなさまに深く感謝申し 上げます.また,本研究は日本赤十字看護大学大学院看護学研 究科修士課程で実施した研究の一部である.

【文献】

1) 厚生労働省:医療費適正化の総合的な推進.http://www.

mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/pdf/

taikou04.pdf

(2016年1月

20

日).

2) 手島陸久:退院計画;病院と地域を結ぶ新しいシステム.

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状態と食事摂取量の特徴.山梨大学看護学会誌,12(1):

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ションの取り組み.日本呼吸ケア・リハビリテーション学 会誌,23(2):204-209,2013.

22) 佐藤 智・片山 壽・川越博美他:在宅医療・訪問看護と

地域連携.122-125,中央法規出版,東京,2008.

23) 金谷志子・河野あゆみ・津村智惠子:訪問看護師病院滞在

型相談プログラムのアウトカム評価.日本地域看護学会 誌,16(1):56-62,2013.

24) 潮由美子・森下安子:在宅移行期における訪問看護師が取

り組む病棟看護師との協働.高知女子大学看護学会誌,38

(2):108-117,2013.

25) 松永篤志・永田智子・村嶋幸代:特定機能病院における病

棟看護師の退院支援についての認識および実施状況.病院 管理,41(3):185-194,2004.

(10)

Floor Nurses’ Discharge Guidance for Facilitating Daily Living of Patients Undergoing Home Oxygen Therapy, and Factors Related to Discharge Guidance

Chikako Umezu

1)

, Sakiko Fukui

2)

1) Doctoral Program, Graduate School of Nursing, Japanese Red Cross College of Nursing 2) Graduate School of Nursing, Japanese Red Cross College of Nursing

        

Purpose: The aim of the present study was to examine floor nurses’ discharge guidance provided for facilitating daily living of patients undergoing Home Oxygen Therapy (HOT) and to extract factors related to discharge guidance.

Method: Questionnaires were mailed to floor nurses who were responsible for providing discharge guidance at regional medical support hospitals in the capital region.

Results: Eighty-six floor nurses at 21 hospitals responded to the questionnaires (the recovery rate was 62.3%), and the number of valid responses was 68 (71.9%). Five factors related to discharge guidance were extracted. These were dietary habits and nutrition, means of transportation, living environment, ways to improve daily living, and maintaining personal hygiene. Floor nurses, who participated in a workshop on discharge guidance and were primarily responsible for patients undergoing HOT, provided appropriate discharge guidance for dietary habits and nutrition and means of transportation.

Floor nurses, who worked at hospitals that held a workshop on HOT, provided appropriate discharge guidance for maintaining personal hygiene.

Discussion: For floor nurses to provide appropriate discharge guidance for facilitating daily living of patients undergoing HOT, they need to frequently practice discharge guidance as a part of their daily duties, cooperate with outpatient departments, and have access to educational opportunities, such as study sessions to improve the nurses’ expertise.

Key words : Home Oxygen Therapy, daily living, discharge guidance, floor nurse

Research Report

参照

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