「リハビリテーションと自己組織化」
著者 河本 英夫
雑誌名 「エコ・フィロソフィ」研究 Vol.8 別冊
号 8
ページ 114‑116
発行年 2014‑03‑25
URL http://doi.org/10.34428/00007499
Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止
http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja
114
発表資料 河本英夫
学術推進1'‑ノター/エコフィロンフィー
リ ハビリテ ーシ ヨ ン と自己組織 化
201411ハ1 烹,孝大掌宜学部哲学判 河 本 英 夫
勤的平衡システム2( 複雑さの維持)
動的平衡システム 4 (搾数次元
‑) I
動的平衡シ ステム 1
動自世今揖:jyス予ム(践体主命体の90~も)
レジリアンス{病変からの回復力と平衡逸脱への抵抗力)均衛逸脱から の回復時間で計調賠れる.ただし破損サンゴ礁の回復までの時間とイノ フルエンザからの回復では?ィムス4アールが異なり、標準合イムスケー JGがむい。
レジI}アンスIJレばレl孟ヴァJしネラピリディ{脆弱性}との対抗概:昔、だとされ るか脆弱性は"'罰論標金:であり、レジリアノスは治療・回 復 維 持 標念 である。見ている局面白{異なり、対抗概tとL、うより、異なる幡想である。
レジI}アンスには均衡遺脱への抵抗力(複雑性、冗畏性 代雷可能性 内部選択可能性比:l'Jii逸1注力、らの回復力(再生可能性自己組織化 才一トポイ工ーシス等)がかかわる。
健爆と1J一定の煩雑さを維持レk内宮E舛習め変化に対し、対応可能 性め幅苦一程程度Iこt釘寺できていることである。
動的平衡システム3 ( 内的選択性)
‑形の変換可首出生.ヒトデ(5本足)とイ力(頭足類)の問には、圧 縮 と 伸 長 だ け で 変 換 回 路 は あ る か . こ 丸 た 変 異 を 病 気 だ と は言わない。
・整 数 次 元11次元を尽くすか。少数次元(3,53次元、2.89次 元)を入れた環境設計IJ可 能 で あ る 。 健 康 維 持 とり わ け 神 経 系 で 制 御 さ れ る 健 康 維 持 の た め に は 、 一 定 程 度 の 復 雑 な 環 境に触れていて方か良い。生体はこうdた 複 雑 さ の 度 合L暗 踏んでありそこにどのように対応できているのか。
・複 雑 さ の 度 合L吃拡張レてお〈こと(内在的な選択牲を高め ておくこと)
自己組織システム 1A( プロセス)
二重安定性(湖沼の汚濁(J進み始めると一挙に進行する、フェーズンフ ト晶弘、は4自転移)と亡ろがひとたび汚濁が安定すると汚濁物質の 濃度歪j示園開止創農度王で下げても、透明には屯らえ込」相転移に(J,複 数 の 変 異 曲 蜘tありι汚濁進行曲線を逆回しにするようには透明回復 曲線は進行しむい。
おそらく健 康 針員な子n可変異血縁と健康回復の変異曲線はずれて いて憾康を害する要素U晋濁物質汚取引事けば、逆回しするように健康 が回領されるわけではない.破壊プロセスと再生ブロ‑v.はずれてしま い、異怠る転移点と異なるプロセスがある.相転移点J引復数憎めるとL'う 事態(;J相維持に複数個の規定変数がSうると考えらhるe
病気とは言えなし吋未宿)iJ'、憶康でもなL亡しゅ材態品別)siii聞は相当に 広く一定程度の撮れ帽をも「てL、否。健康/病気の二者IR‑にはならむ し.この場合、完全に健康状態に戻すためには大御三コストがかかるが
病気にならむいようにする二とは転移点の手前に留めればよい。
リハビリテーションと自己組織化
115
自己組織システム
1B(プロセス)
病変とは、変容したγステムの最大 の 自 己 治 癒 尻 力 の 成 粟 剖JくIl結 果 であるe発熱とIl自己治癒の開始で晶りそのプロセスである.病気と Il, 自 己 治 癒 鍔 力 の 結 果 主 峰 さ れ た 一 つ の 安 定 平jij状態である。内 的に対応可能な選択肢がすでに安定状態れと向かわせる 回 路 に入って いまゥてしも場合が病気である.健康に幅があるようI;:̲病気に切畠が ある。
生 命 の 基 本1.、一 挙 に 進 んてしまうプロセスを何重{こも抑制機構を削7 ることで、遅延させる仕組みである.したがって慢性病は、みずから安定
m態へと入ろうとする安定化の回路をもっていると想定でさる。病気とは 自 己 安 煎Jたンスヂム状態である。ある重野'*で慢性痛と1.自分百台り た司王¥"t自律しているシステムit態である.
そうなると病気がそれとして安定化する手前に留めること、つまり二重 安 定 性 の1大惇の問にいってヌ7ることが治癒の可古計主在大きぐする。
自己組織システム3
神経系を事{刊にとると事 態は 一 挙 に 綾 雑(:JJる。t斡呈、ノステムを生命 の基本(O/J本性を吉んだシステムだと考えると、ンスデムの仕組みから 考 案1"足立(1j,ばならt,jl',l斡量システムIl、外界に適応しようとしてはお らず1斡Z系の生き残りだ(ナで作動する。にもかかわらず1特Zシステム による島体制御は外界に適応する.したがって押経システムの再生の ためにはE思貴設定だけでは足りておらず、規点を二重に以剖7れ ば な ら屯い。
内的目的(カノト):食う 主主われるとl'う 関 係 で 個 惇 は 何 か の 役 に 立 っ ている.こ杓在外的目的という.イワシは88%食われてしまうが結果と して食わi1!こ場吉でも、イワシ(.重量われるために生まれてぎこの で はfJ.<
.それ国有に生きているさこれが内的目的である省内的目的としての1囲 体は世界のむかの不連続点であり、ζご に 生 命 の か け が え の む き 否 応のむきが出現する.1面体化するとLd仕 組 み は カ ン ト に は むく 現在 のンステム摘が展開している,
自己組織システム
5(プロセス)
軍を撞てる場古を想定ずる。13人づつの職人からなる二組の集団をつくる。一方 む集団10は見ZY<)a1約百十a1レイアウトそ句冊!J)必里町宮モ却 はすべて摘位、
船暑を指定νで、臨書的指示通りに作業を進める。 もう一方の日人の 集団こ は見取り図もIU十図もレイアウトもなく、ただ職人相E州E互の配置ミけでどう行 動する力、が決まつでいる.職人たちは当初慣世特定の配置lζつ 心 配置Zついた 途端 量虐が開始される。こうしたやり方ても耳目まてきる.
アリやハチ力、、巣を作るさいにあら力Uめ絞古もで股計巨n'見で作っているとは 考えられない.
自信掛決まった時、それを実現するた削Zは、目聞に向lかうよ三白目的合理的行 為で形回世れているとは限らない。まったく月')1)回路で形成されている可貧計主が あり、プロセスの運動力も作られている可能性が眠、.
・溶液中で結星が形成されるとき、窓車内の生成プロセスは鞭読するか1一つー つの生成プロセスは、結晶を作ろうとして、作って1いるのではだ以」生命の生1戚プ ロセスI~、前司結果F剛、うように進i孔ているとは警えにくいか、にもか、かわ らず結男相合致する。
自己組織システム
2(プロセス)
¥ 一ー、
1鯛 年 代ー¥
、
ー・
・,事守色1抑 制・ ・
2ド‑ L , / 、 、
・¥1~1醐a附"'\
.Y2. ¥
;も~ ・
(9) .'...宏、。品。
I国 司 刷 。 。惜問。話
0,3Q 圭リン温度ImaL叶四 l_~ ンダ,ペルエ掴白書嘩聾It轟樋,(0)とその・置過 積(・}で昆られたヒステリシス{個1.".離と矢印).,
4
3 2 1 au m MAM‑内U潟水直面の植輔の割合
自己組織システム
4(視点)生命システムで生じていることI~ 、需肝機で生じていることに似ている.)、ィロ y卜は外界に と包ることはt守されず、2悼剖こ示された数置をコントロールするという機能しか行10"札、。),ィ ロy卜(])仕事L計器のさまざまな叡(直在読みあらb'Cめ法めそれたAtl!',品、し、計器か ら導力前る脚卸ζしたか1って、遺骨在確定していくことである。パイ口yトカ明州こ陪り立っ と抑.勅買事な飛行や着陸を友人力事まめられて当惑する。というのもパイ臼汁の 仕軒乱闘窮者が恒並しg更そうとしている行為とlままるで異なっているかもである。
タ同計""oと門的時且O.の王子噛不可貧困主〈理角恒T能性1}破綻する、角IIR学め限界〉
クジャクのメスは、オスめ事肋目の敵が140,以上のオ刀こ吠聖する.しかも自の鍛を鍛えて い剖ます間恥。カメレォ'J11,自分め身体色を環咽こ似せて萱えるが、環境φ色と自分 の体色を比般予習合して萱えてい剖ますがア礼、.
神経荊ことっての健康!乱闘寮者ゎ、受1ことを?と、システムそのものにとってめ事態が男肌て くる。こ,‑口ンの組動乱基本的ζは年8祉と削ζ減少し抑ナており、機能的特定化の方 向に向かう.特定織能化することは、神経系の対応耳能性を狭くし楠ナることである。
神経系の再生に向かうリJ
、 ビ
1)1脳!F申、脳H更喜四愚者I~、多く出場合半身臨海となる.一般に片府揮と呼ばれ、
1307す人程庫の患者がいると曹わhでいる。半身麻揮のために南海して1る身 除時運動を団理させようとする週動鞭能回複合、ifわnる,しかし病ao/.;症状は 単身麻海であるb\ 疾患の座は脳神経系である。したb、つア連動鞭能回働こI~
本来同時に神経系の再生を促すような治練が必要となる。にt¥は相当に特J
い課題であり、痴呆アルツハイ?の婦耳そ下げるような治療被法や日常E
陣 '
の問尭が"'められる.)
‑また斤臨海の意性期に は 隔 揮 冊110齢ぎ制才ると確措部世わものノイズの出 力を抑え、付開I~剖郡佐で補おうとする、強包な抑If!冊機構が作動する.つまり 運動時能回世昭三、阪揖都世を抑えることと、代替機貧組E吉田形成が自動的に進 t仕組みを活用している。
ネヌミ!))人工á'j片麻海実験'"書、積損部位を作;~)、麻酔を解くと、toÞとちに歩行 を始時る。積損実験以前と同3 ょう(0歩くことができる。しカし人「みD 場合101~ 、 片麻1現世K億常歩印まほとらど不可能とむる.人聞 の 脳手左右分担をして動
rn形成J札、る可能↑併高¥'.左胞で 動向順序を棚此右闘で空間的位 置わ耐御在行うよう".左右脳T分担輔此ている可能性が鳳h入品税制下 は庄iff'切こ封撃にな抄うるかキ測1'iV.:けでは動{抑制翻三塁乱山
「エコ・フィロソフィ」研究
Vol.8別冊 シンポジウム・研究会 編
116
神経系の再生に向かうリハビリ
2H協鞘呈系の再生1;1、特定の機能回路壬1!!うようには形限きれえ乳、。押経 系は自分自身で生き残ること1=ユーロンの漣酎的形威)で生き残ろうとす るが結果としてそれ的t特定機能回路菅形成することにむったとしても この機能回路に向かって形成されたのではf互い。神経系の形成と機能形 成の簡にはかなり$l's:ii1習が語る。
・ 動力、むし、手を詳細に動くようiニレょうとす:tll工、総力、〈手 を 動 か す 側 約 するよりは想曲'k乃手て物(こ触る訓練をしたほうが良い.物に触るとき、
本へは物にうま〈触ろうとするがそのこさ運動速度や触る圧の羽整が 行われている。意識的む経験で1;1lJ!tlおいように行為能力の形成が必 要Lとむるe
・ 触覚性感覚のA用 触覚(耳、視覚や聴覚の比べて機能分イtGて'L'むし、 にもかかわらず物の111理 や滑らかさについては2500‑3000軽度の度 古1、の区分ができるようである。
触覚性変容介入
触覚IJ それを I~卦寺定の器官がない.しかしぎらつき、滑ら力、さの度合 い1:J.2干力、ら3干区即rできる.必要が生じれば、細かむ細分化が起き、
そうでなければ未分化おままに留まり余分な反応はしないφ触覚性の 反応1",臥;弘、ことであり合感;tJいことを本性とする.視覚、聴貨のよ うな精密機能はもた仏、が摘密さとは異なる清1irさがある.
視覚、聴覚Il機能変容が起新11;f.ただちiお か る が、触覚性緊l/li<7コょ うf為のは簡単には機能疾患とは震淀でき弘、。
べ)(,ノの情押科医ルシク・チヨンヒ・は治療の虫、にスボノンで覆った柔 ら力1、部屋で行っていた.身体の緊張を解き身体の内略の綿力、きを回 復するには蝕貫性の度合l,、にカ巾、わる介入が必要となる.
光を感じ取る
神経系の再生に向かうリハピ
、リ
3統吉失調症の場吉にIl,I胃?軒)~I)7コ統一状態にめると考えられる.つま り意識の統一状態1;1複数値あると考えてよい。
・意識的機樹主'自主→コモードの設定、境界設定(幻覚幻聴L集中 弛 綾の度古い調室、注意の遜択のI曹を開く、というぐらし明 意識の機能性 を考えておくことができる.
意識の境界1;1,tt鮫F蕗易に変動する.(ナシンュ)集中一弛緩の度合 いの変動ができな(汁Hi.意識障害となる@ただし統合失調症の場合、
一定の緊張状態を容易に解除でさむい.智雑;5.の度合いは館常者と変 わらtJL¥が骨ゆ複雑草のモードになってし色モ
「償配と1..本人の能力がさらに指札やすくなる可能性を吉む状態の ごとでありたとえ集吉量がろみて碕妙であったとしても本人の能力{免 疫運動能力生活力等々抑制置しやすさの度也、を漣摩指揮どする.