平 成12年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
学 校 保 健
東 京 都 教 育 委 員 会
平成12年 度 教育研究員 「学校保健部会」名簿
江 東 区 立 南 陽 小 学 校 世 田 谷 区 立 太 子 堂 小 学 校 日 野 市 立 平 山 台 小 学 校 西 東 京 市 立 中 原 小 学 校 墨 田 区 立 向 島 中 学 校 目 黒 区 立 第 二 中 学 校 練 馬 区 立 中 村 中 学 校 多 摩 市 立 落 合 中 学 校 都 立 農 芸 高 等 学 校 都 立 富 士 森 高 等 学 校
新 宿 区 立 四 谷 第 三 小 学 校 台 東 区 立 田 原 小 学 校 練 馬 区 立 練 馬 東 小 学 校 国 立 市 立 国 立 第 七 小 学 校 千 代 田 区 立 麹 町 中 学 校 北 区 立 飛 鳥 中 学 校 小 平 市 立 小 平 第 四 中 学 校 都 立 市 ヶ 谷 商 業 高 等 学 校 都 立 紅 葉 川 高 等 学 校
坂田山谷崎谷崎藤澤馬保石久丸南山瀬三伊中相
◎○ 上井浦渕本山永川藤
井熊三岩杉丸弥平安
◎○
(◎ 世話人 ○ 副世話人)
泰り江子華子美代恵衣ど幸敦直洋暁康理孝
み 子子子香子よ保恵江
由英悦美法か美智芳
亜
目 次
序 章 研究の概要
学校保健部会全体主題
生 涯 を 通 じて 健 康 な 生 活 を 送 る こ と が で き る 児 童 ・生 徒 の 育 成 一 実 践 力 を 育 て る性 教 育 の 展 開 と指 導 の 工 夫 一
1皿皿
主題設定 の理 由 研究の全体構想図 研究の経過
19々00
第1章 豊 か な 人 間 関 係 を は ぐ くむ た め の 指 導 の 工 夫(第1分 科 会)
19自り04只UρUIH皿W
主題 設定の理由 研究のね らい 研 究の方法 研究 の内容
(小 学 校 、 学 級 活 動=保 健 指 導) 実 証 授 業1[(中 学 校 、 学 級 活 動:保 健 指 導) 実 証 授 業 皿(高 等 学 校 、 ホ ー ム ル ー ム 活 動:
調査研究 授業研究 指導の工夫 実証授業1
V研 究の成果 と今後の課題
保 健指導)
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第2章 互いに認 め合 い大切に しよ うとす る意識を育てる保健室相談活動 の工夫 (第2分 科会)
1皿皿 ‑←9自OU4
主題設定の理 由 研究のね らい 研究の方法 研究の内容 調査研究 実践研究の視点
保健室の相談機能を子 どもたちに周知す る実践 相談活動 の実践
V研 究の成果 と今後の課題
18 18 .18
19 19 22 24 26 31
終 章 研究のま とめ と今後の課題 32
序 章
研 究 の 概 要
〈学校保 健部会 全体 主題 〉
生 涯 を通 じて健 康 な 生 活 を送 る こ とが で き る児 童 ・生 徒 の 育 成 一実 践 力 を育 て る性 教 育 の 展 開 と指 導 の工 夫 一
1主 題 設 定 の 理 由
平 成14年 度 か ら全 面 実 施 さ れ る 新 学 習 指 導 要 領(高 等 学 校 に っ い て は 平 成15年 度 よ り学 年 進 行)は 、 今 年 度 よ り移 行 措 置 期 間 に 入 っ た 。 新 しい 教 育 課 程 の 編 成 に 向 け て 、 各 学 校 で は 様 々 な 取 組 が 行 わ れ て い る。 平 成10年7月 の 教 育 課 程 審 議 会 答 申 で 体 育 ・健 康 教 育 の 充 実 が 改 善 の 柱 の 一 つ と し て 取 り上 げ られ た こ と を 受 け 、 新 学 習 指 導 要 領 で は 小 学 校 中 学 年 か ら保 健 に 関 す る 内 容 を 指 導 す る こ と に な る な ど 、 ヘ ル ス プ ロ モ ー シ ョ ンの 考 え 方 を 生 か し、 生 涯 を 通 じて 自 らの 健 康 を 適 切 に 管 理 し、 改 善 して い く資 質 や 能 力 の 基 礎 を は ぐ く む こ とが 求 め
られ 、 特 に 実 践 力 を 育 成 す る こ と の 重 要 性 が 言 わ れ て い る 。
一 方 、今 日の児 童 ・生徒 を取 り巻 く様 々 な健 康課 題 の 中 で も、 性 にか か わ る様 々な課 題 に 対 して 適 切 に対 処 で き る 資 質 や 能 力 を は ぐ くむ こ と は 、 生 き る力 の 基 盤 で あ り、 生 涯 を 通 じ て 健 康 な 生 活 を 送 る た め に 不 可 欠 の こ とで あ る 。 児 童 ・生 徒 が 性 に か か わ る 課 題 を 、 自 ら の 生 き方 の 問 題 と して 考 え て い く こ と の で き る 性 教 育 を 充 実 して い く こ とが 大 切 で あ る。
この よ う な 状 況 を 踏 まえ 、 学 校 保 健 部 会 で は 、 副 主 題 と して 「実 践 力 を 育 て る 性 教 育 の 展 開 と指 導 の 工 夫 」 を 設 定 し、 児 童 ・生 徒 の 実 態 や 発 達 段 階 を 踏 ま え た 研 究 を 進 め る た め 、 従 来 の 校 種 別 分 科 会 構 成 か ら、 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 の 各 校 種 の 研 究 員 合 同 に よ る分 科 会 を 構 成 し、 研 究 を 進 め た 。
第1分 科 会 は 主 に 保 健 指 導 ・保 健 学 習 な ど授 業 の 場 に お け る 工 夫 ・改 善 を 目 指 し、 第2分 科 会 で は 、 保 健 室 の 機 能 や 養 護 教 諭 の 専 門 性 を 生 か した 個 別 指 導 ・グ ル ー プ 指 導 に お け る 工 夫 ・改 善 を 目指 した 。
各 分 科 会 ご との 主 題 は 下 記 の と お りで あ る。
〈第1分 科 会 〉
豊かな人間関係をは ぐくむための指導の工夫 く第2分 科 会 〉
互いに認め合い大切 に しよ うとす る意識を育て る保健室相談活動の工夫
※ 本 報 告 書 で は 、 児 童 ・生 徒 と 子 ど も た ち を ほ ぼ 同 等 の 文 言 と して 用 い て い る 。 こ れ は 、 今 回 の 分 科 会 構 成 の 特 徴 に よ り、 一 方 に 統 一 す る こ とが 文 全 体 に そ ぐわ な い 部 分 が 生 じた こ と に よ る 。
皿 研究 の全体構 想図
全 体 主 題
生 涯 を 通 じて 健 康 な 生 活 を 送 る こ とが で き る児 童 ・生 徒 の 育 成 一実 践 力 を 育 て る 性 教 育 の 展 開 と指 導 の 工 夫 一
【第1分 科 会 】 分 科 会 主 題
豊か な人問関係を は ぐくむための指導の 工夫
【第2分 科 会 】 互いに認 め合 い大切 に しようとす る意識 を育て る保健室相談活動の工夫
育 て た い 児 童 ・生 徒 像
・正 し い性 知 識 を も ち 、互 いの 意 思 を尊 重 しなが ら自 己選 択 ・自 己決定 し、 行動 で きる児 童 ・生 徒
・互 い の 特 性 を 理 解 し、認 め合 い、 よ りよ い人 間関 係 を築 く ことが で きる児 童 ・生 徒
砺 究 の ね ら い 1児 童 ・生 徒 の 他 者 との か か わ り に つ い
て の 意 識 ・実 態 を 明 らか に す る 。 2互 い に 気 持 ち や 考 え を 伝 え 合 い 、 認 め
合 う人 間 関 係 を は ぐ くむ こ と が で き る 指 導 内 容 ・指 導 方 法 を 工 夫 す る 。
1児 童 ・生 徒 が 個 々 に 抱 え て い る 性 に 関 す る 悩 み や 問 題 点 を 明 らか に す る 。 2保 健 室 の 機 能 や 養 護 教 諭 の 専 門 性 を 生
か した 相 談 活 動 を 工 夫 す る 。
3児 童 ・生 徒 が 自他 を 大 切 に した 行 動 選 択 ・問 題 解 決 が で き る 力 を 育 て る 指 導 を 工 夫 す る 。
研 究 の 内 容
一 調 査 研 究 一
・児 童 ・生 徒 の 意 識 ・ 実 態 調 査
・結 果 の 分 析 と考 察
一 基 礎 研 究 一
・先 行 研 究 報 告 書
・学 習 指 導 要 領
・参 考 資 料 の 収 集
一 調 査 研 究 一
・児 童 ・生 徒 の 意 識 調
・結 果 の 分 析 と 考 察査
研 究
互 い に 気 持 ち や 考 え を 伝 え 合 い 、 認 め 合 う こ とが で き る 対 人 関 係 の ス キ ル を 身 に 付 け させ る こ と に よ り、 豊 か な 人 間 関 係 を は ぐ くむ こ とが で き る 。
【実証授業】
豊かな人間関係を はぐくむ対人関係 のスキルを身 にっ ける指導 の工夫
・指 導 内 容 の 検 討
・指 導 方 法 の 工 夫
・資 料 収 集 及 び 作 成
仮 説
児 童 ・生 徒 が 抱 え て い る 性 に 関 す る 悩 み や 問 題 点 を 明 らか に し、 保 健 室 の 機 能 や 養 護 教 諭 の 専 門 性 を 生 か した 相 談 活 動 を 進 あ る こ と で 、 自 他 を 大 切 に した 行 動 選 択 、 問 題 解 決 が で き る児 童
・生 徒 を 育 て る こ とが で き る 。
【実 証 研 究 】
・保 健 室 の 相 談 機 能 を 周 知 す る実 践
・グ ル ー プ 相 談 活 動
・環 境 整 備
・資 料 教 材 の 作 成
研 究 の成 果 と今 後 の課 題
皿 研究の経 過
4月
教育研究員総会 ・分科会構成 研究組織づ くり、役割分担
研究計画の検討、分科会主題の検討
5月 分科会主題の決定 研究内容 ・方法の検討
6月 研究全体構想図の検討 調査研究 の検討
7月 研究全体構想図の検討 調査研究の実施
8月
実態調査結果の分析 ・考察 指導計画 ・指導案の構想 ・検討 実証授業 ・実証実践の計画
9月 指導案の作成、教材 ・資料の検討 実証授業(中 学校)
保健室相談活動実践の準備
10月
実証授業(小 学校 ・高等学校) 保健室相談活動における実証研究 実証授業 ・研究の分析 ・考察
11月 研究の まとめ と報告書原稿の作成
12月 研究報告書原稿の検討 ・完成 研究発表会の構想 ・検討
1月 研究発表会の検討 ・準備
2月
研究発表会
研究のまとめ と課題の確認
第 i 章
〈第1分 科 会 主 題 〉
豊 か な 人 間 関係 を は ぐ くむ た め の指 導 の 工 夫
1主 題 設 定 の 理 由
今 日 、 児 童 ・生 徒 を 取 り 巻 く社 会 環 境 は 、 急 激 に 変 化 して い る。 携 帯 電 話 や イ ン タ ー ネ ッ ト等 の 高 度 情 報 技 術 の 普 及 が 、 これ ま で と は 比 較 に な ら な い 程 多 様 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン手 段 を 私 た ち に も た ら し、 情 報 の 取 り入 れ 方 や 対 人 関 係 の 在 り方 に 大 き な 影 響 力 と変 化 を 与 え て い る 。 しか し、 この こ と は 私 た ち に 必 ず し も豊 か な 人 間 関 係 を もた ら して い る こ と に は な らず 、 家 庭 で は 少 子 化 や 地 域 社 会 との 関 係 の 弱 体 化 な ど に よ り人 間 関 係 の 希 薄 化 が 進 ん で き て い る。
こ の よ う な 状 況 に あ って 、10代 の 性 交 経 験 率 は 高 ま り を み せ 、 そ れ に 伴 い 性 感 染 症 や 人 工 妊 娠 中 絶 、 売 買 春 の 増 加 が 懸 念 さ れ て き て い る 。 こ れ は 、 情 報 化 の 進 展 と 相 ま って 人 間 関 係 の 希 薄 化 が 社 会 全 体 の 風 潮 と して 進 む 一 方 で 、 子 ど も た ち が 対 人 関 係 の ス キ ル を 直 接 的 に 実 感 した り、 体 験 し た りす る機 会 が 減 り、 性 の 課 題 に 適 切 に 対 処 で き る 力 を 身 に 付 け な い ま ま 安 易 な 行 動 を と った 結 果 と考 え られ る 。
児 童 ・生 徒 の 現 状 を 見 る と 、 小 ・中 学 校 、 高 校 の そ れ ぞ れ の 段 階 に お い て 、 他 者 と の か か わ り方 が 未 熟 な た め に 、 自 分 の 考 え を 十 分 に 伝 え る こ とが で き ず 、 相 互 に 傷 っ くよ う な 結 果 を 招 い て しま っ て い る 状 況 が あ る 。
本 来 、 人 は 人 とか か わ り な が ら、 自 尊 感 情 ・自 己 肯 定 感 ・信 頼 感 ・有 用 感 を も っ こ と が で き 、 自分 と 他 者 を か け が え の な い 存 在 と認 め 、 自 他 を も大 切 に しよ う と す る 感 情 が 育 っ と考 え られ る 。 互 い を か け が え の な い 存 在 と認 め 、 自 己 の 理 解 と 他 者 の 理 解 が で き る対 人 関 係 を 築 き な が ら、 自 分 の 考 え を 修 正 し、 相 互 を 大 切 に で き る 賢 明 な 選 択 と 行 動 が で き る 児 童 ・生 徒 を 育 て る こ とが 、 私 た ち の 課 題 で あ る 。
男 女 間 に お い て は 、 性 に か か わ る 課 題 が 生 じた 時 に 、 互 い の 身 体 的 ・心 理 的 ・社 会 的 な 自 己 認 識 と他 者 認 識 を 深 め な が ら、 自 他 を 大 切 に で き る 自 己 決 定 を し、 適 切 な 行 動 を 選 択 す る こ とが 望 ま れ る。
そ の た め に は、 男 女 が 対 人 関 係 の ス キ ル を 高 め 、 互 い の 気 持 ち や 考 え を 伝 え 合 い 、 認 め 合 う こ と の で き る 豊 か な 人 間 関 係 を は ぐ くむ こ と が 大 切 で あ る と考 え 、 本 分 科 会 主 題 を 設 定 し た 。
II研 究 の ね ら い
1児 童 ・生 徒 の 他 者 と の か か わ り に つ い て の 意 識 ・実 態 を 明 らか に す る 。
2互 い に 気 持 ち や 考 え を 伝 え 合 い 、 認 め 合 う人 間 関 係 を は ぐ くむ こ とが で き る指 導 内 容 ・ 指 導 方 法 を 明 らか に す る。
皿 研 究 の 方 法
1児 童 ・生 徒 の 他 者 との か か わ り に っ い て の 意 識 ・実 態 調 査 を 行 い 、 分 析 ・考 察 す る 。 2児 童 ・生 徒 が 互 い に 気 持 ち や 考 え を 伝 え 合 い 、 認 め 合 う人 間 関 係 を は ぐ くむ こ との で き
る対 人 関 係 の ス キ ル を 身 に 付 け る よ う に す る た め の 指 導 内 容 ・指 導 方 法 を 工 夫 す る 。
IV研 究 の 内 容 1調 査 研 究
(1)目 的:児 童 ・生 徒 の 他 者 と の か か わ り に つ い て 、 意 識 ・実 態 を 明 らか に す る。
(2)方 法:ク ラ ス ご と質 問 紙 に よ る 。 (3)対 象:研 究 員 所 属 校 の 児 童 ・生 徒
校種 小学校(人) 中学校(人) 高等学校(人) 学年 3年 4年 5年 6年 1年 2年 3年 1年 2年 3年 食人1+
男子 75 94 102 97 151 151 144 114 113 90 1,131
女子 64 75 86 105 134 132 125 191 159 153 1,224
合計 139 169 188 202 285 283 269 305 272 243 2,355
(4)実 施 時 期 平 成12年7月 (5)調 査 仮 説
① 集 団 の 中 で 、 自 分 の 存 在 感 を 認 識 で き る子 ど も は 、 他 者 を 理 解 し、 他 者 を 尊 重 す る こ と が で き る。
② 他 者 と の 信 頼 感 と 誰 か の 役 に 立 って い る と い う有 用 感 が あ る 子 ど もは 、 他 者 を 理 解 し、 他 者 を 尊 重 す る こ とが で き る。
㈲ 結 果 及 び 考 察
① 「友 達 とい て 楽 し い か 」 の 質 問 に 、 「楽 しい 」 と 「ど ち らか と い え ば 楽 しい 」 と 答 え た 子 ど も は 、 全 体 の92.2%で あ っ た 。 各 校 種 で の 差 異 は ほ とん ど み られ な か った 。 ほ と ん どの 子 ど もが 、 友 達 の 中 で 自 分 の 存 在 を 認 識 して い る と考 え られ る 。
② 「あ な た は 信 頼 で き る 友 達 が い る か 」 の 質 問 で は 校 種 が 上 が る に つ れ 、 「い る 」 と 答 え た 割 合 が 増 え て い る 。(図1)一 方 「あ な た の こ と を 信 頼 して い る 友 達 が い る と 思 う か 」 の 質 問 で は 、 「い る と 思 う 」 と答 え た 割 合 が 、 す べ て の 校 種 に お い て 図1の
「信 頼 で き る 友 達 が い る 」 と答 え て い る割 合 よ り低 く な っ て い る。(図2)信 頼 で き る 友 だ ち は い る が 、 自分 の こ とを 信 頼 して くれ る友 達 が い る こ と に つ い て は 自信 が な い 傾 向 が み られ る。 特 に 、 中 学 校 で は こ の 差 が 顕 著 で あ り、 約7割 の 生 徒 が 信 頼 で き る 友 だ ち が い る と 答 え て い るが 、 友 だ ちか ら信 頼 さ れ て い る と 思 っ て い る 生 徒 は 約3 割 で あ っ た 。 中 学 生 期 特 有 の 精 神 的 な 不 安 定 さ の 表 わ れ で あ る と考 え られ る 。 図1、
図2よ り互 い の 意 思 の 疎 通 が 十 分 図 られ て い な い こ とが 考 え られ る た め 、 今 後 互 い に 認 め 合 え る よ う対 人 関 係 の ス キ ル を 高 め る指 導 が 課 題 と な っ て く る。
80 70 so .一.50
%40 30 20 to
図2あ なたのことを信頼している友だちが いると思うか
判
③ 「あ な た は 誰 か の 役 に 立 っ て い る と 思 うか 」 の 質 問 に 、 「思 う」 と 答 え た 者 は 、 全 体 の25.7%で あ っ た 。 本 研 究 で は 「誰 か の 役 に 立 っ て い る 」 と 答 え た 者 を 、 有 用 感 を も って い る と と らえ た 。 従 って 、 有 用 感 を も っ て い る者 は 約4人 に1人 で あ る こ とが 分 か っ た 。 校 種 別 で は 、 小 学 校27.1%、 中 学 校20.2%、 高 等 学 校30.2%と 中 学 校 が 最
も低 か っ た 。
④ 「あ な た は 、 友 達 と意 見 が 合 わ な い と き 、 ど うす る か 」 の 問 い で は 、 「よ く話 し合 う 」 が 全 体 の 約 半 数 で 、 次 い で 「相 手 に 合 わ せ る 」 が24%、 「自 分 の 意 見 を 押 し通 す 」 が5.8%、 「あ き らめ て 合 わ せ な い 」 が4.3%で あ っ た 。 人 間 関 係 を よ り豊 か な も の に す る に は 、 「よ く話 し合 う」 こ とが さ ら に 増 え る よ う な 指 導 が 課 題 と な っ て く る。
⑤ 中 学 生 、 高 校 生 に は 「交 際 して い る異 性 か ら、 自分 の 気 持 ち や 考 え に 合 わ な い こ と を 求 め られ た ら、 あ な た は ど うす る と思 うか 」 に っ い て 質 問 した 。 中 ・高 校 と も約3 分 の2が 「よ く話 し合 う」 と 答 え て お り、 「相 手 に 合 わ せ る」 は 中 学 校14.0%、 高 等 学 校8.1%で あ っ た 。 よ く話 し合 い 、 相 手 を 理 解 し、 尊 重 で き る よ う な 態 度 や 能 力 を 育 て る指 導 の 工 夫 が 大 切 に な っ て く る 。
(7)調 査 仮 説 の 検 証
① 調 査 仮 説 ① に っ い て 「友 だ ち と い て 楽 し い か 」 と 「あ な た は 、 友 達 と意 見 が 合 わ な い と き、 ど うす るか 」 に つ い て ク ロ ス 集 計 を 行 っ た 。(図3)「 友 達 と い て 楽
60 50 40
%30 zo 10
しい 」 の56.8%が 「よ く話 し合 う」 と 答 え て い る の に 対 し、 「友 達 と い て 楽 し く な い 」 と 答 え て い る 子 ど も は13.0%で あ っ た 。
本 研 究 で は 、 「友 達 と い て 楽 しい 」 と い う こ と は 、 集 団 の 中 で 存 在 感 を 感 じて い る こ と と考 え 、 ま た 、 「友 達 と意 見 が 合 わ な い と き 、 話 し合 って 解 決 す る 」 と い う こ と は 、 他 者 を 理 解 し、 他 者 を 尊 重 す る こ と が で き る こ と と考 え た 。 ク ロ ス 集 計 の 結 果 か ら、 集 団 の 中 で 、 自分 の 存 在 感 を 認 識 で き る子 ど もの 方 が 他 者 を 理 解 し、 他 者 を 尊 重 して い る 傾 向 が うか が え た 。 しか し、 「友 達 と い て 楽 しい 」 と 答 え た 者 の 中 で も、 約4割 は 話 し合 い 以 外 の 方 法 を 選 択 して お り、 今 後 「よ く話 し合 う」 こ と で 相 互 理 解 を 深 め 、 豊 か な 人 間 関 係 を は ぐ くん で い け る よ うな 指 導 の 工 夫 が 大 切 に な って く る 。
② 調 査 仮 説 ② に つ い て
「あ な た は 誰 か の 役 に 立 っ て い る と 思 う か 」 と 「あ な た は 、 友達 と意 見 が 合 わ な い と き 、 ど うす る か 」 に っ い て ク ロ ス 集 計 を 行 っ た 。(図4)「 役 に 立 っ て い る と 思 う 」 と答 え た 者 の 方 が 、 「役 に 立 っ て い る と 思 わ な い 」 と 答 え た 者 よ り、 話 し合 っ て 解 決 を して い く割 合 が 高 か った 。 しか し、 有 用 感 は も っ て い て も約4割 は話 し合 い 以
●4誰 かの役に立っていると忌うかx友 だちとa見 が合 わな いと倉どうするか
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‑"‑… 層員…}瞥 … …}唱w■‑一
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外 の 方 法 を 選 択 して い た 。
「あ な た は 信 頼 で き る 友 達 が い る か 」 と 、
「あ な た は 、 友 達 と意 見 が 合 わ な い と き 、 ど う す る か 」 に つ い て ク ロ ス 集 計 を 行 っ た 。 (図5)「 あ な た は 信 頼 で き る 友 達 が い る か 」 の 質 問 で 、 他 者 へ の 信 頼 感 の 有 無 を 見 た 。
「信 頼 で き る 友 達 が い る 」 と答 え た 者 の 方 が 、
「信 頼 で き る 友 達 が い な い 」 と答 え た 者 よ り、
話 し合 っ て 解 決 す る割 合 が 高 か っ た 。 こ の こ と よ り、 信 頼 感 を も っ て い る者 は 他 者 を 理 解 し、 他 者 を 尊 重 して い る 傾 向 が 強 い こ とが う か が え た 。 ま た 、 「信 頼 で き る 友 達 が い な い 」 と答 え た 者 の 約3割 は 話 し合 って 解 決 し て い る一 方 、 約3割 は 相 手 に 合 わ せ る と答 え て い る こ と が 分 か っ た 。
(8)調 査 研 究 の ま と め
① 「友 達 と い て 楽 しい で す か 」 の 質 問 に 、 全 体 の9割 強 の 者 が 「楽 し い 」 ま た は 「ど ち らか と い え ば 楽 し い 」 と答 え て い た 。 ほ と ん ど の 子 ど もが 、 友 達 の 中 で の 自 分 の 存 在 を 認 識 して い る と考 え られ る 。
② 有 用 感 を も っ て い る 者 は 約4人 に1人 で あ っ た 。 校 種 別 で は 、 中 学 校 が 約5人 に1 人 と い う結 果 で あ っ た 。
③ 信 頼 感 を 問 う質 問 で は 、 信 頼 で き る 友 達 は い る が 、 自分 が 信 頼 さ れ て い る こ とへ の 自 信 は 十 分 で な い 様 子 が う か が え た 。
④ 自 分 の 存 在 を 認 識 して い る 子 ど もや 有 用 感 、 信 頼 感 を も って い る子 ど もで も、 約4 割 は 友 達 と意 見 が 合 わ な い と き 、 話 し合 い以 外 の 方 法 を 選 択 して い た 。 話 し合 っ て 互 い の 関 係 を 調 整 しな が ら人 と つ き あ う こ と の 大 切 さ を 身 に 付 け させ た い と 考 え る。
⑤ 交 際 して い る 異 性 か ら、 自分 の 気 持 ち や 考 え に 合 わ な い こ と を 求 め られ た 場 合 、 中
・高 校 と も約3分 の2が 「よ く話 し合 う」 と答 え て い た 。 心 身 の 発 育 ・発 達 に 伴 い 、 特 定 さ れ た 異 性 と よ り よ い 人 間 関 係 を 築 い て い き た い 気 持 ち が 表 わ れ て い る と考 え ら れ る。 異 性 関 係 で は 、 互 い を 理 解 、 尊 重 しあ う と と もに 、 性 的 自 己 決 定 を 行 い 、 責 任 あ る行 動 が と れ る能 力 を 育 て る こ とが 大 切 で あ る 。 そ の た め に 、 体 験 的 学 習 を 取 り入 れ る な ど 、 対 人 関 係 の ス キ ル を 高 め る 指 導 が 有 用 だ と考 え る 。
(9)研 究 仮 説 の 設 定
以 上 の 調 査 研 究 の 結 果 を 踏 まえ 、 研 究 仮 説 を 以 下 の よ う に 設 定 した 。
互 いに気持 ちや考えを伝え合 い、認め合 うことがで きる対人関係 のスキルを 身 に 付 け さ 竺 る こ と に よ り、 豊 か な 人 間 関 係 を は ぐ くむ こ とが で き る。
2授 業 研 究
(1)指 導 計 画 作 成 の 視 点
学 校 に お け る性 教 育 は 、 特 定 の 教 科 等 に そ の 内 容 が 示 さ れ て い る もの で は な く、 学 校 の 教 育 課 程 に 位 置 付 け 、 指 導 計 画 に よ り教 育 活 動 全 体 を 通 して 計 画 的 に 指 導 す る こ と が 大 切 で あ る。
保 健 学 習 と保 健 指 導 は教 育 課 程 上 の 位 置 付 け や そ の ね らい が 異 な る。 保 健 学 習 は 体 育
・保 健 体 育 や 家 庭 科 、 理科 等 関 連教 科 の 学 習指 導 要 領 に示 され て い る健 康 にか か わ る内 容 に つ い て 共 通 に 学 習 す る。 一 方 、 保 健 指 導 は 各 学 校 の 子 ど もた ち の 実 態 や 当 面 して い る健 康 課 題 に つ い て 、 具 体 的 な 対 処 能 力 を 高 め る こ と を ね ら い と して 、 特 別 活 動 の 時 間 等 に 行 わ れ る もの で 実 態 に 応 じて 指 導 す る 内 容 や 方 法 を 工 夫 して 指 導 す る 。
今 回 の 指 導 計 画 の 作 成 に 当 た っ て は 、 昨 年 の 学 校 保 健 部 会 が 、 主 と して 性 教 育 に お け る 自 己 肯 定 感 や 自 尊 感 情 に 視 点 を 当 て て 研 究 を 進 め た こ と を 踏 ま え 、 そ の 成 果 を 引 き継 ぎっ っ 、 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 に 共 通 の 課 題 と して 、 他 者 と の 関 係 の 在 り方 あ る い は 対 人 関 係 の 能 力 を 高 め る こ と に 視 点 を お い た 保 健 指 導 の 指 導 計 画 を 作 成 し た 。
特 に 、 平 成14年 度 か ら全 面 実 施 され る 新 学 習 指 導 要 領(高 等 学 校 は 平 成15年 度 よ り学 年 進 行)の 特 別 活 動 の 目標 に 示 さ れ て い る 「望 ま し い 集 団 活 動 を 通 して 、 心 身 の 調 和 の と れ た 発 達 と個 性 の 伸 長 を 図 る と と も に 、 集 団 の 一 員 と して … 自 主 的 、 実 践 的 な 態 度 を 育 て る 。(小 学 校)」 と い う部 分 の 趣 旨 を 生 か した 指 導 計 画 を 作 成 した 。
② ラ イ フ ス キ ル 学 習 と の 関 連
児 童 ・生 徒 の 自 主 的 ・自 発 的 な 学 習 を 促 し、 意 欲 や 関 心 を 高 め る た め の 学 習 の 工 夫 と して 、 保 健 学 習 と 保 健 指 導 に お い て は 、 ラ イ フ ス キ ル を 高 め る 学 習 活 動 の 重 視 が 求 め ら れ て い る。 と く に 対 人 関 係 の ス キ ル や 効 果 的 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン能 力 を 育 て る学 習 方 法 と して 、 教 師 主 導 の 一 斉 指 導 で は な く、 事 例 研 究 法 を モ デ ル と して 身 近 に 起 り う る よ う な 問 題 を 事 例 と して 子 ど も た ち に 提 示 し、 事 例 を 自分 の 問 題 と して 考 え 、 課 題 を 見 つ け た り 、 解 決 方 法 を 考 え る こ と や 個 人 で 考 え た こ と を も と に グ ル ー プ ご と に デ ィ ス カ ッ シ ョ ンを 行 った り 、 校 種 に よ っ て は ロ ー ル プ レ イ ン グ の 手 法 を 用 い た りす る な ど、 多 様 な 学 習 方 法 を 用 い て 、 対 人 関 係 の ス キ ル を 高 め る こ とが で き る よ う な 構 成 に した 。
3指 導 の 工 夫 (1)指 導 内 容 の 工 夫
① 男 女 の 豊 か な 人 間 関 係 を 築 くた め に 必 要 な対 人 関 係 の ス キ ル を 身 に 付 け させ る こ と を ね ら い と して 、 異 性 と の か か わ り の 中 で 生 じて く る 問 題 を 取 り上 げ 、 自分 の 問 題 と
して 考 え させ る 内 容 を 設 定 した 。
② 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 の そ れ ぞ れ の 校 種 で 発 達 段 階 及 び 実 態 を ふ ま え な が ら、
共 通 の ね らい で 指 導 し、 各 発 達 段 階 で の 成 果 と課 題 が 明 ら か に な る よ う に した 。
③ 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 と も男 女 の か か わ り方 に っ い て 、 異 性 理 解 と男 女 の 人 間 関 係 と い う共 通 の 主 題 を 設 定 し、 各 校 種 ご との 授 業 計 画 を 工 夫 した 。
④ 事 前 に 意 識 ・実 態 調 査 を 行 い 、 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 に 共 通 し た 人 間 関 係 に お
け る課 題 を と らえ 、 各 校 種 ご と の 授 業 計 画 を 工 夫 した 。 (2)指 導 方 法 ・指 導 形 態 の 工 夫
① 互 い に 自分 の 考 え を 発 表 す る機 会 を 設 け 、 自分 と他 者 の 意 見 を 比 較 しな が ら考 え る 場 面 を 設 定 した 。
② 関 心 や 意 欲 を 高 め る た め 、 身 近 に 起 り う る問 題 を 事 例 文 に して 例 示 し た 。 事 例 文 の 例 示 方 法 は 校 種 の 発 達 段 階 や 実 態 に 合 う よ う に 工 夫 した 。
③ 異 性 の 気 持 ち や 考 え を 知 る こ とが で き る よ う 、 男 女 混 合 の グ ル ー プ に して 話 し合 わ せ た 。
④ 養 護 教 諭 と 学 級 担 任 と に よ る テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ で 授 業 を 展 開 し、 児 童 ・生 徒 一 人 一 人 の 意 見 を 大 切 に した 適 切 な 助 言 が で き る よ う工 夫 した 。
⑤ 表 や カ ー ドを 掲 示 して 学 習 内 容 を わ か りや す く提 示 し、 児 童 ・生 徒 が 意 見 を ま と め や す い よ う に 黒 板 の 使 い 方 を 工 夫 した 。
⑥ 事 後 ア ンケ ー トや 授 業 後 の 感 想 を ワ ー ク シ ー ト等 に 記 述 さ せ 、 児 童 ・生 徒 の 意 識 の 変 化 を み た 。
⑦ コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ンス キ ル を 高 め る た め に 有 効 な 学 習 活 動 の1っ で あ る ロ ー ル プ レ イ ン グ や シ ナ リオ ラ イ テ ィ ン グ を 取 り入 れ 、 児 童 ・生 徒 が 体 験 的 な 学 習 を 通 して 、 性 的 自 己 決 定 能 力 を 高 め られ る よ う に 工 夫 した 。
⑧ 机 を グ ル ー プ ご と に ま と め て 配 置 し、 一 人 一 人 の 意 見 や 考 え が 出 や す い よ う に 工 夫 した 。
(3)教 材 や 学 習 資 料 の 工 夫
① 学 習 プ リ ン トを 作 成 し、 考 え た り話 し合 った り しや す い よ う に 発 問 を 工 夫 し、 活 用 した 。
② 事 例 文 の 内 容 や 提 示 方 法 を 校 種 の 発 達 段 階 に合 う よ うに 工 夫 し た 。 小 学 校 は 事 例 文 を 教 師 が 読 み あ げ た 。 中 学 校 の 事 例 は 手 紙 文 を 作 成 し、 生 徒 が 読 ん だ も の を 録 音 し、
手 紙 文 の 内 容 を 音 声 で 聞 か せ る工 夫 を した 。
③ 高 校 で は生 徒 が 興 味 ・関 心 を も って 課 題 に 取 り組 め る よ う に 、 提 示 す る 事 例 を 漫 画 で 示 した ワ ー ク シ ー トを 作 成 した 。
④ 異 性 と の か か わ り方 に つ い て 、 児 童 ・生 徒 の 気 持 ち を 分 類 す る カ ー ドを 作 成 し、 学 習 内 容 を 理 解 しや す くす る た あ に活 用 し た 。
⑤ 授 業 内 容 の ね ら い を 表 示 し た カ ー ドを 作 成 し、 授 業 の 最 後 に ま と あ と して 活 用 した 。
⑥ 高 校 生 の 性 行 動 の 現 状 に つ い て の 最 新 デ ー タ を 取 り 込 ん だ ワ ー ク シ ー トを 提 示 し、
異 性 と の か か わ り の 中 で 現 在 、 あ る い は 近 い 将 来 に 自 分 に も起 こ り う る問 題 と して 考 え られ る よ うに 工 夫 した 。
4実 証 授 業1
19自9﹂
(小 学 校 、 学 級 活 動:保 健 指 導) 主 題 異 性 と の か か わ り
対 象 第6学 年 主 題 設 定 の 理 由
思 春 期 を 迎 え る と、 異 性 に 対 して 関 心 が 芽 生 え る 。 しか し、 異 性 に 対 して 自 分 の 気 持 ち を き ち ん と 相 手 に 伝 え る こ とが で き な か っ た り、 相 手 の 気 持 ち を 考 え ず に 行 動 して し ま っ た りす る 児 童 も見 られ る 。 この 時 期 に 他 者 を 理 解 し、 他 者 を 尊 重 す る 行 動 が で き る 対 人 関 係 の ス キ ル を 身 に 付 け させ る こ とが 、 異 性 と の 信 頼 関 係 を 築 き、 豊 か な 人 間 関 係 を は ぐ くむ 上 で 大 切 で あ る と 考 え 、 本 主 題 を 設 定 し た 。
(4)本 時 の ね らい
① 異 性 との 人 間 関 係 を 豊 か な もの に す る た め に は 、 自分 の 気 持 ち や 考 え を 話 し合 い を 通 じて 伝 え 、 認 あ 合 う こ と が 大 切 で あ る こ とを 理 解 させ る 。
② 相 手 の 立 場 や 気 持 ち を 考 え な が ら行 動 す る こ と が 大 切 で あ る こ と を 理 解 さ せ る。
(5)本 時 に お け る 工 夫
① 児 童 が 自 分 自 身 の 問 題 と して 考 え られ る よ う に 、 オ リ ジ ナ ル の シ ナ リオ を 学 習 教 材 と して 取 り上 げ た 。
② 一 人 一 人 意 見 を 出 しや す い よ う に 、 班 ご との 話 し合 い の 時 間 を も う け た 。 (6)本 時 の 展 開
学 習 内 容 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点
本 時 の ね ら 「友 達 の こ とを 信 頼 で き な い よ」 と思 具 体 的 な こと を あ げて 発 表 させ る。
導 いを理解 す うの は 、 友 だ ちが どの よ うな 態 度 を と
る 。 っ た と き か を 考 え る 。
入
5分 異性 間 で 「信 頼 で きな いよ 」 と思 っ 批 判 せ ず に受 け止 め 、 話 しやす い雰 囲 た こ とが あ った か を 考 え る。 気 を つ く る 。
互 い の 気持 男 女 間 で の トラ ブ ルを 例 に した シナ シナ リオ の 内容 に、 児 童 が ど の よ うな ちを理 解す リオ を 聞 く 。 反 応 を す るの か を見 なが ら読 む。
る 。
展 自分 の 気 持 ちを き ちん と伝 え る に は も し自分 が 同 じ場 面 に 出会 った ら、 と どの よ うな 言 い 方 が い いか を ワー ク シ い う こ と で 考 え さ せ る 。
一 ト1に 記 入 し、 発 表 す る。
開
相手 の 気 持 ちを 知 り、 自分 は どの よ うな行 動 を と った ら い いか 、 そ の 理 由 も合 わ せ て ワー ク シー トの ① ② に記 入 す る 。
ワ ー ク シ ー ト2の ① ② に つ い て 、 班 班 の 中 で い ろ い ろ な考 え を 出 せ るよ う
で 意 見 を 交 換 す る。 に す る 。
ワ ー ク シ ー ト2の ① ② に つ い て 、 ど 他 の班 の 考 えを 聞 き、 考 え を深 め させ 35分 の よ うな 意 見 が 出た の か 、 班 ご と に発 る 。
表 す る 。
異 性 とか か 信 頼 関 係 を 築 い て い くため に は 、話 「自分 の考 え を伝 え る こ と 」 「相 手を 大 ま わ る と きに し方 や 態 度 に気 を っ け る こ とを 理 解 す 切 にで きる行 動 をす る こ と 」を 考 え させ
と 大 切 な こ と る 。 な が ら 、 ま と め る 。
め を 理 解 し 、 ま と め る 。
5分 ワ ー ク シ ー トを 提 出 す る 。
(7)評 価
① 異 性 とっ き あ っ て い くた め に は 自 分 の 気 持 ち や 考 え を 、 話 し合 い を 通 じて 伝 え 、 認 め 合 う こ と が 大 切 で あ る こ とが 理 解 で き た か 。
② 相 手 の 立 場 や 気 持 ち を 考 え な が ら行 動 す る こ と が 大 切 で あ る こ とが 理 解 で き た か 。
(8)授 業 後 の 分 析 と考 察
① 指 導 の ね らい と結 果 に つ い て
小 学 生 と い う発 達 段 階 を 踏 ま え て 、 授 業 の 導 入 は 友 達 との 関 係 か ら入 っ た 。 児 童 の 異 性 に 対 す る 関 心 は 高 く、 事 例 に 取 り込 ん だ 異 性 を 好 き に な る と い う気 持 ち 、 さ ら に は そ の 気 持 ち を 相 手 に伝 え る 行 動 、 そ の 後 に生 じた 男 女 間 の 問 題 、 トラ ブ ル に つ い て は 自分 自 身 の 問 題 と して 考 え る こ とが で き た 。
ま た 、1時 間 の 授 業 で は 、 話 し合 い の 時 間 を 十 分 に と る こ と が で きず 、 児 童 一 人 一 人 が 他 の 児 童 の 意 見 を 聞 い て 考 え を 深 め た り、 新 た な 意 見 交 換 を し た りで き な い な ど 改 善 す べ き点 も明 らか に な っ た 。
授 業 で 使 用 した ワ ー ク シ ー トの 中 に 設 定 し た 「人 と の 接 し方 で あ な た が 考 え た こ と は 何 で す か 」 と い う質 問 に は 、 大 部 分 の 児 童 が 「相 手 の 気 持 ち を 考 え て 行 動 す る こ と が 大 切 だ 」 と答 え て い た 。 他 に も 「自 分 の 言 い た い こ と は は っ き り と 相 手 に 伝 わ る よ
う に 話 す 」 「相 手 が 傷 つ か な い よ うな 話 し方 を 考 え る 」 と答 え て い た 。
ま た 、 普 段 か ら相 手 の こ と を 考 え て 行 動 して い る児 童 は 、 自分 の 異 性 に 対 す る接 し 方 が 「間 違 っ て い な い 」 と再 確 認 させ る こ と が で き た 。
こ の 授 業 の 実 施 前 に は 見 られ た 異 性 に 対 して 好 意 を 抱 い て い る 友 達 へ の ひ や か しが 授 業 後 は な くな っ た 。 今 ま で 以 上 に 男 女 仲 良 く、 協 力 す る様 子 が うか が え た 。 これ ら の こ と か ら本 時 の ね らい は 達 成 で き た と 考 え る。
② 指 導 内 容 に つ い て
思 春 期 を 迎 え る 時 期 は 、 異 性 と の 関 係 も豊 か な もの に す る 必 要 が あ る た め 、 男 女 の か か わ りか ら生 じ た 問 題 を 取 り上 げ 、 児 童 が 自分 自 身 の こ と と して 考 え られ る よ う工 夫 した 。
③ 指 導 形 態 に つ い て
異 性 と の 関 係 を 取 り上 げ た 授 業 の た め 、 男 女 一 緒 の 班 で デ ィ ス カ ッ シ ョ ンを 行 っ た 。 この 班 構 成 は 、 異 性 の 気 持 ち を 理 解 す る上 で 重 要 で あ る と 考 え た 。
班 別 に デ ィ ス カ ッ シ ョ ン させ た 後 、 全 体 発 表 を し た 。 こ の 展 開 で 話 し合 わ せ た こ と に よ り、 児 童 一 人 一 人 が 自分 の 意 見 を 発 表 で き る 場 面 を 設 け る こ とが で き た 。
ま た 、 養 護 教 諭 が 授 業 を 行 う と き は 、 担 任 と テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ を 組 む こ と に よ り、 児 童 の 様 々 な 反 応 に も適 切 な 対 応 が で き た 。
④ 指 導 教 材 に つ い て
児 童 が 自分 自身 の こ と と して 考 え ら れ る よ う に 、 オ リ ジ ナ ル の シナ リオ を 作 っ た 。 こ の こ と に よ り、 児 童 が 授 業 の 内 容 を 素 直 に 受 け 入 れ る こ とが で き た 。 授 業 の ね ら い を 達 成 す る た め に も、 児 童 が 自 分 自身 の 問 題 と し て 考 え られ る こ と は 非 常 に 重 要 な こ と で あ り、 オ リ ジナ ル の シ ナ リオ を 工 夫 した こ と は 有 効 で あ った 。
しか し ワ ー ク シ ー トの 設 問 に よ っ て は 、 そ の 意 味 を 十 分 に 理 解 で き な か っ た 児 童 も お り、 設 問 の 内 容 ・発 問 の 仕 方 を さ ら に 工 夫 す る 必 要 が あ っ た 。
5実 証 授 業 皿(中 学 校 、 学 級 活 動:保 健 指 導)
‑り000
主題 異性理解 と男女 の人間関係 対象 第2学 年
主題設定 の理 由
調査研究か ら、思春期 にある中学生の精神的 な不安定 さ、周囲の人間 とのかかわ りの 中 で 自 分 の 思 い を う ま く表 現 で き な い な ど が 問 題 と して 明 らか に な っ た 。 不 安 感 や 自也 の な さ を 取 り除 き 、 男 女 の 人 間 関 係 を 豊 か な もの に す る た め に は 対 人 関 係 の ス キ ル を 婆 に っ け る こ とが 必 要 で あ る と考 え 本 主 題 を 設 定 した 。
(4)本 時 の ね ら い
① 異 性 の 心 理 を 理 解 させ る 。
② 男 女 の 豊 か な 人 間 関 係 を 築 くた あ に 必 要 な 対 人 関 係 の ス キ ル に つ い て 考 え さ せ る。
(5)本 時 に お け る工 夫
① 異 性 の 気 持 ち や 考 え を 知 る た め に 、 男 女 混 合 班 で 話 し合 わ せ た 。
② 身 近 な 問 題 と して 考 え られ る よ う に 、 具 体 的 な 事 例 を 手 紙 文 の 形 を と って 例 示 した 。
③ 一 人 一 人 の 意 見 や 考 え が 自 由 ・活 発 に だ せ る よ う雰 囲 気 づ く り を 工 夫 し た 。
(6)本 時 の 展 開T1:学 級 担 任T2:養 護 教 諭
段階 学習 内容 学 習 活 動 分担 指 導 上 の 留 意 点
導 本 時 の ね らい 授 業 者 の 話 を聞 き、 本時 の ね らい を T2 中 学生 期 は、 体 や 心が 著 し く発達 す る と と も
を理 解 す る。 理解 す る。 に、 異性 へ の 関 心 も出て くる。 しか し異 性 の心
入 を 十 分 に と らえ る力 が未 熟 で あ る ため トラブ ル
も多 い。 か かわ り方 につ いて 考 え させ る。
5分 話 しや す い雰 囲 気 を作 る。
異性 の心理を プ リン トを配 布 す る。 T1 理 解 す る。
女 子 生 徒 が 「手 紙 」 を読 む テー プ を T2 「た くや 」が 「あ みJに 好 意 を も って い るよ
展 聴 く。 うだ とい う ことを 明 示す る。
「あみ 」 は どん な気 持 ち で この 手紙 数 人 に 発 言 させ る。
開 を書 い たの か 、考 え 、 発表 す る。
「あみ 」 に どの よ うな ア ドバ イ スを い ろい ろ な方 向 か ら考 えが 引 き出せ る よ うに す る か、 各 自記入 し、 発 表 す る。 配 慮 す る。
「た く や 」 に 数 人 に 発 言 させ る。
誘 わ れ た時 、 プ リン ト② につ いて 各 自記 入 す る。
どの よ うな返
妻を す るか 、え る 。
机 を向 き合 わ せ、 班 を 作 り、 ② に つ
い て話 し合 う。 TIT2 机 間を 廻 り、助 言 を 行 う。
T1が 「 た くや 」 役 を 演 じ る 。
② につ い て 発表 す る。 TIT2 対 人 関 係 の対 応 と して 「受 容 」 「拒 否 」 「折 T2 り合 い」 の3つ に整 理 し、 提示 す る。
rた く や 」 と ワー ク シー トに各 自記 入 し、 班 で話
「あ み 」 は今 し合 う。 T1 意 見 に つ いて 板 書 す る。
後 どの よ う に
付 き合 って い 班 での 話 し合 い にっ い て 発表 す る。
け ば よ いか 、 T2 も し意 見 が分 か れ た ら無 理 に ま とあ ず 、 ど ち
40分 考 え る 。 ら も意 見 と して 尊 重 す る。
異性 に対す る 発 表 を も とに、 相 手 が 嫌 な思 い を し T2 板 書 を いか し、 一 般 的 な マ ナ ー にっ い て考 え ま マナ ー を理 解 た り誤 解 を 招 い た り しな い よ うに 、 異 さ せ る 。
と す る 。 性 に対 す るマ ナ ー を理 解 す る。
め
感想 文 を 書 く。
5分
プ リン トを 提 出す る。 T1
(7)評 価
① 異 性 の 心 理 を 理 解 し、 異 性 に 対 す る マ ナ ー が 考 え られ る よ う に な っ た か 。
② 豊 か な 人 間 関 係 を 築 くた め に は 、 お 互 い を 認 あ 合 い 尊 重 し あ う気 持 ち や 態 度 を 身 に 付 け る こ と が 大 切 で あ る こ と が わ か っ た か 。
(8)授 業 後 の 分 析 と 考 察(N=1353校4ク ラ ス)
① 指 導 の ね ら い と 結 果 に つ い て
授 業 後 に 行 っ た ア ンケ ー トで は 、 今 回 の 授 業 で そ れ ぞ れ 「相 手 に 分 か る よ う に 伝 え る 」 が64%、 「相 手 の 考 え や 気 持 ち を よ く聞 く」 が56%、 「お 互 い を 大 切 な 存 在 と し て 認 め 合 う」 が60%、 「マ ナ ー を 守 り 、 節 度 あ る行 動 を と る」 が57%で 、 生 徒 が 考 え
る よ うに な っ た と答 え て い る。 そ れ に 対 して 、 「考 え られ な か った 」 と回 答 した 割 合 は 平 均 して13%で 、 男 女 別 に み る と 男 子 に 多 か っ た 。 手 紙 文 が 女 子 生 徒 か らで あ っ た た め 、 自分 自 身 の 問 題 と して 考 え に くか っ た と思 わ れ る 。 ワ ー ク シ ー トの 自 由 記 述 に よ る 生 徒 の 感 想 か ら は 、 「難 し い こ と だ け ど 、 マ ナ ー を 守 り豊 か な 人 間 関 係 に して い き た い 」、 「対 処 の 方 法 が 分 か っ た 」、 「こ う い う話 し合 い を す る こ とが な か っ た の で 、 勉 強 に な った 」、 「い ろ い ろ な 意 見 が あ る の だ と 思 っ た 」 な ど の 意 見 が 多 か っ た 。
こ の よ うな 生 徒 の 感 想 か ら、 本 時 の ね らい は 、 達 成 で き た と 言 え る。
② 指 導 内 容 と方 法 に つ い て
ワ ー ク シ ー トを 使 用 して 授 業 を 展 開 し、 班 別 デ ィ ス カ ッ シ ョ ンや 簡 易 な ロ ー ル プ レ イ ン グ を 実 施 した 。 デ ィ ス カ ッ シ ョ ンや 発 言 も 活 発 に 行 わ れ 、 活 気 の あ る授 業 に な っ た 。 ロ ー ル プ レイ ン グ に つ い て は 、 生 徒 が 恥 ず か しが っ て し ま う こ と を 予 想 して 、 学 級 担 任 が 男 子 生 徒 役 を す る こ とで 円 滑 に 展 開 で き た 。
事 例 は 、 親 し い 友 人 と考 え て い た 異 性 か ら、 家 族 が 不 在 の 時 に 二 人 だ け で 試 験 勉 強 しな い か と誘 わ れ て 当 惑 して い る 友 達 か らの 相 談 の 手 紙 と い う形 で 提 示 した 。 事 例 検 討 の 方 法 で 授 業 を 展 開 す る 場 合 は 、 事 例 そ の もの の 適 否 が 授 業 の 成 否 に 大 き く作 用 す る こ と は 明 らか で あ る 。 今 回 の 事 例 は 、 女 子 に は 自 分 自 身 の 問 題 と して と らえ や す か った と考 え られ る。
③ 指 導 形 態 に っ い て
学 級 担 任 と 養 護 教 諭 に よ る テ ィ ー ム テ ィ ー チ ン グ で 行 っ た 。 一 人 一 人 の 生 徒 の 意 見 や 考 え が 生 か さ れ る よ う 、 生 徒 の 席 を 巡 りな が ら助 言 を 行 った 。 ま た そ れ ぞ れ の 特 性 を 生 か し な が ら 、 変 化 に 富 ん だ 授 業 が 展 開 で き 、 生 徒 に も肯 定 的 に 受 け 入 れ られ た 。 班 別 デ ィ ス カ ッ シ ョ ンで は 、 異 性 の 気 持 ち や 考 え を 知 る た あ に 、 男 女 混 合 班 で 話 し 合 わ せ た 。 意 見 交 換 も活 発 に 行 わ れ 、 多 様 な 意 見 が 出 た 。 授 業 後 の ア ン ケ ー トで 「班 で 話 し合 っ た 時 、 自分 が 感 じ た り考 え た り した 意 見 を 班 員 に 伝 え られ ま した か 」 と い
う 問 い に 対 して 、 女 子 は 「伝 え られ た 」 「少 し伝 え られ た 」 と 答 え た 割 合 は62%で あ っ た 。 そ れ に 対 して 、 「あ ま り伝 え られ な か った 」 「伝 え られ な か っ た 」 と 答 え た 割 合 は 男 子 に 多 く50%で あ っ た 。 女 子 の ほ う が 積 極 的 に 取 り組 ん で い た と 言 え る 。
④ 指 導 教 材 に つ い て
身 近 な 問 題 と して 考 え られ る よ う に 、 実 際 に 存 在 しそ う な 手 紙 を 創 作 し、 女 子 中 学 生 に読 ん で も ら っ た テ ー プ を 提 示 した こ と に よ り、 現 実 的 に 考 え る こ とが で き た 。 話 題 も完 結 しな い 形 だ っ た の で 、 生 徒 の 発 想 を 広 げ る こ とが で き た 。
ま た 、 会 話 か らの か か わ り方 を 分 類 す る カ ー ドや マ ナ ー に つ い て の ま と め た カ ー ド は 、 分 か り や す く、 有 効 で あ っ た 。
6実 証 授 業 皿(高 等 学 校 、 ホ ー ム ル ー ム 活 動:保 健 指 導) (1)主 題 異 性 理 解 と 男 女 の 人 間 関 係
(2)対 象 学 年 第2学 年 (3)主 題 設 定 の 理 由
高 校 期 は 身 体 的 発 育 、 発 達 は 完 成 期 に 近 づ く一 方 で 、 精 神 的 に は 不 安 定 な と こ ろ もあ り、 安 易 な 行 動 を と る生 徒 もみ られ る よ う に な って い る 。 話 し合 い 、 調 整 を 図 り な が ら 物 事 を 解 決 して い こ う と い う態 度 を 育 て る 指 導 、 対 人 関 係 の ス キ ル を 高 め る 指 導 が 必 要 で あ る と 考 え 、 本 主 題 を 設 定 した 。
(4)ね らい
① 他 者 を 理 解 し尊 重 す る た あ に は 話 し合 い 、 認 め 合 う こ と の 重 要 性 を 理 解 させ る 。
② 性 行 動 で は 自 分 で 判 断 ・意 志 決 定 す る こ とが 大 切 で あ る こ と を 理 解 さ せ る。
(5)指 導 の 工 夫
① 異 性 の 気 持 ち や 考 え を 知 る た め に 男 女 混 合 班 で 話 し合 わ せ る 。
② 異 性 と の か か わ りの 中 で 起 こ り う る 問 題 を 状 況 が わ か り や す く、 興 味 ・関 心 を 高 め る た め 漫 画 を 使 用 して 、 主 題 を 提 示 した 。
③ 生 徒 の 意 欲 や 関 心 を 高 め る た め に 、 シナ リオ 作 成 や ロ ー ル プ レ イ ン グ に よ る体 験 的 な 学 習 活 動 を 取 り 入 れ た 。
(6)具 体 的 な 展 開 例(2時 間 構 成)
1時 間 目T1:学 級 担 任T2:養 護 教 諭
段階 学 習内容 学 習 活 動 分担 指 導 上 の 留 意 点
導 学 習 の ね らい 男 女 の 対 人 関 係 ス キ ル の学 習 T1 TTで 授 業 を 行 な う こ と 、 男 女 の 対 入 を 理 解 す る。 を す る こ と を理 解 す る。 人 関 係 スキ ル を2時 間 か け て学 習 す
る こ と を 理 解 さ せ る 。
5分 高 校 生 の 性 行 動 に つ いて の現 T2 現 在 か ら将 来 に わ た っ て 、 自分 に
状 を 知 る 。 起 こ り得 る問 題 と して 考 え させ る。
性 交 とそ の 間 「性 交 」 と は 何 か を 考 え 、 男 T2 安 易 な 性 行 動 に よ る 、望 まな い妊 題 点 に つ いて 女 の 異 性 へ の 接 近 欲 の 違 い に気 娠 や 性 感 染 症 の問 題 が あ る こ とを 理 展 考 え る 。 付 き、 性 交 に か か わ る問 題 点 を 解 さ せ る 。
考 え る 。 「異性 へ の 接 近 欲 ・接 触 欲 」
開 ワ ー ク シ ー トの 漫 画 「あ る 日 「年齢階級別 にみた人工妊 娠中絶
の で き ご と」 を 読 み 、 男 女 の対 実 施 率J
異性 の心 理を 人 関係で大事 な ことは何か考 え 「東 京 都 の 性 感 染症 患 者 報 告 数 」
40分 理 解 し、 他 者 る 。 ワ ー ク シ ー トに 自 分 の 考 え を ま と
に 自分 の 意 見 ワ ー ク シ ー トに 自 分 の 考 え を め た 後 、 グ ル ー プ で 話 し合 い 、 個 々 を ま と め 発 表 記 入 し、 グル ー プ で 意 見 を 出 し T1 の 意 見 の違 い を 理 解 さ せ る。(問1
す る 。 合 う 。 ・2記 入 後 、 男 女 混 合 グ ル ー プ に さ
グル ー プ 発 表 し、 代 表 者 が 黒 せ る)
板 に 記 入 す る。 T2 互 いの 考 え方 を尊 重 す る と と もに 、 自分 の意 志 を 明 らか に して 相 手 に 伝 え る こ との 大 切 さ を理 解 させ る。