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智山學報 第60 - 014関 悠倫「『釋摩訶衍論』における「迴向遍布門」について」

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全文

(1)

『釋摩訶衍 論』における 「迴向遍布 門」につ い て 関) 一

 

  『

摩 訶 衍

』 ( 以 下 『 釋 論 』 ) と い

が あ る 。 こ の 論 書 は 『 大 乗 起 信

』 ( 以 下 『 起 信 論 』 ) の 注 釈 書 で あ

、 そ の 内

に つ い て し ば し ば 特

的 で あ る と の 指 摘 が な さ れ て い る 。 こ れ ら の

料 は 『 釋

』 を 考 察

る 上 で 、 重 要 な

解 で あ り 、

の 難 解 さ を 解 決 す る た め の

立 て と し て

用 で あ る と 言 え る 。

は 以 上 を 踏 ま え て 、 そ の 独 特 な 解

に 至 っ た

緯 と 、 内 容 自 体 の 理 解 を 同 時 に 抽 出 す る こ と を 目 標 と し て い る 。   本 論

で は 、 『

』 所 説 「 迴 向 遍 布 門 」 に つ い て

を 試 み る も の で あ る 。 「

門 」 と は 、 『

「 迴

頌 」 を 解 釈 し た も の で あ る 。 「 迴

」 に つ い て は 、 「

敬 頌 」 に 対 し

さ れ る

で 、 自

( 『 起 信 論 』 ) の 論 書 が

世 に 流

し 迴

さ せ た い と す る

者 の 祈 念 が

め ら れ た

で あ る 。 こ れ ら の 性 質 や 成 立 に つ い て は 、

で                    

 

   

 

 

T

> に

行 研 究 に お い て 述 べ ら れ て お り 、 本 論

で は 立 ち 入 ら な い こ と と す る 。

論 文 に お け る 目 的 は 、 『 釋 論 』 が 「 三 十 三 法 門 」 を 中 心 に 「 迴 向 頌 」 を 解

説 し て い る 点 に つ い て 理 解 を 深 め た い こ と に あ る 。   そ も そ も 「 三 十 三

門 」 と は 、 周 知 の よ

に 、 「 立

分 」 解

上 に 説 示 さ れ た 思 想 で 、 「 三 十 二

門 」 と 「 不 二

(2)

CHISAN-KANGAKU-KAI 智 山学報 第六十輯 訶 衍

」 を 総 称 し た も の で あ る 。 こ れ ら の 思 想 を 「 迴 向 頌 」 解

上 に 説 示 す る こ と

態 、 『 釋 論 』 の

ら か の 意 図 が 予 想 さ れ る の で あ る 。  

察 を 進 め る に あ た り 、 「 迴 向 遍 布 門 」 の 思

理 解 を 目 的 と

る た め 本 論 『 起 信

文 に あ た る

は 、 『 釋 論 』 中 よ り 引 用 し 考 察 を 行

こ と と

る 。 ま た 、 論 考 に 登 場 す る 、 「 立 義 分 」 ・ 「 迴 向 頌 」 の

は 、 『 起

論 』 を

す こ と を 前 提 と し 、 上 記 以

に つ い て は 『 釋 論 』 或 い は 『 起 信

』 の 名 を 付 し て 述 べ て い く こ と と す る 。 二

 

つ い

  『 釋

』 は

第 十 で 、 「 迴 向 頌 」 を 「

向 遍

門 」 と い う 門 を

釈 し て い る 。 「 迴 向 頌 」 の 文 体 は 、 わ ず か 「 七 言 四

」 と い

少 量 で 著 さ れ た も の で 、

述 の 如 く 「

」 に 対 す る 、 論 説 の 締 め く く り と し て

や 利 益 を 「 迴

」 し 、 後 世 に

え よ

と し て 著 し た

で あ り 、 『 釋 論 』 は そ れ を

も の 量 を 費 や し 解

し て い る 。   ま

、 「 迥

」 解

冒 頭 、 『 釋

』 は 「

前 所 諡 總 結 門 」 ・ 「 展 舒

廣 門 」 ・ 「

於 衆 生

利 門 」 の 、 三 門 を 設        

 

 

 

 

      〔 2 ) 定 し

自 の 思 想 を 展 開 す る 。 こ の 場 合 に お

る 門 の 設

は 「 迴

頌 」 の み の 論 説 に 限 る も の で は

、 『 釋

』 の 独 特 な 手 法 の 一 つ で あ る 。 「 迴 向 遍

門 」 上 、 こ の 門 の

割 は 、 こ れ か ら

釈 を 行

際 の

だ し 的 役

を 担

た め に 説 示 さ れ た 門 で あ る と 推

さ れ る 。   初 め の 門 で あ る 「 攝 前

読 總 結 門 」 に つ い て で あ る が 、 「 迴 向 頌 」 中 「

佛 甚 深

大 義 」 を 解 釈 す る

の 説 示 と        

 

 

 

 

〔 3 } し て 設

さ れ て い る 。 さ ら に そ こ か ら 、 「 通

前 所 説 門 」 ・ 「 顯 示 能 詭 字 相 門 」 の 二 門 を 立 て 、

を 「 諸 佛 甚 深 廣 大

」 の 解 釈 に 配 当 し 、 「 諸 佛 甚 深 廣 大 義 」 と 「 諸 佛 」 、 「 甚 深 」 、 「

」 の 四 つ に 分

し て い る 。 そ の 内 容 に つ い て は

の 図 の よ

に な る 。

(3)

『釋摩訶 衍論 』に お け る 「迴向遍布門」につ い て (関)

  「 立 義 分 」 解 釈 上 説 示 さ れ る コ ニ 十 三 法 門 」 を 、 「 迴

頌 」 所 説 「 諸 佛 甚 深

」 に 「 三 十 三 法 門 」 、 以 下 に 分 割 さ れ る 文 言 に 「 両 重 八 種 摩 訶

」 あ る い は 「 両 重 能 入 門 」 、 あ る い は 「 不 二

訶 衍

」 を 配 当 し て い る 。   「 不 二 摩 訶

」 と 「 諸

」 の 関 連 性 を 考 え る と 、 こ こ で の 「 諸 佛 」 と 、 一 般 的 な 「

」 と は 『

』 に と っ て 捉 え

な り 「 不 二

」 と 同 視 ・ 解 釈 す る こ と で 「 功 徳 」 や 「 性 徳 」 と い っ た 性

を 統 合 し た 世 界 が 「 不 二 摩 訶 衍

」 と い

「 独

」 な る 「 法 」 で あ る こ と を 強 調 し て い る と

で き る 。                

 

   

 

   

 

   

 

                             

 

   

 

   

 

   

 

        〔 4 〕   ま た 、 以 上 の 理 解 を

す る た め 「 不 二

訶 衍 法 」 に つ い て 、 『 大 本 華

經 』 ・ 『 分 流 華 嚴 契 經 』 を

く こ と で 、 権 威

の 強 調 を

す 体 裁 で あ る と

え る 。                

 

   

 

   

 

   

 

                             

 

   

 

   

 

  〔 5 >   こ こ で は 、 『

論 』 に と っ て 「 不 二 摩 訶 衍 法 」 の 立 場 を 再 説 す る 必

性 の も と 説 か れ た も の と

え 、 同

に 、 『 釋 論 』 に と っ て 「 不 二 摩 訶 衍 法 」 は 「

」 と い

圓 滿 な る 海 で

、 『 華 嚴 経 』 の 教 主 「

舍 那 佛 」 よ

も 上 位 に 位 置

る こ と を

言 し た い こ と に

る と 推

さ れ る で あ る 。                

 

   

 

   

 

   

 

                             

 

   

 

   

 

   

 

〔 6 〕   一

の 門 で あ る 「 顯 示

詭 字 相 門 」 に つ い て は 「 我

随 分 總 持 説 」 を 解

る 際 に 設

さ れ て い る 。 そ の 内 容 に つ い て 図 に す る と 次 の よ

に な る 。     我 今 隨 分 總 持 説

1

總               −

τ

摩 訶 衍 論

論     摩 訶 衍 者 總

1

總   「 我 今 隨 分 総

説 」 の 「 總 」 を 「

訶 衍 者 總 」 の 「 總 」 と 同 視 し て い る 。 『

』 に お け る 『

信 論 』 「 立

分 」

(4)

CHISAN-KANGAKU-KAI 智 山学報 第 六 十 輯 所 説 「 摩 訶 衍

總 」 の 捉 え 方 は 、 =

説 」 と い

三 十 二

の 法 門 を 指 し て い る と 推

で き る 。   さ ら に

の 「 摩 訶 衍 論 如

」 は 、 『

信 論 』 を 「 如 意 論 」 で あ る と い

こ と を 顕 示 す る こ と が 『 釋 論 』 の 目 的 で

、 「 不 二

衍 法 」 を 除 く 「 三 十 二

門 」 が 『

』 よ り

出 さ れ た 法 門 で あ る こ と を 強 調 し て い る こ と に な る 。   「 通 總 攝

所 読 門 」 と 「 顯 示 能 読

相 門 」 の 二 門 は 、 『 釋 論 』 に と っ て 、 「 立 義 分 」

釈 上 の 構 造 再

を 目 的 と し 、 二 門 が 「 迴

頌 」 解

上 設 定 さ れ る 三 門 の う ち 「 前 摂 所 説 總 結 門 」 と い

全 体 の

明 が な さ れ る 最 初 の 門 よ り 展 開 さ れ て い た 、 い わ ば 代

的 な 部 分 を 説 示 ・ 表 明 し て い る 。   こ の こ と か ら 以 下 に 説 示 さ れ る 三 門 中 二 門 の 性 質 は 、 「 三 十 三 法 門 」 の 構 造 が 前 提 と し て 解 釈 さ れ る こ と へ の 『 釋

』 独 自 の

思 の 表 れ で あ る と 推 察 で き る の で あ る 。                                                                                                 ヱ   で は 次 に

か れ る 「 展 舒 功 徳

門 」 と は 、 「 迴

」 中 「 迴 此 功

性 」 の

る 際 に 説 示 さ れ て い る 。 さ き に そ の 内 容 を 図 に し て み る 。 迴 此 功 徳 如 法

向 ・ 一 處   こ こ で も 、 「 諸

」 と 同

釈 を 行 っ て い る 。 「 如 」 は 「

」 、 「

」 は = 心 法 」 、 「 性 」 は 「 本

佛 性 」 で

る と 説 い て い る 。 『 釋 論 』 は 『 起 信 論 』 の 説 く 「 一 心 」 ・ 「 二 門 」 構 造 を 応 用 し 、 変 換 を

い 、 以 上 の 三

が 迴 向 の 対

で あ る と 解 釈 し て い る 。   前 の

察 に お い て 『 釋 論 』 が 『 起 信 論 』

説 の 内 容 を 「 三 十 二

門 」 な い し 「 不 二 摩 訶

」 と の 関

性 を

示 し て い る こ と は 概 ね 理 解 で き た 、 こ こ で は さ ら に 延 長

上 と し て = 心 」 ・ 「 二 門 」 よ り 展 開

る 「 三

」 ま で を 法

180

(5)

『釋 摩訶衍 論』に お け る 「迴 向遍布門」につ いて 関) 門 の 構

に 援 用 す る こ と を 見 越 し 、 本

論 』 所

の 「 真 如 門 」 ・ 「 生 滅 門 」 と い

「 二 門 」 の み で あ る 差 別 的 な 構 造 を

解 し 「 三 十 二 法 門 」 に お い て 「 二 門 」 の 平

性 を

め る 必 要 が あ っ た と

察 さ れ る の で あ る 。            

 

   

 

   

 

   

 

                             

 

   

 

   

 

   

 

        〔 旦   「 一 心 」 ・ 「 二 門 」 ・ 「 三 大 」

造 に お け る 『 釋

』 の

に つ い て は

研 究 に お い て 述 べ ら れ て お り 、 こ う し た 『

』 の 「 迴 向 頌 」 上 解

ま で 「 三 十 三 法 門 」 の 思 想 が 関 係 す る の に は 「 立 義 分 」

来 の 一 貫 し た 独

の 理

で あ

き な 特

と 言 え る 。   『 起 信 論 』 と 『 釋 論 』 の 差 異 に つ い て 、 『

論 』 = 心 」 ・ 「 二 門 」 ・ 「 三

」 の 構 造 を 、 『

論 』 に 置 き 換 え て み る と 「 二 門 」 ・ 「 三 大 」 の 配 当 が

異 な る 。 ま ず 『 起

論 』 の 構 造 を 図 に 表 す と 左 の よ う に な る 。 摩

  『 起

論 』 は 、 ま

「 法 」 と 「

」 が あ り 、 「

」 よ り 「

生 心 ( 一 心 ) 」 、 以 下 に 「 真 如 門 」 に 「 体 」 、 「 生 滅 門 」 に 「

用 」 を 展 開 す る 。 「

」 か ら は 「 体 相 用 」 を 展 開 す る 。 こ の

図 を 『 釋 論 』 は 次 の よ

る 。 本 来 で あ れ ば コ ニ

二 法 門 」 の

を 『 起 信

』 の 構 造 に 無 理 矢 理 配 当 し な お す こ と 自 体 相 応 し く な い が 双

の 差 異 を

え る た め 図 に し て み る 。   あ

ら か に 、 『

論 』 の と は 一

し に く く 、 構 造 上

理 な よ

で あ る が 、 『 釋 論 』 が 「 三 十 二

門 」 用 に 『 起 信 論 』 の

を 応 用 し て い る と 言

る 。 ま た 、

の 如 く 「 不 二 摩 訶 衍 法 」 は 登

し な い 。 こ の こ と か ら も 『 起 信 論 』 上 か ら 導 き 出 さ れ た も の で は な い こ と が

え る 。   「

入 門 」 よ り 展 開 さ れ る 「 十 六 所 入

」 に 、 = 心 」 ・ 「 二 門 」 ・ 「 三 大 」 を 配 当 し 、 十 六 種 の 「

」 そ れ ぞ れ に 「 二 門 」 な い し 「 三

」 を 認 め て い る 。

密 に は 、 『 起

論 』 の 「

」 と 「 義 」 の 全 体 を 包 含 し 、 さ ら に 分

し 再 配

(6)

CHISAN-KANGAKU-KAI 智山学報 第六 十輯 前 重     法

  怨

後 重      法

 

 

 

 

 

真 如 門 生 滅 門 真 如 門 一 者 一 體 摩 訶 衍 三 者 無 量 無 邊 諸 法 差 別 不 増 不 減 摩 訶 衍 五 者 如 來 藏 功 徳 摩 訶 衍 七 者 能 生 一 切 世 間 因 果 摩 訶 衍 用 相 体 一 大 大 大 心 生 滅 門                                                                           豆

し た こ と で 「 十 六

い は 「 三 十 二

門 」 を 導 き 出 し て い る と 言 え る 。   「 迴 此 功 徳

」 に お け る 『

』 の

は 、 迴

の 対

が 三

あ る こ と を 説 示 し 、 三 種 そ の も の が 「 三 十 二

門 」 全

に 通 じ る こ と を 暗 に

し て い る 。   で は

に 、 「

利 一 切

生 界 」 に つ い て

討 す る こ と と す る 。 こ こ で は 三 門 中 最

の 門 に あ た る 「 施

衆 生

182

(7)

『釋摩 訶衍論』にお ける 「迴 向遍布門」につ い て (関)                     〔 10 〕 門 」 を 立 て て

釈 を 施 す 。 こ こ で の 特

は 、 『

』 独 自 の 頌 が 説 示 さ れ て い る 点 に あ る 。 こ れ が 『 釋 論 』 に と っ て 造 論 し た 趣 旨 、 い ま ま で 力

し た 内

に つ い て 凝 縮 し た も の で あ る と 推 察 さ れ る の で

る 。 そ の 内 容 に つ い て 常 の 如 く 図 に し て み る と 左 の よ

に な る 。 普 利 一 切 衆 生 界 五十四の頌

謂 舉 廣 大 圓 滿 功 徳 。 周 遍 利 益 衆 生 界 故 。

歡 喜 大 士 至 心 勸   無 量 佛 子 衆 海 中   中 略 )   總 有 一 百 洛 叉 數   如 是 諸 經 真 實 法   無 量 無 邊 差 別 義   摩 訶 衍 論 立 義 中   ( 中 略 )   當 依 斯 論 應 修 行 捌   當 願 此 勸 遠 流 布   遍 於 重 重 不 説 刹 實 不 可 生 不 信 心   誹 謗 甚 深 大 乘   「 普 利 一 切

」 は 字 の

く 「 衆 生 」 に

し 圓 滿 で あ る

徳 を 利 益 す る こ と を

示 し て い る 。

切 衆 生 」 の 「

生 」 と は 「 立 義 分 」

上 で 説 示 さ れ る 通 り 、 「 衆 」 を = 切 如 来 衆 」 ・ 「 一 切

薩 衆 」 ・ 「 一 切 聲 聞 衆 」 ・ コ 切 縁

」 の 四 種 、 「 生 」 を 、 「 卵 生 」 ・ 「 胎 生 」 ・ 「 濕 生 」 ・ 「 化 生 」 の 四 種 、

八 種 を

し 、 こ れ ら に 迴

し 利

る も             〔 11 〕 の と

え ら れ る 。   ま た

の 傍 線 を 引 い た 箇

は 、 『 起 信

』 か ら 『 釋 論 』 造 論 に ま つ わ る

柄 に つ い て 説 い た 特

的 な 頌 で あ る と 推 察 で き 、 こ れ に つ い て は 、

に 問 題

を 設

し 検 討 し て み る こ と と す る 。   こ れ ま で 「 迴

遍 布 門 」 に お け る 、 「 迴 向 頌 」 所 説 の 「 七 言 四

」 の 逐 語

釈 に つ い て ま と め る と 、 『 釋

』 が 殊 更 「 三 十 三

門 」 を 中 心 と し た 論 を 展 開 し て い た こ と が

げ ら れ る 。 言 い

え る な ら 、 「 三 十 三 法 門 」 を 述 べ る た め に 「 迴

」 に 特 異 な 解

が な さ れ た も の と 言 え る 。 最

に 、 「 迴 向 遍 布 門 」 全 体 の 構 造 を 『 起 信 論 』 の 文 言 と 一 緒 に 図 に し て み る と

の よ う に な る 。

(8)

CHISAN-KANGAKU-KAI CH 工SAN −KANGAKU −KA 工 智 山学 報第六 十輯 「 鄲一一一一一一幽一一一■■■■一■■■一一一■一一 ■     厂”一”一”一” ”一”一”一”一tt『鹽’一’9− ”一”一” 1    ’ 1  111 ■   1 ■ l  lli 鯲 衆 生 普 利 門

lll

 

i

■ l  l ,    1   普 利一切 衆 生 界 ll   I ■ l  llI 講 獻 瞞 贓 醐 利 益 衆生職 I  I ■ l  IlI

甥 羆 委

ll

贐 鸚

欝 磐

I   L..  捧 於 本 釋 之 明 鏡    臨 七 識 散 慮之 面 1      見 六 塵 境 界 之 垢   洗 法 執 人我 之 咎 1     汝等佛若 如是  法身應化 三身 1         如 舒 伊 字圓 現前     常 樂 我 淨 之四徳 II      如 入 達 池 具 出 生  我 從 匹王 自在 處 1        下 入 大 海 龍 宮 殿     雕 分 窺 諸 契經 海 1      纏 有百 洛 叉 歟  如 是 諸 經 真 1     無 量 無邊差 別義  摩訶衍論 1         該 攝 安 立具 足 諡   有 善 男子善 女人 ■ 1     若 自手 捧 斯 論 卷  名 捧 百 洛 叉経 者 ■        若 自口經 誦 本 分    名 誦 百 洛 叉 經 者 1        此 人所 得 之 功 徳   十方世 界 微鹿數 1     諸 佛 及大 菩 薩 衆  各 出微 塵 數 舌 相 1         如 是 微 塵欺 劫 中   不 息 稱 誼 不 能 盡 11      何 況 観 察其 義 理  思 惟 文 下 之所 詮 ■        有 善男 子 善 女人   生不 信心磅斯 論 1        此 人所 得 之 罪 業    十 方 世 界微 塵 敷 1     諸 佛 及 大菩 薩 衆  各 出徹 塵 數 舌 相 ■         如 是 微 塵 數 劫 中    不 息 諱 過 不 能 盡 II      是人往罪減無所  一切諸佛不 能 救 1     是 故 行 者歸 本 原  當 依 斯 論 應 修 行 匚        貿 不 可 生不 信 心     誹 謗 甚 深 大 乘 教 1     願此遠 流  遍 於重 不 説 lllll ■ 1 ■ ■ 1L  ■ 一 一        r大乗起信論1 諸 佛 甚 深 廣 大 義     我 今 随 分 縞 特 覘 迴 此 功 徳 如 法 性  普 利一切衆生 界       『釋摩訶 衍 論亅 迴   向   遍  布   門 就此一.・頌 中即有三種門 展 舒功徳令廣門 躡前所読総結 門 願 示 能 読 字 相 門 通 總 掻 前 所 説 門 迴 此 功 徳 如 法 性 我 今 随 分 組 持 睨 謂 自所 作 之 功 徳 迴 向三處 故 性   法   如

↓ ↓ ↓

者 一 心 法 者 本 覺 佛 性 者 真 諸 佛 甚 深 廣 大 義 如 所 謂 通 攝三十三種本 數 法故

Il

為 欲 自 所 作 功 徳 令 廣 大 故 迴 向 一 心 為 欲 自 所 作 功 徳 令 明 了 故 迴 向 本 覺 為 欲 自 所 作 功 徳 令 平 等 故 迴 向 真 如 謂 以 總 字 通 持 一 切 種 種 説 故 。 立 義 分 中 摩 訶 衍 者 總 。 即 是 此 焉 歟 何 故 一 字 通 持 諸 説 為 欲 顯 示 摩 訶 衍 論 如 意 論 故 廣   甚   諸 大 義   深 1 ー ー ー 壷 兩 重 八 種 摩 訶 衍 之 本 法 111 ⊥ ▼ 雨 重 能 入 門 法 1   ■   o   l   ■   −   1 一 「 一 隔 調 画

1

佛 IIII − ▼ 不 二 摩 訶 衍 法 ____一___一_______________」 一

184

(9)

「釋摩訶衍論』に おける 「迴向遍につ い て 関)

 

」 の

  次 に 、 「

遍 布 門 」 と 「 三 十 三

門 」 の 関

に つ い て 考 察 を

。 問 題

は 先 の

線 を

し た 箇 所 で 以 下 の 三 点 で あ る 。

 

利 一 切

生 界 」 に お

る 「 歡

士 」 、

 

「 普 利 一

衆 生 界 」 に お け る 「 總 有 冖 百 洛 叉 數 」 、

 

「 我

隨 分

持 説 」 に お け る 「

訶 衍 者 總 」 、 以 上 の 三 点 を 設 定 し

察 を 行

。   ま

 

に つ い て で あ る が 、 「 普 利 一 切 衆 生 界 」 の

に お い て 説 示 さ れ た 頌 の 一 文 で あ る 。 こ こ で

目 す べ き

は 、 「 歡

士 」 と は

を 示 唆 し て い る の か と い

事 に

る 。   本 来 、

の 頌 で あ れ ば 『

論 』 作

自 身 の こ と を 指 す も の と

え る 。 も し 、 作

自 身 が

樹 造 と

裁 に

す る 将 来 的 な 真

が 取 り 立 た さ れ る こ と へ の 配 慮 を 想 定 し て い る と す る な ら ば 、 「

大 士 」 が 「 迴

頌 」 解

上 に 説 示 さ れ る の に は 、

の 意 図 が 色

く 強 調 さ れ て い る と 推 察 す る の で あ る 。 そ れ で は そ の

示 さ れ て い る と

え ら れ る 関

げ て み る 。    

i

「 頂 禮 圓 滿 覺

 

證 法 藏  

造 論 大 士

 

及 諸 賢 聖 衆

 

欲 開 隔

門   權 顯 往

 

利 益 諸 衆 生

 

恩       抛 」              

 

 

 

 

                              〔 13      

i

聽 二

耶 一

。 有 二

等 因 縁 蛤 所 以 須 レ 造 レ 論 。 」     m 「 論 日 。

剋 二

本 一 大

明 佛 。 若 論 一 一 其 因 一

八 地

。 西 天 竺 誕 生 。 盧 伽 為 レ 父 瞿 那 為 レ 母 。              

 

 

 

 

                                      〔 14 〕       同 生

益 。 過 去 世

二 一 大 王 明

日 一 一 輪 陀 →

白 鳥 一

聲 。 」  

i

は 、 「 圓

滿

覺 」 ・ 「

藏 」 ・ 「 造 論

士 及 諸 聖 衆 」 と あ る よ

に 三 宝 に

す る

敬 を 説 い て い る 。 「 圓

滿

覺 」 は

に 対

敬 を あ ら

こ と か ら 佛

を 指 し 「 法 藏 」 は

し 、 「

大 士 及

聖 衆 」 は 『 釋

』 の 本

で あ

185

(10)

CHISAN-KANGAKU-KAI 智山学報 第六 十輯 る 『

』 を 造 論 し た 馬

に 対

る 僧 宝 を 指 し て い る 。   次 に 11 は 、 親 し く 阿 世 耶 を 親 聽 し た と い

旨 の

所 で 、 阿 世 耶 つ ま り 意 楽 で

、 本 論 『

信 論 』

で あ る 馬 鳴 よ り

を 賜 っ た こ と を

い て い る 。   m は 、

鳴 が 本 は 「 大 光 明 佛 」 で 、 因 位 と し て は 「 第 八 地 」 の 菩 薩 で あ る と 説 い て い る 。   つ ま り 、

i

か ら … 皿 は 、 『 釋

』 の

が 、

の こ と を 「

大 士 」 と し て

す る こ と で 、

鳴 に

す る 敬 意 を は ら う と

時 に 本 は 「 大

明 佛 」 で あ っ た と い

を 展 開 す る こ と で 龍 樹 の と い う

を 使 用 す る

目 を 獲 得 し

か ら

々 に 、 『 起

論 』 に ま つ わ る

を 承 っ た と い

継 承 の 正 統 性 を 主 張 す る 思 惑 と

え ら れ る 。 さ ら に

論 』 に と っ て 『 起

論 』 は 、

な 価 値 を

た せ る こ と で 、 そ の 内

を 完

釈 し た の は

樹 の 『

論 』 で あ る と 主 張 し た い こ と に あ る と 類 推 す る の で あ る 。  

果 と し て 、 『 釋

』 は 以 上 の 問 題 点 を

起 ・

決 す る こ と で 、 『 起 信 論 一 「 迴

頌 」 を 解

る 想 定 を 装

形 を と り な が ら 自 説 の 偈 頌 を 組 み 立 て 、 作 者 つ ま り 龍

が 『

論 』 を 著 し た こ と を 暗 に

調 し て い る と 見 る こ と が で き る 。 よ っ て 「 歡 喜 大 士 」 と は 著 者 自 身 (

樹 ) を

し て い る と 言 え る 。  

 

に つ い て は 、 『 起

論 』 を

た め に

依 と し た 経 典 が 百 洛 叉 あ っ た と

さ れ 、 こ の 問

は 『

』 に と っ て 、 造 論 す る 上 で

理 す る 必

の あ る

き な 課 題 で あ る こ と が 伺 え る 。 そ の た め 、 「 迴 向

」 解

上 に 論 説 し た も の と 予 想 さ れ る の で あ る 。 そ れ に 関

す る と

ら れ る

に 、     「 論 日 。

集 一 二

種 種 諸

二 一 百 億

叩 如 レ

十 二 部 攝 。 云

十 二 。 一 者 修

羅 。 ( 中 略 )

二 者

         

 

 

 

 

                                         

 

 

 

 

                      ( 15 )    

舍 。

為 二 十 二 4

。 或 通 或 別 。 通 謂 總 通 。 別 謂 簡 別 。

少 。 」 と あ る 。 こ の 箇

の 「 一 百 億

」 と は 「 百

叉 」 を 、 「 摩 訶 衍 論 」 と は 『

』 で は な く 「 迴 向 編 布 門 」

訶 衍 論 如 意

」 と 同

』 を 指 し 、

分 な 経 典 が 『 起 信 論 』 に 凝 縮 さ れ て い る と 説 示 し て い る 。 ま た 、 『

186

(11)

『釋 摩訶衍 論』にお ける 「迴向遍布門」につ い て (関) 論 』 は 「 回

遍 布 門 」 の 最 後 の 偈

に お い て

に よ う に

い て い る 。 そ こ に は     「 隨 レ 分 窺 二 諸 契 經 海 一 總 有 二 一 百 洛 叉 數 「 如 レ 是 諸 經

 

無 量 無

差 別 義

 

摩 訶 衍 論 立

中   該 攝 安 立 具       ( 16 }     足 論 」 と あ り 、

な 経 典 を 『 起 信 論 』 所 説 「 立

」 に 集

し た も の で

る と 説 い て い る 。 こ の こ と か ら も 『

論 』 は 「 立

分 」 と 、 そ の 解 釈 よ り 展 開 さ れ た コ ニ 十 三 法 門 」 の 思 想 の 重 要 性 を 強 調 し て い る と 推

で き る 。 つ ま り 『 釋

』 は 「 立

分 」 の 思 想 背 景 に 組 み 込 ま れ て い る と 理 解 し た 「 三 十 三 法 門 」 と 、 「 立 義 分 」 自 体 の 評 価 と を 、 双

の 立 場 の

位 性 を 図 る こ と を 目 的 と し て い た と 考 え ら れ る 。   結 果 と し て 「 迴 向 頌 」 解 釈 上 の 「 百 洛 叉 」 と は 以 上 に お け る 内 容 の 再 説 が 中 心 に 据 え ら れ て お り 、 『

』 そ の も の と 、 と り わ け 「 立 義 分 」 に 重 き が 置 か れ た も の で あ る と 言 え る 。   最

 

は 、 「

隨 分 總 持 説 」 に お け る 「

訶 衍 者

」 の 解 釈 に つ い て

察 す る 。 周

の よ う に 『 釋 論 』 所 説 「 三 十 三 法 門 」 の 説 示 は 『

信 論 』 「 立

分 」 中 「 摩 訶 衍 者 總 説 有 二 種 … … 」 云 々 の 文 言 を

自 の 解

よ り 読 み 進 め て い る 。   『 釋 論 』 に お い て 『 起

論 』 の 註 釈 書 と し て 特 異 な 読 解 ( コ ニ + 三 法 門 」 ) の 理

は 、

述 の

察 に つ い て

片 的 に 説 示 さ れ た 思 想 の み で 明

さ れ て お ら ず 「 迴

頌 」

釈 上 か ら そ れ ら の 思 想 を 寄 せ

め て い く こ と で 、 「 摩 訶 衍 」 と い

語 の 理

に 特 異 性 が あ る こ と に

因 し て い る と 推 察 さ れ る の で あ る 。   つ ま り 、 「 摩

衍 」 を 「

」 と 置 き 換 え 、 『 起 信 論 』 と 『 釋 論 』 の 立

の 相

を 明 瞭 に す る 意 図 が あ っ と 思 わ れ る で あ る 。 そ の こ と が 結 果 と し て 、 『 釋 論 』 の 内 に 『 起 信 論 』 を 丸 ご と 一 つ の 論 書 と し て 介 在 さ せ

釈 の 領 域 を 拡 大                                 〔 17 〕 さ せ る 思 惑 が あ っ た と 推 察

る の で あ る 。 ま た 、 「 三 十 三 法 門 」 の

想 に

「 總 」 に

乗 の 本 質 が

縮 さ れ て い る と い う 独 自 の 解

が な さ れ た と

え る の で あ る 。

(12)

CHISAN-KANGAKU-KAI 智 山学報 第六 十   さ ら に 、 「 摩 訶 衍 論

」 を 『

論 』 で あ る と 説 示

る こ と は 、 「 總 」 の 範 囲 に 「 不 二

訶 衍 法 」 以

の 「 三 十 二

門 」 を

え て い る こ の こ と か ら も 、 「

」 に 対 す る 『

論 』 の

み 取 れ る 。   一 方 で 、 『 釋

』 上 「 摩 訶 衍 者 總 」 が 登 場 す る の は 「 立 義 分 」 と 「 迴

頌 」 解 釈 上 だ け で

体 の 「 摩 訶 衍 」 に

る 特 別 な 思

の 表 れ と

る 側 面 も

然 あ る と 考 え ら れ 、 な ぜ こ の よ

説 に 至 っ た の か を

討 す る 必 要 が あ る と 思

 

」 の

  先 の 「 迴 向

」 に お け る 「 釈 論 』 の 解 釈 を 検 討 し た こ と に よ り 、 「 立

分 」 解 釈 上

さ れ る 「 三 十 三

門 」 と 密 接 に 関 係 し て い る こ と を 知 る こ と が で き た 。 そ こ で 、 こ こ で は 「 立

分 」 上 で 説 示 さ れ る 「 三 十 三

門 」 に つ い て 「 迴 向 遍 布 門 」 の 内 容 を 頼 り に 内 容 を 整 理 し そ の 性

え て み た い 。   ま

、 「 立

」 上 に お い て 「 三 十 三

門 」 は 、 「 三 十 二

門 」 と 「 不 二 摩 訶

」 を 総 称 し た も の で 、 前

に つ い て 、     「 何 故 八 種

法 從 二 因 縁 一 起 。 應 二 於

。 順 二 於 読 一 故 。 何

應 レ 機 。 有 ;

根 一

レ 是 八 種 本

諸 佛 所 レ 得 耶 。                                                                     〔 18 )    

佛 所 レ 得 。 於 二 諸 佛 得 一 不 故 。

一 切

生 亦

レ 是 。

因 海 是

。 」 と あ り 、 「 八 種 本

」 ( 「 + 六 能 入 門 」 よ り 開 か れ た 「 十 六 所 入 法 」 ) は

に 応 じ

に 順

る と い

に よ る も の で あ る と 説 き 、 「 修

種 因 海 」 と い う

業 の 階

階 が 「 八 種 本

」 で あ る と し て い る 。 「 三 十 三 法 門 」 中 「 三

二 法 門 」 は 「 十 六 能 入 門 」 が 入

口 と い

「 門 」 的 や く わ

を 担 い 、 「 十 六 所 入 法 」 は 果 に

く た め の 修 行 法 的 側 面 の 強 い 「 教 法 」 で あ る と 推 察 で き る 。 さ ら に

で あ る 「 不 二 摩 訶 衍

」 に つ い て 見 て み れ ば 、 一

188

(13)

『釋摩訶衍論』にお ける 迴向遍門」につ い て 関)     「

縁 耶 コ 是

甚 深

。 離 = 機

故 離

根 。 無 二 機

立 の

               

 

 

 

 

                                         

 

 

 

 

                    ( 19 )     立 一

。 是

諸 佛 所 得 耶 。 能

二 於 諸 佛   諸 佛 得 不 故 。

薩 二 乘 一 切 異 生 亦

レ 是 。

徳 圓 滿 海 是

。 」 と あ る こ と か ら 、

に 対 し 、 対 照 的 な 表 現 が な さ れ て お り 、 「

圓 滿

」 と あ る こ と か ら も 性

が 異 な る と 言 え る 。 厳 密 に 言

ば 、 「 不 二

訶 衍 法 」 は 「 門 」 が

い た め 「 三 十 三

門 」 と し て 「 三 十 二

門 」 と 一 緒 に 総

し て 括 ら れ る も の で は な い と 理 解 で き る 。   で は な ぜ こ の よ

示 な さ れ る の か を 考 え る と 、 「 迴

」 で

さ れ る 「 諸 佛 甚 深

」 の 解 釈 に

因 し て い る た め と

ら れ る の で あ る 。 『 釈

』 は 「 立 義 分 」

釈 上 の 最

に お い て 、     「 謂

塵 數 過

。 微 塵 數 現

諸 佛 。 微

未 來

悉 乘 二 此 三 十 二

。 甚 深

車 司 達 二 於 清 淨

上 一 地 故 。                

 

 

 

 

                                         

 

 

 

 

                    { 20 )     十 方 三

一 切 菩

レ 是 。 此 中 菩

言 通 二 取 三

一 切

生 司

以 者 何 。 無 レ 有 丁

生 而 不 丙 通 達 乙

來 地 甲 故 。 」 と あ る ご と く 、 「

因 海 」 で あ る 「 三 十 二 法 門 」 を 理

し 證

す る こ と に よ り 「

来 地 」 と い

「 清 浄 無 上 地 」 に 、

薩 (

佛 ) を 諸

た ら し め る こ と が 最 大 の 目 的 と し て 説 い て い る 。   そ の こ と が 「

義 」 の 七 字 に 「 三 十 三 法 門 」 を 投

し 、 「

佛 」 で あ る 「 不 二

訶 衍 法 」 に 背 景 的 に 裏

さ れ と

さ れ る の で

る 。 「 迴 向 頌 」 解 釈 上 で の 、 「 諸

」 と は 「 不 二 摩 訶 衍

」 を

示 し て い る も の の 「 諸 佛

廣 大 義 」 の 七 字 全

の 解

に お け る 「 諸 佛 」 は 「 三 十 二

門 」 ( 菩 薩 ( 諸 佛 ) ) も そ の 範 囲 内 に 予

さ れ て い る と 言 え る 。   そ れ で も 、 『 釈 論 』 と し て は 説 明 が 不 十 分 と

さ ら に 「 立

分 」 解

上 で の 論 説 の

囲 を 逸 脱 し な い よ

に 配

し な が ら 「 不 二 摩 訶 衍

」 の 性

示 す る た め に 、 『 大 本 華 嚴 契 經 』 ・ 『

流 華 嚴

經 』 を 引 用 し 、 「 不 二 摩 訶 衍

」 の

が 三

世 間 を

心 と す る 「 盧

那 佛 」 よ り も 徳 が

れ て い る こ と を

捉 と し て い る こ と か ら も 伺 い 知 る こ と が で き る 。

189

(14)

CHISAN-KANGAKU-KAI 智 山学報 第六十輯   ま た 、 「 諸 佛 甚 深

」 以 下 の

釈 の

姿

勢 か ら も 、 「 三 十 三

門 」 を 再 説 し た い が た め に 独 特 な

が な さ れ 、

初 の 体 裁 を 崩 さ な い た め に 施 さ れ た も の で あ る と

す る の で あ る 。   コ ニ 十 三 法 門 」 の

は 、 『 釈 論 』 に と っ て 論 全

の 締 め く く

に 再

主 張 し た い 程 の 価

あ る も の で

っ た と 同

に 修 行 の 階 梯 的 段 階 の 教

で あ る 「 因 」 と 到 達 地 で あ る 「 果 」 の 両

を 「 三 十 三 法 門 」 に

出 し た も の で あ る と い え る 。

 

 

 

  こ れ ま で 「 迴 向 頌 」 に お け る 『

』 の 解 釈 を

し て き た 。

段 階 に お い て 知 り

果 を

る と 、 以 下 の 四 点 が 挙

ら れ る 。   一 、 『 釋

』 は 「 諸

甚 深

」 ・ 「 迴 向

性 」 の 内 、 「

佛 」 ・ 「

」 ・ 「

」 と 「 如 」 ・ 「

」 ・ 「 性 」 と 分

釈 し て い た 。 そ の

景 に は 、 「 立 義

釈 上 で

示 さ れ た 「 三 十 三

門 」 再 説 を 目 的 と し て い た 。   前

は 、 本

示 の 「 諸

」 を 衆 生 の た め に 開 か れ た 「 三 十 二

門 」 か ら 、 「 圓

滿

」 な

地 で

「 諸 佛 」 と い

「 不 二 摩

法 」 の 立

に 昇 華 さ せ る こ と を 目 的 と し た と 推

さ れ る 。  

者 は 、 衆 生 の た め の 「 三 十 二

門 」

々 の

門 を

得 さ せ る こ と を 意 図 し た 「 所 入

」 ・ 「

入 門 」 を 再 説 し て                                                 〔 21 ) お

佛 の

に 応 じ た

向 が 可 能 で

る と 説 い て い る と

え ら れ る 。   二 、 「 迴 向 遍 布 門 」 は 、 「 立 義 分 」 以 降 の 「

分 」 等 の 関 係 よ り も 、 「 立

分 」 の ほ う に 深 い 直 接 性 を 持 っ て い た 。 し か し

で は あ る が 思 想 が 介 在 し て い る た め そ の 把

は 必 要 と い え る 。   三 、 「 迴

頌 」 解

上 に 登 場 す る 「 不 二 摩

法 」 は 、

に よ る 説 示 を 中 心 と し て い る 。 『 釋 論 』 に と っ

190

(15)

『釋 摩訶衍論 』における 「迴 向遍布 門」につ い て (関) て 「 不 二 摩 訶 衍

」 は 、 『

信 論 』 よ り

き 出 し た も の で な い こ と を 強 調 す る と 同 時 に 、 衆 生 が 「

」 な る

と 「

大 義 」 な る 門 に 到 達 し 獲 得 し た 境 地 で あ る 「 諸 佛 」 と い

詮 の 立 場 を 「 不 二

衍 法 」 で あ る と 主 張 し た い も の と

察 さ れ る の で あ る 。 ま た 、 「 不 二 摩 訶

法 」 に 諸

の あ り 方 を 認 め た と 理 解 で き る 。   四 、 「

向 遍

門 」 最

の 頌 に お い て 、 「 摩 訶 衍

中 」 と

さ れ る の は 、 『 釋 論 』 が 『 起

論 』 を 重 要

し 、 本 論 の 価

を 強 調 す る 体 裁 を 装 い な が ら 、 実 は 『 起

』 全 体 の 本 意 、 つ ま

訶 衍 」 の 内 容 を 理 解 し た の は 『 釋 論 』 で あ る と 暗 に 説 示 し て い る と 推

す る 。  

の 課 題 に つ い て は 、 「 迴

門 」 を

す る こ と に よ り 、 『 釋 論 』 が 主 張 し た い 内

を 整 理 す る こ と が で き た 。 そ れ に 伴 い コ ニ 十 三

門 」 以 外 の 思 想 を 断 片 的 で あ る が

認 で き た 。

さ ら に 『 釈 論 』 そ の も の に

す る

み 込 み を 深 め 思 想 の 解 明 に 努 め て 行 き 、 本 考 で は 検 討 し な か っ た コ ニ 十 三

門 」 と の 関

が 指 摘 さ れ て い る 「 四 種 法

習 」 に お け る 解

を 考 察 し た い と 考 え て い る 。 以 上 の 作

に よ り 『 釋 論 』 全 体 の 構 想 を

握 で き 、 意 図 す る

意 を 理 解 で き る と

え て い る 。 注 (

1

)   丹 治 昭 義 「 『 起 信 論 』 と 『 義 記 』 の 一 考 察 − 序 分、 発 起 序 に 関 連 し て ー 」 ( 井 上 克 人 編 著 『 「 大 乗 起 信 論 」 の 研 究 』 所 収     二 〇 〇 一 年 ) (

2

)   論 日 。 就 二 此 一 頌 中 一 即 有 三 二 種 門 司 云 何 名 為 二 三 種 門 一 耶 。 一 者 攝 前 所 詭 總 結 門 。 二 者 展 舒 功 徳 令 廣 門 。 三 者 施 於 衆 生 普     利 門 。 是 名 為 レ 三 。 ( 『 釈 摩 訶 衍 論 』 大 正 三 二 巻   六 二 八 頁 上 ) (

3

)   諸 佛 甚 深 廣 大 義 者 。 即 是 通 總 攝 前 所 読 門 。 所 レ 謂 通 攝 二 三 十 三 種 本 數 法   故 。 此 義 云 何 。 言 二 諸 佛 一 者 。 則 是 不 二 摩 訶 衍 法 。     所 以 者 何 。 此 不 二 法 形 二 於 彼 一 佛 其 徳 勝 故 。 ( 中 略 ) 言 甚 深 者 。 即 是 兩 重 八 種 摩 訶 衍 之 本 法 。 以 二 何 義 一 故 名 為 二 甚 深 → 如 レ 是 兩     重 摩 訶 衍 法 。 能 入 門 望 極 甚 深 故 。 以 二 此 義 一 故 立 二 甚 深 稱 → 應 二 審 思 擇 刃 言 二 蹟 大 義 一 者 。 即 是 兩 重 能 入 門 法 。 以 二 何 義 一 故 名 二

191

(16)

CHISAN-KANGAKU-KAI 智山学 報第六 十 輯     廣 大 義 司 如 レ 是 兩 重 能 入 門 法 。 皆 悉 各 各 能 廣 二 自 法 幻 能 大 二 自 法 一。 能 為 二 自 法 司 作 二 名 義 一 故 。 ( 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻     六 六 八 頁 上 ) (

4

)   此 不 二 法 形 於 彼 佛 其 徳 勝 故 。 大 本 花 嚴 契 經 中 作 如 是 論 。 其 圓 圓 海 得 諸 佛 勝 。 故 其 一 切 佛 不 能 成 就 圓 圓 海 劣 故 。 若 爾 何 故     分 流 花 嚴 契 經 中 作 如 是 論 。 盧 舍 那 佛 三 種 世 間 為 其 身 心 。 三 種 世 間 攝 法 無 餘 。 彼 佛 身 心 亦 復 無 有 所 不 攝 焉 。 盧 舍 那 佛 雖 攝 三     世 間 。 而 攝 不 攝 故 。 是 故 無 過 。 ( 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻   六 二 八 頁 上 ) (

5

)   『 大 本 花 嚴 契 經 』 に お け る 解 釈 に つ い て は 既 に 石 井 公 成 博 士 の 指 摘 が な さ れ て い る 。 石 井 公 成 著 『 華 厳 思 想 の 研 究 』 一     九 九 六 年 (

6

)   言 二 我 今 隨 分 總 持 諡 一 者 。 即 是 顯 示 能 読 字 相 門 。 謂 以 二 總 字 冖 通 持 二 一 切 種 種 諡 一 故 。 立 義 分 中 摩 訶 衍 者 總 。 即 是 此 焉 歟 。 何     故 一 字 通 持 二 諸 説 司 為 レ 欲 三 顯 三 不 摩 訶 衍 論 如 意 論 一 故 。 ( 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻   六 六 入 頁 中 ) (

7

)   言 二 迴 此 功 徳 如 法 性 一 者 。 即 是 展 舒 功 徳 令 廣 門 。 謂 自 所 作 之 功 徳 迴 二 向 三 處 一 故 。 云 何 為 レ 三 。 一 者 真 如 。 二 者 一 心 法 。 三     者 本 覺 佛 性 。 是 名 為 レ 三 。 以 二 何 義 一 故 迴 ; 向 三 處 → ( 中 略 ) 如 レ 是 迴 向 有 二 何 利 益 司 謂 衆 多 故 。 ( 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻     六 六 八 頁 中 ) (

8

)   本 多 隆 仁 「 三 十 二 法 門 か ら 不 二 摩 訶 衍 法 へ 」 ( 小 野 塚 幾 澄 博 士 古 稀 記 念 論 文 集 『 空 海 の 思 想 と 文 化 』 所 収   二 〇 〇 四 年 ) (

9

) 拙 稿 「 『 釈 摩 訶 衍 論 』 に お け る 「 八 種 本 法 」 に つ い て

i

「 三 + 三 法 門 」 を 中 心 に ー 」 ( 「 智 山 学 報 』 第 五 九 輯 所 収

 

二 〇 一     〇 年 ) (

10

)   言 蠢 日 利 一 切 衆 生 界 一 者 。 則 是 施 於 衆 生 普 利 門 。 謂 舉 二 廣 大 圓 滿 功 徳 司 周 遍 利 二 益 衆 生 界 一 故 。 歡 喜 大 士 至 心 勸   無 量 佛 子     衆 海 中   我 已 超 毛 頭 三 角   過 於 生 死 之 四 根   第 一 無 數 粗 滿 訖   第 二 僧 祗 始 入 無   如 宜 汝 等 諸 佛 子   以 於 左 右 之 兩 手   捧 於     本 釋 之 明 鏡   臨 七 識 散 慮 之 面   見 六 塵 境 界 之 垢   洗 法 執 人 我 之 咎 汝 等 佛 子 若 如 是   法 身 應 化 之 三 身 如 舒 伊 字 圓 現 前     常 樂 我 淨 之 四 徳   如 入 達 池 具 出 生   我 從 四 王 自 在 處   下 入 大 海 龍 宮 殿   隨 分 窺 諸 契 經 海   總 有 一 百 洛 叉 數   如 是 諸 經 真 實     法   無 量 無 邊 差 別 義   摩 訶 衍 論 立 義 中   該 攝 安 立 具 足 読   有 善 男 子 善 女 人   若 自 手 捧 斯 論 卷   名 捧 百 洛 叉 經 者   若 自 口 經     誦 本 分   名 誦 百 洛 叉 經 者

 

此 人 所 得 之 功 徳   十 方 世 界 微 塵 數

 

諸 佛 及 大 菩 薩 衆 各 出 微 塵 數 舌 相   如 是 微 塵 數 劫 中   不 息     稱 設 不 能 盡   何 況 觀 察 其 義 理   思 惟 文 下 之 所 詮   有 善 男 子 善 女 人   生 不 信 心 謗 斯 論   此 人 所 得 之 罪 業   十 方 世 界 微 塵 數

192

(17)

『釋 摩訶衍 論』における 「迴 向遍布 門」につ い て 関)   諸 佛 及 大 菩 薩 衆   各 出 微 塵 數 舌 相   如 是 微 塵 數 劫 中   不 息 読 過 不 能 盡   是 人 往 罪 滅 無 所   一 切 諸 佛 不 能 救   是 故 行 者 歸 本     原   當 依 斯 論 應 修 行 實 不 可 生 不 信 心   誹 謗 甚 深 大 乘 教   當 願 此 勸 遠 流 布   遍 於 重 重 不 刹 ( 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻     六 六 八 頁 中 − 下 ) (

11

) 論 日 。 衆 有 二 四 種 → 云 何 為 レ 四 。 一 者 一 切 如 來 衆 。 二 者 一 切 菩 薩 衆 。 三 者 一 切 聲 聞 衆 。 四 者   切 縁 覺 衆 。 是 名 為 二 四 衆 幻     生 有 二 四 種 司 云 何 為 レ 四 。 一 者 卵 生 。 二 者 胎 生 。 三 者 濕 生 。 四 者 化 生 是 名 為 レ 四 生 。 過 數 故 衆 。 受 生 故 生 。 是 一 法 界 心 。     彼 八 處 中 周 遍 圓 滿 。 不 レ 可 } 分 析 二 不 レ 可 二 離 散 → 唯 是 一 體 唯 是 一 相 。 以 冖 一 四 種 衆 一 攝 二 諸 聖 一 盡 。 以 一 四 種 生 二 攝 二 諸 凡 二 盡 。 馬 鳴     論 師 為 レ 顯 二 一 心 廣 大 圓 滿 4 名 為 二 衆 生 の ( 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻   六 〇 〇 頁 下 ) A     A     

2120

 

19

)      )     ) A            A     A      ハ     A     A

l8

 

17

 

16

 

15

 

14

 

13

 

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)     )     )    )     )     )    ) 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻 「 三 十 三 法 門 」 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻 『 釈 摩 訶 衍 論 』 ・ 大 正 三 二 巻 五 九 二 頁 中 五 九 二 頁 中 五 九 四 頁 下 五 九 三 頁 下 六 六 入 頁 中               に お け る 十 種 の 摂 義 論 の あ り 方 が そ れ に 該 当 す る と 考 え ら れ る 。                           六 〇 一 頁 下                           六 〇 一 頁 下                           ⊥ ハ 〇 二 頁 上   以 レ 何 下 依 レ 義 顯 二 因 由 迴 向 一 三 處 即 頌 文 中 如 法 性 字 字 各 當 レ 一 真 如 即 レ 照 之 寂 本 覺 即 レ 寂 之 照 一 心 寂 照 雙 流 又 一 心 是 所 入 本 法 如 覺 即 能 入 門 法 謂 欲 レ 令 一 一 含 識 一 依 レ 門 入 レ 法 故 二 如 是 下 辨 二 利 益 一 中 而 有 三 二 喩 一 謂 一 塵 置 レ 地 皆 為 二 厚 載 之 功 一 一 水 入 レ 海 等 同 二 潤 益 之 徳 一 小 有 合 レ 空 而 無 一

量 之 別 一 一 多 即 入 無 礙 融 通 論 主 本 懷 所 レ 存 レ 于 レ 此 。 ( 普 観 撰 『 釋 摩 訶 衍 論 記 』 ・ 卍 蔵 經 七 三 巻 一 五 九 頁 下 )   ま た 拙 稿 「 『 釈 摩 訶 衍 論 』 に お け る 「 八 種 本 法 」 に つ い て ー 「 三 十 三 法 門 」 を 中 心 に ー 」 ( 『 智 山 学 報 』 第 五 九 輯 所 収 二 〇 一 〇 年 ) に お い て 引 用 し た 、 同 論 の 箇 所 に つ い て 二 句 目 ・ 三 句 目 の 解 釈 に つ い て 前 者 は 「 後 重 八 門 」 、 後 者 は 「 前 重

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CHISAN-KANGAKU-KAI 智 山学 報第 六十輯 八 門 と 後 重 八 法 」 で あ る 。 こ こ に 訂 正 さ せ て 頂 く 。   「 八 種 總 體 者 下 論 読 レ 有 二 十 六 總 體 一 對 望 別 故 應 レ 作 二 四 句 一 一 唯 總 非 レ 別 初 重 八 法   二 唯 別 非 レ 總 後 重 八 門   三 亦 總 亦 別 初 門 後 法   四 非 レ 總 非 レ 別 即 不 二 法 今 文 所 レ 指 即 當 一

句 一 二 十 四 種 分 離 別 相 者 初 重 八 門 後 重 總 別 法 之 與 レ 門 各 有 二 八 種 一 共 二 十 四 種 於 二 四 句 中 一 當 二 中 二 句 一 皆 依 二 初 重 入 法 一 」   言 迴 此 至 應 如 是 觀 。 釋 日 後 解 釋 有 レ ニ 初 明 行 相 此 有 二 牒 釋 彼 列 問 答 一 如 レ 文 可 レ 見 但 以 二 本 論 如 法 性 言 一 分 為 二 三 處 一 如 謂 真 如 法 謂 一 心 性 謂 本 覺 出 二 常 情 一 故 。 ( 法 悟 撰 『 釋 摩 訶 衍 論 贊 玄 疏 』 ・ 卍 蔵 經 七 二 巻   〇 二 三 頁 下 ) 〈 キ ! ワ ー ド 〉 迴 向 頌 、 釈 論、 三 十 三 法 門、 立 義 分、 迴 向 遍 布 門 不 二 摩 訶 衍 法 、 三 十 二 法 門

参照

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