主 催 : 大 学 コ ン ソ ー シ ア ム と ち ぎ 宇 都 宮 大 学
後 援 :( 公 社 ) 栃 木 県 経 済 同 友 会 ( 公 財 ) 栃 木 県 国 際 交 流 協 会 、
NPO 法 人 宇 都 宮 市 国 際 交 流 協 会 い っ く ら 国 際 文 化 交 流 会 JICA 筑 波 協 賛 :( 一 財 ) 栃 木 県 青 年 会 館 ( 公 財 ) あ し ぎ ん 国 際 交 流 財 団
目 次
( 敬 称 略 ) 目 標 と ル ー ル ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・1 は じ め に ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・2 実 施 要 綱 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・3 プ ロ グ ラ ム ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・4 倫 理 綱 領 ・ 個 別 ガ イ ド ラ イ ン ・ 問 題 事 例 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・5 「 全 体 講 義 」 と の 講 師 の 紹 介 ( 重 田 康 博 ) 混 迷 の 時 代 の 国 際 キ ャ リ ア を 考 え る - 真 の グ ロ ー バ ル 人 材 に 必 要 な 条 件 ・ ・ ・ ・ ・ ・6 分 科 会 A と 講 師 の 紹 介 ( 石 川 尚 子 ) 変 革 の 時 流 に 乗 っ て ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・8 分 科 会 B と 講 師 の 紹 介 ( 伊 藤 解 子 ) 自 己 矛 盾 が 無 い 、 を 仕 事 に し て み た ら ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 10 分 科 会 C と 講 師 の 紹 介 ( 飯 塚 明 子 ) 国 際 協 力 と キ ャ リ ア : 多 様 な 生 き 方 と 無 限 の 可 能 性 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 12 分 科 会 D と 講 師 の 紹 介( 佐 藤 栄 治 ) 超 高 齢 社 会 を 考 え る ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 15 分 科 会 E と 講 師 の 紹 介 ( 廣 瀬 隆 人 ) い く つ も の 日 本 ~ ア イ ヌ 民 族 か ら 考 え る 多 文 化 共 生 ~ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 18 分 科 会 F と 講 師 の 紹 介 ( 岩 井 俊 宗 ) 人 の 力 を 掛 け 算 に す る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 211
● 目 標 と ル ー ル
国 際 キ ャ リ ア 教 育 合 宿 セ ミ ナ ー の 参 加 者 は ル ー ル を 守 り 、 目 標 の 達 成 に 向 け て 励 ん で く だ さ い 。 目 標 「 働 く 」 と は ど う い う こ と な の か に つ い て 考 え る 。 自 分 と 地 域 社 会 や 世 界 と の つ な が り に つ い て 考 え る 。 主 体 的 に 関 わ り た い 分 野 を 見 つ け 、 今 後 の 学 び に 向 け た “ き っ か け ” を 得 る 。 ル ー ル ど ん な 意 見 も 臆 せ ず 、 積 極 的 に 発 言 し よ う 。 一 人 ひ と り が 参 加 者 の 自 覚 を も と う 。 異 な る 意 見 を 尊 重 す る と と も に 自 分 の 意 見 を も と う 。 自 分 独 自 の 意 見 を 述 べ よ う 。 多 様 な 発 想 を 生 み 出 す 雰 囲 気 を つ く ろ う 。 時 間 厳 守 で 行 動 し よ う ! 安 全 、 健 康 に 注 意 を し よ う 。2
● は じ め に
国 際 キ ャ リ ア 教 育 プ ロ グ ラ ム に 参 加 さ れ る 皆 様 国 際 キ ャ リ ア 教 育 運 営 委 員 会 委 員 長 国 際 学 部 国 際 学 科 教 授 重 田 康 博 宇 都 宮 大 学 、大 学 コ ン ソ ー シ ア ム と ち ぎ 、そ し て 全 国 の 大 学 生 、 社 会 人 の 皆 さ ん 、国 際 キ ャ リ ア に つ い て 考 え た こ と が あ り ま す か 。 大 学 時 代 に 、 就 職 活 動 に 入 る 前 に 、 国 際 キ ャ リ ア の プ ロ グ ラ ム に 参 加 し て み た い 、 国 際 的 な 問 題 に 対 応 す る 職 場 や 海 外 で 国 際 イ ン タ ー ン を し て み た い 、 あ る い は 今 、政 府 、企 業 、大 学 で 叫 ば れ て い る 、「 グ ロ ー バ ル 人 材 」の 育 成 の た め の プ ロ グ ラ ム に 参 加 し て み た い と 思 う 方 が い る か も し れ ま せ ん 。 そ の よ う に 考 え て い る 皆 さ ん の ニ ー ズ に 応 え る の が 、 グ ロ ー バ ル マ イ ン ド を 養 う 「 国 際 キ ャ リ ア 教 育 プ ロ グ ラ ム 」 で す 。 本 プ ロ グ ラ ム は 、 宇 都 宮 大 学 国 際 学 部 や 栃 木 県 の 大 学 が 中 心 に な っ て 2004 年 か ら 毎 年 実 施 さ れ 、 過 去 15 年 間 に お け る 参 加 者 数 は 約 1700 名 に 及 び 、 多 く の 学 生 ( 宇 都 宮 大 学 生 、 他 大 学 等 含 ) が 参 加 し て お り ま す 。 こ の プ ロ グ ラ ム の 科 目 は 、 学 生 が 働 く 意 味 や キ ャ リ ア 教 育 に つ い て 考 え る 「 国 際 キ ャ リ ア 教 育 」、 英 語 で 全 て 授 業 を 行 う 「International Career Seminar」、 国 内 や 海 外 の 企 業 、 公 的 機 関 、NGO・NPO で イ ン タ ー ン シ ッ プ を 行 う「 国 際 キ ャ リ ア 実 習 」の 3 科 目 、6 単 位 で 構 成 さ れ て い ま す 。い ず れ も 夏 季 と 春 季 の 休 業 期 間 に 行 い 、講 義 は 1 科 目 2 泊 3 泊 の 集 中 合 宿 方 式 で 、 キ ャ リ ア 実 習 は 80 時 間 で 行 い ま す 。 本 年 度 か ら は 、 新 た に 共 通 テ ー マ を 「 グ ロ ー バ ル 化 時 代 の 地 域 と キ ャ リ ア 」と し 、「 地 域 か ら の グ ロ ー バ ル 化(Globalization)」、 「 地 域 の グ ロ ー バ ル 化(Glocalization)」の 2 つ の 柱 を 立 て 、国 際 ビ ジ ネ ス 、国 際 協 力・国 際 貢 献 、 多 文 化 共 生 と 日 本 、 異 文 化 理 解 ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 4 つ の テ ー マ で 分 科 会 を 構 成 し ま す 。 講 義 で は そ の 道 の プ ロ の 専 門 家 や 講 師 を 揃 え 、 実 習 で は 国 内 ・ 海 外 で 魅 力 的 で 個 性 的 な 研 修 先 を 用 意 し て い ま す 。3 科 目 す べ て の 実 習 を 勧 め ま す が 、 選 択 的 な 受 講 も 可 能 で す 。 「 国 際 キ ャ リ ア 教 育 プ ロ グ ラ ム 」 は 、 毎 年 宇 都 宮 市 や 栃 木 県 内 だ け で な く 、 全 国 か ら 大 学 生 、 社 会 人 が 多 数 参 加 し ま す 。 皆 さ ん も こ の プ ロ グ ラ ム に 参 加 し て 、 国 際 キ ャ リ ア に つ い て 一 緒 に 学 び 、 国 際 社 会 や 地 域 社 会 へ の 「 キ ャ リ ア パ ス 」 の 可 能 性 を 探 っ て い き ま し ょ う 。 最 後 に 、 本 プ ロ グ ラ ム は 、 栃 木 県 か ら の 支 援 を 受 け て 、 大 学 コ ン ソ ー シ ア ム と ち ぎ と の 共 同 事 業 と し て 企 画 し ま し た が 、 そ の 実 施 に 際 し ま し て は 、( 公 社 ) 栃 木 県 経 済 同 友 会 、 ( 公 財 ) 栃 木 県 国 際 交 流 協 会 、NPO 法 人 宇 都 宮 市 国 際 交 流 協 会 、 い っ く ら 国 際 文 化 交 流 会 、 そ し て 、 J I C A 筑 波 か ら ご 後 援 を い た だ き ま し た 。 ま た 、( 一 財 ) 栃 木 県 青 年 会 館 、( 公 財 ) あ し ぎ ん 国 際 交 流 財 団 か ら は ご 協 賛 を い た だ き ま し た 。 ご 関 係 の 皆 様 か ら の 多 大 な ご 理 解 と ご 支 援 に 対 し 、 主 催 者 を 代 表 し て 、 厚 く お 礼 申 し 上 げ ま す 。3
●実施要綱
1 ) 科 目 名: 国 際 キ ャ リ ア 教 育 ~2019 年 合 宿 セ ミ ナ ー ~ 2 ) テ ー マ: グ ロ ー バ ル 時 代 の キ ャ リ ア 形 成 を 考 え る 3 ) 日 程: 2019 年 9 月 14 日 ( 土 ) ~ 16 日 ( 月 ) < 2 泊 3 日 > 4 ) 会 場 ・ 宿 泊: コ ン セ ー レ ( 栃 木 県 青 年 会 館 ) < 所 在 地 > 〒320-0066 宇 都 宮 市 駒 生 1 丁 目 1 番 6 号 < 問 合 先 >TEL: 028-624-1417 <URL> http://www.concere.jp/ < 地 図 > 5 ) プ ロ グ ラ ム: 2 頁 を 参 照 6 ) 参 加 定 員: 60 名 7 ) 参 加 費: 13,000 円 ( 食 費 ・ 宿 泊 費 を 含 む ) 8 ) 問 合 せ: 宇 都 宮 大 学 国 際 学 部 事 務 室 ( 5 号 館 A 棟 1 階 ) 担 当 : 大 串 < 所 在 地 > 〒321-8505 宇 都 宮 市 峰 町 350 < 問 合 先 >TEL: 028-649-5172 FAX: 028-649-5171 E-mail: [email protected]4
●プログ ラム (敬称略)
1 日 目 ( 9 月 14 日 土 曜 日 ) 時 間 内 容 09:00~ 09:30 受 付 09:30~ 09:45 開 講 式 ・ オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 09:50~ 12:00 全 体 会 ( 全 体 講 義 ・ ワ ー ク シ ョ ッ プ ) 12:00~ 12:50 昼 食 13:00~ 13:20 趣 旨 説 明 ( 分 科 会 お よ び 全 体 発 表 の プ レ ゼ ン 方 法 の 説 明 な ど ) 13:20~ 15:20 パ ネ ル ト ー ク 「 グ ロ ー バ ル 時 代 に お け る キ ャ リ ア 形 成 に つ い て 」 15:50~ 17:50 分 科 会 1 分 科 会 「 国 際 ビ ジ ネ ス A」 講 師 : 石 川 尚 子 分 科 会 「 国 際 協 力 ・ 国 際 貢 献 B」 講 師 : 伊 藤 解 子 分 科 会 「 国 際 協 力 ・ 国 際 貢 献 C」 講 師 : 飯 塚 明 子 分 科 会 「 多 文 化 共 生 と 日 本 D」 講 師 : 佐 藤 栄 治 分 科 会 「 多 文 化 共 生 と 日 本 E」 講 師 : 廣 瀬 隆 人 分 科 会 「 異 文 化 理 解 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン F」 講 師 : 岩 井 俊 宗 17:50~ 18:30 チ ェ ッ ク イ ン ( 事 務 局 担 当 者 よ り 鍵 を 受 領 ) 18:30~ 20:00 夕 食 ・ 交 流 会 2 日 目 ( 9 月 15 日 日 曜 日 ) 時 間 内 容 07:30~ 08:20 朝 食 08:30~ 12:00 分 科 会 2 12:00~ 12:50 昼 食 13:00~ 15:30 分 科 会 3 15:30~ 17:30 分 科 会 4( 分 科 会 ま と め ・ 中 間 発 表 準 備 ) 17:30~ 18:30 中 間 発 表 18:30~ 19:30 夕 食 19:30~ 21:30 全 体 発 表 準 備 3 日 目 ( 9 月 16 日 月 曜 日 ) 時 間 内 容 07:30~ 08:20 朝 食 09:00~ 10:00 発 表 準 備 10:00~ 12:20 全 体 発 表 12:20~ 13:10 昼 食 13:20~ 15:00 ふ り か え り / 意 見 交 換 / 全 体 総 括 / ア ン ケ ー ト 記 入 15:00~ 15:15 閉 講 式 15:30~ バ ス で 宇 都 宮 駅 ・ 宇 大 に 移 動 ・ 解 散 ( 現 地 解 散 も 可 )5
● 倫 理 綱 領 ・ 個 別 ガ イ ド ラ イ ン ・ 問 題 事 例
1. 国 際 キ ャ リア 教 育 プログ ラ ム 倫 理綱 領 本 プ ロ グ ラ ム の 関 係 者 は 、 以 下 の 原 則 に 従 っ て 行 動 し ま す 。 ① そ の 活 動 に お い て 、 常 に 基 本 的 人 権 と 個 人 の 尊 厳 を 尊 重 し ま す 。 ② 国 際 学 部 並 び に 本 プ ロ グ ラ ム の 教 育 目 標 の 実 現 に 資 す る 教 育 を 行 う た め に 、 改 善 と 向 上 に 努 め 、 学 生 の 自 発 的 な 学 習 を 支 援 し ま す 。 ③学 修 目 標 を 明 確 に 示 し 、学 生 へ の 対 応 や 成 績 評 価 な ど の 学 生 指 導 全 般 に お い て 、公 正 を 確 保 し ま す 。 ④ 個 人 情 報 の 保 護 に 最 大 限 の 注 意 を 払 い ま す 。 2. 倫 理 綱 領 に基 づ く 個別ガ イ ド ラ イン 以 上 の 倫 理 綱 領 に 基 づ き 、 特 に 以 下 の 点 に つ い て 配 慮 を お 願 い い た し ま す 。 ① 人 種 や ジ ェ ン ダ ー 、 言 語 、 宗 教 、 国 籍 、 社 会 的 背 景 、 年 齢 等 が 異 な る 多 様 な 参 加 者 で 構 成 さ れ て い る プ ロ グ ラ ム で あ る こ と に 留 意 し つ つ 行 動 し ま す 。 ② 食 事 や 信 仰 生 活 を 含 む 生 活 様 式 を 尊 重 し 、 可 能 な 限 り 対 応 し ま す 。 ③ ハ ラ ス メ ン ト に 該 当 す る 行 為 は 決 し て 行 い ま せ ん 。 ④ ハ ラ ス メ ン ト に 関 す る 情 報 を 得 た り 相 談 を 受 け た 場 合 に は 、放 置 せ ず に 対 応 し ま す 。 ⑤ 参 加 者 に よ る 主 体 的 な 学 び を 尊 重 し 、 そ の 提 案 や 意 見 を 積 極 的 に 取 り 入 れ ま す 。 3. 具 体 的 な 過去 の 問 題事例 ( 事 例 に あ る 「 参 加 者 」 と は 、 講 師 、 ス タ ッ フ 、 学 生 等 の 参 加 者 全 員 を 意 味 し ま す 。) 事 例 1) 国 籍 に よ る 差 別 発 言 あ る 参 加 者 か ら 「A 国 人 は 物 を 盗 む 」 と い っ た 国 籍 に よ る 差 別 的 な 発 言 が あ り 、 そ の 国 籍 を 有 す る 他 の 参 加 者 の 尊 厳 が 傷 つ け ら れ る 事 態 が 発 生 し た 。 事 例 2) ジ ェ ン ダ ー や 多 様 性 へ の 配 慮 を 欠 い た 発 言 あ る 参 加 者 が 、男 性 的 な 服 装 を し て い る 女 性 の 参 加 者 に 対 し て 、「 い い 歳 な の だ か ら 、 も う 少 し 女 性 ら し く し な い と 」 と ジ ェ ン ダ ー に 関 す る 配 慮 に 欠 け る 発 言 が あ っ た 。そ の 結 果 、ト ラ ン ス ジ ェ ン ダ ー 1で あ る そ の 女 性 参 加 者 の 尊 厳 が 傷 つ け ら れ る 事 態 が 発 生 し た 。 事 例 3) ハ ラ ス メ ン ト に 該 当 す る 行 為 や 発 言 あ る 男 性 参 加 者 が 懇 親 会 で 他 の 参 加 者 に 酒 を 飲 む よ う に し つ こ く 勧 め 、 男 女 問 わ ず「 付 き 合 っ て い る 人 は い る の か 」等 と 質 問 を し て 無 理 に 答 え を 聞 こ う と し た り 、 女 性 の 参 加 者 に 対 し て 酔 っ 払 い な が ら 「 肩 を も ん で く れ 」 と 頼 ん だ り し た 。 事 例 4) 主 体 性 や 協 働 を 認 め な い 教 育 分 科 会 に お い て 講 師 が 一 方 的 に 講 義 を 続 け た り 、 一 部 の 参 加 者 の み が 発 言 を 独 占 す る 事 態 が 発 生 し た 。 そ の 結 果 、 学 生 た ち が 主 体 的 に 協 力 し な が ら 行 う 議 論 や 全 体 発 表 準 備 の た め の 作 業 時 間 を 、 十 分 確 保 す る こ と が で き な か っ た 。 事 例 5) 許 可 を 得 な い で 行 う 個 人 情 報 や 写 真 の 使 用 あ る 参 加 者 が 、 他 の 参 加 者 の 連 絡 先 な ど の 個 人 情 報 や 撮 影 し た 写 真 を 、 相 手 の 許 可 な く SNS な ど を 使 っ て 公 開 し 、 別 の 目 的 で 利 用 し た 。 1 ト ラ ン ス ジ ェ ン ダ ー と は 、 出 生 時 に 決 定 さ れ た 性 別 に 性 的 違 和 ( 性 同 一 性 障 害 ) が あ り 、 性 別 を 変 え て 生 活 し て い た り 、 性 別 を 変 え た い と 思 っ て い る 人 ( 性 と 人 権 ネ ッ ト ワ ー ク 作 成 パ ネ ル 、2014 年 よ り )。6 ☆ 講 師 プ ロ フ ィ ー ル 氏 名 : 重 田 康 博 ( し げ た や す ひ ろ ) 所 属 : 宇 都 宮 大 学 国 際 学 部 教 授 国 際 キ ャ リ ア 教 育 運 営 委 員 会 委 員 長 略 歴 : 北 九 州 市 立 大 学 大 学 院 社 会 シ ス テ ム 研 究 科 博 士 後 期 課 程 修 了 ( 博 士 ・ 学 術 ) 国 際 協 力 推 進 協 会 (APIC)主 任 研 究 員 、ク リ ス チ ャ ン ・ エ イ ド 客 員 研 究 員( イ ギ リ ス ・ ロ ン ド ン )、現 、国 際 協 力 NGO セ ン タ ー( JANIC)主 幹 等 を 経 て 現 職 。専 門 は 国 際 開 発 研 究 、 国 際 NGO 研 究 。 開 発 教 育 協 会 評 議 員 、 JVC と ち ぎ ネ ッ ト ワ ー ク 代 表 。 CMPS 福 島 乳 幼 児 妊 産 婦 プ ロ ジ ェ ク ト ・ ア ド バ イ ザ ー 、JANIC 政 策 提 言 ア ド バ イ ザ ー 。 著 書 に 『NGO の 発 展 の 軌 跡 』( 明 石 書 店 2005)、『 国 際 NGO が 世 界 を 変 え る 』( 共 著 、東 信 堂 2006)、「 第 4 章 ミ レ ニ ア ム 開 発 目 標 」田 中 治 彦 編 著『 開 発 教 育 - 持 続 可 能 な 世 界 の た め に 』( 学 文 社 2008)、 重 田 康 博 『 激 動 す る グ ロ ー バ ル 市 民 社 会 ―慈 善 か ら 公 正 へ 発 展 と 展 開 』 明 石 書 店 、2017 年 全 体 講 義 の 内 容 今 世 界 は 混 迷 の 時 代 と 言 わ れ て い ま す 。 そ の 混 迷 の 時 代 を 生 き る た め の 真 の グ ロ ー バ ル 人 材 と は 何 か 、 そ の 必 要 な 条 件 を 具 体 的 な 事 例 を 示 し な が ら 紹 介 し 、 国 際 キ ャ リ ア 形 成 に つ い て 考 え ま す 。 ★ 最 初 に 、 混 迷 の 時 代 と は ど の よ う な 時 代 な の か を 説 明 し ま す 。 21 世 紀 は 9.11 米 国 同 時 多 発 テ ロ に 始 ま り 、 今 日 ま で 世 界 の い た る と こ ろ で 、 未 曽 有 の 危 機 が 発 生 し て い ま す 。米 国 な ど の 主 導 に よ る 経 済 の グ ロ ー バ リ ゼ ー シ ョ ン の 進 行 に よ り 、 か つ て の 先 進 国 と 途 上 国 の 間 の 格 差 だ け で は な く 、 同 じ 国 の 中 の 富 者 と 貧 者 、 都 市 生 活 者 と 農 今 日 世 界 各 地 で 、 国 家 の 分 断 、 孤 立 、 難 民 ・ 移 民 の 排 除 、 自 国 第 一 主 義 と ポ ピ ュ リ ズ ム の 波 が 押 し 寄 せ 、第 2 次 世 界 大 戦 後 世 界 の 多 く の 国 が 目 指 し て き た 、「 国 際 協 調 主 義 」と 「 共 生 ・ 包 摂 ・ 寛 容 な 社 会 」 の 危 機 が 叫 ば れ て い ま す 。 こ の よ う な 「 国 際 協 調 主 義 」 と 「 共 生 ・ 包 摂 ・ 寛 容 な 社 会 」 の 崩 壊 の 危 機 の 中 で 、NGO・ CSO( 市 民 社 会 組 織 )も 含 め た グ ロ ー バ ル 市 民 社 会 に よ る 多 元 主 義 の 再 構 築 と 公 共 圏 の 形 成 が 求 め ら れ て い ま す 。
●「全体講義 」と 講師の紹介
7 こ の 危 機 を ど の よ う に 乗 り 越 え る の か 、 ど の よ う に 「 国 際 協 調 主 義 」 と 「 共 生 で き る 寛 容 な 社 会 」 を 取 り 戻 せ る の で し ょ う か 。 混 迷 す る 時 代 を 生 き る た め に グ ロ ー バ ル 人 材 を ど の よ う に 育 成 す れ ば い い の で し ょ う か 。 ★ 次 に 、「 グ ロ ー バ ル 人 材 」 と は 、 何 か を 説 明 し ま す 。 で は 、「 グ ロ ー バ ル 人 材 」 に は ど の よ う な 能 力 が 求 め ら れ る の で し ょ う か 。2011 年 6 月 文 部 省「 グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 推 進 会 議 」中 間 ま と め 」で は 、そ の ポ イ ン ト と し て 、「 語 学 力 向 上( 英 語 )」と「 内 向 き 志 向 」の 克 服 で 、そ の 取 組 み は「 英 語 」と「 海 外 体 験 」と な っ て い ま す 。 し か し 、 こ の 「 英 語 」 と 「 海 外 体 験 」 だ け で 今 の 混 迷 の 時 代 を 生 き る グ ロ ー バ ル 人 材 を 育 て ら れ る の で し ょ う か ? ☆ 宇 都 宮 大 学 グ ロ ー バ ル 構 想 ―「 地 域 か ら の グ ロ ー バ ル 化 」「 地 域 の グ ロ ー バ ル 化 」に 貢 献 ☆ 国 際 学 部 国 際 学 科 に お い て 養 成 す る 人 材 像 ( 改 組 に 伴 い 2017 年 4 月 か ら 実 施 ) ⇒21 世 紀 型 グ ロ ー バ ル 人 材 ( グ ロ ー カ ル 人 材 ) の 育 成 ☆ 国 際 学 部 の 卒 業 生 は 、そ の 多 く が フ ロ ー バ ル 企 業 、マ ス コ ミ 、NGO な ど で 働 き 、国 内 外 で 活 躍 し て い ま す 。 ★ 最 後 に 、 地 球 公 益 を 目 指 す 「 グ ロ ー バ ル ( 地 球 ) 市 民 」 に つ い て 説 明 し ま す 。 「 グ ロ ー バ ル( 地 球 )市 民 」と し て 生 き る た め に は 、「 グ ロ ー バ ル( 地 球 )市 民 社 会 」の 育 成 が 必 要 だ と 思 い ま す 。つ ま り 、「 国 際 協 調 」を 超 え た「 地 球 公 益 」を 求 め て い く 人 間 や 社 会 を 育 て 、「 非 寛 容 社 会 」 か ら 「 寛 容 社 会 」 へ の 価 値 観 の 転 換 が 求 め ら れ て い ま す 。
☆ 国 連 に よ る「 持 続 可 能 な 開 発 目 標(SDGs、Sustainable Development Goals )」は 、2015 年 9 月 の 国 連 総 会 で 採 択 さ れ 、17 の 目 標 と 169 の タ ー ゲ ッ ト か ら な り 、2016 年 か ら 2030 年 ま で の 15 年 間 世 界 の 国 々 は こ の 開 発 目 標 の 達 成 に 向 け て 取 り 組 み 、そ の 達 成 の た め に 、 国 際 機 関 、国 家 、企 業 、NGO・CSO が 問 題 の 解 決 に 向 け て 取 り 組 む こ と が 求 め ら れ て い ま す 。
☆ 「 地 球 公 益 ( 地 球 市 民 の た め の 公 益 、Global Public Interests)」と は 、公 正 な 地 球 社 会 を 求 め る 世 界 の 人 々 の た め の 非 営 利 活 動 で す 。 そ の 根 底 に あ る の は 公 正 、 寛 容 、 包 摂 、 共 生 、多 様 性 、多 文 化 で す 。「 地 球 公 益 」を 求 め る こ と は 、グ ロ ー バ ル マ イ ン ド を 養 い 、グ ロ ー バ ル 人 材 を 育 成 す る こ と だ と 思 い ま す 。 参 考 文 献 駒 井 洋 監 修 /五 十 嵐 泰 正 ・ 明 石 純 一 編 著 『「 グ ロ ー バ ル 人 材 」 を め ぐ る 政 策 と 現 実 』 明 石 書 店 、2015 年 加 藤 / 九 木 元 『 グ ロ ー バ ル 人 材 と は 誰 か 若 者 の 海 外 経 験 の 意 味 を 問 う 』 青 弓 社 、2016 年 重 田 康 博 『 激 動 す る グ ロ ー バ ル 市 民 社 会 ― 慈 善 か ら 公 正 へ 発 展 と 展 開 』 明 石 書 店 、2017 年 友 松 篤 信 『 グ ロ ー バ ル キ ャ リ ア 教 育 ― グ ロ ー バ ル 人 材 の 育 成 』 ナ カ ニ シ ヤ 出 版 2012 年
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●分科会 Aと講師 の紹介(敬 称略)
☆ 講 師 プ ロ フ ィ ー ル 氏 名: 石 川 尚 子 ( 石 川 ひ さ こ ) 所 属: オ リ オ ン コ ン ピ ュ ー タ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 、 オ リ オ ン IT 専 門 学 校 理 事 長 略 歴: 栃 木 県 立 今 市 高 等 学 校 卒 業 後 、 地 元 企 業 に 就 職 。 い く つ か の 職 業 を 経 験 の 後 、 最 後 の 仕 事 で 出 会 っ た コ ン ピ ュ ー タ の 可 能 性 を 感 じ 、1998 年 オ リ オ ン コ ン ピ ュ ー タ ㈱ 設 立 。そ の 後 2005 年 オ リ オ ン I T 専 門 学 校 設 立 。 現 在 、 ア ジ ア 圏 の 留 学 生 に 沢 山 学 ん で い た だ い て お り ま す 。 1. 仕 事 の 内 容・ 研 究 テーマ 私 は 3 0 歳 の 時 に 、「 オ リ オ ン コ ン ピ ュ ー タ ㈱ 」を 起 業 し ま し た 。初 め は 小 さ な パ ソ コ ン 教 室 か ら 始 ま り 、 3 7 歳 で 「 オ リ オ ン I T 専 門 学 校 」 を 設 立 し ま し た 。 社 名 の 通 り 、 コ ン ピ ュ ー タ ー と 教 育 に 関 わ る 仕 事 を 2 0 年 以 上 続 け て い ま す 。 そ の 中 で 、 私 の 仕 事 は 「 繋 ぐ 」 事 だ と 考 え て 行 動 し て い ま す 。 人 と 人 を 繋 ぐ ・ 国 と 国 を 繋 ぐ ・ 人 と 社 会 を 繋 ぐ な ど 、 I T と 教 育 を 駆 使 し て 「 繋 ぐ 」 を 実 践 し て い き ま す 。 今 年 は 、 新 た な 事 業 に も 取 り 組 も う と 準 備 を 重 ね て い ま す 。 皆 さ ん に お 会 い す る 時 に は 、 そ の 事 業 が 立 ち 上 が っ て い た ら 幸 い で す 。 2. キ ャ リ ア パス 栃 木 県 で 生 ま れ ・ 育 ち 、 地 元 の 高 校 を 卒 業 後 、 地 元 の 企 業 に 就 職 。 何 度 目 か の 転 職 先 で 、 「 コ ン ピ ュ ー タ ー 」 に 出 会 う 。 こ の コ ン ピ ュ ー タ ー と の 出 会 い が 、 私 の 人 生 に 大 き な 影 響 を 与 え る 。 「 バ ブ ル 崩 壊 」 の 波 が 地 元 栃 木 に も 押 し 寄 せ た 頃 、 初 め て 「 不 況 」 と い う 体 験 を す る 。 し か し 、経 験 の 浅 い( 無 知 な )自 分 に は 、事 の 重 大 性 が 理 解 で き ず 、「 何 と か な る 」と 安 直 に 考 え て い た 。 そ し て 、 30 歳 で 起 業 す る 。 3. 分 科 会 の 内容 日 本 で は 、 こ の 4 月 か ら 入 管 難 民 法 の 改 定 に 伴 い 、多 く の 外 国 人 労 働 者 の 入 国 が 予 想 さ れ ま す 。 勿 論 、 日 本 で も こ の 外 国 人 労 働 者 の 受 け 入 れ に よ り 、 働 き 方 や 社 会 な ど に 大 き な 変 革 が も た ら さ れ る と 考 え ら れ ま す 。 特 に 、 栃 木 県 を 含 め た 地 方 に お い て は 現 在 も 多 く の 業 界 が 人 手 不 足 に 悩 ま さ れ て お り 、 今 回 の 入 管 難 民 法 の 改 正 は 人 材 確 保 の 追 い 風 と な る こ と と 思 い ま す 。 一 方 で 、 外 国 人 労 働 者 を 人 手 不 足 解 消 の 為 の 労 働 力 と い う 一 面 の み で 捉 え て い て は 、 到 底 定 着 に は 至 り ま せ ん 。 こ れ は 過 去 の 海 外 の 移 民 政 策 の 事 例 を み て も 明 ら か で す 。 こ の 変 革 の 時 流 に ど の よ う に 乗 り 越 え て 行 く か ? に つ い て 皆 さ ん と 議 論 し な が ら 「 今 、 私 た ち に 出 来 る 事 ・ や る べ き 事 」 を 探 っ て 行 け た ら と 思 っ て い ま す 。9 4. キ ー ワ ー ドリ ス ト ・ 出 入 国 管 理 及 び 難 民 認 定 法 と は 何 か ? ・ 移 民 政 策 と は 何 か ? ・ 共 生 と は ? 5. 参 考 資 料 等 「 共 生 の 社 会 学 」 … 岡 本 智 周 著 書 「 今 や 世 界 5 位 移 民 受 け 入 れ 大 国 日 本 の 末 路 」 … 三 橋 貴 明 「 ふ た つ の 日 本 移 民 国 家 の 建 前 と 現 実 」 … 望 月 優 大 6. 事 前 予 習 用リ ー デ ィング 課 題 A) も し 、 自 分 が 外 国 人 の 方 と 一 緒 に 働 く こ と に な っ た ら 、 ど の よ う に 接 す る 事 が お 互 い を 成 長 さ せ ら れ る と 考 え ま す か ? B) そして 、その 理由 も考 えて来 てくだ さい 。
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●分科 会 B と講師 の紹介(敬 称略)
☆ 講 師 プ ロ フ ィ ー ル 氏 名: 伊 藤 解 子 ( い と う と き こ ) 所 属: 国 際 協 力 コ ン サ ル タ ン ト 、 NPO 法 人 日 本 国 際 ボ ラ ン テ ィ ア セ ン タ ー ( JVC) 理 事 略 歴: 大 学 経 済 学 部 卒 業 後 、 英 国 大 学 院 ( 開 発 学 、 地 域 学 ( 東 南 ア ジ ア )) 留 学 。 東 南 ア ジ ア で 日 系 企 業 勤 務 後 、NGO( 公 社 ) シ ャ ン テ ィ 国 際 ボ ラ ン テ ィ ア 会 ( SVA) で 東 南 ア ジ ア 、 ア フ ガ ニ ス タ ン 等 で の 教 育 協 力 事 業 に 14 年 間 従 事 。JICA 本 部 、短 期 専 門 家 ( ラ オ ス 初 等 教 育 事 業 ) な ど を 経 て 、2016 年 よ り 現 職 。 主 に ODA の 事 業 評 価 業 務 に 従 事 。 1. 仕 事 の 内 容・ 研 究 テーマNGO 勤 務 時 は 教 育 開 発 、事 業 運 営・評 価 手 法 、ODA へ の 政 策 提 言 。現 在 は 日 本 の ODA 事 業 ( 有 償 資 金 協 力 、 無 償 資 金 協 力 、 技 術 協 力 ) に つ い て 、 通 常 事 業 完 了 後 3 年 目 に 実 施 さ れ る 事 後 評 価 に ス キ ー ム 、 分 野 、 地 域 問 わ ず 従 事 。 経 済 協 力 開 発 機 構 (OECD) 開 発 援 助 委 員 会(DAC)で 採 択 さ れ た 国 際 的 評 価 基 準 に 基 づ い た 評 価 を 実 施 。学 生 時 代 に 抱 い た 目 標 、「 よ り 良 い 国 際 協 力 」 に 貢 献 す る 仕 事 を 続 け て き ま し た 。 2. キ ャ リ ア パス <大 学 、 大 学 院 時 代 > 両 親 の 影 響 で 、幼 い 頃 か ら 平 和 な 差 別 の な い 社 会 の 実 現 に つ い て 、問 題 意 識 を 持 っ て 育 つ 。 大 学 時 代 、 日 本 の ODA 供 与 額 が 世 界 一 と な っ た 一 方 、ODA の 質 へ の 批 判 が 高 ま る 。ゼ ミ で は 南 北 問 題 を テ ー マ に し 、学 外 で の ODA の 実 態 に 関 す る ジ ャ ー ナ リ ス ト 、NGO の 報 告 会 に 通 う 。 サ ー ク ル で は 日 韓 学 生 交 流 会 、 模 擬 国 連 等 に 所 属 。 開 発 を 体 系 的 に 学 び 、 英 語 力 を つ け る た め 就 活 を せ ず 大 学 院 留 学 。 留 学 先 で は 学 業 に 没 頭 し つ つ 、 学 生 寮 に 住 み 留 学 生 た ち と 知 り 合 い 、生 涯 の 親 友 を 得 る 。休 み に は 学 割 で 欧 州 、ア フ リ カ 、東 南 ア ジ ア 旅 行 。 <民 間 企 業 か ら NGO へ > NGO 就 職 を 前 提 に 社 会 人 経 験 を 得 る た め 英 国 か ら 直 接 東 南 ア ジ ア へ 。単 身 就 職 活 動 後 、就 労 ビ ザ の 壁 を 越 え て 日 系 企 業 に 就 職( ク ア ラ ル ン プ ー ル 、シ ン ガ ポ ー ル )。日 本 人 の 駐 在 員 と 現 地 採 用 の 格 差 を 目 の 当 た り に し な が ら 、急 速 に 発 展 す る ア ジ ア の OL 生 活 を 満 喫 。2 年 半 後 、 日 本 へ 帰 国 し 念 願 の NGO 就 職 ( SVA 東 京 事 務 所 ( カ ン ボ ジ ア 担 当 )) 達 成 。 <NGO で の 10 年 > 入 職 2 カ 月 後 、研 修 の は ず が 倒 れ た 同 僚 に 代 わ り 3 カ 月 間 の 現 地 駐 在 。東 京 で は 主 に 後 方 支 援 ( ご 支 援 者 対 応 、 資 金 調 達 ) 業 務 。 ご 支 援 者 に 鍛 え て い た だ く 。 カ ン ボ ジ ア 駐 在 し 帰
11 国 後 、 ア フ ガ ニ ス タ ン 事 業 担 当 に 異 動 。 以 降 、 緊 急 救 援 事 業 ( パ キ ス タ ン 、 バ ン グ ラ デ シ ュ )、事 業 研 究・評 価 調 査 、NGO の ネ ッ ト ワ ー ク( 政 策 提 言 、NGO 職 員 研 修 )業 務 に 従 事 。 愛・地 球 博 出 展 で 名 古 屋 1 カ 月 駐 在 も 経 験 。NGO 事 業 の 醍 醐 味 や 限 界 、基 礎 教 育 協 力 の 魅 力 と 意 義 、 始 め る よ り 終 え る 大 変 さ を 痛 感 し な が ら 、 あ ら ゆ る 業 務 を 経 験 す る 。 <NGO で の マ ネ ー ジ メ ン ト 時 代 〜 現 在 > 入 職 後 9 年 目 以 降 、海 外 事 業 課 課 長 、ラ オ ス 事 務 所 所 長 職 と し て 組 織・事 務 所 運 営( 総 務 、 経 理 、 人 事 ) に 従 事 。 仕 事 に 全 力 投 球 し た 結 果 、 自 分 に イ ン プ ッ ト が 必 要 と 考 え 退 職 。 半 年 休 ん だ 結 果 自 己 矛 盾 の な い 国 際 協 力 で 働 く こ と に 。 就 活 に 苦 戦 後 転 職 先 で 仕 事 と 組 織 に 慣 れ ず 退 職 。NGO 時 代 の 友 人 に 助 け ら れ 難 民 支 援 調 査 や 教 育 支 援 事 業 に 従 事 し つ つ 、合 間 に 関 心 が あ っ た 事 業 評 価 の 勉 強 、 キ ャ ッ ト ス ペ シ ャ リ ス ト 資 格 取 得 、 保 護 猫 シ ェ ル タ ー ・ ボ ラ ン テ ィ ア 、念 願 の カ フ ェ で の バ イ ト で 過 ご し た 後 、現 在 の 会 社 へ 。事 業 評 価 を 仕 事 に 。 3. 分 科 会 の 内容 国 際 援 助 業 界 で 働 く と は 。国 際 協 力 事 業 と は 。NGO で も ODA 事 業 で も 共 通 し て 大 切 な こ と と は 。 仕 事 を 通 し て 目 指 す も の 、 価 値 観 と の せ め ぎ 合 い と は 。 仕 事 を 具 体 的 に イ メ ー ジ で き る よ う に な る こ と を 目 的 に 、 ワ ー ク シ ョ ッ プ 、 デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 形 式 で 進 め ま す 。 分 科 会 1:参 加 者 自 己 紹 介 。国 際 協 力 、国 際 援 助 の 仕 事 紹 介( 国 際 機 関 、JICA、NGO の 事 業 に つ い て 、 そ の な か で 自 分 の 価 値 観 に 見 合 う 仕 事 と は )。 分 科 会 2&3: 国 際 協 力 「 事 業 と は 」 ? 何 を 目 指 し 、 ど ん な 方 法 で 、 何 を す る ? 4. キ ー ワ ー ドリ ス ト ・ 国 際 協 力 ・ 政 府 開 発 援 助 (ODA) ・NGO ・ 事 業 運 営 ・ 政 策 提 言 5. 参 考 資 料 等 ● ア マ ル テ ィ ア セ ン 『 人 間 の 安 全 保 障 』 集 英 社 新 書 、 2006 年 ●JICA ラ オ ス 「 コ ミ ュ ニ テ ィ イ ニ シ ア チ ブ に よ る 初 等 教 育 改 善 プ ロ ジ ェ ク ト フ ェ ー ズ 2」 プ ロ ジ ェ ク ト 概 要 、 ニ ュ ー ズ レ タ ー ( 可 能 な 範 囲 で 結 構 で す ) https://www.jica.go.jp/project/laos/013/index.html( 参 照 2019 年 6 月 10 日 ) ● シ ャ ン テ ィ 国 際 ボ ラ ン テ ィ ア 会 編 『 図 書 館 は 、国 境 を こ え る ― 国 際 協 力 NGO 30 年 の 軌 跡 』 教 育 史 料 出 版 会 、2011 年 ● フ ラ ン ク リ ン・コ ヴ ィ ー・ジ ャ パ ン( 監 修 )『COMIX 家 族 で で き る 7 つ の 習 慣 』PHP、 2015 年 6. 事 前 予 習 用リ ー デ ィング 課 題 「 第 3 部 国 際 教 育 協 力 の ア プ ロ ー チ : 第 8 章 、 第 9 章 、 第 10 章 」 小 松 太 郎 編 『 途 上 国 世 界 の 教 育 と 開 発 - 公 正 な 世 界 を 求 め て 』 上 智 大 学 出 版 、 2016 年 ; pp.115-160
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● 分 科 会
C と 講師 の紹介(敬 称略)
☆ 講 師 プ ロ フ ィ ー ル 氏 名: 飯 塚 明 子 ( い い づ か あ き こ ) 所 属: 宇 都 宮 大 学 留 学 生 ・ 国 際 交 流 セ ン タ ー 助 教 略 歴: 兵 庫 県 姫 路 市 出 身 。 米 国 の 大 学 で 経 済 学 を 勉 強 し た 後 、 イ ン ド の NGO で の 3 か 月 の イ ン タ ー ン シ ッ プ を 経 て 、 神 戸 の NPO 法 人 CODE 海 外 災 害 援 助 市 民 セ ン タ ー に 勤 務 し 、 海 外 の 災 害 復 興 支 援 に 従 事 。オ ラ ン ダ の 大 学 院 で 国 際 協 力 を 学 び 、NGO や 国 連 勤 務 を 経 て 、ベ ト ナ ム に 3 年 間 駐 在 し 、 コ ミ ュ ニ テ ィ ー 防 災 事 業 に 従 事 。 そ の 後 京 都 大 学 で 地 球 環 境 学 博 士 を 取 得 し 、 日 本 の NGO の ス リ ラ ン カ 事 務 所 長 と し て 防 災 分 野 の 官 民 連 携 事 業 を 運 営 。2017 年 4 月 か ら 宇 都 宮 大 学 留 学 生 ・ 国 際 交 流 セ ン タ ー に 勤 務 。2 児 の 母 。 1. 仕 事 の 内 容・ 研 究 テーマ 2017 年 4 月 か ら 宇 都 宮 大 学 で 働 き 始 め て 2 年 半 。 主 に 以 下 の 仕 事 に 従 事 。 ・ 留 学 や 国 際 交 流 に 関 す る 業 務 海 外 留 学 や 国 際 イ ン タ ー ン シ ッ プ に つ い て 興 味 の あ る 日 本 人 学 生 や 留 学 生 の 相 談 に の り 、 留 学 生 ・ 国 際 交 流 課 と 説 明 会 等 を 行 う 。 ま た 大 学 の 国 際 化 を 推 進 す る た め に 、 国 内 外 の 留 学 フ ェ ア や 会 合 に 出 席 し た り 、 国 際 イ ン タ ー ン シ ッ プ の 派 遣 先 や 協 定 校 を 開 拓 。 こ れ ま で の 海 外 経 験 か ら 、 留 学 に 興 味 の あ る 日 本 人 学 生 や 外 国 人 留 学 生 の 気 持 ち ( 不 安 や 期 待 )に 共 感 で き 、自 分 の 時 を 思 い 出 し た り 、( 時 代 は 変 わ っ て い る の で )自 分 の 留 学 時 代 と の 違 い に 驚 き な が ら 仕 事 し て い る 。 特 に 海 外 か ら 成 長 し て 帰 っ て く る 日 本 人 の 学 生 や 、 宇 大 で 充 実 し た 学 生 生 活 を 送 っ て い る 留 学 生 を 見 る と と て も や り が い を 感 じ る 。 ・ 災 害 と コ ミ ュ ニ テ ィ に 関 す る 講 義 や 、 留 学 生 向 け の 講 義 を 担 当 宇 大 で 働 き 始 め て 3 年 目 に 入 り 、基 盤 教 育 科 目 や 全 学 科 目 で 災 害 と コ ミ ュ ニ テ ィ に 関 す る 講 義 を 担 当 。ま た 国 際 学 部 の 専 門 科 目 や 大 学 院 で は 、災 害 と 国 際 協 力 に 関 す る 講 義 を 担 当 。 そ の う ち 2 つ の 講 義 「 Risk management」 と 「 Disaster Studies」 は 英 語 で 開 講 。 人 前 で 話 を す る の は と て も 苦 手 で 緊 張 す る の で 、 授 業 の 前 は い つ も そ わ そ わ し て 、 終 わ る と ほ っ と す る 。 英 語 の 授 業 の 方 が リ ラ ッ ク ス し て 自 分 ら し く 表 現 で き る こ と を 実 感 。 ・ コ ミ ュ ニ テ ィ 防 災 や 国 際 協 力 に 関 す る 調 査 研 究 国 内 外 の 被 災 地 に お け る コ ミ ュ ニ テ ィ を 核 と し た 防 災 活 動 ( 郷 土 芸 能 と 災 害 復 興 、 防 災 教 育 、ボ ラ ン テ ィ ア 等 )を テ ー マ に 研 究 。ま た 海 外 の 被 災 地 に お け る マ ル チ ア ク タ ー( 政 府 、 NGO、国 際 機 関 等 )に よ る 国 際 協 力 支 援 も 調 査 し て い る 。自 分 の 興 味 の あ る テ ー マ を 深 く 調 査 し 、論 文 や 発 表 を 通 じ て 公 開 す る と い う の は 、こ れ ま で 仕 事 で は あ ま り な か っ た た め 、 と て も 新 鮮 に 感 じ る 一 方 で 、 研 究 費 や 研 究 時 間 の 確 保 、 知 識 や 経 験 の 不 足 、 論 文 を 投 稿 し
13 て も な か な か 出 版 が 決 ま ら な い 等 、 悩 み も 尽 き な い 。 2. キ ャ リ ア パス [~ 20 代 ] 兵 庫 県 姫 路 市 出 身 、 高 校 ま で 姫 路 。 高 校 は 成 績 不 良 で 、 バ ト ン 部 、 バ ン ド 活 動 、 ア ル バ イ ト に 打 ち 込 む 。 [~ 25 歳 ] ア メ リ カ と オ ラ ン ダ に 留 学 、 イ ン ド の NGO で 海 外 イ ン タ ー ン シ ッ プ 。 友 人 の 誘 い で 神 戸 の NGO で 翻 訳 の ボ ラ ン テ ィ ア を し た こ と が き っ か け で 、 海 外 の 災 害 復 興 支 援 の NGO で 働 き 始 め る 。 NGO で の 仕 事 は 海 外 ( ス リ ラ ン カ 、 ア フ ガ ニ ス タ ン 、 イ ラ ン 等 ) の 被 災 地 復 興 支 援 事 業 の 運 営 、 日 本 で の 事 業 報 告 会 、 講 演 、 会 報 誌 の 執 筆 、 理 事 会 運 営 、 支 援 者 や ボ ラ ン テ ィ ア 、 メ デ ィ ア 、 教 育 機 関 等 と の 連 絡 調 整 等 多 岐 に わ た っ た 。 初 め て の 仕 事 で 学 ぶ こ と が 多 く 、 と て も 充 実 し た 日 々 を 過 ご し 、 そ の 後 の キ ャ リ ア の 基 礎 が 築 か れ た 時 期 。 [~ 30 歳 ] 日 本 か ら 出 張 ベ ー ス で 海 外 事 業 を 運 営 す る の で は な く 、海 外 に 駐 在 し て 事 業 に 専 念 し た い と い う 思 い か ら 転 職 し 、 京 都 大 学 の 研 究 員 と し て ベ ト ナ ム に 赴 任 し 、 国 際 協 力 機 構(JICA)の コ ミ ュ ニ テ ィ 防 災 事 業 に 3 年 間 従 事 。毎 週 、山 間 部 、平 野 部 、海 岸 部 の 事 業 地 に 行 っ て 、 住 民 の 方 か ら お 話 を 聞 き な が ら 、 ベ ト ナ ム の 研 究 者 と 事 業 を 運 営 。 現 地 の 人 々 の ニ ー ズ を 踏 ま え て 、 防 災 だ け で は な く 、 栽 培 、 養 殖 、 教 育 、 建 築 、 文 化 、 生 活 習 慣 等 の 活 動 も 実 施 し 、 多 国 籍 、 他 分 野 の 研 究 者 と 協 力 し て 事 業 を 実 施 す る 醍 醐 味 を 実 感 。 [~ 35 歳 ] 結 婚 。ベ ト ナ ム で 一 緒 に 事 業 を し て き た 大 学 の 先 生 の す す め で 1 年 間 の 博 士 課 程 に 入 り 博 士 号 を 取 得 。 長 男 を 出 産 。 パ ー ト ナ ー の 仕 事 に 伴 い 、 大 学 を 辞 め て 家 族 で ス リ ラ ン カ に 移 住 。 次 男 を 出 産 。 ス リ ラ ン カ 駐 在 の 4 年 間 の う ち 、最 後 の 2 年 は ス リ ラ ン カ に あ る 日 本 の NGO の 官 民 連 携 事 業 に 従 事 。 国 レ ベ ル の 防 災 プ ラ ッ ト フ ォ ー ム を 構 築 す る 仕 事 を 現 地 NGO と 協 力 し て 行 う 。 ス リ ラ ン カ で ヨ ガ イ ン ス ト ラ ク タ ー の 資 格 を 取 得 。 [35 歳 ~ ] 現 地 NGO に 事 業 を 引 き 継 ぎ 、日 本 に 帰 国 。留 学 や 仕 事 で 15 年 海 外 に 住 み 、海 外 の 現 場 で 働 き 続 け た い 思 い は あ っ た が 、 日 本 国 内 の 課 題 や 日 本 の 被 災 地 に つ い て も 関 わ っ て い き た い と 思 い 、 日 本 に 生 活 基 盤 を 移 し 、 宇 大 で 働 き 始 め る 。 ま た 海 外 で 様 々 な 立 場 か ら 防 災 に 関 わ っ て き た 過 程 で 、 コ ミ ュ ニ テ ィ を 核 と し た 防 災 の 必 要 性 を 強 く 感 じ 、 現 在 の 研 究 や 教 育 に 至 る 。 宇 都 宮 で 運 転 免 許 を 取 得 。 [40 歳 ~ ] 宇 大 で の 仕 事 や 宇 都 宮 で の 生 活 に 慣 れ ( 運 転 以 外 )、 現 在 長 男 は 小 学 3 年 生 、 次 男 は 1 年 生 。 今 年 9 月 か ら ア メ リ カ 、 ボ ス ト ン の 大 学 で 半 年 間 研 究 留 学 。 3. 分 科 会 の 内容 世 界 中 で 発 生 し て い る 貧 困 や 災 害 と い っ た 課 題 は 、 そ の 地 域 の 人 々 だ け で 解 決 す る の は 難 し く 、 他 の 国 や 地 域 の 人 々 の 協 力 が 不 可 欠 で す 。 こ の 分 科 会 で は 、 国 際 協 力 に 関 わ る 多 様 な ア ク タ ー と そ の 役 割 を 解 説 し 、 講 師 が こ れ ま で 実 践 し て き た 海 外 事 業 を 紹 介 し な が ら 、 国 際 協 力 に 必 要 な こ と や 、 ど の よ う に 関 わ っ て い く か に つ い て 一 緒 に 考 え ま す 。 国 際 協 力 や 防 災 を キ ャ リ ア と し た い 人 も そ う で な い 人 も 役 に 立 つ 内 容 な の で 主 体 的 に 学 ぶ こ と を お 勧 め し ま す 。 [分 科 会 1] ・ ア イ ス ブ レ イ キ ン グ ( 自 己 紹 介 ) と 導 入 講 義 「 東 日 本 大 震 災 と 海 外 か ら の 支 援 」
14 [分 科 会 2& 3] ・ 各 自 調 べ て き た 国 際 協 力 の ア ク タ ー に つ い て 発 表 ・ 国 際 協 力 と そ の ア ク タ ー (NGO、国 連 機 関 、政 府 機 関 、教 育 機 関 、企 業 、メ デ ィ ア 、ボ ラ ン テ ィ ア 、 市 民 社 会 等 ) の 解 説 ・ 国 際 協 力 の 実 践 事 例 の 紹 介 ・ 多 文 化 共 生 ワ ー ク シ ョ ッ プ : 日 本 で で き る こ と は ? ・ 国 際 協 力 ワ ー ク シ ョ ッ プ : ア ク タ ー を 演 じ て み よ う ・ 国 際 協 力 と 無 限 の 可 能 性 : ど の よ う に 関 わ っ て い く か ? 4. キ ー ワ ー ドリ ス ト ・ 国 際 協 力 ・NGO ・ 国 際 連 合 ・ODA ・ ボ ラ ン テ ィ ア ・SDGs 5. 予 習 用 課 題 上 記 の ア ク タ ー の う ち 、 最 も 興 味 の あ る 国 際 協 力 の ア ク タ ー を 調 べ て 、 分 科 会 で 活 動 内 容 や 役 割 等 を 5 分 程 度 で 発 表 し て く だ さ い 。
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●分科 会 D と講師 の紹介(敬 称略)
☆ 講 師 プ ロ フ ィ ー ル 氏 名: 佐 藤 栄 治 ( さ と う え い じ ) 所 属: 宇 都 宮 大 学 地 域 デ ザ イ ン 科 学 部 建 築 都 市 デ ザ イ ン 学 科 ・ 准 教 授 略 歴: 1976 年 生 ま れ . 厚 生 労 働 省 国 立 保 健 医 療 科 学 院 を 経 て , 2010 年 よ り 現 職 . 専 門 は , 都 市 計 画 ,医 療・福 祉( 介 護 ,保 育 ,障 碍 な ど )政 策 支 援 .近 年 で は ,医 療 計 画 策 定 に 向 け た 基 礎 研 究 , 地 方 都 市 に お け る 医 療 ・ 介 護 の 連 携 の あ り 方 , 公 共 施 設 の マ ネ ジ メ ン ト 手 法 等 , 国 , 県 , 地 方 自 治 体 と の 実 践 的 な 研 究 に 取 り 組 ん で い る . 1. 仕 事 の 内 容・ 研 究 テーマ 私 は こ れ ま で , 都 市 や 建 築 の 諸 問 題 を 利 用 者 や 居 住 者 の 視 点 か ら 捉 え , そ の 解 決 策 を 探 る 研 究 を 行 っ て き ま し た .特 に 最 近 で は ,生 活 の う え で さ ま ざ ま な 支 援 や 配 慮 を 必 要 と す る , 高 齢 者 や 障 碍 者 , こ ど も , こ ど も を 抱 え る 就 業 者 を 対 象 に 分 析 ・ 研 究 を 行 う こ と で , あ ら ゆ る 人 に と っ て 使 い や す い 都 市 や 生 活 環 境 に つ い て 考 え て い ま す . 研 究 の 中 で は , 実 現 可 能 な 計 画 や 施 策 策 定 の 手 段 と し て 各 種 統 計 情 報 や 統 計 を 地 理 的 に 表 現 で き る 地 理 情 報 シ ス テ ム や , あ る 側 面 か ら 事 象 の 理 想 像 を 示 す 理 論 モ デ ル を 用 い , 計 画 や 政 策 の 背 景 や 数 値 の 算 出 根 拠 を 示 し て い ま す . 主 と し て 以 下 の 研 究 を 行 い ま し た . ( 1 ) 都 市 に お け る 高 齢 者 の 生 活 を 想 定 し た 理 論 的 な ア ク セ シ ビ リ テ ィ 指 標 の 開 発 本 研 究 は , 郊 外 の 集 合 住 宅 群 や 地 方 都 市 に お い て , 今 後 激 増 す る 高 齢 者 の 生 活 を 徒 歩 に よ る 移 動 に よ り 担 保 し よ う と し た 一 連 の 研 究 で す . 徒 歩 に よ る 移 動 に は , 対 象 地 域 の 地 形 の 状 況 , 集 合 住 宅 の 階 段 の 有 無 , 面 的 に 広 が っ た 生 活 圏 な ど , 移 動 に 際 し て の 物 理 的 な 抵 抗 を 指 標 化 し , そ の 困 難 さ を 露 呈 さ せ て い ま す . 有 効 性 の 確 認 さ れ た 指 標 を 用 い 生 活 利 便 性 の 低 い 地 区 を 抽 出 し , そ れ ら の 地 区 で の 生 活 手 法 や 住 み 替 え の 提 案 を 行 い ま し た . ( 2 ) 高 齢 者 サ ー ビ ス の 整 備 方 針 に 関 す る 研 究 近 年 の 介 護 施 策 の 方 針 で は , 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム や 介 護 サ ー ビ ス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 等 の 整 備 が 進 み ,地 域 で の 生 活 継 続 を 担 保 す る シ ス テ ム の 構 築 が 急 務 と さ れ て い ま す .国 , 都 道 府 県 , 市 区 町 村 の そ れ ぞ れ の レ ベ ル で の 介 護 計 画 指 針 , 地 域 包 括 ケ ア の 捉 え 方 が 検 討 さ れ , 各 自 治 体 に お い て 具 体 的 な 制 度 設 計 が 望 ま れ て い ま す . 現 在 , 自 治 体 と 連 携 し 研 究 成 果 を 実 際 の 計 画 に 反 映 し つ つ , さ ら な る 研 究 の 深 化 を 試 み て い ま す . ( 3 ) 医 療 施 設 配 置 計 画 , 医 療 サ ー ビ ス 提 供 体 制 の 再 構 築 に 関 す る 研 究 近 年 の 日 本 に お い て は , 人 口 減 少 や 地 域 の 縮 退 等 を 背 景 と し て , 地 域 医 療 体 制 の 再 構 築 が 求 め ら れ て い ま す . 人 口 減 少 に 連 動 し て 社 会 的 共 通 資 本 の 総 量 が 減 少 す る 社 会 に お い て16 は , 医 療 サ ー ビ ス の 提 供 に そ の 効 率 性 や 公 平 性 も 求 め ら れ て い ま す . 医 療 サ ー ビ ス 提 供 体 制 の 適 正 化 に 向 け た 知 見 を 得 る た め , 居 住 者 か ら 医 療 施 設 へ の サ ー ビ ス の 到 達 性 を 計 測 す る こ と で , 医 療 サ ー ビ ス 提 供 体 制 の 地 域 的 特 徴 を 定 量 的 に 明 ら か に す る こ と を 目 的 と し , 提 供 体 制 再 構 築 に 向 け た 基 礎 的 分 析 を 試 み て い ま す . そ の 他 , 子 育 て と 就 労 ・ 職 住 構 造 の あ り 方 に 関 す る 研 究 , 就 学 前 児 童 施 設 や 障 碍 児 ・ 者 サ ー ビ ス の マ ネ ジ メ ン ト に 関 す る 研 究 , 等 を 進 め て い ま す . 最 終 的 に は 統 合 的 な 社 会 モ デ ル 構 築( 社 会 的 共 通 資 本 の あ り 方 )に 向 け た 複 雑 系 の 社 会 分 析 を 進 め て い き た く 思 い ま す . 2. キ ャ リ ア パス 私 は 宇 都 宮 大 学 工 学 部 建 設 学 科 を 卒 業 し た 後 , 東 京 都 立 大 学 大 学 院 ・ 工 学 研 究 科 建 築 学 専 攻 ・ 修 士 課 程 ・ 博 士 課 程 ( 現 , 首 都 大 学 東 京 ) と 進 学 し て い ま す . 進 学 を 決 め た の は , も っ と 世 の 中 の 仕 組 み が 知 り た い , 世 の 中 の 問 題 を 解 決 す る 仕 組 み を 知 り た い , と い う 知 的 好 奇 心 か ら だ っ た と 思 い ま す . 実 際 , 修 士 課 程 を 修 了 す る 時 に 企 業 の 内 定 を も ら っ て い ま し た が , 知 的 好 奇 心 が 勝 り 博 士 課 程 に 進 学 し ま し た . 専 攻 し た 都 市 計 画 ・ 空 間 情 報 科 学 分 野 は , 社 会 問 題 を 数 理 的 に 解 く 研 究 が 主 流 で す . 様 々 な 問 題 解 決 手 法 ( 分 析 , 解 析 , 数 理 モ デ ル , 統 計 処 理 , 大 容 量 デ ー タ の 分 析 , シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 手 法 な ど ) を , 学 生 の 間 に 学 び ま し た .大 学 院 修 了 後 は ,学 術 振 興 会 の 研 究 員( 高 齢 者 の 生 活 基 盤 整 備 の 研 究 ),明 星 大 学 ア ジ ア 環 境 研 究 セ ン タ ー の 研 究 員( タ イ の 農 業・都 市 政 策 ),厚 生 労 働 省 の 研 究 員( 子 育 て と 就 労 に 関 す る 研 究 , 介 護 政 策 に 関 わ る 基 礎 研 究 , 医 療 サ ー ビ ス の 公 平 性 に 関 す る 研 究 な ど ) を 経 て , 現 在 の 宇 都 宮 大 学 で 教 員 を し て い ま す . 一 見 バ ラ バ ラ に 見 え る キ ャ リ ア で す が , 社 会 問 題 を 解 く , ま た そ の 解 法 か ら 導 き だ せ る 将 来 像 を 明 示 す る , と い う , 自 身 の 知 的 好 奇 心 を 掻 き 立 て た 事 柄 か ら は 逸 れ て い ま せ ん . そ れ ら を 社 会 に 役 立 て る こ と の で き る 場 所 に 異 動 し て い っ た と 思 い ま す . 3. 分 科 会 の 内容 【 テ ー マ の 概 要 】 日 本 の 超 高 齢 社 会 化 は 世 界 一 進 ん で い る と さ れ , 日 本 が 抱 え る 社 会 問 題 は , 今 後 超 高 齢 社 会 を 迎 え る 国 々 か ら 注 視 さ れ て い ま す .本 分 科 会 で は ,超 高 齢 社 会 の 現 状 を 知 る と 共 に , 国 際 的 な 社 会 的 共 通 資 本 ( 医 療 ・ 介 護 ) の あ り 方 に つ い て 多 文 化 共 生 の 観 点 か ら 議 論 し ま す . 【 テ ー マ の 背 景 に あ る 問 題 意 識 】 超 高 齢 社 会 の 背 景 に は , そ れ ぞ れ の 国 の 社 会 保 障 制 度 , 憲 法 , そ し て 大 き く は 倫 理 観 が 関 連 し て き ま す . そ れ ら の 全 て を 分 科 会 で 説 明 す る に は 時 間 が 足 り な く , 断 片 的 な 情 報 の 提 供 と な り ま す が , 皆 さ ん の 興 味 に 合 わ せ 背 景 を 説 明 し て い き ま す . 【 分 科 会 の 進 め 方 】 以 下 の 内 容 を 想 定 し て い ま す が , 興 味 , 進 度 に よ っ て 調 整 し て い き ま す . 1 ) 超 高 齢 社 会 の 現 状 の レ ク チ ャ ー 2 ) グ ル ー プ で の 検 討 の 上 , 超 高 齢 社 会 を 議 論 す る 論 点 の 整 理 3 ) 設 定 し た 論 点 に つ い て の 情 報 収 集 , 分 析 (web 等 を 利 用 ), 課 題 解 決 方 法 の 議 論 4 ) 個 人 や 組 織 , 国 単 位 で の ア ク シ ョ ン プ ラ ン の 設 定
17 4. キ ー ワ ー ドリ ス ト ・ 社 会 的 共 通 資 本 ・ 超 高 齢 社 会 ・ 医 療 ・ 介 護 問 題 ・ 他 国 で の 高 齢 期 の 過 ご し 方 5. 参 考 資 料 等 ・ 高 齢 社 会 白 書 , 内 閣 府 ,http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html ・ 社 会 的 共 通 資 本 , 宇 沢 弘 文(著 ), 岩 波 書 店 ,ISBN-10: 4004306965, ISBN-13: 978-4004306962 6. 事 前 予 習 用リ ー デ ィング 課 題 上 記 の 2 種 の 資 料 を 事 前 に 目 を 通 し て お く こ と が 望 ま し い .
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●分科 会 E と講師 の紹介(敬 称略)
☆ 講 師 プ ロ フ ィ ー ル 氏 名: 廣 瀬 隆 人(ひ ろ せ た か ひ と ) 所 属: 宇 都 宮 大 学 地 域 創 生 推 進 機 構 コ ー デ ィ ネ ー タ ー 略 歴: 北 海 道 白 老 町 出 身 。 北 海 道 で 高 校 教 員 、 北 海 道 教 育 庁 文 化 課 勤 務 を 経 て 、国 立 教 育 会 館 社 会 教 育 研 修 所(現 在 の 国 立 教 育 政 策 研 究 所)勤 務 。 2000 年 ~ 2015 年 ま で 宇 都 宮 大 学 教 授 。 専 門 は 成 人 教 育 学 、 ノ ン フ ォ ー マ ル 教 育 、 人 権 教 育 、 地 域 づ く り な ど 。 現 在 は 、 栃 木 県 人 権 施 策 推 進 審 議 会 会 長 、 団 体 役 員 な ど 。 1. 仕 事 の 内 容・ 研 究 テーマ 週 4 日 は 、宇 都 宮 大 学 地 域 創 生 推 進 機 構 で UU カ レ ッ ジ 担 当 の コ ー デ ィ ネ ー タ ー と し て 勤 務 。 主 と し て 社 会 人 に 大 学 の 授 業 を 公 開 し 、 受 講 者 を 支 援 す る 仕 事 を し て い る 。 週 末 や 休 日 は 、6 つ の 団 体 の 役 員 を し て い る の で 、そ の 活 動 に 力 を 注 い で い る 。団 体 は 、 一 般 社 団 法 人 と ち ぎ 市 民 協 働 研 究 会 、 認 定 NPO 法 人 と ち ぎ ボ ラ ン テ ィ ア ネ ッ ト ワ ー ク 、 NPO 法 人 と ち ぎ 協 働 デ ザ イ ン リ ー グ 、NPO 法 人 か ぬ ま 教 育 支 援 ネ ッ ト ワ ー ク 蘖 、NPO 法 人 プ ロ ジ ェ ク ト 宙 、 社 会 福 祉 法 人 蓬 愛 会 な ど で あ る 。 こ の 他 に 、 山 形 県 南 陽 市 、 日 光 市 大 沢 地 区 な ど で 青 年 団 の 育 成 に 携 わ っ て い る 。 公 民 館 、 青 年 団 と い っ た レ ト ロ な 社 会 教 育 に 強 い 関 心 が あ る 。 又 、 鹿 沼 市 で 毎 年 3 月 に 開 催 し て い る「 子 ど も ま ち ミ ニ か ぬ ま 」の 実 行 委 員 長 を つ と め て い る 。 2. キ ャ リ ア パス 北 海 道 白 老 町 に 生 ま れ た 。 周 囲 に は た く さ ん の ア イ ヌ の 人 々 が 住 ん で い た 。 子 ど も の 頃 な の で 記 憶 は な い 。 そ の 後 、 苫 小 牧 市 、 夕 張 市 、 静 内 町 、 札 幌 市 な ど 転 々 と し た 。 大 学 を 卒 業 後 、 北 海 道 の オ ホ ー ツ ク 沿 岸 の 町 で 高 校 教 師 と し て 働 い て い た 。 主 に 日 本 史 を 教 え て い た 。 大 学 生 の 頃 か ら 「 地 元 、 地 域 」 と い う 言 葉 に 強 い こ だ わ り が あ っ た 。 高 校 生 に 地 元 の こ と を 教 え る こ と に 使 命 感 を 感 じ 、 地 元 の 埋 蔵 文 化 財 、 ア イ ヌ 語 地 名 、 歴 史 の 教 材 を つ く り 、 生 徒 に 地 元 で 生 き る こ と の 意 味 を 問 い か け て き た 。 や や こ し い 教 師 だ っ た の だ 。 地 元 の 山 や 川 の 名 前 (ア イ ヌ 語 )を 定 期 テ ス ト に 出 題 し た 。 し か し 、 生 徒 は そ も そ も 地 元 に 関 心 が な く 、誇 り が 持 て な い の だ 。「 何 も な い ま ち 」と い う 強 い 刷 り 込 み が 生 徒 の 心 を 支 配 し て い た 。当 時 の 北 海 道 で は 、「 開 拓 の 歴 史 」と い う 印 象 が 強 く 、ア イ ヌ 民 族 の 歴 史 や 文 化 は 、 生 徒 の 歴 史 意 識 の 中 に 存 在 し て い な か っ た 。 人 権 感 覚 や 多 文 化 共 生 な ど い う 発 想 は 脆 弱 な も の で あ っ た 。 地 元 に は 長 い 歴 史 と ア イ ヌ 文 化 が あ る こ と を 伝 え よ う と 地 元 に 発 掘 調 査 を 誘 致 し た り 、 生 徒 と も に 地 元 の こ と を 調 べ る 日 々 が 続 い た 。 そ の 中 で 地 元 の ア
19 イ ヌ 語 地 名 の 調 査 を 始 め て 、地 名 解 釈 の 本 を 出 版 し た 。 そ の 中 で 多 く の 住 民 に 聴 取 り 、教 え を 請 う て き た 。 地 域 住 民 と い う 「 成 人 」 に 出 会 う こ と に な る 。 高 校 教 師 を し て い た め 、 出 会 う 大 人 の ほ と ん ど は 保 護 者 。 そ れ 以 外 の 成 人 と の 出 会 い は イ ン パ ク ト が 大 き か っ た 。 の ち に 成 人 教 育 学 研 究 に 向 か う こ と に な る 。 そ ん な 活 動 を し て い た た め 、 当 然 職 場 で は 浮 き 、 変 人 扱 い だ っ た 。 社 会 教 育 の 道 に と い う 誘 い が あ り 、 そ の 後 は 、 北 海 道 立 砂 川 少 年 自 然 の 家 、 北 海 道 教 育 庁 文 化 課 な ど に 勤 務 す る こ と に な っ た 。 そ こ で 高 等 学 校 の ア イ ヌ 民 族 に 関 す る 指 導 資 料 の 作 成 に 係 わ る こ と に な る 。 会 議 の 中 で は 何 度 も ア イ ヌ の 人 た ち と の 摺 り 合 わ せ を 行 い 、 合 意 を 得 な が ら 進 め る こ と に な っ た 。 そ の 後 、 文 科 省 に 出 向 を 命 じ ら れ て 、 上 野 公 園 に あ る 社 会 教 育 研 修 所 に 勤 務 す る に な っ た 。 働 き な が ら 夜 間 の 大 学 院 に 通 い 、 成 人 教 育 学 を 学 ん だ 。 研 修 所 の 仕 事 で 平 沢 安 政 先 生 の 人 権 の 講 義 に 強 い 衝 撃 を 受 け る こ と な る 。 ア イ ヌ に 係 わ り な が ら 、 自 分 の 人 権 感 覚 の 未 熟 さ に 茫 然 と す る こ と に な っ た 。 多 文 化 共 生 の 課 題 は 自 分 の 中 に あ っ た の だ 。 そ の 後 、 2000 年 に 宇 都 宮 大 学 に 着 任 。 3. 分 科 会 の 内容 分 科 会 で は 、 日 本 列 島 に は 古 く か ら ア イ ヌ の 人 々 が 住 ん で い た 。 本 州 以 南 で 暮 ら し て き た 人 た ち と は 異 な っ た 北 の 風 土 に 根 ざ し た 豊 か な 文 化 を 今 に 伝 え て い る 。 し か し 、 ア イ ヌ 文 化 は 研 究 が 進 展 し て お ら ず 、未 だ に わ か っ て い な い こ と が 多 い 。「 日 本 文 化 と は 何 か 」 を 考 え る と き に 、 ア イ ヌ 文 化 を 抜 き に 語 る こ と は で き な い 。 日 本 国 内 に は 、 他 に も 多 く の 異 な る 歴 史 や 文 化 を 持 つ 人 々 が共に 暮 ら し て い る の だ 。 今 後 は 多 く の 外 国 人 労 働 者 が 日 本 社 会 で 生 き て い く 。「 異 な る 」 こ と や 「 多 様 」 で あ る こ と を 社 会 の 価 値 と と ら え て 、 多 文 化 共 生 を 検 討 し て い き た い 。 参 加 者 が そ れ ぞ れ の 経 験 を 語 り 合 い 、 自 分 の 人 権 感 覚 と 向 き 合 う 時 間 に し た い 。 そ れ ぞ れ の 日 本 、 い く つ も の 日 本 が そ こ に た ち 上 が っ て く る 。 そ の こ と に 気 づ く 時 間 を 持 ち ま し ょ う 。 (0)内 な る 多 文 化 、 異 文 化 経 験 を 語 る (ア イ ス ブ レ ー ク ) (1)ア イ ヌ 文 化 を 知 る (歴 史 と 文 化 ) (2)ア イ ヌ 文 化 の 特 性 を 理 解 す る (歴 史 と 文 化 ) (3)多 民 族 国 家 と し て の 日 本 (多 文 化 と 人 権 ) (4)ア イ ヌ 差 別 を め ぐ っ て (多 文 化 と 人 権 ) 4. キ ー ワ ー ドリ ス ト ・ ア イ ヌ 民 族 ・ ウ イ ル タ ・ ア イ ヌ 文 化 振 興 法 ・ 多 文 化 共 生 ・人 権 5. 参 考 資 料 等 ① 中 川 裕 監 修『 楽 し い 調 べ 学 習 シ リ ー ズ ア イ ヌ 文 化 の 大 研 究 』PHP 研 究 所 2018 年 3,000 円 ② 加 藤 ・ 若 園 『 い ま 学 ぶ ア イ ヌ 民 族 の 歴 史 』 山 川 出 版 社 2018 年 2,000 円 ③ 坂 田 美 奈 子『 先 住 民 ア イ ヌ は ど ん な 歴 史 を 歩 ん で き た か 』清 水 書 院 2018 年 1,000 円
20 ④ 角 田 陽 一 『 図 解 ア イ ヌ 』 新 紀 元 社 2018 年 1,360 円 ⑤ 北 原 ・ 簑 島 『 ア イ ヌ も っ と 知 り た い く ら し や 歴 史 』 岩 崎 書 店 2018 年 3,000 円 ⑥ 中 川 裕 『 ア イ ヌ 文 化 で 読 み 解 く 「 ゴ ー ル デ ン カ ム イ 」』 集 英 社 新 書 2019 年 972 円 (① ⑤ は 、児 童 向 け の 絵 本 、② は 一 般 向 け・高 校 用 の 指 導 資 料 、③ ④ ⑥ は 一 般 向 け ) 6. 事 前 予 習 用リ ー デ ィング 課 題 次 の う ち 、 い ず れ か を 選 択 し て く だ さ い 。 (1)『 ゴ ー ル デ ン カ ム イ 』 の 漫 画 本 又 は そ の 映 像 を み て お く こ と 。 (2)上 記 の 参 考 文 献 の う ち い ず れ か 1 つ を 読 ん で お く こ と 。 (貸 出 し 用 に 各 一 冊 は 用 意 し て あ り ま す )
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●分科会 F と講 師 の紹介(敬 称略)
☆ 講 師 プ ロ フ ィ ー ル 氏 名: 岩 井 俊 宗 ( い わ い と し む ね ) 所 属: 非 特 定 営 利 活 動 法 人 と ち ぎ ユ ー ス サ ポ ー タ ー ズ ネ ッ ト ワ ー ク 代 表 理 事 略 歴: 1982 年 生 ま れ 。栃 木 県 宇 都 宮 市 出 身 。2005 年 宇 都 宮 大 学 国 際 学 部 卒 業 後 、ボ ラ ン テ ィ ア コ ー デ ィ ネ ー タ ー と し て 宇 都 宮 市 民 活 動 サ ポ ー ト セ ン タ ー 入 職 。 NPO・ ボ ラ ン テ ィ ア 支 援 、 個 別 SOS に 従 事 。 2008 年 よ り 若 者 の 成 長 機 会 創 出 と 持 続 的 に 取 り 組 む 人 材 を 輩 出 し 、若 者 に よ る 社 会 づ く り の 加 速 を 目 的 に 、と ち ぎ ユ ー ス サ ポ ー タ ー ズ ネ ッ ト ワ ー ク を 設 立 。2010 年 NPO 法 人 化 。 代 表 理 事 を 務 め る 。 そ の 他 、 認 定 NPO 法 人 宇 都 宮 ま ち づ く り 市 民 工 房 理 事 、 栃 木 県 協 働 ア ド バ イ ザ ー 、 一 般 社 団 法 人 と ち ぎ ニ ュ ー ビ ジ ネ ス 協 会 議 理 事 等 、 他 多 数 。 1. 仕 事 の 内 容・ 研 究 テーマ 若 者 の 力 を 活 か し て 、 地 域 の 課 題 解 決 ・ 活 性 化 を 加 速 す る こ と を 使 命 と し 、 若 者 の 挑 戦 と 新 た な 力 ・ 新 た な 変 化 を 求 め る 地 域 の 現 場 を つ な ぎ 、 育 む プ ロ グ ラ ム 開 発 ・ コ ー デ ィ ネ ー ト 事 業 を 実 施 。 【 独 自 事 業 】 実 践 型 イ ン タ ー ン シ ッ プ GENBA CHALLEGE(2012~ )、 ソ ー シ ャ ル グ ッ ド ス タ ー ト ア ッ プ キ ャ ン プ 「iDEA→ NEXT」 (2012~ )、 ソ ー シ ャ ル ビ ジ ネ ス セ ミ ナ ー (2014 ~) 【 受 託 開 発 事 業 】宇 都 宮 大 学 課 題 発 見 ・ 解 決 型 イ ン タ ー ン シ ッ プ(2013~ )、栃 木 県 UJI タ ー ン 促 進 事 業「 は じ ま り の ロ ー カ ル コ ン パ ス 」(2015~ )、宇 都 宮 市 起 業 家 精 神 養 成 講 座「 起 業 の 実 際 と 理 論 」(2015~ )、 那 須 烏 山 市 ロ ー カ ル ベ ン チ ャ ー 育 成 事 業 (2016~ )、 栃 木 県 地 域 づ く り 担 い 手 育 成 事 業(2016~ )、 宇 都 宮 大 学 宇 大 未 来 塾 (2017~ )、 コ カ ・ コ ー ラ ジ ャ パ ン ボ ト ラ ー ズ CSR 事 業 「 ミ ラ イ ×キ ャ ン バ ス 」 (2017~ ) 創 設 か ら 9 年 、 関 わ っ て き た 20 代 ~ 30 代 の 若 者 は 、 23,000 人 (活 動 時 間 82,000 時 間 )を 越 え る 。そ の 内 、自 ら の 意 志 と 力 で 課 題 に 立 ち 向 か う 起 業 し た 若 者 が 約 42 組 輩 出 。ま た 組 織 の 次 の 一 手 を 創 り 出 す 現 場 に 若 者 が 長 期 間 参 画 す る 実 践 型 イ ン タ ー ン シ ッ プ や 行 政 施 策 の プ ロ グ ラ ム 開 発 な ど 、 多 様 な 組 織 に 若 者 の 力 を 取 り 入 れ た 変 化 を 提 案 ・ 実 施 す る プ ロ グ ラ ム 開 発 と 運 営 、 そ れ ら を 通 じ て 化 学 反 応 と し て 新 た な 価 値 を 創 出 す る 「 触 媒 」 の 機 能 を 持 っ た コ ー デ ィ ネ ー ト 力 は 、 他 県 か ら の 講 演 依 頼 や 『 ソ ト コ ト 』 な ど の 全 国 紙 に も 取 り 上 げ ら れ る こ と を 踏 ま え 、 高 い も の と 自 負 し て い る 。 こ れ ら の 実 績 か ら 、 変 化 を 創 り 出 し て い く コ ー デ ィ ネ ー ト 事 業 に 加 え 、若 者 と 民 間 企 業 、ま た 行 政(国 、県 、市 )、大 学 、を パ ー ト ナ ー と し 協 働 に よ る 事 業 推 進 を し て い る こ と が 独 自 性 で あ る と 捉 え て い る 。 <受 賞 歴 > 中 小 企 業 庁 表 彰 創 業 機 運 醸 成 賞 ( 2018.2.9、全 国 22 団 体 )、下 野 新 聞 社
22 「 と ち ぎ 次 世 代 の 力 大 賞 」 奨 励 賞(2018.5) 2. キ ャ リ ア パス 1982 年 宇 都 宮 生 ま れ 。4 人 兄 弟 (長 男 )、 7 人 家 族 。 幼 少 期 は 、 ガ キ 大 将 。 森 に 基 地 を 創 っ て 遊 ぶ 。 小 学 生 : サ ッ カ ー に 打 ち 込 む 。 夢 は 、 冒 険 家 と 医 者 。 中 学 生 : バ ス ケ ッ ト ボ ー ル (部 長 )に 打 ち 込 む 。 生 徒 会 長 → リ ー ダ ー 的 役 割 を 主 体 的 に 捉 え る よ う に な る 。 高 校 生:JRC 部 。2 年 の 夏 、赤 十 字 派 遣 で ネ パ ー ル へ 。3 週 間 現 地 で 井 戸 掘 り 、学 校 見 学 、 献 血 事 業 視 察 。→ 将 来 、“ 途 上 国 で 働 く ”こ と を 描 き 、現 地 の 日 本 人 の 駐 在 員 に ど う し た ら そ の 仕 事 に 就 け る か 手 紙 を 書 く 。“ 大 学 生 で 世 界 の 勉 強 し て く だ さ い 。英 語 + も う 1 ヶ 国 語 ” → 大 学 に 行 く 意 味 を 見 つ け る 。 → 地 元 に 、 そ れ が で き る 大 学 が 。 大 学 生 ( 宇 大 国 際 学 部 、 友 松 研 究 室 ):NGO マ ネ ジ メ ン ト 、 住 民 主 導 の 開 発 を 専 攻 。 2 年 生 く ら い か ら 国 内 問 題 に も 目 を 向 け る 。 特 に NGO・ NPO な ど の 市 民 に よ る 社 会 課 題 解 決 に 可 能 性 を 感 じ る も の の 、職 業 と し て 成 り 立 っ て い な い 現 状 →“NPO・NGO で 飯 を 食 う モ デ ル に な る ” と 自 分 に 旗 を 立 て る 。 2005 年 大 学 卒 業 後 、ボ ラ ン テ ィ ア コ ー デ ィ ネ ー タ ー と し て 、NPO・ボ ラ ン テ ィ ア を 支 援 す る 宇 都 宮 市 民 活 動 サ ポ ー ト セ ン タ ー 入 職 。 制 度 で は 支 え 切 れ な い SOS(年 間 1 0 0 件 程 度 の 相 談)に 、ボ ラ ン テ ィ ア チ ー ム を 組 み 対 応 す る 。そ の 中 で 大 学 生 等 若 者 が 関 わ れ る と 突 破 で き る 数 多 い 体 験 か ら 、2008 年 若 者 の 成 長 の 機 会 創 出 と 持 続 的 に 取 り 組 む 人 材 を 輩 出 し 若 者 に よ る 社 会 づ く り の 促 進 を 目 的 に し た 事 業 を 行 う と ち ぎ ユ ー ス サ ポ ー タ ー ズ ネ ッ ト ワ ー ク を 設 立 。2010 年 NPO 法 人 化 。 現 在 代 表 理 事 を 務 め る 。 現 在 36 歳 、 妻 (国 際 学 部 同 級 生 )9 歳 の 息 子 、 3 歳 の 娘 と 4 人 暮 ら し 。 学 生 時 代 の 趣 味 は 、 国 内 外 を 旅 す る こ と(屋 久 島 、マ マ チ ャ リ で 富 士 山・成 田 空 港・レ イ ン ボ ー ブ リ ッ ジ 、ア メ リ カ 、 韓 国 、 マ レ ー シ ア 、 シ ン ガ ポ ー ル 、 ベ ト ナ ム)。 3. 分 科 会 の 内容 ・ 人 の 力 を 掛 け 算 に す る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン と し て 、 質 問 力 、 言 葉 の 意 図 を 読 み 解 く 力 、 建 設 的 に 意 見 を 積 み 上 げ て い く 思 考 、 相 手 の HAPPY を 提 案 し て い く 力 を 養 う 。 ・ 演 習(ワ ー ク シ ョ ッ プ )を 通 じ て 、 実 践 的 に コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 重 ね 、 自 身 の や り た い こ と の 実 現 に 向 け て 仲 間 の 力 を 借 り て い く こ と 、 ま た そ れ が 相 手 に 対 し て も HAPPY に 感 じ ら れ る 提 案 を 創 り 出 し て い く 。 ▶コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン と は 何 か 。 ▶人 が 喜 び に 感 じ る メ カ ニ ズ ム 、 マ ズ ロ ー の 5 つ の 欲 求 、 ジ ョ ハ リ の 窓 な ど 。 ▶ア イ デ ア を 形 に し て い く プ ロ セ ス と 提 案 書 の 作 り 方 4. キ ー ワ ー ドリ ス ト ・ コ ー デ ィ ネ ー ト ・ ダ イ バ ー シ テ ィ ・ 価 値 創 造 5. 参 考 資 料 等 特 に 無 し 。 6. 事 前 予 習 用リ ー デ ィング 課 題 ・ 自 身 の 自 己 紹 介 を ご 用 意 く だ さ い (氏 名 、 所 属 、 大 学 で 学 ん で い る こ と 、 分 科 会 を 選 ん だ 理 由 、 将 来 の 展 望 、 今 回 持 ち 帰 り た い こ と )