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平成28年2月9日 長崎市│監査等の結果

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(1)

長崎市監査公表第 9 号

地方自治法第 199 条第 7 項の規定に基づき監査を実施したので、同条第 9 項の規定によ り、その結果に関する報告を公表します。

平成 28 年 2 月 9 日

(2)
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平成 27 年度

財政援助団体等監査

一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会

経済局文化観光部観光推進課

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- 1 - 第1 監査の種類

財政援助団体等監査

第2 監査の対象

団体名称 所管部局 所管課

一般社団法人 長崎国際観光コンベン ション協会

経済局 文化観光部

観光推進課

第3 監査の期間

平成 27 年 9 月 1 日から平成 28 年 1 月 29 日まで

第4 監査の範囲

平成 26 年度の財政援助(補助金)に係る出納その他の事務

第5 監査の方法

出納及びその他の事務の執行が適正に行われているかについて、関係書類を抽出に より検査照合するとともに、関係職員から説明を聴取し、現地調査を行った。

第6 監査の結果

(6)

- 2 -1 団体の概要

( 1) 設立及び目的について

一般社団法人 長崎国際観光コンベンション協会(以下「協会」という。)は、「社 団法人長崎市観光協会」が「長崎コンベンションビューロー」を平成 7 年 10 月に統 合して「社団法人長崎国際観光コンベンション協会」となったもので、平成 24 年 4 月から一般社団法人に移行し現在に至っている。

協会は、長崎市(以下「市」という。)及びその周辺地域の観光及びコンベンショ ン事業の健全なる振興並びに地域の活性化を図り、併せて産業経済の発展と文化の 興隆に資すると共に国際観光及び国際コンベンションの振興を促し、もって社会公 共の福祉増進と国際親善に寄与することを目的としている。

( 2) 事業について

主な事業は、次のとおりである。

ア 国際会議観光都市長崎の広報及び観光・コンベンションに関する宣伝、紹介 イ 内外観光客の誘致接遇及び内外コンベンションの誘致支援

ウ 郷土芸能及び年中行事の育成保存 エ 観光土産品の宣伝及び開発奨励

オ 観光案内所その他観光施設の経営又は受託運営

(7)

- 3 -( 3) 組織について

協会の組織は次のとおりである。(平成 27 年 4 月 1 日現在)

注1 事務局職員数 84 人の内訳は、元市職員 1 人、市派遣職員 1 人、プロパー職員 7 人、契約 職員 7 人、民間派遣職員 1 人、嘱託職員 35 人、臨時職員 32 人である。

2 さるく推進部の職員数 18 人には、ガイドステーションの受付に従事する職員 8 人を含ん でいる。また、総務部の職員数 54 人には、グラバー園等の売店、総合案内所等の受付に従 事する職員 50 人を含んでいる。

2 財政援助の内容 ( 1) 補助金

ア 長崎市コンベンション開催費補助金(平成 26 年度 1, 035 万円)

市は、コンベンションの誘致を促進することにより、観光振興及び地域の活性 化を図るため、コンベンション開催補助事業を行う協会に対し、長崎市コンベン ション開催補助金交付要綱に基づき補助金を交付している。補助率は補助事業に 要する経費の 1/ 2 であり、残りの 1/ 2 は長崎県が補助している。

イ 長崎市観光事業振興対策補助金

市は、観光事業の振興を図るため、観光推進事業のうち特に必要と認める事業 を行う者に対し観光事業振興対策補助金を交付することとしており、協会に対し て次の補助金を交付している。

理事会【35 人】

会 長 ( 1 人) 副 会 長 ( 3 人) 専務理事 ( 1 人) 理 事 ( 30 人)

社員総会 【475 人】

事 務 局 【84 人】

事 務 局 長 ( 1 人) ※ 専務理事兼務

事 務 局 次 長 ( 1 人) ※ 市派遣職員、MI CE 振興部長兼務 MI C E 振 興 部 ( 3 人)

国 内 誘 致 部 ( 7 人) さ る く 推 進 部 ( 18 人) 総 務 部 ( 54 人)

名誉会長【1 人】 顧 問【7 人】

監 事【2 人】

専 門 委 員 会【25 人】

(8)

- 4

-( ア) 長崎国際観光コンベンション協会補助金(以下「協会補助金」という。) 本補助金は、市の観光及びコンベンション事業の健全な振興を図るため、協 会が実施している観光客の誘致活動に要する経費等に対して交付している。 (平成 26 年度 4, 932 万 5, 584 円)

( イ) 長崎さるく運営費補助金(以下「さるく補助金」という。)

本補助金は、長崎さるく観光の推進のため、協会が実施している「長崎さる く」事業の運営に要する経費に対して交付している。

(平成 26 年度 7, 595 万 6, 756 円)

3 監査の結果

財政援助に係る出納その他の事務について、次のとおり改善を要する事項が見受け られた。

なお、軽微な事項については、口頭で指導したので記述を省略した。

[ 観光推進課]

( 1) 補助金交付要綱の整備について

協会補助金とさるく補助金については、長崎市観光事業振興対策補助金交付要綱 を根拠に交付しているが、同要綱は、補助金の額を「毎年度市長が定める額」と規 定しているのみで、具体的な内容を規定していなかった。

補助金交付要綱は、市が補助金の決定を行うにあたって、その判断基準となるも のであり、誰が見ても基準の内容がわかるように具体的に定められている必要があ る。

協会補助金とさるく補助金のそれぞれについて、補助対象経費の範囲、補助率、 補助限度額等を具体的に定めた補助金交付要綱を早急に整備されたい。

( 2) 補助金審査のあり方について

市は協会から提出された補助事業等実績報告書に添付されている収支計算書等を 確認するのみで、その裏づけとなる関係帳票等の確認を行わず、補助の対象として 妥当かどうかの審査をしないまま補助金の額を確定し交付していた。

支出内容を関係帳票等で確認し、補助の妥当性について十分な審査を行うなど適 正な補助金交付事務を行われたい。

(9)

- 5 -ア 市の支出基準等を超える補助

( ア) 市の食糧費(夕食代)の基準(原則 1 人当たり 5, 000 円)を超えた 1 人当た り 16, 744 円の飲食代に対する補助 <協会補助金>

( イ) 市の食糧費(昼食代)の基準(原則 1 人当たり 1, 000 円)を超えた 1 人当た り 1, 620 円の飲食代に対する補助 <さるく補助金>

( ウ) 協会役員が海外出張する際のビジネスクラスの航空運賃全額に対する補助 <協会補助金> ( エ) 市の認定基準を超えた通勤手当及び時間外勤務手当に対する補助

<協会補助金> イ その他

( ア) 協会を経由して行われた長崎市ペーロン協会への補助(いわゆるトンネル補 助) <協会補助金>

( イ) 協会の自主財源 で支出するのが妥当と 思われる全国公益法人 協会会費に対 する補助 <協会補助金>

( ウ) 補助対象事業外 であるペーロン大会業 務に係る時間外勤務手 当に対する補 助 <さるく補助金>

( エ) 補助対象事業と の関連がない目的で贈 呈された関係団体への 土産代に対す る補助 <さるく補助金>

[ 協会]

( 1) 給与規程について

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- 6 -(監査委員の意見)

監査結果の報告に添えて監査委員として次のとおり意見を述べる。

1 長崎国際観光コンベンション協会負担金(会費)

市は、協会の前身である長崎コンベンションビューロー設立時の経緯から協会への 補助金とは別に協会会費を支出している。(平成 26 年度 580 万円)

市が、協会の自主事業に対し多額の補助金を交付している中で、使途が特定され ず、明確な根拠がない高額の会費については早急に見直しを行うべきと考える。

2 元市職員の給与について

協会の専務理事兼事務局長は元市職員であり、その給与は、市で定める「外郭団体 等に勤務する元本市職員の給与に関する基準」(以下「給与基準」という。)が適用さ れることを協会も認識していたにもかかわらず、協会は、専務理事と事務局長の職を 兼務していることを理由に、市と協議しないまま、給与基準の金額を超えて給与を支 払っていた。

元市職員の給与については、市及び外郭団体等に勤務する元市職員間の均衡を図る 観点から、給与基準を適用することとしているものであり、この給与基準と異なる給 与を支給したことは適当でないと考える。

3 「長崎さるく」に対する補助について

協会が自主事業として行っている「長崎さるく」には、市から多額の補助金が交付 されており、その結果、協会は平成 26 年度に約 480 万円の利益を得ているが、補助 の具体的な基準が定められていないため、その補助の内容が必要最小限のものとなっ ているのか不明である。

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