プラスミドpSC101の複製開始機構の研究: 蛋白結合 による複製開始領域の構造変化
著者 村上 昭弘
著者別名 Murakami, Akihiro
雑誌名 博士学位論文要旨 論文内容の要旨および論文審査
結果の要旨/金沢大学大学院自然科学研究科
巻 平成10年6月
ページ 8‑18
発行年 1998‑06‑01
URL http://hdl.handle.net/2297/16110
村上昭弘
氏名生年月日
本籍 学位の種類 学位記番号 学位授与の日付 学位授与の要件
愛媛県 博士(薬学)
博甲第221号 平成9年3月31日
課程博士(学位規則第4条第1項)
プラスミドpSClOlの複製開始機構の研究:蛋白結合による複製開始 領域の構造変化
(主査)山口和男
(副査)大場義樹,正宗行人,中西義信,山下克美 学位授与の題目
論文審査委員
学位論文要旨
AbasicrepliconoftheplasmidpSClO1iscomposedofthreegeneticelements:
thereplicationorigin(or/);the超pgeneencodingthereplicationinitiatorprotein Rep;andthepα(egionrequiredforstablemaintenanceoftheplasmidingrowing bacterialcellsThereplicationofpSC101requiresDnaAandII配encodedbythe
hostcell,andtheDnaAbindingsite(DnaAbox)andIrFbindingsite(IHFbox)is locatedintheo7j・Furthermore,theo7jregioncontainsthreedirectedrepeatsequences(DR-ltoDR-3)andtwoinvertedrepeatsequences(IR-landlR-2).The RepexistsintwofbrrnsofmonomeranddimerJ〃wvo・Themonomeranddimer
bindtothreeDRsandtwolRs,respectively・TheRepmonomerboundnoncooperativelytothreeDRsandinducedbendingoftheDNAhelixaxisinthe samedirection(aboutlOO。)ltiswellknownthatlHFalsostronglybendsDNAat
thelHFboxintheo7j・AnAILrichregionbetweenlHFboxandDR-1enllanced DNAbendingbynotonlylHFbutalsotheRepprotein、TheseResultssuggestthatthesetwoDNAbindingproteinsandtheDNAelementcooperativelyfimctionfbr DNAbendinginthereplicationoriginFurthermore,aRepmutant(ReplHF)which canreplicateinlHF-deficienthostcellsbentDNAmorestronglythandidthewild typeRepbutrequiredbothenhancerregions,parandlR-1,inadditionto“CO形-orj
-8-
,,asaminimalessentialorj,whereasonlyoneofthesetwoenhancerwasnecessary fbrthewildtypeRep-dependentreplication
(目的)DNAの複製は、生命の連続性を維持するために厳密に制御されており、この複製
開始のメカニズムを解析する有効なモデル系として、バクテリア細胞内で自律増殖するプ ラスミドが知られている。本研究では、プラスミドpSC101を実験材料に、その複製開始機構を研究した。
プラスミドpSC101のレプリコンは、3つの遺伝的要素から成る。すなわち、複製起点
(CID、複製開始蛋白質(Rep)をコードするrep遺伝子、そしてプラスミドの安定な分配に必
要とされるpar領域である。そして、oEi領域には、宿主由来でpSC101の複製に必要であ るDnaA蛋白やIHF蛋白が結合する部位(DnaAbox,IHFbox)が含まれ、さらに3個の反復 配列(DR-1,DR-2,DR3)と2個の逆反復配列(IR-1,IR-2)を含んでいる。また、Rep蛋白 質は、宿主細胞内では、モノマーとダイマーの2種類の形態で存在することが知られいる。Repモノマーは、3個の反復配列(DR配列)に結合し、複製のイニシエーターとして作用す ると考えられており、Repダイマーは、2個の逆反復配列(IR配列)に結合することができ、
IR-1に結合して複製開始を促進するエンハンサーとして機能し、IR-2に結合してrep遺伝 子の転写を自己調節している(Fig.1)。このように、伽領域内には、多くの蛋白結合部位 が存在することから、これら結合部位に結合した蛋白質の相互作用により、複製を開始さ せるに必要な高次な複製開始複合体が形成されていくのではないかと考えられた。
本研究では、DnaA,IHFそしてRep蛋白が、皿領域内に結合してどのようなDNA構造 変化をおこし高次な複製開始複合体を形成していくのかを解明して行くことを目的に実験
を行った。その目的を達成するための第一歩として、IHFやRep蛋白が、ori領域に結合し た時どのようにDNAをbending(曲げ)させているのかを調べた。さらにDnaA,IHFそしてRep蛋白がori領域内に結合した時、複製開始の最も初期段階にあたるunwinding現象(2
本鎖DNAが部分的に開裂し1本鎖になること)を生じるかどうかを調べた。また、pSC101 複製に必要とされるIHFを欠損した宿主株においても複製を行うことができるRep変異体 (ReplHF)の性質を調べることにより、IHFとRep蛋白の関係をさらに調べた。(実験、結果、考察)
LpSC101olブのbendinglHFとRep蛋白によるClブ領域のbendingは、2つの領域(DR- 1~DR-3領域,IHFbox~DR-1領域)において主に調べた。bendingの測定は、プラスミド pBend2とゲルシフトアッセイ実験を利用して行われた。pBend2は、bending能力を測
定できるように設計されたプラスミドで、測定したいor]i領域(DR-1~DR-3領域,IHFbox~DR1領域,IR-1領域など)をpBend2に挿入したプラスミド(pBendDR-1~DR-3,
pBendlHF~DR1,pBendlR-1など)を作成し、このプラスミドを適当な制限酵素で切断
して生じる、領域を含んだDNA断片をプローブとして、IHFやRep蛋白をこのDNA断片 に結合させて、ゲルシフトアッセイを行い、各m領域でのbending特性を調べた。その結果、DR-1~DR-3領域においては、Repモノマーが1個のDR配列に1分子づつ結合
してゆき、3個存在するDR配列はIRepモノマーの結合により、DNAらせん軸に対してす べて同じ方向に曲げられていた。その角度は、1分子のRepモノマーが結合した時39度、
2分子そして3分子結合した時、それぞれ70度、100度であった(Fig.2)。プラスミド複製 系でのイニシエーター蛋白質がDNAbending活性を持つことが明らかになったのは本研
究が最初である。またDNaselフットプリント実験から、3個存在するDR配列へのRepモ-9-
ノマーの結合能力は、どのDR配列に対してもほぼ等しく、Repモノマーはランダムに3個
のDR配列Iご結合していった。
また、IHFbox~DR-1領域では、IHFboxヘのIHF蛋白の結合によるbending、DR-1配 列へのRepモノマーの結合によるそれぞれのbendingとIHFboxとDR1配列の問に存在 するAfPrich領域自身が、協力的に作用しあってIHFbox~DR-1領域を同じ方向に bendingを強めていた。また、APrich領域が、IHFとRepモノマーの結合やbendingに 深く関わっていることも示された。以上のことから、複製開始複合体が形成されていくた めには、ori領域での特定部位への特異的な蛋白質の結合のみならず、特定のDNA領域も 関与した厳密に制御されたbendingが行われなければならない可能性が示唆された。
2.pSC101olaiのunwindingDnaA,IHFそしてRep蛋白がorai領域内に結合した時、複製 開始の最も初期段階にあたるunwinding現象が生じるかどうかを調べた。実験は、DnaA 蛋白、IHF蛋白そしてRep蛋白が同時に結合できるようなinvitm実験条件下で、KMn○4
を作用させることによりunwindingした領域の検出を試みた。KMn○4は、1本鎖となっ たDNAのチミジン残基を特異的に酸化し、チミジングリコールに変換する。このような 修飾を受けた1本鎖DNAを鋳型にしてprimerextension反応を行うと、修飾を受けたチ ミジン+1塩基分、反応が進んだところでDNAの伸長が停止するので、Origin領域のどの 位置でunwindingをおこしたのか確認できる。このKMno4oxidationassayを行うため
には、mvitro実験条件下でDnaA蛋白、IHF蛋白そしてRep蛋白が同時に結合できるにし なければならないので、結合条件をDNaselフットプリントやゲルシフトアッセイ技術を 用いて確立した。そのDNaselフットプリント実験の際、新たな知見として、DnaA蛋白
をolai領域に結合させるとDnaAboxがDNaselによる切断に対して抵抗性を示すだけでな く、DNaseIに切断されやすくなった超感受部位が、3個のDR配列中に共通に存在する塩 基配列に見られた(Fig3B)。このことは、DnaA蛋白がDnaAboxヘ結合するだけでなく、
DR配列に対しても構造変化を引き起こしていることを示唆しており、更にDR配列がRep モノマーの結合部位であることから、DnaA蛋白質によりRepモノマーのDR配列への結合 が影響される可能性が考えられた。また、DnaA蛋白とIHF蛋白の両蛋白をOrigin領域に 結合させたDNaselフットプリントパターンは、DnaA蛋白のみ、あるいはIHF蛋白のみを 結合させたDNaselフットプリントパターンには見られないフットプリントパターンが見
られた(Fig.3)。このことは、DnaA蛋白とIHF蛋白は、DNAヘの結合を介してなんらかの 相互作用を及ぼしあっている可能性が示唆された。そこで、DnaA蛋白とIHF蛋白とRep 蛋白をさまざまな組み合わせで結合させて、KMno4oxidationassayによりunwinding
した領域の検出を試みた(FYg4)。しかし、IHF蛋白が反応系に加えられた場合にのみ、
IHFbox近傍で弱いunwindingが見られるのみであり、3者の蛋白質の協力的な作用は見 られなかった。今回のIHF蛋白結合によるIHFbox近傍でのunwindingをpSC101複製開 始のためのunwindingと考えるのは難しい。なぜなら、IHFは、DNAを強く曲げる蛋白 であり、折れ曲がったDNAは、部分的に1本鎖となる部分が生じ、その部分をKMnO4が、
修飾したにすぎないと思われるからであり、olai領域には多くの蛋白結合部位があること からなんらかの蛋白間での相互作用によりunwindingできるようになるであろうと考え るからである。本来の強いunwindingを検出するためには、HUやDnaBなどの蛋白が更 に必要なのかもしれない。
3.IHF非依存性Rep蛋白質(ReplHF)の性質pSC101の複製は、DNAを強く曲げるIHFを
必要とするのであるが、そのIHFを欠損した宿主株においても複製することができる変異
-10-
型Rep(ReplHF)が、Cohen,SN.らにより単離された。そして、その変異は、r巳p遺伝子
の3番目のコドンGAA(グルタミン酸)をAAA(リジン)に置換したものであった。本研究で
は、このReplHF蛋白の性質を野生型Rep(Repwild)と比較検討することにより、pSC101の 複製開始時におけるIHFやRep蛋白の役割及び両蛋白間の関係を明らかにするために実験を行った。まず、ReplHF蛋白の性質を調べるためにReplHFを大量に発現するプラスミ
ドを構築し、大腸菌においてReplHFを大量発現させ精製した。その精製ReplHF蛋白は、
精製された段階において野生型Rep(Repwild)と同様に大部分ダイマーとして存在するが、
6M塩酸グアニジンで変性させ、その後再生するとRepwildと同様に一時的にモノマーとし て存在することができた。ダイマー型のReplHFとRepwildのIR-2への結合能、モノマー型
のReplHFとRepwildのDR-3ヘの結合能を比較したところほぼ同程度であった。しかし、上述したpBend2を用いた同様なbending実験において、Repモノマーとして3個のDR配
列に結合して生じるbendingは、ReplHFの方がRepwildよりも強く、その差は、Repモノ マー3分子が3個のDR配列に結合した時点で14度であった(Fig.5)。この結果は、ReplHFが IHFのDNAを強く曲げるという機能を部分的に補っている可能性を示唆するものである
ので、我々はさらに別の角度から検証した。その実験は、3個のDR配列を持ったDNA断片にReplHFあるいはRepwildをモノマーとして結合させてDNA断片を曲げ、その後T4 DNA1jガーゼでライゲーション反応を行い、self-ligation(分子内結合)される効率を ReplHFとRepwild間で比較検討した。その結果、RepIHFを加えてライゲーション反応を行
った方が、Repwildを加えた場合よりも多くのself-ligationしたDNAが見られ、ReplHFの 方が、DR配列に結合してRepwildよりも強くDNAを曲げているという結果を支持するも のであった(Fig.6)。また、このライゲーション実験において、Repモノマーを加えてライ ゲーション反応を行うとself-ligationしたDNA以外に、DNAの分子間結合によるdimer やtrimerが多く見られた。これは、DR配列に結合したRepモノマー分子間でのRep-Rep 相互作用により、DNA断片同士が接近しやすくなるために生じるものと考えられ、新た な蛋白間での相互作用として、DR配列への結合を介したRep-Rep相互作用の存在が明ら
かとなった。
bending実験とライゲーション実験からReplHFの方が、DR配列に結合してRepwildより も強くDNAを曲げていることが示されたが、このRepIHFの性質だけで、何故ReplHFが IHFを欠損した宿主株においても複製することができるのかという疑問に答えることは難
しい。なぜなら、IHFはDNAを120度曲げることができ、今回示されたReplHFとRepwild 間のbending力の差は、わずかに14度にすぎないからである。ところで、当研究室にお いて大久保らは、Repwildの存在下での野生型宿主株中において、各種pSqO1origm領域 を含んだプラスミドの複製頻度を調べた結果、DnaAbox~DR-3下流領域だけで、頻度は 非常に低いが複製開始は可能であるが、par領域あるいはIIR-1配列のいずれかが付加され ることよりほぼ正常な複製頻度を保つことができたことより、DnaAbox~DR-3下流領域 をCCI弓e-or5iとし、pal領域とIR-1配列を複製を促進するエンハンサーと定義している。そ こで我々は、ReplHFの存在下でのIHF欠損株中において、pSC101が複製するために必要 とするoriの必要最少領域の決定を行ったところ、pa,領域からIR-1領域までであることが
明らかとなった(Fig.7)。すなはち、ReplHFに依存した複製は、core-orブに加えこのエン ハンサー領域を2つとも複製のために必要とし、どちらか一方のエンハンサーをcore-onに加えれば、ほぼ正常な複製頻度を保つことのできるRepwildに依存した複製と明らかに 異なる。pal領域は、DNAgyraseが結合してプラスミド全体の超らせん構造を変化させ ることが知られており、IR-1配列はRepダイマーが結合する部位であることから、
-11-
ReplHFはこれらpal領域上のDNAgyraseとIR-1配列上のRepダイマーの両者によって引
き起こされるDNAの高次構造変化の助けを借りて、初めてIHFの機能を補うことができるのかもしれない。
0口
Inc
一』 帥一
伽尹
IBPpar DR-1DR-2 DR-3
1111
e
ノ/
○○
○  ̄
Repressor
lnlnzltor
Fig.1.ThemodelofRep-origininteraction.
12S45 11111蕊l111iljl1:蕊il11B鴬…鱸鱗撫~癬蕊簿
<--compIexS
←complex2
<--complex1
≦-freeprobeDNA
Fig2DNAbendinginducedbyRep,
Thepermutedfragments,19ebpinsizewerepreparedfrom
pBendDR-1~DR-3digestedwithBgⅡ1(lanel),SPeI(lane2),PvuⅡ(lane3),Mul(lane4)orBamH1(Iane5)andwere5iend‐
IabeledThereactionmixtu「econtains5fmoIoflabeIedDNA fragmentsandguanidine-treatedRep(93,9)
-12-
・・・・・・・-....・・・・・IHF 霊ト・-.・・・・・・・・・・・・・・DnaA
・蝿。,…‘・ア。,刃i,極。…洞,ア綱
.・・・・・・・-......・・・・IHF
B手一一一一.……….DnaA
co3.,2345.アo…,ロ.H遥画汀過…A
<--DnaA DR-3
DR-2 DR-1
DnaAbox□
IHF DnaA+IHF
'…I  ̄DnaAHHF
IHFbox
臼露曇
&
 ̄
●..,‐...,‐‐‐‐●........,Ⅲ一』〕.,
ま 十箔■一一一
一・R【叩〕
DnaA
i副J ̄亘
←DnaA
。’
DnaA
-ご篝三二二一…
目一一」愚
■
DnaAbox
三’
-- ̄DnaA 口一口
一
 ̄
←DnaA
§
 ̄
Fig3DNaseIfootprintsofDnaAandIHFonthelinearon
■fragment.
The51end-labeledDNAfragment(A;upperstrand)and(Blower strand)wasincubatedwithvariousamountsofDnaAlHForboth andthencIeavedwithDNaselA+G,G,C+ICcleavagereactionof thesamefragmentwereshownontheleftsidelanesinboth(A)and (B). (A)LanesltolalHF/DNAmolarratiosareO(laneslandStolS),
2(lane2),5(IaneS),7(lane4),10(laneら),40(laneS),so(lane7)
and20(Ianesl4tolS)DnaA/DNAmolarratiosareO(IanesltoS),
S7S(Ianesgandl4),75(laneslOandlSMS(lanesllandlS),
so(lanesl2andl7)andSO(laneslSandlS).
(B)Laneslto2QlHF/DNAmolarratiosareO(laneslandgtol4),
2(lane2),5(laneS),7(lane4),10(laneら),20(laneSandlSto20),
40(lane7)andeO(laneS)DnaA/DNAmolarratiosareO(laneslto gandl5),375(laneslOandlS),75(lanesllandlア),15(lanes
l2andlS),so(laneslSandlg)andSO(lanesl4andZO)
PositionsofDnaAbox,IHFboxandthreedirectrepeats(DR-1DR‐
aDR-S)areshownontheleftsideTheDNaselsensitivesitesby additionofDnaAonly,IHFonlyorbothDnaAandlHFarepresented asarrowswithDnaA,lHFandDnaA+|H原
-13-
-++++++++++++KMnO4
-----+--+-+-+Rep(dimer)
----+--+-+‐+-Rep(monomer)
---+--+--++++lHF
--+---+++--++DnaA
12345678910,1213 AGCT
DR
蕊 -KMnO4sensitive
-KMnO4sensitive HFbox
………短評j翻刻F幹鋒壗q謬勾.…伯B舜騨wnQ1NW9…P、汎●~
淨舞鞠も● 奪倭〈,
蕊鳴鶏蕊
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………胤議…~……、~,
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〈》Fp-D『Fけ…………灘:鋼…w`…・可_
DmA川口
..-.ざ⑬E、P・・:iJ寺・’・コエ!:4.1和■・・、◆-`縁・寸白61.-屯ツヘ・心:、rAPL90胆W(・-q-bAF…-………門試:《瀞ウ…漁A壷…J…洞,。□.P、
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〈-.跨少抽一罫ゾ“…螺…“役↑『・‘,、.$も”…拝む割り騨竿…
‐.、篭~.!
》・・譲口■■一・一》…一 一二二毛一H五・コ。》・一
Fig4KMnO4oxidationassay.
SupercoiledpYUK101(O4pmol)wereincubatedwithvarious
GcombinationsofDnaA(12pmol),IHF(4pmol),Repmonome「
combinatIonsofDnaA(12pmol),IHF(4pmol),Repmonomer(12 pmol)andRepdimer(12pmol)Theprotein-boundDNAwas treatedwithKMnO4denaturedwithNaOHandusedasatemplate fortheprimerextensionPositionsofDnaAbox,lHFboxandDR-1 areshownontheleftsideandcombinationsofproteinsareshown onthetopKMnO4sensitivesitesarepresentedasarrows.
-14-
BgノllSPelPWllMuIBamHl
可一三丁-丁壱一百〒 ̄す肴-7万11
嚇騨
comple型ロシ comple三二二>
compleニーニ>
一 C卯
←freeDNA
Fig5DNAbendinginducedbyguanidine-treatedRepIHFandRepwiId・
ToprepareasetofpermutedDNAfragments,BgⅡ|(Ianesland2),SPel(Ianes3and4),
Pvu11(Ianes5and6),MUI(1anes7and8)andBamH1(Ianes9andlO)wereused
Tenfmolof51end-1abeledDR-1~DR-3DNAfragmentwasincubatedwithl85ngofRepwiId (lanesl,3,5,7and9)orl85ngofReplHF(1anes2,4,6,8andlO)at25℃for10min,then
subjectedtolO%acryIamidegeIelectrophoresisThebendingangIesofDNAwerecalculated fromthemigrationsofeachprotein-DNAcomplex.
RelI( ild
ReFlHF diffdence of ang le
complex3
ang le 100.4
。113.9
◎13.s
◎compIex2
ang le S9.s
◎741
。42
。complex1
angIe 38.s
◎
41.ア
。S、1
。←seIfLligation
←trimerDNA
-dimerDNA
-monomerDNA
懸鰯騨懸
FigeLigationofRep-boundDRDNAfragments・
TheDNAfragmentpreparedfrompBendDR-1~DR-Swith
Xノフoldigestionwasblunt-endedwithcoIddATRdGTP,dTTPand [α-32P]dCTPusingKlenowpolymeraseandincubatedwithT4DNA
IigasewithoutRep(Iane2),withRepwild(laneS;14Snglane4;1S5ng,
Iane5;222,9)orReplHF(laneS;14Sng,lane7;185,9,lanea222ng)
Thereactionmixturesweredeproteinizedandsulqjectedto 5%acrylamidegelelectrophoresisSelfとIigationDNA,dimer DNA,trimerDNA,monome「DNAwereindicatedattherightside
-16-
lane 12S45s7s
ligation Rep Rep
IHF wild
 ̄
+++++++
l■■■■■■■U■■■■■I■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 ̄ ̄
+++
+++
■■■■■■■■■■■■ ̄
HostceIIsノHeIperpIasmid
YK2g20
(lWmAhjmD)
pMIKSpAMO1
(rBp+)('epノHF)
YK1100
(hjmA+h肋D+)
pM1KGpAMO1
(mep+)('eplHF)
O〃regionsofdonorpIasmids■
++
++
■+
】R-1DH-ZUド
】ns拶
]R-1DR-ZUh
)、包俣 ■■■■
lR-1
~】R=11】H=ソl】h
】、ヨメ
4.43.4 <0.00081.1
-
-コ 】H-11】H-ZU卜
】n月ム
3.327 <0.0008<0.0008
Fig了OriactivityintheabsenceofIHE
SchematicstructuresofohiareshownattheleftsideThet「ansformationefficienciesofthefirsttwopIasmids weresummarizedf「omthepublisheddata(4,10)andourunpublishedresults(11)P1asmidDNA(30,9)was int「oducedintoYK1100(hjmA+/7ノ、、+)orYK2920(hjmAh/m、)car「yingpMlK6('即+)orpAMO1('巴pIHF).
Cellswereplatedonduplicateagarplatessupplementedwith30“g/mlofampicillin、Theplateswereincubated at37℃ove「nightThedataa「ethemeannumber(×105)oftransfo「mantspeMgofdonorDNA
学位論文審實結果の要旨
本研究は原核細胞の中で自律複製をおこなっているプラスミドDNA分子を用い,その複製開始機 構を解明する第一歩として,複製開始領域(ori)に特異的に結合する蛋白質群がori領域に結合した 際のDNA高次構造の変化を明らかにしようとしたものである。そして,以下のような新事実を明ら かにした。
プラスミドpSClO1ゲノムがコードする複製開始蛋白質Repは,単量体型でori領域内の3個の反
復配列(DR)に,二量体型で逆反復配列(IR)に結合し,異なる機能を発揮する多機能蛋白質であ
るが,このRepの結合によりDNAは湾曲した。特に単量体型は結合する分子数の増加に従って湾曲は増加し,3分子結合した時は100度に達した。また,すでにDNAを湾曲させることが知られている 宿主蛋白,IHFもori領域内の別の部位に結合し,約120度湾曲させるが,これら,Rep,IHF両蛋白 質はori領域DNAの湾曲に対して協調的に働くことを見いだした。更に,両蛋白質の結合部位に介在 するAT対に富むDNA配列も両蛋白質によるDNA湾曲を促進した。こうして,二種類の蛋白質と DNA配列そのものがori領域DNAの湾曲に協調的に関わることが判明した。
次に,IHF蛋白が欠損していてもori領域からの複製を可能にする変異Rep蛋白質の存在に注目し,
この変異Rep蛋白を初めて精製することに成功し,この変異Repが野`性型Repより強くori領域 DNAを湾曲させることを明らかにした。更に,野性型Repによる通常の複製には,DNAの超らせん 度を変化させるDNAgyraseの結合部位(par)と,ori領域内のRep二量体型が結合するIR配列のい ずれか一方が存在すれば充分であるのに対して,この変異Rep蛋白によるIHF非依存性の複製には,
両結合部位が必要であった。このことは,変異RepはDNAの高次構造を変化させるpar,IR両配列 に結合する蛋白質の助けを借りて,IHF非依存性の複製を可能にしていることが示唆される。
以上の本研究により,複製開始領域への蛋白質の結合により,引き起こされる具体的なDNAの高 次構造変化の一端が明らかにされ,DNA複製開始複合体の形成とその調節機構の解明に一歩前進した
ものと評価され,博士論文に値すると判定した。
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