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親の離婚を経験した大学生の抑うつに関する一検討

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Academic year: 2021

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親の離婚を経験した大学生の抑うつに関する一検討

野口 康彦

要 約

親の離婚が子どもの精神発達にどのような影響を及ぼすのかについて、抑うつ傾 向に焦点をあてて検討した。研究の方法として、親の離婚を経験した大学生を対象 とし、親の離婚を経験していない大学生を対照群とした。また、親の離婚を何歳の 時に経験したのかという点に着目し、特に思春期年齢を一つの区切りとして考え、

親の離婚群の中で親の離婚時08歳だった者を「親の離婚群A」、親の離婚時10

17歳であった者を「親の離婚群B」という2つの群に分けた。質問紙にはベック 抑うつ尺度(BeckDepressionInventory、以下BDI)を用いた。

マン・ホ イットニーのU検定の結果、親の離婚時に1017歳の「親の離婚群B と非離婚群とでは、BDIにおいて3%水準で有意な差がみられた。また、親の離婚 時に08歳であった「親の離婚群A」と「親の離婚群B」との比較については、

5%水準で有意差がみられ、「親の離婚群B」の方が高かった。

以上の結果をもとに、親の離婚を経験した大学生の抑うつ傾向と思春期における 喪失体験としての抑うつ反応の2つの点を中心に考察を行った。

1.問題と目的

本稿の目的は、親の離婚を経験した大学生の抑うつ傾向に焦点をあてて検討するものであ る。

子どもにとって親の離婚は重大な心理的な影響をもたらす出来事であるが、その影響の受 け方は一様ではなく、子どもの年齢や家庭生活の状況など個別的な条件により異なる。また、

親の離婚そのものが子どもの精神発達に影響を与えるのではなく、離婚に至ることとなった 親の不仲の状態とその後の親子関係のあり方が子どもの心の成長に大きく関与することは言 うまでもない。

離婚に至るまでの親同士の不和状態が深刻だった場合、親同士の諍いから解放された子ど もは自立心が向上し、アルバイトや仕事など社会的な生活能力がつき、親やきょうだいを助 けるなど、周囲の目にはしっかりした子どもに映ることがある。だが、別れた側の親との面 会の困難に直面したり、母親の就業の難しさや経済的な生活の苦しさ、あるいは不確かな養 育費の取り決めに遭遇することも多い。そのような場合、子どもは同居する親への甘えや別 れた親への怒りといった自分の気持ちを抑えて、与えられた環境に適応しようとするのが多 いのではないだろうか。そして、青年期になり自己の存在を模索する時期を迎える頃、過去 の子ども時代と自分の親のことを振り返ることもあるだろう。

『人文コミュニケーション学科論集』12,pp.171-178. ©2012茨城大学人文学部(人文学部紀要)

(2)

金(2007)は、抑うつを遷延化する要因として依存と恨みをあげている。それは、抑うつ的 な人は依存欲求が深く抑圧されており、依存欲求が満たされない時の反応は恨みの反応であ るとしている。親の離婚を経験した子どもにあてはめて考えると、甘えたくでも甘えられな い状態が長く続き、それが諦めとも諦めにもつかない状態であるとき、抑うつという心理的 な防衛機制が働くものと考える。親の離婚が子ども精神発達に及ぼす心理的な影響について、

Wallerstein(2000)は、親の離婚の影響は発達段階の局面において表出されると指摘している。

親の離婚を経験した子どもの青年期における心理的な傾向について検討することは重要なこ とである。わが国においても、親の離婚を経験した子どもの数が増加している。だが、心理 学的分野において親の離婚が子どもの精神発達に及ぼす調査や報告はあまり見られない。そ こで、本研究では親の離婚を経験した大学生に対してベック抑うつ尺度(BeckDepressionIn-

ventory)を用いた調査を行い、親の離婚を経験していない大学生を比較対象として検討した。

また、親の離婚の時期について思春期を区切りとした2つの群に分けて比較検討を行った。

これは、思春期における親の離婚あるいは離婚にいたるまでの過程が子どもの精神発達に大 きな影響を及ぼすのではないかと考えたからである。

このことにより、スクールカウンセラーなど、子どもの支援にかかわる者が、親の離婚を 経験した子どもへの理解を深めるための有用な資料を提示することができると思われる。

2.研究の方法

(1)調査内容

①抑うつ傾向を測定する質問紙

本調査では、ベック抑うつ尺度(BeckDepressionInventory)の日本語版(林,1988、以下 BDI)を用いた。BDIであるが、林(2003)は各項目の測定内容に対応して次のように命名し ている。すなわち、1)抑うつ気分、2)ペシミズム、3)失敗感、4)満足感の欠如、5)罪悪感、

6)受罰の予期、7)自己嫌悪、8)自己非難、9)自殺願望、10)涙もろさ、11)いらだち易さ、

12)対人的興味の減退、13)決断困難、14)身体像の歪み、15)活動困難、16)不眠、17)易疲 労感、18)食欲の減退、19)体重減少、20)身体へのとらわれ、21)性欲の減退である。日本 語版BDIでは、選択肢の複数回答時には1つをランダムに選んで採点することができる。こ のような場合、本調査では点数の高い方の回答を選択した。

(2)調査対象者と実施手続き

①調査時期

2006年7月から2007年1月にかけて実施した。

②調査対象者と実施方法

私立大学3校の大学生(回答者の年齢は18歳~32歳)から341名の質問紙を回収し、有効

(3)

回答数は328名であった。うち、親の死別経験者を除くと、親の離婚経験者(親の離婚群)

が25人、親の離婚を経験していない者(親の非離婚群)が296人であった。調査は、授業時 間中に集団的に実施し、所要時間は約15~20分程度であった。調査対象者の内訳については 表1に示した。

1 BDIの有効回答数(N328)と親の離婚群の親の離婚時の年齢一覧

3.結果

(1)BDIにおける親の離婚群と親の非離婚群の比較

親の離婚群と親の非離婚群との総得点の結果を表2に示した。BDIの内的整合性を示すα 係数は、α=.861であった。

親の離婚群と親の非離婚群の平均値の差の検定(t検定)を行ったところ、両群間に有意 な差はみられなかった(表2)。さらに、親の離婚群と親の非離婚群を一つにして、性別に よるBDIの平均値の差の検定(t検定)を行ったところ、男女2つの群の間に有意な差がみ られ、男性よりも女性のBDIの平均値の方が高いことが認められた(表3)。

次に、親の離婚を何歳の時に経験したのかという点に着目し、特に思春期年齢を一つの区 切りとして考えた。親の離婚群の中で、親の離婚時0~8歳だった者を「親の離婚群A」、親 の離婚時10~17歳であった者を「親の離婚群B」という2つの群に分けた。10歳という年齢 を境界線とした理由は、Blos(1962)の思春期・青年期における発達の段階を参考としたから である。日本の学校教育で10歳は小学校4年生から5年生に該当し、個人差はあるが思春期 が始まる時期でもある。男女ともに、身体的には第二次性徴を迎えるとともに、仲間同士に よる付き合いが始まり、外的世界への関心が高くなるなど精神的な成長も著しい。また、親 を脱価値化することにより、親や周囲の大人が等身大の一人の大人として経験されることに より、親への葛藤も生じやすくなる。

このような点から、親の離婚が子どもの精神発達だけではなく、親の離婚による転居や転 校など、生活環境にまで深い影響を及ぼす年齢であることを念頭においたからであった。

親の離婚群A、親の離婚群B、親の非離婚群の3つの群の平均値と標準偏差を表4に示し た。さらに、中央値の差の検定をするためにクラスカル・ワリスの検定を行った。その結果、

親の死別群 (N7) 親の非離婚群

(N296) 親の離婚群

(N25)

N0 N7 20.14(1.06) N96

N200 20.05(1.58) N7

N18 19.96(1.42) 男性

女性 平均年齢 ()SD

(4)

グループ内に有意な差が認められた。また、マン・ホイットニーのU検定により、親の非離 婚群と親の離婚群Bとの間に、有意差が認められた(表5)。

2 親の離婚群と親の非離婚群の両群のBDIの平均の比較(t検定)

n.s.有意差なし

3 性別によるBDIの平均の比較(t検定)

***p<.01

4 親の非離婚群、親の離婚群A0歳~8歳)、親の離婚群B10歳~17歳)

BDIの平均値と標準偏差

5 親の離婚群B10歳~17歳)と親の非離婚群のBDIの比較(U検定)

**p<.03

(2)BDIにおける親の離婚群A(0歳~8歳)と親の離婚群B(10歳~17歳)の比較

親の離婚群Aと親の離婚群Bとの差を比較するために、マン・ホイットニーのU検定を行っ た。その結果、親の離婚群Aと親の離婚群Bとの間において有意な差が認められた。なお、親 の離婚群の人数であるが、親の離婚時の年齢が未記入な者が1名あり、これを除くと親の離 婚群の合計の人数は24名となった。

t 親の非離婚群

(N296) 親の離婚群

(N25)

-1.43 ns 13.15(8.41)

15.68(8.82) BDIM (SD)

t 女性

(N218) 男性

(N=103)

-2.66***

14.20(8.50) 11.53(8.12)

BDIM (SD)

t 女性

(N218) 男性

(N=103)

-2.66***

14.20(8.50) 11.53(8.12)

BDIM (SD)

親の離婚群B (N=13) 親の離婚群A

(N11) 親の非離婚群

(N=296)

18.69(7.57) 11.54(9.13)

13.15(8.41) BDIM (SD)

U 1129.5**

親の離婚群B (N13) 親の非離婚群

(N=296)

(5)

6 親の離婚群A0歳~8歳)と親の離婚群B10歳~17歳)のBDIの平均とSD

7 親の離婚群Aと親の離婚群BBDIの比較(U検定)

*p<.05

②BDIにおける親の離婚群Aと親の離婚群Bの項目別の結果

林が命名したBDIの項目別に親の離婚群Aと親の離婚群Bとの2群間の比較を行った。こ の2つ群を検討する目的は、親の離婚を経験した時期について、思春期以降に親の離婚を経 験した子どもの方が親の離婚による心理的な影響が大きいからではないかと考えたからであ る。U検定の結果について、有意差が認められた項目のみを表に示した。その結果として、

7.自己嫌悪、8.自己非難、9.自殺願望、14.身体像の歪み、15.活動困難、16.不眠、21.性欲 減退において親の離婚群Bの中央値が有意に高かった。

親の離婚群B (N13) 親の離婚群A

(N11)

18.69(7.57) 11.54(9.13)

BDIM (SD)

U 36.5*

親の離婚群B (N13) 親の離婚群A

(N=11)

(6)

8 BDIにおける親の離婚群ABの項目別の平均と標準偏差及びU検定結果

*p<.05 **p<.03

4.考察

(1)親の離婚を経験した大学生の抑うつ傾向

本調査では、親の離婚を経験した大学生の抑うつ傾向についてBDIを用いて検討を行った。

結果として、親の離婚時に10歳~17歳であった親の離婚群Bと親の非離婚群、そして親の離 婚時に0歳~8歳であった親の離婚群Aとにおいて有意な差が認められることとなった。さ らに、親の離婚群Aと親の離婚群Bとの項目別によるU検定では、「自殺願望」、「自己嫌悪」、

「自己非難」、「活動困難」、「身体像の歪み」「不眠」「性欲減退」で親の離婚群Bの中央値が有 意に高かった。このことから、思春期以降に親の離婚を経験した子どもは、親の離婚の影響 を受けやす傾向が示唆された。

親の離婚を経験した大学生の抑うつについては、大学生という年代の特性があることも考 U

親の離婚群B 親の離婚群A

BDISの項目

1268.5**

1231.5**

1225.0**

1293.0**

1225.0**

1361.0*

1463.5**

0.69(0.63) 0.53(0.87) 1.53(0.66) 0.75(0.75) 0.92(0.75) 1.07(0.95) 1.76(1.16) 1.69(1.03) 1.07(0.95) 0.69(0.85) 0.53(0.66) 0.53(0.77) 0.53(0.77) 1.30(1.03) 1.61(1.04) 0.76(0.83) 1.07(0.64) 0.30(0.48) 0.00(0.00) 0.76(0.59) 0.53(0.87) 0.36(0.67)

0.36(0.80) 1.09(1.04) 0.27(0.46) 0.90(0.53) 0.90(1.22) 0.81(1.16) 1.10(1.19) 0.36(0.50) 0.27(0.64) 0.36(0.50) 0.18(0.40) 0.36(0.50) 0.90(1.30) 0.72(0.90) 0.45(0.93) 0.90(0.53) 0.00(0.00) 0.27(0.90) 0.54(0.52) 0.45(0.82) 1.抑うつ気分

2.ペシミズム 3.失敗感 4.不満足感 5.罪悪感 6.受罰の予期 7.自己嫌悪 8.自己非難 9.自殺願望 10.涙もろさ 11.いらだち易さ 12.対人的興味の減退 13.決断困難

14.身体像の歪み 15.活動困難 16.不眠 17.易疲労感 18.食欲の減退 19.体重減少 20.身体へのとらわれ 21.性欲の減退

(7)

慮されなければならない。東(2007)は大学生206名と社会人151名(20歳代~60歳代)に対 して、やはりBDIを用いて比較検討を行い、1%水準で大学生の平均値が高いことを示し、大 学生から社会人の移行によって抑うつ傾向が減少していく可能性を示している。この指摘に みるように、社会人に比べて社会的責任が比較的少ない大学生は自我同一性の形成がまだ十 分にされていないことは明らかである。

この点から考えると、親の離婚を経験した大学生が抱える抑うつ傾向とは、自我の成熟に 伴い、自責的な内省が主となる自己へ向かう抑うつではなく、自己の未成熟さから生じる抑 うつである面も念頭におく必要があるだろう。つまり、親の離婚を経験した大学生は親の離 婚を経験していない大学生と同様に自我の形成を模索するが、ポジティブな自己評価ができ ない場合は、そこに親の離婚が外的な関連情報として位置づけられているのではないのかと 考える。この点に親の離婚を経験した大学生の抑うつの特徴があるのではないだろうか。

(2)思春期における喪失体験としての抑うつ反応

子どもが何歳の時に親が離婚したのかについて考えることは、親の離婚が子どもの精神発 達に及ぼす影響を考えるうえで重要な側面である。Constance(2004)は、両親の結婚生活の影 響を受けるのはたいてい11歳以上の子どもたちであり、それは離婚以前の家庭で過ごしてい た時間が長いためであるからだと述べている。親が離婚に至るまでの間に困難な結婚生活が あり、それが家庭生活や親子関係にも影響を及ぼすことは容易に想像できる。今回の調査結 果から、親の離婚を思春期年代である10歳から17歳の間に経験した大学生のBDI得点は、他 の2つの群と比較した際に有意に高かった。

思春期を迎える頃の子どもにとって、親の離婚は大きな喪失の体験を生じさせる可能性が ある。一つは生活環境の変化による転居や転校といった物質的あるいは精神的資産の喪失で あろう。親の離婚によりもたらされた環境の変化に対する葛藤が大きすぎる場合は、そのこ とを自分の内面に抱え込んでしまうことで、やがては抑うつ的な感情として内在化されるの ではないだろうか。

また、子どもにとって親の離婚の理由がよく理解できないような状況の場合は、子どもに とっては別れた側の親と両親のいない家庭を失ったことへの対象喪失が生じやすい。思春期 にさしかかる時期に親の離婚を経験した子どもの場合は、子ども自身が対象の喪失を体験で きる年齢となっていることから、それが深刻な状態を呈する場合もあるだろう。対象喪失と は、近親者の死や失恋をはじめとする、愛情・依存の対象の死や別離(小此木,1979)であ るが、親の離婚の場合には親同士の感情が複雑になっており、残された親子で別れた側の親 への子の思慕や喪失感などを支えあいは難しくなる。

むろん、このような喪失を体験しても自分なりに環境に適応していく子どももいる。だが、

自己を守る手段として自分の感情を抑えるという手段を取り続け、自分の本当の感情を体験 してこなかった子どもの場合は、抑うつ的な心性を青年期においても抱え込むことにつなが

(8)

るのではないかと思われる。

(3)今後の課題

最後に本研究の限界として、親の離婚を経験したデータ数の少なさがあった点は否めない ところである。これは、親の離婚を経験した子どもの進学に関する経済的な支障とも関連す るであろう。さらに、今後の課題として、親の離婚を経験した大学生以外の青年期の人たち についても、理解を深めていきたいと考えている。

<文献>

BlosP(1962):OnAdolescence-APsychoanalyticInterpretation-.TheFreePressofGlencoe,Inc.野沢栄司

(訳)(1971)青年期の精神医学.誠心書房.

Constance.A.(2004)We’reStillFamily.天冨俊雄他(訳)(2006)離婚は家族を壊すか.バベル・プレス.

林潔(1988)学生の抑うつ傾向の検討.カウンセリング研究,20(2),162-169

林潔(2003)抑うつ傾向と、適応にかかわる認知的条件についての一考察.白梅学園短期大学紀要,39,43- 56

東真由美(2007)完全主義と不適応の関連.京都教育大学教育実践研究,7,111-119.

金美伶(2007)抑うつの概観及び抑うつ発生に関する諸理論.お茶の水女子大学子ども発達教育研究セン ター紀要,4,95-104.

小此木啓吾(1979)対象喪失.中公新書.

WallerstionJS(2000)Theunexpectedlegacyofdivorce.CarolMannLiteraryAgency,NewYork.早野依子

(訳)(2001)それでも僕らは生きていく-離婚・親の愛を失った25年間の軌跡-.PHP.

表 6 親の離婚群 A ( 0 歳~ 8 歳)と親の離婚群 B ( 10 歳~ 17 歳)の BDI の平均と SD 表 7 親の離婚群 A と親の離婚群 B の BDI の比較( U 検定) *p&lt;
表 8 BDI における親の離婚群 A と B の項目別の平均と標準偏差及び U 検定結果 *p&lt;. 05 ** p< . 03 4. 考察 ( 1) 親の離婚を経験した大学生の抑うつ傾向 本調査では、親の離婚を経験した大学生の抑うつ傾向についてBDI を用いて検討を行った。 結果として、親の離婚時に10 歳~17 歳であった親の離婚群B と親の非離婚群、そして親の離 婚時に 0 歳~ 8 歳であった親の離婚群A とにおいて有意な差が認められることとなった。さ らに、親の離婚群A と親の離婚群B との

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