• 検索結果がありません。

佛教大学仏教学会紀要 06号(19980325) 001伊藤真宏「光徳寺蔵『黒谷聖人御消息』について」

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "佛教大学仏教学会紀要 06号(19980325) 001伊藤真宏「光徳寺蔵『黒谷聖人御消息』について」"

Copied!
36
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

一 は じ め に 大 阪 府 柏 原 市 の真 宗 大 谷 派 光 徳 寺 は、 大 阪 でも 屈 指 の名 刹 で あ る 。 蓮 如 に よ って大 坂 に 本 願 寺 が 築 か れ 、 完 成 し た のは 明 応 六年 ( 一 四 九 七 ) 。 山 科 本 願 寺 が 焼 か れ、 親 鸞 御 影 と と も に本 願 寺 第 十 世 証 如 が 、 そ の 大 坂 本 願 寺 ( 石 山 本 願 寺 ) に 入 る のが 天文 二年 ( 一 五 三 三) 。 そ れ か ら 、 織 田 信 長 と本 願 寺 の い わ ゆ る 石 山 合 戦 が 終 わ る 天 正 八 年 ( 一 五 八 〇 ) ま で 、 つ ま り本 願 寺 が 大 坂 を 退 く ま では 、 大 坂 本 願 寺 が本 山 と な って いた 。 本 願 寺 法 主 が 大 坂 に いた と き に 、 光 徳 寺 住 職 は そ ば に 支 坊 を 構 え 、 と き の 法 主 の側 近 と し て侍 し た と いう 。 た め に光 徳 寺 に は 、 真 宗 ゆ か り の重 要 な文 書 が 多 く 所 蔵 さ れ て い る。 今 回 紹 介 す る ﹃ 黒 谷 聖 人 御 消 息 ﹄ ( 以 下 、 ﹃ 御 消 息 ﹄ ) は題 の如 く 、 法 然 ( = 三 三 ∼ = 一 一 二) の消 息 で あ る。 手 紙 二編 を 一 冊 にま と め た 写 本 で あ る が 、 古 い写 本 と思 わ れ る に も か かわ ら ず 、 真 宗 寺 院 所 蔵 の法 然 文 書 が 真 宗 の 研 究 機 関 から 顧 み ら れ る こ と が 少 な く 、 ま た浄 土 宗 の研 究 機 関 も 真 宗 寺 院 所 蔵 の 文 書 の中 に法 然 の文 書 が あ る こ と を 知 ら ぬ わ け で は な か った よ う だ が 、 そ の調 査 を 怠 って き た 。 こ の写 本 は そ う い う 法 然 と 親 鸞 の研 究 の狭 間 にあ る 光徳 寺蔵 ﹃ 黒谷聖 人御 消息 ﹄ に つ いて 一

(2)

仏教 学会 紀要 六号 二 の と いえ よ う 。 こ の史 料 を 公 表 し て 諸 賢 の研 究 に委 ね る こ と も 意 義 が あ る と思 わ れ る。 二 ﹃ 黒 谷 聖 人 御 消 息 ﹄ と ﹃ 法 然 聖 人 御 詞 ﹄ ﹃ 御 消 息 ﹄ が 光 徳 寺 に所 蔵 さ れ て い る こ と は、 既 に ﹃古 写 古 本 真 宗 聖 教 現 存 目 録 ﹄ ( 以 下 、 真 宗 目 録 ) に記 さ れ 、 堂 祐 範 ﹃ 浄 土 教 稀 覯 書 目 ﹄ (以 下 、 藤 堂 目 録 ) に も 紹 介 さ れ て い る 。 藤 堂 目 録 に は 、 真 宗 寺 院 に所 蔵 さ れ る 文 書 に つ いて は 真 宗 目 録 に依 っ た こと が 明 記 さ れ 、 記 述 内 容 か ら も 真 宗 目 録 を 継 承 し て い る こ と が わ か り 、 ﹁ 稀 覯 書 ﹂ と見 な し な が ら も 現 物 を直 接 に は調 査 し て いな い こ と が わ か る。 真 宗 目 録 に よ る と 、 室 町 時 代 末 期 の粘 葉 綴 り の写 本 で 、 紙 数 が 二 十 九 葉 。 奥 書 はな く 、 内 容 に つ い て は ﹁ 和 語 燈 マ マ 三 巻 中 ノ 〇 九 條 ノ 殿 下 ノ キ タ ノ マン ト コ ロ へ 進 セ ラ ル御 返 事 ○ カ マク ラ ノ ニ品 禅 尼 ヨ リ 一 仏 ノ 功 徳 ヲ タ ツネ マ フ サ レタ リ ケ ル御 返 事 ○ 津 戸 ノ 三郎 入 道 ヘツ カ ハス御 返 事 ノ三 通 ト 内 容 ヲ類 似 ス ル異 本 ナ リ ﹂ とあ る 。 現 物 の ﹃ 御 消 息 ﹄ は 一 見 し て 古 い写 本 と わ か り 、 非 常 に傷 ん で い る が 、 本 文 への侵 食 は幸 い にも あ ま り な い。 真 宗 目 録 に報 告 さ れ る 通 り の装 丁 で、 紙 数 も 二十 九 葉 。 法 量 、 紙 質 と と も に真 宗 目 録 で調 査 さ れ た 当 時 のま ま を 留 め て いる よ う であ る 。 し か し内 容 は、 ﹁ 九 條 ノ 殿 下 ノ キ タ ノ マ ン ト コ ロ へ 進 セ ラ ル ・ 御 返 事 ﹂ と ﹁ カ マク ラ ノ ニ品 禅 尼 ヨリ 念 仏 ノ功 徳 ヲ タ ツ ネ マフ サ レタ リ ケ ル 御 返 事 ﹂ の 二 通 の手 紙 を 一 冊 にま と め た も の で あ り 、 . 津 戸 ノ 三郎 入 道 ヘツ カ ハス御 返 事 ﹂ が な い。 お そ ら く こ れ は ﹁ カ マク ラ ﹂ と ﹁ 津 戸 ﹂ が 内 容 的 に パ ラ レ ル であ り 、 そ の こ と を 意 図 し て の コメ ン ト と 思 わ れ る。 し か し な が ら 、 同 内 容 と は い え 、 全 く 同 じ で は な く 、 ﹃和 語 燈 録 ﹄ も 個 別 に 紹 介 し て い る の で、 別 々 のも の と し て 扱 う 必 要 が あ る。 そ の意 味 で 真 宗 目 録 と そ れ を 受 け る藤 堂 目 録 の該 当 記 述 は 訂 正 さ

(3)

れ る べき こと を 指 摘 し て お き た い。 さ て 一 見 し て古 い写 本 で あ る こ と は わ か る と し ても 、 い っ た い い つ ご ろ の写 本 な の か。 奥 書 が な く 、真 宗 目 録 で いう 室 町時 代 末 期 と の限 定 は根 拠 が あ る の だ ろ う か。 そ の判 断 に有 効 な の が 、 光 徳 寺 所 蔵 ﹃ 法 然 聖 人 御 詞 ﹄ ( 以 下 、 ﹃御 詞 ﹄ ) であ る 。 こ れ は ﹃ 法 然 上 人 研 究 ﹄ 第 六 号 に紹 介 し た の で 、 参 照 し て いた だ き た い。 こ こ で は ﹃ 御 消 息 ﹄ と ﹃御 詞 ﹄ と の 関 連 の み を 考 察 す る こ と に す る 。 ﹃御 詞 ﹄ は、 いわ ゆ る . 或 人 念 仏 之 不 審 聖 人 二 奉 問 次 第 L ﹁ 浄 土 宗 大 意 ﹂ ﹁ 四 種 往 生 事 ﹂ を 一 冊 に ま と め た も の で 、 親 鸞 書 写 によ る ﹃ 西 方 指 南 抄 ﹄ の下 本 の最 後 二 本 と 下 末 の最 初 一 本 を そ の ま ま抄 出 し た形 態 の写 本 で あ る 。 奥 書 冒 頭 に細 字 で ﹁ 本 云﹂ と あ り 、 続 い て 明 応 五 年 ( 一 四 九 六 ) 正 月 十 一 日 に 書 写 し 終 わ っ た こ と が 記 さ れ、 時 に 八十 二 歳 であ り ﹁ 御 判 ﹂ と あ る 。 明 応 五 年 に 八 十 二歳 と いう と 、 正 に蓮 如 ( 一 四 一 五 ∼ 一 四 九 九 ) が 該 当 し 、 光 徳 寺 と 大 坂 本 願 寺 の関 係 から 考 え ても こ の写 本 が蓮 如 伝 承 本 で あ る こ と は ま ちが いな い。 ま た 原 表 装 と み ら れ る表 紙 に 外 題 と と も に ﹁ 釈 乗 敬 ﹂ とあ り 、 こ の写 本 自 体 の 書 写 者 が釈 乗 敬 であ る と 判 断 で き る 。 要 す る に ﹃ 御 詞 ﹄ は 蓮 如 の写 本 を 釈 乗 敬 が 転 写 し た も の な の であ る 。 さ て こ の ﹃ 御 詞 ﹄ と ﹃ 御 消 息 ﹄ が 非 常 に類 似 し て い る。 影 印 を 見 比 べれ ば 理 解 し て い た だ け る と思 わ れ る が 、 丁 寧 な 筆 致 や使 用 す る 漢 字 の形 態 、 写 本 の字 数 行 数 、 装 丁 の 具 合 な ど を 総 合 的 に み て 、 ﹃御 消 息 ﹄ も 釈 乗 敬 の手 にな る こ と は間 違 いあ る ま い。 も と よ り 筆 者 にそ の 筆 跡 を 鑑 定 す る能 力 は皆 無 で あ り 、 ﹃ 御 消 息 ﹄ に奥 書 が な い 以 上 、 断 定 は 許 さ れ な いが 、 お そ ら く 真 宗 目 録 が こ の写 本 を 室 町 時 代 末 期 と し た のは 、 装 丁 や 書 写 状 態 、 古 い字 体 と い っ た 理 由 の他 に、 ﹃ 御 詞 ﹄ と の類 似 点 も 考 慮 さ れ て いる と 思 わ れ る 。 釈 乗 敬 は 光 徳 寺 第 十 一 世 の法 灯 継 承 者 であ り 、 元 和 七年 ( 一 六 二 一 ) に ﹃ 松 谷 伝 承 記 ﹄ と いう 光 徳 寺 の歴 史 を 著 光徳 寺蔵 ﹃黒 谷聖 人御 消息 ﹄ に ついて 三

(4)

仏 教学 会紀 要 六号 四 ・ 大 坂 に支 坊 を 建 立 し た 由 来 な ど を 記 録 し てま と め る な ど 、 歴 史 的 な 見 識 のあ る人 物 で あ る。 寛 永 二十 年 ( 一 六 三 ) に 八十 一 歳 で 示 寂 し て お り 、 永 禄 六 年 ( 一 五 六 三 ) に生 ま れ て い る こ と にな る。 写 本 の書 写 年 代 が 、 室 町 時 末 期 か ら 江 戸 時 代 初 期 に限 定 さ れ る由 縁 であ る。 三 ﹃ 和 語 燈 録 ﹄ と ﹃ 黒 谷 聖 人 御 消 息 ﹄ ﹃ 御 消 息 ﹄ が ﹁ 九 条 ノ 殿 下 ノ キ タ ノ マン ト コ ロ へ 進 セ ラ ル ・ 御 返 事 ﹂ ( 以 下 ﹁ 九条 ﹂ ) と ﹁ カ マク ラ ノ ニ品 禅 尼 ヨ 仏 ノ功 徳 ヲ タ ツ ネ マ フ サ レタ リ ケ ル御 返 事 ﹂ ( 以 下 ﹁ カ マク ラ﹂ ) を 一 冊 に綴 じ た写 本 であ る こ と は 既 に紹 介 し が 、 こ れ は ﹃ 和 語 燈 録 ﹄ の第 三 巻 の最 初 二本 を 抄 出 す る 形 を と る 。 ﹃和 語 燈 録 ﹄ は 、 以 下 数 編 に わ た り 手 紙 を 載 し て いる が 、 は じ め に登 場 す る の が こ れ ら 二 本 で あ る。 同 様 の手 紙 は ﹃ 西 方 指 南 抄 ﹄ に も あ る が 、 ﹁ 九 条 ﹂ は 下 ・ ﹁ カ マク ラ ﹂ は 中 末 にば ら ば ら に編 入 さ れ て い る。 よ って ﹃ 御 消 息 ﹄ が ﹃ 和 語 燈 録 ﹄ か ら の書 写 で あ る と 考 え る の が 妥 当 であ ろ う 。 こ れ は 本 文 を 校 訂 し て み て も 実 証 さ れ る であ ろ う が 詳 細 は 稿 を 改 め た い。 し か し そ う であ る な らぼ 、 こ の ﹃ 御 消 息 ﹄ は 次 の点 で 重 要 に な ってく る。 ﹃ 和 語 燈 録 ﹄ は 、 法 然 の語 録 を ま と め た ﹃ 黒 谷 上 人語 燈 録 ﹄ の中 、 和 語 の も のば か り を ま と め た も のを 指 す が、 編 五 巻 、 拾 遺 二巻 の 全 七 巻 が そ ろ って いる の は、 元 亨 元 年 ( = 三 二 ) 版 本 、 寛 永 二 十 年 ( 一 六 四 二) 版 本 、 正 徳 五 年 ( 一 七 一 五 ) 版 本 の 三本 で あ る。 さ ら に安 居 院 西 法 寺 所 蔵 の残 欠 本 で 鎌 倉 時 代 末 期 の写 本 が 存 在 す る ( 以 下 ﹁ 西 法 寺 本 ﹂ ) 。 こ の ﹁ 西 法 寺 本 ﹂ は 、 ﹃ 和 語 燈 録 ﹄ の編 者 望 西 楼 了 慧 ( 一 二 三 四 ∼ = 三 二 〇 、 一 説 = 三 二 一 寂 ) の 自 筆 本 の模 写 と も い わ れ、 元 亨 版 に 先 行 す る と いう (中 野 正 明 ﹃ 法 然 遺 文 の基 礎 的 研 究 ﹄ ) 。 内 容 は ﹁ 鎌 倉 二位 禅 尼

(5)

へ 進 す る 御 返 事 L の 末 尾 と ﹁ 要義 問 答 ﹂ 全 文 、 ﹁ 大 胡 太 郎 実 秀 へ 遣 は す 御 返 事 ﹂ の最 初 部 分 が 一 冊 に さ れ た 、 正 に ﹃ 和 語 燈 録 ﹄ の 三巻 目 の残 欠 本 な の であ る 。 . 西 法 寺 本 L の特 徴 は 漢 字 片 仮 名 交 じ り の 文 体 で 、 元 亨 版 の漢 字 平 仮 名 交 じ り の文 体 と は趣 を 異 に す る 。 華 頂 短 期 大 学 教 授 の中 野 正 明 は 、 ﹁ 西 法 寺 本 ﹂ が 、 漢 字 中 心 の文 章 の送 り 仮 名 が本 文 に混 入 し て形 成 さ れ る 過 程 のも の と し 、 数 度 の転 写 の次 第 で和 文 の元 亨 版 の よ う にな っ た と み る。 佛 教 大 学 教 授 の岸 一 英 は、 寛 永 版 成 立 の過 程 に注 目 し 、 寛 永 版 も ﹁ 西 法 寺 本 ﹂ も 漢 字 片 仮 名 交 じ り で あ る こ と か ら 、 ﹃和 語 燈 録 ﹄ に平 仮 名 系 のも の と 片 仮 名 系 の も のが 存 在 す る の で は な いか と 予 測 し て い る。 ﹃ 御 消 息 ﹄ は 漢 字 片 仮 名 交 じ り であ り 、 し かも 寛 永 版 に先 行 す る写 本 であ る こ と か ら 、 岸 の予 測 を 補 強 す る 一つと な るだ ろ う 。 ﹃ 西 方 指 南 抄 ﹄ の影 響 も視 野 に入 れ た 、 ﹃和 語 燈 録 ﹄ の成 立 過 程 と 流 伝 に関 し て の研 究 が さ ら に進 ん で いく こ と を 期 待 し た い。 以 下 に翻 刻 を 試 み て お く 。 ︻ 付 記 ︼ 近 年 ﹃ 和 語 燈 録 ﹄ 全 七 巻 の 写 本 が 、 西 村 冏 紹 の手 で発 見 さ れ た (西 村 旧 蔵 本 ) 。 ま た お茶 の水 図 書 館 所 蔵 の ﹃和 語 燈 録 ﹄ が 、 全 七巻 の写 本 で 、 西 村 旧蔵 本 と 親 密 で あ る こ と が 岸 一 英 に よ り 確 認 さ れ て いる 。 現 在 こ れ ら の全 体 像 に つ いて は 調 査 中 で あ る の で 、 本 稿 で は 触 れ て いな い。 以 下 の雑 誌 で紹 介 さ れ て い る の で参 照 さ れ た い。 ( ﹃ 仏 教 学 会 紀 要 ﹄ 第 二号 所収 、 西 村 冏 紹 稿 。 平 成 六 年 三 月 、 佛 教 大 学 仏 教 学 会 刊 。 ﹃ 常 照 ﹄ 四 十 一 号 所 収 、 岸 一 英 稿 。 平 成 八 年 十 月 、 佛 教 大 学 図 書 館 刊 。 ) 光徳寺 蔵 ﹃黒 谷聖 人御 消息 ﹄ に つい て 五

(6)

仏教 学会 紀 要 六号 六 凡例 ︼ 一 、 翻 刻 は、 努 め て原 典 に忠 実 で あ る こ と を 旨 と し た 。 た だ し漢 字 は 古 体 を と ど め た異 体 字 が 多 いの で 、 便 宜 上 通 行 の字 体 に改 め た 。 一 、 改 行 、 改 丁 、 共 に原 曲 ハ 通 り であ る。 改 丁 を L で 示 し 、 丁 数 を 付 し て お く 。 一 、 句 読 点 は 付 し て いな い 。 一 、 原 典 に欠 損 のあ る場 合 は 、 字 数 を 予 測 し て 、口 で表 示 し た 。

(7)

光 徳寺 蔵 ﹃ 黒 谷聖 人御消 息﹄ に ついて

垂獅

  ク ロタ ニノシヤ ウ ニ ン ノオ ンセウ ソク 黒 谷 聖 人 御 消息 ク テウ テ ン カ 九 条 ノ殿 下 ノ キ タ ノ マン ト コ ロ ヘ シン オ ン ヘン シ 進 セ ラ ル ﹀御 返 事 カ シ コ マ リ テ マ フ シ ア ケ サ フ ラ フ オ ン ネム フチ サ テ ハ 御 念 仏 マフ サ セ オ ハシ マシ﹂ 七 表 紙 一オ

(8)

教学 会紀 要 六 号 サ フ ラ フ ラ ン コ ソ ヨ ニ ウ レ シ ク サ フ ワウ シヤウ キヤウ ネ ム フチ ラ ヘ マ コ ト ニ往 生 ノ 行 ニ ハ念 仏 カ メ テ タ キ コ ト ニ テ サ フ ラ フ ナ リ ソ ノ ミ タ ホン クワン キヤウ ユ ヘ ハ 弥 陀 ノ本 願 ノ 行 ナ レ ハナ リ ヨ キヤウ シン コン シ クワン 余 行 ハ ソ レ真 言 止 観 ノタ カ キL キヤウ ミ タ ホ ンク ワン 行 ナ リ ト イ ヘト モ弥 陀 ノ本 願 ニア ネ ム フチ シヤ カ ニヨライ フ ソク ラ ス マタ 念 仏 ハ 釈 迦 如 来 ノ付 属 キヤウ ヨ キ ヤ ウ チ ヤウサ ンリヤ ウモ ン ノ行 ナ リ 余 行 ハ マ コト ニ 定 散 両 門 キヤウ シヤ クソ ン ノ メ テタ キ行 ナ リ ト イ ヘト モ釈 尊 フ ソク ネ ムフチ コ レ ヲ付 属 シ タ マ ハス マタ 念 仏 ハ ﹂ 八 一ウ ニ オ

(9)

光徳 寺蔵 ﹃黒 谷聖 人御 消息 ﹄ に つ いて ロク ハウ シヨ フチ シ ヨウシヤウ キ ヤウ ヨ キヤウ 六方 ノ 諸 仏 ノ 證 誠 ノ 行 ナリ余 行 ハ ケ ンミ チ シ リ キヤウ 顕 密 事 理 ノ ヤ ン コト ナ キ 行 ナ リ ト シ ヨフチ ショゥ シャゥ イ ヘ ト モ諸 仏 コ レ ヲ 證 誠 シ タ マ ハ ス ヤ ウ く キ ヤ ウ コ ノ ユ ヘ ニ 様 々 ノ 行 オ ホ シ ト イ ヘト モ ワウ シヤウ ネム フチ 往 生 ノ ミ チ ニ ハ ヒ ト ヘ ニ念 仏 カ ス ク レ ﹂ タ ル コ ト ニ テ サ フ ラ フ ナ リ シ カ ル ヲ ワウシ ヤウ 往 生 ノ ミ チ ニ ウ ト キ ヒ ト ノ マ フ ス ヨ シン コン シ クワン キヤウ ヤ ウ ハ 余 ノ真 言 止 観 ノ 行 ニ タ ヘ ネ ムフ チ サ ル ヤ ス キ マ ﹀ ノ ツ ト メ ニ テ コ ソ 念 仏 ハ ア レ ト マ フ ス ハ キ ハ メ タ ル ヒ カ コ ト L 九 ニ ウ 三 オ

(10)

教学 会紀 要 六 号 ヨ キヤウ ニ テ サ フ ラ フ ナ リ ソ ノ ユ ヘ ハ余 行 ヲ ハ ミ タ ホ ンクワ ン 弥 陀 ノ本 願 ニア ラ スト キ ラ ヒ ス テ ﹀ シヤ クソ ン フ ソク キヤウ マタ 釈 尊 ノ付 属 ニ ア ラ サ ル 行 ヲ ハ シ ヨ フチ シヨウ シヤウ エ ラ ヒ ト ﹀ メ マ タ 諸 仏 ノ 證 誠 ニ キ ヤウ ア ラ サ ル 行 ヲ ハト ﹀ メ オ サ メ テ イ マL ミ タ ホ ンクワ ン シヤク ソン タ ﹀ 弥 陀 ノ 本 願 ニ マカ セ 釈 尊 ノ ブ ソク シ ヨフ チ シヨウシ ヤウ 付 属 ニ ヨ リ 諸 仏 ノ 證 誠 ニ シ タ カ ヒ テ ヲ ロ カ ナ ル ワ タ ク シ ノ バ カ ラ ヒ ヲ ハ ト ﹀ メ テ コ レ ラ ノ ユ ヘ ツ ヨ キ ネ ム フチ キヤウ シン ワウ シヤウ 念 仏 ノ 行 ヲ信 シツ ト メ テ往 生 ヲ ハ L 一 〇 三 ウ 四 オ

(11)

光徳 寺蔵 ﹃ 黒谷 聖入御 消息 ﹄ に ついて イ ノ ル ヘ シ ト マ フ ス コ ト ニ テ サ フ ラ フ ナ リ ヱ シ ム ソウ ツ ワウ シヤウ エ ウ シ フ ワウ シヤウ サ レ ハ 恵 心 ノ僧 都 ノ 往 生 要 集 二 往 生 コフ ネム フチ ホン ノ業 ハ 念 仏 ヲ本 ト スト マフ シ タ ル ハ ヨ キ ヤウ コ ノ コ ﹀ ロ ナ リ イ マ ハタ ﹀余 行 ヲ ヰ チ カウ ネ ム フチ ト ﹀ メ タ マ ヒ テ 一 向 に 念 仏 ニ ナ ラ セ ﹂ ネム フチ ヰチ カウ センロ ロ タ マ フ ヘシ念 仏 ニ ト リ テ モ 一 向 専 修 ネム フチ ノ念 仏 カ メ テ タ キ コト ニテ サ フ ラ フ サム マ イ ホチ ト ク セ ンタウ ナ リ ソ ノ ム ネ ハ 三 昧 発 得 ノ善 導 クワシ ヤゥ クワンキ ヤウ シ ヨ 和 尚 ノ観 経 ノ 疏 ニミ エテ サ フ ラ フ サウ クワンキ ヤウ ヰチ カウ シ カ ノ ミ ナ ラ ス 双 巻 経 ニ ハ 一 向 L

四 ウ 五 オ

(12)

学会 紀要 六 号 . 鯲鏤 獺欝 嶷 セン ネム ム リヤウ シ ユフ チ 専 念 无 量 寿 仏 ト ト キ タ マ ヘリ ヰ チ カウ ニ カウ サ ムカ ウ オ ホ ヨ ソ 一 向 ノ コ ト ハ ﹀ 二 向 三 向 ニ タイ ヨ キ ヤウ 対 シ テ ヒ ト ヘ ニ余 ノ 行 ヲ エラ ヒ キ ンタ チ ス テ キ ラ ヒ ノ ソ ク コ ﹀ ロ ナ リ 君 達 オ ン レウ ネ ム フチ ナ ト ノ御 イ ノ リ ノ料 ナ ト ニモ念 仏 力L 一二 ワウシ ヤウロ ロロ ロ メ テ タ キ コト ニテ サ フラ ヘ ハ 往 生 要 集 ヨ キヤ ウ ネ ム フチ ニ 余 行 ノ ナ カ ニモ念 仏 スク レタ ル テ ンケ ウ タイ シ ヨ シ ミ エテ サ フ ラ フ マタ 伝 教 大 師 シチ ナン セウ メチ ホ フ ネム フチ ノ七 難 消 滅 ノ法 ニ モ 念 仏 ヲ ツ ト ム シフ ハ ウ ヘシ ト ミ エテ サ フ ラ フオ ホ ヨソ 十 方 ﹂ 五 ウ 六 オ

(13)

光徳寺 蔵 ﹃黒 谷聖 人御 消息 ﹄ に ついて シ ヨフチ サ ム カイ テン シ ユ オ ウ コ 諸 仏 三 界 ノ 天 衆 ノ擁 護 シタ マフ キ ヤウ ケ ン セ コ シヤウ オ ン 行 ニテ サ フ ラ ヘ ハ 現 世 後 生 ノ御 ツ ト メ ナ ニ コト カ コ レ ニ スキ サ フ ラ バ ロ ヰチ カウ セ ンシ ユ タン ネム フチ イ マ ハタ 、 一 向 専 修 ノ 但 念 仏 ニ ナ ラ セ タ マ フ ヘク サ フ ラ フ L ニ ホ ム セン ニ ネ ム フチ カ マク ラ ノ ニ品 禅 尼 ヨリ 念 仏 ク ト ク ノ 功 徳 ヲ タ ツネ マフ サ レタ リ オ ン ヘン シ ケ ル 御返事 オン 御 フ ミ ク ハ シ ク ウ ケ タ マ ハリ ネ ム フチ ク ト ク フチ サ フ ラ ヒ ヌ念 仏 ノ 功 徳 ハ 仏 モL = 二 六 ウ 七 オ

(14)

学会 紀要 六 号 一 四 ト キ ツ ク シ カ タ シ ト ノ タ マ ヘリ マ タ チ ヱ タイ ヰチ シヤ リ ボチ タ モ ンタ イ ヰチ 智 恵 第 一 ノ舎 利 弗 多 聞 第 一 ノ ア ナン ネ ムフ チ ク トク 阿 難 モ 念 仏 ノ功 徳 ハシ リ カ タ シ ト クワウ タイ セ ン コン ノ タ マ ヒ シ広 大 ノ 善 根 ニテ サ フ ラ ヘ ハ ク ヱン ク マ シ テ 源 空 ナ ト ハ マ フ シ ツ ク ス へロ モ L ク ヱン ク テウ サ フ ラ ハ ス源 空 コノ朝 ニワタ ロ テ シヤウ ケウ ス イ フン サ フ ラ フ 聖 教 ヲ 随 分 ニ ヒラ キ ミ シヤ ウ ト ケウ モン テウ サ フ ラ ヘ ト モ浄 土 ノ教 文 ハ コノ朝 ロ ワタ ラ スト カ ン カ ヘ サ フ ラ ヒ テ ワ ツ シン タン カ ニ 晨 旦 ヨ リ ト リ ワ タ シ テ L 七 ウ 八 オ

(15)

光徳寺 蔵 ﹃黒 谷聖 人御 消息 ﹄ に ついて シヤウ ケウ ヰ チ ネン サ フ ラ フ 聖 教 ノ コ ﹀ ロ ヲ タ ニ モ 一 年 ニ みン ニ 年 ナ ト ニ テ ハ マ フ シ ツ ク ス ヘ ク モ オ ホ エ サ フ ラ ハ ス サ リ ナ カ ラ オ ホ セ タ マ ハリ テ サ フ ラ フ コ ト ニ テ サ フ ラ ヘ ハ ネ ム フチ マ フ シ ノ ヘ サ フ ラ フ ヘ シ マ ツ 念 仏 ヲ ﹂ シ ン 信 セ サ ルヒ ト < ノ マ フ シ サ フラ フ ニ フ タゥ ナ ル コ ト ク マカ ヤ ノ 入 道 ツ ノ ト ノ サム ラウ ム チ ヨ キヤウ 三 郎 ハ无智 ノ モ ノ ナ レ ハ コソ余 行 ネ ム フチ ヲ ハセ サ セ ス シ テ念 仏 バ カ リ ヲ ハ ホフ ネ ン ハウ 法 然 房 ハ ス ﹀ メ タ レ ト マ フ シ サ フ ラ フ ﹂ 一 五 八 ウ 九 オ

(16)

教学 会紀 要 六 号 一 六 ナ ル コ ト キ ハ メ タ ル ヒ カ コ ト ニ テ サ フ ラ フ みム フチ キヤウ ウ チ ソ ノ ユ ヘ ハ 念 仏 ノ 行 ハモ ト ヨリ 有 智 ム チ ミ タ 无智 ヲ エラ ハ ス弥 陀 ノ ム カ シチ カ ヒ ホンク ワン ヰチ サイ シ ユシヤウ タ マ ヒ シ本 願 ハア マ ネ ク 一 切 衆 生 ム チ ネ ムフチ ノ タ メナ リ 无智 ノ タ メ ニ ハ 念 ロ ノL クワ ン ウ チ ヨ キヤウ 願 ト シ有 智 ノタ メ ニ ハ 余 行 ヲ ロ ト シフ ハ ゥ セ カイ シユ シヤウ シタ マ フ コト ナ シ十 方 世 界 ノ衆 生 ノ ウ チ ム チ セン ニン アク ニン タ メナリ 有 智无智善 人悪人 チ カイ ハ カイ クヰ セ ン ナム ニヨ 持戒破戒貴 賎男女 モ ヘ タ テス アチ サイ セ シ エシヤウ フチ モ シ バ 仏 ノ在 世 ノ 衆 生 モ シ バ 仏 ノ L 九 ウ 十 オ

(17)

光徳 寺蔵 ﹃黒 谷聖 人御 消息 ﹄ に つい て メチ コ シ ユシヤウ シヤ カ マ チ ホ フ マンネ ン 滅後 ノ 衆 生 モシ バ 釈迦末 法万年 ノ サム ホウ シユ シヤウ ノチ ニ一 二 宝 ミ ナ ウ セ テ ノチ ノ衆 生 ネ ム フチ ケ ンタウ マテ タ ﹀ 念 仏 バ カ リ コソ 現 当 ノ キ タウ セ ンタウ ク ワシヤウ 祈 疇 ト ハナ リ サ フ ラ バメ善 導 和 尚 ミ タ ク ヱ シン ヰチ サイ シ ユシヤウ ハ 弥 陀 ノ化 身 ニテ コ ト }二 切 衆 生 ﹂ ヰチ サ イ シヤウ ケウ ヲ日 レミ タ マヒ テ 一 切 ノ聖 教 ヲ セ ン シユネ ム フチ カ ン カ ヘ テ 専 修 念 仏 ヲ ス ﹀メ タ マ ヘル モ ヰチ サイ シ ユシヤウ ハウ ヘン ヒ ロク 一 切 衆 生 ノタ メ ナ リ 方 便 ノ シ セチ マチ ホフ ケ ウ 時 節 末 法 ニア タ リ タ ルイ マノ教 ム チ コ レ ナ リ サ レ ハ无 智 ノ ヒ ト ノ ミ ニ﹂ 一 七 十 ウ 十 一 オ

(18)

会 紀要 六号 ミ タ ホ ンクワ ン カ キ ラ ス ヒ ロク弥 陀 ノ 本 願 ヲ タ ノ ミ セン タウ オン テ ア マ ネ ク 善 導 ノ 御 コ ﹀ ロ ニ ネ ム フチ ヰチ モ ン シ タ カ ヒ テ 念 仏 ノ 一 門 ヲ ス ﹀ メ ム チ サ フ ラ ハン ニイ カ テ カ無 智 ノ ヒ ト ウ チ ノ ミ ニ カ キ リ テ 有 智 ノ ヒ ト ヲ ﹂ 一 八 ワウ シヤウ ヘタ テ ﹀往 生 セ サ セ シ ト ハ シ サ フ ラ ハ ン ヤ ミ タ ホン クワ ン モ シ シ カ ラ ハ 弥 陀 ノ 本 願 ニモ ソ ム キ セ ンタ ウ オン 善 導 ノ 御 コ ﹀ ロ ニ モ カ ナ フ ヘ カ ラ ス ヘン ワウ シヤウ シ カ レ ハ コノ辺 ニ マ ウ テ キ テ 往 生 ノ ウ チ ミ チ ヲ ト ヒ タ ツ ネ サ フ ラ フ ニモ有 智 L 十 一 ウ 十 ニオ

(19)

光 徳寺 蔵 ﹃ 黒 谷聖 人御 消息﹄ に ついて ム チ ロン セ ン シユ ネム フチ 无 智 ヲ 論 セ ス ヒ ト ヘ ニ 専 修 念 仏 ヲ セン シ ユネ ムフ チ ス ﹀ メ サ フ ラ フ ナ リ サ ヤ ウ ニ専 修 念 仏 ヲ マ フ シ ト 丶 メ ン ト ツ カ マ ツ ル ヒ ト ハ サ キ ヨ ネ ム フチ サム マ イ ト クタ ウ ホフ モ ン ノ 世 二 念 仏 三 昧 得 道 ノ 法 門 ヲ キ カ m ロ シ テ ノ チ ノ 世 ニ マタ サ タ メ テL ロ ム マ ク タ ウ 三 悪 道 ニ オ ツ ヘキ モ ノ ﹀ シ カ ル ヘ ク テ サ ヤ ウ ニ マ フ シ サ フ ラ フ ナ リ ソ ノ ユ ヘ ハ シ ヤウケ ウ 聖 教 ニ ヒ ロ ク ミ エ テ サ フ ラ フ ナ リ シ ユキヤウ シ カ レ ハスナ ハチ修 行 ス ル コト ア ル ヲ トク シ ム ハ ウ ヘン ミ テ ハ 毒 心 ヲ オ コ シ方 便 シ テ﹂ 一 九 十 ニ ウ 十三 オ

(20)

会 紀要 六 号 キ ホ ヒ テ ア タ ヲ ナ ス カ ク ノ コ ト シヤウ マ ウ セ ンタ イ キ ノ 生 盲 闡 提 ノ ト モ カ ラ ハ ト ン ケウ ク ヰ メチ チン リ ン 頓 教 ヲ毀 滅 シ テ ナ カ ク沈 淪 ス タイ チ ミ チ ン コフ テウ ク ワ 大 地 微 塵 劫 ヲ 超 過 ス ト モイ マタ サム ツ ミ 三 途 ノ 身 ヲ ハナ レ ン コ ト ヲ ウ ヘカ ラ L ス ト ト キ タ マ ヘリ ケン ウ シ ユキヤウ キ シ ント ク ハ ウ ヘン ハ エ キヤウ シヤウ オ ン 見有 修 行 起瞋毒 方 便破壊 竸 生 怨 ニ ヨ ン ン ロ ウ マウ セン タイ ハ イ クヰ メチ ト ンケウ ヰヤゥ チ ンリ ン 如 此 生 盲闡提 輩 毀滅 頓教 永 沈淪 テウ クワ タイ チ ミ チ ン コフ ミ カ トク リ サ ム ツ シン 超 過大地微塵 劫 未 可得離三途身 ダイ シ エト ウ シム カイ サ ムク ヱ シヨ ウ ハ ホ フサイ イ ン ネン 大衆同心皆 懺悔 所有 破法罪 因 縁 ﹂ 二〇 十三 ウ 十四 オ

(21)

光 徳寺 蔵 ﹃ 黒 谷聖 人御 消息﹄ に ついて モン シヤウ ト ネム フチ コノ文 ノ コ ﹀ ロ バ 浄 土 ヲ ネ カ ヒ念 仏 ヲ キヤウ トク シ ム 行 ス ル ヒ ト ヲ ミ テ ハ 毒 心 ヲ オ コ シ ヒ カ コト ヲ タ ク ミ メ ク ラ シ テ ヤ ウ く ハ ウ ヘン セ ン シユネ ム フチ ノ 方 便 ヲ ナ シテ 専 修 念 仏 ノ キ ヤウ 行 ヲ ヤ ブ リ ア タ ヲ ナ シ テ マ フ シ L ト ﹀ ム ル ニ テ サ フ ラ フ ナ リ カ ク ノ フチ シヤウ コ ト キ ノ ヒ ト ハム マ レ テ ヨ リ 仏 性 ノ セン コ ン マナ コ シヰ テ善 根 ノ タ ネ ヲ ウ シ セ ンタイ ニン ナ ヘ ル闡 提 人 ノ ト モカ ラ ナ リ コ ノ ミ タ ミヤウ カウ 弥 陀 ノ 名 号 ヲ ト ナ ヘ テ ナ カ キ﹂ 二 一 十 四ウ 十五 オ

(22)

会紀 要 六 号 シ ヤウ シ シヤウ チ ユ コ ク ラク ワウ シヤウ 生 死 ヲ ハ ナ レテ常 住 ノ極 楽 二 往 生 ケ ウ ホフ ス ヘ ケ レ ト モ コ ノ 教 法 ヲ ソ シ リ ホ ロ ホ シ テ コ ノ ツ ミ ニ ヨ リ テ ナ カ ク サム マ ク タ ゥ 三 悪 道 ニ シ ツ ム カ ク ノ コ ト キ ノ ヒ ト ハ タイ チ ミ チン コ フ 大 地 微 塵 劫 ヲ ス ク レト モ ナ カ ク L 二二 サム ツ ミ 三 途 ノ 身 ヲ ハナ レ ン コ ト ア ル ヘカ ラ ス ト イ フ ナ リ シ カ レ ハ ス ナ ハチ サ ヤ ウ ニ ヒ カ コ ト ヲ マ フ サ ン ヒ ト ヲ バカ ヘリ テ サイ ニン ア ハ レ ミ タ マ フ ヘキ ナ リ サ ホ ト ノ 罪 人 ノ セ ン シユネ ム フチ ケ タイ マフ サ ン ニ ヨリ テ 専 修 念 仏 二 懈 怠 ﹂ 十 五 ウ 十 六オ

(23)

光 徳寺 蔵 ﹃ 黒 谷聖 人御 消息﹄ に ついて ネ ム フチ ワウ シヤウ ヲ ナ シ念 仏 往 生 ニウ タ カ ヒ ヲ ナ シ フ シ ン 不 審 ヲ イ タ サ ン ヒ ト ハ イ フ ニ カ ヒ ナ キ コ ト ニ テ コ ソ サ フ ラ バ メ オ ホ ヨ ソ ミ タ エン ワウ シヤウ 弥 陀 二 縁 ア サ ク 往 生 ト キ イ タ シン ネム フ チ ラ ヌ モ ノ ハキ ケ ト モ信 セ ス 念 仏 L ノ モ ノ ヲ ミ テ ハ ハラ タ テ コ ヱ ヲ キ ﹀ テ モ イ カ リ ヲ ナ シ テ ア シ キ キヤ ウ ロン コ ト ナ リ ナ ト マ フ ス ハ経 論 ニ モ ミ エ オ ン サ ル コ ト ヲ マ フ ス ナ リ 御 コ 丶 ロ ヲ エ サ セ タ マ ヒ テ イ カ ニ マ フ ス ト モ L 二 一 二 十六 ウ 十 七オ

(24)

学会 紀要 六 号 二四 ロ ン コ ヘン カイ 御 コ 丶 ロ バ カ リ ハ御 変 改 サ フ ラ フ ヘカ シン ラ ス ア ナ カ チ ニ信 セ サ ラ ン ヒ ト ヲ ハ オ ン フ チ 御 ス ﹀ メ サ フ ラ フ ヘカ ラ ス 仏 ナ ヲ チ カ ラ ボム フ ヲ ヨ ヒ タ マ ハ ス イ カ ニイ ハ ン ヤ 凡 夫 ノ チ カ ラ ハ ヲ ヨ フ マ シ ク サ フ ラ フ カ ﹀ ル L フ シ ン シ ユシヤウ クワ コ フ モ 不 信 ノ衆 生 ヲ オ モ ヘ ハ 過 去 ノ父 母 キヤウ タイ シ ンルイ 兄 弟 親 類 ナ リ ト オ ホ シ メ シサ フ ラ ヒ シ ヒ ネム フチ テ 慈 悲 ヲ オ コ シ テ念 仏 マフ シ テ コ ク ラ ク シヤウ ボム シヤウ シヤウ 極 楽 ノ 上 品 上 生 ニ マイ リ テ サ ト リ ヲ シヤウ シ ヒ ハ ウ ヒ ラ キ テ 生 死 ニカ ヘ リ イ リ テ誹 謗 ﹂ 十七 ウ 十 八オ

(25)

光徳 寺蔵 ﹃ 黒谷 聖人 御消息 ﹄ に ついて フ シ ン 不 信 ノ ヒ ト ヲ モ ム カ ヘ ン ト オ ホ シ メ ス ヘキ コ ト ニ テ サ フ ラ フ ナ リ コ ノ オ ン ヨ シ ヲ 御 コ ﹀ ロ エ サ フ ラ フ ヘ キ ナ リ ヒト ツサ フキャ ウ ヨ ク トク シユ 一 雑 行 ノ ヒ ト く 余 ノ功 徳 ヲ 修 セ ン サイ ホウ シ ヨシヤウ ニ ハ 財 宝 ヲ ア ヒ 助 成 シ テ オ ホ シL ヰチ カウ セン シ ユ メ ス ヘ キ ヤ ウ ハ ワ レ ハ コ レ 一 向 専 修 ニ テ クヱチチヤ ウ ワウ シヤウ ミ タ ニン 決 定 シ テ往 生 ス ヘキ身 ナ リ 他 人 ノ ト ヲ キ ミ チ ヲ ワ カ チ カ キ ミ チ ニ ケチ エン 結 縁 セ サ セ ン ト オ ホ シ メ ス ヘ キ ナ リ セ ン シエ ソ ノ ウ ヘ ニ専 修 ヲ サ マタ ケ サ フ ラ バL 二五 十 八ウ 十九 オ

(26)

会紀 要 六 号 ケチ エン ロ ラ ン ハ 結 縁 セ ン ニト カ ナ シ ロ ロ ノ タウ キヤウ 一 ヒ ト< ノ 堂 ヲ ツ ク リ 経 ヲ カ キ ソウ ク ヤウ 僧 ヲ 供 養 セ ン ヲ ハ コ ﹀ ロ ヲ ミ タ ラ シン ス シ テ 信 ヲ オ コ シ テ カ ク ノ コ ト キ サフ セン コン シ ユ ノ雑 善 根 ヲ モ修 セ シ メ タ マ ヘ ト ﹂ ヒ トツ ヨ ネ ム フチ 一 コ ノ 世 ノ イ ノ リ ニ念 仏 ノ コ ﹀ ロ ヲ フチ シ ン キ ヤウ シ ラ ス シ テ 仏 神 ニモ マ フ シ経 ヲ モ シ ユ タウ 誦 シ カ キ 堂 ヲ モ ツ ク ラ バ ソ レ モ サ キ ノ コ ト ク サ フ ラ フ ヘ シ セ メ テ ハ コ セ 後 世 ノ タ メ ニ セ ハ コ ソ サ フ ラ バ メ ﹂ 二六 十九 ウ 二 十 オ

(27)

光徳寺 蔵 ﹃黒 谷聖 人御 消息 ﹄ に つ いて エウ シ ソ ノ要 事 ナ シ ト オ ホ セ サ フ ラ フ ヘカ セン シ ユ キヤウ ラ ス専 修 ヲ サ フ ル行 ニモ ア ラ サ リ ケ リ ト オ ホ シ メ シ サ フラ フ ヘシ ロ ト ツネ ムフ チ キ 一 念 仏 ヲ マ フ ス コト ヤ ゥ < ノ義 ロク シ サ フ ラ ヘ ト モ タ ﹀ 六 字 ヲ ト ナ フ ルL ヰチ サイ ハ カ リ 一二 切 ヲ オ サ メ テ サ フ ラ フ ナ リ クワ ン ミャゥ カゥ コ ﹀ ロ ニ ハ願 ヲ タ ノ ミ ク チ ニ ハ名 号 テ ヲ ト ナ ヘテ 手 ニ バ カ ス ヲ ト リ ツ ネ ニ コ ン ロ ニ カ ク ル カ キ ハ メ タ ル クヱチチ ヤウ コ フ ネム フチ 決 定 ノ業 ニテ サ フラ フ ナ リ念 仏 ノL 二七 二十 ウ 二十 一 オ

(28)

学会 紀要 六号 二八 ロロ ロ キヤウ チ ユ サ ク ワ シ シヨ シヨ エ ン 行 ハモト ヨ リ行 住 坐 臥 時 処 諸 縁 シン ク フ シヤウ ヲ エラ ハス身 ロ ノ不 浄 ヲ モキ ラ キヤウ ラク キヤウ ワウ シヤウ ハ ヌ 行 ニ テ サ フ ラ ヘ ハ楽 行 往 生 ト ハ マ フ シ ツ タ ヘテ サ フ ラ フ ナ リ タ ﹀ シ ソ ノ ナ カ ニ モ コ ﹀ ロ ヲ キ ヨ ク シ テ ﹂ タイ ヰ チ キヤウ マ フ ス ヲ ハ第 一ノ 行 ト マ フ シ サ フ ラ フ シヤウ ト ナ リ タ ﹀ 浄 土 ヲ コ ﹀ ロ ニ カ ク レ ハ シ ンシヤウ キ ヤウホ フ 心 浄 ノ行 法 ニテ サ フ ラ フナ リ サ ヤ ウ ニ オ ン 御 ス 丶 メ サ フ ラ フ ヘ シ ツ ネ ニ マ フ サ セ タ マ ハ ン ヲ ハ ト カ ク マ フ ス ヘキ ヤ ウ モ L 二 十 一 ウ 二十 ニ オ

(29)

光徳 寺蔵 ﹃ 黒谷 聖人御 消息 ﹄ に つ いて ヘミ サ フラ ハス ワ カ 身 ナ カ ラ モ シ カ ル ヘ ワウ シヤウ ク テ コ ノ タ ヒ 往 生 ス ヘ シ ト オ ホ シ メ シ テ ユ メ ︿ コ ノ コ ﹀ ロ ヨ ク く ッ ヨ ク ナ ラ セ タ マ フ ヘシ ヒトツ ネム フチ キヤ ウ シン 一 念 仏 ノ行 ヲ信 セ ヌ ヒロ ニア ヒ テL ロン キヤ ウ 論 シ ア ラ ヌ 行 ノ ヒ ト く 二 [[ ]ヒ テ シ フ ロン 執 論 サ フ ラ フ ヘカ ラ ス ア ナ カ チ ニ ヘ チ ケ イ カク 別 解 異 学 ノ ヒ ト く ヲ ミ テ ハア ナ ツ リ ソ シ ル コト サ フ ラ フ マシ イ ヨく チウ サィ フ ヒン 重 罪 ノ ヒ ト ニ モ ナ サ ン コ ト 不 便 二﹂ 二九 二 十 ニ ウ 二 十 三オ

(30)

学会 紀要 六号 三〇 コク ラク サ フ ラ フ オ ナ シ コ ﹀ ロ ニ極 楽 ヲ ネ カ ヒ ネ ム フチ ヒ セン 念 仏 ヲ マフ サ ン ヒ ト ヲ ハ 卑 賎 ノ ヒ ト フ モ シ シヤウ ナ リ ト モ父 母 師 匠 ニモ オ ト ラ ス コム シヤウ サイ ホウ オ ホ シ メ ス ヘシ 今 生 ノ 財 宝 ノ ト モ シ カ ラ ン ニ モ チ カ ラ ヲ ク ハ ヘタ マ フ ﹂ ネ ム フチ ヘシ サ リ ナ カ ラ モ ス コ シ モ念 仏 ニ コ ﹀ ロ ヲ カ ケ サ フ ラ ハ ン ヲ ハ ヨ ク < ミ ち タ ス ﹀ メ タ マ フ ヘク サ フ ラ フ コ レ 弥 陀 ニヨ ライ オ ン 如 来 ノ 御 ミ ヤ ッ カ ヘト オ ホ シメ シ シヤ カ ニヨ ラ イ メチ コ サ フラ フ ヘ シ釈 迦 如 来 滅 後 ヨリ ﹂ 二十 三 ウ 二十 四 オ

(31)

光徳 寺蔵 ﹃黒 谷聖 人御 消息 ﹄ に ついて シ タイ セウ チ セ ウキヤ ゥ コノ カ タ 次 第 二小智 小 行 ニ マカ リ チ ヱ ナ リ テ サ フ ラ フ ワ レ モく ト智 恵 ア リ カ ホ ニ マフ ス ヒ トく ハ ト カ ロク ニ テ サ フ ラ フ ヘ シ セ メ テ ハ録 ノ キヤウ ケウ ウ チ ノ 経 教 ヲ タ ニ モキ カ ス ミロ ﹂ ロ ク キヤウ ケウ イ カ ニイ ハ ンヤ 録 ノ ホ カ ノ 経 教 ヲ チ ヱ ミ サ ル ヒ ト ノ 智 恵 ア リ カ ホ ニ マ フ ス ハ井 ノ ウ チ ノ カ ヘ ル ニ ニ タ リ スイ フン シ ンタ ン ニチ ホン シヤウ ケウ 随 分 二 晨 旦 日本 ノ 聖 教 ヲ ト リ ア ツ メ テ ヒ ラ キ カ ンカ ヘテ サ フラ フ ニ ﹂ 一 一= 二十 四 ウ 二 十 五オ

(32)

学会 紀要 六号 ネ ム フチ シ ン ヨ チウ サ イ 念 仏 信 セ ヌ ヒ ト ハ サ キ ノ 世 二 重 罪 チ コク ヲ ツ ク リ テ地 獄 ニヒ サ シ ク ア リ チ コク テ マタ 地 獄 ヘ ハ ヤ ク カ ヘル ヘキ セ ンフチ ヨ ヒ ト ナ リ タ ト ヒ 千 仏 世 ニ イ テ ﹀ ネム フチ ワウ シヤウ コフ 念 仏 ハ マタ ク 往 生 ノ業 ニア ラ ﹂ 三 二 シ ン ス ト ヲ シ ヘタ マ フ ト モ 信 ス ヘカ ラ ス シヤ カ ニヨラ イ コウ カ シ ヤ コ レ ハ釈 迦 如 来 ヨリ ハシ メ テ恒 河 沙 フチ シヨウ シヤウ ノ仏 ノ 證 誠 シタ マ ヘ ル コト ナ レ ハト オ ン コム カウ オ ホ シ メ シ テ 御 コ ﹀ ロ サ シ 金 剛 ヨ リ ヰチ カウ セ ン シユ コ モ カ タ ク シ テ 一 向 専 修 ハ 御 ﹂ 二十 五 ウ 二 十 六オ

(33)

光徳寺 蔵 ﹃黒 谷聖 人御消 息﹄ に ついて ヘンカイ ロン 変 改 サ フ ラ フ ヘ カ ラ ス モ シ 論 シ マ フ サ ン ヒ ト ヲ ハ コ レ ヘツ カ ハ シ テ タ テ マ フ サ ン ヤ ウ ヲ キ ケ ト オ ホ セ エウ モン サ フ ラ フ ヘシ ヤ ウ く ノ要 文 カ キ シ ル シ テ マイ ラ ス ヘク サ フ ラ ヘト ロ L タ ﹀ コ ン ロ コ レ ニ ス キ サ フ ラ フ マ シ シヤ ハ セ カイ ヨ マ タ 娑 婆 世 界 ノ ヒ ト ハ 余 ノ シヤウ ト 浄 土 ヲ ネ カ ハ ン コ ト ハ ユ ミ ナ ク シ テ ソ ラ ノ ト リ ヲ ト リ ア シ ナ ク シ テ タ カ キ コ ス ヱ ノ ハナ ヲ オ ラ ン ト セ ン カ L 三三 二 十 六 ウ 二 十七 オ

(34)

教学会 紀要 六号 セ ン シ ユネム フチ ケ ン タウ コ ト シ カ ナ ラ ス専 修 念 仏 ハ 現 当 ノイ ノ リ ト ナ リ サ フラ フ ナ リ キヤウ セチ コ レ モ経 ノ 説 ニテ サ フ ラ フ ナ リ ク ホム コフ ミ ウ チ ノ ヒ ト く ニ ハ 九 品 ノ 業 ヲ ヒ ト ノ ネ カ ヒ ニ シ タ カ ヒ テ ハ シ ロ L 三四   '= 7 ヲ ハリ タ ヘ サ フ ラ ヒ ヌ ヘキ ヤ ウ ニ御 ス ﹀ メ サ フ ラ フ ヘ シ ア ナ カ シ コ く クヱ ン ク 源 空 J 二十 七 ウ 二 十 八オ

(35)

光 徳寺 蔵 ﹃ 黒 谷聖 人御消 息﹄ に ついて 二十 八 ウ 三五 裏表紙

(36)

参照

関連したドキュメント

現実感のもてる問題場面からスタートし,問題 場面を自らの考えや表現を用いて表し,教師の

[r]

会 員 工修 福井 高専助教授 環境都市工学 科 会員 工博 金沢大学教授 工学部土木建設工学科 会員Ph .D.金 沢大学教授 工学部土木建設 工学科 会員

記述内容は,日付,練習時間,練習内容,来 訪者,紅白戦結果,部員の状況,話し合いの内

・西浦英之「幕末 について」昌霊・小林雅宏「明〉集8』(昭散) (参考文献)|西浦英之「幕末・明治初期(について」『皇学館大学紀要

鈴木 則宏 慶應義塾大学医学部内科(神経) 教授 祖父江 元 名古屋大学大学院神経内科学 教授 高橋 良輔 京都大学大学院臨床神経学 教授 辻 省次 東京大学大学院神経内科学

小林 英恒 (Hidetsune Kobayashi) 計算論理研究所 (Inst. Computational Logic) 小野 陽子 (Yoko Ono) 横浜市立大学 (Yokohama City.. Structures and Their

ハンブルク大学の Harunaga Isaacson 教授も,ポスドク研究員としてオックスフォード