漢方製剤の記載を含む診療ガイドライン
日本東洋医学会EBM委員会 診療ガイドライン・タスクフォース
以下の記載は、表題の診療ガイドラインから漢方製剤に関する記述を抽出したものです。診療にお いて漢方製剤を使用される場合には、必ず、ガイドライン全体をお読みになり、その位置づけを正し く理解された上で行ってください。
A-29
頚椎後縦靱帯骨化症診療ガイドライン
2011
日本整形外科学会、日本脊椎脊髄病学会
日本整形外科学会診療ガイドライン委員会 (委員長: 金谷文則 琉球大学大学院教授) 、
頚椎後縦靱帯骨化症診療ガイドライン策定委員会 (委員長: 岩﨑幹季 大阪大学大学院准教授)
南江堂、2011年11月1日 改訂第2版発行
Grading Scale of Strength of Evidence
1: 全体で100例以上のRCTのMAまたはSR 2: 全体で100例以上のRCT
3: 全体で100例未満のRCTのMAまたはSR 4: 全体で100例未満のRCT
5: CCTおよびcohort study 6: case-control study 7: case series
8: case report 9: その他
Grading Scale of Strength of Recommendation A: 強い科学的根拠があり、行うよう強く推奨する B: 中程度の科学的根拠があり、行うよう推奨する C: 科学的根拠は弱いが、行うことを考慮しても良い
D: 無効性あるいは害を示す科学的根拠があり、推奨しない
I: 委員会の審査基準を満たす科学的根拠がない、あるいは複数の科学的根拠があるが結論が一
様でない
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A29-1
漢方薬
疾患:
頚椎後縦靱帯骨化症
漢方製剤の記載を含む診療ガイドライン
日本東洋医学会EBM委員会 診療ガイドライン・タスクフォース
引用など:
八代忍, 花輪壽彦. 頚椎後縦靱帯骨化症に対する漢方治療の経験. 日本脊髄障害医学会 誌 2006; 19: 198-9.
CPG中のStrength of Evidence: 7: case series
CPG中のStrength of Recommendation:
I: 委員会の審査基準を満たす科学的根拠がない、あるいは複数の科学的根拠があるが結
論が一様でない
有効性に関する記載ないしその要約:
『Clinical Question: 民間療法 (あんま、マッサージ、整体、カイロプラクティック、鍼灸) や漢
方薬は本症の頚部痛に有効か』に対して、下記の記載がある。
『推奨・要約: 漢方薬は何らかの症状改善に有効である可能性はある。』と推奨されており、
その本文中に下記の記載がある。
『背景・目的: 本症に対する民間療法や漢方薬の効果および危険度を検討する。』
『解説: 漢方薬に関しては、手術を勧められたが希望しなかった9例中6例に何らかの症
状改善を認め、特に頚部のstiffnessに有効であったとの報告がある。しかし、脊髄症の強い
症例には効果は期待できない。』