周産期外来、腫瘍外来、生殖内分泌外来の専門外来をつくり、最新の医療と情報を提供。周産期外来で は出生前診断に力を注ぎ、カラードプラ検査、羊水・臍帯穿刺術、MRIなどにより的確な胎児診断を行う とともに、紹介医に情報を提供し管理計画を作っている。母体搬送にはNICUと連携して24時間体制で対 応。重症搬送が必要な時、または地域救急車の使用が不可能な時は病院ドクターカーを用意し、産科医と 助産師が依頼先に迎えに行ける体制を整えている。腫瘍外来では5年生存率向上を目指し癌根治手術に力 を注ぎ、術後の管理は紹介医と共同で計画を作成。さらに生殖内分泌外来では不妊外来と不育外来に分け て診療を行い、不妊外来では体外受精・胚移植、顕微受精と腹腔鏡下手術に、不育外来では自己免疫疾患 や同種免疫不育に対して最新医療を提供している。 治療成績が国際的専門領域の標準を超える医療の提供を目指す。紹介には24時間体制で対応できるように、 また紹介医と共同管理を続けて、患者さんが安心できるような環境を整えている。 特徴・特色 概要 科長のメッセージ 周産期医療、生殖医学、婦人腫瘍学、一般女性学など産婦人科医として、幅広い分野でサブスペ シャリティへの道が開けています。医学にはまだ解明されていない未知の部分が多くあります。 ぜひ自分で未知の分野を切り開いてみようと思うようにして下さい。
産科婦人科
高木 弘明
(たかぎ ひろあき) 講師 ◦ 専門分野 周産期医学 ◦ 学会活動 日本産科婦人科学会専門医、日本東洋医学会 専門医 ◦ 得意な分野 膣式手術(膣式子宮全摘術、子宮脱手術)早稲田 智夫
(わせだ ともお) 非常勤講師 ◦ 専門分野 婦人科腫瘍学 ◦ 学会活動 日本産科婦人科学会専門医、日本婦人科腫瘍 学会専門医 ◦ 得意な分野 婦人科癌治療藤田 智子
(ふじた さとこ) 講師 ◦ 専門分野 周産期医学 ◦ 学会活動 日本産科婦人科学会専門医 ◦ 得意な分野 帝王切開術富澤 英樹
(とみざわ ひでき) 非常勤講師 ◦ 専門分野 生殖内分泌学 ◦ 学会活動 日本産科婦人科学会専門医 ◦ 得意な分野 不妊治療岡 康子
(おか やすこ) 講師 ◦ 専門分野 周産期医学 ◦ 学会活動 日本産科婦人科学会専門医 ◦ 得意な分野 胎児超音波診断藤井 亮太
(ふじい りょうた) 非常勤講師 ◦ 専門分野 生殖内分泌学 ◦ 学会活動 日本産科婦人科学会専門医 ◦ 得意な分野 ホルモン療法指導担当医
笹川 寿之
(ささがわ としゆき) 教授 ◦ 専門分野 婦人科腫瘍学、腫瘍ウイルス学 ◦ 学会活動 日本産科婦人科学会専門医、日本臨床細胞診 専門医 ◦ 得意な分野 婦人科腫瘍、ヒトパピローマウイルス閨谷 奈津子
(ねやたに なつこ) 助教 ◦ 専門分野 婦人科腫瘍学、内分泌学 ◦ 学会活動 日本産科婦人科学会専門医 ◦ 得意な分野 婦人科腫瘍、更年期医学プログラムの目的
日本産科婦人科学会専門医制度による研修プログラムは5 年間であり、初期研修に2年間、後期研修を3年間と定めて いる。本制度の研修目的は、女性であり母性である産科婦人 科の患者を診察し、適切な診断・治療方針を指示できる臨床 能力を身につけることである。この後期研修目標の達成をめ ざし、金沢医科大学病院および教育関連施設における研修に より産科婦人科診療に必要な基本的診療技術を身につけ、臨 床活用することに加え、全身管理を中心として厚生労働省の 臨床研修到達目標の達成を目指している。外部の教育関連施 設での研修は大学病院の研修を補充し産科婦人科の患者に対 する医療研修に役立つよう構成されている。期間割(後期臨床研修開始後)
第3年次 産科婦人科および教育関連施設において基本的診療技術を 身につけ、臨床活用することを研修目標とする。 第4年次 専門医資格の修得を目標として、産科婦人科および教育関 連施設で研修を行う。 第5年次 専門医資格の修得を目標として、産科婦人科および教育関 連施設で実務研修を行う。研修内容と到達目標
⑴一般目標(GIO) 女性であり母性である産科婦人科の患者を診察し、適切な 診断・治療方針を指示できる臨床能力を身につける。 ⑵行動目標(SBO) a)産科婦人科診療に必要な基本的態度、技術を身につける。 1)医師として女性患者に接するマナーを身につける。 2)女性患者の全身、内外性器の系統的な診察による主 たる所見の診断と記録ができる。 b)産科婦人科領域の臨床検査法を実施あるいは依頼し、報 告結果を解釈できる。 c)分娩管理を含む妊産褥婦の管理ができる。 ⑶研修カリキュラム Ⅰ.産科の臨床 1)生殖生理学の基本を理解すること a. 母体の生理 b. 胎児の分化、発育の生理 c. 胎盤の生理 d. 羊水の生理 e. 分娩の生理 f. 産褥の生理 2)正常妊娠、分娩、産褥の管理 3)異常妊娠、分娩、産褥の管理(リスクの程度を判定し、 いかなる症例についても少なくともプライマリーケア は行ない得ること) 4)妊、産、褥婦の薬物療法(母児双方の安全性を考慮 した薬物療法を行ない得ること) 超音波検査教育関連施設
病院名 所在地 規模 指導者 公 立 穴 水 総 合 病 院 穴水町 177床 中濱 之雄 公 立 能 登 総 合 病 院 七尾市 434床 富澤 英樹5)産科検査(各検査法の原理と応用を理解し、そのデー タにより適切な臨床的判断をなし得ること) a. 妊娠の診断法 b. 超音波検査法 c. 羊水検査法 d. 胎児、胎盤機能検査法 e. 分娩監視装置による検査法 f. X線検査法 g. その他 6)産科手術の修得(特に以下について独立して行ない 得ること) a. 子宮内容除去術 b. 鉗子・吸引分娩術 c. 骨盤位牽出術 d. 子宮外妊娠手術 e. 帝王切開術 Ⅱ.婦人科の臨床 1)女性の解剖、生理学を理解すること。 a. 腹部、骨盤、泌尿生殖器、乳房の解剖学 b. 泌尿生殖器の発生学 c. 性機能系の生理学 2)婦人科疾患の取り扱い a. 感染症(性病を含む)の診断、治療を行ない得ること。 b. 腫瘍 良性腫瘍(エンドメトリオージスを含む)の診断、 治療を行ない得ること。 悪性腫瘍の少なくとも早期診断、病理、治療について の一般的知識を有すること。 3)婦人科手術 その1 a. 術前、術後の全身管理を行ない得ること。 b. 手術のリスクを評価し得ること。 c. 術後合併症の診断と処置ができること。 4)婦人科手術 その2 a. 第5年次終了時点で以下について独立して行ない得 ること。 子宮内容除去術 付属器摘出術 単純子宮全摘術(腹式、腟式) 子宮脱に対する根治手術 子宮卵管形成術 b. 悪性腫瘍の根治手術の助手を務める経験をするこ と。 Ⅲ.産婦人科の内分泌学 1)性機能系に関するホルモンの種類、生理作用、作用 機序、代謝などを理解すること。 2)内分泌検査法の原理と適応を理解し、結果の判定が 可能となること。 a. 基礎体温測定法 b. 頸管粘液検査法 c. 腟内容塗抹検査法 d. 各種ホルモン測定法 e. 各種ホルモン負荷試験 3)ホルモン療法の種類と原理を理解し、その臨床応用 の実際を習熟する。 a. 排卵誘発法、排卵抑制法 b. 子宮出血止血法、子宮出血誘発法 c. 黄体機能不全治療法 d. 乳汁分泌抑制法(高プロラクチン血症治療法) e. 更年期障害治療法 f. 月経随伴症状治療法 4)産科内分泌 a. 胎盤ホルモンの種類、生理作用、作用機序、妊娠経 過による変化などを理解すること。 b. 胎児胎盤系におけるステロイドホルモン産生の機序 と臨床的意義を理解すること。 c. 子宮収縮(分娩)に関係するホルモン(オキシトシ ン、プロスタグランデインなど)の基礎知識を有し、 それを臨床に応用できる。 d. 乳汁分泌の機序を理解する。 Ⅳ.母性衛生 1)妊、産、褥婦、新生児の保健指導を行ない得る。 新生児