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アジア研究所紀要第三十五号

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ISSN 0385−0439 

ア ジ ア 研 究 所 紀 要

第 三 十 五 号

 ASEAN 経済共同体ブループリントの概要と評価 ………石川 幸一   タイの FTA 戦略とその活用状況(AFTA を中心に)………助川 成也   改革開放政策30年における中国企業会計制度

  及び会計教育の貢献………大島 正克  韓国会計基準の国際標準化過程とその課題………夏目 重美  中国の二重構造社会に関する一考察………小林 煕直  中国「辺境」の地域経済と企業(2)

  〜雲南省昆明市と西双版納  族自治州〜………西澤 正樹  Prospects for Korea ‑ Japan Free Trade Agreement ………金  民寧   老舗 (長寿) 企業の研究(序論)………横澤 利昌

2

0

0

亜 細 亜 大 学 ア ジ ア 研 究 所

Journal of

The Institute for Asian Studies

 No. 35

2008 

CONTENTS

 ASEAN Economic Community Blueprint and its Evaluation

  ………

Koichi Ishikawa 

 FTA policy of Thailand and its post‑evaluation. ………

Seiya Sukegawa 

 The Contributions of the Business Accounting System and Accounting

  Education in China to the Implementation of Reform and

  Open Policies in for the Last Thirty Years …………

OHSHIMA, Masakatsu 

 Standardization process and problems with adapting to international

  accounting standards system in Korea………NATSUME, Shigeyoshi   A Study of the Rural‑urban Dual Society in China ………Hironao Kobayashi   Local Economy and Enterprises in China s Borderland(2)

  〜Yunnan Kunming City and Xishuangbanna〜…………Masaki Nishizawa   Prospects for Korea‑

Japan Free Trade Agreement ……… Minyoung Kim 

 The study of the long‑established company (An introduction);

  

SHINISE company more than 100 years ………… Toshimasa Yokozawa 

The Institute for Asian Studies ASIA UNIVERSITY

TOKYO JAPAN

ア ジ ア 研 究 所 紀 要  

第 三 十 五 号 ︵ 二 〇

〇 八

︶      

亜 細

亜 大

学 ア

ジ ア

研 究

(2)

アジア研究所紀要

(3)
(4)

は し が き

 この紀要(第35号)には8編の論文が収められている。その内3編は FTA 関連のものであり、FTA への関心の高まりを反映していると言える。会計 等経営関連の論文も4編収録されている。以下、簡単に各論文の紹介を行い たい。

 石川幸一論文「ASEAN 経済共同体ブループリントの概要と評価」は、

ASEAN 経済共同体が重要な理由として、第一に東アジアで最も進展してい

る地域統合であること、第二に ASEAN に進出している日本企業の事業と 戦略に影響を与えることを指摘している。そういった観点から著者は、経済 共同体のブループリントの内容、スケジュール、その見通し等について詳細 に紹介、評価している。この分野での先行研究として貴重な論稿と言える。

 助川成也論文「タイの FTA 戦略とその活用状況」は、タイの通商政策が 2001年に登場したタクシン政権以来 FTA を中心に展開してきており、それ がタイの産業構造に大きな転換をもたらしたことを紹介している。その代表 例が自動車産業で、自動車産業はそれまで内需中心の産業であったが、今や 輸出産業に成長しつつある。論文では、

ASEAN、インド、中国、日本等との  FTA についても詳細に紹介している。

 大島正克論文「改革開放政策30年における中国企業会計制度及び会計教育 の貢献」は、改革開放下の中国で企業会計制度がどう変遷してきたのか、新 しい会計制度がどう普及していったのか等を分析、紹介している。著者は

「資料」として各時代の会計制度に関連した年表を付記しているが、中国経 済の変遷を知る上で貴重なものと言える。また参考文献も広範囲に亘ってい る。

 夏目重美論文「韓国会計制度の国際標準化の過程とその課題」は、韓国に おける会計制度の内容とその変遷を紹介している。特に97年の通貨危機が韓 国の会計制度に大きな変化を与えたことを指摘している。会計情報の信頼性

(5)

と企業経営の透明性を向上させるために、政府から独立した民間の会計基準 制定機構(韓国会計研究院)が1999年に開設されたことがその現われでもあ る。韓国会計研究院は2008年、会計情報の信頼性や外国投資資金流入を高め るため、国際会計基準を11年までに全面的に導入すると発表している。

 小林煕直論文「中国の二重構造社会に関する一考察」は、中国社会が直面 している最大の矛盾である二重構造について、それがどうして形成されたの か、中国政府は現在どのような解消政策を講じているのか、等を論じている。

都市と農村の所得格差の拡大に象徴される二重構造は、歴史的に形成されて きただけに根深いものがある。著者は二重構造問題を格差社会という全体像 の中で捉えなおす必要があろうと指摘している。

 西澤正樹論文「中国『辺境』の地域経済と企業(2)」は、著者の「中国辺 境経済分析」シリーズの第二弾をなすものである。今回は雲南省の昆明市等 を中心とした地方経済の歴史と現況、そこで活躍する企業、発展方向等が分 析、紹介されている。日本でも余り知られていない雲南省の経済状況が詳細 に紹介されていて興味深い。雲南省は今後隣接するタイ、ミャンマー、ベト ナム等インドシナ三国との経済関係、さらにメコン川流域開発との関連で大 きく発展していく可能性を秘めており、本稿は貴重な論稿と言える。

 韓国外国語大学教授で、当アジア研究所客員研究員でもある金民寧教授の 論文「韓日 FTA の展望」(英文)は、日本と同様 FTA 締結に消極的であっ た韓国が、2003年以降積極的な FTA 推進国家に変貌した様子を紹介してい る。その韓国は日本との FTA 交渉を03年からスタートさせているが、交渉 は遅々として進展していない。その理由として、韓国側では関税率の引き下 げによる対日貿易赤字の増加が、また日本側では農業市場開放への反対が指 摘される。その結果、韓国の対日貿易の伸びはジリ貧である。著者は FTA  締結の貿易増進効果が大きいので、日本は積極的なリーダーシップを取るべ きであると主張している。

 横沢利昌論文「老舗(長寿)企業の研究(序論)」は、現在大きな関心を

(6)

呼んでいる CSR(企業の社会的責任)を考える上で日本に数多く存在する老 舗企業が格好の教材である、と主張する。著者は老舗企業に見る「永続の条 件」として、優れた経営理念、本業重視の姿勢、バランス感覚の三要因を指 摘する。日本、中国、韓国の三カ国にまたがる国際経営学会を主宰する著者 の主張は、国際的なインパクトを持つと言えよう。

(野副伸一)

(7)
(8)

目     次

ASEAN 経済共同体ブループリントの概要と評価………石 川 幸 一 1

タイの FTA 戦略とその活用状況(AFTA を中心に)…助 川 成 也  47 改革開放政策30年における中国企業会計制度

 及び会計教育の貢献………大 島 正 克  85 韓国会計基準の国際標準化過程とその課題………夏 目 重 美 113 中国の二重構造社会に関する一考察………小 林 煕 直 133 中国「辺境」の地域経済と企業(2)

 〜雲南省昆明市と西双版納  族自治州〜………西 澤 正 樹 165

Prospects for Korea‑Japan Free Trade Agreement

……金   民 寧 261 老舗(長寿)企業の研究(序論)………横 澤 利 昌 273

(9)
(10)

ASEAN 経済共同体ブループリントの概要と評価

石 川 幸 一 ASEAN Economic Community Blueprint and its  Evaluation

Koichi Ishikawa

目次 はじめに

第1章 ブループリントの作成と概要

第2章 ASEAN 経済共同体ブループリントの内容 第1節 単一市場と生産基地

1)物品の自由な移動 2)サービスの自由な移動 3)投資の自由な移動 4)資本のより自由な移動 5)熟練労働者の自由な移動

6)優先統合分野と食料・農業・林業 第2節 競争力のある経済地域

1)競争政策 2)消費者保護 3)知的所有権

4)インフラストラクチュア開発

−1−

(11)

5)税制と電子商取引  第3節 公平な経済発展   1)中小企業開発

  2)ASEAN 統合イニシアチブ  第4節 グローバル経済への統合

  1)対外経済関係への一貫したアプローチ

  2)グローバル・サプライ・ネットワークへの積極的な参加  第5節 実施

  1)実施メカニズム   2)資源

  3)コミュニケーション   4)見直し

第3章 ASEAN 経済共同体で何が実現するのか 第1節 ブループリントが目指すもの

第2節 評価

1)移動の自由は実現しているか 2)どのように「実行」を担保するのか おわりに

はじめに

 ASEAN は2015年に ASEAN 共同体を創設する。ASEAN 共同体のベース となるのが経済共同体である。ASEAN 経済共同体が重要な第1の理由は、

東アジアで最も進展している地域統合であり、その影響力が大きいと考えら れ る こ と で あ る。た と え ば、20世 紀 末 ま で 東 ア ジ ア 唯 一 の FTA だ っ た 

ASEAN 自由貿易地域(AFTA)は、ASEAN と中国 FTA、ASEAN と韓

国 FTA のモデルとなっており、デファクトのスタンダードとして研究中の 東アジア FTA にも影響を与えつつある。ASEAN 経済共同体も構想段階の

−2−

(12)

東アジア共同体に影響を与えることは十分に考えられる。

 また、ASEAN 経済共同体は、ASEAN に進出し操業している日本企業の 事業とその戦略に影響を与えることは確実である。地域統合のメカニズムを 効率的に利用することが競争力の維持強化に重要となっており、ASEAN 経 済共同体の行方に日本企業は注視をする必要が出てきていることが第2の理 由である。

 本稿は、まず、ブループリントが作られた経緯を踏まえた上でその全体構 成を見ている。次に、ブループリントの重要性に鑑みその内容を詳しく検討 している。最後に、ブループリントが実施されると ASEAN はどう変わるの かを考察し問題点と課題を論じている。

第1章 ブループリントの作成と概要

 ASEAN は2015年に ASEAN 共同体の創設をする。ASEAN 共同体は、安 全保障共同体、経済共同体、社会文化共同体の3つの共同体から構成される。

どのような共同体をどう作るのかについては、2003年の ASEAN 第2協和 宣言、2004年のビエンチャン行動計画で構想や措置が提示されてきた。  経済共同体については、優先分野統合のための枠組み協定が締結され、

ロードマップが作成されてきた。このように複数の計画や協定が発表されて きたが、その実施状況は明らかにされていなかった。ビエンチャン行動計画 は2010年までの計画であり、優先分野統合のための枠組み協定は文字通り12 の優先分野(当初は11だったがロジスティクスが加わり12となった)のみを 対象としており包括的なものではなかった。

 そのため、全分野を対象として2015年までをカバーする包括的な行動計画 として作成されたのが、ASEAN 経済共同体ブループリントである。なお、

安全保障共同体と社会文化共同体のブループリントは2008年の首脳会議まで に作成し、首脳会議で採択される予定である。

 ブループリント作成を決定したのは、2006年8月にクアラルンプールで開

−3−

(13)

催された ASEAN 経済大臣会議である。同会議では、

ASEAN 経済共同体の

創設を2015年に5年早めることを決定し、ASEAN 経済共同体に向けての単 一かつ一貫したブループリントを作成することに合意した。続いて、2007年 1月にフィリピンのセブで開催された第12回首脳会議で、「ASEAN 共同体 の創設を2015年に加速するセブ宣言」に署名し、経済共同体ブループリント は、2007年11月の第13回首脳会議までに作成することを決定した。作成され たブループリントは、2007年11月にシンガポールで開催された第13回首脳会 議に提出され、「ASEAN 経済共同体ブループリント宣言」が署名され公式に 採択された

 AEC ブループリントは、2008年から2015年までの経済共同体実現のため の行動計画である。経済共同体に向けては、2004年に優先分野統合のための 枠組み協定が締結され、分野別のロードマップも策定されている。計画や措 置の実施状況は発表されていないので確認できないが、全てがスケジュール どおり実施されてはいないようである。前述のように、行動計画は2010年ま でであり、優先分野に限られている。そのため、2015年までを対象とし、優 先分野以外もカバーし、今までの実施状況を調整した新たな計画としてブ ループリントが作成されたものと思われる。ブループリントの作成には米国 国際開発庁(USAID)が協力している

 ASEAN 経済共同体により、ASEAN は自由貿易地域(FTA)から物品、

サービス、投資、熟練労働者の自由な移動、資本のより自由な移動が行われ る 地 域 に 統 合 が 深 化 し、「単 一 の 市 場 と 生 産 基 地(a single market and 

production base)

」となり、ダイナミックで競争力のある地域になるとともに 発展の格差に取り組むとしている。

 ブループリントは、ASEAN 経済共同体の4つの特徴として、①単一の市 場と生産基地、②競争力のある地域、③公平な経済発展、④グローバルな経 済への統合、をあげている。また、コア・エレメントとして物品の自由な移 動からグローバル・サプライ・ネットワークへの参加まで17項目をあげてい

−4−

(14)

る。ブループリントの構成は、4つの特徴の各コア・エレメントに措置とス ケジュールを提示し、実施メカニズムと戦略スケジュールを加えたものであ る(表1)。

 戦 略 ス ケ ジ ュ ー ル は、2008−2009年 の フ ェ ー ズ 1 か ら2014−2015年 の フェーズ4まで4段階となっている。戦略スケジュールは全体で35頁あるが、

単一の市場と生産基地が22頁を占めている。

 2008年に入って、ASEAN ブループリントのスコアカードが作られている。

スコアカードは、ブループリントの各項目の実施状況を国ごとに点検するも のであり、実施機関、開始日と完了日などが示されている。スコアカードに よる点検結果は、2008年の第14回首脳会議に報告される

第2章 ASEAN 経済共同体ブループリントの内容 第1節 単一市場と生産基地

 全体の6割を占める中核部分である。①物品の自由な移動、②サービスの

−5−

表1 経済共同体ブループリントの構成

(コア・エレメント)

① 物品の自由な移動、②サービスの自由な移動、③投資 の自由な移動、④資本のより自由な移動、⑤熟練労働 者の自由な移動、⑥優先統合分野、⑦食料・農業・林

① 競争政策、②消費者保護、③知的所有権、④インフラ 開発、⑤税制、⑥電子商取引

① 中小企業、②ASEAN 統合イニシアチブ

① 対外経済関係、②グローバル・サプライ・ネットワー クへの参加

実施メカニズム、資源、コミュニケーション、見直し 1序文

2経済共同体の特徴と構成要素 A.単一の市場と生産基地

B.競争力のある経済地域

C.公平な経済発展 D.グローバル経済への統合

3.実施

戦略的スケジュール

(出所)ASEAN 事務局、ASEAN Economic Community Blueprint により作成

(15)

自由な移動、③投資の自由な移動、④資本のより自由な移動、⑤熟練労働者 の自由な移動、が5つのコア・エレメントとなっている。他に⑥優先統合分 野と⑦食料、農業、林業の2項目が加わって7つのコア・エレメントに分け られ,とるべき行動と措置(以下、行動とする)が提示されている。

1)物品の自由な移動

 物品の自由な移動は、単一の市場と生産基地を実現する主要な手段と位置 づけられ、AFTA のための共通効果特恵関税(CEPT‑AFTA)協定を見直 し、包括的な協定を作るとしている。CEPT‑AFTA 協定の見直しは予定通 り進められ、2008年8月の経済大臣会議で「ASEAN 物品貿易協定(ASEAN 

Trade in Goods Agreement:ATIGA)

」が実質合意された。調印は2008年12 月の首脳会議で行われる。関税撤廃、非関税障壁撤廃、原産地規則、貿易円 滑化、税関統合、ASEAN シングル・ウィンドウ、標準と貿易の技術的障壁 について行動が提示されている。

 関税撤廃については、2010年に ASEAN6、2015年(一部2018年)に CLMV で実施され、優先統合分野については2007年(CLMV は2012年)に関税が撤 廃される。これは既存のスケジュールである。センシティブリスト(SL)、 高度センシティブリスト(HSL)品目の関税削減スケジュールと ICT 品目の 関税削減(CLMV)も明示されている。SL と SHL 品目の IL への移行と0

−5%への関税削減は、2010年1月(ASEAN6)、2013年1月(ベトナム)、 2015年1月(ラオス、ミャンマー)、2017年1月(カンボジア)である。

2008年8月の経済閣僚会議の記者発表によると、CEPT 税率は ASEAN6平 均(単純平均)が0.97%、ASEAN 10平均で1.95%となっている

−6−

表3 関税撤廃の戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

・CEPT 協定の強化 CEPT

(16)

 非関税障壁の撤廃については、ASEAN5は2010年、フィリピンは2012年、

CLMV は2

015年(一部2018年)に撤廃するとしている。(非関税障壁)通知 議定書の遵守による透明性の向上と効果的な監視メカニズムの設立を行い、

−7−

・全 IL 品 目 の0−

5%への削減(カン ボジア)

・全 IL 品 目 の0−

5%への削減(ラオ ス、ミャンマー、

2008)

関税削減

・CEPT 対 象 外 品 目を CEPT に統合 関税撤廃

・IL 品 目 の60% の 関税撤廃(カンボジ ア、2010)

・IL 品 目 の60% の 関税撤廃(ラオス、

ミャンマー、2008)

・全 IL 品 目 の80%

の関税撤廃(ラオス、

ミャンマー、2012)

・全 IL 品 目 の80%

の関税撤廃(ベトナ ム、2010)

・全 IL 品 目 の80%

の関税撤廃

(ASEAN 6,2007)

SL,HSL 以 外 の 全 品目の関税撤廃

(CLMV、2015、若 干のセンシティブ品 目は2018)

SL,HSL 以 外 の 全 品目の関税撤廃

(ASEAN 6,2010)

・優先統合分野の関 税撤廃

(CLMV、2012)

・優先統合分野の関 税撤廃

(ASEAN 6,2007)

・ICT 製 品 の 関 税 撤廃(CLMV 第3回 分、2010)

・e‑ASEAN 枠組み 条 約 に よ る ICT 製 品の関税撤廃

(CLMV、第1回分 2008、第2回分 2009)

・SL.品 目 の IL へ の移行と0−5%へ の 関 税 削 減(LM、

2015、C,2017)

・SL 品 目 の 0 − 5 

%への関税削減(ベ トナム、2013)、砂糖 は2010

・SL 品 目 の 0 − 5 

%への関税削減

(ASEAN 6,2010 年)

・HSL 品 目 の 関 税 削減

(出所)ASEAN Secretariat(2007) Strategic Schedule for ASEAN Economic 

Community

(17)

スタンドスティル(現状より障壁を増加させない)とロールバック(自由化 の後退をしない)の約束を遵守するとしている。

 原産地規則については、CEPT 原産地規則の改善と手続きの簡素化、証明 書の電子化などが進められる。2007年8月に従来の累積付加価値40%基準に 加え関税番号変更基準(HS4桁および6桁)を採用することが決定されてお り、2008年8月1日から施行されている。

関税分類については、全加盟国で AHTN 2007(ASEAN Harmonized Tariff 

Nomenclature:ASEAN 関税分類)が採用されている。

−8−

表4 非関税障壁撤廃と原産地規則の戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

・スタンドスティル とロールバック約束 の実行

非関税障壁撤廃

・通知手続きと監視 メカニズム議定書に よる透明性向上

・非関税障壁撤廃

(CLMV 2015)若干 のセンシティブ品目 は2018年

・非関税障壁撤廃

(フィリピン、

2012)

・非関税障壁撤廃

(ASEAN 5,2010)

・CEPT 原 産 地 規 則の改善(2007)

原産地規則

・発給手続き簡素化、

電子化を含む円滑化、

可能な限りの手続き の調和と整合(2007)

・加盟国の全原産地 規則の見直し

・累積メカニズムを 検討

(出所)表3と同じ

(18)

貿易円滑化など

 貿易円滑化では、貿易・通関手続きとプロセスを簡素で調和し標準化され たものとするための包括的な貿易円滑化作業プログラムを実施する。透明性 と可視性を増し、貿易関係者の干渉が可能となるようにするとしている。地 域貿易円滑化協力メカニズムと ASEAN 貿易円滑化情報蓄積システムを創 設する。ASEAN での決定を各国レベルで実施す措置を講じ、能力養成プロ グラムを作るとしている。

 税関統合では、貿易円滑化プログラムで目指す簡素で調和がとれ国際標準 に即した手続きを導入し ASEAN 税関申告書による貨物・船積手続きモデル を通じて税関業務を現代化する。生産とサプライ・チェーンの統合に対応す るために ASEAN 通関トランジットモデル、委託加工や仮輸入などに対応で きる通関システムを創設する。関税分類、関税評価、原産地決定システムの 調和と統一を実現し、ASEAN 電子通関を実施することなどが決められてい る。

 複数の行政機関にまたがる貿易に関する手続きを1つの窓口に統一され電 子化された書類を提出することにより行うシングル・ウィンドウでは、各国 のシングル・ウィンドウを実現し、それを統合する段階である。シングル・

ウィンドウにより通関手続きの時間とコストを削減することが可能になる。

ASEAN6 で は、2

008年 ま で に 自 国 の シ ン グ ル・ウ ィ ン ド ウ を 実 施 し、

CLMV では遅くもとも2

012年には開始する。申告書類、その処理を共通化 し電子化を進めることが必要であり、データ処理を国際モデルに従い標準化 し、ICT の導入を加速するとしている。

 基準と貿易の技術的障害では、ASEAN 基準・適合性政策ガイドラインの 実施により、任意規格、強制規格、適合性評価手続きなどの調和を国際慣行 に従い実現する。ASEAN 相互承認枠組み条約で指定された特定分野の相互 承認協定(MRA)の実施、検査試験認証機関の設備、機能の充実、WTO の 貿易の技術的障害に関する協定に準じて手続きを規定し透明性を高める。販

−9−

(19)

売後監視システムの強化、能力養成などを実施するとしている。

−10−

表5 貿易円滑化などの戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

・通関構造の統合 税関統合

・貨物と船積手続き の地域モデルの実施 によりシンプルで統 一された通関手続き を導入し通関業務を 近代化

戦略的税関発展計 画

・ASEAN 通関トラ ンジットシステムの 創設

・生産統合とサプラ イ・チェーンの促進 を視野に入れ仮輸入、

委託加工などの特殊 な通関形態を取り扱 う ASEAN 通 関 シ ステムの創設

・関税分類、関税評 価、原産決定の現代 化 と ASEAN 電 子 通関の創設

(e‑Customs)

・上記に関連し国際 的な標準と慣行を採 用

・通関の円滑化

・人的資源開発

・ASEAN  e‑Customs の実施

・通関の効率化のた めの相互支援

・ASEAN6 で の 国 家シングル・ウィン ドウの2008年までの 実施

ASEAN シ ン グ ル

・ウィンドウ

(20)

−11−

・CLMV で の 国 家 シングル・ウィンド ウの2012年までの実 施

・貿易通関手続きの 簡素化、調和標準化 措置の実施

・関税協力理事会

(WCO)モデル、国 連貿易データダイレ クトリに基づく貿易 デ ー タ の 標 準 化、

ICT 導入加速

・貿易円滑化、通関 に関連する全分野で の ICT の適用

・化粧品単一規制ス キームのモニタリン グ

・化粧品の単一規制 スキーム実施 基準及び適合性

・電気電子機器の単 一規制体制実施のた め適合性評価機関の 利用

・電気電子機器に関 す る ASEAN 産 業 別 相 互 承 認 協 定

(MRA)の実施モニ タリング

・電気電子機器の単 一規制体制の実施モ ニタリング

・電気電子機器の単 一規制体制の実施

・電気電子機器の単 一規制体制実施の準 備

・ACTD 実 施 モ ニ タリング

・薬事・医療機器の た め の ASEAN 共 通技術書類

(ACTD)実施

・評価における規制 機関の能力と信頼性 の強化

・全加盟国の指定分 野 で の TMHS の 技 術的要件の調和

・薬品の GMP 検査 の MRA の実施のモ ニタリング

(21)

2)サービスの自由な移動

 サービスの自由な移動については、優先統合分野の枠組み協定、ロード マップなど既存の文書に比べ、記述が詳しくなっている。2015年までに 

ASEAN 域内のサービスの自由な移動、即ち、国境を超えたサービス供給者

によるサービス供給と企業設立に実質的に制限がなくなる。サービスの自由 化は、サービス調整委員会による交渉(ラウンド)を通じて実施される。金 融や空運など特定分野は、関連省庁の機関が担当する。

 実質的に全てのサービス貿易の制限を次のスケジュールで除去する。①空 運、e‑ASEAN、ヘルスケア、観光の4優先分野は2010年まで、ロジスティ

−12−

・標準および強制規 格の調和の実施

・CSDT のモニタリ ング

・医療機器のための  ASEAN 共通申請書 式(CSDT)の実施

・TMHS の 強 制 規 格の調和

・伝統的医薬品と健 康サプルメント

(TMHS)ASEAN  標準の開発と強制規 規格の調和を行う分 野の指定

・薬品の GMP 検査 の MRA 実施

・薬品の ASEAN 優 良製造プラクティス

(GMP)検査の調印 と実施準備

・販売後警戒システ ムの実施モニタリン グ

・いくつかの業種に ついての販売後警戒 システムの創設と実 施

・標準と強制規格の 調和の継続

・木製品、ゴム製品 などの分野の標準と 強制規格を策定する 分野の指定と調和

・試験機関など技術 インフラの強化

(出所)表3と同じ

(22)

クスは2013年まで。②その他の全分野は2015年まで。③2008年、2010年、

2012年、2014年、2015年にサービス交渉を実施。各ラウンドでは、最低、次 の数のサブセクター(GATS の W/120サービス分類による)の自由化を目標 とする。2008年(10)、2010年(15)、2012年(20)、2014年(20)、2015年(7)

で合計72サブセクターである。

 モード別では、モード1(サービスの越境)とモード2(国外消費)は例 外を除き制限を撤廃する。モード3(業務拠点)では、外資出資比率制限を 緩和し、2015年に70%とし、その他の市場アクセス制限を除去する。内国民 待遇、モード4(サービス供給者の越境)分野共通約束のパラメーターを2009 年までに定める。

 サービス貿易の自由化は、「ASEAN−X方式」、代替分野の自由化、次の交 渉への自由化持越しなどにより柔軟に進める。現在実施中の MRA 交渉(建 築、会計、調査、医療)を2008年、歯科診療サービスの MRA を2009年まで に完了する。2012年までにその他の専門分野の MRA を確定し、2015年まで に協定を作る。金融については、秩序ある金融部門の発展と社会経済的安定 を確保するため経済発展レベル、各国の政策などを考慮し、「ASEAN−X方 式」により自由化を進める。

−13−

表6 サービス分野の戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

・その他の全サービ ス分野のサービス貿 易の実質的に全ての 制限の除去(2015年)

ロジッスティクスさ あービスのサービス 貿易の実質的に全て の制限の除去(2013 年)

・4優先分野のサー ビス貿易の実質的に 全 て の 制 限 除 去

(2010)

AFAS によるサー ビス自由化

・少なくとも20新分 野(2014年)、7分野

(2015年)の自由化 スケジュール

・少なくとも20以上 の新分野の自由化ス ケジュール(2012年)

・少なくとも15以上 の新分野の自由化ス ケジュール(2010年)

・少なくとも10の新 分 野 の 自 由 化 ス ケ ジュール(2008年)

(23)

−14−

・善意による規制を 除きモード1とモー ド 2 の 制 限 除 去

(2008年)

・4優先分野の外資 出資比率を70%以上 とする(2010年)

・4優先分野の外資 出資比率を51%以上 とする(2008年)

・ロ ジ ス テ ィ ク ス サービスの外資出資 比率を70%以上とす る(2013年)

・ロ ジ ス テ ィ ク ス サービスの外資出資 比率を51%以上とす る(2010年)

・ロ ジ ス テ ィ ク ス サービスの外資出資 比率を49%以上とす る(2008年)

・その他のサービス 分野の外資出資比率 を70% 以 上 と す る

(2015年)

・その他のサービス 分野の外資出資比率 を51% 以 上 と す る

(2010年)

・その他のサービス 分野の外資出資比率 を49% 以 上 と す る

(2008年)

・AEM の承認によ りモード3の市場ア クセス制限を漸進的 に除去

・サービス障壁リス トの完成(2008年8 月まで)

・合 意 さ れ た パ ラ メーターに従い約束 ス ケ ジ ュ ー ル 策 定

(2009年)

・モード4の内国民 待遇の自由化と各ラ ウンドの共通約束の パラメーターを作る

・MRA の完全実施

・その他のサービス の MRA(2012年)

・交渉中の MRA の 完成、建築、会計調 査、開業医、歯医者

(2008年)

相互承認協定

(MRA)

・完成した MRA の 実施

・加盟国が指定した 保険、銀行、資本市 場の制限を2015年ま で に 実 質 的 に 除 去

(Annex1)

・2020年から維持で きる事前合意柔軟性 リストの作成

・同リストへの合意

・2015年までの自由 化のために各加盟国 により維持できる事 前合意した柔軟性の リストの作成 金融サービス

(24)

3)投資の自由な移動

 ASEAN の投資協力は1988年の ASEAN 投資地域(ASEAN Investment 

Area, AIA)枠組み協定により実施され、投資保護は1

987年の ASEAN 投資 促進保護協定(ASEAN 投資保証協定、IGA)により行われている。この2 つの協定の見直しと統合を行い、ASEAN 包括的投資協定(ACIA)を策定 する。ACIA は、2008年の経済大臣会合で実質合意されている。AIA の下 で全産業(製造業、農業、水産業、林業、鉱業とこれら5産業に付随するサー ビス業)は開放され、設立前と設立後の内国民待遇が投資家に与えられる。

一時的除外リスト(TEL)は、合意された予定表に従い段階的に廃止され、

センシティブ・リスト(SL)は、廃止予定表はないが見直しを定期的に行う。

 投資保護については、投資家と国家の紛争解決メカニズム、資本・利益・

配当の送金と償還、接収と補償、全体的な保護と保証、紛争により生じた損 失の補償、についての規定を強化する。

 円滑化と協力では、透明で一貫し予測可能な投資ルール、規制、政策、手 続きの実現のために、次の行動を行う。産業補完と経済統合の促進のための 投資政策の調和、申請・認可手続きの簡素化、ワンストップ投資センターあ るいは委員会を通じた情報提供、データベース強化、関連機関の協調の強化、

民間部門との協議、ASEAN 大での補完と2国間の経済統合分野の確定と作 業。

 促進活動では、ASEAN を統合された投資と生産ネットワークの地域とし

−15−

・2017年までに2020 年から維持できる事 前合意柔軟性リスト への合意

・そ の 他 の 分 野 の サービス貿易の制限 を22020年 ま で に 実 質的に除去

(出所)表3と同じ

(25)

て投資促進を行い、次のような行動を行う。全ての形態の投資を促進するた めに必要な環境の創出、

ASEAN 域内投資、特に ASEAN6から CLMV への

投資、中小企業と多国籍企業の成長と発展の促進、ASEAN における多国籍 企業の産業補完と生産ネットワークの促進、地域クラスターと生産ネット ワークに焦点をあてた合同投資ミッション、AICO スキームに加え ASEAN  産業補完イニシアチブの恩恵の拡大、ASEAN 域内の二重課税の防止のため の2国間協定。

 自由化では、2015年までに投資の自由と開放を実現するために段階的自由 化を行う。そのための行動は、例外を最小限とした、内国民待遇と最恵国待 遇を含む無差別取扱いの拡大、優先統合分野への投資に対する制限の削減知 可能な場合の除去、パフォーマンス要求を含む制限的投資措置と障害の削減 と除去。

−16−

表8 投資の自由な移動の戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

・新 ASEAN 包 括 的投資協定(ACIA)

 の策定 ASEAN 投資地域

(AIA)

・第11回 AIA 評議会 への ACIA の提出

・2014年までに最終 フェーズを完了

・2012年に第2フェ ーズを完了

(ASEAN8)、ラオ ス と ミ ャ ン マ ー は 2013年

・2010年に第1フェ ーズを完了

(ASEAN8),ラオ ス と ミ ャ ン マ ー は 2011年に完了

・投資制限・障壁の 段階的削減・撤廃の 第1フェーズの開始 自由化

(ASEAN8)、ラオ ス と ミ ャ ン マ ー は 2015年に完了

・最小限の制限しか ない自由で開放的な 投資レジームの実現

(2015年)

(26)

−17−

・投資家の移動促進 のための投資措置の 調和の実施

・最終フェーズの開 始(ASEAN8は 2012年、ラオス、ミ

ャンマーは2013年)

・投資制限・障壁の 段階的削減・撤廃の 第2フェーズの開始

(ASEAN8 は2010 年、ラオス、ミャン マーは2011年)

・投資措置の見直し と評価

・導入された投資措 置の影響効果の見直 しと評価

・ベストプラクティ スの採用開始

・投資措置について の国際的なベストプ ラクティスの調査 円滑化

・国際的なベストプ ラクティスの検討と 推薦

・投資刊行物の印刷・

配布(投資報告、投 資統計、電子産業ダ イレクトリ、部品産 業ダイレクトリ)

・投資刊行物の印刷・

配布(投資報告、投 資統計、ビジネスガ イド)

・投資刊行物の印刷・

配布(投資報告、投 資統計、生活ガイド ブック、物流ダイレ クトリ、環境に優し い産業を含む新成長 領域の開発と促進)

・ASEAN の投資関 連刊行物の印刷配布

(投資報告、投資統 計、ガイドブック、

アウトソーシングに 関する小冊子など)

・CLMV におけるイ ンフラ投資の調査と 促進

・ASEAN 投資促進 ビデオの作成

・ASEAN と対話国 との投資ウエッブサ イトのリンク

・物品とサービスを カバーする外国投資 データベースの完成

・ASEAN の投資促 進機関のネットワー ク

・投資円滑化のため にビジネス界との協 議

・ASEAN 産業協力 イニシアチブを通じ た地域クラスターと 生産ネットワー促進

・投資円滑化のため にビジネス界との協 議

・投資円滑化のため にビジネス界との協 議

(27)

4)資本のより自由な移動

 ASEAN の資本市場の統合と資本の移動促進強化が2大目標である。資本 市場の統合では、上場、負債証券、情報開示要求と証券の流通ルールの分野 で資本市場の基準の調和、市場の専門家の資格、教育、経験の相互承認のた めの MRA の促進、有価証券発行の用語と法の柔軟性、債務証券発行におけ る投資家の基盤拡大のため源泉課税構造の促進、為替市場と公債市場のリン ケージの市場主導による促進、を行うことになっている。

 資本移動の促進では、秩序ある資本勘定の自由化、自由化プロセスで発生 する可能性のあるシステミックリスクとマクロ経済の不安定に対するセーフ ガード措置を認めること、自由化の恩恵の全 ASEAN 諸国による共有が原則 となっており、次の行動を実施するとしている。資本勘定取引の支払いと移 転の促進のための制限の除去・緩和、外国直接投資と資本市場の発展促進の ために資本移動の制限を除去・緩和。

−18−

・投資保護と紛争解 決のためのセミナー 開催

・外国投資について の重要問題について の議論実施

・産 業 ク ラ ス タ ー データベースの完成

・対内投資・対外投 資についてのミッッ ションを2回実施

・対内投資・対外投 資についてのミッッ ションを2回実施

・対内投資・対外投 資についてのミッッ ションを2回実施

・対内投資・対外投 資についてのミッッ ションを2回実施 促進

・ASEAN 産業協力 イニシアチブを通じ た地域クラスターと 生産ネットワーク促 進

・ASEAN 産業協力 イニシアチブを通じ た地域クラスターと 生産ネットワーク促 進

・ASEAN6 主 催 に よ る CLMV 投 資 セ ミナーを開催

・投資保護と紛争解 決のためのセミナー 開催

・投資保護と紛争解 決のためのセミナー 開催

保護

(出所)表3と同じ

(28)

−19−

表9 資本のより自由な移動の戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

・債務証券、情報開 示、流通ルールにつ いて資本市場での基 準の調和の実現

ASEAN 資 本 市 場 発展統合の強化

・市場専門家の資格 の相互承認

・証券発行の用語・

法律の柔軟性実現

・ASEAN での債務 証券発行の投資家の 基盤拡大のための源 泉課税

・国境を超えた資金 調達を含む為替市場 と公債市場リンケー ジの市場誘導による 促進

資本移動の促進 資本移動の自由化 の原則 1秩序ある資本勘 定の自由化

2.マクロ経済の不安定化とシステミックリスクに対するセー フガード措置を認める

3.自由化の恩恵は全加盟国が享受

・自由化の継続、直 接投資、ポートフォ リオ投資、その他の 資本フローに関連す る事項を対象とする

・段階的自由化

・対内・対外外国直 接投資の自由な移動 のための自由化ルー ルの評価と調査 外国直接投資

2009−2010 ポートフォリオ投

・ポートフォリオ投 資の自由な移動のた めのルール評価と調 査、下記を含む

(29)

−20−

2011−2013

・国内債務証券と株 式の非居住者による 購入

・段階的自由化

・非居住者による債 務証券と株式の発行

・ポートフォリオ投 資による収益の本国 送金

・居住者による債務 証券と株式の海外で の発行と販売

・居住者による債務 証券と株式の海外で の購入

2011−2012 その他の投資

・他の資本フロー、

特に長期外国借入貸 出の自由化ルールの 評価と調査

・その他の自由化の 継続

・本国送金、解約要 件の撤廃・緩和

・可能であれば二重 為替制度慣行撤廃の ための金融市場の発 展

・可能であれば二重 為替制度慣行撤廃の ための金融市場の発 展

資本勘定取引

・2011年までにIM F協定8条国化

・外国為替購入と貿 易外取引、経常移転 のための支払い規制 の緩和

・ルール変更を支援 するための法的及び 規制の枠組みの制定 と修正

円滑化

・秩序ある自由化の ための規制枠組み制 定支援を目的として プルーデンシアル規 制と監督についての 政策対話

(30)

5)熟練労働者の自由な移動

 物品、サービスの貿易、投資に従事する自然人の移動について、受入国の 法規に従った管理された移動と入国のため、国境を超えた貿易と投資に従事 する専門家と熟練労働者のための査証と雇用許可の発行を促進する。

 2015年までのサービス移動の自由化を促進するため次の行動により調和と 標準化を進める。学生と教職員の移動促進のための ASEAN 大学ネット ワーク間の協力強化、優先サービス分野(2009年まで)、その他のサービス 分野(2010年から2015年まで)での職業訓練、訓練者の技能のコアコンピテ ンスと資格の開発、技能・職業配置・労働市場情報ネットワーク開発のため の各国の研究能力の強化が行動としてあげられている。

−21−

・各国での資本フロ ーのモニタリンシス テム創設

・資本フローに関連 した政策、統計イン フラの調和のための 協力

・自由化ルールの進 展を加盟国が共有

(出所)表3と同じ

表10 熟練労働者の自由な移動の戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

・2015年 ま で に 全 サービス分野に必要 な技能のコアコンピ テンスを開発

・2008年までに優先 分野を含む自由職業 サービスでの MRA  完了

熟練労働者の自由 な移動

・2009年までに優先 サービス分野に必要 な技能のコアコンピ テンスを開発

(出所)表3と同じ

(31)

6)優先統合分野と食料・農業・林業

 12優先統合分野は、調整担当国とロードマップが定められ、共通および分 野別のイニシアチブが決定されている。優先統合分野のロードマップの進展 について年2回の見直しを行い、民間部門など利害関係者との定期的協議と 対話により分野別のプロジェクトと措置を確定する。

 食料・農業・林業分野で食の安全のための検査基準の調和などが行動の中 心となっている。ASEAN の食料、農業・林業製品の域内と域外貿易および 長期的な競争力の強化のため次の行動を行う。農産品と林産品の AFTA  実施状況のモニタリング、危険分析重点管理(HACCP)を基盤とするシ ステムの実施・確認・検証、改善された研究施設により食の安全を確保し 

ASEAN 水産品の世界市場における競争力を支援する品質管理システムを開

発・応用し、2009年までに中小企業に適用する。優良農業養殖慣行(GAP)、 優良畜産慣行(GAHP)、優良衛生慣行(GHP)、優良製造業慣行(GMP)、

HACCP を基盤としたシステムを創設し、2

0112年までに貿易可能性のある 農産品、食品に適用する。2010年までに検疫検査システムを調和、2015年ま でに国際標準指針に従い貿易可能性のある農産品、食品、林産品の衛生植物 検疫措置を調和。2010年までに国際標準指針に従い貿易穀物の殺虫剤最大残 留限度を調和。国際標準指針に従いバイオテクノロジーから派生した農産品 の規制枠組みの調和。ほかに、園芸品(2015年)、動物(2015年)、化学品の 使用(2009年)、の管理基準の調和、森林認証の枠組み開発などがあげられ ている。

 ASEAN 域内および WTO、世界農業機関(FAO)、動物の健康に関する世 界機関(OIE)、国際植物保護協定(IPPC)、国際食品規格(CODEX)、絶滅 危惧動植物の貿易に関する協定(CITES)などの国際機関及び対話国との協 力により ASEAN に関連のある事項について合同戦略を策定する。農産品、

食料、林産品の分野で共同研究と技術移転を進める。違法伐採と違法農業の 取り締まりの強化などを行う。 

−22−

(32)

 ASEAN の農業協同組合を農産品の市場アクセスを行う手段として、また、

農民の利益のために強化する。

−23−

表11 優先統合分野と食料・農業・林業の戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

・ロードマップの進 展のモニタリングと 年2回の見直し 優先分野の統合

・民間企業など利益 関係者との対話協議 を通じた分野別プロ ジェクトの確定

・ロジスティクスの 統合のための大半の 措置の完了

・11優先分野ロード マップの大半の措置 の完了

食料・農業・林業 域内域外貿易の促 進と長期的な競争 力強化

危 機 分 析 重 点 管 理

(HACCP)の実践、

確認、検証により世 界 市 場 に お け る  ASEAN 水産品の競 争力を支援、食の安 全を確保する水産品 品質管理の開発適用、

試験施設の改善によ り小企業にも2009年 までに品質安全管理 を適用

・優良農業・養殖慣 行(GAP)、優良畜産 慣行(GAHP),優良 製造業慣行(GMP)、 HACCP の 確 立、

2012年まで貿易可能 性のある農産品食品 を対象とする

(33)

−24−

・2015年までに貿易 可能性のある農産品、

食品、林産品の衛生 植物検疫措置を確立

・2010年までに検疫、

検査、サンプル検査 手続きを調和

・2010年までに広く 貿易されている穀物 の殺虫剤の最大残留 限度(MR Ls)の調 和を国際基準に従っ て実施

・2015年までにバイ オテクノロジーから 派生して生産された 農産品の規制枠組み を調和

・2015年までに  ASEAN で経済的重 要性を持つ園芸品、

農産品の安全品質基 準を調和

・2015年までに共通 生物安全管理基準に より動物を原料とす る食品の安全のため の動物の衛生管理を 調和

・養殖における化学 物質の使用のガイド ラインと有害化学物 質の使用を撤回する 措置の調和

・2008年までに木材 の適法基準を策定

・2015年までに森林 認証への地域評価枠 組みを確立

・2010年までにガイ ドラインを現場で実 施試験

・森林認証の段階的 アプローチのガイド ラインを2009年まで に作成

・2010−2011年に国 家レベルでガイドラ インの実施にための 能力養成

(34)

第2節 競争力のある経済地域

1)競争政策

 競争政策に関連した制度、法が整備されているのは、インドネシア、シン

−25−

WTO ,FAO,CIE,

IPPC,CODEX,

CITES な ど の 国 際 機関、対話国と合同 戦略策定 国際、地域機関と 民間部門との協力、

合同アプローチ、

技術移転

・農業、食品、林業 での研究、技術移転 の協力促進

・食の安全、投資、

合弁機会、農産品生 産促進、市場アクセ スの面での民間との 戦略的提携と合同ア プローチの確立

・不法伐採とその貿 易、森林火災との戦 いの強化

・不法漁業との戦い 強化

・2国間、地域、多 国間協力による  ASEAN 農 業 共 同 組合の戦略的連携強 化

ASEAN 農 業 共 同 組合の促進

・発展可能性のある 農業共同組合間のビ ジネスリンケージ確 立

・農業協同組合、消 費者、貿易業者間の 直接投資と戦略提携 の促進

(出所)表3と同じ

(35)

ガポール、タイ、ベトナムの4カ国のみである。ASEAN レベルでの競争政 策を担当する機関は現在はない。この分野の行動は次のとおりである。2015 年までに全加盟国で競争政策を導入する。競争政策を議論し協調するフォー ラムとして管轄省庁、機関のネットワークを作る。国家レベルでの競争政策 の発展のために能力養成を行う。公平な競争環境を創出するために各国の経 験、国際的なベストプラクティスに基礎を置いたア競争政策の地域ガイドラ インを作る。

2)消費者保護

 消費者保護のための行動は、

ASEAN 消費者保護協調委員会(ACCCP)の

創設、情報の共有と交換のための消費者保護機関のネットワーク創設、統合 

ASEAN 市場を視野に入れて消費者保護担当者と消費者のリーダーの訓練

を ASEAN レベルで行う。

3)知的所有権

 知的所有権(IPR)分野の協力は、ASEAN IPR 行動計画と著作権につい ての ASEAN 協力のための作業計画により進められる。行動は、行動計画と 作業計画の完全な実施、意匠についての ASEAN ファイリングシステムの創 設、マドリッド議定書(標章国際登録マドリッド協定補足議定書)への参加、

IPR 保護の各国機関間の協議と情報交換、伝統的知識(TK)

、遺伝子資源

(GR)、伝統文化表現(CTE)についての域内協力の促進、である。

−26−

(36)

−27−

表12 競争的な経済地域の戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

競争政策

・競争政策と法につ いての地域作業計画 の策定、能力養成と ベストプラティス採 用に重点

・基盤作りの研究、

研究成果の見直し、

提言と地域会議開催 競争政策導入のた

め ベ ス ト プ ラ ク ティス採用導入と 能力養成

・作業計画の項目実 施のための資金可能 性を探査

成果

・著作権産業の競争 力強化

・対話国の協力によ る研究の完成

・研究実施 知的所有権行動計

・著作権システムの 効果的利用 1.経済発展と著作

権システム

・ASEAN での集中 管理協会の設立

・著作権通知へのオ ンラインアクセス開 発

・ASEAN 加盟国の 著作権産業の発展促 進のための共通目標 の設定

2.経済に対する著 作権の意義

3.FTA を 含 む 知 的所有権協定からの 柔軟性(制限と例外)

の最善の利用の事例 4.集団的管理協会 と著作権裁判

成果

・同ネットワークの 運用

・国家・地域オンラ イン BDS ネットワ ークの形成

・ビジネス開発サー ビス(BDS)につい ての各国レポートの 収集

・ASEANBDS ネッ トワークの改善

・運用の評価

・対話国加盟国間の 協力による能力養成

・ASEAN 意匠ファ イリングシステムの 実施

・知的所有権担当職 員の能力養成

・加盟国の法と手続 き修正

・適切モデルについ ての合意

・マドリッド議定書 の実施

・参加のための法と 規制の必要に応じた 修正

・マドリッド議定書 参加の影響調査

(37)

4)インフラストラクチュア開発

 ASEAN 輸送行動計画(ATAP)2005−2010は海運、陸運、空運と輸送円 滑化をカバーし、48行動措置を含んでいる。輸送協力の行動は次のとおりで ある。2009年までに ASEAN 通過貨物円滑化枠組み協定の実施、2010年まで の ASEAN 複合一貫輸送枠組み協定の実施、2008年までに ASEAN 国家間輸 送円滑化枠組み協定を策定し、2010年に実施を始める。陸上輸送では、シン ガポールー昆明鉄道と ASEAN 高速道路網の完成が優先される。行動は、シ ンガポールー昆明鉄道の未接続部分の完成、ASEAN 高速道路網プロジェク トの実施完了、とくに3級以下の道路(二重アスファルト舗装の2車線)の 通過輸送ルートに指定された部分の建設と補修、道路安全の向上、である。

 海上および航空輸送では、ASEAN 単一海運市場の一般原則と枠組みの採 用と ASEAN 単一航空市場の開発と実施を行う。行動は、関連国際海運組織 の協定の実施、統合され競争力のある海運輸送へのロードマップの実施、

ASEAN オープンスカイ政策の実施、ASEAN 単一空運市場の実施、である。

 情報インフラでは、ICT システムの相互接続と互換性、インターネットと 電子取引の信用と信頼性の改善を重視する。全加盟国の情報インフラ間の高 速接続を進める。行動は、2010年までに全加盟国の情報インフラの高速での 接続を進め、ビエンチャン行動計画の ICT 関連措置を実施、各国のコン ピューター緊急対応チームの能力養成と訓練を強化し地域のサイバーセキュ リティを強化、ICT 機器の利用の促進、税関・ロジスティクス・コンテンツ

−28−

・国家担当機関間の 知的所有権保護につ いての協議、情報交 換

・TK,GR 及び  CTE についての国 家地域データベース の作成、

・能力養成

・国家 TK,GR,

CTE 及 び 集 約 一 覧 の確定

・国家 TK,GR,

CTE 及 び 集 約 一 覧 の確定

(出所)表3と同じ

(38)

産業などの産業での ICT の応用、

ASEAN 通信機器 MRA への参加国の拡大、

次世代ネットワークに関する地域政策と規制枠組みの深化、である。

 エネルギー協力では、ASEAN 電力網(APG)、ASEAN ガスパイプライ ン(TAGP)の開発を加速する。APG は14の電力相互接続プロジェクト、

TAGP は7のガス相互接続プロジェクトを含む。プロジェクト実施には民

間部門が参加する。ASEAN 石油安全保障協定を完成させる。温室効果ガス の排出削減を行いながら持続可能な開発により共同体を創設することが重要 である。化石燃料資源の制約と価格不安定からバイオ燃料のような再生可能 エネルギー開発を強化する必要があり、自由な貿易、円滑化、協力、インフ ラ整備を進める。

 鉱業協力では、貿易投資の促進、地質・鉱業部門での人材と制度開発、環 境と社会両面で持続可能な鉱業開発、民間部門の参加が行動となっている。

 インフラ開発の資金調達では、民間部門と国際機関の参加を促進し、地域 インフラプロジェクトへの国境を超えた投資への障害を除去、緩和する。

5)税制と電子商取引

 税制では、2国間の二重課税防止条約を2010年までに全加盟国間で締結す る。電子商取引では、e‑ASEAN 枠組み協定の実施により、ASEAN 域内の 電子商取引とオンラインによる物品の取引を可能にする政策と法制面のイン フラの整備を行う。行動は、電気通信の競争政策のベストプラクティスの採 用と電子商取引についての国内規制の整備、電子契約と紛争解決の法的構造 の調和、電子契約のベストプラクティス・オンラインの紛争解決サービスの 指針となる原則・電子署名の相互承認枠組みの採用と実施、対話国との間で 貿易投資促進拠点となるビジネス界のネットワーキングフォーラム創設、で ある。

−29−

(39)

−30−

表13 インフラ開発、税制、電子商取引の戦略スケジュール

2014−2015 2012−2013

2010−2011 2008−2009

輸送行動計画

・ホ イ ペ ン ー シ ソ フォン道路の完成

(2009年)

シンガポール昆明 鉄道(SKRL)

・道路の安全基準の 開発

・ASEAN 道路安全 5ヵ年行動計画の実 施

道路の安全

・ASEAN 大での枠 組み協定の施行

・少なくとも2カ国 以上の枠組み協定施 行

・ASEAN 複合一貫 輸送枠組み協定の発 効のための必要な国 内法制措置の実施 複合一貫輸送枠組

み協定

・AFAAGIT の完全 実施(道路、鉄道)

・第6議定書(鉄道、

中継駅)の完成調印、

・第2(国境港湾)、 第7(税関トランジ ット)議定書の早期 締結により道路輸送 について  AFAAGIT を実施 ASEAN 通 過 貨 物

円滑化枠組協定

(AFAAGIT)

・左記についての統 一ルート表示番号の 導入

・ASEAN 高速道路 ネットワーク第1議 定書の指定通貨輸送 ルートの第3級以下 の道路の建設と改善 ASEAN 国 家 間 輸

送円滑化枠組協定

(FAIST)

・FAIST の完全実施

・FAIST の 実 施 開 始(2010年)

・FAIST の 完 成 と 最終テキストの採用

・左記協定の実施

・航空貨物サービス 完全自由化について の ASEAN 多 国 間 協定の完成と調印と 実施

・上記協定の実施

(2008)

航空旅行統合ロー ドマップ(RIATS)

・航空サービスの完 全 自 由 化 に つ い て の ASEAN 多 国 間 協定の完成と調印

(2008年)

(40)

−31−

・左記協定の  ASEAN 大 で の 実 施

・航空サービスにつ い て の ASEAN 多 国間協定の実施

・航空サービスにつ い て の ASEAN 多 国間協定の実施

・ASEAN 単一航空 市場協定の実施

・2015年までに  ASEAN 単一航空市 場協定実施の最終準 備

・オープンスカイ取 り決めに向け  ASEAN 単一航空市 場の概念と実現の枠 組みの採用(2008)

・ASEAN 単一航空 市場協定の実施への 作業開始

・今後3−5年間で ロードマップ見直し

・左記ロードマップ 実施

・左記ロードマップ 実施

・ASEAN 単一海運 市場の戦略策定 統合され競争力の

ある海運のための ロードマップ

・ASEAN 大での通 信機器 MRA 実施

・ASEAN 電気通信 規制者協議会

(ARTC),通 信 機 器適合性評価相互承 認協定(MRA)

情報インフラ

・ブルネイ ICT 行 動計画

・ICT フォーカス

・域内の情報インフ ラ間の高速通信によ る接続、能力、アク セスのための措置実 施

・次世代ネットワー クについての政策規 制措置の促進と深化

・製品、サービス、

システムの互換性の 実現

・ASEAN 電子政府 のガイドラインの全 体 的 枠 組 み の 策 定

(公共サービス域内 貿易投資とビジネス の円滑化)

(41)

−32−

・ASEAN 電子政府 フ ォ ー ラ ム の 実 現

(中 心 と な る 公 共 サービスの確定と能 力養成)

・コンピューター緊 急 対 応 チ ー ム(CE  RTs)の能力養成と  ASEAN 地 域 サ イ バーセキュリティ協 力強化

・MRA 及び ICT 専 門家の証明書のため の行動計画

・ASEAN コンテン ツ、ウェブサービス オンライン産業育成 行動計画作成 コンテンツ産業

・2008年までに  ASEAN 電力網覚書 の批准

エネルギー協力 ASEAN 電力網

(APG)

・2008年12月までに 2003AIMS の見直し

・2008年5月までに 修正 AIMS 採用

・2008年5月までに  APGCC 創設

・2008年12月までに  TOR 承認

・TOR を 高 級 事 務 レベル/経済大臣会 議に報告(2009年7 月)

・関連研究のための スタディグループ設 立

(42)

−33−

・相互接続プロジェ ク ト の 実 施 と HAP  UA、経済大臣会議 への報告

・研究の主な提言の 採用と経済大臣会議 への報告(2014年ま で)

・APG 実 現 の た め の制度、実施の取り 決め(2015年開始)

・ASEAN ガスパイ プラインの最適利用

・ASEAN ガスパイ プラインの所有運営 のビジネスモデルの 採用

・ASEAN 合弁ガス パイプライン会社モ デルの作成

・TAPG マ ス タ ー プランの更新と採択 ASEAN ガ ス パ イ

プライン(TAGP)

・国境を超えるガス パイプライン輸送の 法的、規制枠組みの 採用

・TAGP 安全計画の 策定と実施

・ASEAN ガスパイ プラインの建設、運 営、維持の共通技術 基準の採用

・2010年までに全加 盟国間で二重課税を 防止する2国間協定 を完成

税制

・完全に調和した電 子商取引の法的イン フラの整備

・電子商取引の域内 ベストプラクティス と規制に従い関連法 規を修正更新

・加盟国が電子商取 引法を立法化 電子商取引

・その他サイバー法 的事項(個人情報消 費 者 保 護、IPR な ど)のベストプラク ティスガイドライン の採用

・電子契約、オンラ イン紛争解決の調和 したガイドラインと 原則の実施

参照

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