研 究 論 文
硝酸 カ リウム とマ グナ リウム との反 応
中村英嗣書,青柳哲也' ,軟膏美也子書 ,村上信義榊 原 奉教書
硝酸 カ ー )ウムと7ル ミュウム,マ グネシウムおよび種 々の組成を持つマ グナ T )サムとの反応 を熱分析法.反応残留物の分析お よび反応過程の光学頭数鏡による観察などにより検肘 した。
硝酸 カ リウムは昇温過程では融解後
,620‑1000℃の温度梅田で徐 々に分解 し,分解過程で 亜硝酸 カ リウムおよび酸化 カ リウムを生成する。アル ミナの添加はこの分解反応を促進 した。
硝酸 カ l )ウムとアル ミニウムの反応では.混合物中のアル ミニウムの酸化はその機偶に よ り異 なるが
,1000℃でも完全には酸化 されない。硝酸 カ ・ )ウムとマ グネシウムの混合物
li600℃で 淑 しい発熱反応を起 こし,マ グネシウム酸 カ リウムを生成する。硝酸 カ リウムとマ グナ リウム の混合物は硝酸 カリウムの融解直後の
360℃付近 よ り発熱反応を起 こし,最終的には アル ミン 鹸マ グネシウムを生成す る。 しか し,マ グナ ] )ウム中のアル ミニウムは
1000℃で も完全には 酸化 されない。
1. 凍 言
マ ブナ リサムは煙火工業などでは古 くから火の粉剤, 発煙剤.発音剤 または発光剤の還元剤 として.唖 々の 酸化剤と組み合わせて利用 されてきた材料である。そ の性質の特長はマグネシウムとアル ミニウムの中間的 であるために.比較的安定な割には効果に優れている 点である。 また,最近では大気汚染の少ない固体 t ,ケ ット推進薬の金属燃料 として,7ル ミニウムの代わ り または一部をマ グナ I )ウムに匿き換える様な ものも考 えられているl L
硝酸 カ リウムの熱分解については
Freemanの分解 速度の検討 27や
Sternの平衡組成の計
井 3)など多 く の報告があるが.生成物の腐食性のために高温部での 反応についての記述は少ない。
硝酸カ リウムとマ グネシウムやアル ミニウム粉末 と の熱反応や燃焼反応に関 しては,硝酸ナ ト[ )ウムとそ れ らの反応に関す る研究に比較 して報告が少ない17 . また,マ グナ リウムと酸化剤の反応に関 してもその反
1996
年
4月5 日受理
+ 九州工業大学工学部応用化学教室
〒804
北九州市戸畑区仙水町
1‑ I TEL 093‑884「3319FAX 093‑884‑3300
+ +九州工兼大学工学部材料工学教室
〒
804北九州市戸畑区仙水町
1‑ I TEL 093‑884「3381F
AX 083‑884‑3351応性に関す る報告は少ない。本研究では.硝酸 カ リウ ムと7/ L ,ミュウム.マ グネシウムお よびマ グナ l )ウム の熟反応性を.熱分析法.反応残留物の分析お よび反 応過程の光学頭教銃による観察などにより検討 した。
2.
臭 験
2.1
試 料
1 7〆ナ . )ウムは市販の工業用 ( 平均粒子径
100fJm,7′ しミニウム/マ グネシウム比が虚丑比で
50/50)およ び メカニカル7E ,イン〆法によ り飼興 した自製のもの の
2種類を用いた。 メカニカル7pイング法に よるマ グナ l )ウムの場合は,市販のマ グネシウム ( 平均粒子 径
25FLm)お よび7 トマイズアルニウム粉末 ( 平均粒 子径
100ILm)を所定の割合に混合 して,三井三池化1 枚 ( 秩) 製の7 トラクタ‑を用い.7ル ゴ' /雰囲気中で.
平均粒子径が約
20FLm程度になるまでメカヱカル7T ] イ ン〆して合金化 した。いずれの組成でもこの程鹿の 平均粒子径になるには
10‑15時間の メカニカルア T , イ ソ〆時間を要 した。
2.2
装置および方法
熱分析は理学電機工業( 揺) 製の示差熟天秤で.アル ミナ梨の容欝を用いて,昇温速度
20℃/min,空先中 および7ルゴ. /中で測定 した。
熟反応の生成物の検討は,一定昇温速度で就科を屯 気炉中で加熟 し,所定の温度で取 り出 し.急冷 した就 料について.常法の粉末
X線回折法,吸光光度法およ び化学分析に より分析 した。
‑108‑
火薬学会箆
.OXa‑1vI.OPZIaaafLZ
I
Va)V3.13^tlJ (2)
tlI
(2II lO vt.S
t l l l l
200 400 6
00 800 1000 Te
mpe相加TerC) Fig.1 Tbem alanalysis ofpotass
ium nitrate w
ithoutandwitha‑
A1203inair (1)KNO3withouta‑Al20
3,(2)KNO3 w
ith a‑A1203(
KN
O 3/α‑A1203‑90/10by
wt . )
反応過程甲観察はジャパ ン‑
イテ ック(秩)製の頭数 銃用加熱装位LK‑1500を付 した光学
頭数故に よ り行 った
3.着果および考察。 3.
1硝酸カリウムの熱分解
硝酸 カ リウムの空気中での熱分析
の結果をFig.1に 示 した。硝酸 カ t)ウムは昇温週番
では,129℃で結晶 転移.340℃で の敵 解後
(硝 酸 カ リウムの融 点 ; 333℃),620‑1000℃の温度
範田で重畳減少を伴いな が ら徐 々に分解す る。1000℃で
の重畳減少率は44.4
%で,分解の残留物を純水に
溶解 したらアルカ リ性を 示 した。Co血 gおよびSte
mらは硝酸カ リウムの高 温での熟分点削土次式に従って起こる
としている2・S).
2KNO3I+K20+N2+2:5
02 (1) 2KNO3‑→K20+2NO2+0.
502 (2)
2KNO3‑K20+NO2+NO+
02
( 3)
気体生成物の分析を行 っていないので,本研究での硝 酸 カ lJウムの分解が
( 1 )〜 ( 3
)
のどの式に従 って起 こ ったかは確認できなか った。しか し,熱分析のTGの 結果は,反応残留物を酸化力.)
ウム(K20)とした時 の重畳減少46.4%と良 く一致した。また,硝酸カ1).owtz?tny!/osato w/olZInOWVJoE
H
PuZPEoM.Eon/OSatOJ u /7Ot0Zmu
V 600 700800 900 1000
TcmperlaEA.Te佃 Fig.2 Decreaseofpotassiumnitrate
andproduction ofpotassium nitriteinth
ecourseofthe potassiumnitrate
decomposition ウムにa‑アル ミナを
添加すると分解開始温度は550
℃.終了温度は900℃と低下 し,そ
の分解促進効果が 認められた。この硝酸 カ リウム
の熱分析中に高温では容器中の試 料が容器の壁を伝っ
て クリープアウ トする現象が認め られた。 この理由の
ため,硝酸カ リウムの熱分析の際 には熱分析装匿の腐食
や破折に十分注意が必要である。
Fig.2に,硝酸カ1
)ウムの空気中での熱分解時の渡 椿相に残存する硝酸カIJウム.亜硝酸 カ t)ウムおよび 酸化カ リウムの分析結果を示す。硝酸 カ リウムの空
気中での熱分解の初期では亜硝酸 カ リウムのみが生成す
ることが認め られた。すなわち, 亜硝酸 カ リウムは62
0℃で生成するが,酸化 カ リウム は700℃以上で生成 した。S
temは500‑750℃の硝酸 カ [)サムの分解速度が比較的遅い温度範田では(4)式
の平衡が存在するとしている2BWO3 ㌧
≠KNO2+1/202 (4) 本桑島のような大気
圧下の昇温条件下でもその分解初 期には(2)式の平衡が
成立 していることが琵められた。
3.2硝
酸カリウムと7ル ミニウムの反応 Fig.3に,唖 々のアル ミニウムの空
気中での熱分析 の結果を示す。ア トマイズ7ル ミュ
ウムは昇温過重では650℃付近 から酸化 され始める
が.粉砕 した場合には酸化開始温 KayakuGakkaishi.Vol.57′No.
.Ora▲ーIvI.OPZLaaazLZIV3JVStaLtt
tl) (2)
(3)
(lI
(2)
い Uv
t.t
f
3t) l l l l
400 600 800 1000 1200
Tempe相加re(tq Fig.3 ThermalaJlalysisofaluminu
mpowderinair (1)atomiヱed alumi num
, (2)atomized aluminum after milling. (3)pigment
aluminum 俊は低下す る。(5)式
の酸化反応を湛坤 とすると,ア トマイA'ァル ミュウムは
1200℃まで加熱 しても約9
%樫度 しか酸化 されないが.粉砕す ると1200
℃まで に52^t2%酸化された。+3/20
211・AL203 (5) こかに対 して, ビg'J'
/トアル ミニウムでは東面コー
チ †I/グ剤の影番‑(・
酸化開始温度は分か らないが, 120
0℃までに75%酸化 された。
Fig.4に,硝酸カ.)
ウムと唖 々の7ル ミュウム混合 物のアルゴ'/ガ
ス中での熱分析の結果を示す。
硝酸カ 1)ウムと7 ト
マイズアル ミニウム混合物はア ル ミニウムの融解前の6
00℃付近から徐 々に盃丑減少 を伴 う発熱反応を,880
℃で赦 しい発熱反応を起 こす。
硝酸 カ リウムとピグメン
トアル ミニウム混合物は400
‑660℃および700‑950
℃で2段の発熱反応を起 こす。
このときの億初の発熱
反応については.硝酸カ リウム の融解稜の400‑520
℃では アル ミニウムの酸化は固 体状態で進行 し.亜
丑減少を伴わない反応であ った (520℃では盤丑減少を伴 う
)。 これに対 し700‑950
℃の発熱反応は液体状態{
・進行 し.重丑減少を伴った。
650℃での反応の残留
物の粉末X線回折では亜硝酸 カ l
)ウムの存在が確定されたことから.混合物の反応で.oxallVI.OP
u a
a aw yVJa
a taN
tl)
」
ーlI427
(2I
1l" yt.Sl l l l
200 400 600 800
Tempendwertq 1000 Fig.4 Thermalanalysisof
themixtureofaltIminum and
potassiumnitrateinAr Sample;KNO3‑A
lpowder(85/15by
wt . )
,(1)atomi zed aluminum, (2
)pigment a
luminum
ち(4)式の平衡が成立 していることが分か った。1000
℃での反応の残留物の粉末X線回折ではいずれの7ル ミニウムを用いた場合でも,未反応
のアル ミニウム以 外の回折線は認められなか
3.3Fi硝酸カリウムとマグネシウムの反応った。
g.5に,マ グネシウムの空気中および硝酸カ I)ウ ムとマグネシウム混
合物の7ル ゴl/ガス中での熱分析 の結果を示す。
マグネシウムは空気中の昇温過程では500℃付近か ら徐 々
に.600℃の融解温度付近 (7 g'ネシウムの融 点 ;
650℃)で敢 しい発熱反応を起 こし酸化 され る。
この時
の韮丑増加は66%で,(6)式の酸化反応を基準 とす
ると,†〆ネシウムは完全に酸化・?〆ネシウムに 酸化 され る。Fig.6の700℃での反応の残留物の粉末
X
Mg
線回折でも酸化マ グネシウムのみが改め られた。+
l/202ー他 0 (6)硝
酸 カ lJウムと‑〆ネシサム混合物は450℃付近か ら徐 々に,600℃で款 しい発熱反応を起 こす.反応の 赦 しさのために反応後の就科は飛放 して しまった。反 応過程の加熱光学頗敦盛による観察では,反応の開始 前に就科の膨潤 と空洞化が
.OXa▲ー.LVI.OPuaaazLDy348.1aLu
tl) (2)
1 2
0w
ttl) .%
(
2I
t
l 一l
l200 400 6
00
800 1000
TempeTa
Lure(
℃I
Fig.5 Them alanalysisofmagnesium po
wderand itsmixturewithpotassium
nitrate (1)Mginair,(2)themixhre
ofMg
w i t h
KNO3(Mg/m os=38/62bywt
. )
inAr
QLqb.LSZLatZL.1 AJ
a
^ yz?
t
g a
fl)△ M90
7 †
127 +
∇KKNOBNO2
f7 0 3K
20.MgO
工 7
l l l l l l 20 30 4050 60 70 8
090 20伽 J.
Fig.6 Ⅹ‑raydiffractionpa
ttemsofmagne血 mand its miⅩture with potassium nitrate af
ter h
(
1ea)Mgi血guptna i
r,(o720)0℃Mg/KNO3mixttqe(38/62by
wt.)
in Ar
.OXa.TIE71.O PaSZtayz,
yJa
ya
taLq 200
400Tcmp600 800 1000 waLwe(.C)
F.lg.7 Thermalanalysisofmapaliuminair (I)mechanicalalloyedmagnalium
(
Al/Mg‑
50/50by
wt . )
,(2)mechanicalalloyedmagna‑ uum(70/30),(3)commercialmapahL
m(70/30)
た硝酸 カ l )ウムが侵入す ると同時に敢 しい発
光を生 じ た
。700℃での反応の残留物の粉末
X線回
折では激 し い反応のためか未反応の硝酸 カ 1 )ウム,
亜硝酸 カ l Jサ ムお よび生成物 のマ グネシウム酸 カ 1 )ウ
ム
(3K20・Mg
O)
の存在が確認 された。
3.4
硝酸 カ リウムとマグナ リウムの
Fig.7
に,種 々のマグナ ー )ウムの空気中での熱分析 反応
の結果を示す。 カニカルアPイ ン〆 アル ミニウム/マグネシウム比が
50/50( 重畳)の メ
OL q 0 .1
SZL
aJZL.1AJa^77ZTta q
●At
tl) △Mg
O
[ 今
1 号
(2)7 □MgAl204
㌔ 7 7
(3)I ■l 7
I
I 千
l 了l20 30 40 50
6
0 70 80 902
0
(V e g . )
Fig.8 X‑ray diffraction patter
ns of reaction residuesafterthereactionof
magnaliumand potassiumnitrate‑ma
gn
aliummixture (1)mapaliumheatedupto500℃inair (2)mapalitlmheatedup
to1200℃ inair (3)magnaliun‑KNOBmixtureheatedupto
. 1000
℃
inArおよび
800‑1000℃で
2段の
発熱反応を起 こす
。1200℃での亜丑増加は
86%で
,7ル ミニウふと7 g' ネシ ウムがそれぞれ
(5)およ
び
(6)式に従 って酸化 された としたときの合計のそ
れ と良 く一致 した。反応過程の 加熱光学顛倣鏡による
観察では.反応の開始前に表面 に内部か ら駄科の溶出
が起 こり.続いて釈料の膨潤 と 空洞化が認め られ そ
の中に敵解 した硝酸 カ リウムが 投入する
と同時に激 しい反応を生 じた。
空覚中での反応の残
留物の粉末 X 線回折では.愈初 の発熱 ピー ク途中の
500
℃では未反応のアル ミニウム と生成物の酸化マグネシウム
の.
1200℃ではアル ミン 酸マ グネシウム
(MgA1204)
の存在がそれぞれ確箆 さ れた
(Fig.8の 1
,2)。 この結果 よ り.痕初の発熱反 応でマ グネシウムの酸
化が起 こり.その後にアル ミニ ウムの酸化 と生成 した
酸化マ グネシウムと酸化 アル ミ ニウムとの反応により7ル ミン酸マ グネシウ
ムが生成 すると考えられ る。 これに対 して市販のマ グナ
1 )ウムは
.430℃および の
620℃の小 さい吸熱 ピー ク
.450‑550
℃
,650‑750℃および
850‑1000℃で
3段の発熱反応を起こす 。
.oxaI1
vI.OPZLaaazLZ
l
yta Va .1aLtt
fl)
(2)
(3ー
tH(2I
巨 owt.も
(31l l l l I
200 400 600 800 10
TcmpeTdLLTe(℃I 00 Fig.9 Thernal aJlalysi
softhemixtureofmagna‑ 1itm wit
h potassitm nitrate
i
nAr(
I)Al/Mg(50/50)/KNO3(60/40by
wt . ) ,
(2)Al/M
g(70/30)/ENDS(65/35), (3)commercial AI/Mg(70/30
)/KNO3(65/ 35)
Fig,9
に.硝酸 カ 1 )ウふと唖 々のマ グナ l )ウム 混合 物のアルゴンガス中での熱分析の結果を示す。
硝酸 カ リウムとアル ミニウム/マ グネシウム比が
50 /50(
重畳)の メカ. =カル7pイ ングに よるマ グナ 1 )ウ ムの混合
物は
.340℃での融解に よる吸熱後
,360‑520
℃で発熱反応を起 こす。 この時の重畳減少は
20%で,混合物中の硝酸 カリウムが酸化 カ リ
ウムに分解 し た とした ときのそれ と良 く一致 した。
70/30のメカ. =カルアpィ . /グに iるマ グナ . )ウム を含む混合
物はは
.340℃での融解による吸熱 後,3
60‑660
℃で
4つのの発熱反応 ピー クを示す枚雑な反応
を起 こした。 これに対 して市販のマ グナ 1 )ウムは.
350
℃
,450
℃お よび
650℃の小 さい吸熱 ピー ク
.400‑440
℃
,460‑640℃および
800‑950℃で
3つの発熱 ピー クを示 した。 この時の塵丑減少は混合物中の硝酸 カ リウムが酸化カ リ
ウムに分解 したとした ときのそれ と良 く一致 した。
マ ブナ t Jウムの反応性はアル ミニウムとマグネシウ ムの
中間の性質を持つ と予想 され る
。3.2の硝酸 カ リ
ウムとアル ミニウムの
1000℃での反応 の残留物の粉
末 X 線回折では未反応のア
紀め られなか ったことを述べた。( I )‑
(3)および
(5)式か ら考えるとアル ミン敢 カ リウムの生成が推定 され
るが.粉末
X線回折では確認できなか った。 また.硝 酸 カ リウムとマ グネシウム混合物をアルゴンガス中で
700℃まで加熟 した残留物の粉末
X線回折 ‑ { ・ は,7 g' ネシウム酸 カ 1 )ウムの生成が乾められた。 これ らに対
し,マグナ リウム混合物をアルゴンガス中で
1000℃ま で加熱 した場合の反応の残留物の粉末
X線回折では.
いずれの場合 もアル ミ' /酸マグネシウム,酸化7 g' ネ シウムお よび未反応のアル ミニウムの存在がそれぞれ 確認 された
(Fig.8の
3)。 この結果か ら,硝酸 カ . )ウ ムと7 9' ナ 1 )ウムの反応I Cは叔初にマグネシウムの酸 化が起 こ り,生成 した酸化マ グネシウムとその後のア ル ミニウムの酸化で生 じた酸化 アル ミニウムの反応に より7ル ミソ酸マ グネシウムを生成すると考えられ る。
4.着 輪
硝酸 カ リウムの空気中での昇温条件下の熱分解では 亜硝酸 カ l )サムが
620℃, C生成 し.酸化 力 l Jウムは
700℃以上で生成 した。
ア トマイズアル ミニウム粉末は空気中の昇温過程で は
650℃付近か ら酸化 され始め るが
.1200℃まで加熱 して も約
9%程度 しか酸化 されない。粉砕 した場合や ど〆ノン トアル ミニウムの酸化開始温度は低 く
.1200℃まで加熟 した時の酸化率 もそれぞれ
52%と
75%で あった。 マ グネシウムは空気中の昇温過程では
500℃付近か ら徐 々に.
600℃の融解温度付近で激 しい発熱 反応を起 こし.完全に酸化マ グネシウムに酸化 され る。
硝酸 カ リウムとアル ミニウム混合物の中でのアル ミ ニウムの酸化はその就料状態によって異なるが.融解 前の固体状態および融解後の液体状態の
2段の発熱反 応を起 こす。硝酸カ リウムとマ グネシウム混合物 は
450℃付近か ら徐 々に
,600℃で発光を伴 う敢 しい発熱 反応を起 こし.マ グネシウム酸 カ リウムを生成す る。
硝酸 カ 1 )ウムと1 7〆ナ t )ウムの混合物は1 1グナ リウム の唖頼に より反応性が異なるが,いずれ も最終的には アル ミン酸マグネシウムを生成する。 この発熱反応の 開始温度はいずれ も硝酸 カ l Jウムの融解直後の
360℃付近であ り.硝酸 カ リウムとアル ミニウムまたはマ グ ネシウムの混合物 よ り反応開始温熱 土低 い 。
文 献
1
)Iwama,A・
,Takeo Saito,Toshio Yamaya,
Masat
ak
aShimodaandEeiichiHori,Proc.of 23rdlnt.Conf.ofICT(1992)pp26‑I‑14 2)Ster n
,K・H.,J.Phys.Chem.Ref.Dat
a.I(No.3),747(1972)
3)Freem
an
,E.S.,J.Amer.Chem.Soc.,79.
838(1957)4)Rosina,P.,J.Therma
l
Ana l
J l,31(1977) 5)Conkling,J.,.C
hemistry oEPyrotechnics",MarceIDekker,Inc.(1985)p.55
KayakuIGakkaishi.Vol157・No・3・1996 ‑113‑
Thereactionofpotassium nitratewithmagnalium ,
byHidetsuguNAXAMURA書,TetsuyaKIRYU+,MiyakoAm OSHP NobuyoshiMURA… Ⅰ++andYasutakerLARA+
Thereactionofpotassium nitratewith aluminum ,magnesium andmagnalium were studiedbythermal analysis,analysisofthereactionresidueandopticalmicroscopeobserva・ tiononheating.
Onheating,potassiumnitrategraduallydecomposesatthetemperaturerangeof620‑
1000
℃
,producingpotassium nitriteandpotassium oxide.Additionofα‑aluminaac・ celeratesthedecomposition.Thereactionofpotassitlmnitratewith aluminumisaffected bythepropertiesofaluminun,showiJlganinsufBcientoxidationofalum intlmevenat1000℃.
Thereactionofpotassiumnitratew i
th magnesiumshowsavigorousexothemi creac・ 一ionat600℃ toform potassium mapesium oxide.Ontheotherhand.themixttueof potassium nitrateandmagnalium causesan exothermicreactionat360℃ justafterthe meltingofpotassium nitratetoform magnesium alum inate.But,aluminum containedin magnalium alsoshowsaninsufficientoxidationatloo°℃.
('DepartmentofAppliedChemistry,FacultyofEngineering,KytlShuhstituteof Technology,Sensui‑Cho,Tobata,Ki
t
akyushu‑shi804,JAPAN
''DepartmentofMaterialsScienceandEngineering,FacultyofEngineering,
KyushuInstituteofTechnology,Sensui‑Cho,Tobata
,K it
軸 shu‑shi804, JAPAN)
1114‑ 火薬学会汰