社会自立できる産業技術・保健科学・情報保障学の専門職業人を養成する 専門分野に関する国際的水準の研究を展開し、国内外の研究を牽引する
本学が有する知見を広く国内外に発信し、社会のバリアフリー化・ユニバーサル化を推進する
聴覚・視覚障害者のための高等教育に関する我が国の中核的役割を果たす
四半世紀にわたる聴覚・視覚障害学生に対する教育ノウハウと情報保障技術を基盤と するナショナルセンター機能の強化
第3期中期目標・中期計画期間における筑波技術大学の機能強化構想
○視覚障害学生の職域拡大を目指した新たな医 療教育モデルの確立
○職業人として自立した障害者を育成するため のキャリア発達環境の整備
○本学がこれまで培ってきた情報保障技術を活 用した、聴覚障害者及び視覚障害者の社会参画 への支援の推進
<取組1>
聴覚・視覚障害者を対象とした特別支援 学校との高大接続教育拠点の充実・強化
<取組5>
視覚障害学生に特化した職域拡大を目指 した教育モデルの確立
<取組6>
聴覚・視覚障害者のための就労支援と事 業所における情報保障環境整備と障害理 解啓発の促進
<取組2>
視覚障害学生の能動的学修を実現する、
新たな環境の整備
<取組3>
T-TACとPEPNet-Japanの再構築と障害学 生支援のグローバル化
<取組7>
障害者スポーツがつなぐ障害者と健常者 の相互理解と情報保障技術を用いた競技 用具の研究開発
<取組8>
東京オリンピック・パラリンピック等の 国際競技大会等における、聴覚・視覚障 害者への情報保障に関する技術支援の実 施
○障害者の高等教育に対するモチベーション向 上を目的とした全国的な教育プログラムの実践 及び高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜 の一体的改革の推進
○イコールアクセスの理念に基づいた、高等教 育機関で学ぶ聴覚・視覚障害学生の学修環境の 整備
○海外の高等教育機関等と連携した聴覚・視覚 障害学生の支援と障害学生の学修支援に関する 先端的教育・研究の推進
評価指標
・本学が有する情報保障技術の提供件数
・国や地方公共団体などの各種委員会への参画数
・スポーツ観戦環境に関する満足度
・障害者スポーツ人口 評価指標
・医療教育モデルにおける学習到達度指数
・国家試験合格率
・職域拡大のための支援講座数
・新たな業種、職種への就職率
・事業所の障害理解啓発活動等の実施率
・企業等との協力提携数
・就職率 評価指標
・聴覚・視覚障害高校生対象の体験授業、学内イン ターンシップ、出前授業の実施件数
・高大接続教育事業を実施する特別支援学校数
・特別支援学校対象の研究コンテスト実施数
・特別支援学校の大学進学率
組織再編・ガバナンス改革(大学戦略会議、IR推進室の設置等)
ビジョン
ミッション
第3期中期目標・
中期計画
戦略1 高大連携・
接続の推進
戦略2 障害学生へ の支援機能 の強化とグ ローバル化
戦略3 合理的配慮 を踏まえた 職域拡大へ
の支援
戦略4 情報保障技 術を用いた 社会貢献の
推進
<取組4>組織整備
ダイバーシティ推進時代におけるリーダー人材育 成のための実践的グローバル教育基盤の構築 と国際交流加速センターの設置
評価指標
・教材の点訳化と音訳化 ・学修教材の開発件数
・リソースセンター網に参加する教育機関数
・コンサルティング提供数 ・パソコンテイク使用率
・情報保障支援者のスキルアップ研修会の開催数
・海外派遣学生と受入留学生の人数
・TOEICの平均点
・高校での学習、活動成果発表会
・地点共有通信システムによる研究発表
・体験授業
・アメリカ手話
・遠隔授業
・テーマ別個別指導
取組1 聴覚・視覚障害者を対象とした特別支援学校との高大接続教育拠点の充実・強化
特別支援学校の大学進学率は高校全 体の大学進学率に比べて著しく低い
特別支援学校
聴覚・視覚障害者のための唯一の国立大学 として,全国の特別支援学校と連携し,高大接 続教育プログラムを確立することにより,教育 の質を向上させる
背景
約20%
社会自立できる高度専門職業人の養成・活躍促進 約15%
聴覚:
視覚:
本学の使命
※現状、特別支援学校単独でのアクティブラーニ ングによる総合的な学力の育成は困難
ロシア(
Step into the future) 聴覚・視覚障害の情報保障等
② 海外(連携協定校)での成果発表の実施
高校教員と合同で実施、遠隔通信を併用
①聴覚・視覚障害者合同での 研究コンテストの実施
情報保障 教材開発
高齢者・肢体不自由 者支援技術
機器開発
・高大連携により学習学力3要素(基礎的・基本的な知識・技能,課題解決に必要な思考 力・判断力・表現力等,主体的に学習に取り組む態度) の醸成と評価を実施
・筑波技術大学の障害学生に対する教育ノウハウを生かし、障害を強みと捉える教育を実践
入学後に単位として認定!
新しい評価指標による 総合型選抜の実施
達成度テスト、大学入学希望者学力 評価テスト(仮称)の導入
アドミッション・ポリシーに 基づく評価
・人物本位(障害の克服)
・学習・活動成果、社会貢献、就学 意欲
・高大連携アクティブラーニングによ る成果
大学による連携・支援により実現可能
※連携事業例※
・インターンシップ
・キャリア教育
・出前授業 障害学生に対する本学の豊富な教育実績・ノウハウの提供
編入学に対応した 単位互換制度の実施
聴覚・視覚特別支援学校 高等部専攻科 筑波技術大学
・情報保障学
・情報アクセシビ リティ科学
・ユニバーサル デザイン学etc.
福祉工学・ユニ バーサルデザ イン学領域の 新設
・横断的, 学際 的な教育カリ キュラムの実 施
・少人数制の 強みを生かし た本格的なアク ティブラーニングの 実施
学部再編・教育高度化
人材育成・キャリアアップ
社会に貢献できる専門職業人
・障害者の リーダーとなる人材 の育成
・障害者支援を担う人材の育成
・特別支援学校の教員等の養成
高大連携プロジェクト
OB等によるサポートとコンテ
ストの共同実施
人材育成サイクル の確立
アクティブラーニングを主体とした特別支援学校生徒の総合的な学力の育成
高校全体:約60%
特別支援学校の大学進学率の
向上を目指す
聴覚・視覚障害者の誰もが高等教育を受ける社 社会への 会の促進
波及
高大接続 入試改革 大学教育高度化
単位互換
25%
20%
聴覚 : 視覚 :
概ね
第3期終了までに
概ね
全盲 図書館
教職員
弱視
C大学: 経済学部 弱視 (視力低下)
D大学: 理学部 全盲
(留学生)
音 点 声 字
点 字
②一般教養科目(英語・
心理学他)の提供・利用 ③メディア変換 これまで
①他大学への点字拡大資料の提供
学修 資料
点訳 資料
職業人として自立した視覚障害者の育成
リメディアル アクティブラーニング・反転授業の実現 自己研鑽出来る力の育成 図書館
教職員
図書館 教職員
図書館 教職員
授業 資料
筑波技術大学
メディア変換 システム
教材 データベース
1ソー ス教材
学生 能動的
環境
拡 大 多様なメディア
障害にあった メディア
学習教材の 提供
受動的 環境
学生
2.視覚障害学生が在籍する他大学への インターネットを介した資料提供の充実・推進
①1ソースマルチユースを中心としたユニバーサル教材提供サービスの開発・
提供、学生への教材提供,教員の教材作成が容易に行える環境の提供
リメディアル・予習・復習
英語力の向上・資格の取得 反転授業・能動的学修
職業人として自立した
「雇用したくなる」人材 受動的学修
アクセシブルな能動的学修環境の提供 学生の自律的学修の支援
ユニバーサル教材の提供サービス
教員
授業 資料
周囲からの 支援
②教職員が積極的に支援するラーニングコモンズ の提供、アクティブラーニング・反転授業の実現
コーディネーター
学修 資料
ラーニングコモンズ
図書館・
教職員
学修資料取得
学生 1.学内の学修環境の強化
能動的学修 ディスカッション
ディベート
点
字 拡
大 B大学: 文学部
戦略2 障害学生への支援機能の強化とグローバル化
取組2 視覚障害学生の能動的学修を実現する、新たな環境の整備
成果
グローバルな展開
学修 資料
A大学: 文学部
点訳 ボランティア
④点訳資料の提供
(各種資料の提供等)
グローバルな支援 日本語の読み書きが 苦手な留学生に音声 教材を提供
3.講演会・個別説明会の充実
○ラーニングコモンズの活用
○教職員の啓発
○ボランティア人材の育成
4.学生支援のグローバル化(組織整備)
国際交流加速センターの設置 短期留学(H27実績) Englishi Lounge (H27実績)
ギャローデッド大学(4名)
アイオワ大学 (2名)
バウマン工科大学 (2名)
韓国ナザレ大学 (5名)
長春大学 (3名)
欧州サマーキャンプ(1名)
23回開催、延べ280人参加
※英会話力の向上とグロー バル人材の育成のため のネイティブスピーカー による英会話教室
外国人教員の雇用により、学生の国際交流を促進
平成29年度設置
取組3 筑波聴覚障害学生高等教育テクニカルアシスタントセンター(T-TAC)と日本聴覚障害学生高 等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)の再構築と障害学生支援のグローバル化
本学のT-TACにより運営されている大学・機関間ネットワー クである。全国の大学等のうち、特に先駆的な取り組みを実 施している23機関のパイオニアが集結することで、次世代の 支援ノウハウの創出と普及に貢献し、聴覚障害学生支援のみ ならず障害学生支援全体をけん引する役割を担っている。
PEPNet-Japanとは (平成16年設立)
T-TACの活動 (平成19年設立)
連携・協力
本学の教育研究成果
コンサルティング提供 に向けた基盤構築
・FD/SD研修会の開催
(筑波障害学生支援研究会、参加者160名)
・パソコンノートテイカーの養成
(養成講座開催、6回開催)
○支援者の養成
○教育コンテンツの開発 1.聴覚障害者支援に関わる総合的支援窓口
2.情報保障と聴覚活用コミュニケーション支援サービスの提供 3.支援技術に関する各種研修セミナーの開催
4.聴覚障害学生支援のための高等教育機関間のネットワーク形成 5.聴覚障害学生への支援技術に関する研究開発
6.聴覚障害学生への支援技術に関わる情報収集と教材作成
リソースセンター網の再構築
「国内外に広がるリソースセンター網の再構築」及び支援者の養成・共有により、支援を必要とする大学の負担軽減と支援の質的向上を目指す。・合理的配慮の提供に向けた継続的な助言指導
・建設的な合意形成に向けた話し合いのサポート
・地域における情報交換会の定期開催による支援体制の底上げ インターネット技術を活用した支援者の養成・共有
スキルアップ
勉強会への参加 支援スキルの
評価と認定 支援者登録
国内外の
支援体制の引上げ
これまでの活動実績グローバルな展開 ヘッドマウントディスプレイ
連携大学・機関を通じた各種コンサルティングの提供
コンサルティング提供 に向けた基盤構築
支援者の質的向上と 大学間共有
・TOEIC試験対策Web講座
・ランチトークの開催
(16回開催、延べ500名参加)
・DVD作成「広がる、世界へ!」
・座学以外の学修における情報保障機器の開発
・モバイル型遠隔情報保障システムの開発
○情報保障機器の開発
○ PEPNet-Japanの活動として、東日本大震災時に本学が開発した遠隔情報保障技術により東北地方の大学に支援を届け、2013年に
「内閣府バリアフリー・ユニバーサルデザイン功労者表彰」において、内閣総理大臣賞を受賞。
○ 聴覚障害学生支援に関する知識技術を集積し、各種教材や研修会等の形で普及を図り、地域ネットワークの形成支援(北海道、東北、
東海、近畿、沖縄)や遠隔情 報保障支援モデル校の育成(11大学)など。
遠隔情報保障
・テレビ電話を活用した海外事例学習会の開催
・連携大学と機関同士の勉強会開催を通した事例共有
・相談事例の共有と対応方法に関する協議 連携大学・機関間の学び合いによる機能強化
コンサルティング提供 各地域における 支援体制の底上げ 海外へ情報提供 国内外に広がる
リソースセンター網の 再構築
主な海外の大学間交流協定締結大学
○米国・・・ロチェスター工科大学、ギャローデッド大学
○中国・・・長春大学、天津理工大学
○韓国・・・ナザレ大学
○ロシア・・・バウマンモスクワ州立工科大学
23のパイオニア機関
戦略2 障害学生への支援機能の強化とグローバル化
取組4ダイバーシティ推進時代におけるリーダー人材育成のための実践的グローバル教育基盤の構築と 国際交流加速センターの設置【組織整備】
背 景
実践力を身につけたリーダーとなるグローバル人材の育成
○海外から本学へ留学する学生に対する支援 留学生受入実績
・中国長春大学 短期受入 2名
・韓国ナザレ大学 短期受入 2名
・日本語の補講
・学修支援
・生活支援 全国民が活躍するダイバーシティ推進
の時代において、障害者に対するグロ ーバル教育推進やリーダーとなる人材 育成が社会から求められている。
課 題
障害学生が卒業後に、社会で活躍するため の要素として、コミュニケーション能力、主体 性、実行力、考え抜く力、協調性等に加え、
グローバルな視点での人間力が必要である。
本学の使命
国際交流加速センターを設置すること により、実践力を身につけるための グローバル教育基盤を整備し、リーダ ーとなるグローバル人材を育成する。
グローバル教育の推進基盤となる国際交流加速センターの概要
○海外派遣学生と留学生の受け入れ人数 をそれぞれ、50%増加させる。
(H27年度 17人→25人)
○TOEICの平均点を50%引き上げる。
(例年の平均点 約300点→450点)
○国際交流加速センターの設置(平成29年)
新たに外国人教員、実務担当教員を雇用し、配置する。
・外国人教員(1名)
English Loungeを担当する英語のネイティブスピーカー
・実務担当教員(1名)
国際交流の推進及び国際ビジネスマネジメントを担当できる実務担当教員
○本学から海外へ派遣する学生に対する支援短期留学(H27実績) 計17名
・英会話力向上のためのEnglish Loungeの開催
・TOEIC受験対策補習の実施
・短期留学準備講座の実施 English Loungeの常設
障害学生は、授業以外で英語を使う機会、ネイティブスピーカーと会 話する機会が少ない傾向がある。
それらを解消するため、ネイティブ スピーカーによるEnglish Loungeを 常設し、学生が英語に触れる環境、
英語を使う環境を提供し、社会で役に 立つ英語能力を習得できるようにする。
○キャンパス内での異文化交流の促進
海外からの留学生による母国を 紹介する異文化交流イベント等を 開催する。
異文化交流により、海外 への留学経験のない本学 学生の国際感覚を育む。
英語能力検定試験受験の推進
障害者がTOEIC等の英語能力検定試験を受験できる環境を整備し、その準備学習を 支援する。
大学間交流協定締結大学・機関
(6カ国 16の大学・教育機関)
ギャローデッド大学(4名)
アイオワ大学 (2名)
バウマン工科大学 (2名)
韓国ナザレ大学 (5名)
長春大学 (3名)
欧州サマーキャンプ(1名)
○特別支援学校との高大連携国際交流事業 高大連携協定を締結した特別支援学校を 対象に、共同開催の国際交流イベントを企 画・実施する。
(TV会議システムの活用など)
評価 指標
取組5 視覚障害学生に特化した職域拡大を目指した教育モデルの確立
背 景 障害者等が希望や能力、障害や疾病の特性に応じて最大限活躍できる環境を整備する。
※ニッポン一億総活躍プラン (H28.6.2閣議決定)
現状・課題
視覚障害者の職域拡大を目指し、あんまマッサージ師・はり師・きゅう師と理学療法士の新たな医療教育モデルを確立する
医療教育サポート室の設置
学生の主体的学びや実践的学修を指導する室を設 置し、特任教員を配置する
地域のスポーツイベント(つくばマラソン等)と連携し た実践実習や地域行事にボランティアとして参加す るシステムを構築する
本学の医療センターにて、あはき師及び理学療法士の免 許を取得した本学卒業生を対象とした卒後インターンを 充実させ、実践的な技術力を強化する
平成27年度に竣工した 統合医療センター西棟 近年需要が高まっている企業のヘルスキーパーや介護
予防産業等、地域包括ケアシステムにおける視覚障害 学生が就職可能な職域の拡大を図るためのサポート体 制を整備する
(例)ヘルスキーパー(企業内理療師)
機能訓練指導員
介護予防運動指導員など
あんまマッサージ師・はり師・きゅう師と理学療法士に関する実践的・専門的な能力の育成 ヘルスキーパー等新たな職域拡大による視覚障害者の職業的自立の達成
視覚障害者が社会で活躍する未来の創造
本学独自のコア・カリキュラムを作成するとともに、e-ポートフォリオを整備し、学生の到達度にあわせ てきめ細やかな指導を行う
視覚障害者が多い職種
○あん摩マッサージ師
○はり師
○きゅう師
○理学療法士
社会変化 ○健常者のあん摩マッサージ師・
はり師・きゅう師への参入
○無免許マッサージ店の増加
○医療の高度化
その結果
あん摩マッサージ師・は り師・きゅう師における視 覚障害者の割合が減少
視覚障害者の職業的自 立の確保が必要
現 状 課 題
課題の 解決・対応
1.医療教育サポート室の設置
2.教育の質的転換
3.学生参加型実践的実習の推進
4.医療センターを活用した卒後研修の実施
5.職域拡大のための支援
戦略3 合理的配慮を踏まえた職域拡大への支援
取組6聴覚・視覚障害者のための就労支援と事業所における情報保障環境整備と障害理解啓発の促進
①高度専門職業人の 育成
②障害者支援(情報 保障)に携わる高度専
門職業人の育成
②障害理解啓発
①情報保障技術 の提供
職業分野における障害者のロールモデルを構築
職場における優れた情報保障環境の 社会モデルを構築
一億総活躍社会に向けた 障害者の職場への参画
これまでの実績・現状 極めて高い水準の就職率 (100%) 国家試験合格率 (理学療法士100%) を達成 今後の課題 就職率等の維持・向上に加え、ただ就職する「だけ」、就職できた「だけ」では不十分
企業が欲する高度専門職業人としての育成! そのためのキャリア発達支援! さらなる職域拡大!
障害者差別解消法施行により、障害者に対する合理的配慮・情報保障等環境整備が急務!
Ⅰ.障害者のリーダーとなり得る 人材の育成と就労支援
Ⅱ.事業所における障害者への情報保障を 中心とした環境整備と障害理解の啓発
・各種情報保障技術を事業所へと提供す る(例:遠隔文字通訳システム、遠隔手話 通訳システム、自動点訳システム)
・障害者を雇用する事業所における文字 通訳者養成、点訳者養成の実施
・企業の事業所等を対象とした障害理 解講座の実施
・卒業生等が働く事業所における障害 理解啓発セミナーの実施
・大学等を卒業した障害者の就労に関 する産学官連携シンポジウムの開催
・障害理解のための冊子頒布および Webサイトにおける広報活動の推進
人材支援・環境支援による 社会への波及
・障害特性を活かした能力開発の実施
・障害者として職業場面で活躍するた めの障害啓発能力の養成
・1年次からのキャリアプランニングの実施
・大学院情報アクセシビリティ専攻にお ける、障害者支援(情報保障)を担う人 材の育成
・手話,点字,文字,音声といったメディ アの変換や通訳技術を開発する人材の 育成
筑波技術大学
聴覚・視覚障害者に 対するあらゆる面で のノウハウを活かした
サポート体制の構築
③就労支援・職域拡大
・本学を会場とした合同企業説明会の実 施
・本学卒業生を含む社会人障害者及びそ の雇用事業所からの相談対応の拡大
・企業向け大学説明会の実施
・少人数教育の利点を活かした、学生の 障害特性に配慮した個別就職支援の実施
取組7 障害者スポーツがつなぐ障害者と健常者の相互理解と情報保障技術を用いた競技用具の研究開発
障害者アスリートの活躍は、社会に対し障害者の持つ能力を認識させ、障害者への理解と関心を深めることにつながるが、障害者スポーツを取 り 巻く競技環境は健常者スポーツに比べ遅れている。
障害者スポーツの普及による障害者と健常者の相互理解の推進
Ⅱ
背景
現状 課題
障害者スポーツにおけるニーズの把握 障害者スポーツがつなぐ障害者と健常者 の相互理解の推進
課題の解決
日常生活の中で聴覚・視覚障 害者がスポーツを楽しむ競技 環境が整備されていない
①障害者スポーツの認知不足 ②競技環境の整備不足
障害者スポーツに参加する人口(障害者と健常者)の拡大に より、障害者と健常者がともに、障害者スポーツを通じてお 互いに理解を深める。
⇒合理的配慮に向けた第一歩を障害者スポーツよって実現 障害者スポーツ教室(ブラインドサッカー等)の開催
(年3回開催)
(健常者の疑問)
なぜ、アイマスクをし ているのにシュートが 打てるのか?!
まるで目が見えているようにボールを蹴るブラインドサッカー は不思議な世界であり、健常者にも人気のある障害者スポーツ のひとつ。
スポーツに対する興味から障害者の理解につながる。
聴覚・視覚障害者が「やってみたいスポーツ」やスポー ツ観戦時におけるアンケート調査を実施
聴覚・視覚障害者のニーズに合わせた情報保障技術を用 いた競技用具・器具の研究開発(Ⅲ関連)
各競技団体等と連携することにより、研究開発し た競技用具・器具を提供するなど、障害者スポー ツ人口の裾野の拡大を支援する。
※文部科学省ハイパフォーマンス サポート事業(パラリンピック)
平成28年度採択事業の実施
(東京工業大学からの再委託)
スタート合図を自動化し、秒数を音声でカウントし聞かせるこ とで、選手が独りでもインターバルトレーニングを実施できる 音声システムを構築する。
視覚障害者スイマ ーにとって、音声 だけが唯一自分の 泳記録を知る方法
国際競技力向上のための競技用具・器具の 研究開発
情報保障技術を用いて、安全面に配慮した競技用具・器具 を研究開発する。
これにより、競技力の底上げを行い、障害者アスリートの活 躍から社会に向けて、障害者への理解と関心を深める。
Ⅲ
障害者スポーツとして 盛んな競技が社会に 認知されていない
(ボッチャ) (ゴールボール)
課 題
障害者スポーツの認知度を高め、障害者スポーツ 人口を拡大し、障害者と健常者の相互理解を深め ることが必要。
情報保障技術を用いた競技用具の研究開発を行 い、障害者スポーツの環境を整備することが必要。
①
②
Ⅰ
聴覚・視覚障害者が、「やってみたいけれど自身の障害 により無理だと思っているスポーツ」や「人気のあるス ポーツ」を把握
※東京オリンピック・パラリンピ ック競技大会組織委員会との連携 による「アンケート調査」を実施
戦略4 情報保障技術を用いた社会貢献の推進
取組8 東京オリンピック・パラリンピック等の国際競技大会等における、聴覚・視覚障害者への 情報保障に関する技術支援の実施
1.スポーツ観戦における情報保障技術の提供
地理空間情報の提供 リアルタイム・コミュニケーション支援
臨場感
躍動感
緊張感
ユニバーサル・コミュニケーション支援
①識別系サイン
②空間系サイン
③方向系サイン
施設名、地物名、窓口等
住所、地区名、道路名等
誘導、目的地等 何か?
どこか?
どこへ?
聴きやすさ 視やすさ
事故・緊急事態
基本情報
現実世界
支援グループの形成 クラウド世界
現実世界では、情報保障 技術のノウハウを有する 者(支援者)が障害者に 対する情報保障支援を行 っている。
しかし、支援を必要とす る者に対し、支援者の数 が圧倒的足りない。
2.クラウドソーシングを活用した実況中継のための情報保障
競技会主催者へ聴覚・視覚障害者の
スポーツ観戦におけるニーズの提供
障害者の利用者属性に個々に対応した提供表示と現場の情報収集 競技会主催者(組織委員会・競技団体・企業等)が想定する聴覚・視覚障害者の
観戦におけるニーズと、実際に聴覚・視覚障害者がスポーツ観戦時に求めるニー ズのミスマッチをアンケート調査等により明確化し、競技会主催者に調査結果を フィードバックする。 ⇒ 大会主催者との連携や協定
聴覚・視覚障害者が健常者とともにス ポーツの感動を享受できる環境整備へ の技術的支援
競技会主催者や運営スタッフのスキル アップへの支援
本学がこれまで培ってきた情報保障技術を基盤とするノウハウを大会主催者等 に提供することにより、聴覚・視覚障害者も健常者とともに、競技場の臨場感・躍 動感・緊張感をその場で感じ取り、スポーツの感動を享受できる環境を提供する。
聴覚・視覚障害者が健常者とともにスポーツの感動を享受できる環境を整備する ため、大会主催者や大会運営従事者の聴覚・視覚障害のスポーツ観戦等におけ る情報保障技術のスキルを現状の水準から引き上げる。
合理的配慮に基づく聴覚・視覚障害者支援
波及
他の障害者スポーツ団体や競技会主催者 等へこれらのノウハウを提供することにより、
情報保障技術を用いた社会貢献を推進 聴覚・視覚障害者が健常者とともにスポーツの感動を享受するためには、リアルタイムで十分な情報保障を提供できる環境が必要。
背景
?? ?
聴覚・視覚障害者は、
スポーツの感動を健常者 と同時に享受できない
聴覚障害者 文
字 画 像 表 示 な ど
視覚障害者 拡 大 文 字 表 示 な ど
骨 伝 導
支援者
支援の届く範囲
支援を必要とする者
支援を受ける者
支援を受けられ ない者(多数)
クラウドソーシ ング(スマート フォンやPCな ど)を活用し、
支援者数が絶対 的少数である現 状を解消する!
(支援例)
支援者や他の視覚障害者 が、音声情報を字幕化し情 報を提供する。
支援グループのメンバーは、
定時的に入替り、常に情報保 障を提供し続ける
障害者であっても「自分 にできる支援」に出会う ことにより、自身以外の 者の感動に貢献できる。
支援者と支援を必要とする 者を含む「支援グループ」
の形成により、誰もが誰か の支援者となり、全体に対 し情報保障を提供できる環 境をつくり出す。