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高校数学の方法−別冊

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(1)

高校数学の方法−別冊

2008

11

19

(2)

目 次

1

章 抽象力をつけよう

2

1.1

何をどう置くか

. . . . 2

1.2

個別と一般

. . . . 5

1.3

対称性を生かす

. . . . 7

1.4

解答

. . . . 8

2

章 別解の研究

22 2.1

別解を考える大切さ

. . . . 22

2.2

不等式,最大最小の論証

. . . . 23

2.2.1 04

明治大

. . . . 23

2.2.2 99

京大後期理系

. . . . 26

2.3

図形の論証

. . . . 29

2.3.1 66

京大

. . . . 29

2.3.2 07

阪大文理

. . . . 30

2.3.3 91

東大後期

. . . . 34

2.3.4 06

京大理系

. . . . 36

2.3.5 01

京大改題

. . . . 40

2.4

方程式と恒等式

. . . . 42

2.4.1 01

慶応理工

. . . . 42

2.4.2 01

京府医大

. . . . 44

2.4.3 66

静岡大

. . . . 46

2.5

数えあげの方法

. . . . 48

2.5.1 99

京大文系

. . . . 48

2.6

正像法と逆像法

. . . . 50

2.6.1

典型問題

. . . . 50

2.6.2 07

東大理科前期

3

. . . . 52

2.7

存在の論証

. . . . 55

2.7.1 1

次不定方程式

. . . . 55

1

(3)

第 1 章 抽象力をつけよう

はじめに

『高校数学の方法』の準備として,最近の問題を中心に例題を構成した短編を用意した.例題 は,本編「糸口をつかむ方法」−「文字を導入し式を立てる」などと一部重っている.本編に取り 組む前に,いちどまずこれで「方法」を考えるということを経験してほしい.言葉による抽象能力 は人間の人間たるゆえんである.この力を目的意識的につけようとしてほしい.

抽象力は次のような内容を意味する.

文字による抽象である.文字は定数,変数,未知数などいろいろの働きをしているが,文字 で表すということ自体が一つの抽象である.2x

+ 3y = 1,5x + 7y = 1,−3x + 2y = 1

など から,ax

+ by = 1 (a

b

は互いに素な整数),と表すのは,そこに共通なことを見いだし抽 象している.

解の一般化である.上の例自体がすでに一般化であるが,解において,n

= 2

n = 3

の場 合から一般的に

n

の場合の関係を見通す.それは型

(パターン)

認識力である.逆に,個別の 場合でもできるだけ先に一般的に考える.この力が数学の力を大きく左右する.

もう一つが構造認識だ.数学的な対象の構造のある側面をとりだし,それを活用する.ここ は広い範囲に及ぶので,今回は対称性という構造にしぼって考えよう.

解説,例題,考え方などを参考に問題を解いてみてほしい.

1.1 何をどう置くか

「さあ,問題を解こう」とするとき,まず最初に考えなければならないのは,何をどう置くかで ある. 適当な文字の導入によって,問題を数学の言葉に翻訳する.「何を」と考えることで,問題が どのようなものであるの考える.「どう置くか」と考えることで,何がいちばん基本的な変数かと か,何が決まれば全体が決まるかとか,いろんな変数の相互関係を調べることになる.これが問題 解決の第一歩.このような考え方の習慣が身についていけば,それが実力がついたということだ.

数学が苦手な人は,この「文字の導入による問題の翻訳」が苦手な場合がほとんどである.

一見どこから手をつければいいのかわからないものも,「何をどう置くか」と考えれば必ず着眼 点が見つかる.適切におければ三分の一はできたようなものだ.しっかり勉強して,確かな着眼点 を身につけよう.

例題

1

[05阪大] 解答

1

空間内の

4

A, B, C, D

AB = 1, AC = 2, AD = 3

6 BAC = 6 CAD = 60 , 6 DAB = 90

2

(4)

をみたしている.この

4

点から等距離にある点を

E

とする.線分

AE

の長さを求めよ.

【考え方】

このような図形問題は,座標で解くか,ベクトルで解くか,あるいは他の方法で解くか.まずそれ を考えなければならない.方法を固定せず,見通しが立つまで少しやってみることだ.条件の中に 直角や

60

のような角があれば,座標で考えることが容易である.

例題

2

[07早稲田] 解答

2

半径

r

の球面上に異なる4点

A, B, C, D

がある.

AB = CD =

2, AC = AD = BC = BD = 5

であるとき,rの値を求めよ.

【考え方】

このような場合は座標に入れることが難しい.具体的に数値の与えられた図形では,数値から図形 の性質を見抜くことが大切である.対称性から外接球の中心がどこのあるかはわかる.半径

r

に関 する方程式を作る.これが基本方針である.

例題

3

[97名大] 解答

3

4ABC

上に時速

u, v, w

で等速運動する

3

点があって,それぞれ

A

から辺

AB

に沿って

B

へ,

B

から辺

BC

に沿って

C

へ,Cから辺

CA

に沿って

A

へ同時に出発するとする.t時間後のそれ らの位置をそれぞれ

P(t),Q(t),R(t)

とする.

3

点が同時に次の頂点に到達するための必要十分条件は

4P(t)Q(t)R(t)

の重心の位置が

t

によ らず一定なことである.これを示せ.

【考え方】

問題を数式に翻訳しなければならない.点

P(t)

は線分

AB

上にあり,AP(t) =

ut

である.一般的 な図形であるからベクトルで表すとして,点

P(t)

などをこれを等式に表現するためには,何が必 要か.

例題

4

[05信州大] 解答

4

あるマラソン選手は出発地点から

40km

の地点までちょうど

2

時間で走った.このとき,途中の ある

3

分間でちょうど

1km

の距離を進んだことを説明せよ.

【考え方】

連続関数の中間値の定理が根拠になることはまちがいない.それをうまく使うために,適切な連 続関数を導入しなければならない.1kmの区間を文字に設定し,それに応じて関数

f (x)

を導入 する.

例題

5

[06名大] 解答

5

(5)

正五角形

ABCDE

の頂点

A

C,C

E,E

B,B

D,D

A

をそれぞれ結んだ5本の対角線を考えると,それらは右図のよう に5つの点

P,Q,R,S,T

で交わる.この5つの点

P,Q,R,S,

T

上にそれぞれ1枚ずつ,表裏が定まったコインが置かれ固定されて いるとする.

いま,表裏が定まっていて互いに区別のつかない5枚のコインを新た に用意し,5つの点

A,B,C,D,E

上に1枚ずつ置く.すると各 対角線上にはそれぞれ4枚のコインが並ぶことになる.

A B

C D

P E Q

R S T

どの対角線上にも表のコインが偶数枚置かれているような,A,B,C,D,E上へのコイン の置き方の場合の数は何通りあるか.考察の過程をていねいに説明して解答せよ.

【考え方】

この問題は2つのことがカギである.

(1) A

に表を置くか裏を置くか決めれば,すべて決まることに気づく.

(2)

順に決めていって,最後の対角線上の置き方は,それまでの置き方で決まっているが,ここ にも偶数個あることをどのように示すか.

これらを考え,何らかの道具が必要である.

例題

6

[04早稲田] 解答

6 2004

個の数

2 1 , 2 2 , 2 3 , · · · , 2 2004

のうち,十進法で表したとき,その最高位の数字が

1

であるものはいくつあるか.ただし,

log 10 2 = 0.3010

とする.

【考え方】

各桁に

1

からはじまる数が一つずつあることは,ほぼ見当がつく.問題はそれをどのように論証 するかだ.ここは文字を導入して,2

k

l

桁で最高位の数字が

1

である,ことを式や不等式に表 そう.

例題

7

[04名大] 解答

7

a, b, c

を実数とし,実数の組

(x, y, z)

に関する方程式

(i)

 

 

x + y 2z = 3a 2x y z = 3b x 5y + 4z = 3c

および

(ii) x 2 + y 2 + z 2 = 1

を考える.

(1)

方程式

(i)

が解をもつための

a, b, c

に関する条件を求めよ.またそのときの方程式

(i)

の解

(x, y, z)

を求めよ.

(2)

方程式

(i)

(ii)

がただ一つの共通解をもつとき,その共通解

(x, y, z)

は方程式

2x 2 + 2xy +

2y 2 = 1

をみたすことを示せ.

(6)

【考え方】

これは連立

1

次方程式が不定になる場合だ.つまり無数の解がある.これをすべて求める? 解 の形は決まる.それを書き表すためには,何らかの文字が必要だ.この解の全体は空間の直線にな る.(2)ではその直線が球と接することが問題になっている.

1.2 個別と一般

抽象的な問題,一般的に

n

について証明する問題などでは,例を作って考えることが問題をと らえるうえで大変有効だ.というより,もともと数学とは,いろんな実例の中からそれらの例の本 質をとらえて,一般的な性質を証明するものである.それは科学の方法の第一のものそのものだ.

例を作って考えるというのは,漸化式と

a 1

が与えられたときに,

a 2 , a 3 , · · ·

の値を実際に求 めて,それから一般項

{a n }

を推測し,それを数学的帰納法で示すのと同じだ.「数学的帰納法」は 自然数に関する性質についての命題を証明する方法であるが,「推測してから証明する」というの は何も自然数に関することにかぎらない一般的な考え方である.

例を作れば問題を一気に把握することが出来る.いろんな抽象的な問題で例を作って考える大切 さを認識してもらいたい.例で考えるというのは日常生活でもよく行う一般的な方法である.

入試問題では,はじめの方の小問で具体的な例を考えさせ,後でその一般化を問う,という形で つねに出される.このような場合に大切なことは,後に一般的な場合に証明することに備えて個別 の場合をできるだけ一般的に証明するということだ.個別の場合から型を見抜く力を人間はもって いるが,訓練しないとなかなか力は伸びない.

例題

8

[02北大] 解答

1

(1) 1000

から

9999

までの

4

桁の自然数のうち,1000

1212

のようにちょうど

2

種類の数字か ら成り立っているものの個数を求めよ.

(2) n

桁の自然数のうち,ちょうど

2

種類の数字から成り立っているものの個数を求めよ.

【考え方】

(1)

(2)

のための準備である.一般的に解くことを念頭に,(1)を考える.個別の場合を樹形図や すべて書き出す方法で解き,一般化で改めて考える人がいるが,それは違う.あくまで

4

桁を

n

にしてもそのままいける方法を,個別の

n = 4

で考えるのである.

例題

9

[00名古屋市大] 解答

9

n

本のロープがあり,二つ折りにしてロープの端をそろえてある.ロープの端をでたらめに二つ ずつ選んで結んでいき,1度結んだ端を

2

度選ばずに,

n

個の結び目を作る.

n

本のロープがすべて つながって一つの輪ができる確率を

P (n)

とする.

(1) P(3)

を求めよ.

(2) P(4)

を求めよ.

(3) P(n)

を求めよ.

【考え方】

n = 3

n = 4

で考えるのだが,そのときに一般的に

n

で示せるように考えるのだ.(1)(2)を個別 に樹形図とかで数えるのではなく,必ず

n

でも通用する考え方をしよう.

(7)

例題

10

[03東大] 解答

10

さいころを振り,出た目の数で

17

を割った余りを

X 1

とする.ただし,1で割った余りは0で ある.

さらにさいころを振り,出た目の数で

X 1

を割った余りを

X 2

とする.以下同様にして,X

n

決まればさいころを振り,出た目の数で

X n

を割った余りを

X n+1

とする.

このようにして,X

n , n = 1, 2, · · ·

を定める.

(1) X 3 = 0

となる確率を求めよ.

(2)

n

に対し,X

n = 5

となる確率を求めよ.

(3)

n

に対し,X

n = 1

となる確率を求めよ.

注意:さいころは

1

から

6

までの目が等確率で出るものとする.

【考え方】

(1)

3

回目に余りが

0

となる確率なので,樹形図を書いて順次求めてもいけそうである.また実 際不可能ではない.しかしやってみると結構たいへんである.

ここは個別の例から一般化するのではなく,先にすべての起こりうる事象の確率を数列におい て,その相互関係,つまり漸化式を立てよう.n回目に,考えられるすべての余りのそれぞれにな る確率を数列において,n

+ 1

のときの余りが

n

回のときの余りからどのように決まるかを考え漸 化式を立てるのだ.するとこの試行のすべてがつかめる.

(2)(3)

も一気に解ける.もし

(1)

を個別に考えていれば,(2)(3)段階で改めて必要な漸化式を立 てねばならない.

一般項でなくて,決まった番号の場合の数や確率を求めるときにも,漸化式を立てる.

例題

11

[05名大] 解答

11

整数に値をとる変数

x

の値が,以下の規則で変化する.

(i)

ある時刻で

x = m (m 6= 0)

のとき,1秒後に

x = m + 1, x = m 1

である確率はともに

1 2

である.

(ii)

ある時刻で

x = 0

のとき,1秒後に

x = 1

である確率は

q, x = −1

である確率は

1 q

であ

(0 < = q < = 1)

x = 0

から始めて,n秒後

(n = 0, 1, 2, · · ·)

x = m

である確率を

p n (m)

とする.

(1) p 3 (1) + p 3 (−1)

を求めよ.

(2)

すべての自然数

n

に対し次が成り立つことを示せ.

「どんな整数

m

についても

p n (m) + p n (−m)

q

にはよらない」

(3) p n (0)

を求めよ.

【考え方】

(1)

を考えながら全体をつかむ.この場合も漸化式を立てておくことを考える.それがあれば

(1)

は順次さかのぼって求めていけばよい.(2)は漸化式をもとに数学的帰納法が可能である.

(8)

1.3 対称性を生かす

問題の条件,証明すべき結論にいくつかの文字が入っている場合,それらの文字を相互に入れ替 えても変わらないという文字間の対称性があれば.それを最大限に活用する.

その場合,ひとつの文字について示したことは,他の文字についても「同様に」成り立つことは いうまでもない.

求めるべき

3

a, b, c

に関する条件が対称なら,a >

= b > = c

を満たすもので求めて,それから それらを相互に入れ替えたものが,すべて求めるものになる.

対称性を崩さずにできる範囲をよく考え最大限生かすことが大切である.

例題

12

[既知問題] 解答

12

a, b, c

をある三角形の

3

辺とする.このとき次の不等式がなり立つことを示せ.

3 2 < = a

b + c + b

c + a + c a + b < 2

【考え方】

これは意外に難問である.力ずくの計算では大変だ.しかし示すべき式は

a, b, c

で対称である.

ということは,大小を仮定してもよいということだ.

例題

13

[06阪大] 解答

13

放物線

y = x 2

上の相異なる

3

P,Q,R

4PQR

が正三角形になるように動いている.

(1) P,Q,R

x

座標を

p, q, r

とするとき,p

2 + q 2 + r 2

pq + qr + rp

のみで表せ.

(2) 4PQR

の重心はある放物線の上にあることを示せ.

【考え方】

正三角形を角度でとらえるか,辺の長さでとらえるか.いずれかの方針を決めて,条件を書き出 す.そのとき,対称性に注意して計算をきれいに進めよう.

例題

14

[05掲示板] 解答

14

次の関係式を満たす実数

x, y, z

が存在するための,実数

a

の条件を求めよ.

xy + yz + zx = 1, xyz = ax + y + z

【考え方】

3

つの文字の間に対称性はあるか.ない.あるのは

y

z

である.それなら

y + z

yz

x

a

で表すことができる.それなら

y

z

が実数であるための必要十分条件を

x

a

で書くことがで きる. 

例題

15

[01千葉] 解答

15

自然数

x, y

を用いて

p 2 = x 3 + y 3

と表せるような素数

p

をすべて求めよ.また,このときの

x, y

をすべて求めよ.

【考え方】

x 3 + y 3

を因数分解する.pは素数である.それから因数分解された因数の値がいくつかの場合し かないことがわかる.そこで,x

y

の対称性に注目しよう.それなら

x

y

が整数であるため に,まず実数であることが必要だ.これで

p

の範囲を絞りたい.

(9)

1.4 解答

解答

1

問題

1

A

を原点にして

B(1, 0, 0), D(0, 3, 0),

とおく.また点

C(a, b, c)

とする.条件から

| −→ AC| = 2

−→ AB · −→

AC = 2 cos 60 = 1

−→ AD · −→

AC = 6 cos 60 = 3

である.これを成分で書いて

a 2 + b 2 + c 2 = 4, a = 1, 3b = 3

これから

c = ±

2

であるが,4点の配置は

xy

平面で対称であるから

c =

2

としてよい.

C(1, 1, 2)

次に

E(s, t, u)

とする.条件から

s 2 + t 2 + u 2 = (s 1) 2 + t 2 + u 2

= s 2 + (t 3) 2 + u 2

= (s 1) 2 + (t 1) 2 + (u 2) 2

これから

s = 1 2 , t = 3

2 , u = 0

を得る.

AE = sµ 1

2

¶ 2

+ µ 3

2

¶ 2

=

10 2

解答

2

解答

2

CD

の中点を

M,AB

の中点を

N

とする.四面体を辺

AB

と点

M

を通る平面で切る.対称性から外接円の中心

O

は三 角形

ABM

上にあり,さらに

OA = OB

なので,直線

NM

上にある.

AM = v u u t

5 2 Ã

2 2

! 2

= 3 2

2 , NM = v u u t

9 2

à 2 2

! 2

= 2

A

B

C N D

O M

また

OA 2 = ON 2 + Ã

2 2

! 2

より

ON = s

r 2 1

2

(10)

これから

OM = 2 s

r 2 1 2

次に

OC 2 = OM 2 +

à 2 2

! 2

より

r 2 = Ã

2 s

r 2 1 2

! 2

+ 1 2

これを展開して

r 2 4 4 s

r 2 1

2 + r 2 1 2 + 1

2

なので,

s r 2 1

2 = 1

である.

r = s

3 2 =

6 2

別解

この四面体は4つの面が合同である.このような 四面体は,頂点を直方体の頂点のうちの4つにとっ て直方体の中に埋め込むことができる.この場合 は一辺1の正方形を底面とする高さ2の直方体を とり,対角線を図のようにとると,問題の四面体 が得られる.このとき外接円の中心は,直方体の 中心であり,したがって外接円の半径

r

は,

r = sµ 1

2

2 +

µ 1 2

2 + 1 2 =

6 2

1

2 1

解答

3

問題

3

4ABC

3

頂点

A, B, C

の対辺の長さを

a, b, c

とする.また点

A

の位置ベクトルを

a

のよ うに表す.

−−−→ AP(t) = ut

−→ AB

| −→

AB| = ut c

−→ AB

−−−→ BQ(t) = vt

−→ BC

| −→ BC| = vt a

−→ BC

−−−→ CR(t) = wt

−→ CA

| −→

CA| = wt b

−→ CA

となる.ゆえに

−−→ p(t) = a + ut c (

b − − a )

−−→ q(t) = b + vt

a ( c b )

−−→ r(t) = c + wt

b ( a − − c )

(11)

4P(t)Q(t)R(t)

の重心の位置ベクトルは

1

3 ( −−→

p(t) + −−→

q(t) + −−→

r(t)) = 1

3 ( a +

b + c ) + t 3

½ u c (

b − − a ) + v

a ( c b ) + w

b ( a − − c )

¾

これが

t

によらず一定なことであることは

u

c ( b − − a ) + v

a ( c b ) + w

b ( a − − c ) = 0

と同値である.この式を整理すると

u c (

b − − a ) + v

a ( c b ) + w

b ( a − − c )

= u c (

b − − a ) + v

a ( c − − a + a b ) + w

b ( a − − c )

= µ u

c v a

¶ (

b − − a ) + µ v

a w b

( c − − a ) = 0

となる.ところが

b − − a = −→

AB

c − − a = −→

AC

は平行でないので,これは

u

c v a = v

a w b = 0

と同値である.つまり

4P(t)Q(t)R(t)

の重心の位置が

t

によらず一定なことと,

u c = v

a = w

b · · · ° 1

が同値であることが示された.

° 1

はそれぞれの辺を頂点から頂点まで移動するのにかかる時間が等しいことを意味している.

つまり,3点が同時に次の頂点に到達することを意味している.よって題意が示された.

解答

4

問題

4

この選手は,平均すれば

1km

3

分間で走っている.

40km

のコースの

xkm

から

x + 1km

の間を

f (x)

分で走るとする.選手の走る速さは位置およ び時間に対し連続的に変化するので,f

(x)

x

の連続関数である.

f (0) = 3

なら区間

0km

から

1km

の区間が条件を満たす.

f (0) < 3

とする.もし

f (1), f(2), · · · , f(39)

のいずれもが

3

以下ならば,

f(0) + f (1) + f (2) + · · · + f (39) < 120

となり,このコースを

2

時間で走ることはできない.

ゆえに

f (1), f (2), · · · , f (39)

のうち少なくとも一つは

3

より大きい.それを

f (x 1 )

とする.す ると

f (0) < 3,

かつ

f (x 1 ) > 3

で,f

(x)

が連続関数なので,中間値の定理によって,0

< α < x 1

の範囲の

α

f (α) = 3

となるものが存在する.つまり

αkm

から

α + 1km

の連続する

1km

の区間をちょうど

3

分で走り 抜ける.

f (0) > 3

の場合も同様である.

(12)

解答

5

問題

5

X

に対して,0

1

を対応させる関数

f (X)

を次のように定める.

f (X) =

( 1 (X

に表が置かれているとき)

0 (X

に裏が置かれているとき)

X

に表か裏を置くことは

f (X)

の値を決めることに対応するので,f

(A)

の値の決め方は2通り.

f (A)

の値を決めれば,f

(A) + f (P) + f (Q) + f (C)

が偶数となる

f (C)

の値の決め方は一通り.こ の偶数値を

2k

とする.以下順に対角線上の表の個数が偶数となるように

f (E),f (B),f (D)

の値 の決める.決め方は一通り.この偶数値を

2l, 2m, 2n

とする.f

(A)

の値を決めれば

f (A) + f (P) + f (Q) + f(C) = 2k f (C) + f (R) + f (S) + f (E) = 2l f (E) + f (T) + f (P) + f (B) = 2m f (B) + f (Q) + f (R) + f (D) = 2n

と各対角線上の4点の表の個数を偶数とする点

C, E, B, D

の値の決め方は一通りである.

このとき

f (D) + f (S) + f (T) + f (A)

の値も決まっている.この値を

N

とする.すなわち

f (D) + f (S) + f (T) + f(A) = N

である.これら5式の両辺を加えると

2 {f(A) + f (B) + f (C) + f (D) + f (P) + f (Q) + f (R) + f (S)}

= 2k + 2l + 2m + 2n + N

となり,Nも偶数である.したがってこのように決定された5つの頂点の値は条件を満たす.

f (A)

の値を決めれば条件を満たす他の値の決め方がただ一通り存在するので,条件を満たすよ

うな

A,B,C,D,E

上へのコインの置き方の場合の数は2通りである.

解答

6

問題

6

k = 1, 2, · · · , 2004

に対し,2

k

が十進法で表したとき

l

桁の数で,その最高位の数字が

1

であ るとする.これは

10 l−1 < = 2 k < 2 · 10 l−1

となることと同値である.これから

l 1 < = k log 10 2 < log 10 2 + l 1

つまり

l 1

0.3010 < = k < 1 + l 1 0.3010

l

を固定するとき,これをみたす整数

k

はちょうど一つある.つまり桁が同じ数の中で最高位の 数字が

1

であるものは一つだけある.

ただし,2

0

が含まれていないので,与えられた数のうち

1

桁の数の中に最高位の数字が

1

であ るものはない.

N = 2 2004

とすると

log 10 N = 2004 · 0.3010 = 603.204

(13)

つまり

10 603 < N < 10 604

より

2 2004

604

桁である.

したがって求める数は

603

である.

解答

7

問題

7

(1)

方程式

(i)

の第一,二式,および第二,三式からそれぞれ

x

を消去する.

( 3y 3z = 6a 3b 9y 9z = 3b 6c ⇐⇒

( 3y 3z = 6a 3b 3y 3z = b 2c

これをみたす

y

z

が存在するための必要十分条件は

6a 3b = b 2c ⇐⇒ 3a 2b + c = 0 · · · ° 1

° 1

のとき

y −z = 2a −b

となる

y, z

に対し,(i)の第一,二式から定まる

x = −y + 2z + 3a = z +a+b

と第二,三式から定まる

x = 5y −4z +3c = 5(z +2a−b)−4z +3c = z +10a −5b −3c

は一致する.よって

° 1

は方程式

(i)

が解をもつための条件である.

[注意]方程式

(i)

の第一,二式,および第二,三式からそれぞれ

x

を消去しているので,第二 式の

x

が共通であり,一致することは計算せずとも明らかである.指摘するだけでよい.

したがって方程式

(i)

の解は,実数

t

を用いて次のように表されるすべての

(x, y, z)

である.

(x, y, z) = (t + a + b, t + 2a b, t) (2)

条件から

(i)

の解を

(ii)

に代入した

(t + a + b) 2 + (t + 2a b) 2 + t 2 = 1 ⇐⇒ 3t 2 + 6at + 5a 2 2ab + 2b 2 1 = 0

t

の二次方程式として重解をもつ.その条件は

D/4 = 9a 2 3(5a 2 2ab + 2b 2 1) = 0 ⇐⇒ 2a 2 2ab + 2b 2 = 1

であり,重解は

t = −a

である.つまり

(i)(ii)

のただ一つの共通解は

(x, y, z) = (b, a b, −a)

このとき

2x 2 + 2xy + 2y 2 = 2b 2 + 2b(a b) + 2(a b) 2 = 2a 2 2ab + 2b 2 = 1

である.

解答

8

問題

8

(14)

(1) 2

種類の数字の一つが

0

である場合.2種の数字の選び方は

9

通り.0でない数字を△とする.

千の桁は△のみ.他の三桁のうち下の

3

桁はそれぞれ

2

通りあり,すべて△の場合を除けば よい.

9(2 3 1)

2

種類の数字がともに

0

でない場合.2種の数字の選び方は

9 C 2 = 36

通り,4桁とも

2

つの いずれかであるが,すべて同じになる

2

通りを除けばよい.

36(2 4 2)

9 × 7 + 36 × 14 = 567 (個) (2) 2

種類の数字の一つが

0

である場合.同様に考える.

9(2 n−1 1) 2

種類の数字がともに

0

でない場合.同様に考える.

36(2 n 2)

9(2 n−1 1) + 36(2 n 2) = 81(2 n−1 1) (個)

解答

9

問題

9

(1) 3

本のロープを

A, B, C

,その端を

A 1 , A 2 , B 1 , B 2 , C 1 , C 2

とする.

1

本の輪になる事象が起こるのは次の場合である.

6

本の端の一つを確率

1

で任意に選ぶ.それを例えば

A 1

とする.残る

5

本の端のうち,確

4

5

B

C

の端を選ぶ.

B 1

とする.さらに残る

4

本の端の一つを確率

1

で任意に選ぶ.

それが

A

B

の端なら

C

2

本の端を,

C

の端なら

A

B

の残る端を選ぶ.これはい ずれも確率

2

3

である.最後に残った

2

本の端を結ぶ.このとき一つの輪ができる.

P(3) = 4 5 × 2

3 = 8 15

(2) 4

本のロープの端を一つ任意に選ぶ.そのロープ以外のロープの端を選び結ぶ.するとこの

段階で

3

本のロープになっている.

P (4) = 6

7 × P (3) = 16 35 (3)

同様に考えると

n > = 2

のとき

P (n) = 2n 2

2n 1 × P(n 1).つまり P (n)

P(n 1) = 2n 2 2n 1

P(n)

P (n 1) · P (n 1)

P (n 2) · · · · · P (2) P (1)

= 2n 2

2n 1 · 2n 4 2n 3 · · · · · 2

3

= {2(n 1)2(n 2) · · · 2} 2

(2n 1)! = 4 n−1 {(n 1)!} 2

(2n 1)!

(15)

P(n)

P(n 1) · P (n 1)

P (n 2) · · · · · P(2)

P(1) = P (n) P(1)

なので

P (n) = 4 n−1 {(n 1)!} 2 (2n 1)!

これは

n = 1

のときも成立する.

解答

10

問題

10

(1) 17

1, 2, 3, 4, 5, 6

で割った余りはそれぞれ

0, 1, 2, 1, 2, 5

である.

0

1

から

6

の数で割った余りはつねに

0,

1

1

で割れば余りは

0,2

から

6

の数で割った余りは

1,

2

1

2

で割れば余りは

0,3

から

6

の数で割った余りは

2,

5

1

から

6

の数で割った余りは順に

0, 1, 2, 1, 0, 5

である.

X n = 0

となる確率を

a n

,X

n = 1

となる確率を

b n

,X

n = 2

となる確率を

c n

,X

n = 5

とな る確率を

d n

と置く.

上のことから

a n+1 = a n + 1 6 b n + 2

6 c n + 2 6 d n

b n+1 = 5

6 b n + 2 6 d n

c n+1 = 4

6 c n + 1 6 d n

d n+1 = 1

6 d n

また.

a 1 = 1

6 , b 1 = 2

6 , c 1 = 2

6 , d 1 = 1 6

である.n

= 2

のときの確率を上記漸化式によって計算すると

a 2 = 14

36 , b 2 = 12

36 , c 2 = 9

36 , d 2 = 1 36

求める確率は

a 3

である.

a 3 = 14 36 + 1

6 · 12 36 + 2

6 · 9 36 + 2

6 · 1 36 = 29

54 (2)

求める確率は

d n

である.

d n = µ 1

6

n−1 d 1 = 1

6 n (3)

求める確率は

b n

である.(2)から

b n+1 = 5 6 b n + 2

6 · 1

6 n

(16)

つまり

6 n+1 b n+1 = 5(6 n b n ) + 2

これから

6 n+1 b n+1 + 1 2 = 5

½

6 n b n + 1 2

¾

6 n b n + 1

2 = 5 n−1

½ 6 · 2

6 + 1 2

¾

= 1 2 5 n

b n = 1 2

½µ 5 6

n

µ 1

6

n ¾

解答

11

問題

11 (1) m 6= ±1

のとき,

p n (±m) = 1

2 p n−1 (±m 1) + 1

2 p n−1 (±m + 1) · · · ° 1

m = ±1

のとき,

p n (1) = qp n−1 (0) + 1

2 p n−1 (2) p n (−1) = 1

2 p n−1 (−2) + (1 q)p n−1 (0)

· · · ° 2

なので

p 3 (1) + p 3 (−1) = qp 2 (0) + 1

2 p 2 (2) + 1

2 p 2 (−2) + (1 q)p 2 (0)

= 1

2 {p 2 (2) + p 2 (−2)} + p 2 (0)

ここで

p 2 (2) = 1

2 p 1 (1) + 1 2 p 1 (3) p 2 (−2) = 1

2 p 1 (−3) + 1 2 p 1 (−1) p 2 (0) = 1

2 p 1 (−1) + 1 2 p 1 (1)

さらに

p 1 (1) = 1

2 p 0 (0) + 1

2 p 0 (2) = 1 2 p 1 (−1) = 1

2 p 0 (0) + 1

2 p 0 (−2) = 1 2 p 1 (3) = p 1 (−3) = 0

であるから

p 2 (2) = 1

4 , p 2 (−2) = 1

4 , p 2 (0) = 1 2

p 3 (1) + p 3 (−1) = 1 4 + 1

2 = 3

4

(17)

(2)

命題「どんな整数

m

についても

p n (m) + p n (−m)

q

にはよらない」を

n

についての数学 的帰納法で示す.

f n (m) = p n (m) + p n (−m)

とおく.f

n (m) = f n (−m)

であり,m

= 0

なら

f n (0) = 2p n (0)

である.

n = 0

のとき.

f 0 (m) =

( 1 (m = 0) 0 (m 6= 0)

より成立.

n 1

のとき成立するとする.

° 1

より

m 6= 1

なら

f n (m) = 1

2 f n−1 (m 1) + 1

2 f n−1 (m + 1) · · · ° 3

また

m = ±1

のときは

° 2

より

f n (±1) = p n (1) + p n (−1)

= qp n−1 (0) + 1

2 p n−1 (2) + 1

2 p n−1 (−2) + (1 q)p n−1 (0)

= 1

2 f n−1 (2) + qp n−1 (0) + (1 q)p n−1 (0)

= p n−1 (0) + 1

2 f n−1 (2) = 1

2 f n−1 (0) + 1

2 f n−1 (2)

整数

m = ±1

に対しても

° 3

が成立する.

数学的帰納法の仮定から

f n−1 (m 1), f n−1 (m + 1)

q

によらないので,nのときも

q

よらないことが示された.

よって

n > = 0

に対してつねに命題が成立することが示された.

(3) (2)

から

0 < = q < = 1

の範囲のいかなる

q

に対しても

p n (0) = 1

2 p n (0) + 1

2 p n (0) = f n (0)

は同一の値をとる.q

= 1

2

として求めてもよい.

n

秒後に

0

であるのは,1秒間に

+1

変化する場合と

−1

変化する場合とが同数であるとき,

そしてそのときにかぎる.

ゆえに

n

が奇数なら

p n (0) = 0.

n

が偶数なら

+1

の変化と

−1

の変化が

n

2

回ずつ起こればいいので

p n (0) = n C

n2

µ 1 2

n

(18)

解答

12

問題

12

示すべき式は

a, b, c

で対称である.ゆえに

a < = b < = c

として一般性を失わない.

この場合,三角形の成立条件は

c < a + b

である.つまり

c

a + b < 1.また,

a

b + c + b

c + a < = a

a + c + c c + a = 1

であるから

a

b + c + b

c + a + c a + b < 2

が示された.

一方

a

b + c + b

c + a + c a + b + 3

= a + b + c

b + c + a + b + c

c + a + a + b + c

a + b = (a + b + c) µ 1

b + c + 1

c + a + 1 a + b

である.ところが,コシー・シュワルツの不等式から

2(a + b + c) µ 1

b + c + 1

c + a + 1 a + b

= {(a + b) + (b + c) + (c + a)}

µ 1

b + c + 1

c + a + 1 a + b

> = (1 + 1 + 1) 2 = 9

したがって

(a + b + c) µ 1

b + c + 1

c + a + 1 a + b

> = 9 2

つまり

a

b + c + b

c + a + c a + b > = 9

2 3 = 3 2

等号成立は

a = b = c

のとき.

別解

3 2 < = a

b + c + b

c + a + c

a + b

は次のように力ずくでもできる.

a

b + c + b

c + a + c a + b 3

2

= 2a(c + a)(a + b) + 2b(b + c)(a + b) + 2c(b + c)(c + a) 3(a + b)(b + c)(c + a) 2(a + b)(b + c)(c + a)

で,この分子は

2a(c + a)(a + b) + 2b(b + c)(a + b) + 2c(b + c)(c + a) 3(a + b)(b + c)(c + a)

= 2a 3 + 2b 3 + 2c 3 + 6abc + 2(a 2 b + ab 2 + b 2 c + bc 2 + c 2 a + ca 2 ) 3(a 2 b + ab 2 + b 2 c + bc 2 + c 2 a + ca 2 + 2abc)

= a 2 (a b) + a 2 (a c) + b 2 (b c) + b 2 (b a) + c 2 (c a) + c 2 (c b)

= (a b) 2 (a + b) + (b c) 2 (b + c) + (c a) 2 (c + a) > = 0

(19)

解答

13

問題

13

【解法

1】

(1)

PQ

の傾きは

p 2 q 2

p q = p + q

である.

PQ

x

軸の正の方向となす角を

α

とする.

p + q = tan α

である.左回りに

P,Q,R

をとると,QRがが

x

軸の正の方向と なす角は

α π

3

である.

O y

x P

Q R

q + r = tan µ

α π 3

=

tan α tan π 3 1 + tan α tan π

3

= p + q 3 1 +

3(p + q)

q + r +

3(p + q)(q + r) = p + q 3

これから

3(p + q)(q + r) = p r 3

他の辺の関係も同じなので,

3(q + r)(r + p) = q p

3

3(r + p)(p + q) = r q 3

これら

3

式を辺々加える.

3{p 2 + q 2 + r 2 + 3(pq + qr + rp)} = −3 3

p 2 + q 2 + r 2 = −3(pq + qr + rp) 3 (2)

重心の座標を

(X, Y )

とおく.

X = p + q + r

3 , Y = p 2 + q 2 + r 2 3

となる.

pq + qr + rp = (p + q + r) 2 (p 2 + q 2 + r 2 )

2 = (3X ) 2 (3Y ) 2

なので,(1)の結果に代入して,

3Y = 3{(3X ) 2 (3Y )}

2 3

これから

Y = 9X 2 + 2

となり,4PQRの重心は放物線

y = 9x 2 + 2

の上にある.

(20)

【解法

2】

(1)

正三角形の

1

辺を

a

とする.

(p q) 2 + (p 2 q 2 ) 2 = a 2 (1.1) (q r) 2 + (q 2 r 2 ) 2 = a 2 (1.2) (r p) 2 + (r 2 p 2 ) 2 = a 2 (1.3) (1.1)

(1.2)

より

p 2 r 2 2pq + 2qr + p 4 r 4 2p 2 q 2 + 2q 2 r 2

= (p r){p + r 2q + (p + r)(p 2 + r 2 2q 2 )} = 0 p q 6= 0

なので

p + r 2q + (p + r)(p 2 + r 2 2q 2 ) = 0 (1.4)

同様に

q + p 2r + (q + p)(q 2 + p 2 2r 2 ) = 0 (1.5) (1.4)

(1.5)

より

3r 3q + p 3 + pr 2 2pq 2 + p 2 r 2q 2 r + r 3

−(p 3 2pr 2 + pq 2 + p 2 q 2qr 2 + p 3 )

= 3(r q) + 3p(r 2 q 2 ) + p 2 (r q) + 2qr(r q) + r 3 q 3

= (r p){3 + 3p(r + q) + p 2 + 2qr + r 2 + rq + q 2 } = 0 r p 6= 0

なので

3 + 3p(r + q) + p 2 + 2qr + r 2 + rq + q 2

= p 2 + q 2 + r 2 + 3(pq + qr + rp) + 3 = 0

p 2 + q 2 + r 2 = −3(pq + qr + rp) 3 (2)【解法 1】と同じ.

解答

14

問題

14

条件は

y

z

に関して対称である.

x(y + z) + yz = 1, xyz = ax + (y + z) p = y + z, q = yz

とおくと

xp + q = 1 · · · ° 1 , −p + xq = ax · · · ° 2

これを

p

q

の連立

1

次方程式として解く.

° × 1 x ° 2

,および

° 1 + 2 ° × x

から

(x 2 + 1)p = x ax, (1 + x 2 )q = 1 + ax 2

x

は実数なので

x 2 + 1 6= 0.ゆえに

p = x ax

x 2 + 1 , q = 1 + ax 2

x 2 + 1

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