職員の給与等に関する報告及び勧告
平成26年9月
岡 人 委 第 1 28 号
平 成 2 6 年 9 月 2 5 日
岡山市議会議長 則武 宣弘 様
岡 山 市 長 大森 雅夫 様
岡山市人事委員会
委員長 中 野 惇
本委員会は、地方公務員法第8条、第14条及び第26条の規定に基づき、職員の
給与等について別紙第1のとおり報告し、併せてその改定について別紙第2のとお
り勧告します。
この勧告に対し、その実現のため、速やかに所要の措置をとられるよう要請しま
目
次
別 紙 第 1 報 告 1
1 勧 告 の 意 義 1
2 職 員 給 与 の 状 況 1
3 民 間 給 与 等 の 状 況 2
(1 ) 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 2
(2 ) 調 査 の 実 施 結 果 3
4 職 員 給 与 と 民 間 給 与 と の 比 較 5
(1 ) 比 較 方 法 5
(2 ) 月 例 給 5
(3 ) 特 別 給 5
5 物 価 及 び 生 計 費 6
(1 ) 物 価 指 数 6
(2 ) 標 準 生 計 費 6
6 人 事 院 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 及 び 勧 告 の 概 要 7
別 紙 第 1
報
告
本 委 員 会 は 、地 方 公 務 員 法 の 規 定 に 基 づ き 、昨 年9月 、議 会 及 び 市 長 に 対 し 、
職 員 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 及 び 勧 告 を 行 っ た 。 そ の 後 も 引 き 続 き 、 本 市 職 員 の
給 与 の 実 態 、 市 内 民 間 事 業 所 従 業 員 の 給 与 等 の 勤 務 条 件 及 び そ の 他 諸 情 勢 に つ
い て 絶 え ず 調 査 研 究 を 行 い 、 公 正 か つ 中 立 な 立 場 か ら 、 職 員 の 給 与 等 の 勤 務 条
件 に つ い て 検 討 を 重 ね て き た 。
そ の 結 果 に つ い て 、 次 の と お り 報 告 す る 。
1
勧 告の 意 義
人 事 委 員 会 の 勧 告 制 度 は 、 職 員 の 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置 と し て 、 職 員
に 対 し て 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 し た 適 正 な 勤 務 条 件 を 確 保 す る こ と を 目 的 に 、
地 方 公 務 員 法 に 規 定 す る 諸 原 則 に 基 づ い て 、 地 域 の 民 間 給 与 水 準 と の 均 衡 を
図 る こ と を 基 本 と す る も の で あ る 。
こ れ は 、 職 員 も 勤 労 者 で あ り 、 勤 務 の 対 価 と し て 適 正 な 給 与 を 支 給 す る こ
と が 求 め ら れ る 中 で 、 民 間 企 業 と は 異 な り 、 そ の 給 与 等 は 市 場 原 理 に よ る 決
定 が 困 難 で あ る こ と 、 公 務 が 円 滑 に 遂 行 さ れ る た め に は 社 会 一 般 の 情 勢 に 適
応 し た 適 正 な 給 与 等 の 確 保 が 必 要 で あ る こ と な ど か ら 、 労 使 交 渉 等 を 経 て そ
の 時 々 の 経 済 ・ 雇 用 情 勢 を 反 映 し て 決 定 さ れ る 民 間 事 業 所 の 従 業 員 の 給 与 等
に 準 拠 す る こ と に よ っ て 、職 員 の 給 与 等 を 定 め る こ と が 、最 も 合 理 的 で あ り 、
職 員 の 理 解 と 納 得 と と も に 、 広 く 市 民 の 理 解 が 得 ら れ る 方 法 で あ る と 考 え ら
れ る か ら で あ る 。
2
職 員給 与 の 状況
本 委 員 会 は 、本 年 4月1 日 を 調 査 期 日 と し て 、本 市 職 員 の 給 与 の 実 態 を 把
握 す る た め 「 平 成 26年 職 員 給 与 実 態 調 査 」 を 実 施 し た 。
調 査 の 対 象 と な っ た 職 員 の 総 数 は 、4 ,39 1 人 で あ っ た 。 こ の う ち 行 政 職 給
料 表 適 用 者(3 ,9 69 人 )か ら 、消 防 職 員 や 保 育 士 等 の 福 祉 職 に 相 当 す る 職 員 と
平 成26年4月 の 採 用 者 の う ち 新 規 学 卒 者 等 を 除 い た 公 民 給 与 比 較 対 象 職 員 は 、
第 1 表 職 員 の 給 与 等 の 状 況
項 目
職 員 給 与 実 態 調 査 対 象 職 員
う ち
公 民 給 与 比 較 対 象 職 員
人 数 4 ,391 人 2,6 56人
平 均 年 齢 42.4 歳 44.8歳
平 均 経 験 年 数 20.5年 22.6年
学 大 学 卒 64.6% 71.6%
歴 短 大 卒 16.3% 6.1 %
構 高 校 卒 17.9% 20.3%
成 中 学 卒 1.2 % 2.0 %
平
均
給
与
月
額
給 料 336 ,41 2円 353 ,58 4円
扶 養 手 当 10 ,08 2円 11,78 9円
地 域 手 当 10 ,62 6円 11,21 7円
住 居 手 当 6 ,824 円 6,3 65円
管 理 職 手 当 11 ,91 9円 15,45 6円
単 身 赴 任 手 当 73 円 113円
初 任 給 調 整 手 当 219円 0円
合 計 376 ,15 5円 398 ,52 4円
(参 考 資 料 1 職 員 給 与 関 係 第 1表 (P 4 ) 参 照 )
3
民 間給 与 等 の状 況
(1) 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査
本 委 員 会 は 、 職 員 給 与 と 民 間 給 与 と の 精 密 な 比 較 を 行 う た め 、 企 業 規 模
50 人 以 上 、 か つ 、 事 業 所 規 模 50 人 以 上 の 市 内 の 3 51 の 民 間 事 業 所 か ら 、
人 事 院 に お い て 無 作 為 抽 出 さ れ た 132 事 業 所 を 対 象 に 、 人 事 院 、 岡 山 県 人
事 委 員 会 等 と 共 同 で 「 平 成 2 6年 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 」 を 実 施 し た 。
こ の 調 査 で は 、 公 務 と 類 似 す る と 認 め ら れ る 事 務 ・ 技 術 関 係 の 職 務 に 従
事 す る 者 等 に つ い て 、 本 年 4 月 分 と し て 個 々 の 従 業 員 に 実 際 に 支 払 わ れ た
給 与 月 額 等 に つ い て の 詳 細 な 実 地 調 査 を 行 っ た 。
ま た 、 民 間 企 業 に お け る 給 与 改 定 の 状 況 や 定 期 昇 給 の 実 施 状 況 、 諸 手 当
の 支 給 状 況 等 に つ い て も 事 業 所 単 位 で 調 査 を 行 っ た 。
調 査 完 了 率 は 、 調 査 の 重 要 性 に 対 す る 民 間 事 業 所 の 理 解 と 協 力 を 得 て 、
広 く 市 内 民 間 事 業 所 の 給 与 等 の 状 況 を 反 映 し た も の と な っ て い る 。
( 参 考 資 料 2 民 間 給 与 関 係 (P32) 参 照 )
(2) 調 査 の 実 施 結 果
本 年 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 主 な 調 査 結 果 は 、 次 の と お り で あ る 。
① 初 任 給 の 状 況
事 務・技 術 関 係 職 種 に お け る 新 規 学 卒 者 の 採 用 を 行 っ た 事 業 所 の う ち 、
初 任 給 が 据 置 き に な っ て い る 事 業 所 は 、 大 学 卒 で 82 .0% ( 昨 年 91 .1% )、
高 校 卒 で 80 .0% ( 同 87.6% ) と な っ て お り 、 そ れ ぞ れ 昨 年 に 比 べ 9.1 ポ
イ ン ト 、7.6ポ イ ン ト 減 少 し て い る 。一 方 、初 任 給 を 増 額 し た 事 業 所 の 割
合 は 、大 学 卒 で16 .2%( 同 8.9% )、高 校 卒 で20 .0%( 同12 .4% )で あ り 、
そ れ ぞ れ 昨 年 に 比 べ7 .3 ポ イ ン ト 、7 .6ポ イ ン ト 増 加 し て い る 。
ま た 、新 卒 事 務 員・技 術 者 の 初 任 給 の 平 均 額 は 、大 学 卒 で 191 ,7 8 7円( 同
191 ,70 2円 )、 高 校 卒 で 16 1 ,74 3円 ( 同15 9 ,91 4 円 ) と な っ て い る 。
第 2 表 民 間 に お け る 初 任 給 の 改 定 状 況
項 目
学 歴
新 規 学 卒 者
の
採 用 あり
新 規 学 卒 者
の
採 用 なし 初 任 給 の 改 定 状 況
増 額 据 置 き 減 額
大 学 卒 43.7 (16 .2) (82 .0) (1.8) 56.3
高 校 卒 9.5 (20 .0) (80 .0) (0.0) 90.5
( 注 ) ( ) 内 は、 採 用 が ある 事 業 所 を1 0 0とした 割 合 で ある。
第 3 表 民 間 に お け る 学 歴 別 初 任 給
学 歴
職 種
大 学 卒 短 大 卒 高 校 卒
新 卒 事 務 員 ・ 技 術 者 191 ,78 7円 1 74 ,16 9円 161 ,74 3円
( 注 ) 金 額 は、 き ま って 支 給 する 給 与 か ら時 間 外 手 当 、 家 族 手 当 、 通 勤 手 当 等 特 定 の 者 にの み 支 給 さ れ る 給 与 を除 き、 公 務 員 の 地 域 手 当 に 相 当 する 給 与 を 含 む も ので あ り、 採 用 のあ る 事 業 所 について 平 均 したも ので あ る。
備 考 本 市 職 員 の場 合 、 行 政 職 の初 任 給 ( 地 域 手 当 を含 む。 ) は、 大 学 卒1 8 3 , 9 8 5 円 、短 大 卒1 60 ,2 15 円 、高 校 卒1 4 8 , 6 9 0円 である。
② 給 与 改 定 の 状 況
民 間 事 業 所 に お い て は 、 一 般 の 従 業 員 ( 係 員 ) に つ い て 、 ベ ー ス ア ッ
プ を 実 施 し た 事 業 所 の 割 合 は34 .2%( 昨 年7 .8% )と な っ て お り 、昨 年 に
比 べ て 26 .4 ポ イ ン ト 増 加 し て い る 。 ベ ー ス ア ッ プ を 中 止 し た 事 業 所 の 割
合 は9 .1%( 同1 0 .2% )で あ り 、ベ ー ス ダ ウ ン を 行 っ た 事 業 所 は な か っ た 。
第 4 表 民 間 に お け る給 与 改 定 の 状 況
項 目
役 職 段 階
ベース
アップ
実 施
ベース
アップ
中 止
ベース
ダウン
ベース
アップの
慣 行 なし
係 員 34.2 9.1 0.0 56.6
課 長 級 28.0 11.2 0.0 60.8
( 注 ) ベースア ッ プ慣 行 の 有 無 が 不 明 及 び ベース アッ プの 実 施 が未 定 の事 業 所 を 除 いて 集 計 した。
ま た 、 一 般 の 従 業 員 ( 係 員 ) に つ い て 、 定 期 昇 給 を 実 施 し た 事 業 所 の
割 合 は 90 .0% ( 昨 年 85.4% ) と な っ て お り 、 こ の う ち 昇 給 額 に つ い て 、
昨 年 に 比 べ て 増 額 に な っ て い る 事 業 所 の 割 合 は 23 .9% ( 同 20 .3% ) と 昨
年 に 比 べ て 3.6ポ イ ン ト 増 加 し て い る 。一 方 、減 額 に な っ て い る 事 業 所 の
割 合 は 5 .1% ( 同 5.5% )、 定 期 昇 給 を 中 止 し た 事 業 所 の 割 合 は 3.8% ( 同
2.2% ) と な っ て い る 。 な お 、 昇 給 額 が 昨 年 に 比 べ て 変 化 が な か っ た 事 業
所 の 割 合 は 61 .0% ( 同59 .6% ) で あ っ た 。
第 5 表 民 間 に お け る定 期 昇 給 の 実 施 状 況
項 目
役 職
段 階
定 期 昇 給 制 度 あ り
定 期
昇 給
制 度
なし
定 期 昇 給 実 施 定 期
昇 給
中 止 増 額 減 額
変 化
なし
係 員 93.7 90.0 23.9 5.1 61.0 3.8 6.3
課 長 級 87.6 83.8 21.9 5.9 56.0 3.8 12.4
( 注 ) 定 期 昇 給 の 有 無 が 不 明 、 定 期 昇 給 の 実 施 が 未 定 及 び ベ ー ス ア ッ プ と 定 期 昇 給 を 分 離 す る こ と が できな い事 業 所 を除 いて 集 計 した。
( 単 位 : % )
4
職 員給 与 と 民間 給 与と の 比 較
(1) 比 較 方 法
月 例 給 の 公 民 の 比 較 は 、 職 員 と 民 間 企 業 従 業 員 の 同 種 ・ 同 等 の 者 同 士 を
比 較 す る こ と を 基 本 と し て 、 公 務 に お い て は 事 務 職 員 及 び 技 術 職 員 、 民 間
に お い て は 公 務 の 事 務 職 員 及 び 技 術 職 員 に 類 似 す る と 認 め ら れ る 事 務 ・ 技
術 関 係 職 種 の 従 業 員 に つ い て 、 主 な 給 与 決 定 要 素 で あ る 役 職 段 階 、 学 歴 、
年 齢 階 層 を 同 じ く す る 者 同 士 を 対 比 さ せ 、 精 密 な 比 較 を 行 う も の で あ る 。
月 例 給 の 水 準 比 較 に 当 た っ て は 、 個 々 の 本 市 職 員 に 地 域 の 民 間 給 与 額 を
支 給 し た と 仮 定 す れ ば 、 こ れ に 要 す る 支 給 総 額 が 、 現 に 支 払 っ て い る 支 給
総 額 に 比 べ て ど の 程 度 の 差 が あ る か を 算 出 す る ラ ス パ イ レ ス 方 式 を と っ て
い る 。
( 参 考 資 料 2 民 間 給 与 関 係 第2 5表(P 48 ) 参 照 )
(2) 月 例 給
職 員 給 与 実 態 調 査 及 び 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 結 果 に 基 づ き 、 職 員 と
民 間 に お け る 本 年 4 月 分 の 諸 手 当 を 含 む 給 与 額 を 対 比 さ せ 、 精 密 に 比 較 を
行 っ た 。
そ の 結 果 、次 表 に 示 す と お り 、本 市 職 員 の 給 与 が 、民 間 給 与 を1人 当 た り
平 均1 ,33 2円 (0 .3 3% ) 下 回 っ て い た 。
第 6 表 職 員 給 与 と 民 間 給 与 と の 較 差
民 間 給 与 (A ) 職 員 給 与 (B )
公 民 給 与 の較 差 (A )- ( B)
〔(A )- (B )〕 /(B )×10 0
399 ,85 6円 398 ,52 4円
1,3 32円
(0.33% )
( 注 ) 民 間 給 与 、 職 員 給 与 と もに、本 年 度 の 新 規 学 卒 の 採 用 者 は 含 ま れて いな い。
(3) 特 別 給
職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 結 果 に よ る と 、 昨 年 8 月 か ら 本 年 7 月 ま で の
1年 間 に お い て 、民 間 事 業 所 で 支 払 わ れ た 賞 与 等 の 特 別 給 の 支 給 割 合 は 、次
表 に 示 す と お り 所 定 内 給 与 月 額 の4 .1 2月 分 に 相 当 し て お り 、 職 員 の 期 末 手
当 ・ 勤 勉 手 当 の 年 間 の 平 均 支 給 月 数 (3 .9 5 月 ) が 、 民 間 事 業 所 の 特 別 給 を
第 7 表 民 間 に お け る特 別 給 の 支 給 状 況
平 均 所 定 内 給 与 月 額
下 半 期 (A 1) 340,178円
上 半 期 (A 2) 342,891円
特 別 給 の 支 給 額
下 半 期 (B1 ) 686,249円
上 半 期 (B2 ) 720,238円
特 別 給 の 支 給 割 合
下 半 期 (B1 /A 1 ) 2.02月 分
上 半 期 (B2 /A 2 ) 2.10月 分
年 間 4.12月 分
( 注 ) 「 下 半 期 」 と は平 成2 5年8月 か ら平 成2 6年1月 ま で、 「 上 半 期 」 とは同 年2月 か ら7月 まで の期 間 を い う。
5
物 価及 び 生 計費
(1) 物 価 指 数
総 務 省 統 計 局 に よ る 本 年 4 月 の 消 費 者 物 価 指 数 は 、 昨 年 4 月 と 比 べ て 全
国 で3 .4% の 増 加 、 岡 山 市 で3 .0% の 増 加 と な っ て い る 。
( 参 考 資 料 4 労 働 経 済 関 係 第 2 7表(P 52,53 ) 参 照 )
(2) 標 準 生 計 費
本 委 員 会 が 総 務 省 統 計 局 に よ る 家 計 調 査 を 基 礎 に 算 定 し た 本 年 4 月 に お
け る 本 市 の 2 人 世 帯 、3 人 世 帯 及 び 4 人 世 帯 の 標 準 生 計 費 は 、 そ れ ぞ れ
184 ,49 0円 、1 99 ,98 0 円 及 び2 15 ,48 0円 と な っ て い る 。
6
人 事院 の 給 与等 に 関す る 報 告及 び 勧告 の概 要
人 事 院 は 、 本 年 8 月 7 日 、 国 会 及 び 内 閣 に 対 し 、 国 家 公 務 員 の 給 与 等 に 関
す る 報 告 及 び 勧 告 を 行 い 、 併 せ て 人 事 管 理 に 関 す る 報 告 を 行 っ た 。 そ の 概 要
は 次 の と お り で あ る 。
給 与 勧 告 の 骨 子 ○ 本 年 の 給 与 勧 告 の ポ イ ン ト
月 例 給 、 ボ ー ナ ス と も に 7 年 ぶ り の 引 上 げ
① 民 間 給 与 と の 較 差(0. 2 7 %)を 埋 め る た め 、 世 代 間 の 給 与 配 分 の 観 点 か ら 若 年 層 に 重 点 を 置 き な が ら 俸 給 表 の 水 準 を 引 上 げ
② ボ ー ナ ス を 引 上 げ(0. 15月 分)、勤 務 実 績 に 応 じ た 給 与 の 推 進 の た め 勤 勉 手 当 に 配 分 俸 給 表 や 諸 手 当 の 在 り 方 を 含 め た 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し
① 地 域 の 民 間 給 与 水 準 を 踏 ま え て 俸 給 表 の 水 準 を 平 均2% 引 下 げ
② 地 域 手 当 の 見 直 し ( 級 地 区 分 等 の 見 直 し 、 新 デ ー タ に よ る 支 給 地 域 の 指 定 見 直 し ) ③ 職 務 や 勤 務 実 績 に 応 じ た 給 与 配 分 ( 広 域 異 動 手 当 、 単 身 赴 任 手 当 の 引 上 げ 等 ) * 平 成27 年4月 か ら 3年 間 で 実 施 。 俸 給 引 下 げ に は3年 間 の 経 過 措 置 。 段 階 的 実 施
に 必 要 な 原 資 確 保 の た め 、 平 成27年1月 の 昇 給 を1号 俸 抑 制 Ⅰ 給 与 勧 告 制 度 の 基 本 的 考 え 方
・ 国 家 公 務 員 給 与 は 、 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 す る よ う に 国 会 が 随 時 変 更 す る こ と が で き る 。 そ の 変 更 に 関 し 必 要 な 勧 告 ・ 報 告 を 行 う こ と は 、 国 家 公 務 員 法 に 定 め ら れ た 人 事 院 の 責 務 ・ 勧 告 は 、労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置 と し て 、国 家 公 務 員 に 対 し 適 正 な 給 与 を 確 保 す る 機 能
を 有 す る も の で あ り 、 能 率 的 な 行 政 運 営 を 維 持 す る 上 で の 基 盤
・ 公 務 に は 市 場 の 抑 制 力 と い う 給 与 決 定 上 の 制 約 が な い こ と か ら 、給 与 水 準 は 、経 済・雇 用 情 勢 等 を 反 映 し て 労 使 交 渉 等 に よ っ て 決 定 さ れ る 民 間 の 給 与 水 準 に 準 拠 し て 定 め る こ と が 最 も 合 理 的
Ⅱ 民 間 給 与 と の 較 差 等 に 基 づ く 給 与 改 定 1 民 間 給 与 と の 比 較
< 月 例 給 > 公 務 と 民 間 の4月 分 給 与 を 調 査 し 、主 な 給 与 決 定 要 素 で あ る 役 職 段 階 、勤 務 地 域 、 学 歴 、 年 齢 の 同 じ 者 同 士 を 比 較
○ 民 間 給 与 と の 較 差 1 ,0 9 0円 0 .2 7%
〔 行 政 職( 一 )… 現 行 給 与4 0 8 ,4 7 2円 平 均 年 齢4 3 .5歳 〕 〔 俸 給9 8 8円 は ね 返 り 分 ( 注 )1 0 2円 〕
( 注 ) 俸 給 等 の 改 定 に 伴 い 諸 手 当 の 額 が 増 減 す る 分
< ボ ー ナ ス > 昨 年8月 か ら 本 年 7月 ま で の 直 近1年 間 の 民 間 の 支 給 実 績(支 給 割 合)と 公 務 の 年 間 の 支 給 月 数 を 比 較
○ 民 間 の 支 給 割 合 4 .1 2月(公 務 の 支 給 月 数3 .9 5月 )
2 給 与 改 定 の 内 容 と 考 え 方
< 月 例 給 >
(1 ) 俸 給 表
① 行 政 職 俸 給 表( 一 )
改 定 率 平 均 0 .3% 世 代 間 の 給 与 配 分 の 見 直 し の 観 点 か ら 若 年 層 に 重 点 を 置 い て 改 定
約1 2 ,4 0 0民 間 事 業 所 の 約5 0万 人 の 個 人 別 給 与 を 実 地 調 査(完 了 率8 8 .1%)
初 任 給 民 間 と の 間 に 差 が あ る こ と を 踏 ま え1級 の 初 任 給 を2 ,0 0 0円 引 上 げ ② そ の 他 の 俸 給 表 行 政 職( 一 )と の 均 衡 を 基 本 に 改 定 ( 指 定 職 俸 給 表 は 改 定 な し )
(2 ) 初 任 給 調 整 手 当
医 療 職 俸 給 表(一 )の 改 定 状 況 を 勘 案 し 改 定
(3 ) 通 勤 手 当
交 通 用 具 使 用 者 に 係 る 通 勤 手 当 に つ い て 、 民 間 の 支 給 状 況 等 を 踏 ま え 使 用 距 離 の 区 分 に 応 じ1 0 0円 か ら7 ,1 0 0円 ま で の 幅 で 引 上 げ
(4 ) 寒 冷 地 手 当
新 た な 気 象 デ ー タ(メ ッ シ ュ 平 年 値2 0 1 0 )に 基 づ き 、 支 給 地 域 を 見 直 し < ボ ー ナ ス >
民 間 の 支 給 割 合 に 見 合 う よ う 引 上 げ 3 .9 5月 分 →4 .1 0月 分 勤 務 実 績 に 応 じ た 給 与 を 推 進 す る た め 引 上 げ 分 を 勤 勉 手 当 に 配 分
(一 般 の 職 員 の 場 合 の 支 給 月 数)
6月 期 1 2月 期
2 6年 度 期 末 手 当 勤 勉 手 当
1 .2 2 5 月 ( 支 給 済 み )
0 .6 7 5 月 ( 支 給 済 み )
1 .3 7 5 月 ( 改 定 な し )
0 .8 2 5 月 ( 現 行0 .6 7 5月 )
2 7年 度 期 末 手 当 以 降 勤 勉 手 当
1 .2 2 5 月
0 .7 5 月
1 .3 7 5 月
0 .7 5 月 [ 実 施 時 期 等 ]
・ 月 例 給 : 俸 給 表 、 初 任 給 調 整 手 当 及 び 通 勤 手 当 は 平 成2 6年4月1日 寒 冷 地 手 当 は 平 成2 7年4月1日 ( 所 要 の 経 過 措 置 )
・ ボ ー ナ ス : 法 律 の 公 布 日
Ⅲ 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し
次 の よ う な 課 題 に 対 応 す る た め 、 俸 給 表 、 諸 手 当 の 在 り 方 を 含 め た 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し を 勧 告
○ 民 間 賃 金 の 低 い 地 域 に お け る 官 民 給 与 の 実 情 を よ り 適 切 に 反 映 す る た め の 見 直 し ○ 官 民 の 給 与 差 を 踏 ま え た5 0歳 台 後 半 層 の 水 準 の 見 直 し
○ 公 務 組 織 の 特 性 、 円 滑 な 人 事 運 用 の 要 請 等 を 踏 ま え た 諸 手 当 の 見 直 し 1 地 域 間 の 給 与 配 分 の 見 直 し 、 世 代 間 の 給 与 配 分 の 見 直 し
[ 俸 給 表 等 の 見 直 し ]
① 行 政 職 俸 給 表(一 ) 民 間 賃 金 水 準 の 低 い 1 2 県 を 一 つ の グ ル ー プ と し た 場 合 の 官 民 較 差 と 全 国 の 較 差 と の 率 の 差(2 .1 8ポ イ ン ト( 平 成2 4年 ∼2 6年 の 平 均 値 ))を 踏 ま え 、俸 給 表 水 準 を 平 均 2% 引 下 げ 。1級 ( 全 号 俸 ) 及 び2級 の 初 任 給 に 係 る 号 俸 は 引 下 げ な し 。3
級 以 上 の 級 の 高 位 号 俸 は5 0歳 台 後 半 層 に お け る 官 民 の 給 与 差 を 考 慮 し て 最 大4% 程 度 引 下 げ 。4 0 歳 台 や 5 0 歳 台 前 半 層 の 勤 務 成 績 に 応 じ た 昇 給 機 会 の 確 保 の 観 点 か ら 5 級 ・6
級 に 号 俸 を 増 設
② 指 定 職 俸 給 表 行 政 職( 一 )の 平 均 改 定 率 と 同 程 度 の 引 下 げ 改 定
③ ① 及 び ② 以 外 の 俸 給 表 行 政 職(一 )と の 均 衡 を 基 本 と し 、 各 俸 給 表 に お け る 5 0歳 台 後 半 層 の 在 職 実 態 等 に も 留 意 し つ つ 引 下 げ 。医 療 職( 一 )に つ い て は 引 下 げ な し 。公 安 職 等 に つ い て 号 俸 を 増 設
④ そ の 他 委 員 、顧 問 、参 与 等 の 手 当 の 改 定 、55歳 超 職 員( 行 政 職(一 )6級 相 当 以 上 )の 俸 給 等 の1 .5% 減 額 支 給 措 置 の 廃 止 等
[ 地 域 手 当 の 見 直 し ]
① 級 地 区 分 ・ 支 給 割 合 級 地 区 分 を 1 区 分 増 設 。 俸 給 表 水 準 の 引 下 げ に 合 わ せ 支 給 割 合 を 見 直 し
1級 地2 0% 、2級 地1 6% 、3級 地1 5% 、4級 地1 2% 、5級 地1 0% 、6級 地6% 、7級 地3%
* 賃 金 指 数9 3 .0以 上 の 地 域 を 支 給 地 域 と す る こ と を 基 本 ( 現 行 は9 5 .0以 上 )
* 1級 地( 東 京 都 特 別 区 )の 支 給 割 合 は 現 行 の 給 与 水 準 を 上 回 ら な い 範 囲 内( 全 国 同 一 水 準 の 行 政 サ ー ビ ス の 提 供 、 円 滑 な 人 事 管 理 の 要 請 等 を 踏 ま え る と 地 域 間 給 与 の 調 整 に は 一 定 の 限 界 )
③ 特 例 1 級 地 以 外 の 最 高 支 給 割 合 が 1 6% と な る こ と に 伴 い 、 大 規 模 空 港 区 域 内 の 官 署 に 在 勤 す る 職 員 に 対 す る 支 給 割 合 の 上 限 ( 現 行 1 5% )、 医 師 に 対 す る 支 給 割 合 ( 同 ) を そ れ ぞ れ1 6% に 改 定
2 職 務 や 勤 務 実 績 に 応 じ た 給 与 配 分
(1 ) 広 域 異 動 手 当 円 滑 な 異 動 及 び 適 切 な 人 材 配 置 の 確 保 の た め 、広 域 的 な 異 動 を 行 う 職 員 の 給 与 水 準 を 確 保 。異 動 前 後 の 官 署 間 の 距 離 区 分 に 応 じ て 、3 0 0km以 上 は1 0%( 現 行6% )、
6 0km以 上3 0 0km未 満 は5% ( 現 行3% ) に 引 上 げ
(2 ) 単 身 赴 任 手 当 公 務 が 民 間 を 下 回 っ て い る 状 況 等 を 踏 ま え 、 基 礎 額 ( 現 行 2 3 ,0 0 0 円 ) を7 ,0 0 0円 引 上 げ 。加 算 額( 現 行 年 間9回 の 帰 宅 回 数 相 当 )を 年 間1 2回 相 当 の 額 に 引 上 げ 、 遠 距 離 異 動 に 伴 う 経 済 的 負 担 の 実 情 等 を 踏 ま え 、 交 通 距 離 の 区 分 を2区 分 増 設
(3 ) 本 府 省 業 務 調 整 手 当 本 府 省 に お け る 人 材 確 保 の た め 、係 長 級 は 基 準 と な る 俸 給 月 額 の
6% 相 当 額 ( 現 行4% )、 係 員 級 は4% 相 当 額 ( 現 行2% ) に 引 上 げ
(4 ) 管 理 職 員 特 別 勤 務 手 当 管 理 監 督 職 員 が 平 日 深 夜 に 及 ぶ 長 時 間 の 勤 務 を 行 っ て い る 実 態 。 災 害 へ の 対 処 等 の 臨 時 ・ 緊 急 の 必 要 に よ り や む を 得 ず 平 日 深 夜 ( 午 前 0 時 か ら 午 前
5時 ま で の 間 ) に 勤 務 し た 場 合 、 勤 務1回 に つ き6 ,0 0 0円 を 超 え な い 範 囲 内 の 額 を 支 給
(5 ) そ の 他 人 事 評 価 結 果 を 反 映 し た 昇 給 効 果 の 在 り 方 に つ い て は 、今 後 の 人 事 評 価 の 運 用 状 況 等 を 踏 ま え つ つ 引 き 続 き 検 討 。 技 能 ・ 労 務 関 係 職 種 の 給 与 に つ い て は 、 今 後 も そ の 在 職 実 態 や 民 間 の 給 与 等 の 状 況 を 注 視
3 実 施 時 期 等
○ 俸 給 表 は 平 成2 7年4月1日 に 切 替 え
○ 地 域 手 当 の 支 給 割 合 は 段 階 的 に 引 上 げ 、そ の 他 の 措 置 も 平 成3 0年4月 ま で に 計 画 的 に 実 施
○ 激 変 緩 和 の た め の 経 過 措 置 (3年 間 の 現 給 保 障 )
○ 見 直 し 初 年 度 の 改 正 原 資 を 得 る た め 平 成2 7年1月1日 の 昇 給 を1号 俸 抑 制
Ⅳ 雇 用 と 年 金 の 接 続 及 び 再 任 用 職 員 の 給 与
○ 雇 用 と 年 金 の 接 続
・ 公 務 の 再 任 用 は 短 時 間 が 約7割 、 補 完 的 な 業 務 を 担 当 す る こ と が 一 般 的
・ 平 成 2 8 年 度 に 年 金 支 給 開 始 年 齢 が6 2 歳 に 引 き 上 げ ら れ 、 再 任 用 希 望 者 が 増 加 す る 見 込 み 。 職 員 の 能 力 ・ 経 験 の 公 務 外 で の 活 用 、 業 務 運 営 や 定 員 配 置 の 柔 軟 化 に よ る 公 務 内 で の 職 員 の 活 用 、6 0歳 前 か ら の 退 職 管 理 を 含 む 人 事 管 理 の 見 直 し を 進 め て い く 必 要 ・ 本 院 と し て も 引 き 続 き 、 再 任 用 の 運 用 状 況 や 問 題 点 の 把 握 に 努 め る と と も に 、 民 間 企
業 に お け る 継 続 雇 用 等 の 実 情 、 定 年 前 も 含 め た 人 事 管 理 全 体 の 状 況 等 を 詳 細 に 把 渥 し 、 意 見 の 申 出( 平 成2 3年 )を 踏 ま え 、雇 用 と 年 金 の 接 続 の た め 適 切 な 制 度 が 整 備 さ れ る よ う 積 極 的 に 取 組
○ 再 任 用 職 員 の 給 与
・ 転 居 を 伴 う 異 動 を す る 職 員 の 増 加 と 民 間 の 支 給 状 況 を 踏 ま え 再 任 用 職 員 に 単 身 赴 任 手 当 を 支 給 [実 施 時 期 : 平 成2 7年4月1日]
・ 本 年 初 め て 公 的 年 金 が 全 く 支 給 さ れ な い 民 間 の 再 雇 用 者 の 個 人 別 給 与 額 を 把 握 。 今 後 も そ の 動 向 を 注 視 す る と と も に 、 各 府 省 の 今 後 の 再 任 用 制 度 の 運 用 状 況 を 踏 ま え 、 再 任 用 職 員 の 給 与 の 在 り 方 に つ い て 必 要 な 検 討
公 務 員 人 事 管 理 に 関 す る 報 告 の 骨 子
1 国 家 公 務 員 法 等 の 改 正 事 項 に 関 す る 人 事 院 の 取 組
( 1 ) 国 家 公 務 員 法 等 の 改 正
・ 内 閣 総 理 大 臣 は 、新 た に 幹 部 職 員 人 事 の 一 元 管 理 、幹 部 候 補 育 成 課 程 、機 構 及 び 定 員 に 関 す る 事 務 等 を 行 う こ と と な り 、従 来 か ら 行 っ て い た 事 務 も 併 せ て 担 う 組 織 と し て 、内 閣 人 事 局 を 設 置
・ 人 事 院 は 、 引 き 続 き 、 人 事 行 政 の 公 正 の 確 保 及 び 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 機 能 を 担 う ・ 今 後 は 、そ れ ぞ れ が 担 う 機 能 を 十 全 に 発 揮 し 、所 掌 す る 制 度 を 適 切 に 運 用 し て い く こ と
( 2 ) 改 正 事 項 に 関 す る 人 事 院 の 取 組 の 方 向 性
・ 幹 部 職 員 人 事 の 一 元 管 理 に つ い て 、公 正 確 保 の 観 点 か ら 意 見 を 述 べ る な ど の 対 応 を 行 う ・ 任 用 、採 用 試 験 及 び 研 修 に つ い て 、人 事 行 政 の 公 正 の 確 保 に 絶 え ず 留 意 し つ つ 、引 き 続
き 所 掌 す る こ と と さ れ た 事 務 を 適 切 に 実 施
・ 級 別 定 数 の 設 定・改 定 等 に つ い て 、人 事 院 が 労 使 双 方 の 意 見 を 聴 取 し て 作 成 し た 設 定 ・ 改 定 案 を 意 見 と し て 提 出 す る こ と 等 に よ り 、 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 機 能 を 的 確 に 果 た す
2 能 力 ・ 実 績 に 基 づ く 人 事 管 理 の 推 進
人 事 評 価 制 度 の 運 用 の 改 善 の 取 組 へ の 必 要 な 協 力 を 行 う と と も に 、評 価 者 向 け 研 修 等 の 実 施 を 通 じ 、 各 府 省 の 人 材 育 成 を 支 援 。 評 価 結 果 の 任 免 、 給 与 等 へ の 適 切 な 活 用 を 各 府 省 に 要 請
3 女 性 の 採 用 ・ 登 用 の 拡 大 と 両 立 支 援 の 推 進
( 1 ) 女 性 の 採 用 の 拡 大 に 向 け た 取 組
よ り 多 く の 優 秀 な 女 性 が 試 験 を 受 験 す る よ う 、誘 致 活 動 の 強 化 及 び 総 合 職 試 験 の 内 容 等 の 見 直 し
( 2 ) 女 性 職 員 の 登 用 に 向 け た 研 修 の 拡 充 等 の 取 組
地 方 機 関 の 女 性 職 員 を 対 象 と す る 研 修 を 拡 充 す る な ど 、女 性 職 員 の 登 用 に 向 け た 研 修 を 充 実
( 3 ) 育 児 ・ 介 護 の た め の 両 立 支 援 策 の 検 討
・ 育 児 に つ い て 、職 員 の 具 体 的 な ニ ー ズ 、民 間 企 業 に お け る 両 立 支 援 策 の 措 置 状 況 等 を 精 査 し な が ら 、 育 児 時 間 等 の 在 り 方 に つ い て 検 討
・ 介 護 に つ い て 、セ ミ ナ ー 等 を 開 催 し 、必 要 な 情 報 の 提 供 や 職 員 の 具 体 的 ニ ー ズ の 把 握 を 行 う
・ 在 宅 勤 務 等 の テ レ ワ ー ク に つ い て 、利 用 す る 職 員 の 勤 務 時 間 管 理 の 在 り 方 等 に つ い て 検 討
( 4 ) 男 性 職 員 の 育 児 休 業 等 両 立 支 援 制 度 の 利 用 促 進
各 府 省 に 対 し て 男 性 職 員 に 育 児 休 業 等 の 両 立 支 援 制 度 の 活 用 を 促 す よ う 要 請 す る と と も に 、 意 識 啓 発 の た め の セ ミ ナ ー を 開 催
4 勤 務 環 境 の 整 備
( 1 ) 長 時 間 労 働 慣 行 の 見 直 し
民 間 企 業 に お け る 取 組 状 況 や 超 過 勤 務 が 生 ず る 要 因 等 に 関 す る 職 員 の 意 識 に つ い て 調 査 を 行 い 、 よ り 実 効 性 の あ る 超 過 勤 務 の 縮 減 策 に つ い て 検 討
( 2 ) ハ ラ ス メ ン ト 防 止 対 策
・ セ ク ハ ラ 防 止 研 修 の 実 施 徹 底 や 受 講 促 進 、苦 情 相 談 体 制 の 整 備 等 の 措 置 を 一 層 充 実 し て い く 必 要
・ 民 間 企 業 の パ ワ ハ ラ 防 止 の 取 組 等 を 参 考 に ハ ン ド ブ ッ ク を 作 成 し 配 布 す る な ど 意 識 啓 発 を 促 進
( 3 ) 心 の 健 康 づ く り の 推 進
職 員 が 円 滑 に 職 場 復 帰 で き る よ う 、試 し 出 勤 等 の 活 用 を 促 す 。心 の 不 調 者 の 発 生 を 未 然 に 防 ぐ 観 点 か ら 、e −ラ ー ニ ン グ 教 材 を 作 成 し 配 布 す る と と も に 、職 場 環 境 改 善 の 取 組 を 推 進
( 4 ) 非 常 勤 職 員 の 勤 務 環 境 の 整 備
採 用 後 一 定 期 間 継 続 勤 務 し た 後 の 夏 季 に お け る 弾 力 的 な 年 次 休 暇 付 与 に つ い て 所 要 の 措 置 を 講 じ る
5 平 成 2 7年 度 採 用 試 験 等 の 見 直 し
総 合 職 試 験 に お け る 外 部 英 語 試 験 の 活 用 及 び 試 験 日 程 の 後 ろ 倒 し の 円 滑 な 実 施 に 向 け て 準 備 を 推 進
6 研 修 の 充 実
7
む すび
(1) 本 年 の 給 与 改 定
職 員 の 給 与 の 決 定 に 関 係 す る 基 礎 的 な 諸 条 件 に つ い て は 、以 上 述 べ た と お
り で あ る 。本 委 員 会 が 行 っ た 本 年 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 に よ る と 、新 規
学 卒 者 の 初 任 給 を 増 額 し た 事 業 所 、ベ ー ス ア ッ プ を 実 施 し た 事 業 所 、定 期 昇
給 が 昨 年 よ り 増 額 と な っ た 事 業 所 の 割 合 が 、そ れ ぞ れ 昨 年 に 比 べ て 増 加 し て
い る 。
ま た 、国 に お い て は 、月 例 給 及 び 特 別 給 に つ い て 7年 ぶ り の 引 上 げ 勧 告 を
行 う と と も に 、 平 成2 7年4 月 か ら 俸 給 表 や 諸 手 当 の 在 り 方 を 含 め た 給 与 制
度 の 総 合 的 見 直 し に つ い て 勧 告 が な さ れ た と こ ろ で あ る 。
本 市 に お い て は 、既 に 述 べ た と お り 、月 例 給 に つ い て は 、本 年4月 時 点 で
職 員 給 与 と 民 間 給 与 を 比 較 し た 結 果 、本 市 職 員 の 給 与 が 民 間 給 与 を 1 ,33 2円
(0 .33% ) 下 回 っ て い た 。
ま た 、 特 別 給 に つ い て は 、 本 市 職 員 の 支 給 月 数 (3 .9 5 月 分 ) が 昨 年 8 月
か ら 本 年7 月 ま で の1 年 間 に お け る 民 間 の 支 給 割 合 (4 .12 月 分 ) を0 .1 7月
分 下 回 っ て い た 。
公 民 給 与 に 解 消 す べ き 一 定 の 較 差 が 生 じ た 場 合 、月 例 給 に つ い て は 、給 料
表 を 改 定 す る こ と を 基 本 に し つ つ 、較 差 の 大 き さ や 改 定 の 効 果 を 勘 案 し た 上
で 、職 員 の 実 態 に 応 じ 、諸 手 当 の 改 定 を 含 め 較 差 の 解 消 を 行 う こ と と し て い
る 。
こ れ ら の 状 況 を 総 合 的 に 勘 案 し た 結 果 、本 委 員 会 は 、次 の 措 置 を 行 う 必 要
が あ る と 考 え る 。
① 月 例 給
月 例 給 に つ い て は 、 職 員 の 給 与 が 民 間 給 与 を 1,332 円 (0 .33% ) 下 回 っ
て い た こ と か ら 、 較 差 の 大 き さ 等 を 考 慮 し て 、 給 料 表 の 引 上 げ 改 定 を 行 う
こ と が 必 要 で あ る 。
行 政 職 給 料 表 の 改 定 に つ い て は 、本 年 の 人 事 院 勧 告 に お け る 改 定 の 趣 旨
と 民 間 の 初 任 給 の 状 況 等 を 勘 案 し 、1 級 の 初 任 給 基 準 と な る 号 給 を 2 ,0 00
円 程 度 引 き 上 げ 、 若 年 層 に 重 点 を 置 い た 改 定 を 行 う こ と が 適 当 で あ る 。
行 政 職 給 料 表 以 外 の 給 料 表 に つ い て は 、行 政 職 給 料 表 と の 均 衡 を 考 慮 し
た 改 定 を 行 う こ と が 必 要 で あ る 。
な お 、医 療 職 給 料 表 (1)及 び 医 療 職 給 料 表 (1)適 用 者 等 に 対 す る 初 任 給 調
の 均 衡 を 保 っ て き た と こ ろ で あ り 、改 定 に 当 た っ て は 、国 と の 均 衡 を 考 慮
す る こ と が 適 当 で あ る 。
② 特 別 給
特 別 給 に つ い て は 、民 間 の 支 給 割 合 と 本 市 職 員 の 支 給 月 数 と の 均 衡 を 図
る た め 、支 給 月 数 を 0 .1 5月 分 引 き 上 げ 、4 .1 0月 分 と す る 。支 給 月 数 の 引 上
げ 分 は 、民 間 の 特 別 給 の 支 給 状 況 等 を 参 考 に 勤 勉 手 当 へ 配 分 す る こ と と す
る 。
本 年 度 に つ い て は 、1 2月 期 の 勤 勉 手 当 を 引 き 上 げ 、 平 成27 年 度 以 降 に
つ い て は 、6 月 期 及 び1 2月 期 の 勤 勉 手 当 が 均 等 に な る よ う 配 分 す る 。
こ の 結 果 、本 年12 月 期 及 び 平 成27 年6月 期 以 降 の 期 末 手 当 及 び 勤 勉 手
当 の 支 給 月 数 は 次 表 の と お り と な る 。
第 8 表 期 末 手 当 ・ 勤 勉 手 当 の 支 給 月 数 ( 単 位 : 月 分 )
区 分
平 成26年 平 成27年 度 以 降
12月 期 6月 期 12月 期 年 間 計
一 般 の職 員
期 末 手 当 1.375 1.225 1.375 2.6
勤 勉 手 当 0.825 0.75 0.75 1.5
計 2.2 1.975 2.125 4.1
再 任 用 職 員
期 末 手 当 0.8 0.65 0.8 1.45
勤 勉 手 当 0.375 0.35 0.35 0.7
計 1.175 1.0 1.15 2.15
③ 改 定 の 実 施 時 期
① の 月 例 給 に つ い て は 、本 年 4月 時 点 で の 比 較 に 基 づ き 職 員 給 与 と 民 間
給 与 を 均 衡 さ せ る た め の も の で あ る こ と か ら 、同 月 に 遡 及 し て 実 施 す る こ
と と す る 。
② の 特 別 給 に つ い て は 、こ の 勧 告 を 実 施 す る た め の 条 例 の 公 布 の 日 か ら
実 施 す る こ と と す る 。
(2 ) そ の 他 給 与 に 関 す る 諸 課 題 ① 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し
間 の 給 与 配 分 の 見 直 し と し て 、 俸 給 表 水 準 を 平 均 2% 引 き 下 げ る 中 で 高 齢
層 職 員 が 多 く 在 職 す る 号 俸 を 最 大 で 4% 引 き 下 げ 、 併 せ て 地 域 手 当 の 支 給
地 域 や 支 給 割 合 を 見 直 し 、職 務 や 勤 務 実 績 に 応 じ た 給 与 配 分 の 見 直 し と し
て 、単 身 赴 任 手 当 等 の 諸 手 当 の 見 直 し 等 を 行 う 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し に
つ い て の 勧 告 が な さ れ た と こ ろ で あ る 。
地 方 公 務 員 に つ い て は 、本 年5月 に 総 務 省 に お い て 「 地 方 公 務 員 の 給 与
制 度 の 総 合 的 見 直 し に 関 す る 検 討 会 」 が 設 置 さ れ 、8 月 に は 中 間 取 り ま と
め と し て 地 方 公 務 員 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し に 関 す る 基 本 的 方 向 性 が
示 さ れ た と こ ろ で あ り 、本 市 の 給 与 制 度 に お い て も 、 国 や 他 都 市 の 動 向 等
を 注 視 し つ つ 、 検 討 し て い く 必 要 が あ る 。
② 高 齢 層 職 員 の 給 与 制 度 の あ り 方
国 に お い て は 、50 歳 台 後 半 層 に お け る 給 与 水 準 の 上 昇 を 抑 制 す る た め 、
昇 給 ・ 昇 格 制 度 の 見 直 し が な さ れ て い る 。本 市 に お け る 昇 給 ・ 昇 格 制 度 に
つ い て は 、他 都 市 の 動 向 も 注 視 し つ つ 、 本 市 の 実 態 を 踏 ま え 、検 討 し て い
く 必 要 が あ る 。
ま た 、本 市 に お い て は 、平 成 18 年 の 給 与 構 造 改 革 の ほ か 、平 成2 0年 に
当 時 の 国 と 同 じ 給 料 表 を 導 入 す る な ど の 給 与 制 度 の 改 正 を 行 っ て き た と
こ ろ で あ る 。 そ の 際 に 、 制 度 改 正 に 伴 う 激 変 緩 和 の た め 、経 過 措 置 が そ れ
ぞ れ 設 け ら れ て い る 。円 滑 な 制 度 移 行 を 目 的 に 措 置 さ れ た 経 過 措 置 で は あ
る が 、措 置 さ れ て か ら 相 当 の 期 間 が 経 過 し て も 経 過 措 置 適 用 者 が 依 然 と し
て 存 在 し て お り 、完 全 な 制 度 移 行 が な さ れ て い な い 状 況 で あ る 。国 に お い
て は 既 に 経 過 措 置 が 廃 止 さ れ て い る と こ ろ で あ り 、他 都 市 の 状 況 等 も 踏 ま
え 、 本 市 に お い て も 廃 止 に 向 け た 検 討 が 必 要 で あ る 。
③ 諸 手 当
本 市 に お け る 給 与 制 度 に つ い て は 、① で 既 に 述 べ た と お り 、国 や 他 都 市
の 動 向 等 を 注 視 し つ つ 検 討 し て い く 必 要 が あ る と し た と こ ろ で あ り 、地 域
手 当 、単 身 赴 任 手 当 、管 理 職 員 特 別 勤 務 手 当 に つ い て 検 討 し て い く 必 要 が
あ る 。
交 通 用 具 使 用 者 に 係 る 通 勤 手 当 に つ い て 、 本 年 、 人 事 院 は 手 当 月 額 を 引
き 上 げ る 勧 告 を 行 っ た と こ ろ で あ る が 、 本 市 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の
結 果 を 距 離 段 階 別 で 見 る と 、 均 衡 し て い る 距 離 区 分 が あ る も の の 民 間 を 上
手 当 月 額 や 一 部 の 距 離 区 分 が 異 な っ て い る 。 国 と の 制 度 の 相 違 、 他 都 市 や
市 内 民 間 事 業 所 の 状 況 、 本 市 の 実 態 等 を 踏 ま え た 検 討 が 必 要 で あ る 。
④ 再 任 用 職 員 の 給 与 等
本 年 、人 事 院 は 、転 居 を 伴 う 異 動 を す る 職 員 の 増 加 と 民 間 の 支 給 状 況 を
踏 ま え 、平 成27 年 度 か ら 再 任 用 職 員 に 単 身 赴 任 手 当 を 支 給 す る こ と と し 、
再 任 用 職 員 の 給 与 水 準 に つ い て は 、 今 後 も そ の 動 向 を 注 視 す る と と も に 、
再 任 用 制 度 の 運 用 状 況 等 を 踏 ま え 必 要 な 検 討 を 行 う と し て い る 。
本 委 員 会 が 昨 年 実 施 し た 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 結 果 で は 、定 年 前 の
従 業 員 に 単 身 赴 任 手 当 を 支 給 す る 事 業 所 に お い て は 、再 雇 用 者 に 対 し て も
単 身 赴 任 手 当 を 支 給 す る 事 業 所 が 大 半 で あ っ た 。再 任 用 職 員 に 対 す る 単 身
赴 任 手 当 の 支 給 に つ い て は 、 国 や 他 都 市 の 動 向 を 注 視 し つ つ 、 本 市 の 実 態
を 考 慮 し た う え で 検 討 す る 必 要 が あ る 。
ま た 、 公 的 年 金 が 全 く 支 給 さ れ な い こ と と な る 6 0 歳 の 再 雇 用 者 の 4 月
分 の 給 与 額 に つ い て 、本 年 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 で 初 め て 調 査 し た と
こ ろ で あ る が 、 本 市 に お い て は 、 調 査 デ ー タ が 少 な く 一 定 の 指 標 と な る 結
果 を 得 る ま で に 至 ら な か っ た 。 再 任 用 職 員 の 給 与 水 準 に 関 し て は 、 今 後 も
引 き 続 き 、 国 や 他 都 市 、 民 間 の 動 向 等 を 注 視 し 、 必 要 な 検 討 を 行 う こ と と
す る 。
(3) 人 事 管 理 に 関 す る 諸 課 題 ① 人 材 の 確 保 ・ 育 成
自 治 体 を 取 り 巻 く 環 境 は 、人 口 減 少 社 会 の 到 来 、少 子 高 齢 化 の 進 行 、地
方 分 権 の 進 展 な ど 大 き く 変 化 し て い る 。 こ の よ う な 中 に お い て 、行 政 ニ ー
ズ は ま す ま す 複 雑 ・ 高 度 化 、 多 様 化 し て お り 、 各 自 治 体 は 自 ら の 判 断 と 責
任 に よ り 、 地 域 の 実 情 に 沿 っ た 行 政 を 展 開 し て い か な け れ ば な ら ず 、そ れ
ぞ れ の 自 治 体 の 果 た す 役 割 は 非 常 に 重 要 と な っ て い る 。ま た 、 限 ら れ た 資
源 で 施 策 ・ 事 業 の 効 果 を 最 大 限 に 発 揮 す る と と も に 、 よ り 質 の 高 い 行 政 サ
ー ビ ス を 持 続 的 に 提 供 し て い く こ と が 求 め ら れ て い る 。 本 市 に お い て は 、
安 全 ・ 安 心 で 持 続 可 能 な 都 市 づ く り を 進 め る た め 、 都 市 ビ ジ ョ ン に 基 づ く
施 策 ・ 事 業 を 着 実 に 推 進 し て い か な け れ ば な ら な い 。 そ の た め に は 、 強 い
使 命 感 と 高 い 倫 理 観 を 持 ち 、人 材 育 成 ビ ジ ョ ン に 掲 げ る 環 境 の 変 化 に 的 確
に 対 応 し 、 市 民 の た め に 市 民 視 点 で 考 え 、 行 動 す る 人 材 の 確 保 ・ 育 成 が 喫
人 材 の 確 保 に 関 し て は 、職 員 採 用 試 験 の 受 験 者 確 保 の た め の 取 組 と し て 、
市 の 広 報 紙 ・ ホ ー ム ペ ー ジ や 就 職 情 報 サ イ ト へ の 職 員 採 用 情 報 の 掲 載 、 職
員 募 集 ガ イ ド の 作 成 、職 員 採 用 説 明 会 の 開 催 、合 同 就 職 セ ミ ナ ー へ の 参 加 、
学 校 ・ 養 成 校 等 へ の 訪 問 な ど を 行 っ て い る 。 今 年 度 に お い て は 技 術 職 、 衛
生 監 視 等 職 務 ガ イ ド を 新 た に 作 成 し 、 市 の 業 務 に 対 し て 高 い 意 欲 を 持 つ 受
験 希 望 者 に 加 え て 、 就 職 先 を 検 討 し て い る 新 た な 受 験 層 に 対 し て も 、 本 市
職 員 の 業 務 内 容 や 魅 力 の 発 信 を 行 う な ど 、 広 報 活 動 の 充 実 に 努 め て い る と
こ ろ で あ る 。 引 き 続 き 、 取 組 の 内 容 の 充 実 と 機 会 の 拡 大 を 図 り 、 試 験 実 施
手 法 の 検 証 と 改 善 な ど 多 様 で 有 為 な 人 材 確 保 の た め の 取 組 を 更 に 進 め て い
く 必 要 が あ る 。
人 材 育 成 に 関 し て は 、 個 々 の 職 員 及 び 組 織 の 能 力 の 向 上 等 を 図 る た め 、
実 践 の 場 と な る 職 場 の 環 境 づ く り を 進 め る と と も に 、 人 事 管 理 と 職 員 研 修
が 有 機 的 か つ 効 果 的 に 連 携 し て い く こ と が 必 要 で あ る 。 ま た 、 女 性 職 員 の
登 用 、 職 域 の 拡 大 を 積 極 的 に 進 め て い く に 当 た っ て は 、 将 来 を 見 据 え た 女
性 職 員 の 育 成 が 不 可 欠 で あ り 、 今 年 度 は 「 女 性 が 輝 く ! 岡 山 市 戦 略 研 修 」
な ど 、 政 策 立 案 過 程 や 職 場 マ ネ ジ メ ン ト に お い て 能 力 が 最 大 限 発 揮 さ れ る
よ う 、 キ ャ リ ア 形 成 支 援 を 目 的 と し た 取 組 が 行 わ れ て い る と こ ろ で あ る 。
さ ら に 、 組 織 の 効 率 的 な 運 営 及 び 職 員 が 働 き や す い 職 場 環 境 づ く り に お け
る 管 理 職 員 の 職 場 マ ネ ジ メ ン ト の 重 要 性 は ま す ま す 高 ま っ て い る こ と か ら 、
管 理 職 員 に 対 す る 職 場 マ ネ ジ メ ン ト 能 力 の 向 上 を 支 援 す る 研 修 の 継 続 的 な
実 施 が 求 め ら れ る 。
人 事 評 価 制 度 に つ い て は 、「 岡 山 市 人 事 評 価 実 施 要 綱 」が 改 定 さ れ 、所 属
長 で あ る 課 長 級 以 上 の 職 員 を 対 象 に マ ネ ジ メ ン ト チ ェ ッ ク 及 び 一 次 評 価 者
に よ る 面 接 を 新 た に 導 入 し 、 管 理 職 員 の マ ネ ジ メ ン ト 力 、 部 下 職 員 の モ チ
ベ ー シ ョ ン と 制 度 に 対 す る 信 頼 性 の 向 上 等 が 図 ら れ て い る 。 引 き 続 き 、 本
年 5 月 の 地 方 公 務 員 法 改 正 の 趣 旨 を 踏 ま え た う え で 、 検 証 と 検 討 を 行 い 、
そ の 公 正 ・ 公 平 性 、 信 頼 性 、 透 明 性 な ど を 高 め な が ら 、 適 切 な 人 事 配 置 や
効 果 的 な 人 材 育 成 な ど 人 事 管 理 の 基 礎 と し て 活 用 を 図 っ て い く こ と が 必 要
で あ る 。
こ れ ら の 取 組 に よ り 、 職 員 の 士 気 の 高 揚 と 能 力 の 向 上 、 組 織 の 活 性 化 、
公 務 能 率 の 向 上 を 図 り 、よ り 一 層 質 の 高 い 行 政 サ ー ビ ス の 持 続 的 な 提 供 に
つ な げ て い く こ と が 必 要 で あ る 。
公 務 員 は 、 全 体 の 奉 仕 者 と し て 、 厳 正 な 服 務 規 律 を 保 ち な が ら 公 共 の た
る 。 ま た 、 公 務 の 運 営 に 当 た っ て は 、 職 員 に 対 す る 市 民 の 信 頼 は な く て は
な ら な い も の で あ り 、 い っ た ん 失 わ れ た 市 民 か ら の 信 頼 の 回 復 に は 、 長 い
時 間 と 不 断 の 努 力 が 必 要 と な る 。
職 員 に お い て は 、 一 人 ひ と り が 岡 山 市 職 員 で あ る と い う 自 覚 と 誇 り を 持
ち 、 高 い 倫 理 観 と 強 い 使 命 感 を 保 ち な が ら 、 公 務 に 全 力 を 尽 く す こ と が 求
め ら れ る 。 任 命 権 者 に お い て は 、 採 用 時 か ら 各 段 階 に お け る 研 修 等 の 実 施
や 職 員 の 意 識 改 革 、 職 場 環 境 づ く り な ど 不 祥 事 防 止 の た め の 取 組 に 引 き 続
き 努 め て い く こ と が 肝 要 で あ る 。
② 女 性 職 員 の 登 用
一 人 ひ と り の 職 員 が 男 女 を 問 わ ず そ の 意 欲 と 能 力 を 最 大 限 に 発 揮 す る
こ と に よ っ て 、多 様 な 経 験 や 価 値 観 、新 た な 発 想 を 取 り 入 れ た 施 策 を 立 案・
実 行 し て い く こ と は 、 複 雑 ・ 高 度 化 、 多 様 化 す る 行 政 ニ ー ズ へ の 対 応 に 必
要 で あ る と と も に 、 男 女 共 同 参 画 社 会 の 推 進 の 観 点 か ら も 極 め て 重 要 で あ
る 。
本 市 は 、「 岡 山 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画 ( 後 期 編 )」 に お い て 、 平 成 26 年
度 末 ま で に 管 理 職 員 ( 課 長 相 当 職 以 上 ) の う ち 女 性 が 占 め る 割 合 を 8% と
す る 数 値 目 標 を 掲 げ 、 性 別 に よ る 固 定 的 な 職 務 分 担 の 観 念 を 払 拭 し 、女 性
職 員 の 職 域 や 職 務 の 拡 大 を 進 め て き た 。
本 年 度 の 人 事 配 置 に お い て は 、 女 性 職 員 の 職 域 や 職 務 の よ り 一 層 の 拡 大
と キ ャ リ ア 形 成 に 配 慮 し 、積 極 的 な 女 性 職 員 の 登 用 が 図 ら れ た 。そ の 結 果 、
本 年 の 管 理 職 員 に 占 め る 女 性 職 員 の 割 合 は6.5% と な り 、昨 年 度 の5 .7%( 病
院 局 を 除 く 。) か ら は0.8ポ イ ン ト の 増 加 と な っ た 。
ま た 、本 市 に お け る 女 性 職 員 の 在 職 状 況 を 見 て み る と 、行 政 職 給 料 表 適
用 者 に お い て は 他 の 年 齢 層 と 比 較 し て30歳 台 後 半 か ら4 0歳 台 前 半 層 に か
け て 最 も 多 く な っ て お り 、そ の 大 半 が 主 任 級 と 副 主 査 級 と い う 実 態 が あ る
こ と か ら 、今 後 の 管 理 職 員 へ の 登 用 が 期 待 さ れ る 女 性 職 員 の 層 は 厚 み を 増
し て い る と 言 え る 。
女 性 職 員 の 登 用 拡 大 を 図 っ て い く た め に は 、キ ャ リ ア ア ッ プ へ の 意 欲 向
上 と 意 識 改 革 、将 来 の 管 理 職 を 担 う 女 性 職 員 の 育 成 、所 属 長 等 の 意 識・姿
勢 の 改 革 、ワ ー ク・ラ イ フ・バ ラ ン ス の 推 進 な ど 、継 続 的 な 取 組 が 重 要 で
あ る 。男 女 が 共 に 職 務 に 対 す る や り が い と 誇 り を 保 ち な が ら 公 務 を 担 っ て
い く と い う 観 点 か ら 、性 別 、職 種 に と ら わ れ な い 能 力・実 績 評 価 に 基 づ く
合 的 に 推 進 し て い く 必 要 が あ る 。
③ 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援
職 員 一 人 ひ と り が 、出 産 や 子 育 て 、家 族 の 介 護 等 、そ れ ぞ れ の ラ イ フ イ ベ ン ト と 仕 事 を 両 立 さ せ な が ら 、 安 心 し て 働 き 続 け る こ と が で き る 環 境 を 整 備 し て い く こ と は 、 組 織 の 活 力 や 公 務 能 率 の 維 持 ・ 向 上 の た め に も 重 要 な 課 題 で あ る 。
本 市 が 策 定 し て い る 「 岡 山 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画 ( 後 期 編 )」 に お い て は 、 男 性 職 員 の 育 児 参 加 の 促 進 を 重 点 の ひ と つ に 置 き 、「 子 育 て 支 援 ガ イ ド 」を 配 布 す る な ど 、促 進 に 向 け た 取 組 を 進 め て い る が 、男 性 職 員 の 育 児 参 加 の 指 標 は 、 依 然 と し て 低 い 状 況 に あ る 。 適 時 に 子 育 て 支 援 に 関 す る 様 々 な 制 度 を 紹 介 す る な ど 、よ り 一 層 、制 度 の 積 極 的 な 活 用 に 向 け た 取 組 に 努 め 、両 立 支 援 制 度 が 利 用 し や す く な る よ う に 働 き か け て い く 必 要 が あ る 。
任 命 権 者 に お い て は 、引 き 続 き 、両 立 支 援 制 度 の 周 知 と と も に 当 該 制 度 が 活 用 し や す い 勤 務 環 境 の 整 備 に 努 め 、男 女 が 共 に ワ ー ク・ラ イ フ・バ ラ ン ス を 実 現 し や す い 職 場 の 雰 囲 気 づ く り や 性 別 に よ る 固 定 的 な 役 割 分 担 意 識 の 解 消 を 図 る な ど 、職 員 及 び 職 場 の 意 識 改 革 を 進 め て い く こ と が 重 要 で あ る 。ま た 、次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 の 改 正 を 踏 ま え 、新 た な 特 定 事 業 主 行 動 計 画 に お い て 両 立 支 援 制 度 の 浸 透 を 図 っ て い く こ と が 望 ま れ る 。
④ 時 間 外 勤 務 の 縮 減
時 間 外 勤 務 の 縮 減 は 、職 員 の 心 身 の 健 康 の 保 持 と 増 進 、公 務 能 率 の 向 上 、 ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス の 推 進 と い っ た 観 点 か ら も 重 要 な 課 題 で あ る 。 本 市 に お い て は 、ノ ー 残 業 デ ー の 徹 底 や 週 休 日 の 振 替 制 度 、勤 務 時 間 の 割 振 り 変 更 制 度 等 の 活 用 に 加 え 、サ ー ビ ス 残 業 は あ っ て は な ら な い と い う 認 識 の う え で の 時 間 外 勤 務 の 事 前 命 令 及 び 事 後 確 認 の 徹 底 な ど 、時 間 外 勤 務 の 縮 減 に 向 け た 様 々 な 取 組 が 行 わ れ て い る と こ ろ で あ る 。
し か し な が ら 、 政 令 指 定 都 市 に 移 行 し た 平 成 21 年 度 以 降 は 減 少 傾 向 に あ っ た 職 員 1 人 あ た り の 平 均 時 間 外 勤 務 時 間 数 は 、 平 成 24 年 度 以 降 は 若 干 増 加 傾 向 と な っ て い る 。 ま た 、 依 然 と し て 長 時 間 に わ た る 時 間 外 勤 務 も 見 受 け ら れ る と こ ろ で あ る 。
を 行 う な ど 、 時 間 外 勤 務 、 総 実 勤 務 時 間 の 縮 減 に 向 け た 取 組 を 引 き 続 き 推 進 し て い く こ と が 必 要 で あ る 。
管 理 職 員 に お い て は 、職 員 の 業 務 内 容 や 勤 務 状 況 を 常 に 把 握 し て 適 正 な 業 務 配 分 を 行 う な ど 、 職 場 全 体 の 適 切 な マ ネ ジ メ ン ト に 努 め る こ と が 重 要 で あ る 。 さ ら に 、 職 員 一 人 ひ と り が 担 当 業 務 の 的 確 な 進 捗 管 理 を 図 り 、 主 体 的 に 勤 務 時 間 内 の 事 務 効 率 の 向 上 に 努 め る こ と が 必 要 で あ る 。
⑤ 職 員 の 健 康 の 保 持 と 職 場 環 境 の 整 備
職 員 が 心 身 と も に 健 康 を 保 持 し 、職 員 一 人 ひ と り が 高 い 士 気 を 持 っ て そ の 能 力 を 十 分 に 発 揮 し 職 務 に 専 念 す る こ と は 、公 務 能 率 の 向 上 や 市 民 へ の 質 の 高 い サ ー ビ ス の 提 供 の た め に 不 可 欠 で あ る 。そ の 一 方 で 、 行 政 ニ ー ズ の 複 雑 ・ 高 度 化 、 多 様 化 や 公 務 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 に 伴 い 、 職 員 の ス ト レ ス 要 因 は 増 大 し て い る こ と か ら 、職 員 が 心 身 と も に 健 康 で 職 務 に 専 念 で き る 環 境 を 整 え る こ と は 事 業 主 の 重 要 な 責 務 で あ る 。
平 成21 年 度 以 降 、本 市 に お け る 長 期 病 休 者 の う ち 、そ の 原 因 が メ ン タ ル ヘ ル ス の 不 調 に よ る も の は 、 多 少 の 増 減 は あ る も の の 約 5割 を 占 め 、 依 然 と し て 高 い 水 準 で 推 移 し て い る 。
こ う し た 状 況 を 踏 ま え 、 メ ン タ ル ヘ ル ス 対 策 に つ い て は 、 労 働 安 全 衛 生 法 の 改 正 に 伴 い 、 職 員 の 心 理 的 な 負 担 の 程 度 を 把 握 す る た め の ス ト レ ス チ ェ ッ ク が 義 務 付 け ら れ た と こ ろ で あ り 、 引 き 続 き 効 果 的 な 取 組 が 求 め ら れ る 。 既 に 実 施 さ れ て い る メ ン タ ル ヘ ル ス 研 修 等 に よ り セ ル フ ケ ア ・ ラ イ ン ケ ア に 関 す る 職 員 の 意 識 を 高 め た 上 で 、心 の 健 康 増 進 予 防 対 策(1次 予 防 )、 早 期 発 見 と 早 期 対 応 (2次 予 防 )、 円 滑 な 職 場 復 帰 と 再 発 防 止 (3次 予 防 ) の 各 段 階 に お い て 、所 属 長・職 場 、産 業 保 健 ス タ ッ フ 、人 事 担 当 課 が 連 携 ・ 協 力 し な が ら 総 合 的 な 対 策 を よ り 一 層 推 進 し て い く こ と が 重 要 で あ る 。
ま た 、セ ク シ ュ ア ル ・ハ ラ ス メ ン ト や パ ワ ー ・ ハ ラ ス メ ン ト 等 は 、重 大 な 人 権 侵 害 で あ り 、 職 場 環 境 を 悪 化 さ せ 、 組 織 の 士 気 の 低 下 を 引 き 起 こ す に と ど ま ら ず 、 公 務 能 率 の 低 下 、 ひ い て は 、 市 民 サ ー ビ ス の 低 下 と い っ た 影 響 に ま で 及 ぶ こ と が 懸 念 さ れ る 。
る 。
職 員 間 の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン は 、メ ン タ ル ヘ ル ス の 不 調 や ハ ラ ス メ ン ト の 防 止 、 早 期 発 見 ・ 早 期 対 応 に つ な が る た め 、 そ の 重 要 性 を 職 員 一 人 ひ と り が 十 分 に 認 識 し 、各 職 場 に お い て は 、職 員 間 で 相 互 に 関 心 を 払 い 、 明 る く 風 通 し の 良 い 職 場 環 境 づ く り に 取 り 組 ん で い く こ と が 必 要 で あ る 。
⑥ 高 齢 期 の 雇 用 問 題
昨 年 3 月 に 閣 議 決 定 さ れ た 「 国 家 公 務 員 の 雇 用 と 年 金 の 接 続 に つ い て 」 に お い て は 、 当 面 、 定 年 退 職 す る 職 員 が 公 的 年 金 の 支 給 開 始 年 齢 に 達 す る ま で の 間 、再 任 用 を 希 望 す る 職 員 に つ い て は 再 任 用 す る も の と さ れ て お り 、 ま た 、本 年4 月 に 公 布 さ れ た 国 家 公 務 員 法 等 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 の 附 則 に お い て 、 政 府 は 平 成 28 年 度 ま で に 定 年 の 段 階 的 な 引 上 げ や 再 任 用 制 度 の 活 用 の 拡 大 そ の 他 の 雇 用 と 年 金 の 接 続 の た め の 措 置 を 講 ず る こ と に つ い て 検 討 す る も の と さ れ て い る 。
平 成 26 年 度 か ら 公 的 年 金 が 全 く 支 給 さ れ な い 定 年 退 職 者 が 生 じ る こ と か ら 、 本 市 に お い て も 、 雇 用 と 年 金 の 確 実 な 接 続 を 図 る た め に 、4 月 か ら 再 任 用 制 度 の 運 用 が 見 直 さ れ た 。 ま た 、 平 成 28 年 度 に は 年 金 支 給 開 始 年 齢 が 62 歳 に 引 き 上 げ ら れ る こ と か ら 、 再 任 用 希 望 者 の 増 加 が 見 込 ま れ て い る 。
任 命 権 者 に お い て は 、再 任 用 職 員 に 係 る 職 務 状 況 を 把 握 す る た め の 調 査 を 実 施 し た と こ ろ で あ る が 、雇 用 と 年 金 の 確 実 な 接 続 を 図 る と と も に 、 定 年 退 職 者 の 能 力 や 経 験 、 技 術 を 有 効 に 活 用 し 、 複 雑 ・ 高 度 化 、 多 様 化 す る 行 政 ニ ー ズ に 的 確 に 対 応 す る こ と が で き る よ う 、実 情 に 応 じ 、 再 任 用 制 度 を 適 切 に 運 用 し て い く 必 要 が あ る 。
⑦ 多 様 な 雇 用 形 態 の 職 員
本 市 に お い て は 、社 会 情 勢 の 変 化 と 複 雑 ・高 度 化 、多 様 化 し 、増 加 す る 市 民 ニ ー ズ に 、限 ら れ た 経 営 資 源 の も と で 迅 速 か つ 持 続 的 に 対 応 す る た め 、 常 勤 の 一 般 職 の 職 員 と と も に 、非 常 勤 職 員 な ど の 多 様 な 雇 用 形 態 の 職 員 が 、 様 々 な 職 場 で そ れ ぞ れ の 職 務 を 担 っ て お り 、市 政 運 営 の 担 い 手 と し て 重 要 な 役 割 を 果 た し て い る 。
職 務 の 内 容 と 責 任 に 応 じ た 適 切 な 処 遇 の 確 保 と 職 場 環 境 の 整 備 に 努 め て い く こ と が 望 ま れ る 。
8
お わり に
本 年 の 職 員 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 は 以 上 の と お り で あ る 。
既 に 述 べ た と お り 、 人 事 委 員 会 の 勧 告 制 度 は 、 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置 と し て 、 職 員 に 対 し 、 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 し た 適 正 な 勤 務 条 件 を 確 保 す る こ と を 目 的 と す る も の で あ る 。 質 の 高 い 行 政 サ ー ビ ス を 持 続 的 に 提 供 し て い く た め に は 、 職 員 が 高 い 士 気 を 保 ち つ つ 、 安 心 し て 職 務 に 励 む こ と が で き る よ う 、 市 民 の 理 解 を 得 て 、 適 正 な 勤 務 条 件 を 確 保 し て い く こ と の 重 要 性 を 、 本 委 員 会 は 繰 り 返 し 述 べ て き た 。 こ の た め に は 、 地 方 公 務 員 法 に 規 定 す る 諸 原 則 に 基 づ い て 、 地 域 の 民 間 給 与 水 準 と の 均 衡 を 図 る こ と が 、 長 期 的 な 視 点 に お い て 、 職 員 の 理 解 と 納 得 と と も に 、 広 く 市 民 の 理 解 が 得 ら れ る 方 法 で あ る と 考 え る 。
本 市 に お い て は 、 女 性 職 員 の 多 様 な 職 域 や 職 務 へ の 登 用 と キ ャ リ ア 形 成 に 配 慮 し た 配 置 な ど を 積 極 的 に 進 め て い る と こ ろ で あ る が 、 男 女 を 問 わ ず 様 々 な 職 員 が 、 そ の 意 欲 と 能 力 を 最 大 限 に 発 揮 す る こ と に よ り 、 複 雑 ・ 高 度 化 、 多 様 化 す る 市 民 ニ ー ズ に 適 時 ・ 適 切 に 応 え て い か な け れ ば な ら な い 。 ま た 、 全 て の 職 員 が 公 務 に 対 す る や り が い と 誇 り を 持 ち な が ら 真 摯 に 職 務 に 励 む こ と に よ り そ の 能 力 を 十 分 に 発 揮 す る と と も に 、 強 い 使 命 感 と 高 い 倫 理 観 を 持 っ て 、 市 民 の 信 頼 と 期 待 に 応 え て い く こ と を 強 く 希 望 す る も の で あ る 。
本 委 員 会 と し て は 、今 後 と も 、地 方 公 務 員 法 に 規 定 す る 諸 原 則 に 基 づ い て 、 地 域 の 民 間 給 与 を 的 確 に 反 映 さ せ た 勧 告 を 行 う と と も に 、 市 民 に 対 す る 説 明 責 任 を 果 た し て い く こ と で 、 公 正 か つ 中 立 な 第 三 者 機 関 と し て の 立 場 を 堅 持 し て い く も の で あ る 。
別 紙 第 2
勧
告
本 委 員 会 は 、 別 紙 第 1 に 述 べ た 報 告 に 基 づ き 、 本 市 職 員 の 給 与 に つ い て 、 次 の 事 項 を 実 現 す る た め 、 所 要 の 措 置 を と ら れ る よ う 勧 告 す る 。
1 給 料 表 及 び 諸 手 当 の 改 定
(1) 給 料 表
別 紙 第 1 報 告 の む す び で 述 べ た 事 項 を 踏 ま え 、 本 市 職 員 の 給 与 と 民 間 給 与 の 較 差 を 解 消 す る た め 、 給 料 表 を 改 定 す る こ と 。
(2) 初 任 給 調 整 手 当
別 紙 第 1 報 告 の む す び で 述 べ た 事 項 を 踏 ま え 、 初 任 給 調 整 手 当 を 改 定 す る こ と 。
(3) 勤 勉 手 当
勤 勉 手 当 の 支 給 月 数 に つ い て は 、 別 紙 第 1 報 告 の む す び で 述 べ た と お り 改 定 す る こ と 。
2 改 定 の 実 施 時 期
目
次
参 考 資 料
1 職 員 給 与 関 係 1
第 1 表 給 料 表 別 平 均 給 与 月 額 等 4
第 2 表 給 料 表 別 、 級 別 、 号 給 別 職 員 数 6
第 3 表 給 料 表 別 、 級 別 、 年 齢 別 職 員 数 1 8
第 4 表 扶 養 手 当 の 支 給 状 況 2 5
第 5 表 住 居 手 当 の 支 給 状 況 2 6
第 6 表 通 勤 手 当 の 支 給 状 況 2 7
第 7 表 管 理 職 手 当 の 支 給 状 況 2 8
第 8 表 給 料 表 別 、 級 別 再 任 用 職 員 数 2 9
2 民 間 給 与 関 係 3 1
第 9 表 産 業 別 、 企 業 規 模 別 調 査 事 業 所 数 3 3
第 1 0表 企 業 規 模 別 、 職 種 別 、 学 歴 別 給 与 額 等 3 4
第 1 1表 民 間 に お け る 初 任 給 の 改 定 状 況 4 3
第 1 2表 職 種 別 、 学 歴 別 初 任 給 4 3
第 1 3表 民 間 に お け る 給 与 改 定 の 状 況 4 3
第 1 4表 民 間 に お け る 定 期 昇 給 の 実 施 状 況 4 4
第 1 5表 民 間 に お け る 定 期 昇 給 制 度 の 状 況 4 4
第 1 6表 民 間 に お け る 家 族 手 当 の 支 給 状 況 4 4
第 1 7表 民 間 に お け る 交 通 用 具 使 用 者 に 係 る 通 勤 手 当 の 支 給 状 況 4 5
第 1 8表 交 通 用 具 使 用 者 に 係 る 通 勤 手 当 の 状 況 4 5
第 1 9表 民 間 に お け る 単 身 赴 任 手 当 の 支 給 状 況 4 5
第 2 0表 民 間 に お け る 単 身 赴 任 者 に 対 す る 賃 金 以 外 の 措 置 と し て の 帰 宅 費
用 の 支 給 状 況 4 6
第 2 1表 民 間 に お け る 冬 季 賞 与 の 考 課 査 定 分 の 配 分 状 況 4 6
第 2 2表 民 間 に お け る 特 別 給 の 支 給 状 況 4 6
第 2 3表 民 間 に お け る 公 的 年 金 が 支 給 さ れ な い 再 雇 用 者 の 単 身 赴 任 手 当 の
第 2 4表 公 民 給 与 比 較 に お け る 役 職 段 階 の 対 応 関 係 4 7
第 2 5表 民 間 給 与 と の 比 較 方 法 (ラ ス パ イ レ ス 比 較 ) 4 8
3 生 計 費 関 係 4 9
第 2 6表 費 目 別 、 世 帯 人 員 別 標 準 生 計 費 ( 平 成 2 6年 4 月 ) 5 0
4 労 働 経 済 関 係 5 1
1
職員給与関係
平成26 年職員給与実態調査の概要
(1) 調査の目的
この調査は、本市職員の給与の実態を把握し、給与に関する基礎資料を得る
ことを目的とする。
(2) 調査期日
平成26年4月1日
(3) 調査の対象
本市に勤務する一般職の職員を対象とした。ただし、次に掲げる職員は調査
から除外した。
①技能労務職員
②企業職員
③臨時的任用職員
④調査期日現在休職中の職員
⑤調査期日現在休業中の職員
⑥調査期日現在短時間勤務職員(再任用職員以外の者に限る。)
⑦調査期日現在在籍専従の許可を受けている職員
⑧調査期日現在派遣されている職員
(4) 分類
集計に当たっては、上記対象職員を給料表の種類により分類した。その分類
は別表のとおりである。
(5) 調査事項
給料表適用職員数、給与額、年齢、経験年数、学歴等について調査した。
(6) 集計