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目撃場面の持続時間の記憶−遅延時間の効果- [ PDF

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Academic year: 2021

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(1)目撃場面の持続時間の記憶. −遅延時間の効果−. キーワード:目撃場面、時間評価、情動的ストレス、記憶量 行動システム専攻 松本 はじめに 目撃場面のように情動的ストレスが喚起される出来事. 亜紀. 知覚は緊張覚醒のみを高めることが明らかにされている (Matthews, Jones, and Chamberlain, 1990 ;大上ら,. の持続時間は実際の時間よりも長く評価されることがこ. 2001) 。. れまでの研究から一貫して示されてきている(Loftus,. 再認テスト. Schooler, Boone, and Kline, 1987) 。しかし、これまで. 項目の質問からなる再認記憶テストを使用した。質問項. の研究では情動的ストレスを喚起しない日常場面の時間. 目は、フェイズ 1 とフェイズ 3 は情動・統制共通の内容. 評価との比較がなされていないため、この過大評価が目. であり、フェイズ 2 のみが異なっている。フェイズ 1 に. 撃場面特有の現象であるとは言い切れない。また、目撃. 関する質問は 8 問、フェイズ 2 に関する質問は 6 問、フ. 場面の中で情動的ストレスを強く喚起される場面は一部. ェイズ 3 に関する質問は 4 問であった。この質問紙は 4. 分だけであるにも関わらず、これまでの研究では情動的. つの選択肢の中から該当すると思われる 1 つを選ぶ強制. ストレスが喚起される場面と喚起されない場面が区別さ. 選択方式であった。. れずに時間評価の実験が行なわれてきた。本研究の目的. 手続き. は目撃場面の時間評価を日常場面と比較しながら、情動. 動・統制どちらかのビデオを見た。再度気分チェックリ. 的ストレスが時間評価に及ぼす影響を明らかにすること. ストに回答しビデオの持続時間の時間評価を行った。時. である。また、時間評価と記憶量との関係も検討する。. 間評価は常用時間単位を用いて行われた。その後再認テ. ビデオの内容の記憶量を測定するため、18. 被験者は気分チェックリストに回答した後、情. ストが行なわれた。 実験1 目撃場面の時間評価と日常場面の時間評価を比較し、. 結果と考察 情動的覚醒の評価. 緊張覚醒とエネルギー覚醒について. 持続時間の過大評価は目撃場面に特有な現象なのかどう. ビデオ視聴前とビデオ視聴後の評定平均値を、情動ビデ. かを検討した。. オを見た群(情動群)と統制ビデオを見た群(統制群). 方法. に分けて算出した。まず緊張覚醒について JUMACL の. 被験者. 九州工業大学の男子学生と九州大学の男子学生. 29 名 刺激ビデオ. 回答時期(視聴前・視聴後)×ビデオの種類(情動・統 制)の 2 要因分散分析を行ったところ、緊張覚醒度は情. 目撃記憶の研究に用いられているビデオ. 動群においてビデオ視聴前に比べビデオ視聴後に有意に. (大上・箱田・大沼・守川,2001)を編集して作成した。. 上昇した(F(1,27)=10.79, p<.01) 。一方、統制群におい. 情動ビデオと統制ビデオの 2 種類がある。両ビデオとも. ては有意な上昇は見られなかった(F(1,27)=0.16, n.s.) 。. 3 つのフェイズで構成されており、各フェイズの長さは. 次にエネルギー覚醒度について JUMACL 回答時期×ビ. 27 秒間ずつである。各フェイズの境目にはカラー画面が. デオの種類の 2 要因分散分析を行ったところ情動群にも. 1 秒間ずつ挿入されている。フェイズ 1 とフェイズ3は. 統制群にもビデオ視聴前と比べて視聴後に有意な変化は. 情動・統制とも同じ内容である。情動ビデオのフェイズ. 見られなかった( F(1,27)=1.08, n.s.)。以上のことから情. 2は情動的ストレスを喚起するようなシーンであり、そ. 動ビデオは緊張覚醒のみを亢進させる効果があることが. の他のフェイズには情動的ストレスを喚起するようなシ. 示された。このことは暴力場面の目撃や痛みの知覚は緊. ーンは含まれていない。. 張覚醒のみを高めるという先行研究の結果と一致してい. 情動的覚醒の評価. る(Matthews et al., 1990 ; 大上ら,2001)。. 情動ビデオによって被験者に情動的. ストレスが喚起されたか確認するために気分チェックリ. 再認テスト. 再認テストにおける情動群と統制群の平均. スト(JUMACL:白澤・石田・箱田・原口,1999)を. 正答率を算出した。1 要因分散分析の結果、両群に有意. 用いた。このチェックリストは緊張覚醒とエネルギー覚. な差は見られなかった( F(1,27)=0.54, n.s.)。両群とも正. 醒の 2 次元で構成されており、暴力場面の目撃や痛みの. 答率は 50%程度であり、チャンスレベルよりは高い正答.

(2) 率である。しかし、両群に差が認められなかったため、. フェイズ1、フェイズ2、フェイズ3それぞれの持続時. 実験 1 では再認記憶に対する情動的ストレスの効果は見. 間について時間評価を行った。その後再認テストに回答. 出せなかった。. した。基準ビデオの時間評価は刺激ビデオと同様に常用. 時間評価. 時間単位を用いて行なわれた。. 情動群・統制群において被験者が行った主観. 的な時間評価の平均値を算出した。時間評価について 1. 結果と考察. 要因分散分析の結果、有意な差は見られなかった. 情動的覚醒の評価. (F(1,27)=0.24, n.s.)。情動群の平均評価時間は実際の. 刺激ビデオ視聴前と刺激ビデオ視聴後の評定平均値を情. 持続時間である 84 秒を超過(実際の時間よりも約 46 秒. 動群・統制群に分けて算出した。まず緊張覚醒について. 過大評価)しており、これは目撃場面の持続時間は過大. JUMACL の回答時期×ビデオの種類の 2 要因分散分析. 評価されるという先行研究(Marshall,1966; Loftus et. を行ったところ、緊張覚醒度は情動群においてビデオ視. al., 1986; Burt, 1999)と一致するが、統制群の平均評価. 聴前に比べビデオ視聴後に有意に上昇した. 時間も情動条件と同様に実際の時間を超過(実際の時間. (F(1,17)=32.27, p<.01)。一方、統制群においては有意. よりも約 33 秒過大評価)している。このことから出来. な上昇は見られなかった( F(1,17)=1.13, n.s.)。次にエネ. 事の持続時間は情動的なストレスを喚起されない出来事. ルギー覚醒度について JUMACL の回答時期×ビデオの. でも過大評価されるということが示され、過大評価が起. 種類の 2 要因分散分析を行ったところ、情動群において. こるのは目撃場面のみではないことが明らかにされた。. ビデオ視聴前と比べて視聴後に減少が有意であった. また、SD が平均 65 程度であり、時間評価にはかなりの. (F(1,17)=66.15, p<.01)。一方、統制群では有意な変化. 個人差があることが示された。. は見られなかった( F(1,18)=0.39, n.s.)。以上のことから. 緊張覚醒とエネルギー覚醒について. 情動ビデオは緊張覚醒を亢進させ、エネルギー覚醒を減 実験2. 少させる効果があることが示された。この結果は. 目撃場面の中で実際に強い情動的ストレスが喚起さ. JUMACL における緊張覚醒とエネルギー覚醒の間には. れる部分は一部分だけである。しかしこれまでの研究で. 弱い相関がある(白澤ら,1999)という先行研究と一致. は情動的ストレスが喚起されるシーンと喚起されないシ. する。実験 1 よりも強い情動的ストレスを喚起された結. ーンの時間評価が区別されずに行われてきたため、実際. 果、緊張覚醒が高まり、それと弱相関のあるエネルギー. に時間評価に影響を及ぼしているのがどのシーンなのか. 覚醒が減少したものと思われる。. が明らかにされていない。実験2では目撃場面を情動的. 再認テスト. ストレスが喚起されるシーンとされないシーンに分けて. ストの平均正答率を算出した。ビデオの種類(2)×フ. 時間評価を行い、それを日常場面の時間評価と比較する. ェイズ(3)の 2 要因分散分析の結果、ビデオの種類の. ことで、時間評価に対する情動的ストレスの影響を明ら. 主効果、フェイズの主効果、交互作用いずれも有意な結. かにすることを目的とした。また、実験1やその他の先. 果は得られなかった(F(1,17)=0.63, n.s.;F(2,34)=1.08,. 行研究より時間評価には個人差があることが示唆されて. n.s. ; F(2,34)=0.11) 。いずれの条件も正答率は 50%前後. いる。そこで時間評価に対する個人差を統制する方法を. であり、チャンスレベルよりは高い正答率である。しか. 提案することも目的とした。. し実験 1 同様、情動群と統制群には差が認められなかっ. 方法. た。また、交互作用もなかったため各フェイズの再認記. 情動群・統制群各フェイズにおける再認テ. 被験者. 筑紫女学園大学女子学生 19 名. 憶も情動群と統制群で差がないということである。再認. ビデオ. 実験1で使用したビデオを「刺激ビデオ」と呼. 記憶に対する情動的ストレスの効果は見出せなかった。. ぶことにする。時間評価の基準を測定するために刺激ビ. 刺激ビデオの時間評価. 情動群・統制群各フェイズにお. デオとは別に「基準ビデオ」を用意した。基準ビデオの. いて被験者が行った主観的な時間評価の平均値を算出し. 内容は学会の一風景を描写したものであり、情動的スト. た。時間評価についてビデオの種類( 2)×フェイズ( 3). レスを喚起するようなシーンは含まれていない。基準ビ. の 2 要因分散分析の結果、ビデオの種類の主効果、フェ. デオの長さは刺激ビデオの各フェイズの長さと同じ 27. イズの主効果、交互作用いずれも有意な結果は得られな. 秒間である。. か っ た ( F(1,17)=0.34, n.s. ; F(2,34)=0.55, n.s. ;. 手続き. 刺激ビデオの時間評価を行うまでの手続きは実. F(2,34)=0.50)。各条件での平均過大評価時間( 「被験者. 験 1 と同様である。実験2では、被験者は刺激ビデオの. が評価した時間」−「物理的な時間」 )は、情動条件:フ. 時間評価を各フェイズの間に挿入された色画面を目印に. ェイズ 1 約−1 秒、フェイズ 2 約 18 秒、フェイズ 3 約.

(3) 12 秒、統制条件:フェイズ 1 約 16 秒、フェイズ 2 約 16. 動条件・統制条件に分けて算出した。まず緊張覚醒につ. 秒、フェイズ 3 約 22 秒であった( 「−」がついているも. いて JUMACL の回答時期×ビデオの種類の 2 要因分散. のは過小評価を意味している) 。実験 1 と同様に情動条. 分析を行ったところ、緊張覚醒度は情動群においてビデ. 件だけでなく統制条件も実際の時間よりも長く評価され. オ視聴前に比べビデオ視聴後に有意に上昇した. ることが示された。また、各フェイズの過大評価量にも. (F(1,22)=20.11, p<.01) 。一方、統制群においては有意. 情動群と統制群で差が無かったことから、全てのフェイ. な上昇は見られなかった( F(1,22)=0.31, n.s.)。次にエネ. ズは同じように過大評価されているといえる。. ルギー覚醒度について JUMACL 回答時期×ビデオの種. 基準化した時間評価. 被験者ごとに「刺激ビデオの評価. 類の 2 要因分散分析を行ったところ情動群にも統制群に. 時間」を「基準ビデオの評価時間」で割り、基準ビデオ. もビデオ視聴前と比べて視聴後に有意な変化は見られな. に対する刺激ビデオ各フェイズの評価時間の比を算出し. かった( F(1,22)=0.45, n.s.)。以上のことから情動ビデオ. た。算出した比による時間評価において、ビデオの種類. は緊張覚醒のみを亢進させる効果があることが示された。. (2)×フェイズ(3)の 2 要因分散分析の結果、ビデオ. これは暴力場面の目撃や痛みの知覚は緊張覚醒のみを高. の主効果、フェイズの主効果、交互作用いずれにも有意. めるという先行研究の結果(Matthews et al., 1990 ; 大. な 差 は 見 ら れ な か っ た ( F(1,17)=0.08, n.s. ;. 上ら,2001)や実験 1 の結果と一致している。. F(2,34)=1.42, n.s. ; F(2,34)=0.32, n.s.)。全ての条件にお. 再認テスト. ける時間評価の比の平均は 1.72 であった。つまり、被験. ストの平均正答率を算出した(図1)。ビデオの種類(2). 者は基準ビデオよりも刺激ビデオを 2 倍近くの長さに感. ×フェイズ(3)の 2 要因分散分析の結果、ビデオの種. じているといえる。基準ビデオと刺激ビデオでは内容が. 類の主効果が有意傾向であった(F(1,22)=3.86, p<.10) 。. 全く異なるので、この両者における時間評価の差はビデ. しかし、シーンの主効果と交互作用には有意な結果は見. オ内容の違いに帰属されるべきであろう。. られなかった(F(2,44)=0.29, n.s. ; F(2,44)=0.48, n.s.) 。. 情動群・統制群各フェイズにおける再認テ. 基準ビデオの時間評価と刺激ビデオ時間評価の比を算. 情動群の平均正答率は約 45%であり、統制群の平均正答. 出することで時間評価の個人差という要因を排除した。. 率の約 36%よりも若干高い正答率である。再認記憶に対. それにも関わらず、情動群と統制群の時間評価に差が無. する情動的ストレスの影響は促進的に働いたといえる。. かったということは、ビデオを見た直後では情動的スト. 刺激ビデオの時間評価. レスが喚起される出来事と喚起されない出来事の時間評. いて被験者が行った主観的な時間評価の平均値を図2に. 価には差がないことが示唆された。. 示す。時間評価についてビデオの種類(2)×フェイズ. 情動群・統制群各フェイズにお. (3)の 2 要因分散分析の結果、交互作用が有意であっ 実験3 実験 2 では時間評価の個人差を統制してもビデオを見. た(F(2,44)=3.70, p<.05)。各要因の単純主効果を分析し た結果、フェイズ 2 において統制ビデオよりも情動ビデ. た直後では情動的ストレスを喚起される出来事とされな. オの方が有意に長く評価された(F(1,66)=8.58, p<.01) 。. い出来事で時間評価に差が無いことが示された。 しかし、. また情動群・統制群それぞれにおいてフェイズの単純主. 実際場面では事件を目撃した直後に時間評価を行うこと. 効 果 が 有 意 で あ っ た ( F(2,44)=3.39, p<.05 ;. はまずありえない。そこで実験 3 では目撃(ビデオ視聴). F(1,22)=3.35, p<.05) 。Ryan 法による多重比較の結果、. から時間が経過しても、情動ビデオと統制ビデオの時間. 情動ビデオのフェイズ 2 の方がフェイズ 3 よりも有意に. 評価に差がないのかどうかを検討する。. 長く評価されていた(t(44)=2.56, p<.05)が、統制ビデ. 方法. オでは有意な差は見られなかった。各条件での平均過大 24 名. 被験者. 九州大学学生. 手続き. 基本的な手続きは実験2と同様である。 ただし、. 評価時間( 「被験者が評価した時間」−「物理的な時間」 ) は、情動群:フェイズ 1 約 17 秒、フェイズ 2 約 30 秒、. 実験3はビデオを視聴してから時間評価と再認テストを. フェイズ 3 約 10 秒、統制群:フェイズ 1 約 11 秒、フェ. 行うまでの遅延時間が 3 日間である点が異なる。基準ビ. イズ 2 約−5 秒、フェイズ 3 約−7 秒であった。情動群. デオの時間評価も同様にビデオ視聴後から 3 日後に行わ. は実験 1、実験 2 や先行研究と同じく物理的な時間より. れた。. 長く評価されているが、統制群では逆に過小評価されて. 結果と考察. いる。. 情動的覚醒の評価. 緊張覚醒とエネルギー覚醒について. 刺激ビデオ視聴前と刺激ビデオ視聴後の評定平均値を情. 基準化した時間評価. 被験者ごとに「刺激ビデオの評価. 時間」を「基準ビデオの評価時間」で割り、基準ビデオ.

(4) に対する刺激ビデオ各フェイズの評価時間の比を算出し. 全体的考察. た。その平均を図3に示す。算出した比による時間評価. 一連の出来事を見た直後に実施した再認テストで. において、ビデオの種類(2)×フェイズ(3)の 2 要因. は、情動群と統制群に差はなかった。一方、3 日後に実. 分散分析の結果、交互作用が有意であった(F(2,44)=3.49,. 施した再認テストでは統制群よりも情動群の再認率が優. p<.05) 。各要因の単純主効果を分析した結果、フェイズ. れていた。この結果は、情動的ストレスは記憶保持に促. 2 において統制ビデオよりも情動ビデオの方が有意に長. 進的な効果を持っていることを示している。. く評価された( F(1,66)=8.84, p<.01)。また情動条件にお. JUMACL による情動的覚醒の評価によると、実験1. いてフェイズの単純主効果が有意であった. と実験2では喚起された情動的ストレスの強さに情動群. (F(2,44)=4.20, p<.05) 。Ryan 法による多重比較の結果、. と統制群で差があったにも関わらず、時間評価には差が. 情動ビデオのフェイズ 2 とフェイズ 3 の差が有意であっ. 見られなった。目撃場面における時間評価は喚起された. た(t(44)=2.89, p<.01) 。ビデオ視聴 3 日後では情動的ス. 情動的ストレスの強さによって直接影響されているもの. トレスを喚起されない出来事と比べて喚起される出来事. ではないといえる。. は過大評価されることが示された。また、情動的ストレ. 持続時間中の出来事の記憶量が多いほど時間評価が. スを喚起される一連の出来事において過大評価が起こる. 長くなるという Ornstein(1969)の蓄積容量モデルと照. のは情動的ストレスを喚起される場面のみであり、その. らし合わせてみると、出来事を見た直後では再認テスト. 前後には影響しないことが示された。. の正答率(記憶量)に差がないのだから時間評価に差が. 正答率(%). ないという説明ができ、結果と合致している。また、出 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0. 情動 統制. 来事を見た 3 日後において、再認テストの正答率が目撃 場面の方が日常場面よりも優れており、目撃場面の方が 日常場面よりも長く評価されているという結果は、やは り蓄積容量モデルと一致している。 目撃場面における時間評価は、情動的ストレスが直接 時間評価に影響を及ぼしているのではなく、情動的スト. フェイズ1. フェイズ2. フェイズ3. レスが出来事の記憶保持に促進的な影響を与え、その保 持された記憶量が時間評価に影響を与えるというメカニ. 図1.実験3. 再認テストの正答率. ズムで行われていることが示唆された。. 時間評価(秒). 60 情動 統制. 50 40. Loftus, E. F., Schooler, J. W., Boone, S. M., & Kline, D.. 30. 1987 Time went by so slowly : Overestimation of. 20. event duration by males and females. Jou rnal of. 10. Applied Cognitive Psychology, 1, 3‐15. Matthews, G., Jones, D. M., Chamberlain, A. G. 1990. 0 フェイズ1. 図2.実験3 基準ビデオに対する刺激ビデオの 比(倍). 主要引用文献. フェイズ2. フェイズ3. Refining the measurement of mood : The UWIST Mood Adjective Checklist. British Journal of. 刺激ビデオの時間評価. Psychology, 81, 17‐42. 1.6 1.4 1.2 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0. 情動 統制. Ornstein, R.E. 1969 On the experience of tim e . Hamondsworth : Penguin Books. 本田時雄( 訳) 1975 時間体験の心理. 岩崎学術出版社. 大上渉・箱田裕司・大沼夏子・守川伸一 2001 な情動が目撃者の有効視野に及ぼす影響. 不快. 心理学研. 究,72, 361‐368. フェイズ1. フェイズ2. フェイズ3. 白澤早苗・石田多由美・箱田裕司・原口雅浩 に及ぼすエネルギー覚醒の効果. 図3.実験3. 基準化した時間評価. 17,93‐99.. 記憶検索. 基礎心理学研究,.

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