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目次 1. はじめに~ハイテク産業パークとは? 2. タイマツ ( 火炬 ) 計画とハイテク産業開発区 3. ハイテク産業開発区の分布や構造 現状 / 事例 4. ハイテク産業パークの今後に関する最新動向 5. おわりに~ 日本の関係者へのメッセージ 特記 : 本講演レジュ

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講演レジュメ

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目次

1.はじめに∼ハイテク産業パークとは?

2.タイマツ(火炬)計画とハイテク産業開発区

3.ハイテク産業開発区の分布や構造、現状/事例

4.ハイテク産業パークの今後に関する最新動向

5.おわりに∼日本の関係者へのメッセージ

2

8

18

28

33

特記: 本講演レジュメで用いている「ハイテク産業開発区」と「ハイテク産業開発ゾーン」とは同義の用語である。

(3)

1.1 さて、これは何でしょうか?

1.2 「ハイテク」と「ハイテク産業」

(4)

1.1

1.1

さて、これは何でしょうか(

さて、これは何でしょうか(

1/2

1/2

・ 30 と 20 ?

・ 54 と 600近く ?

・ 10000分の3 と 7.1 %?

2008年12月現在 今日、「先進地域」と「発展途上地域」が混在していると言われるものの、中国経済全体は高成 長が続き、世界経済の中でも一段と存在感を高めている。もはや「世界の工場」としての成長だけ ではなく、「世界の市場」や「世界の研究開発拠点」へのシフトも進んでいる。 さて、以下の数字は何を意味するかご存知でしょうか?

(5)

1.1

1.1

さて、これは何でしょうか(

さて、これは何でしょうか(

2/2

2/2

(C)中国科学技術部火炬中心

(6)

1.2.1

1.2.1

中国でいう「ハイテク」とは

中国でいう「ハイテク」とは

いわゆる「ハイテク」とは何か。これ に関しては、国や時代、とりわけ経済発 展の段階によって、その定義が異なると いうことはいうまでもない。 中国においても、90年代当初10余 りの産業分野に関わる「ハイテク」とい う考え方から、近年では基本的に後掲す る8の「重点的なハイテク産業」に関わ る技術を指すように変化を遂げてきた。 また、中国では中国語としての「高新 技術」と「高技術」という二つの用語が 用いられているが、その区別がかならず しも厳密になっているとはいえない点に は留意が必要である。

・中国国家発展改革委員会

∼ 担当部署:高技術産業司

・中国科学技術部

∼ 担当部署:高新技術発展及産業化司

資料:OECDの考え方

OECDでは製造額に対する研究開発費の割合 を産業別に計算し、その値の大きい4産業(①航 空・宇宙、②事務機器・電子計算機、③通信機器、 ④医薬品)をハイテク産業としている(1996年)。

資料:OECDの考え方

OECDでは製造額に対する研究開発費の割合 を産業別に計算し、その値の大きい4産業(①航 空・宇宙、②事務機器・電子計算機、③通信機器、 ④医薬品)をハイテク産業としている(1996年)。 「高新技術」も「高技術」も=Hi-Tech

(7)

1.2.2

1.2.2

中国でいう「ハイテク産業」とは

中国でいう「ハイテク産業」とは

中国国家発展改革委員会/中国科学技術部 「第11次5ヵ年計画期間中に 『重点的に発展させるハイテク産業』」

① 電子情報(IT)産業

② バイオ及び新薬産業

③ 航空宇宙産業

④ 新材料産業

⑤ ハイテクサービス産業

⑥ 新エネルギー及び省エネルギー産業

⑦ 資源と環境産業

⑧ ハイテクを用いた伝統的な産業の改造等の産業

(8)

1.3

1.3

本日取り上げる「ハイテク産業パーク」とは

本日取り上げる「ハイテク産業パーク」とは

経済開発区 経済技術開発区 高新技術産業開発区 経済開発区 経済技術開発区 ハイテク産業開発区 中国語 日本語 各地域の政府機関 中国商務部 中国科学技術部 主管機関 − ロゴ 出典:現地関連情報をもとに技術経営創研が作成 − 1984年 1988年 初認定 今日、中国各地において、「○○開発区」と名付けられる特定のエリアが3000以上も存在する と言われている。しかし、同一のエリアであるのに複数の「○○開発区」と称されるエリアも、また は複数のパークを含むエリアも存在する。本日取り上げる「中国ハイテク産業パーク」は、中国国務 院が承認した「国家ハイテク産業開発区」(「国家ハイテク産業開発ゾーン」とも称される)を中心 とし、他の国家レベルのサブパークや関連パークも含む意味で使うことと設定する。 各地域の政府機関 中国国務院 中国国務院 承認機関

(9)

2.1 生みの親:タイマツ(火炬)計画

2.2 国家ハイテク産業開発区

(10)

2.1.1

2.1.1

タイマツ(

タイマツ(

火炬

火炬

)計画:背景

)計画:背景

中国では1978年に、鄧小平氏の提唱により「改革・開放」という国策が策定された。これ はいわゆる「政治闘争」の時代から「経済再建」の時代に入ったことを意味する。1980年代 前半からは経済再建において科学技術を重視するという「科技重視」の考え方が台頭し、外国か らの技術導入策の検討や実行が行われ始めた。続いてその一環として、1980後半からは「科 技立法」(科学技術関連の立法)が活発に展開された。 一方、特に1984年の初め、中国「改革・開放」国策の提唱者となる鄧小平氏が深セン、珠 海、厦門のいわば「経済特区」を視察し、春には大連など14の沿海都市が「対外開放都市」に 指定され、さらに海南島を加えた後、珠江デルタや長江デルタなどが「開放地帯」として認定さ れた。これらの市場開放は、商業のみならず工場誘致に広く門戸を広げたため、工業成長率が上 がり、1985年以降の中国工業化の牽引部門は軽工業、消費財部門となった。 しかし、そのため、従来より国営企業が中心となって進めてきたエネルギー、運輸、基礎素材 などの産業部門が低迷し、産業のアンバランスが顕在化してきた。中国経済の持続的な発展を追 求するには何が不可欠か?大学や研究機関の役割そして成果の創出や活用にはどのようなシステ ムが構築されるべきか?中長期的に必要な産業構造の調整に資するためにはどのような産業を育 てるべきか?これらに応えるため、1988年8月、中国「タイマツ(火炬)計画」が登場した。

(11)

2.1.2

2.1.2

タイマツ(

タイマツ(

火炬

火炬

)計画:概要

)計画:概要

・ 目的

‐ ハイテク成果の商品化

‐ ハイテク商品の産業化

‐ ハイテク産業の国際化

・ 主要内容

国家ハイテク産業開発区

の設立

‐ ハイテク創業サービスセンターの設立

‐ ハイテク産業関連人材の育成,etc

・ 組織・実施・指導機関

(後掲)

これらを

国策

として

主導・推進

する計画

タイマツ計画 具現化:タイマツセンター

(12)

2.1.3

2.1.3

タイマツ(

タイマツ(

火炬

火炬

)計画:展開

)計画:展開

中国タイマツ(火炬)高技 術産業開発センターは、中国 科学技術部(日本の「省」に 相当する政府機関)が直轄す る事業法人であり、中国タイ マツ計画の具現化に必要な環 境整備、組織実施、政策立案、 及び指導等をミッションとす る機関である。 実際、国家ハイテク産業開 発区は勿論のこと、国家特色 産業基地や、国家技術型ベン チャー孵化器などの認定や、 ハイテク製品目録の原案策定 などを行っており、中国にお けるハイテク産業の主要推進 機関であると位置づけられて いる。 出典:中国科学技術部HP

(13)

2.2.1

2.2.1

国家ハイテク産業開発区:概要

国家ハイテク産業開発区:概要

・ 関連制度により支えられる

・ 政府の管理体制が整っている

・ 立地的な共通点を持つ

→ 863計画、タイマツ計画、科学技術成果転換促進法等

→ 現地政府の一部分、またはその出先機関としての運営

→ 地域的な特徴があり、かつ大学や研究機関の集積地である

ある意味では高度成長期の日本が国家主導で整備を進めた「筑波研究学 園都市」と似ているともいえる。但し、つくばが官・学を中心とする「研 究主導型」であるのに対し、中国の国家ハイテク産業開発区は「産業化主 導」である。また、中国では1個所ではなく、54箇所にある。

(14)

2.2.2

2.2.2

国家ハイテク産業開発区:事例

国家ハイテク産業開発区:事例

西安国家ハイテク産業開発区(管理委員会トップ:西安市副市長) 西安国家ハイテク産業開発区(管理委員会トップ:西安市副市長) 国家ハイテク企業等 開発区面積:35平方キロ 西安市税務、法務、 品質監督、治安機関等 西安市税務、法務、 品質監督、治安機関等 事務局、人事労働局、発展企画局、投資促進局、経済貿易局、財務局、教育局、国土資源局、社会事業局・・・ 産業開発区内外の 大学や、各研究機関等 産業開発区内外の 大学や、各研究機関等

産学官連携

全サービス

出典:現地関連情報をもとに技術経営創研が作成 国家 ソフトウェアパーク 国家 帰国留学人員創業パーク

(15)

2.2.3

2.2.3

国家ハイテク産業開発区:変遷

国家ハイテク産業開発区:変遷

1991年, 国家ハイテク産業開発区設立開始

1995年, 国家特色産業基地

1995年, 国家ソフトウェアパーク

1999年, 国家インキュベータ

2000年, 国家帰国留学人員創業パーク(*)

2001年, 国家大学サイエンスパーク

2005年, 国家バイオ産業基地(*)

2005年, 国家知的財産実証パーク(*)

2006年, 国家イノベーションパーク

* 中国タイマツ計画の下で設立されたパークではないが、密接な関係にある。 ** 大学の法人化を始めとする環境の変化もその重要な一因となる(角南篤「中国の 科学技術政策とイノベーション・システム」PRI,No. 03A-17 )。 その後、関連政策等の下 で、 多様なパークが続々と 誕生されてきた(**)。

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2.3

2.3

ハイテク企業、三資企業の状況(

ハイテク企業、三資企業の状況(

1/3

1/3

出典:中国科学技術部火炬中心 国家ハイテク産業開発区内の企業に関する統計 中国国家ハイテク産業開発区は中国におけるハイテク産業のキー的な存在であり、多くの国家ハ イテク企業がそこに入居している。しかし、下図に示すように、国家ハイテク企業のすべてがその 国家ハイテク産業開発区に立地されているということではないし、これは中国進出を果している外 資系企業(いわゆる「三資企業」)にも当てはまるものといえる。

(17)

2.3

2.3

ハイテク企業、三資企業の状況(

ハイテク企業、三資企業の状況(

2/3

2/3

出典:中国科学技術部火炬中心

(18)

2.3

2.3

ハイテク企業、三資企業の状況(

ハイテク企業、三資企業の状況(

3/3

3/3

国家ハイテク産業開発区に立地する企業の分類 出典:中国科学技術部火炬中心 中国におけるハイテク産業の振興、形成、集積、発展にあたっては、外資系企業す なわち「三資企業」が果した役割は決して略されるものではないと思われる。

(19)

3.1 国家ハイテク産業開発区の分布

3.2 多様な観点から見た特徴

(20)

3.1

3.1

国家ハイテク産業開発区の分布

国家ハイテク産業開発区の分布

(1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (2) (3) (2) (2) (6) (2) (2) (2) (2) (4) (2) (2) (2) (3) (5) (2) 背景図 出典:現地関連情報をもとに技術経営創研が作成

(21)

3.2

3.2

多様な観点から見た特徴

多様な観点から見た特徴

3.2.1 設立の時系列から見る

3.2.2 特有性や強みから見る

3.2.3 博覧会や大会から見る

∼ 中国初は北京中関村(後掲)、直近は寧波 ∼ 楊凌、包頭、大連、江蘇、武漢(後掲)、宜興・・・ ∼ 楊凌(後掲)、長沙、西安、済南、ウルムチ

(22)

3.2.1

3.2.1

設立の時系列から見る(

設立の時系列から見る(

1/2

1/2

中国初となった国家ハイテク産業開発区は日本でもよく知られている北京「中関村サイエンスパー ク」であり、最も直近の2007年3月に、省レベルから国家レベルへの昇格が承認されたのは「寧 波国家ハイテク産業開発区」である。中関村サイエンスパークは現在、中国ハイテク産業開発区の代 表になり、「ハイテク産業の国際化」に向けて本格的に始動したところである。 中关村科技园区起源于20世纪80年代初的“中关村电子一 条街”,1988年经国务院批准成为我国第一家高科技园区。 1999年6月国务院正式批复北京市政府和科学技术部“关 于实施科教兴国战略,加快建设中关村科技园区的请示”,原 则同意请示中关于加快建设中关村科技园区的意见和发展规划 ―― 把中关村科技园区建设成为推动科教兴国战略、实现两个 根本转变的综合改革试验区;具有国际竞争力的国家科技创新 示范基地;立足首都,面向全国的科技成果孵化和辐射基地、 高素质创新人才培养基地。力争用10年左右的时间,把中关村 科技园区建设成为世界一流的科技园区。 中关村科技园区由此步入了发展的新阶段,从海淀区的 “电子一条街”发展成为包括海淀园、丰台园、昌平园、电子 城科技园、亦庄科技园、德胜园和健翔园在内的一区多园的国 家级高新技术产业开发区。其中海淀园的主要功能是高新技术 成果的研发、辐射、孵化和商贸中心,其他六园主要功能是高 新技术产业的发展基地。 単位:億元/億米ドル

出典:中関村科技園区20周年関連資料

(23)

3.2.1

3.2.1

設立の時系列から見る(

設立の時系列から見る(

2/2

2/2

バイオチップ事業 バイオチップ事業 関連機器事業 関連機器事業 データベース事業 データベース事業

主要株主

清華大学の他、 事業内容に関連する企業、投 資会社など9社

経営陣

教授や研究者の兼務が中心 であるが、民間経験を持つ教 授や研究者も多い。 北京中関村ハイテク産業開発区の生命科学パークに立地し

米国FORBES誌にも絶賛されるバイオ技術集団「北京博奥」。

∼米国特許も数多く持ち、創業当初から国際的な展開を目指してきた! 国家ハイテク産業開発区は、まさに産学官が一体となっ てハイテクの商品化、産業化、国際化を目指す地域!

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3.2.2

3.2.2

特有性や強みから見る(

特有性や強みから見る(

1/2

1/2

・ 唯一、現代農業に重点を置く「楊凌国家農業ハイテク産業モデル区」 ・ 唯一、パーク名に「稀土(金属)」を含む「包頭稀土国家ハイテク産業開発区」 ・ 唯一の国家光産業基地として認定された「武漢東湖新技術産業開発区」 ・ 唯一、県レベルに設置され環境保護に重点を置く「宜興国家ハイテク産業開発区」 ・ 唯一の「虚擬(バーチャル)大学サイエンスパーク」が設けられている「深セン国家ハイテク産業開発区」 ・ 中国におけるソフトウェアパークのモデルとなる「大連国家ハイテク産業開発区」 ・ 中国初の「科技城」(科学技術新都市)が建てられている「蘇州国家ハイテク産業開発区」 ・ 最も太陽光発電や新エネルギーに取組む「保定国家ハイテク産業開発区」 ・ 中国最大の航空宇宙救助設備の研究、設計、実験と製造基地を持つ「襄樊国家ハイテク産業開発区」 ・ 最も多くの多国籍バイオ医薬開発機関を誘致した「上海張江国家ハイテク産業開発区」,etc 全国各地に設けられている54の国家ハイテク産業開発区の中には、実質的に「唯一」や「最も」とい った冠を付けてもよい特徴を持ったハイテク産業パークが多数存在する。一方、複数の分野に取組む国家 ハイテク産業開発区がある分野において特定の強みを持ちつつも、その他の分野は知らずに同化されてし まったケースも時々ある。各パークとしての「競争的な優位性」を如何に保つべきかが課題でもある。

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3.2.2

3.2.2

特有性や強みから見る(

特有性や強みから見る(

2/2

2/2

ここでは、武漢市にある東湖新技術産業開発 区の一角を見る。もともと武漢は中国中部最大 の都市であり、3500年以上の歴史を誇る地 域である。それと同時に、武漢市は中国の光電 子・通信産業の発祥地として広く知られている。 中国光谷・光電子国際博覧会の開催地であり、 中国では「光ファイバーの父」といわれる趙氏 の居られる場所でもある。 中国初の孵化器が武漢にて誕生 華中科技大学国家大学サイエンスパーク

(26)

3.2.3

3.2.3

博覧会や大会から見る(

博覧会や大会から見る(

1/2

1/2

楊凌 ∼ 中国楊凌農業ハイテク成果博覧会

長沙 ∼ 第2回中国バイオ産業大会

西安 ∼ 中国西部貿易商談会

済南 ∼ 中国IT国際博覧会

深セン ∼ 国際ハイテク博覧会,etc

中国でも日本の幕張のように年 間を通じて様々な博覧会や展示会 が開催されている。また、国家ハ イテク産業開発区のステータスを アピールする方法の一つとして、 国家レベルの国際博覧会等が開催 されている。 中国での博覧会や展示会、とり わけ国レベルの博覧会には国内外 からも関係者が集まり、商談や売 買も随時行われる。市場調査、技 術ライセンシーの発見、また関連 動向を探るなど、ビジネス上でも 利点が多い。

(27)

3.2.3

3.2.3

博覧会や大会から見る(

博覧会や大会から見る(

2/2

2/2

今回博覧会のメインテーマは「ハ イテク・産業化・現代化」となって おり、前年同様部門ごとに3つに分 かれた会場において、それぞれ「農 業ハイテクと成果」「農業実践技術 と生産物」「農業機械」について展 示された。この第15回博覧会では 5日間の開催期間中に、国内外より 155万人が来場するとともに、契 約・商談・取引された金額は217 億元(約3250億円)にものぼっ たという。 第15回博覧会メインイベントワンシーン(同博覧会組織委員会提供) 中国農業省、中国科学技術省、中国商務省、中国教育省、中国水利省、中国科学院、国家知的財 産局等17の中央省庁の共同主催により、中国最大の農林水牧国際博覧会である「中国農業ハイテ ク成果博覧会」が古都西安にほど近い陝西省の楊凌にて例年開催されており、昨年2008年で第 15回目を数えている。

(28)

3.3

3.3

国家ハイテク産業開発区の本質

国家ハイテク産業開発区の本質

・ サイエンス探求のためではなく、

サイエンスの結晶を活かした

産業開発

・ 企業のほか、不動産や公園など、

ハイテク産業を活かした

総合都市開発

・ 国際的なビジネスルール、

知的財産保護・活用に対する

意識開発

これらを国策として国が支援!

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4.1 温家宝が示す「新たな位置づけ」

4.2 「世界一流パーク」を目指す動き

4.3 「創業、創新、創意」、国際化へ

(30)

4.1

4.1

温家宝が示す「新たな位置づけ」

温家宝が示す「新たな位置づけ」

日本において「イノベーション25戦略会議」の中間報告が公表される1年前、2006年1月に 開催された中国「全国科学技術大会」において、15年をかけて「創新型国家(イノベーション型国 家)を建設する」という戦略目標が掲げられた。一方、国家ハイテク産業開発区については温家宝首 相が明言した「四位一体」という新たな位置づけが再確認された。 ① 技術の進歩と自らのイノベーション能力を増強する

「重要な運営ステージ」

② 経済構造の調整や成長方式の転換を実現させる

「強力なエンジン」

③ ハイテク産業の国際競争への参入をサポートする

「サービス・プラットフォーム」

④ 世界のハイテク産業の戦略的な制覇地域を

「制する最前線」

国家ハイテク産業開発区の四位一体とは・・・

(31)

4.2

4.2

「世界一流パーク」を目指す動き

「世界一流パーク」を目指す動き

1/2

1/2

2005年6月、温家宝首相が「北京中関村、上海張江、深セン、西安、武漢、成都の国家ハイテ ク産業開発区を世界一流のサイエンスパークとすることを目指す」と明言された。これを受け、20 06年6月14日、中国科学技術部がこれら6地域の国家ハイテク産業開発区の要人が西安に招集さ れ、「世界一流サイエンスパークを建設するイノベーション宣言」に調印した。2006年10月2 3日、中国科学技術部が再度それら6地域の産業開発区の要人が深センに招集され、「世界一流サイ エンスパークを建設するアクション方 案」に調印した。 2008年10月現在、54の国家 ハイテク産業開発区の合計面積は一万 分の3にもなっていないが、そこで創 出されたGDPは中国全体の7.1% を占めているという。今日、世界の代 表的なサイエンスパークを参考にしつ つ、中国の実態を踏まえて作り上げて きた中国国家ハイテク産業開発区その ものも、後述する「新たな位置づけ」 で「二次創業」などという新たな段階 に突入しており、世界一流サイエンス パークを目指すアクションが関係各地 にて展開され続けている。

(32)

4.2

4.2

「世界一流パーク」を目指す動き

「世界一流パーク」を目指す動き

2/2

2/2

建设世界一流园区创新宣言

我们决心高举自主创新的伟大旗帜,认真贯彻实施国家中长期科学和技术发展规划纲要,加 快推进二次创业,使高新区成为自主创新的倡导者、践行者和示范引领者,担当建设创新型国家 的先锋,努力向世界一流高科技园区迈进。 我们决心按照科技成果商品化、产业化和国际化的宗旨,大力推进技术创新、制度创新、组 织创新和文化创新,积极吸纳创新资源,构筑技术创新平台,完善区域创新体系,全面增强区域 创新能力,努力使高新区成为促进技术进步和增进自主创新能力的重要载体。 我们决心强化高新技术产业集群优势,壮大高新技术产业规模,提高高新技术产业在国民经 济中的比重,增强高新技术产品的竞争力,发挥高新技术改造、提升传统产业的作用,在土地的 集约化方面做出表率,努力使高新区成为带动经济结构调整和促进经济增长方式转变的强大引擎。 我们决心以国际化的视野,大力支持拥有自主知识产权的高新技术企业快速发展,不断扩大 高新技术产品出口份额,带动中国出口增长和出口结构的优化,使高新区成为高新技术企业走出 去参与国际竞争的服务平台。 我们决心面向未来,努力洞察现代科技文化发展的趋势,勇于站在现代科技文化发展的潮头, 积极应对世界科技产业发展的竞争与挑战,使高新区成为抢占世界高新技术产业的前沿阵地。 创新为魂,奋斗为本,让国家高新区永远涌动着创新的激情,永远激荡着创新的智慧,永保 旺盛的生机和勃发的活力。让我们携手并进,发奋图强,为建设世界一流高科技园区,为中华民 族的伟大复兴做出新的更大的贡献! 北京中关村管委会、上海张江高新区管委会、深圳高新区管委会、西安高新区管委会、武汉 东湖高新区管委会、成都高新区管委会 2006年6月14日 資料

(33)

4.3

4.3

「創業、創新、創意」、国際化へ

「創業、創新、創意」、国際化へ

・ 創業

・ 創新

・ 創意

国際化

技術型ベンチャーの継続的孵化 イノベーション、イノベーションの創出 文化産業を越えたイノベーション

政府主導型

産官学連携

(34)

5.1 中国進出には綿密な戦略が重要

5.2 いまこそチャンスとリスクが共存

5.3 叩くべきドアを間違わないために!

(35)

5.1

5.1

中国進出には綿密な戦略が重要

中国進出には綿密な戦略が重要

石黒憲彦氏(経済産業省大臣官房審議官・ビジネス モデル学会副会長)は数年前、「日本の産業活性化に も資する日中テクノビジネスのあり方」に関する質問 に対し、個人的な見解として、次のようなお答え頂い た。 1990年代からの中国進出ブームは「行かないと 後れを取る」という雰囲気のもと、「バラ色のマーケ ット」「コスト削減を実現する生産拠点」という2つ の動機があったといえる。しかしながら、今後の中国 進出には綿密な戦略が重要不可欠である。 この指摘は「研究開発拠点へのシフト」が進む今日 でも、非常に重要な指摘である。 リーダー企業を脅かす3つの「敵」(挑戦者、業界 破壊者、侵入者)を見極めながら、最も有利となる進 出先を選び抜き、相互補完や Win-Winになるような パートナーと関係を構築・維持していくことが不可欠 であるといえる。

(36)

5.2

5.2

いまこそチャンスとリスクが共存

いまこそチャンスとリスクが共存

中国におけるハイテク産業パークでは、今 後も新たな位置づけで、より一層の産官学連 携を通じた「ハイテク成果の商品化、ハイテ ク商品の産業化、ハイテク産業の国際化」が 推進されるであろう。 いわゆる「二次創業」や技術開発の環境整 備、知財保護の強化、研究開発拠点の重視な ど、中国がいま立ち向かう方向は、日本の技 術開発型企業や研究機関の技術移転などにと っても、その強みが活かされうるよいタイミ ングである、と考えられる。 しかし、中国における外資政策の転換に伴 い、いわゆる「国家ハイテク企業認定弁法」 に示されているように、海外とりわけ日本関 係者に対しても、持ち込まれる技術の更なる グレードアップが期待されている。生半可な 技術では日本も太刀打ちできない状況も生ま れつつある。 このような状況の中では、技術の活用シナ リオを描きながら、技術特性と同時に、中国 の市場特性や地域特性/差別化ポイントを踏 まえて行動することが重要である。

(37)

5.3

5.3

叩くべきドアを間違わないために!

叩くべきドアを間違わないために!

http://www.jctbf.org/jp/CHBW/top.htm 対中向けサイト: 東京博客 Tokyo Blog しばしば「中国は広い!各地でいろいろなイベントが開催されているようだが、参 加しようと思っても何がなんだかよくわからない」「中国は奥深い!何を狙ってどう いうタイミングや形でどこへ参入すべきかに悩む」「どこにコンタクトして良いか判 らない!一口に『ハイテク産業』といっても、どういう視座で理解し、今後の対中ビ ジネスで活かしていくべきかが、いまなお課題として残っている」と聞く。 本日はささやかながら、中国におけるハイテク産業パークの背景、現状及び最新動 向について話題提供をさせて頂いた。中国の諺に「好的開端是成功的一半」(よいス タートであれば最終的な成功への途中にまで着いたに等しい)とある。 中国におけるハイテク産業パークは正に今後日本企業等が叩くべきドアであると言 えるが、その数は多く特徴も様々である。「最初に叩くべきドア」を見極め、臆せず、 間違わずに入っていけるよう、限定的な文献情報や古典的な考え方に惑わされること なく、現状を真に理解した上で戦略的・効率的に取組むことが求められるであろう。

(38)

〒100-0005

東京都千代田区丸の内1−3−1 東京銀行協会ビル15階 TEL: 03-3216-7365 FAX: 03-3216-7210 E-mail: info@tb-innovations.co.jp

ご清聴ありがとうございました!

本紙は講演原稿ではなく、講演レジュメであるため、 なにかについて結

論を述べようとするものではないこと、個人としての見解であって、所属す

る組織や団体を代表するものではないことをお断りしたい。

参照

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北とぴあは「産業の発展および区民の文化水準の高揚のシンボル」を基本理念 に置き、 「産業振興」、

<RE100 ※1 に参加する建設・不動産業 ※2 の事業者>.

(2) 産業廃棄物の処理の過程において当該産業廃棄物に関して確認する事項