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密教文化 Vol. 1951 No. 16 002中川 善教「定中悲願 P12-41」

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密 教 文 化

一 三 學 戒 定 慧 の 三 學 は 佛 道 修 學 の 三 大 徳 目 で あ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 二 十 四 巻 に 四 向 前 三 果 を 有 學 と 名 つ く る 所 以 を 述 べ ﹁て、 漏 蓋 を 得 ん が 爲 に 常 に 樂 學 す る が 故 な り。 學 の 要 に 三 有 り、 一 迄 は 増 上 戒、 二 に は 増 上 心、 三 に は 増 上 慧 な り。 戒 定 慧 を 以 て 三 の 自 灘 と す。 佛 法 に 於 て 學 ぶ べ き も の 裁 と 定 走 慧 と の 三 學 に 要 約 さ れ る。 増 上 戒 學 は 廣 略 の 波 羅 提 木 叉 を 學 し、 増 上 心 學 は 諸 定 を 學 し、 増 上 慧 學 は 四 聖 諦 を 學 し、 以 て 能 ぐ 煩 憐 を 断 除 し て 本 來 清 澤 の 自 性 を 開 嚢 せ ん と す る の で あ る。 戒 學 は 素 恒 覧 藏 に 依 つ て 開 示 蛭 ら れ、 定 學 は 毘 奈 耶 藏 に 依 つ て 開 示 せ ら れ、 慧 學 は 阿 毘 達 磨 藏 に 依 つ て 開 示 せ ら れ る。 能 詮 の 三 藏 が 三 者 互 に 主 伴 と な る 如 く、 戴 學 嚴 重 な ら ざ れ ば 定 を 得 る 能 は ず、 定 を 得 ざ れ ば 正 慧 生 ぜ す、 三 學 互 に 助 け あ つ て 進 趣 せ じ め ら れ る の で あ る。 戒 は 定 を 修 す る 前 提 で あ の、 定 は 慧 を 修 す る 前 提 な る こ 之 は、 廣 く 諸 書 に 説 か れ る 所 で あ る が、 戒 が 完 く あ る 爲 に は、 そ の 中 に 定 と 慧 と を 具 へ ざ れ ば 一 片 の 形 式 に 堕 し 終 る し、 定 が 完 く あ る 爲 に は、 そ の 中 に 戒 と 慧 と を 持 つ て ゐ な け れ ば 實 践 性 を 失 ふ し、 糞 恥が 眞 な る 爲 に は、 戒 と 定 と を 具 へ ね ば 箪 な る 戯 論 に 過 ぎ な く な る の で あ る。 三 學 具 備 し て 始 め て 諦 理 を 明 ら め る こ と が 出 來 る の で あ る。 弘 法 大 師 は ﹃ 般 若 心 経 秘 鍵 ﹄ の 序 に、 ﹁ 無 邊 の 生 死 い か ん が 能 く 噺 づ、 唯 縄 那 と 正 思 惟 の み 有 つ て す ﹂ と 述 べ ら れ て あ る が、 佛 音 しBuddhaghosa 三 藏 の ﹃ 清 灘 撹 論Visuddhi-mag ﹄ ( 水 野 弘 元 課 ) に も、 戒 定 慧 の 三 を 清 瓢伊 道 な り と 説 い て、 無 慧 の 者 に は 定 な し、 定 な き 者 に は 慧 な し、 藤 と 慧 と を 有 す る 者、 彼 は 實 に 浬 桀 に 近 づ く。 と 云 ひ、 又、 一 切 時 に 戒 を 具 足 し へ 慧 を 有 し 善 く 等 持 し、 一 精 進 に 馳 み 専 精 な る 者 は、

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度 り 難 き 暴 流 を 度 る。 と 頚 し、 三 學 は 結 縛 を 離 脱 す る 清 浮 道 な り と 説 き、 戒 に よ り て 欲 樂 へ の 耽 溺 と 稻 す る 極 端 な る 行 爲 の 回 避、 定 に よ り て 苦 行 へ の 耽 溺 と 構 す る 極 端 な る 行 爲 の 回 避、 慧 に よ り て 中 道 の 習 行 が、 お の お の 閾 明 せ ら れ る と 明 し、 叉、 戒 に よ か て 悪 趣 を 超 越 す る 方 便 が、 定 に よ り て 欲 界 を 超 越 す る 方 便 が、 慧 に よ り て 一 切 有 を 超 越 す る 方 便 が、 お の お の 閾 明 せ ら れ る と 述 べ ら れ て あ る。 更 に 戒 に よ り て 須 陀 涯 ・ 斯 陀 含 二 果 の 原 因 が、 定 よ り て 阿 那 含 果 の 原 因 が、 慧 に よ り て 阿 羅 瀦 果 の 原 因 が、 お の お の 閾 明 さ れ る。 従 つ て 初 二 果 は 諸 戒 を、 側 満 し て 到 り、 第 三 果 は 定 を 圓 満 し て, 到 り 馬 第 四 果 は 慧 を 圓 満 し て 到 る と 云 ふ。 ま こ と に 三 學 は 佛 法 の 棍 幹 で あ つ て、 舎 衛 城 に 於 て、 我 等 の 煩 悩 は 如 何 な る 者 か 能 く 離 脱 す べ き と 一 天 子 よ り 聞 か れ た 世 尊 ゴ ー タ マ は、 戒 に 佳 立 し、 有 慧 の 人 は、 心 と 慧 と を 修 習 し て、 有 勤 有 智 な る 比 丘 は、 彼 當 に こ の 結 縛 を 離 脱 す べ し。 と 答 へ ら れ て ゐ る。 か ぐ 一 の 如 く 三 者 融 合 し て 互 に 用 能 を 獲 揮 し 得 る の で あ る。 三 學 相 互 に 密 接 な 關 係 を 有 し、 そ の 何 れ の 輕 重 を も 論 す る こ と は 出 來 な い が、 慧 が 襯 念 の 域 か ら 脱 し て 實 践 に 移 る 爲 忙、 即 ち 修 慧 と な り て 大 厩 へ の 道 を 進 む 爲 に、 熾 盛 煩 機 の 火 一 村 を 抑 へ て 規 準 有 る 生 活 を 螢 ま し め、 檜 徒 行 儀 の 基 礎 で あ る 戒 律 生 活 を 彊 固 な ら し む 爲 に、 定 は 戒 と 慧 と の 基 底 と な る も の で あ り、 こ れ 無 く て は 佛 法 は 成 就 し が た い。 と れ を 世 聞 的 に 考 へ て も、 常 に 左 を 見 右 を 見 信 念 の 定 ま ら す 落 つ き の 無 い こ と で 歓、 尊 敬 を 彿 ﹁は る べ き 堂 々 た る 生 活 者 た る こ と は 許 さ れ な い の で あ る。 大 聖 繹 陣 も 菩 提 樹 下 金 剛 座 上 の 灘 襯 に 依 つ て、 遂 に 大 畳 を 得、 廓 然 と し て 大 悟 徹 底 す る に 至 つ た の で あ る。 定 に 依 ら ざ れ ば 解 脱 は 得 難 い の で あ る。 依 つ て ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 二 十 八 に 盈、 定 を 以 て あ ら ゆ る 功 徳 の 所 依 止 な り と 説 く。 云 く、 一 切 の 功 徳 は 多 く 齢 慮 に 依 る。 静 慮 と は 定 に 多 く、 の 名 有 る 中 の 一 で あ る。 齢 慮 に 依 ら ざ れ ば 一 切 の 功 徳 は 成 就 し 難 き が 故 に、 菩 薩 の 修 行 道 た る 六 波 羅 蜜 の 一 に も 数 へ ら れ て あ る の で あ る。 二 定 の 七 名 繋 縛 を 離 れ て 自 由 の 天 地 に 飛 翔 す る 因 と な り、 人 格 を 完 成 し 完 全 世 界 に 到 る 縁 と な り、 あ ち ゆ ゐ 功 徳 の 擦 り 所 と な る 定 と は 如 何 な る を 云 ふ か。 ﹃ 倶 舎 論 光 記 ﹄ 第 繭 一 十 八 に は の 縁 に 専 注 す る、 之 を 名 づ け て 定 爲 す 辱 と 云 ひ、 同 じ く ﹃ 寳 疏 ﹄ 第 二 十 八 に は ﹁ 心 一 境 性、 之 を 名 づ け て 定 と 爲 す と 繹 し て あ る。 倶 舎 本 論 の 頚 に は ﹁ 定 は 謂 は く 善 の 一 境 な り ﹂ と 定 義 し て、 心 王 を し て 一 境 に 専 ら な ち し め て 善 性 に 撮 む る も の

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密 教 文 化 な る こ 乏 を 明 か に 七 て ゐ る。 ﹃ 中 阿 含 経 ﹄ 第 五 十 八 巻 り ﹃ 法 樂 比 丘 尼 経 ﹄ に は、 問 答 を 設 け て 種 種 の 法 相 を 明 す 中 に、 ﹁ 云 何 が 定 の 相 な る、 云 何 が 定 の 力 な る、 云 何 が 定 功 な る、 云 何 が 定 を 修 す ゐ 耶 し と 云 ふ 問 に 封 て 困 法 樂 比 丘 尼 は 次 の 如 く、 答 へ て ゐ る。 若 し 善 心 一 な る こ と を 得 ば、 是 を 定 と 謂 ふ な。 四 念 腱 は 是 を 定 の 相 と 謂 ふ な り。 四 正 噺 は 是 を 定 の 力 と 謂 ふ な り。 四 如 意 足 は 是 を 定 の 功 と 謂 ふ な り。 若 し 此 の 諸 善 法 服 を 習 ひ、 藪 歎 専 修 精 勤 す る は 是 を 定 を 修 す る と 謂 ふ な り。 心 一 境 と い ふ こ と は ﹃ 成 唯 識 論 ﹄ 第 五 巻 の 別 境 を 明 す 下 に、 云 何 な る か 定 と 爲 る。 所 観 の 境 の う へ に 心 を 専 注 し て 散 ぜ ざ ら し む る を も つ て 性 と 爲 じ、 智 が 依 た る を も つ て 業 と 爲 す。 所 観 の 境 に 心 を 専 ら 注 ぐ と は 云 ふ け れ ど も、 必 ず し も 前 後 を 遮 し 去 つ た る 一 境 を 指 す 意 味 で は な い。 一 連 の 文 に、 心 専 注 と い ふ 言 は、 佳 せ ん と 欲 す る 所 に す な は ち 能 く 住 ず と い ふ こ と を 顯 は す。 唯 蝋 の 境 の み 年 は 非 す。 複 雑 な 内 容 を 唯 一 語 を 以 て 言 ひ 顯 は す こ と は 不 可 能 で あ る。 多 義 を 有 す る 法 相 を 表 顯 す る 爲 に 種 種 の 名 構 を 以 て す る こ と が 有 る。 た と へ ば、 律 藏 一 部 の 総 構 を 毘 奈 耶vinaya と 云 ひ、 防 非 止 悪 の 力 有 る 毘 奈 耶 中 の 二 の 戒 を 戸 羅 砂 昌 餌 と 云 ひ、 戒 律 の 條 目 を 激 へ そ の 名 句 を 分 別 す る を 波 羅 提 木 叉 Pratimoksa と 云 ひ、 戒 盤 の 無 表 色 を 三 蹟 羅samvara と 鼓 ふ 如 く で あ る。 多 義 の 故 に 定 に は 七 名 が 有 る。 ﹃ 楡 伽 論 略 纂 ﹄ 第 五 巻 に そ の 七 名 を 墾 げ て あ る。 一、 三 摩 咽 多 のsamhita 二、 三 摩 地 紹 菖 鷺 ぼ 三、 三 摩 鉢 底samapaatti 四 園 駄 衛 那dhyana 五、 質 多 驕 迦 阿 掲 羅 多cittaikagrata 六、 奢 摩 他 のsamatha 七、 現 法 樂 住drsta-dharma-sukha-vihara 一 の 三 摩 は 等、 四 多 は 引、 等、 引 と 課 さ れ る 鴻 等 能 引 と 引 平 等 と 平 等 方 便 所 引 獲 の 三 義 を 以 て 等 引 と 云 は れ る。 二 は 等 持 と 繹 さ れ る。 奮 く 三 昧 乏 去 ふ の は こ れ で あ る。 三 の 三 摩 鉢 底 は 等 至 ど 繹 し、 四 の 駄 衛 那 は 醤 く 灘 那 と 云 ふ の で あ る が そ れ は 正 し く な い、 静 慮 と 繹 さ れ る。 五 の 質 多 は 心、 繋 迦 は 一、 阿 掲 羅 は 境、 多 は 性、 心 一 境 性 と 繹 さ れ る。 罷 即 等 持 で あ る。 心 一 境 性 を 以 て 等 持 を 繹 せ ら れ る の で あ る。 六 の 奢 摩 他 は 止 と 繹 さ れ る。 定 に お の つ か ら 能 く 悪 を 止 め る 力 が 有 る か ら で あ る。 七 の 現 法 樂 佳 は 色 界 四 翻 慮 に 入 る 聖 者 が 現 前 に 出 家 樂 ・ 遠 離 樂 ・ 寂 静 樂 ・ 三 菩 提 樂 の 四 種 法 樂 に 住 す る を 云 ひ、 後 法 樂 住 に 封 す る 言 葉 で あ る。 現 法 樂 は 四 静 慮 の 根 本 定 に の み 有 つ て 近 分 定 無 色 定 に は 無 い の で あ る。 ご れ は 苦 通 行 に 撮 せ ら れ、 叉 無 色 界 に は 身 の 安 樂 が 存 在 し な い か ら で あ る。 以 上 の 定 の 七 名 を 見 れ ば 定 の 内 容 が 大 膿 明 か に 惣 る が、 ﹃ 略 纂 ﹄ に は 綾 い て 七 定 の 各 の 有 心 か 無 心 か 或 は 有 漏 か 無 漏 か 等 を 分 別 し て あ る。 此 の 諸 名 の 中、 其 り 等 引 地 は 繹 す る に 三 解 有 り。 如 實 義

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者 は、 有 心 無 心 に 通 じ 唯 定 位 の 一 切 功 徳 に 在 り。 等 引 の 三 義 ( 等 能 引、 引 平 等、 平 等 方 便 所 引 畿 ) 其 理 通 す る が 故 に。 一 切 の 散 位 は 皆 此 の 地 に 非 す。 三 摩 地 の 名 は 別 境 中 Q 等 持 の 山 歎 に 目 く。 通 じ て 一 切 有 心 位 中 の 心 一 境 性 を 擬 し て、 定 と 散 と の 位 に 通 す。 繹 論 中 の 四 句 分 別 の 如 し。 然 る に 諸 経 論 は 勝 れ た る に 就 て 但 室 無 願 等 を 説 い 躍上 二 摩 地 と 名 つ く。 三 摩 鉢 底 は 通 じ て 一 切 の 有 心 と 無 心 と 諸 定 位 中 の 有 ら ゆ る 定 の 騰 に 目 く。 諸 維 論 の 申 に は、 勝 れ た る に 就 て 唯 五 の 現 見 等 相 慮 の 諸 定 を 説 い て、 名 づ け て 等 至 と 爲 す。 静 慮 は 有 心 と 無 心 と 有 漏 と 無 漏 と 染 と 不 染 と に 通 す。 色 の 四 地 に 依 つ て 蝕 地 の 庭 に 非 す。 然 る に 諸 経 論 は、 勝 れ た る に 就 て 多 く の 色 地 有 心 の 清 灘 の 功 徳 を 説 い て、 名 づ , け て 静 慮 と 爲 す。 心 一 境 性 ぼ 罷 即 等 持 な り 染 澤 に 通 す る が 故 に。 心 一 境 性 を 以 て 等 持 を 繹 す る が 故 に。 奢 摩 他 は 唯 有 心 位 に し て 無 心 に 非 す。 唯 澤 位 に し て ,不 澤 に 非 す。 唯 定 位 に し て 散 心 に 非 ず。 現 法 樂 住 は 唯 四 静 慮 の 根 本 に し て 近 分 に 非 ず。 浮 無 漏 心 に し て 散 及 び 無 色 に 非 す。 此 に 由 つ て、 等 引 は 通 じ て 一 切 の 有 心 無 心 定 位 の 功 徳 を 擾 し 認 絡 と 寛 と 通 乏 の 故 に、 偏 に 地 の 名 を 立 つ る な り ℃ 有 心 無 心 分 別 等 を 圖 示 す れ ば 次 の 如 く に な る。 定 に 有 心 無 心 等 が 有 り、 そ の 歌 態 程 度 に 優 降 が 有 る の で、 種 種 の 差 別 を 生 ず る。 四 灘 四 無 色 二 無 心 定 等 で あ る。 士 一 九 衣 第 定 色 界 四 齢 慮 よ り 滅 嶽 定 に 及 ぶ 九 次 第 定 を ﹃ 大 粟 義 章 ﹄ 第 十 三 に は、 一 等 引 二 等 捲 圭 等 至 餌 灘 慮 五 心 一 境 性 ご へ 止 七 現 鞍 樂 住 不 染 無 有 散 詰定 無 有 染 漏 漏 心 心 定 中 悲 願

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密 教 文 化 九 次 第 定 と は、 謂 は ゆ る 八 輝 及 び 滅 誰 正 受 な り。 龍 樹 の 説 く が 如 し。 此 の 九 は 唯 根 本 の 定 罷 を 取 つ て 方 便 に 通 ぜ す、 根 本 定 の 時 相 を 轄 じ て 入 る が 故 に。 八 灘 滅 定 は 廣 く 上 に 羅 す る が 如 し。 然 る に 此 れ を 亦 九 次 第 滅 と 名 つ く、 、 初 輝 中 に 入 つ て 欲 界 心 を 一滅 し、 二 繹 中 に 入 づ て 初 輝 心 を 滅 し、 乃 至 彼 の 滅 盤 定 に 入 る 時 非 想 心 を 滅 す。 九 次 第 定 の 名 字 是 の 如 し。 九 次 第 の 中 前 八 の 色 界 四 灘 と 無 色 界 の 四 定 を 八 等 至 と 呼 ば れ る。 八 等 至 は 各 々 生 と 定 と に 分 け ら れ る。 生 と は 定 所 引 の 異 熟 の 果 艦 を 指 し、 定 と は 善 性 の 心 一 境 性 で あ つ て、 そ れ と 相 鷹 し て 倶 に 存 在 す る 助 伴 を 井 せ ぱ、 隔色 界 定 に あ つ て は 色 受 想 行 識 の 五 悪 を 罷 と し、 無 色 界 定 に あ つ て は 色 を 除 い た る 四 慈 を 罷 と す る。 初 め 下 地 欲 界 の 妄 心 を 捨 離 す る よ り、 次 第 た 行 を 加 へ 道 を 修 し 心 を 練 つ て、 雑 よ り 純、 麓 よ り 細 へ と 進 趣 し 昇 華 し ゆ く の で あ る。 イ、 四 静 慮 倶 含 の 本 頚 に , ﹁ 静 慮 に 四 あ り ﹂ と 云 ぴ、 ﹃ 婆 沙 論 ﹄ 第 八 十 の 初 に ﹁ 四 灘 慮 と は 謂 は く 初 瀞 慮 第 二 欝 慮 第 三 翻 慮 第 四 欝 慮 な り ﹂ と 云 ふ。 静 慮 は 駄 術 那dhyana の 漢 課、 離 は 謂 は く 等 引、 慮 ぼ 謂 は く 遍 襯。 能 く 結 縛 を 断 じ、 辱能 く 正 襯 す る が 故 に 静 慮 と 名 づ け ら れ る。 能 結 断 の 定、 能 正 襯 の 定 は 他 に も 有 る け れ ど も、 爾 者 を 倶 有 す る 竜 の は 唯 四 離 慮 に 局 る の で あ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 ご 十 八 に は ﹁ 何 の 義 に 依 る が 故 に 欝 慮 の 名 を 立 つ る や ﹄ と 問 う て、 .有 部 を し て ﹁ 此 れ ( 定) 寂 欝 な 為 に 由 つ て 能 く 審 慮 す る が 故 な り、 審 慮 は 即 ち 是 れ 實 に 了 知 す る 義 な り ﹂ と 答 へ し め で ゐ る。 し か ら ば 諸 の 等 持 も 皆 都 慮 と 名 づ け ね ば な ら ぬ や う な も の で あ る が、 そ れ は 勝 れ た る に 就 て 静 慮 と い ふ 名 を 附 け た の で あ つ て、 あ た か も 天 に 在 つ て 光 を 襲 す る を 日 と 名 づ け る が、 光 を 護 す る か ら と て 螢 や 燈 火 を 臼 と は 呼 ば ぬ や う な も の で あ る。 ﹃ 婆 沙 論 ﹄ 第 百 四 十 一 に は、 静 は 謂 は く 寂 灘、 慮 は 謂 は く 簿 慮。 此 の 四 地 の 中 は 定 慧 平 等 な る が 故 に 灘 慮 之 総 す。 飴 は 有 腸 に 随 つ て 此 の 名 を 得 す。 と あ る が、 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 二 十 八 に は、 猫 抄 こ れ に の み 欝 慮 と 名 つ く る 理 由 に 次 の 四 條 を 基 げ て ゐ る。 一、 此 れ の み 支 を 撮 す。 二、 止 襯 均 行 に し て 最 も 能 く 審 慮 す。 三、 現 法 樂 佳 の 名 を 得。 四、 樂 通 行 の 名 を 得。 諸 定 の 中 に 心 一 境 性 を 禮 と す る 離 慮 に の み 支 を 撮 す る が 馬 と の 支 を 撮 す る こ と の 不 同 に 依 つ て、 一 境 性 を 分 つ て 四 欝 慮 の 別 を 生 ず る の で あ る。 支 と は 総 て 十 八、 こ れ。 を 十 八 繹 支 と 云 ふ。 初 齢 慮= 尋、 伺、 喜、 樂、 等 持 ( 五 支 ) 第 ご 静 慮 蔚 内 等 澤、 喜 樂 等 持 ( 四 支 )

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第 三 静 慮=行 捨、 正 念、 慧、 受 樂、 等 持 ( 五 支 ) 第 四 灘 慮 舗 行 捨、 念 清 澤、 非 苦 樂 受、 等 持 ( 四 支 ) 合 し て 十 八 輝 支 と な る。 ﹃ 婆 沙 論 ﹄ 第 八 十 に、 此 の 地 の 灘 慮 に 随 順 す る 義、 能 く 此 の 地 の 静 慮 を 引 く 負 重 澹 の 義、 能 く 此 の 地 の 静 慮 を 辮 す る 成 大 事 の 義、 此 の 地 の 静 慮 を 助 成 し て そ れ を し て 堅 勝 な ら し む る 堅 勝 の 義、 軍 車 等 諸 分 別 の 異 り の 故 に 軍 車 等 支 と 名 つ く る 分 別 の 義、 是 の 如 き 静 慮 諸 分 別 の 異 を 齢 慮 支 と 名 づ け る と 述 べ て あ る が、 十 八 輝 支 と は 云 ふ も の、 實 艦 は 十 一 で あ る。 ﹃ 婆 沙 論 ﹄ 第 八 十 に 問 答 を 設 け て、 問 ふ、 四 静 慮 支 の 名 は 十 八 有 り。 實 髄 は 幾 ば く 有 り や。 答 ふ、 唯 十 一 の み 有 り。 謂 は く 初 欝 慮 支 は 名 と 實 髄 と 倶 に 五 種 有 り。 第 ご 静 慮 支 は 四 あ り と 錐 も、 而 も 三 は 前 の 如 く 内 等 浮 を 増 す。 第 三 灘 慮 支 は 五 有 り と 難 も、 而 も 第 五 は 前 の 如 し、 但 前 四 を 増 す。 第 一四 齢 慮 支 は 四 有 り と 錐 も、 而 も 後 三 は 葡 の 如 し、 但 第 一 を 増 す。 故 に 静 慮 支 の 名 は 十 八 有 り。 實 盟 は 十 一 な り。 と 云 ふ。 圖 せ ば 下 の 如 く で あ る。 尋 は 心 の 麓 分 別 の 性、 伺 は 心 の 細 分 別 の 性、 紡 翻 慮 に は 尋 伺 の こ 有 つ て 鹿 細 の 分 別 を 離 れ な い の で あ る。 喜 樂 は、 初 静 慮 は 下 地 の 悪 を 離 れ て 心 に 喜 受 を 感 じ 身 に 樂 受 を 感 す る し、 第 二 静 慮 に は こ の 定 に 依 つ て 勝 れ た る 喜 樂 を 生 す る の で あ る。 初 静 慮 に は こ れ を 離 生 喜 樂 と 云 ぴ、 第 二 静 慮 に は こ れ を 定 生 喜 樂 と い ふ。 等 持 は 定 と も 心 一 境 性 と も 名 づ け ら れ る が、 通 じ て 四 静 慮 の 自 性 と 爲 す と こ ろ の 支 で あ る。 内 等 澤 は 倶 舎 の 本 頚 に ﹁ 内 浮 は 即 ち 信 根 な ゆ ﹂ と 云 ひ、 ﹃ 婆 沙 論 ﹄ 第 八 十 に は 内 等 浮 と は、 内 は 謂 は く 心 等、 浮 は 謂 は く 信 な り、 信 平 等 な る に 由 つ て 内 心 を し て 澤 な ら し む る が 故 に 内 等 澤 と 名 つ く。 静 慮 初 五 二 四 三 五 睡 躍 尋 伺 喜 樂 ( 行 藏 ) 等 持 内 等 浮 捨 念 慧 樂 ( 受 慈 ︺ 中 受 静 慮 支 十 一 密 教 丈 化

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定 中 藩 願 と 示 し、 績 い て 世 友 尊 者 と 法 救 大 徳 と の 爾 説 を 出 し て ゐ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 二 十 八 に は、 何 な る 法 を 内 等 俸 と 名 つ く る や つ 此 の 定、 尋 伺 の 鼓 動 を 遠 離 し て 相 績 し て 清 浮 に 轄 事 る を 名 づ け て 内 等 澤 と 爲 す。 若 し 尋 伺 の 鼓 動 有 れ ば 相 綾 し て 不 清 浮 に 轄 す。 河 の 浪 有 る が 如 し。 ( 中 略 ) 信 は 是 れ 澤 相 な る が 故 に 澤 の 名 を 立 つ。 外 を 離 れ て ( 内 定 と ) 均 し く 流 す 故 に 内 等 と 名 つ ぐ。 澤 に し て 内 と 等 し き が 故 に 内 等 澤 の 名 を 立 つ。 と 述 べ て あ る。 行 捨 は 第 三 欝 慮 に 至 つ て 前 の 輕 安 の 樂 を 捨 し で 不 苦 不 樂 に 佳 す る を 蓉 ぴ、 正 念 と 慧 と は、 首 他 の 喜 樂 に 耽 ら ず 進 ん で 上 地 の 勝 れ た る 法 を 欣 ぶ を 云 ぴ、 受 樂 は 離 喜 妙 樂 地 と 構 し、 第 二 静 慮 の 喜 樂 を 離 れ て も 禽 自 地 の 妙 樂 有 る を 云 ふ。 前 の 初 二 翻 慮 の 樂 は 行 葱 の 撮、 今 の は 受 纏 の 撮 で あ る ゆ、 非 苦 樂 の 中 受 は 第 三 齢 慮 の 樂 を 離 れ て 補半 等 非 苦 非 樂 に 住 す る の で あ る。 要 す る と と ろ 心 一 境 性 を 基 底 乏 し て、 尋 伺 あ り て 喜 樂 に 住 す る を 初 灘 慮、 尋 伺 を 離 れ 喜 樂 に 住 し 信 平 等 明 澤 な る を 第 二 静 慮、 尋 伺 喜 樂 を 離 れ 正 念 正 慧 に し て 自 地 の 妙 樂 に 安 佳 す る を 第 三 静 慮、 身 心 の 樂 を 離 脱 し 念 清 葎 に し て 非 苦 樂 受 に 佳 す る を 第 四 静 慮 と す る の で あ る。 尋 伺 は 初 齢 慮 に の み 有 り、 喜 樂 受 と 相 慮 す る は 初 ご 艀 慮、 第 三 静 慮 は 唯 樂 受 ど 相 懸 し、 第 四 欝 慮 は 捨 受 と 相 慮 す る の で あ る。 ﹃ 雑 集 論 ﹄ 第 九 に ゆ は 欝 慮 支 を 三 種 に 分 類 し て あ る。 所 説 を 圖 せ ぱ 次 の 如 く に な る。 浬 桀 に 趣 向 す る 道 の、 未 至 中 間 下 三 無 色 に 依 つ て 生 す る は、 十 八 繹 支 を 撮 壱 す、 止 と 観 と 等 し か ら す 難 辛 に し て 轄 す る を 以 て 苦 通 行 と 名 づ け ら 為 に 鍬 し て、 根 本 四 静 慮 に 依 つ て 生 す る を 樂 通 行 と 名 づ け ら れ る。 十 八 輝 支 を 撮 受 し 止 と 観 幽 と 平 等 で 任 運 に 轄 す る か ら で あ る。 四 灘 慮 の 申、 下 三 静 慮 に は 尋 ・ 伺 ・ 苦 ・ 樂 一 憂 ・ 喜 ・ 入 息 ・ 出 息 の 八 災 患 が 有 る の で 有 動 定 と 云 は れ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 第 四 瀞 慮 第 三 灘 慮 第 二 艀 麟 初 灘 慮 尋 偶 喜 樂 心 一 境 性 内 等 澤 喜 樂 心 一 境 性 捨 念 慧 樂 心 一 境 性 捨 念 中 受 心 岬 境 牲 鉗 治 支 利 釜 支 自 性 支

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十 五 の 幅 非 輻 不 動 の 三 業 を 明 す 中 に、 下 三 欝 慮 を 説 い て、 有 動 と 名 つ く る 所 以 を 吋 中 阿 含 経 ﹄ 一第 五 十 を 引 い て 繹 し て、 聖 は 此 の 中 に 尋 伺 等 有 る を 説 い て 名 づ け て 動 と す る が 故 に、 下 の 三 定 に は 尋 伺 等 の 災 患 有 つ て 未 だ 息 ま ざ る に 由 る が 故 に、 動 の 名 を 立 つ。 第 四 静 慮 は 捨 受 相 慮 で、 右 の 八 災 患 を 離 る、 が 故 に 不 動 定 と 云 は れ る。 尤 も ﹃ 申 随 含 経 ﹄ 第 五 十 巻 ﹃ 烏 陀 夷 維 ﹄ に は、 今 の 八 災 患 の 中 の 憂 苦 と 一息 を 墨 げ て ゐ な い が、 じ の 四 受 竜 亦 能 く く 動 す る の で あ る か ら、 論 の 八 受 と い ふ の が 鑑 理 で あ る。 以 上 の 四 静 慮 は 因 定 で あ つ て こ れ を 定 静 慮 と 云 ひ、 そ れ に 依 つ て 色 界 有 惜 の 異 熟 身 を 受 く る 果 定 を 生 静 慮 と 云 ふ。 生 静 慮 の こ と は ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 六 巻 の 世 間 品 に 説 か れ て あ る っ 口、 生 静 顧 欲 界 の 煩 擾 を 厭 ひ 静 慮 を 修 し た る 者 そ の 分 限 に 癒 じ て 異 熟 身 を 感 じ 色 界 天 に 生 ず る。 生 壷 る に は 化 生 で あ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 八 に 諸 天 の 生 す る こ と 唯 化 生 な り ど 云 ひ、 ﹁ 有 情 の 類 生 す る に 所 託 無 き を 是 を 化 生 と 名 づ く し と 云 ひ、 叉 ﹁ 具 根 無 闘 に し て 支 分 頓 に 生 じ、 無 に し て 忽 に 有 り、 故 に 名 づ け て 化 と 爲 す ﹂ と あ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 八 の 初 に 有 情 世 間 を 明 し て、 ﹁ 地 獄 等 の 四 及 び 六 欲 天 と 並 に 器 世 間 と 是 を 欲 界 と 名 つ く ﹄ と 云 ふ。 地 獄 ・ 餓 鬼 ・ 畜 生 ・ 入 趣 の 上 に 四 天 王 衆 天 二 十 三 天 ・ 夜 摩 天 ・ 撫 晒 臭 ・多 天 樂 繰 欠 化 天 ・ 他 化 自 在 天 の 六 天 が 膚 一つ て、 四 天 王 衆と 三 十 三 の 繭 一 天 は 地 居 天 で 須 彌 山 の 層 級 に 住 し、 夜 摩 天 以 上 は 室 に 依 る 宮 殿 に 住 し て 室 居 天 と 稻 さ れ る。 こ の 上 に 色 界 天 が 有 る。 同 巻 に 云 く、 此 の 欲 界 の 上 に 庭 に 十 七 有 り。 謂 は く 三 静 慮 庭 に 各 三 有 り。 第 四 静 慮 腱 に 猫 り 八 有 り。 蕃 と 及 び 有 情 を 総 じ て 色 界 と 名 つ く。 と 十 七 天 の 名 を 出 し で あ る。 次 第 に こ れ を 圖 せ ば 左 の 如 ぐ に な る。 8色 究 寛 天 7善 見 天 6善 現 天 5無 熱 天 4無 煩 天 3廣 果 天 2輻 生 天 1無 雲 天 3遍2無浮 天 量澤天 澤 天

3極

2無1少

光漂天

量光夫

3大 梵 天 2梵 輔 天{ 1梵 衆 天 第 四静慮 第三静 慮

第二都慮{

初 翻 慮 初 静 慮 の 梵 と は 廣 善 の 所 生 な る が 故 に 梵 乏 云 ひ、 こ の 梵 の 勝 れ た る を 大 梵 と 云 ぴ、 大 梵 所 有 所 化 所 領 な れ ば 梵 衆 と 名 づ け、 大 梵 の 前 に 於 て 行 列 し 侍 衛 す る が 故 に 梵 輔 と 名 づ け る り、 第 二 隷 慮 の 光 と 云 ふ に 就 て、 最 初 の 天 盈 光 明 少 ぎ が 故 に 少 光 と 云 ひ、 次 第 に 増 し て 無 量 光 極 光 浮 と 云 ふ。 第 三 静 慮 の 浮 と は 意 地 の 受 樂 を 指 し て 云 ふ の で あ る が、 劣 れ る よ り 勝 れ た る に 就 で 名 と す る の で あ る。 下 三 薄 慮 は 雲 を 所 居 の 地 と す る が 馬 第 西 齢 慮 は 雲 を 地 と し な い の で 最 初 の 天 を 嶺 更 に 無 雲 と 密 教 丈、 化

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密 教 丈 化 名 ケ け る の で あ る。 勝 幅 有 る 異 生 の 生、 す べ ぎ 所 な る が 故 に 輻 生 天 と 云 ふ。 果 報 廣 く し て 勝 れ た る 故 に 廣 果 天 と 名 づ け、 第 四 灘 慮 に 於 て 凡 夫 の 生 じ 得 べ き 最 も 勝 れ た る 庭 で あ る。 欲 界 の 苦 は も と よ り 色 界 の 樂 を も 離 れ て、 身 心 を 煩 は す も の 無 き 天 な る が 故 に 無 煩 と 名 づ け、 雑 修 静 慮 の 上 中 晶 の 障 を 伏 除 し , て、 依 も 虚 も 共 に 無 く 熱 憐 を 離 る 等 に 依 つ て 無 熱 と 名 づ け、 上 品 の 雑 修 齢 慮 を 得 ば こ の 天 の 果 徳 現 は れ 易 き が 故 に 善 現 と 云 ぴ、 難 修 静 慮 の 蝕 障 微 小 で 見 る こ と 極 め て 清 徹 な る が 故 に 善 見 と 云 ふ。 雑 修 静 慮 と は 無 漏 の 力 を 以 て 有 漏 の 定 を 助 け て、 有 漏 無 漏 の 静 慮 を 雑 へ 修 す る を 云 ふ。 無 煩 天 以 上 は 雑 修 静 慮 に 依 ら ざ れ ば 感 じ 得 な い の で あ る。 色 究 寛 天 と は 色 界 天 最 後 邊 に 在 る 最 も 勝 れ た る 腱 で あ る。 第 四 静 慮 の 中 無 煩 天 以 上 は 不 還 果 の 聖 者 の 生 す る 天 で、 浮 身 の 所 居、 滞 者 の 所 居 な る が 故 に 澤 居 天 と 云 ぴ、 五 天 有 る が 故 に 五 澤 居 天 と も 呼 ぶ の む の で あ る。 色 界 天 の 籔 に 就 て は 十 六 天 説 十 八 天 説 二 十 一 天 説 等 諸 説 有 る が、 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ は 十 七 天 説 を 用 ふ る の で あ る。 色 界 天 の 依 庭 の 量 は ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 十 一 に 墨 げ て、 ﹁ 初 齢 慮 地 の 宮 殿 の 依 虞 は 一 四 洲 に 等 し。 第 二 静 慮 は 小 千 界 に 等 し、 第 三 翻 慮 は 申 千 界 に 等 し、 第 四 諜 慮 は 大 千 界 に 等 し ﹂ と 云 ふ ゆ 一 四 洲 と は 東 勝 身 洲 と 南 謄 部 洲 と 西 牛 貨 洲 と 北 倶 盧 洲 と に て 形 成 さ れ る こ の 世 界 を 指 し、 小 千 界 と は 千 の 四 洲 と 千 の 臼 月 と 千 の 須 彌 山 と 千 の 欲 天 と 千 の 色 界 初 灘 を 合 し た る を 云 ひ、 一 小 千 界 を 千 倍 し た も の が 中 千 界、 そ れ を 千 倍 し た も の が 大 千 界 で あ る。 色 界 天 衆 の 身 量 は 同 巻 に ﹁ 色 天 の 身 量 は 初 の 梵 衆 天 は 半 膝 繕 那 な ゆ、 梵 輔 は 全 の 一 な り、 大 梵 は 一 半 な り、 少 光 は 二 の 全 な り、 此 の 上 の 飴 天 は 皆 増 す る と と 倍 倍 せ り。 唯 無 雲 は 三 瞼 繕 那 を 減 す。 謂 は く 無 量 光 天 よ り 倍 増 し て こ よ り 四 に 至 る。 乃 至 色 究 寛 は 増 し て 萬 六 千 に 満 て り ﹂ と 云 ふ。 瞼 繕 那Yojana は 薔 に 田 旬 と 諜 せ る 語 で、 計 籔 に 就 て は 四 十 里 と 云 ひ 五 十 里 と 云 ぴ 六 十 里 と 云 ひ 或 は 三 十 里 と も 十 六 里 と も、 云 ひ 定 説 は 無 い。 印 度 に て の 車 を 牽 く 牛 の 一 洩 程 の 距 離 な り と 云 ふ。 梵 衆 天 の 牟 瞼 繕 那 よ り 少 光 天 の 二 瞼 繕 那、 無 量 光 天 の 四 瞼 繕 那 よ り 無 雲 天 め 百 繭 一十 八 瞼 繕 那 と な 睦噸 べ き を、 三 を 減 じ て 百 ご 十 五 喩 繕 那 と す る 理 由 は、 ﹃ 光 記 ﹄ に 三 説 有 つ て、 初 説 に 無 雲 天 は 不 動 地 た る 第 四 静 慮 に 生 す る 初 の 位 で、 修 行 に 苦 勢 を し た の で 三 瞼 繕 那 を 減 少 し た と 云 ふ。 以 後 は 倍 倍 し て 薩 生 天 の 一、 百 五 十 瞼 繕 那 よ り、 乃 至 色 究 寛 天 は 一 萬 六 千 喩 繕 那 と な る の で あ る。 更 に 色 界 の 有 情 の 壽 命 の 量 は 同 巻 の 次、 に、 ﹁ 色 界 の 天 の 申 に は 書 夜 の 別 無 し、 昏但、 劫 数 を 以 て 壽 の 短 長 を 知 る。 彼 の 劫 壽 の 短 長 は 身 量 と 藪 等 し、 謂 は く 若 し 身 量 孚 験 繕 那 な れ ば 壽 量 も 半 劫 な り、 若 し 彼 の 身 量 一 鍮 繕 那 な れ ば 壽 量 も 一 劫 な か、 乃 至 身 量 の 長 萬 六 千 な れ ば 壽 量 も 亦 同 じ く 萬 六 千 劫 な り ﹂ と 云 ふ。 劫 は 劫 波 騨 巴 矯 帥 の 略、 分 別 の 義、 時 と 繹 す。 何 に も 無 い 室 漠 た る 世 界 が 有 つ て、 そ こ に 下 風 輪 よ り 夜 摩 宮 に 至 る 器

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世 聞 を 成 立 し、 大 梵 以 下 地 獄 ま で の 有 情 の 生 す る に 至 る 聞 を 成 一劫 と 云 ひ、 と の 闇 は 一十 中 劫 の 時 間 が 有 る。 成 劫 の 二 十 中 劫 の 間 に 完 成 し た こ の 世 界 の 人 の 壽 命 は 八 萬 歳 で あ る が、 そ れ が 次 第 た 減 じ て 十 歳 に 至 る。 そ れ を 第 一 の 住 の 中 劫 と し、 そ の 後 の 十 八 中 劫 の 闇 は 壽 命 の 増 減 が 有 つ て、 十 歳 よ り 八 萬 歳 に 増 し 叉 十 歳 に 減 す る、 そ の 間 を 一 の 中 劫 と し て 十 八 遍 く り 返 す の で あ る。 一第 二 十 劫 に は 十 歳 よ り 増 し て 八 萬 歳 に 至 つ て 終 る。 こ の 一十 劫 聞 を 住 劫 と 云 ふ。 次 に 地 獄 の 有 情 よ の 始 め て 初 灘 慮 の 有 情 が 壊 す る に 至 る 迄 に 十 九 劫 を 経、 後 の 団 ゑ 劫 に 器 世 間 鑑 く 焼 け 終 つ て 一 切 鑑 き 終 る 二 十 中 劫 を 壊 劫 と 云 ふ。 と の 後 に 次 の 成 劫 に 至 る 迄 の 二 十 中 劫 の 塞 ﹁漠 た る 時 間 を 空 劫 と 云 ふ。 四 劫 を 合 し た る 八 十 中 劫 を 一 大 劫 と 呼 ぶ の で あ る ゆ 阿 巻 の 一 連 の 文 に 無 色 四 天 の 壽 量 を 出 し て、 ﹁ 上 の 所 説 の 劫 其 の 量 云 何 ぞ。 壊 と や せ ん 成 と や せ ん 中 と や せ ん 大 と や せ ん ﹂ と 問 ひ、 少 光 已 上 は 大 の 全 を 劫 と 爲 す。 自 下 の 諸 天 は 大 の 半 を 劫 と す。 即 ち 此 れ に 由 る が 故 に 大 梵 王 は 梵 輔 天 に 過 ぎ て 壽 一 劫 半 な り と 説 く。 謂 は く 成 と 住 と 壊 と 各 二 十 中 劫 な る ー を 以 て、 六 十 中 劫 を 一 劫 半 と 爲 す。 故 に 大 の 半 の 四 十 の 中 劫 を 以 て 下 の 三 天 の 壽 と す る 所 の 劫 量 と 爲 す。 と 答 へ て あ る。 依 つ て 梵 衆 天 の 壽 量 は 二 十 申 劫、 梵 輔 天 な 四 十 中 劫、 大 梵 天 は 六 十 中 劫、 少 光 天 は 百 六 十 申 劫、 無 量 光 天 は 三 百 二 十 申 劫 乃 至 色 究 寛 天 の 壽 量 は 百 二 十 八 萬 中 劫 と 云 ふ こ と に 菰 る。 色 界 天 の 初 め て 生 れ る 時 の 有 様 は ﹃ 倶 含 論 ﹄ の 第 十 一 に、 人 間 の 如 く 次 第 に 成 長 す る な ど の こ と は 無 く、 生 れ る 時 に 既 に 衣 服 を 著 て お り、 言 葉 も 聖 言 を 胤 ふ る こ と を 述 べ て ゐ る。 云 く、 色 界 の 天 衆 は 初 生 の 時 に 於 て 身 量 周 圓 に し て 妙 衣 服 を 具、 す。 一 切 の 天 衆 は 皆 聖 言 を 作 す。 謂 は く 彼 の 言 詞 は 中 印 度 に 同 じ。 但 し 第 十 雀 の 有 情 の 没 を 論 す る 下 に、 定 心 に 生 死 は 見 ら れ ぬ ヒ と を 記 し て あ る。 ﹁ 在 定 の 心 に 死 生 の 義 有 る に 非 す。 界 地 別 な る が 故 に、 加 行 生 の 故 に、 能 く 掻 釜 す る が 故 に ﹂ 尤 も 下 三 静 慮 は 近 分 定 の、 心 に 生 死 が 有 る。 壊 劫 の 時、 地 獄 の 有 情 の 壊 す る よ り 始 ま ク て、 人 趣 に 至 る 時 一 人 が 師 無 く 法 然 ど し て 初 静 慮 を 得 る ヒ ど が 有 る。 そ の 人 が 離 慮 よ り 起 つ て ﹁ 離 生 喜 樂 甚 だ 樂 し 甚 だ 静 な り ﹂ と 唱 ふ る の を 聞 い て、 人 は 皆 静 慮 に 入 る。 北 倶 盧 洲 の 者 は 定 に 入 つ て 欲 を 離 れ な い の で 欲 界 天 に 生 す る。 天 趣 の 中 四 大 王 天 の 一 ク が 法 然 と し て 初 艀 慮 を 得 て、 初 艀 慮 天 に 生 す る と と を 得 る。 他 の 五 欲 天 も 同 檬 に 初 静 慮 天 に 生 す る。 初 静 慮 天 の 一 つ の 有 惰 が 師 無 く 法 然 と し て 第 三 静 慮 を 得 て、 定 よ り 起 つ て ﹁ 定 生 喜 樂 甚 だ 樂 し 甚 だ 静 な り ﹂ と 唱 へ る の を 聞 い て、 飴 の 天 皆 彼 の 第 二 静 慮 に 入 つ て、 命 終 し て 並 に 第 三 灘 慮 の 極 光 浮 天 に 生 す る。 と の 後 七 の 輪 現 す る こ と 有 つ て 器 世 界 焼 儘 す る に 至 定 中 悲 願

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密 教 文 化 る の で あ る。 成 劫 の 時 先 づ 器 世 間 成 立 し て、 最 初 に で 有 惰 が 極 光 浮 天 よ り 没 し て 大 梵 虞 に 生 じ て 大 梵 王 と 爲 り、 後 に 諸 の 有 惜 の 極 光 浮 天 よ り 湊 し て 梵 輔 天 に 生 ず る あ り 梵 衆 天 に 生 す る あ り、 漸 漸 に 地 獄 に 迄 有 情 の 佳 す る に 至 る の で あ る。 住 劫 の 中 の 十 八 劫 の 聞 は 一 増 一 減 す る が、 減 劫 に 及 ん で 人 壽 十 歳 尋 至 る 時 小 の 三 災 が 起 る。 曰 く 一 に 刀 兵 ご に 疾 疫 三 に 磯 謹 で あ る。 色 界 天 は 小 の 三 災 に 患 ら は さ れ る こ と は な い。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 一 に ﹁ 色 界 の 中 に 於 て 磯 渇 の 鰐 無 し ﹂ と 断 じ て あ る。 壊 劫 の 時 有 情 類 が 極 光 澤 天 に 集 つ て 後 七 の 旨 論 の 現 す る こ と を 述 べ た が、 こ れ よ り 大 の 三 災 が 起 る。 曰 く 一 に 火 二 に 水 三 に 風 で あ つ て 第 三 齢 慮 を 頂 と す る の で あ る。 三 災 の 次 第 は、 先 づ 七 の 火 災 が 起 き て そ の 次 に 一 の 水 災 が 起 り、 そ の 後 に 又 七 の 火 災 が 起 き て そ の 次 に 一 の 水 災 が 起 る、 か く の 如 く 七 火 一 水 の 災 を 七 度 く り 返 し て、 第 八 の 七 の 火 災 の 後 に 風 災 が 起 つ て 極 微 も 残 ら ず 壊 し 去 る の で あ る。 三 災 は 外 難 の 如 く で は あ る が 皆 内 災 に 因 る の で あ る。 ﹃ 倶 含 論 ﹄ 第 十 ご に 曰 く、 此 の 三 災 の 頂 き 何 れ の 庭 に 在 り と す る。 第 二 灘 慮 を 火 災 の 頂 き と 爲 す。 此 れ に よ り 下 は 火 の 爲 に 焚 嶢 せ ら る、 が 故 に。 第 三 翻 慮 を 水 災 の 頂 き と 爲 す。 此 れ よ り 下 は 水 の 爲 に 浸 潤 せ ら る、 が 故 に。 第 四 翻 慮 を 風 災 の 頂 き と 爲 す。 此 れ よ り 下 は 風 の 爲 に 瓢 散 せ ら る、 が 故 に。 何 れ の 災 に 随 つ て 竜 上 を 彼 の 災 の 頂 き と 名 つ く。 何 に 縁 つ て か 下 の 三 定 は 火 と 水 と 風 と の 災 に 遭 ふ や。 初 と ご と 三 と の 定 の 中 は 内 災 彼 れ に 等 し き が 故 に。 謂 は く 初 灘 慮 に は 尋 伺 を 内 災 と 爲 す。 能 く 心 を 澆 悩 す る こ と 外 の 火 災 に 等 し き が 故 に。 第 二 欝 慮 に は 喜 受 を 内 災 と 爲 す。 輕 安 と 倶 に 身 を 潤 す る こ と 水 の 如 く な る が 油故 に。 遍 身 の 麓 重 此 れ に 由 つ て 皆 除 く。 故 に 経 に 苦 根 は 一第 ご 灘 慮 に 滅 す と 説 く。 第 三 静 慮 は 動 息 を 内 災 と 爲 す。 息 は 亦 是 れ 風 な 砂。 外 の 風 災 に 等 し き が 故 に。 若 し 此 の 齢 慮 に 入 つ て み 如 き の 内 災 有 れ ば、 此 の 欝 慮 に 生 ず る 時 是 の 外 の 災 壊 に 漣 ふ。 火 災 劫 は 初 静 慮 に 停 ま る べ き こ と を、 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 八 の 極 光 澤 天 の 身 一 想 異 を 論 す る 所 に、 ﹃ 阿 含 経 ﹄ の 新 仙 と 蓉 仙 と の 問 答 を 引 い て 論 じ て ゐ る。 極 光 澤 に 天 の 新 に 生 す る 有 り、 未 だ 善 く 世 間 の 成 壊 を 了 知 せ ホ。 彼 れ 下 地 の 火 焔 洞 然 た る を 見、 見 已 つ て 便 ち 驚 怖 厭 離 を 生 じ て、 彼 の 火 焔 梵 宮 を 嶢 審 し て 彼 を し て 皆 室 し か ら し め、 上 つ て 我 が 慮 を 侵 す こ と 勿 れ や。 彼 の 極 光 浮 に 奮 生 の 天 有 つ て 已 に 善 く 世 間 の 成 壊 を 了 知 す。 便 ち 彼 の 驚 怖 の 天 を 慰 諭 し て 言 く、 滞 仙、 澤 仙、 怖 る、 こ と 勿 れ、 怖 る、 と と 勿 れ。 昔 彼 の 火 焔 梵 宮 を 焼 鑑 し て 其 を し て 皆 塞 し か ら し め、 即 ち 彼 し こ に 於 て 滅 す と。 火 災 劫 の 火 は 初 灘 慮 を 焼 き 亡 し て 滅 し て、 第 ご 齢 慮 に は 及 ぱ な い の で あ る。 外 災 は 第 三 静 慮 を 限 り と し て 錆 四 静 慮 に は 及 ぱ な い の で あ る。 同 じ 巻 に ﹁ 第 四 静 慮 は 何 を か 外 災 と 爲 る

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や ﹂ と 問 う て、 外 災 無 き こ と を 答 へ て ゐ る。 彼 し こ に 外 災 無 し、 内 災 を 離 る が 故 に。 此 れ に 由 つ て 佛 彼 れ を 説 い て 不 動 と 名 つ く。 内 外 の 三 災 及 ぱ ざ る 所 な る が 故 に。 こ の こ と は ﹃ 婆 沙 論 ﹄ 第 八 十 一 巻 に も 詳 説 さ れ て ゐ る。 色 界 に 於 て は 眼 根 等 の 二 十 二 根 の 中 に、 未 知 當 知 根 と 已 痴 根 [と 具 知 根 と 女 根 と 男 根 と 憂 根 と 苦 根 の 七 を 除 い て、 蝕 の 十 五 根 を 成 就 す る の で あ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 三 は こ の 事 を 述 べ て、 更 に 十 五 根 中 に も 喜 樂 の 二 根 は 位 地 に 依 つ て 成 不 成 有 る こ と を 記 し て ゐ る。 圖 せ ぱ 次 の 如 く で あ る。 喜 根 初 二 定 三 四 定 成 就 樂 根 初 ご 二 定 第 四 定 不 成 就 同 巻 に 色 界 の 初 受 生 の 位 に は ふ 眼 等 五 根 と 命 根 の 六 根 を 得 し 將 に 命 終 せ ん と す る 時 に は、 眼 等 の 五 と 命 と 意 と 捨 と の 八 根 が 最 後 に 滅 す る こ と を 述 べ て あ る が、 色 界 有 情 に 男 女 根 を 除 く と と は、 ﹁ 色 界 は 已 に 淫 欲 の 法 を 離 す る が 故 に ﹂ と 理 由 を 學 げ て、 男 根 無 し と 難 も 欲 界 中 の 男 身 所 有 の 相 を 有 す る が 故 に、 男 性 で あ る と 論 じ て ゐ る。 ﹃ 婆 沙 論 ﹄ 第 九 十 に は 汝 男 根 無 き 理 由 を ﹁ 婬 羨 無 き が 故 に、 此 の 根 を 墜 捨 し て 彼 の 界 に 生 す る が 故 に、 色 無 色 界 に 段 食 無 き が 故 に 必 す 段 食 に 因 つ て 此 の 根 有 る が 故 に、 無 衛 糖 に 因 つ で 此 の 根 有 る が 故 に、 叉 女 男 根 は 彼 れ 無 用 な る が 故 に ﹂ 等 と 畢 げ て、 既 に 男 根 が 無 け れ ば 丈 夫 に 非 ぎ る ぺ し と 云 ふ に 就 て、 丈 夫 の 用 が 有 惹 か ら 丈 夫 と 名 つ く と 云 ひ、 丈 夫 の 用 と は 謂 は く 能 く 欲 を 離 れ 能 く 善 事 を 成 す る こ と だ と 説 い て あ る。 色 界 の 心 所 倶 生 の 諸 晶 の 定 量 は ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 四 雀 の 根 品 に 説 か れ て あ る。 大 地 法 ( 受、 想、 思、 鯛、 欲、 慧、 念、 作 意、 勝 解、 三 摩 地 の 十 ) 大 善 地 法 ( 信、 不 放 逸、 輕 安、 行 捨、 漸、 塊、 無 貧、 無 瞑、 不 害、 勤 の 十 ) 大 煩 悩 地 法 (痴、 放 逸、 辮 怠、 不 信、 幡 沈、 悼 學 の 六 ) 大 不 善 地 法 (無 漸、 無 擁 の こ ) 小 煩 拶 地 法 ( 念、 覆、 樫、 嫉、 悩、 害、 恨、 詔、 諮、 橋 の 十 ) 不 定 地 法 (尋、 伺、 睡 眠、 悪 作、 貧、 瞑、 慢、 疑 の 八 ) の 四 十 六 心 所 法 の 中、 初 艀 慮 に は、 念、 覆、 樫、 嫉、 悩、 害、 恨、 無 衛、 無 憶、 瞑 と 悪 作 と 睡 眠 と の 十 二 法 を 除 い た 三 十 四 の 心 所 が 有 り、 中 間 灘 慮 に は そ の 上 に 更 に 尋 を 除 い て 三 十 三 法 が 有 り、 第 二 欝 慮 以 上 に は そ の 上 に 伺 と 詔 と 諮 と を 除 い て 三 十 油 が 有 る。 之 の 中 色 無 色 界 の 貧 は 欲 界 の 欲 貧 に 封 し て 有 貧 と 呼 ば れ 色 無 色 界 の 見 四 諦 と 修 所 断 の 五 部 に 各 々 瞑 を 除 き、 上 二 界 の 一 切 の 随 眠 は 有 覆 無 記 な る こ と は 論 の 十 九 巷 に 説 い て あ る。 小 煩 欄 の 詔 諮 が 初 静 慮 に 存 す る 例 謹 が ﹃婆 沙 論 ﹄ 第 百 二 十 九 に あ る。 昔 佛 在 世 の 時 分 のこ と で あ る が、 馬 勝 噛必 鋼 が 四 大 種 永 滅 の 庭 を 知 ら ん と し て、 定 心 を 以 て 欲 界 に 没 し て 四 大 王 定 中 悲 願

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密 教 文 化 衆 天 に 往 き、 定 よ り 起 つ て 彼 の 天 衆 に 問 う て み た が 答 を 得 ら れ な か つ た。 そ こ で 次 第 に 四 大 天 王 ・ 三 十 三 天 ・ 帝 繹 ・ 夜 塵 天 ・ 蘇 夜 摩 天 子 観 史 多 天 等 乃 至 妙 自 在 天 子 に 迄 遍 歴 し た が、 遂 に 欲 界 天 に 於 て は 四 大 種 永 滅 の 庭 を 知 る こ と が 出 來 な か つ た の で、 更 に 定 心 を 以 て 自 在 宮 に 没 し て 梵 衆 天 に 出 で、 定 よ り 起 つ て 先 の 如 く 問 う た と こ ろ、 梵 衆 の 曰 く ﹁ 我 等 は 知 ら す。 大 梵 王 有 り、 是 の 梵 は 大 梵 な り 作 者 な 珍 化 者 な り、 一 切 の 父 た り、 自 在 生 育 し、 大 威 徳 を 具 し、 等 し き 者 無 し、 見 す 了 せ す 識 ら ざ る 有 る と と 無 し。 彼 れ 定 ん で 能 く 知 る。 仁 鷹 に 往 い て 問 ふ べ し ﹂ と ゆ 馬 勝 弥 鋼 が 大 梵 天 王 の 所 在 を 問 う た と と ろ、 梵 衆 は 私 達 も 亦 大 梵 天 王 の 所 在 を 知 り ま せ ん が、 あ な た が 倉 ひ た い と 思 ふ な ら ば お 願 ひ し て 御 覧 な さ い、 即 ち 光 明 有 つ て 中 に 現 は れ る で せ う と 云 ふ こ と で、 馬 勝 尊 者 は 誠 心 を 以 て 願 つ た と こ ろ、 大 梵 王 ぼ 光 明 を 放 ち 身 を 童 子 の 像 に 化 し、 て、 梵 衆 中 に 光 に つ ま れ て 出 現 し た。 そ こ で 尊 者 は 前 へ 進 ん で 諸 の 四 大 種 永 滅 の 麗 を 問 う た ど こ ろ、 大 梵 王 嫁 そ れ を 知 ら な か つ た の で、 そ こ で 矯 鰍 の 言 を 作 し て、 潔 必 甥 當 に 知 る べ し 我 は 是 れ 大 梵 な り、 是 れ 自 在 者 な り 作 者 な り 化 者 な り 生 者 な り 養 者 な り 一 切 の 父 た り ﹂ と。 こ れ は 詔 諮 ﹂よ り 畿 す る 所 の 語 業 で あ る。 と こ う が 大 梵 王 は 尊 者 に、 私 は あ な た の 梵 か 非 梵 か 等 と い ふ こ と を お 尋 ね し て ゐ る の で は あ 聖り ま せ ん、 た 大 種 が 何 麗 で 永 滅 す る か を お 尋 ね し て ゐ る の で す、 と 言 は れ て、 之 れ は 手 強 は し、 よ い 加 減 な こ と で 追 返 さ れ る 絹 手 で 無 し と 知 つ て、 便 ち 尊 者 の 爾 手 を 執 つ て 物 蔭 へ 引 出 し て、 さ て 馬 騰 凱必 鋼 に 謝 し て 言 ふ こ と に、 私 は 實 は 大 種 の 滅 す る 庭 を 知 り ま せ ん。 知 り ま せ ん が 諸 の 梵 衆 は 皆 私 を 自 在 作 者 で 知 ら ぬ こ と の 無 い 者 だ と 思 つ て お 吻 ま す の で、 皆 の 前 で 知 ら ぬ な ど と 申 し ま し て は 皆 が 私 を 輕 蔑 い た し ま す の で、 あ、 云 ふ と と を 申 し ま し て 大 層 失 禮 を 致 し ま し た。 し か し 一 体 あ な た は わ ざ わ ざ こ ん な 遠 い 所 へ 何 の 爲 に 無 駄 足 を 運 ぱ れ た の で す か、 佛 様 が 居 ら れ る で ぼ あ り ま せ ん か、 早 く 還 つ て 如 來 に お 問 ひ な さ い、 そ し て 正 し く 受 持 し な さ い。 馬 勝 必 鋼 は 喜 ん で 復 た 定 に 入 つ て 初 欝 慮 に 於 て 没 し て 忽 ち 欲 界 に 還 つ て、 定 よ り 起 つ て 衣 服 を と、 の へ て 世 尊 の 前 に 往 き、 世 尊 よ り 四 大 種 は 四 定 に 依 つ て 或 は 未 至 に 依 つ て 滅 す る こ と を 教 へ ら れ た と 云 商 の で あ る。 と れ に 依 つ て 初 静 慮 に 未 だ 詔 ・ 読 の 存 在 す る こ と が 知 れ る の で あ る。 こ れ は 修 道 所 断 の 有 覆 無 記 の 表 業 で 訪 る。 但 し 定 に 在 る 時 に は 語 と 業 と 生 活 の 無 い こ と 健 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ の 第 十 三 巻 に 出 て ゐ る し、 定 の 境 界 色 は 眼 根 所 見 の 境 に 非 ざ る こ と も 同 雀 に 説 い て あ る。 曰 く、 喩 伽 師 の 説 か く、 静 慮 を 修 す る 時、 定 力 よ り 生 す る 所 の 3 定 境 界 の 色 は、 眼 根 の 境 に 非 ず。 故 に 無 見 と 名 つ く。 庭 所 を 障 目 へ す。 故 に 無 封 と 名 つ く。 表 無 表 の 界 繋 分 一別 は ﹃ 倶 曾 論 ﹄ 第 十 三 に 説 か れ て あ る が、 無 表 色 は 色 界 通 じ て あ る が、 表 色 は 初 欝 慮 迄 で 第 二 以 上 に は 存 在 し な い。 但 し 上 地 に 言 無 き に 聾 虞 有 る こ と を 褐 ゐ の は、

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前 に 墨 げ た 第 二 静 慮 天 の 薪 仙 が 初 欝 慮 天 の 火 を 見 て 驚 い て ゐ る の を、 経 験 有 る 薔 仙 が 澤 仙 浮 仙 怖 る、 勿 れ と、 言 葉 を 嚢 し て ゐ る が、 そ れ は 非 有 憎 数 の 外 の 大 種 が 有 つ て 因 と 爲 つ て 内 身 を 撃 獲 し て 聲 を 獲 す る の で あ る。 第 二 静 慮 以 上 に 一 切 身 語 の 表 業 の 無 い の は、 嚢 業 等 起 の 心 が 無 い か ら で あ る ゆ と 云 ふ の は、 尋 伺 の 心 が 膚 つ で 能 く 身 語 の 表 業 を 獲 す る の で あ つ て、 第 ご 灘 慮 以 上 に は 尋、 伺 が 無 い の で 表 業 を 嚢 す 心 が 無 い の で あ る。 そ れ で 上 の 三 地 に は 身 語 の 表 業 は 都 て 無 い の で あ る。 第 二 翻 慮 以 上 の 表 業 は 初 欝 慮 の 尋 伺 を 借 り て 起 す の で あ る か ら、 第 二 静 慮 以 上 の 表 業 は 初 齢 慮 の 表 業 に 過 ぎ な い の で あ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ の 第 こ の 中 に、 依 身 の 所 佳 に 随 つ て 眼 が 色 を 見 る 時 依 身 と 眼 根 と 色 境 と 眼 等 の 識 と の 他 の 同 不 を 論 す る 下 に、 先 づ 欲 界 に 生 じ て、 若 し 初 艀 慮 の 眼 ど 以 て、 欲 界 の 色 を 見 る は、 身 と 色 と は 欲 界 に し て 眼 と 識 と は 初 定 な り。 初 定 の 色 を 見 る は、 身 は 欲 界 に 薦 し て 三 は 初 定 に 屡 す。 若 し ご 静 慮 の 眼 を 以 て、 欲 界 の 色 を 見 る は、 身 と 色 と は 欲 界 に し て 眼 は 二 定 に 薦 し 識 は 初 定 に 属 す。 初 定 の 色 を 見 る は、 身 は 欲 界 に 屡 し 眼 は 二 定 に 屡 す 色 と 識 と は 初 定 な り。 二 定 の 色 を 見 る は、 身 は 欲 界 に 蜀 す 眼 と 色 と は 繭 一 定 な り 識 は 初 定 に 蜀 す。 是 の 如 く、 若 し 三 四 静 慮 地 の 眼 を 以 て 下 地 の 色 或 は、 自 地 の 色 を 見 る は、 理 の 如 く 懸 に 思 ふ べ し。 次 に 初 艀 慮 に 生 じ た 時、 初 灘 慮 に 生 じ て、 若 し 自 地 の 帳 を 以 て 自 地 の 色 を 見 る は、 四 皆 同 地 な り。 欲 界 の 色 を 見 る は、 三 は 初 定 に 薦 し 色 は 欲 界 に 属 す。 若 し ご 欝 慮 の 眼 を 以 て、 初 定 の 色 を 見 る は、 三 は 初 定 に 属 し 眼 は 二 定 に 属 す。 欲 界 の 色 を 見 る は、 身 と 識 と は 初 定 な り 色 は 欲 界 に 薦 し 眼 は 二 定 に 属 す。 二 定 の 色 を 見 る は、 身 と 識 と は 初 定 に し て 眼 と 色 と は 二 定 な り。 是 の 如 く 若 し は 三 四 欝 慮 地 の 眼 を 以 て、 自 地 の 色 或 は 下 上 の 色 を 見 る は、 理 の 如 く 慮 に 思 ふ べ し。 是 の、 如 く 二 三 四 灘 慮 に 生 じ て、 自 他 地 の 眼 を 以 て 自 他 地 の 色 を 見 る こ と、 理 の 如 く 鷹 に 思 ふ べ し。 二 定 以 上 の 識 は 何 れ も 借 起 識 な る が 故 に 初 定 に 属 す る の であ る。 初 の 一 封 を 圖 せ ば 次 の 如 ぐ に な る。 欲 鳳 以 初 静 慮 眼 見 欲 界 色 見 初 定 色 識 眼 色 身

初 定 欲 界

簿

以 第 二 静 慮 眼 見 欲 界 色 見 魏 定 色 識 賑 色 身 歯

二 定 初 定 欲 界 二 定 初 定 定 中 悲 願

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密 教 文 化 他 な 準 知 さ れ た い。 生 翻 慮 の 諸 受 は 定 灘 慮 所 有 の 受 と 相 違 す る と と は、 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 二 十 八 に 墾 げ て あ る。 生 静 慮 の 中 に 初 は 三 受 有 り。 一 は 喜 受、 意 識 相 鷹 な り。 二 は 樂 受、 三 識 相 慮 な り。 三 は 捨 受、 四 識 相 鷹 な り。 第 二 に ご 有 り。 謂 は く 喜 と 捨 と、 意 識 相 鷹 な り。 樂 受 有 る と と 無 し、 絵 ( の 五 ) 識 無 き が 故 に、 心 悦 麓 な る が 故 に。 第 三 に 二 有 り。 謂 は く 樂 と 捨 と、 意 識 相 鷹 な り。 第 四 に 一 有 り。 謂 は く 唯 捨 受、 意 識 相 鷹 な り。 初 定 謡 喜 受 意 識 絹 癒

簿

樂 受 三 識 糧 懸 第 三 定 第 四 定 捨 受 四 識 糧 慮 論 は 引 綾 い て 借 起 識 の こ と を 明 し て、 ﹁ 上 三 静 慮 に は 三 識 身 無 く 及 び 尋 伺 無 し、 如 何 が 彼 し こ に 生 じ て 能 ぐ 見 聞 鰯 し 及 び 表 業 を 起 す や ﹂ と 問 う て、 ﹁ 彼 の 地 忙 生 て 眼 識 等 無 き に 非 す、 但 彼 の 繋 に は 非 す ﹂ と 答 へ て あ る。 こ の こ と は 前 に も、 述 べ た が、 論 の 第 十 三 巻 に は、 初 翻 慮 の 身 語 繍 一業、 下 識 を 借 り て 起 す 上 三 離 慮 の 身 語 二 業 は、 何 の 地 の 大 種 に 依 る や と 云 ふ 問 題 を 掲 げ て、 有 漏 な る は 各 の 自 地 の 大 種 所 造、 無 漏 な る は 随 つ て 生 れ て ゐ る 地 の 大 種 所 造 で あ る と 繹 し で ゐ る。 欝 慮 を 得 る こ と に 依 つ て そ と に 自 ら 防 非 止 悪 の 無 表 を 生 す る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 十 四 巻 業 晶 に、 静 慮 生 と は 謂 は く 此 の 律 儀 は 欝 慮 よ グ 生 ず、 或 は 静 慮 に 依 る。 若 し 静 慮 を 得 す る 者 定 ん で 此 の 律 儀 を 成 す。 諸 の 灘 慮 の 邊 を も 亦 静 慮 と 名 つ く。 村 邑 に 近 け れ ば 村 邑 の 名 を 得 る が 如 く な る が 故 に。 道 坐 め 律 儀 は 聖 者 の み 成 就 す。 此 れ 復 二 有 り。 謂 は く 學 煮 無 學 と な り。 ご 律 儀 は 是 れ 随 心 轄 な り と 説 く。 齢 慮 律 儀 は 定 と 倶 な る 騰 心 轄 の 戒 な る が 故 に 定 共 戒 と 云 は れ、 道 生 律 儀 は 無 漏 道 と 倶 な る 駿 心 轄 の 戒 な る が 故 に 道 共 戒 と 云 は れ る。 論 の 同 毬 に へ 翻 慮 律 儀 は 有 漏 の 根 本 と 近 分 と の 灘 慮 地 の 心 を 得 す る に 由 つ て、 爾 の 時 に 便 ぢ 得 す。 心 と 倶 な る が 故 に。 無 滞 律 儀 は 無 漏 の 根 本 と 近 分 と の 欝 慮 地 の 心 を 得 す る に 由 つ て、 爾 の 時 に 便 ち 得 す。 亦 心 と 倶 な る が 故 に。 静 慮 の 根 本 近 分 は 四 根 本 定 四 近 分 定 を 顯 は し、 無 漏 の 根 本 近 分 は 未 至 中 間 四 根 本 定 の 六 地 を 顯 は す と と は、 同 論 第 二 十 八 巻 に 説 か れ て あ る。 第 十 四 巻 所 説 に 依 れ ば、 艀 慮 律 儀 を 獲 得 す る 者 は 未 だ 陰 せ ざ る 限 り、 未 來 の を 法 前 得 に て 成 就 し、 前 生 に 失 し た る 過 去 の 定 共 戒 を 今 の 初 刹 那 に 必 す ま た 得 す る、 随 心 轄 の 色 の 勢 力 強 盛 な る が 故 で あ る。 一 切 の 聖 者 の 無 漏 の

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律 儀 は、 初 刹 那 に は 未 來 の は 必 ず 成 就 す る が、 未 だ 曾 て 起 し た こ と の 無 い 聖 道 が 始 め て 起 る の で あ る か 溢 過 去 を 成 就 す る こ と は 無 い。 第 二 念 以 去 無 飴 浬 桀 に 入 ら ざ る 以 前 は、 皆 過 去 の を 成 就 す る。 現 に 静 慮 に 佳 す る 者 は 現 在 の 定 共 戒 を 成 じ、 現 に 無 漏 道 に 佳 す る 者 は 現 在 の 道 共 戒 を 成 す る。 出 観 の 時 に は 現 在 の を 成 す る こ と は 無 い。 出 襯 し て 散 心 現 在 前 の 時 は、 随 心 轄 の 律 儀 は 成 就 す る こ と は 出 來 な い の で あ る。 未 至 定 の 九 晶 の 惑 の 得 を 断 す る 九 無 間 道 の、 前 八 無 間 と 倶 生 す る 定 道 二 戒 は 欲 纏 の 能 起 の 惑 を 断 じ、 第 九 の 無 間 と 倶 生 す る 二 戒 は 欲 纏 の 悪 戒 と 能 起 の 惑 と を 断 す る の で、 未 至 定 申 の 九 無 間 道 倶 生 の 欝 慮 と 無 漏 と の 二 種 律 儀 を 断 律 儀 と 名 づ け ら れ る。 艀 慮 と 無 漏 と の 二 種 律 儀 を 得 す る は、 た 根 本 業 道 に 従 ひ、 欲 界 の 別 解 脱 律 儀 の や う に 加 行 と 後 起 の 散 心 位 で 得 す る も の で な く、 離 る 罪 も 性 罪 に 限 つ て 遮 罪 に 従 は な い。 而 し て 前 に も あ つ た、 如 く 遇 現 未 三 世 に 亘 り、 薙 庭 界 に 従 つ て 得 す る の で あ る。 能 感 の 業 に 三 種 有 る こ と 款 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 十 五 に 出 て ゐ る が、 四 灘 慮 善 業 の 中、 下 三 齢 慮 は 順 樂 受 業 と 名 づ け る。 諸 の 樂 受 は 第 三 齢 慮 に 迄 至 る か ら で あ る。 第 四 静 慮 に は 苦 樂 受 共 に 無 い の で 順 不 苦 不 樂 受 業 と 名 づ け る。 色 無 色 の 有 漏 心 に は 悪 心 を 除 い て 善 と 有 覆 と 無 覆 と の 三 心 が 有 る こ と は、 ﹃ 倶 含 論 ﹄ 第 七 巻 に 出 て ゐ る が、 十 二 心 相 生 ご 十 心 相 生 の こ と は 同 巻 並 に ﹃ 婆 沙 論 ﹄ 第 十 一 等 に 詳 細 で あ り、 第 八 十 九 巻 に は 十 六 心 相 生 の こ と を 説 か れ て あ る。 そ の 蝕 三 十 七 菩 提 分 海 の こ と、 四 無 量 心 の こ と、 十 智 の こ と、 十 力 の こ と、 八 解 脱 の こ と、 八 勝 虞 の こ と、 諸 門 の 分 別 甚 だ 了 寧 に 所 説 頗 る 廣 大 無 鑑、 要 問 の 者 は 就 て 見 ら れ た い。 四 灘 慮 は 諸 惑 噺 醤 治 の 要 道 で あ り、 繹 迦 牟 尼 如 來 は 出 家 の 最 初 に 解 脱 の 法 を 阿 羅 羅 仙 (Aradaklama ) に 問 は れ た 時、 教 に 随 う て 四 輝 の 法 を 修 さ れ て お り、 成 道 の 時、 入 浬 葉 の 時、 総 て こ の 法 に 依 ら れ て ゐ る の で あ る。 恐 ら く は 初 め 大 地 法 中 の 三 摩 地 の 如 き 程 度 の 概 念 に 過 ぎ な か つ た も の が、 思 索 の 國 即 度 誕 生 し て 地 熱 に 育 く ま れ、 ガ ン ヂ ス 河 の 流 れ に 洗 は れ、 ヒ マ ラ ヤ の 頂 と 高 さ を 號 ふ に 至 つ て 四 級 に 分 れ、 遂 に 定 と 生 と の 二 に 結 晶 し て 欲 界 の 上 層 に 生 活 を 螢 む に 至 つ た も の で あ ら う が 州 又、 正 し か ら ん と し 高 か ら ん と し、 澤 か ら んと し 聖 な ら ん と す る 入 聞 意 欲 の、 苦 悶 の 果 に 到 達 し 得 た、 偉 大 な る 構 成 力 に 成 れ る 一 つ の 結 實 と も 言 ぴ 得 ら れ る で あ ら う。 ハ、 四 無 色 定 四 静 慮 を 成 就 し て、 更 に 進 ん で 色 法 の 繋 縛 を 脱 し た る 次 の 位 に 無 色 定 が 有 る。 こ れ を 四 奪 分 類 さ れ る。 全 く 物 ︻ の 煩 ひ の 無 い 世 界 瘡 あ る。 ﹃ 婆 沙 論 ﹄ 第 八 十 三 に ﹁ 四 無 色 と は 謂 は ぐ 室 無 邊 虚 識 無 邊 慮 無 所 有 麗、 非 想 非 非 想 麗 な 吻 し と 名 目 を 摯 げ て あ る。 ﹃ 法 灘 足 論 ﹄ 第 八 の 無 色 晶 に、 定 中 悲 願

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密 教 文 化 爾 の 時 に 世 尊、 曲必 鋼 衆 に 告 ぐ。 四 無 色 有 り。 何 等 を か 四 と 爲 る、 謂 は く、 芯 甥 有 り 諸 の 色 想 を 超 へ 膚 詰封 の 想 を 滅 し、 種 種 の 想 を 思 惟 せ す 無 邊 の 塞 に 入 り 室 無 邊 庭 に 其 足 し て 住 す。 是 を 第 一 と 名 つ く。 復 噛必 鶴 有 り 一 切 種 の 室 無 港 腱 を 超 へ て 無 邊 の 識 に 入 り 識 無 邊 庭 に 具 足 し て 住 す。 是 を 第 二 と 名 つ く。 復 芯 甥 有 り 一 切 種 の 識 無 邊 庭 を 超 へ て 無 所 有 に 入 り 無 所 有 塵 に 具 足 し て 佳 す。 是 を 第 三 と 名 つ く。 復 曲必 窃 有 り 一 切 種 の 無 所 有 庭 を 超 へ て 非 想 非 非 想 虞 に 具 足 し て 住 す。 是 を 第 四 と 名 つ く。 四 磁 州色 定 の 艦 は 四 静 慮 と 同 じ く 善 の 心 ご 境 性 で あ め、 色 法 が 無 い の で 受 等 の 四、 灘 に 依 つ て 成 り、 定 無 色 と そ れ よ り す る 異 熟 の 生 無 色 と を 立 て る の で あ る。 ﹃ 倶 含 論 ﹄ .第 ご 十 八 に 頒 を 繹 し て、 此 れ と 灘 慮 と 歎 も 自 性 も 同 じ。 謂 は く 四。 各 二 な り。 生 は 前 に 説 く が 如 し。 即 ち 世 品 に 生 に 由 つ て 四 有 り と 説 け れ。 定 無 色 の 罷 は 総 じ て 之 を 言 はゞ 亦 善 の 性 に 撮 す る 心 一 境 の 性 なり。 ( 中 略 ) 然 る に 助 伴 の 中 に 此 れ は 色 瀧 を 除 く。 無 色 に 随 轄 の 色 有 る こ と 無 き が 故 に。 一 境 性 に し て 髄 相 差 無 し と 難 毛、 下 地 を 離 れ て 生 す る が 故 に 四 種 を 分 つ。 謂 は く 若 し 已 に 第 週 欝 慮 を 離 れ て 生 す る と き は 室 無 邊 庭 を 立 つ 噸 乃 至、 巳 に 無 所 有 腱 を 離 れ て 生 す る と き 非 想 非 非 想 腱 を 立 つ。 次 に ﹁ 離 の 名 は 何 の 義 ぞ ﹂ と 問 を 設 け て、 ﹁ 謂 は く 此 の 道 に 由 つ て 下 地 の 惑 を 解 脱 す る、 是 れ 下 の 染 を 離 る 義 な り ﹂ と 答 へ て ゐ る。 下 地 の 惑 を 解 脱 す る に は 加 行 を 用 ひ ね ば な ら ぬ。 ﹃ 法 藻 足 論 ﹄ 第 八 に、 云 何 が 室 無 .邊 庭 定 の 加 行、 何 の 加 行 を 修 し て 室 無 邊 虚 定 に 入 る。 謂 は く 此 の 定 に 於 て 初 め て 修 業 す る 者 は、 先 づ 慮 に 思 惟 し て 第 四 静 慮 を 鹿 苦 障 と 爲 す べ し。 次 に 鷹 に 思 惟 し て 室 無 邊 庭 を 静 妙 離 と 爲 す べ し。 彼 れ 爾 の 時 に 於 て、 若 し 心 散 鼠 し 飴 境 に 馳 流 し て 一 趣 な る 能 は す A 念 を 守 つ て ﹂一 縁 に 佳 せ し 室 無 邊 庭 定 を 修 す る 能 は す、 此 れ を 齊 つ て 未 だ 塞 無 邊 庭 定 の 加 行 と 名 づ け す、 亦 未 だ 室 無 邊 庭 定 に 入 る と 名 づ け す。 彼 れ 若 し 爾 時 自 心 を 撮 録 し、 散 蹴 し て 蝕 境 に 馳 流 せ ぎ ら し め、 一能 く 一 趣 に し て 念 を 一 縁 に 佳 せ し め、 室 無 邊 庭 定 の 相 を 思 惟 し 修 脅 す。 是 の 如 く 思 惟 し て 護 勤 精 進 し、 勇 健 勢 猛 熾 盛 に し て 制 し 難 く 働 意 息 ま ざ る、 是 を 室 無 邊 庭 定 の 加 行 と 名 づ け、 亦 室 無 邊 虜 定 に 入 る と 名 つ く。 彼 れ 此 の 道 に 於 て 已 修 習 多 修 習 を 生 ず る が 故 に、 便 ち 心 を し て 住 .し 等 住 し 近 住 し 安 せ し め 一 趣 の 等 持 に し て 二 無 く 退 無 し。 此 れ に 齊 り て 名 づ け て 已 入 塞 無 邊 庭 定 と 爲 す。 叉 此 の 定 中 の 諸 の 心 意 識 を 塞 無 邊 虞 定 の 倶 有 の 心 と 名 づ け、 諸 の 思、 等 思、 乃 至 心 意 業 を 造 る を、 室 無 邊 虞 定 倶 有 の 意 業 と 名 づ け、 諸 の 心 勝 解 已 勝 解 ・ 當 勝 解 を 室 無 邊 庭 定 倶 有 の 勝 解 と 名 づ け、 又 此 の 定 申 の 若 し は 受 若 し は 想 乃 至 若 し は 慧 等 を 塞 無 漫 庭

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定 倶 有 の 諸 法 と 名 つ く。 叉 は 塞 無 擾 虞 定 と 名 つ く ゆ 一 切 種 の 室 無 邊 礎 を 超 ゆ と は、 謂 は く 彼 れ 爾 の 時、 塞 無 邊 慮 の 想 に 於 て 超 越 し、 等 七 く 超 越 す る が 故 に、 超 一 切 種 室 無 邊 庭 と 名 つ く。 無 邊 の 識 に 入 り 識 無 邊 腱 に 具 足 し で 佐 す と は 云 何 が 識 無 邊 腱 定 の 加 行 な る、 何 の 加 行 を 修 し て 識 無 邊 庭 定 に 入 ゐ。 謂 は く 此 の 定 に 於 て 初 め て 修 業 す る 者 は、 先 づ 慮 に 室 無 邊 庭 を 思 惟 し て 麓 苦 障 と 爲 す べ し。 次 に 鷹 に 識 無 邊 塵 を 思 惟 し て 齢 妙 離 と 爲 す べ し。 蝕 は 廣 く 説 く こ と 室 無 邊 庭 の 如 し。 一 切 の 識 無 邊 庭 を 超 ゆ と は、 謂 は く 彼 れ 爾 の 時、 識 無 邊 麗 の 想 に 於 て 超 越 し、 等 し く 超 越 す る が 故 に 超 一 切 種 識 無 邊 虞 と 名 つ ぐ。 無 所 有 に 入 り、 無 所 有 塵 に 具 足 し て 住 す と は、 云 何 が 無 所 有 腱 定 の 加 行 な る、 何 の 加 行 を 修 し て 無 所 有 麗 定 に 入 る。 謂 は く 此 の 定 に 於 て 初 め て 修 行 す る 者 は、 先 づ 鷹 に 識 無 邊 髭 を 思 惟 し て 鹿 苦 障 と 爲 す べ し。 次 に 鷹 に 無 所 有 庭 を 思 惟 し て 静 妙 離 と 爲 す べ し。 蝕 は 廣 く 説 く こ と 室 無 邊 麗 の 如 し。 一 切 種 の 無 所 有 庭 を 超 ゆ と は、 謂 は く 彼 れ 爾 の 時、 無 所 有 虞 の 想 に 於 て 超 越 し、 等 し く 超 越 す る が 故 に 超 一 切 種 無 所 有 虞 と 名 つ く。 非 想 非 非 想 麗 に 入 つ て 具 足 し て 住 す と は、 云 何 が 非 想 非 非 想 廣 定 の 加 行 な る、 何 の 加 行 を 修 し て 非 想 非 非 想 虞 定 に 入 る。 謂 は く 既 の 定 に 於 て 初 め て 修 業 す る 者 は、 先 づ 鷹 に 無 所 有 麗 を 思 推 し て 鹿 苦 障 と 爲 す べ し。 次 に 懸 に 非 想 非 非 想 腱 を 思 惟 し て 灘 妙 離 と 爲 す べ し。 蝕 は 廣 く 説 く こ と 室 無 邊 腱 の 如 し。 四 無 色 の 立 名 に 就 て ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 二 十 八 に ﹁ 室 無 邊 等 は 室 等 を 縁 す ゐ に 従 つ て 別 名 を 得 る や し と 問 う て、 ﹁ 爾 ら す ﹂ と 答 へ、 云 何 ぞ ﹂ と 重 ね て 問 ろ て、 下 の 三 無 色 は 其 の 次 第 の 如 く、 加 行 を 修 す る 時、 無 邊 の 室 と、 及 び 無 邊 の 識 と、 無 所 有 と を 思 ふ が 故 に、 三 の 名 を 建 立 す。 第 四 の 名 を 立 つ る は 想 の 昧 劣 な る に 由 る 謂 は く 賜 勝 の 想 無 け れ ば 非 想 の 名 を 得。 昧 劣 の 想 有 る が 故 に 非 非 想 と 名 つ く。 加 行 の 時 に も 亦 是 の 念 を 作 さ く、 諸 の 想 は 病 の 如 く 箭 の 如 く 纏 の 如 し と、 若 し 想 全 く 無 な れ ば 便 ち 痴 闇 に 同 じ、 唯 非 想 非 非 想 の 中 に、 上 と 網 違 ぜ る 寂 静 の 美 妙 な る 有 り と 錐 も、 而 窓 此 の 加 行 に 就 て 名 を 立 て ざ る こ と は、 若 し 詰 つ て 何 に 縁 つ て か 加 行 に 是 の 如 き の 念 を 作 す と 言 はゞ、 必 す 答 へ て 彼 の 庭 に 於 て は 想 昧 劣 な る を 以 て の 主故 に と 言 ふ べ き を 以 て な り。 此 れ に 由 つ て、 昧 劣 の 故 に と は、 是 れ 立 名 の 正 因 な め。 文 の 中 に ﹁ 諸 の 想 ﹂ と は 四 欝 慮 と 下 三 無 色 を 指 し、 ﹁ 病 の 如 -く ﹂ と は 初 二 定 の 喜 想 を 指 し、 ﹁ 箭 の 如 く ﹂ と は 三 定 の 樂 想 を 指 し、 ﹁ 擁 の 如 し ﹂ と は 四 五 六 七 地 の 捨 想 を 指 す の で あ る。 下 三 無 色 は 加 行 に 就 て 名 づ け、 非 想 非 非 想 庭 は 定 の 絹 に 就 て 名 づ け た の で あ る。 定 中 悲 願

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密 教 丈 化 無 色 の 四 定 は 全 く 色 法 無 け れ ば 行 絹 隠 微 に し て 知 り 難 く、 方 所 有 る と と 無 く し て 唯 異 熟 生 差 別 に 由 つ て 室 無 邊 威 等 の 四 種 [を 分 つ の み で あ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 八 に、 此 の 四 は 虞 に 由 つ て 上 下 有 る に 非 す、 但、 生 に 由 る が 故 に 勝 劣 殊 り 有 り。 無 色 界 の 構 成 は 有 色 界 の 如 く に 層 を な し て 存 在 す る と い ふ、 も の で 無 い の で あ 溢。 特 定 の 無 色 界 と い ふ 場 所 が 有 る の で は 無 い、 若 し 欲 界 で 無 色 定 を 修 し て 定 を 獲 得 し た 者 は、 畿 得 し た 欲 界 で 無 色 界 の 果 報 を 受 け る の で あ る。 又 無 色 界 の 果 報 が 審 ぎ て 欲 界 色 界 へ 生 す る 時 に は、 生 す べ き 欲 色 界 で 中 有 が 現 は れ る、 と れ も 別 に 無 色 界 の 存 在 し な い 誰 擦 で あ る。 同 巻 一 連 の 文 に、 謂 は く 是 の 庭 に 於 て 彼 の 定 を 得 る 者 は、 命 終 し て 即 ち 是 の 庭 に 於 て 生 す る が 故 に。 復 た 彼 よ り 没 し て 欲 色 に 生 す る 時 は へ 即 ち 是 の 庭 に 於 て 申 有 起 る が 故 に。 有 色 界 の 一 切 有 情 は 異 熟 の 色 身 が 有 る か ら そ れ に 依 つ て 心 等 の 相 績 骸 考 へ ら れ る が、 無 色 界 に は 一 切 の 色 法 が 無 い の で あ る か ら、 唯 と れ の み 有 る そ の 心 は 何 に 依 つ て 相 績 す る の で あ ら 冴り か。 有 部 は そ れ に 致 瓢 へ て、 封 法 の 諸 師 は 彼 の 心 等 は 衆 同 分 と 及 び 命 根 と に 依 つ て、 而 も 相 績す る こ と を 得 と 説 く。 衆 同 分 と い ふ 果 報 の 総 艦 が 命 根 に 依 つ て 栢 績 す る、 そ こ を 擦 め 所 と し て 心 等 相 績 を 見 る の で あ る。 こ の 有 部 説 は 世 親 論 主 の 用 ひ ざ る 所 で、 論 主 は 経 灘 の 衆 同 分 ・ 命 族 假 立 説 に 同 じ て、 経 部 師 の 説 く、 無 色 界 の 心 等 相 綾 す る は 別 に 依 有 る と と 無 し。 謂 は く 若 し 因 に 未 だ 色 の 愛 を 離 れ す し て 心 等 を 引 起 す る こ と 有 る は、 所 引 の 心 等 は 色 と 倶 生 す。 色 に 依 つ て 而 も 轄 ず。 若 し 因、 色 に 於 て 已 に 愛 を 離 る ご と を 得 ば、 色 を 厭 背 す る が 故 に 所 引 の 心 等 は 色 と 倶 生 す る に 非 も す。 色 に 依 つ て 韓 ぜ す。 心 は 心 猫 自 で 相 綾 し て よ い で は な い か と 云 ふ の が、 論 主 の 同 す る 経 部 立 場 で あ る。 何 れ と も 無 色 天 の 相 績 に は 限 量 が 有 る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 十 一 に、 無 色 の 四 天 は 下 よ り 次 で の 如 く 壽 量 二 と 四 と 六 と 八 萬 と の 劫 な り。 塞 無 邊 庭 の 有 情 は 繭 一萬 大 劫、 識 無 邊 虞 は 四 萬 大 劫、 無 所 有 虞 の 有 惜 は 六 萬 大 劫、 非 想 非 非 想 虞 は 八 萬 大 劫 の 壽 量 で あ る。 壽 量 鑑 き 終 ら ば 無 色 天 へ 生 ず る 加 行 を 修 し た る 以 前 の 業 力 に 従 つ て、 そ の 當 分 の 世 界 へ 生 れ ゆ く の で あ る。 そ の 時 に 生 す る 欲 色 界 の 色 法 は 何 か ら 引 護 せ ら れ る か。 曾 て 下 地 に 在 つ て 起 し た 色 法 を 憾 す る 業 力 が 今の 色 界 天 の 心 に 在 つ て、 そ れ が 因 縁 熟 し て 現 起 す る に 至 る の で あ る。 ﹃ 倶 舎 論 ﹄ 第 二 十 八 に、 彼 し こ に 在 つ て 多 劫、 色 の 相 綾 断 す。 後 殴 し て 下 に 生 す 幽 る と き、 色 何 く よ む か 生 す る。 此 れ は 心 よ り 生 す、 色 よ ひ 起 る に 非 す。 謂 は く 昔 起 す 所 の 色 の 異 熱 因 蕪 習 し て 心

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