修士論文要 旨 73
「中国企業 の製造原価計算 につ いて」
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陳恩
本論文 は、中国における新 しい概念である原価計算を元に して、中国企業の製造原価 計算について論 じたものである。現代中国の経済体制改革のもとでは利益センター、原価セ ンター思考が導入 され、欧 米型の責任会計 と社会主義計画経済のノルマ管理が結びっいた形で責任会計が展開 され ているoそ して、会社、総工場 においては利益センター出、工場や製造、営業部門では 原価センターで、職場では物量管理セ ンターという形が取 られている。本論文 は、まず 現代中国の経済体制確立までを4過程に分 け特徴づけ、40年近 い歴史のある中国会計制 度において大 きな変化をもたらしたのは1985年 に公布 された 「会計法」 と 「合資会計制 度」であることを論 じた。
企業原価の本質を製品原価 と工程原価の2つに分 けられるが、製造費用計算の性格性 と合理性を確保す るためには、費用限界を正確 に区別 しなければな らない。製造費用 は 製品原価中に一定の比重を占め、 これ らは製品原価の総合原価項 目を構成 している。そ して、製造費用計算の方法には4つ方法がある。すなわち、1.固定資産減価償却費用計 算、2.計画制定に応 じた基礎を越えた期間における計算、3.製造工場 における消耗服務 費用計算、4.その他の製造費用計算である。
原価費目と分配 は、製造費用計算の科 目に、生産工場 は 「製造費用」帳簿を設置す る 必要がある。製造費用の集計方法 としては、減価償却費用、修理費、安価消耗品費用を 集計する。そ して多品種製品を製造す る場合には、共同製造費用を集計 し、そ して分配 す ることが必要であり、製造費用の分配には8方法がある。
製造含む部門費用の内容について論 じ、その計算方法の2種類について解説 した。被 服部門費用の集計においては、各項 目欄 (原材料、給料、原価償却費)に対 して、被服 部門 と製造部門の 2階層帳簿設 け、分配法の中の直接分配法、順位分配法、代数分配法
74 研究年報 第1号
について論 じた。
製造原価計算 と変動原価計算の原価構成を比較 し、この相違が間接費用の中の変動性 と固定性に起因する。在庫品の価格計算および損益に対す る影響の比較において、製造 原価計算のほうは変動原価計算 より価格が高 くな り、販売量 と製造量の関係により損益 に影響が異なる。そこで製造原価計算 と変動原価計算の両方法を採用すべきである。ま た材料費価格の変動 と原価計算の対策について論 じた。
製造原価計算 と責任原価計算の有機的な結合により、新 しい財務会計制度では企業製 造原価褒美よって製品原価計算す ることにす る。 この規定 は企業内部 の経営 の転換 や、
原価責任の中心や、原価管理の京かや原価の厳格な統制を行 うために、きわめて有利な 条件を提供す る。製造原価に有効で強力な原価統制 は、製品原価統制す る企業の経済効 果 と利益の向上 に役立つ。
中国原価計算の未来 は、現代的な管理会計 システムを定着 し、普及 させるために、原 価管理 と原価計算を協力に推 し進める。今後起 こり得 る経済進歩 とそれに対応するため
に原価計算制度 は新 しい展開がはじまると思われる。