BUSINESS
REPORT
2011
財務ハイライト
売上高 (単位:百万円) 経常利益
当期純利益 1株当たり当期純利益
総資産 純資産
(単位:百万円)
(単位:百万円) (単位:円)
(単位:百万円) (単位:百万円)
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 1,000 800 600 400 200 0 △200 △400 △600 0 5,000 10,000 15,000 20,000 △500 2,000 1,500 1,000 500 0 △80 △40 0 40 80 0 2,000 4,000 6,000 8,000
第51期 第52期
20,117 24,042
第51期 第52期
427 865
334
第51期 第52期
15,161 14,408
第51期 第52期
1,137 1,720
第51期 第52期
34.55 69.93
第51期 第52期
6,233 6,942
第53期 第54期
23,859
16,110
第55期 16,309
第53期 第54期
93
第55期 △588
第53期 第54期
14,150 14,594
第55期 17,723
第53期△348 第54期 413
第55期 144
第53期 第54期
△47.54 26.73
第55期 7.40
第53期 第54期
6,202 6,906
株主の皆様におかれましては、日頃より格別のご高配を賜り厚 く御礼申しあげます。
また、本年3月の東日本大震災により、被災されました株主の 皆様には心からお見舞い申しあげます。
当社の第55期(平成22年4月1日から平成23年3月31日まで) の事業の概況につきまして、ご報告申しあげます。
事業の概況
当事業年度における当社の販売数量の98%以上は二次電池用正 極材料であり、同電池市場の動向が当社の業績に大きく影響いた します。
民生向けリチウムイオン電池は、携帯型情報端末など新たな用 途の拡大が見られ同電池向け正極材料の需要も拡大基調にありま す。しかしながら、ノートパソコン向けを主要市場とする当社の 主力製品である三元系(ニッケル・コバルト・マンガン複合酸化 物)の販売は、当事業年度第3四半期におけるパソコンメーカー の生産抑制を受け、当社の主要販売先においても生産調整を行っ たことから、当社もその影響を大きく受けました。第4四半期に
おいても全面回復までには至らず、環境対応車向けリチウムイオン電池正極材料の新たな出荷が第3 四半期末より始まったものの、当事業年度におけるコバルト系を含めたリチウムイオン電池向け正極 材料の販売数量は、前事業年度に比較して11.1%減少しました。
一方、ニッケル水素電池分野では、民生用途向けにおいてリチウムイオン電池へのシフトによる需 要減少は依然として継続しており、また、環境対応車向けについても主要販売先における生産調整が 当事業年度を通じて継続されたことより、同電池向け正極材料の当事業年度における販売数量も前事 業年度に比較して、15.8%下回る結果となりました。
当社は、将来の市場拡大が期待されている環境対応車向けリチウムイオン電池の材料開発に注力し、 将来の市場拡大に向けた対応を行うべく、当事業年度においては経済産業省、福井県及び福井市の各 行政体より支援を得て、前事業年度に引き続き積極的な設備投資を実施いたしました。当社は、固有 のコア技術を基盤とした研究開発型企業として、引き続き二次電池正極材料分野への経営資源の投入 を進めてまいります。
なお、当社の主要原料であるニッケル・コバルトの当事業年度における国際相場は、前事業年度に 比較してニッケルが28.0%上昇した一方で、コバルトは1.6%の下落となりましたが、比較的安定して 推移しました。
以上の結果、売上高16,309百万円(前事業年度比1.2%増)、営業利益195百万円(前事業年度比56.3% 減)、経常利益144百万円(前事業年度比65.0%減)、当期純利益は93百万円(前事業年度比72.0%減) となりました。
株主の皆様へ
株式会社田中化学研究所
代表取締役 社長執行役員
設備投資の状況
当事業年度の設備投資額は6,326百万円で、生産能力及び生産効率改善対応の設備を中心に投資を行 いました。その主なものは次のとおりです。
リチウムイオン電池向け製品生産設備 5,370百万円
ニッケル水素電池向け製品生産設備 78百万円
研究開発設備 208百万円
資金調達の状況
当社は、設備投資資金の調達を行うため主要取引金融機関5行と総額5,000百万円のコミットメント ライン契約を締結しております。期末日現在、同契約に基づき500百万円を調達しております。
対処すべき課題
当社は、中長期的に飛躍的な拡大が予測されております民生向け及び環境対応車向けリチウムイオ ン電池材料に対して重点的に経営資源を投入し、着実な事業拡大に取り組みます。特に、当事業年度 において先行投資を行いました環境対応車向け生産設備については、各顧客ニーズにそった製品開発 を促進させて、早期事業貢献に努めます。
また、二次電池メーカーのグローバルベースの競争激化を背景とした厳しいコストダウン要請に対 しては、基礎開発力、製造技術力及び生産システム改善を合わせた対応を行うことにより、高品質で 且つ低コスト化材料を達成していきます。
平成23年3月11日に発生しました東日本大震災は、東北・関東地方を中心としたインフラやサプラ イチェーンシステムに壊滅的な被害をもたらし、今後のわが国経済状況の見通しをたてることが困難 な状況となっております。当社は、今回の震災では人的・物的な被害はなく、通常通りの事業活動を 行っていますが、今後の経済状況によっては当社の事業活動に影響を与えることが懸念されます。当 社としましては、事業環境を継続的に精査し、状況を見極めながら取り組んでまいります。
未だ被災された方々の地域では大変な状況が続いておりますが、当社といたしましても、より真摯 な気持ちを持って、事業に取り組んでいく所存です。
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご指導ご支援を賜りますようお願い申しあげます。
お知らせ
新棟竣工
平成23年3月末に福井本社・工場 の敷地内に延床面積約8,600平米の 新工場棟が完成しました。
この工場棟は今後大幅な需要の 増加が見込まれている自動車用リ チウムイオン電池の正極材料の生 産に対応するために、「将来の主力 工場」として約50億円を投じて建 設されたものです。今回の工場建 設にあたっては、国・福井県・福 井市から約21億円の補助金・助成 金の支援を受けております。 今後、早期の量産開始に向けて 研究開発活動を加速させる予定で す。
敷地拡張
平成23年2月に福井本社・工場の 隣接地を取得したことにより、当社 の敷地面積は約73,000平米(22,000 坪)となりました。
個別財務諸表
貸借対照表 (単位:千円)
科 目 (平成22年3月31日現在)前事業年度 (平成23年3月31日現在)当事業年度 科 目 (平成22年3月31日現在)前事業年度 (平成23年3月31日現在)当事業年度
(資産の部) (負債の部)
流動資産
現金及び預金 受取手形 売掛金 商品及び製品 仕掛品
原材料及び貯蔵品 前払費用 繰延税金資産 その他
固定資産 有形固定資産
建物 構築物 機械及び装置 車両運搬具 工具、器具及び備品 土地
建設仮勘定
無形固定資産
ソフトウエア 電話加入権 その他
投資その他の資産
投資有価証券 関係会社株式
従業員に対する長期貸付金 長期前払費用
繰延税金資産 その他 貸倒引当金
6,399,975 1,571,081 34,254 2,722,768 786,876 815,274 246,335 31,870 47,560 143,954 8,194,027 7,776,521 1,267,693 116,007 5,193,381 13,887 70,279 1,110,311 4,961 60,461 58,513 1,947 − 357,044 232,409 50,000 1,788 6,052 3,566 63,680 △ 451 5,026,408 1,284,137 93,802 1,839,210 751,668 742,163 212,329 20,441 49,959 32,695 12,697,111 12,301,774 1,082,428 102,977 3,639,298 4,847 65,011 1,443,025 5,964,184 50,078 46,848 1,947 1,283 345,259 222,184 50,000 1,297 684 9,657 61,886 △ 451
流動負債 5,661,690 9,489,505
支払手形 109,660 78,267 買掛金 2,827,386 2,889,882 短期借入金 600,000 500,000 1年内返済予定の長期借入金 1,133,200 733,200 未払金 690,890 1,568,675 未払費用 33,911 37,483 未払法人税等 16,249 12,169 前受金 − 6,000 預り金 14,156 15,549 賞与引当金 93,703 101,480 設備関係支払手形 136,437 3,536,370 その他 6,094 10,426
固定負債 2,025,979 1,337,649
長期借入金 1,741,900 1,008,700 退職給付引当金 122,224 142,323 未払役員退職慰労金 161,855 − 資産除去債務 − 26,308 その他 − 160,318
負債合計 7,687,669 10,827,154
(純資産の部)
株主資本 6,832,043 6,824,411 資本金 2,086,246 2,086,246 資本剰余金 2,703,889 2,703,889 資本準備金 2,703,889 2,703,889 利益剰余金 2,043,836 2,036,259 利益準備金 130,000 130,000 その他利益剰余金 1,913,836 1,906,259
別途積立金 1,200,000 1,500,000 繰越利益剰余金 713,836 406,259
損益計算書 (単位:千円)
科 目
(
自平成21年4月1日前事業年度 至平成22年3月31日)
当事業年度
自平成22年4月1日
(
至平成23年3月31日)
売上高 16,110,724 16,309,622 売上原価 14,324,161 14,595,747 売上総利益 1,786,562 1,713,874 販売費及び一般管理費 1,338,494 1,518,002 営業利益 448,068 195,872営業外収益 46,305 24,519 営業外費用 81,219 75,922
経常利益 413,154 144,470
特別利益 129,102 315,215 特別損失 168,046 367,629
税引前当期純利益 374,210 92,056
法人税、住民税及び事業税 5,889 5,340 法人税等調整額 33,472 △ 6,905
当期純利益 334,849 93,621
株主資本等変動計算書 当事業年度(自平成22年4月1日 至平成23年3月31日) (単位:千円) 株 主 資 本 評価・換算差額等
純資産 合計 資本金
資本剰余金 利益剰余金
自己 株式
株主 資本 合計
その他 有価証 券評価 差額金
評価・ 換算 差額等
合計 資本
準備金 資本 剰余金
合計 利益 準備金
その他利益剰余金 利益 剰余金
合計 別途
積立金 繰越利益剰余金
平成22年3月31日残高 2,086,246 2,703,889 2,703,889 130,000 1,200,000 713,836 2,043,836 △ 1,928 6,832,043 74,289 74,289 6,906,332 事業年度中の変動額
別途積立金の積立 300,000 △ 300,000 − − − 剰余金の配当 △ 101,199 △ 101,199 △ 101,199 △ 101,199 当期純利益 93,621 93,621 93,621 93,621
自己株式の取得 △ 54 △ 54 △ 54
株主資本以外の項目の
事業年度中の変動額(純額) △ 2,335 △ 2,335 △ 2,335
事業年度中の変動額合計 − − − − 300,000△ 307,577 △ 7,577 △ 54 △ 7,631 △ 2,335 △ 2,335 △ 9,967 平成23年3月31日残高 2,086,246 2,703,889 2,703,889 130,000 1,500,000 406,259 2,036,259 △ 1,982 6,824,411 71,953 71,953 6,896,365
キャッシュ・フロー計算書 (単位:千円)
科 目
(
自平成21年4月1日前事業年度 至平成22年3月31日)
当事業年度
自平成22年4月1日
(
至平成23年3月31日)
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー 3,778,783 3,069,538Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 2,341,082 △ 2,023,407
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー △ 1,476,879 △ 1,334,082
Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額 7,346 1,008
Ⅴ 現金及び現金同等物の減少額 △ 31,832 △ 286,943
Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高 1,602,913 1,571,081
株主メモ
役員の状況
(平成23年6月17日現在)会社概要
(平成23年3月31日現在)株式会社田中化学研究所 昭和32年12月
2,086,246千円
当社は、二次電池用の正極材料ならび に金属表面処理・触媒用薬品の製造販 売を主な事業としております。 165名(前事業年度比14名増)
商 号
設 立
資 本 金 主な事業内容
従 業 員 数
田 中 保
茂 苅 雅 宏
嶋 川 守
久 野 和 雄
上 野 學
増 田 仁 視
篠 原 芳 明
代表取締役社長執行役員 取締役執行役員 取締役執行役員 取 締 役 常 勤 監 査 役 監 査 役 監 査 役
株式の状況
(平成23年3月31日現在)①発行可能株式総数 普通株式 47,000,000株 ②発行済株式の総数 普通株式 12,650,800株
③株 主 数 9,852名
④ 大株主の状況
株 主 名 持株数(株) 持株比率(%) 田中 保 1,264,200 9.99 株式会社三菱東京UFJ銀行 460,000 3.64
田中 浩 295,000 2.33
住友商事株式会社 250,000 1.98 三菱商事株式会社 240,000 1.90 ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ
ロンドン エス エル オムニバス アカウント 235,100 1.86 住友生命保険相互会社 210,000 1.66
田中喜久子 190,000 1.50
田中 学 171,000 1.35
田中 健 171,000 1.35
ホームページのご案内
お知らせ
田中化学研究所ホームページ
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株券電子化によるご注意
⑴ 株券電子化に伴い、株主様の住所変更、買取請求その他各種お手続きに つきましては、原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等) で承ることとなっております。口座を開設されている証券会社等にお問 合せください。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱いで きませんのでご注意ください。
⑵ 特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、三菱 UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記特別口座の口 座管理機関(三菱UFJ信託銀行)にお問合せください。なお、三菱UFJ 信託銀行全国各支店にてもお取次ぎいたします。
⑶ 未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いい たします。
事 業 年 度 4月1日∼翌年3月31日
期末配当金受領株主確定日 3月31日
定 時 株 主 総 会 毎年6月
株 主 名 簿 管 理 人
三菱UFJ信託銀行株式会社
特別口座の口座管理機関
同 連 絡 先 三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部 〒541-8502 大阪市中央区伏見町三丁目6番3号 Tel:0120-094-777(通話料無料)
上 場 証 券 取 引 所 大阪証券取引所(JASDAQ市場)
公 告 方 法 電子公告により行う
公告掲載URL http://www.tanaka-chem.co.jp/ ( ただし、電子公告によることができない事故、その