翻
フラ ン スに おけ る労 働者
の権 利 と そ の歴 史
︵そ2 丁 完︶
ジ ー ン
・モ ー リ オ
﹃労 働 法 便 覧
﹄
富
紀
敬 訳
目 次 緒 言 総 法 論 案 の可 決 労働 略 史 経 済 学 説 社 会 法 と は 労 働 監 督官 労働 法 フ ・ ラ ン スに お ける 労働 者 の権 利 とそ の歴 史
︵そ の 二 o完
︶
職業教育
学習・職業進路指導
どのように職を身につけるか
徒弟契約
生涯教育
労働者の地位の向上
雇用条件
採用
解雇
一四五.
法 経研 究 三〇 巻 一号 人
︐ 九
八 一年
︶ 失 業 職 業 組織 労 働 組 合 組織 の歴 史
¨ 賃 金生 活 者 の労 働 組 合
.
・経 営 者 織組
・ ■ 従 業員 代 表 一 企 業委 員会 労 働 条 件 労働 の個 別契 約 就 規業 則 労働 協約 労働 時 間 有給休暇⁝⁝⁝⁝⁝⁝以上二十九巻三・四号賃金はどのように決められるか賃金︵つづき︶婦人・年少労働
¨ it ・健康︑衛生と安全争議 個別争議︱︱労使調停委員会 ︲
集団争議
社会保障
社会保障とは社会保障︱︱総論
一四 六 社 会 保障 の組 織 用と 語 疾 病 保 険 死 亡 保険
︱︱ 出 産 保険 老齢 保険 老 人 手 当 廃 疾 保険 労働 災 害
■
■ 定 義 労働 災 害
⁚ ︱卜 還付 職 業 病 家 族 手 当 家 族 手 当
︵つ づ き︶
︲ 共 済 組 合 ーヨ ロ パッ に おけ る社 会法 の比 較 二 覧 表 練 習
以上本号︒以下略 住 所 録 参 考文 献 賃 金 は ど の よ う に 決 め ら れ る か
︵第 22図
第︑ 23図
第︑ 37表
︶ 賃 金の 定義
︒ れ罐
≒凱 r期 鋤狸
約 よに てっ 雇主 と関 係 を結 だん 労働 者 支に 給さ
7ランスにおける労働者の権利とその歴史︵その二・完︶
第22図 賃率はどのように見い出されるか 2つの場合
第23図,スライド制最低賃金はどのように定められるか
歴 史: 1970年1月 20日法は.最低保障賃金(soM.I.0)をスライ
ド制最低賃金(S.M.I.C。 )に変える。
定 義: どんな職業であろう│とになく18歳の賃金生活者の受け取る
ことのできる最も低い賃金である。
決 定: 不ライ ド制最低賃金は、じみな家族の最小費用について計算 し
た標準家計 にな らって定 め られる。
スライ ド制最低賃金の引き上げ
四一 七
賃金 は労働協約の条頂 によって 定め られる。
労働協約のない場合
賃金は自由、スライ ド制最低賃 金を下まわることはできない。
決定をも とに 政府 :政 府 にはスライ ド制最低賃
.金を引き上げる機会が許 されてい
いる。
上昇の場合
全国消費指数 の少 な くとも2バ
―セントの上昇があった場合、
スライ ド制最低賃金は同じ割合 で引き上げられる。
※指数=価格の上昇 を示す計算
295の 費用ポス トが小売価格の上昇の計算に組み入れ られる。
パ ン、菓子、穀物を主成分 とする他 の製品、牛肉、豚肉、魚加工品、乳製 品、 くだ もの と野菜ヽ飲物、砂糖な ど
サ ー ビ ス
家賃、水、住宅 と器具の修理及び維 持、鞍底 のは りかえ、輸送、保健衛生 サー ビス、食堂の料理 バカンス、ス ポーツな ど。
法経研究三〇巻一号︵一九八一年︶
労働の価値は次 のことに因る︒
︱︱その量︵時 間数︑製造個 撃
︒
2︵
︶
︱︱ そ の質
︒
︱
︵ ︱編要 供給 の
法 則
︒
︵4
︶
賃 金 支払 い の
墓
︒
貨 幣 賃 金︒ れそ は︑ 販 売 店 と飲 料 販売 店 を 除 いて 法 的 流に 通 し て いる 貨 幣 で労 働 日 に︑ 月 二回
︑ せ いぜ い 六一 日 の間 隔 を お いて 支 払 わ れ な け れば な ら な い︒ 賃 金 は だし い に 月 給 化 し︑ 月 当 ヶ
四一 八 の労 働 は 七一 三時 間 二〇 分 に見 積 も ら れ る︒ す な わ ち︑ 眸 際 融 ぼ 陰 医 躊
いヽ
︵コ
︶
現物賃金︒ これはしばしば賃金を補うという利点をもち︑課税される︒
・食物︵家事使用人︑レストランの従業員︶︒
・住宅︑照明︑暖房︵女中︑管理人
︶ ︒
・衣類︵軍人︑ステュワーデス︑郵便配達人
︶ ︒
・食料品と製品︵坑夫に対する石炭︑フランス電力︵︵雪8一7おいま喘罵Hpけ
・ u﹄
・ ︶ 従業員に対する割引き料金での電気の供給︶︒
・さまざまな便宜︵快適な輸送︑フランス国有鉄道
o︵ ∽ o 中0ま
い0一¨0い︼0 ●o● oFO日
Ю●ωoo﹂﹃N口0F ︒﹁¨O﹁
・
∽﹄石・0・﹃じ
職員
︶ ︒ 賃 金 形 態︒
︱︱ 時 間 賃 金
︵時間 で︑ 日 で︑ 月
︶で︒
︱
︱ 個数 賃 金
︵生産 高 に︶ あ る いは
︽ 請 負 いで
︾
︒
︱
︱商 業企 業 にお け る百 分率 で の賃 金
︵賃 金 生活 者 は毎 月 の 固 給定 加に え て彼 の扱 たっ 仕 事 に つい て のあ る パ ー セ ン ト 等に し い額 を受 け取 る︶︒
賃 金 はど のよ う に決 め ら れる か
︒ それ は次 の結 果 であ る︒
工 業 製 品
・ 服装、衣類t下着類 メ リヤス繊維
製品、仕事着、 スポー着……。
・ 消費の殆ん ど、家具、 じゅうたん と
上塗 り、大ガヽの家庭器具、家庭用品
電気用品、金物、石鹸 と家庭用洗剤 車、本、新聞、 タバ コな ど。
︱︱ 採用 時 の賃 金生 活者 と雇 主 との 議論
¨そ れゆ え︑ 次 のこ とを 考慮 する こと が でき る︒
・ス ライ 制ド 最低 賃金
︵最低 賃金 の発 展
¨毎 年七 月 日一 に政 府 によ てっ 新 いし 率 が決 めら れる 一︒ 九七 九年 九月 一日 二で 一 六 一・
〇八 フラ ン︶︒
・労 働組 合 と雇 主 で結 ば れる 労働 協約 もし くは 協定 によ てっ 定 めら れる 職 業間 最低 賃金 日H 馨発 罐囃 競﹁ 労働 組合 一よ てっ 行使 され る圧 力︒ 賃
金 の引 き上 げ
︒ 生産 の奨 励 金︑ 利潤 への 参加
⁝・⁚︒
︵じ
︵1︶ 手当
¨こ れ は おこ な われ た 労働 ︑ ーサ ビ スの 価格 であ
︵2︶ 働労 の質
¨精 神的 な次 元で 労︑ 働 の形 態 はす べて 等し い が︑ 社会 な的 元次 では
︑ ほど ほど の製 造も しく は下 手 つに ぐら れ 橋た は︑ 同じ 不都 合を 現 わす わけ では な い︑ いと う こと はあ きら かで るあ
︒
︵3︶ 需要 供︑ 給 の法 則
¨そ れ は労 働市 場 依に 存す る︒ 同じ 職 をた くさ んの が人 求め てい る場 合 の賃 金は 同︑ じ職 を求 め る人 が少 ない 場合 の賃 金よ りも も︑ の足 りな い水 準に なる フラ ン スに お け る ︲労 働 者 の権 利 とそ 歴の 史
︵そ の 二
・完
︶
であ ろ う︒
︵4︶ 賃 金
¨こ のこ と は︑ 古 代 文 明 おに いて 各 個 人 に支 給 す る 塩 の量 を さ し示 し て いた
︒ と いう のは
︑ こ の食 料 品 は珍 し か たつ から であ る 0フ テ ン語 で
︽ oュ
︾ は
︽ o2
︾ す な わ ち塩 を意 味 し て いる
︶︒
︵5︶ 賃 金地 帯
¨そ れ は︑ 生活 費用 の上 昇 少が な いと みら れ て いる ある 地方 にお いて 賃︑ 金 の控 除
︵減少
︶ を生 ぜし める 理由 とな る︒ 賃 金
︵っ づき 第︑ 表︑ 第 3 9表
︶ 賃金 の要 素︒ 賃金 の増 加要 素︒
型一︲︲
間 ヵ︑副岬れ悧
︹酬榔障
¨な孵則﹂﹄
︹r︼″脚 時︵九醐酬か
す 割る 増 率し ︒
︵ι ll 勤続
︑ 精 勤︑ 能 率 の各 手 当︒
︱︱ チ プッ
︒ 賃 金 の減 少要 素
︒
︱
︱ 地帯 に つい て の減 額
︵○
パ ー セ ント から 四 パ ー セ ン ト︶
︒
︱︱ 年 齢 に つい て の減 額 ︒ 2 七歳 未 満
︑ イマ ナ ス 二〇 パ ー セ ント ︑ 一七
︱ 一八 ヽ 歳 イマ ナ ス 一〇 パ ー セ ント
︶︒
︱︱ 社 会 保障
︵分 担額
︶︒
一四 九
1
法経研究 ○巻一号人一九八二
選出期器伽湿麓珊
園
一日 一
騨鐵爾鑢鵞霧雪輝椰濤和繋駒螂灯鉾襲いジ 潔繕鑢れい輔鶴鱚黙ゞ・ξい︒沖︒菫cg´滋ルま
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″メ 婦 さ 0暑 F ド 昔 ヽ き 0 勘 ゆ 胸 館 鮨 R ぷ 嗜 = 藩 研す 0・ ヽき 弔ヽ
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ぶ さ , ベ 薔 ゝ [ ザ 3 讐
露場: 胡場‐ こ§ 3憩 焉` :1言 ぞ ち 瞥暑 ] :]言 貫 i ¶ 辱 ̲ こ し‐ 3 ‐ Fi
][ ゝ課 喬き 図 こヽ露 ξ[ 讐鸞L
第39表 さ し お さ え フラ ︲
ンスにおける労働者の権利とをの歴史
︵そ
の二o完︶
︱︱ 失 業 手 当
︵商 工業 雇 用事 業 団︶︑ 賃 金 の○
・六
〇 パ ー セ ン ト
︵一 九 七八 年 月五 二 日︶
︒
.
︱卜 経 営者 の補 償
︵勉強 道 具 の調 達
︶︒
︱︱ 罰 金︒ 給与 帳 簿
︒
.
︱︱ そ の管 理 は雇 主 に義 務 づ け られ る︒ 一´
︱︱ そ のペ ージ に番 号 が つけ られ る︒ 一
︱︱ そ の使 用終 了 のの ち五 年 間 は保 存 され な けば な らな い0 11 労 働 監 督官 に相 談 す る とこ が でき る︒ 雇主 の破 産 の場 合 f
・
・
賃金生活者は特権者である六
︐ 通常滴人と債権者て︑に先だ文っ 払わ るれ rヽ
・
・ 一
・ 特権 等級 が確 立さ れて いる
︒
︱︱最後の六〇日の ︐ 賃金プラメ解雇手当と不当な契約破棄手当 が︑第一列で
︐ ある︵最上級つ特権
︶ ︒
︱︱沐力﹁に六〇︵ 日賃金は第五列である︵通常の時潅
︶ ︒ そ れ以 上 は無 効 であ る︒ 雇 主 が出 頭 しな い場 合︑ 規 定
︐ を実 行 移に のす は商 工業 雇用 事 業 団 であ る︒ 差 し 押 え︒
十五 デ
法経研究三0巻一号︵一九入一年︶ もし賃金生活者が借金をし ︑ている場
ヽ 合い事債権者は民裁︑拡飛 の決 定を も とに 賃 金を 押収 する こと がで るき
︵一 九七 五年 一月 一 日五 政令 によ てっ 修 正さ れ た 一九 五 二年 月六 四 百法
︶︒法 律 は︑ 差 押し えう る部 分に いつ て正 確 に述 べて るい
︒ 差 押し ので きな もい の 家族 手当 賃︑ の金 割増 し
︵特 別手 当︶ 払 い戻 しさ れる 経費 通︑ 勤手 当︑ 解雇 手当
︒
︵じ
︵1︶ 超過 時間 れそ は︑ 超過 時間 が習 的慣 であ たっ 場合 ま︑ た︑ 賃 金が 月給 あで たっ 場合
︑ いず れ であ ろう と週 当り の 労働 によ てつ 計算 され る︒ 労働 約協 よは り大 きな 加算 に つ いて 決 める
.とこ がで るき
︒
︵2︶ 手当
¨そ れは 労働 協約 に
・ よっ て 定め られ る︒ 他 の計 算 は︑ 多く 労の 働協 約 によ てっ 定め れら そ︑ れは
︑ たと えば つら く︑ か つ危 な険 労働 通︑ 常 のも くし は超 過 の夜 労間 働 時間
︑ 日
︲ 曜の 仕事 にか んし てで るあ
︒
︵3︶ 権債 者 貨¨ 幣を 支払 われ るべ き入
︒
︵4︶ 無効 雇 主は 六︑ カ月 を越 え て賃 を金 支払 う こと はで き な い︒
︵5
︶ 民 裁事 判も くし 大は 審裁 判所
¨そ れ は︑ 不動 産 す︑ な わ ち移 動 させ る こと う でき な い財 産 に関 係 るす 項事 判を 定す
︒ る
︒
一五 婦人o年少労働︵第型蒸第4.表︶
雑 けはつ 法嘲r﹂はガ赫蹴歳から一人歳の若者たちと若い娘
︲ の労働 この手段は︑工
禁いるような危な仕事を上して次の険︒ ヽ. 場けれならないいて掲示されなばにお︒
︱︱地下もしくは採掘仕事︵鉱山︑石切場︶︒
︱︱危険な製品の仕事︵酸︑爆発物の製造XII危険な装置に面した仕事︿丸鋸あるいは帯鋸︑金属切断機とよく切れる刃の利用︑動いている機械装置の注油︑放射能にさらされる仕事︑手動の印刷機とは別の印刷機など︶︒︱︱過度の疲労をうむ仕事
娘のためラスく装置若い︵ガをふ︑ のミなヽの ︲ペダル式シンど たならば雇主の血縁者であ合についてはっ︑ の最後の場る年者の仕事こ販売の売店におけ未成飲物︑︑ なな出版物の製造と︱ ︱め仕事︵不適徳常の健康のたに危険︱通
をよ・み ︵表い規定ているのれる仕事につてし特に重荷負う骨折を背︑ ︲ 除外る︶され︒
︶ ︒ 医者の監視
︐ ︒
一 ︲ 一八歳未満の賃金生活者は︑三カ月ごとに身体検査を受けなければならない︒
・ ヽ
第40表 骨のおれる仕事の規定 フランスにおける労働者の権利とその歴史
︵そ の二・浄0
手 に 重 荷 を も つ
年 齢 男 `子 女 子
14歳か ら15歳 15キ ロ グラ ム 20キ ログ ラム
8キ ログラ ム
10キ ログラ ム
25キ ログラム しく規則に従 う。大人
る 。
16歳か ら17歳 18歳以上
運搬 の方法(車輛 、一輪手押車、
のもち運べる最大重量は11ユ型
荷車 な ど )は 、等 グラムに制限 され
第41表 追加処置に関 しては
一五
三
年 少 者
婦人 と年少者
いつも乞食状態 にある16歳未満の雇 う者は誰れでも
裁判にかけられる余地 をもつ。
20時をすぎて街頭(露店)で。また、気温 が0度よ
り低 い時に婦人 と18歳未満の青少年 を働 かせ ること
は、禁止 されていう。
婦 人 15歳以上の年齢の婦人を100人以上使 っている企業
は、授乳室を設けなければならない。
子供 に授乳す る母親 は,半時間 の2回にわたる休憩午
前L午後)の権利を労働時間内にもっている。
妊娠 中の婦人は、予告 な しに労働契約 を一時中断 す る ことができる。
腰掛け椅子が商店における婦人従業員の自申に利用で きるように用意 されなければならない。