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日韓看護学生の死生観 の比較

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日韓看護学生の死生観 の比較

田代 隆良

1

・出田 順子

2

・永 田 奏

2

安藤 悦子 1・径 路 赫

3

・白 明和

4

要 旨 日本 の看護学生1 27 人,韓 国の看護学生1 91 人 を対象 に死生観 を調査 した.看護学生の死生観 は 日 本 ,韓国 とも 「 死後 の世界観 」 「 死‑ の恐怖 ・不安 」 「 人生 にお ける目的意識」が高 く,「 死 か らの回避 」 「 寿 命観 」 「 解放 としての死 」 「 死‑ の関心」 は低 かった.両 国 を比較す る と,「 死への関心 」 は 日本が,「 死 か ら の回避 」 「目的意識」 は韓 国が有意 に高か った.「 死へ の恐怖 ・不安」 と 「 死か らの回避」 には強い相 関が認 め られた. '死 にゆ く患者 をケアす る看護者 は 「 死‑ の恐怖 ・不安 」 が少 ない ことが望 ま しく,子供時代 か ら 生 と死 について考 える機会 を持つ とともに,講義や実習 を通 した死 の準備教育が両国 において必要 と考 え ら れる.

保健学研究 1 9( 1):49‑ 5 4,2006

Ke yWor ds 死生観 ,看護学生, 日本 ,韓国

は じめに

現代 人の価値観 は多様化 し,生 と死 に対す る考 え方 も 一様 ではない.その ような患者 をケアす る看護師 には, 自分 自身の死生観 を持つ とともに, 自分 とは異 なる様 々 な死生観があることを理解 し,共感 で きる柔軟性が求め られてい る

1

) . さらに,地球規模 で人の交流が進 み, 冒 本 とは異 なる歴史,文化 ,宗教 ,習慣 をもつ人々 をケア す る機会 も増 えつつあ り, 日本人以外 の死生観 を理解す る必要 もある.看護学生の死生観 に関 し,学年 間,講義 あるいは臨地実習の前後

2

, 3 ) ,看護学生 と看護 師4 ) ,看護 学生 と他 学部学生

5

・ 6 )な どにつ いて比較検討 されてい る が,外 国の看護学生 との比較 に関す る研究 は少 ない.そ こで今 回,地理的,文化 的 に日本 に最 も近 い と言 われて いる韓 国 と日本 の看護学生 の死生観 を比較検討 したので 報告す る.

対象 と方法 1. 対象

長崎大学医学部保健学科看護学専攻 の 1年生 と 4 年生 お よび韓国晋州保健大学看護学部 の 1年生 と 3 年生 ( 普 州保健大学 は 3 年課程) にア ンケー ト調査 を行 った.戻 崎大学 1 27 人 ( 1 年生55 人, 4年生72 人),晋州大学 1 91 人 ( 1 年生97 人, 3 年生94 人)か ら回答が得 られ,解析 対象 とした ( 表 1).

2.調査 方法

死別経験 ・臨終 に立 ち会 った経験 の有無 ,子供時代 に

表 1 .対象

人数 ( 女性/男性) 平均年齢 ( 範囲)

長崎大学 1年生 5 5 人 ( 5 5 / 0) 1 8. 7 歳 ( 1 8‑2 1 ) 4 年生 7 2 人 ( 7 1 / 1) 2 1 . 9 歳 ( 2 1‑3 9)

晋州大学 1年生 9 7 人 ( 8 4 /1 3 ) 1 9. 8 歳 ( 1 8‑2 8)

お ける家庭 での死 の話題 ,宗教 の役割 ,死生観 に影響 を 与 えた要因な どに関 し,選択 回答形式 で質問 した.死生 観 については,平井 ら

7)

が開発 した 「 死生観尺度」 を使 用 した ( 表 2).本尺度 は,( ∋死後 の世界観 ,② 死‑ の 恐怖 ・不安 ,( 参解放 としての死 ,( 夢死 か らの回避 ,⑤ 人 生 にお ける 日的意識 ,⑥死‑ の関心,( ∋寿命観 ,の 7 因 子27 項 目で構成 され, 7 件法 ( 1 .当てはまらない, 4.

どち らともい えない, 7. 当ては まる) に よ り回答 を求 め る もので,死生観全体 の特徴 を網羅 している.各 因子 に 4つ ( 寿命観 のみ 3つ)の質問があ るため,各 因子 の 合計点 を質問数で割 り,平均 点が 4 点以上 を高い, 4 点 未満 を低 い と判定 した.質問票 には因子名 を記載せず, 各項 目をランダムに並 び替 えて使用 した.

授業終了後 の休 み時間に研 究の趣 旨,倫理的配慮等 に ついて説 明 した後 ,同意が得 られた学生 に質問票 を配布 して無記 名 で記 載 して もらい,講 義室 出 口で 回収 した ( 集合法).韓 国の学生 には, 日本語 の質問 を韓 国語 に翻 訳 し,同様 の方法 で実施 した.

1 長崎大学大学 院医歯薬学総合研 究科保健学専攻看護学講座 2 長崎大学医学部保健学科看護学専攻元学生

3 晋州保健大学国際観光学部 4 晋州保健大学看護学部

日韓看護学生の死生観 の比較

田代 隆良

1

・出田 順子

2

・永 田 奏

2

安藤 悦子 1・径 路 赫

3

・白 明和

4

要 旨 日本 の看護学生1 27 人,韓 国の看護学生1 91 人 を対象 に死生観 を調査 した.看護学生の死生観 は 日 本 ,韓国 とも 「 死後 の世界観 」 「 死‑ の恐怖 ・不安 」 「 人生 にお ける目的意識」が高 く,「 死 か らの回避 」 「 寿 命観 」 「 解放 としての死 」 「 死‑ の関心」 は低 かった.両 国 を比較す る と,「 死への関心 」 は 日本が,「 死 か ら の回避 」 「目的意識」 は韓 国が有意 に高か った.「 死へ の恐怖 ・不安」 と 「 死か らの回避」 には強い相 関が認 め られた. '死 にゆ く患者 をケアす る看護者 は 「 死‑ の恐怖 ・不安 」 が少 ない ことが望 ま しく,子供時代 か ら 生 と死 について考 える機会 を持つ とともに,講義や実習 を通 した死 の準備教育が両国 において必要 と考 え ら れる.

保健学研究 1 9( 1):49‑ 5 4,2006

Ke yWor ds 死生観 ,看護学生, 日本 ,韓国

は じめに

現代 人の価値観 は多様化 し,生 と死 に対す る考 え方 も 一様 ではない.その ような患者 をケアす る看護師 には, 自分 自身の死生観 を持つ とともに, 自分 とは異 なる様 々 な死生観があることを理解 し,共感 で きる柔軟性が求め られてい る

1

) . さらに,地球規模 で人の交流が進 み, 冒 本 とは異 なる歴史,文化 ,宗教 ,習慣 をもつ人々 をケア す る機会 も増 えつつあ り, 日本人以外 の死生観 を理解す る必要 もある.看護学生の死生観 に関 し,学年 間,講義 あるいは臨地実習の前後

2

, 3 ) ,看護学生 と看護 師4 ) ,看護 学生 と他 学部学生

5

・ 6 )な どにつ いて比較検討 されてい る が,外 国の看護学生 との比較 に関す る研究 は少 ない.そ こで今 回,地理的,文化 的 に日本 に最 も近 い と言 われて いる韓 国 と日本 の看護学生 の死生観 を比較検討 したので 報告す る.

対象 と方法 1. 対象

長崎大学医学部保健学科看護学専攻 の 1年生 と 4 年生 お よび韓国晋州保健大学看護学部 の 1年生 と 3 年生 ( 普 州保健大学 は 3 年課程) にア ンケー ト調査 を行 った.戻 崎大学 1 27 人 ( 1 年生55 人, 4年生72 人),晋州大学 1 91 人 ( 1 年生97 人, 3 年生94 人)か ら回答が得 られ,解析 対象 とした ( 表 1).

2.調査 方法

死別経験 ・臨終 に立 ち会 った経験 の有無 ,子供時代 に

表 1 .対象

人数 ( 女性/男性) 平均年齢 ( 範囲)

長崎大学 1年生 5 5 人 ( 5 5 / 0) 1 8. 7 歳 ( 1 8‑2 1 ) 4 年生 7 2 人 ( 7 1 / 1) 2 1 . 9 歳 ( 2 1‑3 9)

晋州大学 1年生 9 7 人 ( 8 4 /1 3 ) 1 9. 8 歳 ( 1 8‑2 8)

お ける家庭 での死 の話題 ,宗教 の役割 ,死生観 に影響 を 与 えた要因な どに関 し,選択 回答形式 で質問 した.死生 観 については,平井 ら

7)

が開発 した 「 死生観尺度」 を使 用 した ( 表 2).本尺度 は,( ∋死後 の世界観 ,② 死‑ の 恐怖 ・不安 ,( 参解放 としての死 ,( 夢死 か らの回避 ,⑤ 人 生 にお ける 日的意識 ,⑥死‑ の関心,( ∋寿命観 ,の 7 因 子27 項 目で構成 され, 7 件法 ( 1 .当てはまらない, 4.

どち らともい えない, 7. 当ては まる) に よ り回答 を求 め る もので,死生観全体 の特徴 を網羅 している.各 因子 に 4つ ( 寿命観 のみ 3つ)の質問があ るため,各 因子 の 合計点 を質問数で割 り,平均 点が 4 点以上 を高い, 4 点 未満 を低 い と判定 した.質問票 には因子名 を記載せず, 各項 目をランダムに並 び替 えて使用 した.

授業終了後 の休 み時間に研 究の趣 旨,倫理的配慮等 に ついて説 明 した後 ,同意が得 られた学生 に質問票 を配布 して無記 名 で記 載 して もらい,講 義室 出 口で 回収 した ( 集合法).韓 国の学生 には, 日本語 の質問 を韓 国語 に翻 訳 し,同様 の方法 で実施 した.

1 長崎大学大学 院医歯薬学総合研 究科保健学専攻看護学講座 2 長崎大学医学部保健学科看護学専攻元学生

3 晋州保健大学国際観光学部

4 晋州保健大学看護学部

(2)

表 2. 死生観尺度

第 1 因子 死後の世界観

・死後 の世界 はあ る と思 う

・世 の中 には 「 霊」 や 「たた り」 があ る と思 う

・死 んで も魂 は残 る と思 う

・人 は死後, また生 まれ変 わる と思 う 第 2 因子 死への恐怖 ・不安

・死 ぬ こ とが 怖い

・自分が死 ぬ ことを考 える と不安 になる

・死 は恐 ろ しい ものだ と思 う

・私 は死 を非常 に恐 れてい る 第 3 因子 解放 と しての死

・私 は死 とは この世 の苦 しみか ら解放 され る こ とだ と思 っ ている

・私 は死 を人生 の重荷 か らの解放 と思 っている

・死 は痛 み と苦 しみか らの解放 であ る

・死 は魂 の解放 を もた ら して くれ る 第 4 国子 死 か らの回避

・私 は死 につ いて考 える こ とを避 けてい る

・どんな ことを して も死 を考 える こ とを避 けたい

・私 は死 につ いての考 えが思 い浮 かんで くる と, いつ もそ れ をはねの け ようとす る

・死 は恐 ろ しいのであ ま り考 えない ように してい る 第 5 因子 人生 にお ける 目的意識

・私 は人生 にはっ き りと した使命 と目的 を見 出 してい る

・私 は人生 の意義 , 目的,使命 を見 出す能力が十分 にあ る

・私 の人生 について考 える と,今 こう して生 きている理 由 が はっ き りとしてい る

・未来 は明 るい 第 6 因子 死 への関心

丁 死 とは何 だ ろ う」 とよ く考 える

・自分 の死 について考 えるこ とが よ くある

・身近 な人の死 を よ く考 える

・家族 や友人 と死 につ いて よ く話 す 第 7 因子 寿命観

・人 の寿命 はあ らか じめ 「 決 め られてい る」 と思 う

・寿命 は最初 か ら決 まってい る と思 う

・人の生死 は 目に見 えない力 ( 運命 ・神 な ど) に よって決 め られてい る

3. 調査期 間

平成1 7 年 8 月 〜1 0 月

4,分析方法

統計 ソフ トはSPSS 1 0. OJ を用 い,死生観 因子得 点の 2 群 間の比較 はt 検定 ,多群 間の比較 は一元配置分散分 析 ,比率 の検定 は x2 検定 ,相 関関係 は Pe as on の相 関係 数 によ り統計処理 し,有意水準0. 05 未満 を有意差 あ りと

した.

5. 倫理的配慮

本研 究 は,長崎大学医学部保健学科倫理委員会の承認 を受 けた.

保健学研 究

結 果

1.死別経験 と臨終 に立 ち会 った経験

死 別経験 が あ る もの は,長 崎大 学9 4. 5%, 晋 州大 学 80. 5% と長崎大 学 が有 意 に多 か った ( p<0. 001 ) . 臨終 に立 ち会 った経験 がある もの は,長崎大学 1 6. 8%,晋州 大学39. 80 / .と晋州大学が有意 に多か った ( p<0. 001).

2. 子供時代 の家庭での死 の話題

子供時代 の家庭 での死 の話題 に関 しては,両大学 とも

「 記憶が ない 」 と答 えた ものが半数近 くいたが,「 大 っぴ らに語 られた 」 と答 えた もの は長崎大学 が,「自分 はの け者 にされた」 と答 えた ものは晋州大学が多 く,有意差 が認 め られた ( p‑0. 01 7) ( 表 3).

表 3. 子供時代 の死の話題

長崎大学 ( %) 晋州大学 ( %) 大 つぴ らに語 られた 3 2 . 6 2 1 . 7 不快感 が あ った 2 0 . 6 1 6. 5 自分 はのけ者 に された 0 . 7 1 0. 6

タブーであ った 3. 2 1 . 6

( p‑0. 01 7 )

3. 死生観 に対す る宗教 の役割

死 生観 に対 す る宗教 の役割 に関 して は,晋 州大学 に

「 非常 に重要 」 やや重要」 と答 えた ものが,長崎大学 に

「 全 くない 」 「ほ とん どない」 と答 えた ものが多 く,有意 差が認め られた ( p<0. 001 ) ( 表 4).

表 4. 宗教 の役割

長崎大学 ( %) 晋 州大学 ( %)

非常 に重要

0.0

l l . 6

やや重 要 2 2 . 1 2 5. 2

さほ ど重要 ではない 2 2 . 4 3 0. 8

ほ とん どない 2 6. 9 1 8. 3

( p<0. 0 01 )

4. 死生観 に影響 を与 えた因子

自己の死生観 に影響 を与 えた因子 は,長崎大学,晋州 大学 とも 「 身近な人の死」が最 も多 く,次いで 「テレビ ・ 映 画 」 葬儀へ の参列」 であ るが ,いず れ も長崎大学 の 方が有意 に多 か った.「自分 の病気」 は両大学 とも最 も 少 ないが, 「 家族 の病気」 は長崎大学1 8. 9%,晋州大学

‑ 5 0‑

表 2. 死生観尺度

第 1 因子 死後の世界観

・死後 の世界 はあ る と思 う

・世 の中 には 「 霊」 や 「たた り」 があ る と思 う

・死 んで も魂 は残 る と思 う

・人 は死後, また生 まれ変 わる と思 う 第 2 因子 死への恐怖 ・不安

・死 ぬ こ とが 怖い

・自分が死 ぬ ことを考 える と不安 になる

・死 は恐 ろ しい ものだ と思 う

・私 は死 を非常 に恐 れてい る 第 3 因子 解放 と しての死

・私 は死 とは この世 の苦 しみか ら解放 され る こ とだ と思 っ ている

・私 は死 を人生 の重荷 か らの解放 と思 っている

・死 は痛 み と苦 しみか らの解放 であ る

・死 は魂 の解放 を もた ら して くれ る 第 4 国子 死 か らの回避

・私 は死 につ いて考 える こ とを避 けてい る

・どんな ことを して も死 を考 える こ とを避 けたい

・私 は死 につ いての考 えが思 い浮 かんで くる と, いつ もそ れ をはねの け ようとす る

・死 は恐 ろ しいのであ ま り考 えない ように してい る 第 5 因子 人生 にお ける 目的意識

・私 は人生 にはっ き りと した使命 と目的 を見 出 してい る

・私 は人生 の意義 , 目的,使命 を見 出す能力が十分 にあ る

・私 の人生 について考 える と,今 こう して生 きている理 由 が はっ き りとしてい る

・未来 は明 るい 第 6 因子 死 への関心

丁 死 とは何 だ ろ う」 とよ く考 える

・自分 の死 について考 えるこ とが よ くある

・身近 な人の死 を よ く考 える

・家族 や友人 と死 につ いて よ く話 す 第 7 因子 寿命観

・人 の寿命 はあ らか じめ 「 決 め られてい る」 と思 う

・寿命 は最初 か ら決 まってい る と思 う

・人の生死 は 目に見 えない力 ( 運命 ・神 な ど) に よって決 め られてい る

3. 調査期 間

平成1 7 年 8 月 〜1 0 月

4,分析方法

統計 ソフ トはSPSS 1 0. OJ を用 い,死生観 因子得 点の 2 群 間の比較 はt 検定 ,多群 間の比較 は一元配置分散分 析 ,比率 の検定 は x2 検定 ,相 関関係 は Pe as on の相 関係 数 によ り統計処理 し,有意水準0. 05 未満 を有意差 あ りと

した.

5. 倫理的配慮

本研 究 は,長崎大学医学部保健学科倫理委員会の承認 を受 けた.

保健学研 究

結 果

1.死別経験 と臨終 に立 ち会 った経験

死 別経験 が あ る もの は,長 崎大 学9 4. 5%, 晋 州大 学 80. 5% と長崎大 学 が有 意 に多 か った ( p<0. 001 ) . 臨終 に立 ち会 った経験 がある もの は,長崎大学 1 6. 8%,晋州 大学39. 80 / .と晋州大学が有意 に多か った ( p<0. 001).

2. 子供時代 の家庭での死 の話題

子供時代 の家庭 での死 の話題 に関 しては,両大学 とも

「 記憶が ない 」 と答 えた ものが半数近 くいたが,「 大 っぴ らに語 られた 」 と答 えた もの は長崎大学 が,「自分 はの け者 にされた」 と答 えた ものは晋州大学が多 く,有意差 が認 め られた ( p‑0. 01 7) ( 表 3).

表 3. 子供時代 の死の話題

長崎大学 ( %) 晋州大学 ( %) 大 つぴ らに語 られた 3 2 . 6 2 1 . 7 不快感 が あ った 2 0 . 6 1 6. 5 自分 はのけ者 に された 0 . 7 1 0. 6

タブーであ った 3. 2 1 . 6

( p‑0. 01 7 )

3. 死生観 に対す る宗教 の役割

死 生観 に対 す る宗教 の役割 に関 して は,晋 州大学 に

「 非常 に重要 」 やや重要」 と答 えた ものが,長崎大学 に

「 全 くない 」 「ほ とん どない」 と答 えた ものが多 く,有意 差が認め られた ( p<0. 001 ) ( 表 4).

表 4. 宗教 の役割

長崎大学 ( %) 晋 州大学 ( %)

非常 に重要

0.0

l l . 6

やや重 要 2 2 . 1 2 5. 2

さほ ど重要 ではない 2 2 . 4 3 0. 8

ほ とん どない 2 6. 9 1 8. 3

( p<0. 0 01 )

4. 死生観 に影響 を与 えた因子

自己の死生観 に影響 を与 えた因子 は,長崎大学,晋州 大学 とも 「 身近な人の死」が最 も多 く,次いで 「テレビ ・ 映 画 」 葬儀へ の参列」 であ るが ,いず れ も長崎大学 の 方が有意 に多 か った.「自分 の病気」 は両大学 とも最 も 少 ないが, 「 家族 の病気」 は長崎大学1 8. 9%,晋州大学

‑ 5 0‑

(3)

8 . 4% と長崎大学が多 か った.「 宗教」 は長崎大学 3. 9% , 晋州大学 12. 0% であ り,晋 州大学が多 か った. 「 読書」

は長崎大学 19. 7% ,晋州大学 5. 8% であ り,長 崎大学 が 多 か った.「 講義 」 も長崎大学 21. 3% ,晋州大学 4. 7% と 長崎大学 が多 いが, 「 実習」 は長崎大学 18. 1% ,晋州大 学 1 3. 6% と,有意差 はなかった ( 図 1).

%

oo90807060504030201001

実 習 講 義

テレビ・映画

読 書

家 族 の 病 気

自 分 の 病 気

葬 儀 へ の 参 列

身 近 な 人 の 死

*pく

0 . 0 5

図 1 .死生観 に影響 を与 えた因子

5. 死生観尺度

両大学 とも 「 死後の世界観 」 「 死へ の恐怖 ・不安 」 「 人 生 にお ける 目的意識 」 の得点が高 く, 「 死 か らの回避」

「 寿命観 」 「 解放 としての死 」 「 死‑ の関心」 の得点 は低 か った ( 表 5) .両大 学 を比較 す る と, 「 死‑ の関心」

( p‑0. 023) は長崎大学が , 「 死か らの回避 」 ( p<0. 001) ,

「 人生 にお ける 目的意識 」 ( p<0. 001) は晋州大学が有意 に高か った.

「 死へ の恐怖 ・不安 」 と他 の因子 との相 関 をみ る と, 長崎大学では 「 死 か らの回避 」 と強 く相 関 し ( r‑0. 45 1 , p<0. 001) ,「 死後 の世界観」 とも弱 い相 関 ( r‑0. 1 77 , p‑0. 046) が認 め られた.晋州大学で も 「 死 か らの回避 」

と強 い相 関 ( r‑0. 529, p<0. 001) が あ り, 「 死‑ の 関 心 」 ( r‑0. 205,p‑0. 004) ,「 死後 の世界観 」 ( r‑0. 1 69 , p‑0. 01 9) とも相 関が認 め られた ( 表 6) . また,「 死 か

らの回避 」 は長崎大学,晋州大学 とも 「 死への恐怖 ・不 安」 とのみ強 い相 関が認 め られ た ( それぞれ r‑0. 451 , p<0. 001と r‑0. 529,p<0. 001).

死 別経験 の有無 で死生観 を比較す る と, 死 別経験 の あ る もの は, 長崎大学 で は 「 死 か らの 回避 」 傾 向が強 く ( p‑0. 040) ,晋州大学 で は 「 死へ の関心 」 が高 か っ た ( p‑0. 01 0) . また,臨終 に立 ち会 った経験 のあ る も

表 5 . 死 生観尺度 の因子得 点

因 子 平均値 長崎大学 (SD) 平均値 晋州大学 (SD)

t

値 有意確率 死後 の世界観 4. 5 0( 1 . 1 2) 4. 60 ( 1. 2 2) ‑0. 7 49 0. 45 4 死へ の恐怖 .不安 4. 42( 1 . 3 6) 4. 30( 1 . 61 ) 0. 67 3 0 . 5 01 解放 としての死 3. 27( 1 . 1 8) 3 ̀ . 40( 1 . 3 3) ‑0. 9 0 8 0 . 36 5 死か らの回避 2. 7 3( 1 . 0 8) 3. 2 6( 1 . 2 5) ‑3. 9 2 9 0 . 00 0 人生 における 目的意識 4. l l( 0. 9 8) 4. 77( 0. 9 8) ‑5. 9 5 2 0 . 0 0 0 死へ の関心 3. 7 5( 1 . 1 5) 3. 43 ( 1 . 2 5) 2. 2 92 0. 0 2 3

表 6.死‑ の恐怖 ・不安 との相関

因 子 】 長崎大学 晋州大学

相 関係数 有意確率 相 関係数 有意確率

死後 の世界観 0. 1 7 7 0. 0 46 0. 1 6 9 0. 01 9 解放 としての死 0. 0 61 0. 497 0. 0 5 7 0. 43 7 死か らの回避 0. 451 0. 0 0 0 0. 5 2 9 0. 0 0 0 人生 にお ける 目的意識 0. 0 4 4 0. 6 27 0. 01 6 0. 8 2 2 死‑ の関心 0. 1 3 7 0. 1 2 4 0. 2 0 5 0 . 0 0 4 8 . 4% と長崎大学が多 か った.「 宗教」 は長崎大学 3. 9% ,

晋州大学 12. 0% であ り,晋 州大学が多 か った.「 読書」

は長崎大学 19. 7% ,晋州大学 5. 8% であ り,長 崎大学 が 多 かった.「 講義」 も長崎大学 21. 3% ,晋州大学 4. 7% と 長崎大学 が多 いが , 「 実習」 は長崎大学 18. 1 %,晋州大 学 1 3. 6% と,有意差 はなかった ( 図 1).

%

oo9080706050403020100

実 習

講義テレビ・映画

読 書

家族の病気

自分の病気

葬儀への参列

身近な人の死

*

P〈O.05

図 1 .死生観 に影響 を与 えた因子

5. 死生観尺度

両大学 とも 「 死後の世界観 」 「 死への恐怖 ・不安 」 「 人 生 における目的意識」 の得点が高 く , 「 死 か らの回避」

「 寿命観 」 「 解放 としての死 」 「 死へ の関心」 の得点 は低 か った ( 表 5).両大 学 を比較す る と , 「 死へ の関心」

( p‑0. 023) は長崎大学が , 「 死か らの回避 」 ( p<0. 00 1 ),

「 人生 における目的意識 」 ( p<0. 001) は晋州大学が有意 に高か った.

「 死へ の恐怖 ・不安」 と他 の因子 との相 関 をみ る と, 長崎大学では 「 死か らの回避」 と強 く相 関 し ( r‑0. 45 1 , p<0. 0 01 ) , 「 死後 の世界観」 とも弱 い相 関 ( r‑0. 177 , p‑0. 046) が認 め られた.晋州大学で も 「 死 か らの回避」

と強 い相 関 ( r‑0. 529, p<0. 00 1 ) が あ り , 「 死‑ の関 心 」 ( r‑0. 205,p‑0. 004) , 「 死後 の世界観 」 ( r‑0. 1 69 , p‑0. 01 9) とも相 関が認 め られた ( 表 6) . また , 「 死 か

らの回避」 は長崎大学 ,晋州大学 とも 「 死への恐怖 ・不 安」 とのみ強 い相 関が認 め られ た ( それぞれ r‑0. 451 , p<0. 00 1と r‑0. 529,p<0. 0 01 ).

死 別経験 の有無 で死生観 を比較す る と, 死別経験 の あ る ものは,長崎大学 で は 「 死 か らの回避」 傾 向が強 く ( p‑0. 040) ,晋州大学 で は 「 死‑ の関心」 が高か っ た ( p‑0. 01 0) . また,臨終 に立 ち会 った経験 のあ る も

表 5.死生観尺度 の因子得点

因 子 平均値 長崎大学 (SD) 平均値 晋州大学 (SD) t値 有意確率 死後の世界観 4. 50( 1 . 1 2) 4. 60( 1. 2 2) ‑0. 7 49 0. 45 4 死‑の恐怖 .不安 4. 42 ( 1 . 3 6) 4. 30 ( 1 . 61 ) 0. 67 3 0 . 5 01 解放 としての死 3. 27 ( 1 . 1 8) 3 L . 40 ( i . 3 3) ‑0. 9 0 8 0 . 36 5 死からの回避 2. 7 3( 1 . 0 8) 3. 2 6( 1 . 2 5) ‑3. 92 9 0 . 00 0 人生における日的意識 4. l l( 0. 9 8) 4. 77( 0. 9 8) ‑5. 95 2 0 . 0 0 0 死への関心 3. 7 5( 1 . 1 5) 3. 43( 1 . 2 5) 2. 2 92 0. 02 3

表 6.死へ の恐怖 ・不安 との相関

国 子 】 長崎大学 晋州大学

相関係数 有意確率 相関係数 有意確率

死後の世界観 0. 1 7 7 0. 0 46 0. 1 6 9 0. 01 9

解放 としての死 0. 061 0. 497 0. 0 5 7 0. 43 7

死からの回避 0. 451 0. 00 0 0. 5 2 9 0. 0 0 0

人生における目的意識 0. 0 4 4 0. 627 0. 01 6 0. 8 2 2

死への関心 0. 1 3 7 0. 1 2 4 0. 2 05 0 . 00 4

(4)

の は,晋州大学 で はや は り 「 死‑ の関心」 が高 か った ( p‑0. 01 4).

子倶時代の家庭での死の話題が 「 大っぴ らに語 られた」

もの とそれ以外 に分 けて比較す ると,長崎大学では 「 死 か らの回避」が有意 ( p‑0. 0 0 2) に低か ったが,晋州大 学 では 「 死‑ の恐怖 ・不安 」 ( p‑0. 0 2 3 ) , 「 死 か らの回 避 」 ( p‑0. 0 40) は低 く, 「 死へ の関心 」 ( p‑0. 02 1 ) は 高かった.

宗教が死生観 に影響 を与 える と考 える ものは,長崎大 学では 「 人生 にお ける目的意識 」 ( p‑0. 0 3 9) と 「 死‑

の関心 」 ( p‑0. 02 2 ) が高 く,晋州大学で は 「 死後 の世 界観 」 ( p‑0. 01 4) ,「 死へ の関心 」( p‑0. 01 4) ,「 寿命観 」

( p‑0. 0 3 2) が高か った. また,死生観 に影響 を与 えた 因子 として宗教 をあげた人は 「 死への恐怖 」( p<0. 0 01 ) ,

「 死か らの回避 」 ( p‑0. 0 0 2 ) が有意 に低かった.

考 察

死 に関す る研究 は ,1 9 5 0 年代 か ら欧米の心理学者 を中 心 に始 まった. 日本で も 1 9 7 0 年代後半 には死の臨床研究 会が発足 し,死 をタブー視 していた時代 か ら,死 を見つ め ようとい う時代 に変わって きている.また,各 国で死 生観 に関す る研究がすすむにつれ,民族や文化 的背景 に よって,死生観 に も違いがあることが明 らかになって き た

8)

.本研究では, 日本 の長崎大学 と韓 国の晋州保健大 学の看護学生の死生観 について調査 を実施 した.看護草 生の死生観尺度の因子得点は, 日本 ,韓国 とも 「 死後 の 世界観 」 「 人生 における目的意識 」 「 死‑ の恐怖 ・不安」

が高 く,「 死か らの回避 」 「 寿命観 」 「 解放 としての死 」

は低 か った.大 山 ら

4)

も看護学生 は 「 死後 の世界観」

「 死へ の恐怖 ・不安」 が高い ことを報告 してお り,同様 の結果であった. また,麻野 ら6 )は,看護学生 は他学部 学生 よ り,「 死後 の世界観 」 「 解放 としての死 」 「 死‑ の 関心 」 「 寿命観」が有意 に高 く,「 死か らの回避」 は有意 に低い と報告 している.「 死後 の世界観」 は,死後の世 界あるいは魂や霊 の存在 を信 じる考 えであ り,死 にゆ く 患者のケア提供者 として望 ま しい死生観であ るが,「 死 への恐怖 ・不安」が強い と,死 にゆ く患者 のケアを回避 す る傾 向があ り

2

・ 4 ) ,望 ましくない死生観 と考 え られる.

日本 と韓国の比較 では,「 人生 における目的意識」 と

「 死か らの回避」 は韓国が , 「 死‑の関心 」 は日本が有意 に高かった. 日本 と韓国の看護学生の死生観 に関す る研 究 は少 ないが,金

9)

は, 日本 の看護学生 は韓国 よ り死 の 不安尺度の得点が低 い と報告 し,道腐 ら

10)

は,韓 国学生 の生 きがいは , 「目標 に向かって努力する 」 「 幸福の追求」

「自己実現 」 「自己成長」 な どであ り,死 については,

「 来世 」 「自然の流れ 」 「 恐怖 」 「回避」 などと考 えている と報告 している.韓国の学生の方が人生 における目的意 識 は高 く,死 を考 えることを回避す る傾向がある と思わ れ る. また,「 死 か らの回避」 は 「 死‑ の恐怖 ・不安 」

と強 く相 関 していることか ら,死 を回避せず,死 につい

保健学研究

て もっ と考 え,語 り合 うことによ り,「 死‑ の不安 ・恐 怖 」 を軽 くすることが出来 るのでないか と思 われる.

死別経験 は長崎大学の方が多いのに,臨終 に立ち会 っ た経験が少 ないのは, 日本の方が韓国 よ りも核家族化が 進んでお り,また,病院で亡 くなる人が多いため

11)

と思 われる.子供時代 に臨終 に立ち会 った経験 をもつ ものは, 死へ の関心が高か った. しか し,現代社会 においては, 多 くの人は医療施設で死 を迎 えてお り,子僕が臨終 に立 ち会 うことは少 ない.在宅医療が進み, 自宅や家族が付 き添 えるホス ピスなどで死 を迎 える人が増 えれば,臨終 に立 ち会 う機会 も増 える と思われる.子僕時代 の家庭で の死の話題 に関 して も両国で違いが見 られ, 日本の方が 大 っぴ らに語 られていた.子供時代 に死 について大 っぴ らに語 った記憶がある ものは,死 を恐 ろ しい もの として 回避せず,死 について深 く考 えていた.大人は子供 を死 か ら遠 ざけるのではな く,身近 な人の死 を通 して,生 と 死 について話 しあ う機会 を持つ ことが,子供 の死生観形 成 によい影響 を与 える と思われる.

死生観 に及ぼす宗教 の役割 について,重要 と考 える も のは韓国が有意 に多か った.そ して重要 と考 えるものは

「 死後の世界観 」 「 死‑の関心 」 「 寿命観」の得点が高かっ た. さらに自己の死生観 は宗教 に影響 を受 けた と考 える ものは,「 死‑の恐怖 」 「 死か らの回避 」 が有意 に低 かっ た.す なわち,宗教 を信 じる ものは,死 について深 く考 えるようにな り,霊や死後の世界 を信 じ,死 を恐れた り, 回避す ることが少 ない と言 える.金

9)

は,死 の不安 と宗 教 ・宗教観 は相 関 しないが,宗教 を人間の弱 さの現 れ と 捉 える人ほ ど死 の不安が強 く, 自分の死 に直面する心の 準備がで きている, しっか りとした死生観 を持 っている ほど死の不安が少 ない と述べ,特定の宗教 を持 たない 日 本の学生 よ りも韓国の学生のほ うが来世観 を持つ人が多 い と報告 している.本研 究 で も有意差 はない ものの,

「 死後の世界観」 は韓国が,「 死‑の不安 ・恐怖」 は 日本 が高い傾向が認め られた.

韓国統計庁の調査 ( 2 0 0 5 年) によると,韓国の宗教人 口は総人口の 5 3. 1% であ り,仏教が 2 2. 8% , キ リス ト教 が 21 . 4% である. また,儒教 の教 え も日本 よ り強 く残 っ ている. 日本では宗教人口に関す る公式調査 はないが, 一般 に日本人は信仰心が薄い と思 われている. しか し, 多 くの人が正月には神社 に初詣 に行 き,お盆 には先祖. を 供養 している. また,お宮参 りや七五三は神社 に行 き, 結婚式 は教会であげ,葬式 ・法事 は仏教 で行 うなど, 冒 本人 は多神教かつ多重信仰である.私 たちが長崎大学の 看護学生 を対象 に行 った研 究 1 2 )において, 自分 に とっ て死 とはとい う質問に,生命 の終 わ りと答 えた ものは半 数以下 ( 4 3. 0%) であ り,永遠 の眠 り ・憩 い ( 2 9. 6%) , 霊 魂 は生 き続 け る ( 1 2. 6%) , 死 後 の 生 命 の始 ま り

( 4. 8%) と答 えていた.山崎

1)

が述べ ているように,盆 や正月などの行事の背景にある祖霊信仰やアニ ミズムが, 若者 に も息づいている と思われる.

‑ 5 2‑

の は,晋州大学 で はや は り 「 死‑ の関心」 が高 か った ( p‑0. 01 4).

子倶時代の家庭での死の話題が 「 大っぴ らに語 られた」

もの とそれ以外 に分 けて比較す ると,長崎大学では 「 死 か らの回避」が有意 ( p‑0. 0 0 2) に低か ったが,晋州大 学 では 「 死‑ の恐怖 ・不安 」 ( p‑0. 0 2 3 ) , 「 死 か らの回 避 」 ( p‑0. 0 40) は低 く, 「 死へ の関心 」 ( p‑0. 02 1 ) は 高かった.

宗教が死生観 に影響 を与 える と考 える ものは,長崎大 学では 「 人生 にお ける目的意識 」 ( p‑0. 0 3 9) と 「 死‑

の関心 」 ( p‑0. 02 2 ) が高 く,晋州大学で は 「 死後 の世 界観 」 ( p‑0. 01 4) ,「 死へ の関心 」( p‑0. 01 4) ,「 寿命観 」

( p‑0. 0 3 2) が高か った. また,死生観 に影響 を与 えた 因子 として宗教 をあげた人は 「 死への恐怖 」( p<0. 0 01 ) ,

「 死か らの回避 」 ( p‑0. 0 0 2 ) が有意 に低かった.

考 察

死 に関す る研究 は ,1 9 5 0 年代 か ら欧米の心理学者 を中 心 に始 まった. 日本で も 1 9 7 0 年代後半 には死の臨床研究 会が発足 し,死 をタブー視 していた時代 か ら,死 を見つ め ようとい う時代 に変わって きている.また,各 国で死 生観 に関す る研究がすすむにつれ,民族や文化 的背景 に よって,死生観 に も違いがあることが明 らかになって き た

8)

.本研究では, 日本 の長崎大学 と韓 国の晋州保健大 学の看護学生の死生観 について調査 を実施 した.看護草 生の死生観尺度の因子得点は, 日本 ,韓国 とも 「 死後 の 世界観 」 「 人生 における目的意識 」 「 死‑ の恐怖 ・不安」

が高 く,「 死か らの回避 」 「 寿命観 」 「 解放 としての死 」

は低 か った.大 山 ら

4)

も看護学生 は 「 死後 の世界観」

「 死へ の恐怖 ・不安」 が高い ことを報告 してお り,同様 の結果であった. また,麻野 ら6 )は,看護学生 は他学部 学生 よ り,「 死後 の世界観 」 「 解放 としての死 」 「 死‑ の 関心 」 「 寿命観」が有意 に高 く,「 死か らの回避」 は有意 に低い と報告 している.「 死後 の世界観」 は,死後の世 界あるいは魂や霊 の存在 を信 じる考 えであ り,死 にゆ く 患者のケア提供者 として望 ま しい死生観であ るが,「 死 への恐怖 ・不安」が強い と,死 にゆ く患者 のケアを回避 す る傾 向があ り

2

・ 4 ) ,望 ましくない死生観 と考 え られる.

日本 と韓国の比較 では,「 人生 における目的意識」 と

「 死か らの回避」 は韓国が , 「 死‑の関心 」 は日本が有意

に高かった. 日本 と韓国の看護学生の死生観 に関す る研 究 は少 ないが,金

9)

は, 日本 の看護学生 は韓国 よ り死 の 不安尺度の得点が低 い と報告 し,道腐 ら

10)

は,韓 国学生 の生 きがいは , 「目標 に向かって努力する 」 「 幸福の追求」

「自己実現 」 「自己成長」 な どであ り,死 については,

「 来世 」 「自然の流れ 」 「 恐怖 」 「回避」 などと考 えている と報告 している.韓国の学生の方が人生 における目的意 識 は高 く,死 を考 えることを回避す る傾向がある と思わ れ る. また,「 死 か らの回避」 は 「 死‑ の恐怖 ・不安 」

と強 く相 関 していることか ら,死 を回避せず,死 につい

保健学研究

て もっ と考 え,語 り合 うことによ り,「 死‑ の不安 ・恐 怖 」 を軽 くすることが出来 るのでないか と思 われる.

死別経験 は長崎大学の方が多いのに,臨終 に立ち会 っ た経験が少 ないのは, 日本の方が韓国 よ りも核家族化が 進んでお り,また,病院で亡 くなる人が多いため

11)

と思 われる.子供時代 に臨終 に立ち会 った経験 をもつ ものは, 死へ の関心が高か った. しか し,現代社会 においては, 多 くの人は医療施設で死 を迎 えてお り,子僕が臨終 に立 ち会 うことは少 ない.在宅医療が進み, 自宅や家族が付 き添 えるホス ピスなどで死 を迎 える人が増 えれば,臨終 に立 ち会 う機会 も増 える と思われる.子僕時代 の家庭で の死の話題 に関 して も両国で違いが見 られ, 日本の方が 大 っぴ らに語 られていた.子供時代 に死 について大 っぴ らに語 った記憶がある ものは,死 を恐 ろ しい もの として 回避せず,死 について深 く考 えていた.大人は子供 を死 か ら遠 ざけるのではな く,身近 な人の死 を通 して,生 と 死 について話 しあ う機会 を持つ ことが,子供 の死生観形 成 によい影響 を与 える と思われる.

死生観 に及ぼす宗教 の役割 について,重要 と考 える も のは韓国が有意 に多か った.そ して重要 と考 えるものは

「 死後の世界観 」 「 死‑の関心 」 「 寿命観」の得点が高かっ た. さらに自己の死生観 は宗教 に影響 を受 けた と考 える ものは,「 死‑の恐怖 」 「 死か らの回避 」 が有意 に低 かっ た.す なわち,宗教 を信 じる ものは,死 について深 く考 えるようにな り,霊や死後の世界 を信 じ,死 を恐れた り, 回避す ることが少 ない と言 える.金

9)

は,死 の不安 と宗 教 ・宗教観 は相 関 しないが,宗教 を人間の弱 さの現 れ と 捉 える人ほ ど死 の不安が強 く, 自分の死 に直面する心の 準備がで きている, しっか りとした死生観 を持 っている ほど死の不安が少 ない と述べ,特定の宗教 を持 たない 日 本の学生 よ りも韓国の学生のほ うが来世観 を持つ人が多 い と報告 している.本研 究 で も有意差 はない ものの,

「 死後の世界観」 は韓国が,「 死‑の不安 ・恐怖」 は 日本 が高い傾向が認め られた.

韓国統計庁の調査 ( 2 0 0 5 年) によると,韓国の宗教人 口は総人口の 5 3. 1% であ り,仏教が 2 2. 8% , キ リス ト教 が 21 . 4% である. また,儒教 の教 え も日本 よ り強 く残 っ ている. 日本では宗教人口に関す る公式調査 はないが, 一般 に日本人は信仰心が薄い と思 われている. しか し, 多 くの人が正月には神社 に初詣 に行 き,お盆 には先祖. を 供養 している. また,お宮参 りや七五三は神社 に行 き, 結婚式 は教会であげ,葬式 ・法事 は仏教 で行 うなど, 冒 本人 は多神教かつ多重信仰である.私 たちが長崎大学の 看護学生 を対象 に行 った研 究 1 2 )において, 自分 に とっ て死 とはとい う質問に,生命 の終 わ りと答 えた ものは半 数以下 ( 4 3. 0%) であ り,永遠 の眠 り ・憩 い ( 2 9. 6%) , 霊 魂 は生 き続 け る ( 1 2. 6%) , 死 後 の 生 命 の始 ま り

( 4. 8%) と答 えていた.山崎

1)

が述べ ているように,盆 や正月などの行事の背景にある祖霊信仰やアニ ミズムが, 若者 に も息づいている と思われる.

‑ 5 2‑

(5)

自己の死生観 に影響 を与 えた要因は, 日本,韓 国 とも

「身近 な人の死」 が最 も多 く,次いで 「テ レビ ・映画」

「 葬儀への参列」 であった. 「自分の病気」が両 国 とも最 も少ないのは,対象がまだ若い学生であ り,大 きな病気 を したものが少 ないためであろう. 「 家族の病気」 をあげた ものも多 く,家族や身近 な人の病気や死 は死生観 に大 き く影響することが示唆 された.「 読書」は 「 テレビ ・映画」

と同様 ,あるいはそれ以上に生 と死 について考 えるきっか けを与 えて くれる.最近の若者は本 を読 まな くなったと言 われているが,教員 は死生観形成 に役立つ ような本 を推 薦 した り,感想 を話 し合 う機会 を持つべ きであろう.「 講 義」 と 「 実習」 に関 しては,「 実習」 は両国に差はないも のの 「 講義 」 は韓 国が有意 に低かった.韓 国は日本 より も高齢化率が低 く,老年看護 に関する科 目やホスピスケ ア教育, ターミナルケア教育あるいは死の準備教育が少な い

11)

ことが原 因ではないかと思われる. しか し, 日本 もま だ死の準備教育が十分 に行 われているとは言 えず,学生 一人ひとりが生 と死の意味について考え,意見 を述べあう ことができるような教育 を行 うことが必要 と考 える.

謝 辞

本研究 を行 うにあた り,アンケー ト調査 にご協力いた だ きました長崎大学医学部保健学科看護学専攻お よび晋 州保健大学看護学部の学生の皆様 に深 く感謝いた します.

文 献

1)山崎裕二 :看護 ・医療系短大等 における 「 死 の教育 学」 の実践 ( 1 ) ‑ 「 死 に関す る看護 ・医療系学生 の 意識調査」 の授業‑ の導入. 日本赤十字武蔵野短期 大学紀要,1 5:89 ‑ 9 6,2 0 02.

2 )竹下美恵子,魚住郁子 ,渡辺弥生,伊藤豊美,近藤 里美,寺 田美恵子,潰 口高子,今井範子 :看護学生 の死生観 に関す る研究 第 3 報 一領域別臨地実習前 後の比較 ‑.日本看護学会論文集 ( 看護総合) ,32:

7 6 ‑ 7 8,2 0 0 1.

3 )菊 池和 子 :看 護 学 生 の死 生観 ‑Pur pos e ‑ i n‑ Li f e Te s t の分析 よ り‑.岩手県立大学看護学部紀 要 ,

2 :91 ‑ 9 8,20 0 0.

4)大 山由紀子,神野良枝 :看護職 と看護学生の死生観 の傾向 に関す る比較研究. 日本看護学会論文集 ( 香 護総合) ,3 4:7 5‑ 7 7,2 00 3.

5) 糸 島陽子 :死生観形成 に関す る調査 一看護学生 と 大学生の比較 ‑,京都市立看護短期大学紀要,3 0:

1 41 ‑ 1 47,2 0 05.

6 )麻野幸子 ,尾崎 フサ子 :看護学生 の死生観 一他学 部の学生 との相違 ‑ ∴ 日本看護学会論文集 ( 看護総 合) ,3 6:5 02‑ 5 04,2 0 0 5.

7 )平井啓,坂 口幸弘,安部幸志,森川優子,相木哲夫 : 死生観 に関する研究 ‑死生観尺度の構成 と信頼性 ・ 妥 当性 の検証 ‑.死の臨床,2 3 ( 1 ): 71 ‑ 7 6,20 0 0.

8)垣 田秀治,大原昌樹 ,岡田誠治,佐藤純子,国井修, 大島美智子,平山正美,相木哲夫 :アジア各国の死 生観の違い.死の臨床, 7 :1 44‑ 1 45 ,1 9 84.

9 )金伯姫 :死の不安 と死生観 に関する 日韓比較研究 . 大 阪大学大学 院 人 間科学研 究科 修士論 文 : 1 99 6

( ht t p: //r i nr o5 hus. os aka‑ u. ac . j p/r onbun/1 99 6 / ki mu. ht m).

1 0)道贋睦子,岡須美恵,橋本和子 ,安東勝弘,安福真 弓,名越恵美 :日本 と韓国の看護大学生の生 と死 に 対す る意識の比較.看護 ・保健科学研 究, 4( 1 ):

1 3‑ 2 1 ,20 0 4.

l l )小林裕子,柳原清子,清水 み どり :韓国での ター ミ ナルケアの現状 と方向性 一在宅ケア,ホス ピスケア をふ まえて‑.新潟青陵大学紀要 , 6 :1 8 3‑ 1 9 6 , 2 00 6.

1 2)田代隆良,永 田奏,出田順子,安藤悦子 :看護学生 の死生観の学年間比較.保健学研究,1 9( 1 ):43 ‑ 48 , 2 00 6.

自己の死生観 に影響 を与 えた要因は, 日本,韓 国 とも

「身近 な人の死」 が最 も多 く,次いで 「テ レビ ・映画」

「 葬儀への参列」 であった. 「自分の病気」が両 国 とも最 も少ないのは,対象がまだ若い学生であ り,大 きな病気 を したものが少 ないためであろう. 「 家族の病気」 をあげた ものも多 く,家族や身近 な人の病気や死 は死生観 に大 き く影響することが示唆 された.「 読書」は 「 テレビ ・映画」

と同様 ,あるいはそれ以上に生 と死 について考 えるきっか けを与 えて くれる.最近の若者は本 を読 まな くなったと言 われているが,教員 は死生観形成 に役立つ ような本 を推 薦 した り,感想 を話 し合 う機会 を持つべ きであろう.「 講 義」 と 「 実習」 に関 しては,「 実習」 は両国に差はないも のの 「 講義 」 は韓 国が有意 に低かった.韓 国は日本 より も高齢化率が低 く,老年看護 に関する科 目やホスピスケ ア教育, ターミナルケア教育あるいは死の準備教育が少な い

11)

ことが原 因ではないかと思われる. しか し, 日本 もま だ死の準備教育が十分 に行 われているとは言 えず,学生 一人ひとりが生 と死の意味について考え,意見 を述べあう ことができるような教育 を行 うことが必要 と考 える.

謝 辞

本研究 を行 うにあた り,アンケー ト調査 にご協力いた だ きました長崎大学医学部保健学科看護学専攻お よび晋 州保健大学看護学部の学生の皆様 に深 く感謝いた します.

文 献

1)山崎裕二 :看護 ・医療系短大等 における 「 死 の教育 学」 の実践 ( 1 ) ‑ 「 死 に関す る看護 ・医療系学生 の 意識調査」 の授業‑ の導入. 日本赤十字武蔵野短期 大学紀要,1 5:89 ‑ 9 6,2 0 02.

2 )竹下美恵子,魚住郁子 ,渡辺弥生,伊藤豊美,近藤 里美,寺 田美恵子,潰 口高子,今井範子 :看護学生 の死生観 に関す る研究 第 3 報 一領域別臨地実習前 後の比較 ‑.日本看護学会論文集 ( 看護総合) ,32:

7 6 ‑ 7 8,2 0 0 1.

3 )菊 池和 子 :看 護 学 生 の死 生観 ‑Pur pos e ‑ i n‑ Li f e Te s t の分析 よ り‑.岩手県立大学看護学部紀 要 ,

2 :91 ‑ 9 8,20 0 0.

4)大 山由紀子,神野良枝 :看護職 と看護学生の死生観 の傾向 に関す る比較研究. 日本看護学会論文集 ( 香 護総合) ,3 4:7 5‑ 7 7,2 00 3.

5) 糸 島陽子 :死生観形成 に関す る調査 一看護学生 と 大学生の比較 ‑,京都市立看護短期大学紀要,3 0:

1 41 ‑ 1 47,2 0 05.

6 )麻野幸子 ,尾崎 フサ子 :看護学生 の死生観 一他学 部の学生 との相違 ‑ ∴ 日本看護学会論文集 ( 看護総 合) ,3 6:5 02‑ 5 04,2 0 0 5.

7 )平井啓,坂 口幸弘,安部幸志,森川優子,相木哲夫 : 死生観 に関する研究 ‑死生観尺度の構成 と信頼性 ・ 妥 当性 の検証 ‑.死の臨床,2 3 ( 1 ): 71 ‑ 7 6,20 0 0.

8)垣 田秀治,大原昌樹 ,岡田誠治,佐藤純子,国井修, 大島美智子,平山正美,相木哲夫 :アジア各国の死 生観の違い.死の臨床, 7 :1 44‑ 1 45 ,1 9 84.

9 )金伯姫 :死の不安 と死生観 に関する 日韓比較研究 . 大 阪大学大学 院 人 間科学研 究科 修士論 文 : 1 99 6

( ht t p: //r i nr o5 hus. os aka‑ u. ac . j p/r onbun/1 99 6 / ki mu. ht m).

1 0)道贋睦子,岡須美恵,橋本和子 ,安東勝弘,安福真 弓,名越恵美 :日本 と韓国の看護大学生の生 と死 に 対す る意識の比較.看護 ・保健科学研 究, 4( 1 ):

1 3‑ 2 1 ,20 0 4.

l l )小林裕子,柳原清子,清水 み どり :韓国での ター ミ ナルケアの現状 と方向性 一在宅ケア,ホス ピスケア をふ まえて‑.新潟青陵大学紀要 , 6 :1 8 3‑ 1 9 6 , 2 00 6.

1 2)田代隆良,永 田奏,出田順子,安藤悦子 :看護学生

の死生観の学年間比較.保健学研究,1 9( 1 ):43 ‑ 48 ,

2 00 6.

(6)

保健学研究

Compar i s onofav i e w ofl i f eandde at hbe t we e nnur s i ngs t ude nt s i nJapanandKor e a

Takayos hiTASHI RO

l

, J unkoI DETA

2

, KanadeNAGATA

2

, Et s ukoANDO

l

, でongHyukChoi

3

, Bae kMyungWha

4

1 De par t me nto fNur s i ng,Gr aduat eSc hoolofBi ome di c alSc i e nc e s ,Nagas akiUni ve r s i t y 2 Fo r me rSt ude ntofDe par t me ntofNur s i ng,Sc hoolofHe a l t hSc i e nc e s ,Nagas a kiUni ve r s i t y 3 Di v i s i o noHnt e r nat i onalTo ur i s m,Ji nj uHe al t hCo l l e ge

4 De par t me ntofNur s i ng,Ji nj uHe al t hCo l l e ge

Abs t r ac t A que s t i onnai r es ur v e ya boutavi e wofl i f eandde at hwasc onduc t e di n1 27nur s i ngs t u‑

de nt si nJapanand1 91i nKor e a.‑ ' Vi e w oft hel i f eaf t e rt hede at h…f e aroft hede at h' ' and' ' pur pos ei n t hel i f e "wa shi gh,a nd' ' a voi da nc ef r om t hede at h…v i e woft hel i f e 日日 t hede at hasar e l e as e …i nt e r e s ti n t hede at h. ‑wasl ow i nJapanandKor e a." I nt e r e s ti nt hede at h"washi ghe ri nJapan,and" avo i danc e f r om t hede at h‑ 一 a nd" pur pos ei nt hel i f e "we r ehi ghe ri nKo r e a.I ‑ Fe aroft hede at h一 一 wass t r ongl yc o r r e ‑ l at e dwi t h. ' av oi danc ef r om t hede at h' ' .Thenu rs ewhoc ar e sf o rt hedyi ngpat i e nts houl dhaveal i t t l e 一 一 f e aroft hede at h一 一 .The r e f or e ,i ti sne c e s s ar yt ohav et heo ppor t uni t yt ot hi nkabo utal i f eandde at hi n c hi l dhood,andt oha veade a t he duc a t i onbyal e c t ur eandnur s i ngt r ai ni ngi nbot hc o unt r i e s ,

He al t hSc i e nc eRe s e ar c h 1 9( 1 ) :4 9 ‑ 5 4,2 0 0 6 Ke yWor ds v i e wofl i f eandde at h,nur s i ngs t ude nt s ,Japan,Kor e a

‑ 5 4‑

保健学研究

Compar i s onofav i e w ofl i f eandde at hbe t we e nnur s i ngs t ude nt s i nJapanandKor e a

Takayos hiTASHI RO

l

, J unkoI DETA

2

, KanadeNAGATA

2

, Et s ukoANDO

l

, でongHyukChoi

3

, Bae kMyungWha

4

1 De par t me nto fNur s i ng,Gr aduat eSc hoolofBi ome di c alSc i e nc e s ,Nagas akiUni ve r s i t y 2 Fo r me rSt ude ntofDe par t me ntofNur s i ng,Sc hoolofHe a l t hSc i e nc e s ,Nagas a kiUni ve r s i t y 3 Di v i s i o noHnt e r nat i onalTo ur i s m,Ji nj uHe al t hCo l l e ge

4 De par t me ntofNur s i ng,Ji nj uHe al t hCo l l e ge

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表 2. 死生観尺度 第 1 因子 死後の世界観 ・死後 の世界 はあ る と思 う ・世 の中 には 「 霊」 や 「たた り」 があ る と思 う ・死 んで も魂 は残 る と思 う ・人 は死後, また生 まれ変 わる と思 う 第 2 因子 死への恐怖 ・不安 ・死 ぬ こ とが 怖い ・自分が死 ぬ ことを考 える と不安 になる ・死 は恐 ろ しい ものだ と思 う ・私 は死 を非常 に恐 れてい る 第 3 因子 解放 と しての死 ・私 は死 とは この世 の苦 しみか ら解放 され

参照

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