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(1)

仙骨神経叢各枝 の梨状筋貫通の多様性 と 神経 の貫通序列 の形成機構 につ いて

( 02670002 )

成 3度 科学研助金 般研 (C日

平成 4

3

研究代表者 千葉

( 弘前大学医 学部・ 講師)

(2)

仙骨 神経叢 背側 枝 の梨状筋貫 通 に関 して 、 肉眼解剖並 び に顕微解剖学 的、 また統計学 的 に調査 ・解析 を行 な って 、 その形態 の多様性 を明 らか にす る とともに、貫通現象 その ものの形成機 構 につ いて も追究 した。

1.神経 の梨状 筋 貫通 の形態 は、正常例 、貫通例 、梨状筋上孔通過例 を含 めて

13

33

亜型 に分類 され 、各型 の 出現 に性差 と左右差 のない こと、 また貫通部 に内側型 と外 側型 が 区別 で きる こ とを明 らか に した0

2.

梨状筋貫通 は神経叢 背側 層 に起 こる神 経 全体 の現象 であ り、それ は、神経線維解析 に よって、第

2

仙骨神経 の高 さで 、下殿 、総月非骨 、後 大腿皮 の

3

神経 間 の線維連絡 と して確認 され た。 梨状筋貫通 の優先序 列 は、上殿神経 尾側枝 、下殿神 経 、総骨神 経 、後大腿皮神経腹側根 、 腰骨神経腹側根 の順 とな り、 そ こで は脊髄 分節 が高 く、背側 に起始 す る 神経 ほ ど容易 に梨状筋 を貫通 した。 内側型 の貫通例 で は、分節 の高 い 神経 が腹側 を、低 い神経 が背側 を経過 して 、総骨神経 と後大腿皮神経 の貫通序列 が運転 し、同時 に、下殿神経 同士 の交叉現象 も現 われ た。

3.

梨状筋貫通 は、第

12

肋骨 の長 さ、仙 前椎 の数 、岬角や分 岐神経 の形状 、仙骨神経叢 や各神経 の脊髄 構成 な どの分節 構造 の変化 (ズ レ) とは関係 の ない、独立 した現 象 で あ り、それ は、大坐骨切痕周 囲 に起 こ る背側筋 束 と貫通 す る神経 との 関係 に よって生 じる ことが示 唆 された0

4.

梨状筋 は、総 排骨神経 の背側 、中間 、腹側 に位置 し、支配神経 は 上殿神経尾側 枝 か ら腰骨神経 の背側面 にか けて漸次 由来 した。 支配神 経 の起始様 式 と箭 内分布 に よって 、中殿筋 背側部 か ら梨状筋腹側筋束 ( 腰骨 神経 を貫 く異常前菜 を含 む) までの箭集 団 は、互 いに移行 で き、個 体発生学 的 に同一 の筋原基 か らの派生 が示 唆 され た

5.

梨状筋 は総 排骨神経 を囲綾 して発達 し、それ が梨状箭貫通例 とな り、 この神経 よ り前 の筋原基 が未 発達 の場合 は正常 例 とな り、上孔通過 例 は、貫通例 にお け る頭側航束 の中殿筋 背側部 への癒合 か ら導 かれ る0

(3)

研 究 組 織

研 究 代 表 者 : 千 (弘 前 大 学 医学 部 ・講 師 )

研 究 経 費

平 成 2年 度

平 成

3

年 度

研 究 発 表

1, 500

千 円

600

千 円

2, 100

千 円

(1)学 会 誌

1.千 葉 正 司 :

仙 骨 神 経 叢 各 枝 に み られ る梨 状 筋 貫 通 の 多 様 性 に つ い て .

解 剖 誌 (投 稿 中 )

(2

) 口頭 発 表

1.千 葉 正 司 ,河 西 達 夫 :

仙 骨 神 経 叢 各 枝 の梨 状 筋 貫 通 に み られ る多 様 性 につ い て .

3 6回 日本 解 剖 学 会 東 北 ・北 海 道 連 合 地 方 会 平 成 2年 9

'rl

(4)

2.

千 葉 正 司 , 石 橋 恭 之 , 河 西 達 夫 :

仙 骨 神 経 叢 各 枝 の 梨 状 筋 貫 通 現 象 と脊 柱 な どの 形 態 変 化 との 関 係 に つ い て .

96

回 日本 解 剖 学 会 総 会 平 成 3 4

3.

千 葉 正 司 :

仙 骨 神 経 叢 各 枝 の 叢 内 に お け る層 構 築 と梨 状 筋 貫 通 現 象 との 関 係 に つ い て .

9 7

回 日本 解 剖 学 会 総 会

平 成

4

4

(発 表 予 定 )

Llll̲

(5)

1) 仙 骨 神 経 叢 各 枝 に み られ る梨 状 筋 貫 通 の 多様 性 に つ い て ・

2

) 仙 骨 神 経 叢 各 枝 の梨 状 筋 貫 通 現 象 と脊 柱 な ど の 形 態 変 化 との 関係 に つ い て

3

) 仙 骨 神 経 叢 各 枝 の叢 内 に お け る層 構 築 と 梨 状 筋 貫 通 現 象 との 関係 に つ い て

67

127

(6)

仙骨神 経 叢 各枝 にみ られ る梨状 筋 貫通 の 多様 性 につ いて

千葉正 司

弘前大学 医学 部 解 剖学 第二講座

‑‑‑1 ‑

(7)
(8)

成 人

257

5 14

側 の梨状 筋 と仙骨 神経叢 背側 枝 の位置 的関係 を調 査 し、その形態 を正常例 (3 0 9 )、貫 通例 (195側 , 38% )、

梨状 筋 上 孔 通 過 例 (10例 , 2% ) を含 め て 13型 3 3亜型 に分 類 し O 従来 の分 類 で は、全体 の

80

% しか捕 捉 で きなか った. 各型 の 出現 に性差 、左右 差 を認 め なか った。 異常で は、背側 の神 経 が とち に梨状 筋 を貫通 (上 孔 通過 )す る こ とが多 く、単独 貫 通 は上殿神経 と下 殿 神 経 の各一 部 に限 られ た 後 大腿 皮神経 全休 の貫通 を 1例 、上殿神 経 の下 孔通 過 を 1例 、腰骨 神 経 の貫 通 を 4例 に認 め た。 梨状箭貫通 の 優先 序 列 は、

1

位 が下殿神 経 、以下 、総 排骨 神 経 、後 大腿皮神経 の背側 根 、腔骨神 経 の一 部 、後 大腿皮神 経 の腹側根 、の順 と確定 した。

Ke ywo rds:

梨状 筋 、坐骨 神経 、仙骨 神経叢 、変異 、 ヒ ト

‑ 3 ‑

(9)

は じめ に

仙 骨 神 経 叢 背側 層 に 由来 す る神 経 が梨状 筋 を貫 通 す る現 象 につ いて は、 従 来 よ り多数 の研 究 が み られ る もの の

( Calori, 1880;Adachi, 1909;

河野 ,

1930;Beaton

Anson,1938;Ⅹubota et a1., 1960)

、その 多 くは総排骨 神経 のみ に着 目 し、下殿神経 や後大腿 皮神経 の貫通 には十 分 な注意 を払 って いない

Parsons

Keith

(

1896 /97)

、山岸 (

1934

)、浦 (

1962)

、Ni呈ankovski et al.(

1972)

、Till

mann ( 1979)

、山 田 と高年 (

1985)

らは、その関係 をい くつ かの タイプに分類 して いる。

その分類型 には、実 際 には出現 しない形態 が含 まれ た り、その反対 に、

そ こに記載 の ない神経 の梨状筋貫 通例並 び に上孔通過例 が出現 して 、解 剖実 習体 の所 見 と一 致 しない こ とが指摘 され る。

骨神経 の梨 状筋貫通 に関 して 、梨状筋 の所属 を含 めて、その個体 発生 につ いて も、 まだ未解決 の問題 が残 され て い る (藤 臥

1957;

西 ,

1961)

貫通現 象 を解 明す るため には、梨 状筋 と仙骨神経叢 の位置 的 関係 を肉眼解剖学 的 に追究 す る こ とが不可欠 と考 え られ る。

今 回の研 究 で は、仙骨神経叢各枝 と梨状筋 の位置 的関係 を

13

33

亜型 (

〜XIII

型 )に分類 し、各型 ご との特徴 と出現頻度 を明 らかに

し、 また仙骨 神経 叢 各枝 と梨 状筋 の多様 な形態 を解析 して、梨状筋貫通 の際の神 経 の優先 序 列 につ いて追 究 した。

材料 と方 法

1983

年〜 1990年 の弘前大学 にお け る解剖実 習体 、

2 5 7体 5 14側 に

つ いて、梨状 筋 と坐骨神経 が剖 出 され た段 階 で (捕 ,1975)、殿部か ら 大腿上部 の局所解剖学 的所 見 を得 て、今 回の研 究資料 と した

1982

以 前 の解剖所 見 も合 せ て利 用 した。 神経 の梨状筋貫通 の判定 は、梨状 筋 の停止腰 を切 断 しない状態 で背側 か ら観察 して、 も しくは梨状筋 の下

4 ‑

(10)

縁 を持 ちあげて実施 した。

中殿 筋 と梨 状 筋 の癒 合 は、比 較 的頻 繁 に 出現 す る もの の

( F ro hs e

F ra n k el

,

1 9 0 8;

河 野 ,

1 9 3 0 )

、その 多 くは 、梨状箭上孔 の間隙 と上殿 神経 と上殿動 ・静 脈 の走行 を も とに容 易 に分離 で き、 また両前 が密着 す る場 合 で も、上殿 動 ・静脈 の浅枝 に よって これ を分離 で きる。 上殿 動 ・静脈 の浅枝 が 中殿筋 の背側筋 束 を貫 く場 合 、あ るいは上殿動脈 に由 来 した下 殿 動 脈 が梨状 茄 を貫 く場 合 に は 、両 前 の識 別 に迷 うこ とが あ る。 その よ うな症例 で も、上殿 神経 の走行 と中殿 筋 の神経分布 を もと に、 2つの筋 が 区別 され る。 梨状筋 の背側 を中殿筋 が覆 う場合 で も、

比較 的容易 に両筋 を区別 で きるけれ ども、両筋 を連絡 す る移行筋 束の出 現 した場 合 に は 、神経 支 配 を確 認 しな い限 り、そ の識 別 は不可 能 であ

る。

梨状筋 が上 双子筋 に停止 す る場 合 で も、神経 ・血管 の走行 と梨状筋下 孔 の 間隙 を利 用 して両前 が 区別 で きる。 しか し、異常崩 が腰骨神経 に 挟 まれ る場合 には、その筋 の所 属 に疑 問 は残 る ものの、本研究 では梨状 筋 の一部 と して取 り扱 った。

移行 並 び に異常 筋 との関係 で問題点 は残 る ものの 、上記 の判定基準 の もとに 、梨状筋 と中殿筋 あ るい は上 双子筋 を識別 した。 解剖所見 は、

神経 の吻合 関係 が完全 な状態 の も とで得 る よ うに注意 した。 仮 に、梨 状筋 が総俳骨 神経 な どに よって頭側筋束 と尾側崩束 に 2分 され た症例 に お いて 、頭側筋 束 を誤 って切 断 した と して も、筋 の断端 とその支配神経 が保 存 されてあれ ば 、 この症例 は梨状筋貫通例 と確 認 で きる。 しか

し、梨状筋 の支配神 経 が頭側筋 束 とともに除去 され る と、 この症例 は、

総 月非骨神経 が梨状筋上 孔 を通過 す る症例 に変 え られ て しま う可能性 があ る。 今 回の調査 例 で も、梨状筋上 孔通過例 に この よ うな症例 が含 まれ て い ない とは断言 で きない。

‑ 5 ‑

(11)

分 類型 ご との所 見

仙 骨 神 経 叢 各 枝 と梨 状 筋 の位 置 的 関係 は 、① 梨状 筋 を神 経 が貫 くか ど うか 、② 何 本 の神 経 が貫 くか 、 も し くは梨 状 筋 上 孔 を通 るか 、③ 神 経 の 一 部 も し くは全 成 分 が貫 くか 、④ 梨 状 筋 は何 か所 で神 経 に貫 かれ るか 、 を も とに して 、

〜XH I

型 に分 類 し、 さ らに亜 型 を設 け た

( Fig.16.

Table

1)。 神 経 の梨 状 筋 貫 通 部 位 は 、通常 は

1

か所 で あ るが 、時 に は

2‑ 3か所 の場 合 もあ る (Kopsch. 1952;小 田島 . 1957)

O

次 に 、梨 状 筋 を貫 通 す る神 経 の数 と種 類 ご とに 、個 々の分 類型 につ い て 記述 す るO

i.梨 状 筋 を神 経 が貫 通 しな い場 合

( F

i

月. 1射

い わ ゆ る正常 例 で 、仙 骨 神 経 叢 背側 層 に 由来 す る神経 が梨 状筋 を貫か な い場 合 で あ り、 これ を

型 と分類 したO この形 態 は浦 (

1 962, 1の I

型 、 山 田 と高年 (

1985)

A型 に相 当 し、 全調 査例 の 2 5 7体 5 14

3 0 9側 (数 で の頻度 は6 0. i% )に 出現 した。 こ の 場 合 に は 、上 殿神 経 の梨 状 筋 貫 通

( Ⅰ

型 )を考 慮 して い な い。 す なわ ち、

型 に も、中殿 筋 の 支 配 神 経 の一 部 が梨 状 筋 を貫 通 す る場 合 と貫通 しない 場 合 が認 め られ る

( Table 2)

0

2.貫 通 す る神 経 が 1

種 類 の場 合

( Fi g.

1)

この よ うな貫 通 例 と して 、今 回 の

型 とⅠⅠⅠ型 が該 当す る。

は、上 殿 神 経 の尾 の枝 が梨 状 筋 を貫 通 して 、 中殿 筋 の背側 筋 束 に分布 す る場 合 で あ り、Eisl

er

(

1892)

、Ranke (

1897)

Bardeen

(

1906/07

) 、大 内

( 1951a, 1952)

、佐 藤 と佐 藤

( 1987)

らに よって既 に報 告 され て い る。

型 は 、今 回の分 類 型 で は独 立 させ て あ るが 、実 際 に は、他 の分 類 型 と共 存 して 出現 す る

( Table 2.Figs.

1

, 4,13, 1 4)

その 出現 に関 して は 、 系統 的 に は

4

回の調 査 しか行 って い な い。

‑ 6 ‑

(12)

Ta bl e2

は 、

1 9 8 3

年 の

63

側 中

10

例 (

16%

) 、

1 9 8 5

年 の

59

側 中

7

例 (

12

% ) 、

1 9 8 8

年 の

63

側 中

16

(25%

) 、

1 9 8 9

年 の

64

7

例 (

11

% ) の合計

249

側 中

40

(16, 1%)

にお け る、

Ⅰ Ⅰ

型 の各型 ご との 出現 を表 示 して あ る。 出現 例数 の少 な い

Ⅴ型 、

型 、

I X

型 、

XI

型 、

XHI

型 で は 、

型 の共 存 を確 認 して い ない0

( 1 9 7 5 )

の解 剖 手技 に従 って 、 殿 筋 の起 始 片 を上 方 に反転 す る際 に、その存荏 に注意 しな い と、梨状 筋 を貫 く中殿筋 枝 を誤 って切 って しま うこ とが多 いく 型 の 出現 頻 度 が調 査 年 度 に よって一 定 しな い こ とは、その よ う な事情 を反映 す る もの と考 え られ る。

日 工型 は 、下 殿 神 経 の一 部 が単独 で 、梨状 筋 を貫 通 す る場 合 で あ る0 梨状 筋 の下 縁 近 くを貫 通 する こ とが 多 く、 そ の場 合 に は .貫通 部 位 よ り 尾 側 は貧 弱 な胆 (膜 ) に変化 す る こ ともあ る

( Fig.

1) 。 この型 は、

514

1i

(2. 1% )

に 出現 し、比 較 的稀 な部 類 の屈 す るo 今 回の 調査 で は 、 下殿 神 経 の 全 成 分 が単 独 で 、梨 状筋 を貫 通 す る例 に は 遭遇 して い な い。

Abbreviations forFigures 1‑ 15 a:nervestothegluteusmaximusmuscle Cfp:posteriorfemoralcutaneousnerve

Ci:glutealbranchesoftheposteriorfemoralcutaneousnerve e:nervesto thegluteusmediusmuscle

GI:gemellus inferiormuscle, GS:gemellussuperiormuscle i:nervestothegluteusminimusmuscle, Lig:sacrotuberousligament MA:gluteusmaximusmuscle, ME:gluteusmediusmuscle

MI:gluteusmininluSmuscle. Ni:sciaticnerve Np:com OnperOnealnerve, Nt:tibialnerve OI:obturator internusmuscle, P:piriformismuscle

Pl,P2,P3:theupper,middle,and lowerpartsofthepiriformismuscle, whicharedestinedby perforationofthenervesincases QF:quadratusfemorismuscle

Rp:perinealbranchesoftheposteriorfemoralcutaneousnerve

‑ 7 ‑

(13)

Fi

(14)

Fig.2

(15)

3.

貫通 す る神経 が

2

種類 の場 合

( Fi g s . 2‑ 4, 1 6 )

この場合 には

Ⅴ型 、

型 が該 当す る。 下殿神経 と後大腿皮神経の一 部 が梨状筋 を貫 くもの を

Ⅴ型 と し、 これ を下 殿神経 の一部 も しくは成分 全部 が貫 くか に よって

Ⅰ V

l 型 と

Ⅰ V2

型 に区分 した。

Ⅰ V.

型 で は、下殿神経 と後大腿皮神経 の共 同幹 は、通常 の貫通部位 よ りも内側 で梨状筋 を買 いたの ち、梨状筋下孔 を通 るそれ ぞれの神経 と吻 合 した。 下 殿神 経 は、梨状筋貫 通 と梨状筋 下孔 の

2

経路 を所有 し、両 神 経 成 分 の吻 合 した後 に、大殿 筋 に分 布 した

( Fi g.

2)0

Ⅰ V

2 型 で は、下殿神経 の全成 分 と後大腿皮神経 の一部 は梨状筋 を別 々に貫通 し、

その際 、前者 は後者 よ りも近位 を貫通 した

( F i g.1 6 )

0

Ⅰ V

l 型 と

Ⅰ V2

型 はそれぞれ 、全調査例 中

7

側 (

1. 4 %

)、

1

側 (

0. 2 %

)に確認

され 、その 出現 は稀 である。

型 は、下殿神 経 と総月非骨 神経 が貫通 す る場合 で あ り、両神経 の一部 も しくは全部 が通 るか ど うか 、 また梨状筋 の貫通部位数 を考慮 して、 こ れ を

V l

〜 V .

型 に区分 した

( Fi g.1 6 )

0

V l

型 は、下殿神 経 と総月非骨神 経 の各一部 が共 同幹 を形成 して梨状筋 を貫通 す る場 合 で あ り、貫通 す る神経 は梨状筋下孔 を通 るそれぞれの神 経 と吻合 した。 V2型 は、梨状筋 が神経 に よって2か所 で貫通 され る 場 合 で あ り、梨状 筋 中央 の高 さで下 殿 神 経 と総 月非骨 神 経 の共 同幹 が貫

き、 また梨状筋下孔 の近 くで 、尾側筋 束 と細 い腰 の間を、下殿神経 と総 非骨神経 の共 同幹 が貫通 した。 この臓 は、下殿神経 と総月非骨神経 の深 層 で後 大腿 皮神 経 と腔骨神経 の浅層 を通 り、梨状筋下縁 を外側 に横走 し た後 、上双子筋 と寛骨後面 に停止 した

( Fi g.

3) この例 では、梨状 筋 と中殿筋 は上殿 動脈 浅枝 の走行 に よって明瞭 に識 別 で きる ものの、梨 状筋 の頭側筋 束 は、深面 よ り上殿神経 の枝 に よって支配 され 、 また これ を貫 通 す る枝 は 、上 殿 神 経 と吻 合 して 中殿 筋 の背 側 箭 束 に分 布 す るた め、頭側筋 束 は外観 的 には梨状筋 と判 断 で きるけれ ども、支配神経の上 か らは、梨状筋 と中殿筋 の移行 状態 と推測 され た。

10‑

(16)
(17)

Fig

(18)

V3型 は、下 殿 神 経 の一 部 と総 月非骨 神経 の総 てが 、共 同幹 を形成 して 梨状 筋 を貫 通 す る場 合 で あ り、下殿神 経 同士 は梨状筋下孔 の遠位 で吻合 した

( Fi g.4 )

貫通 す る下 殿神 経成 分 は大殿筋 の頭側

3/4

に分布 し、梨 状 筋下 孔 を後 大腿 皮神経 と ともに通 る下殿神 経 は、 同筋 の尾側 に 分布 した。 この例 は、梨状 筋 下孔 の近 くで梨状筋 を貫 く上殿神経 の一 部 が 、反 回上 行 して中殿 筋 の背側 部 に分布 す る ほか に

( Ⅰ

型 )、梨状筋 に も背側 か ら支配神 経 を与 え る特 異 な 1例 で あ る。 V.型 では、下殿 神経 と総 月非骨 神 経 の全成 分 が共 同幹 を形 成 して 、梨状筋 を貫通 した0

型 は全体 と して 、全調 査例 中 の

55例 (10.7% )

に出現 し、梨 状 筋貰通例 と して は

ⅤⅠ

型 につ いで最 も一般 的 であ る。

V l

型 と

V。

型 は各23例 (4. 5% )、V.型 は8

例 (1.6

% )、V2型 はわず

1例 (0.2% )

に出現 した。

4.貫 通 す る神 経 が

3

種 類 の場 合

( Fi g s.5

8

,

1 6 )

この場 合 に は、下殿神経 と総 月非骨神経 の一部 も しくは全部 と、後大腿 皮神 経 の一 部 が梨 状筋 を貫通 し、 これ に

型 、

VH

型 、

ⅤⅠ Ⅰ

型 、

I X

型 が 該 当 した。

型 で は、下 殿 神 経 と総 排骨 神 経 の全成 分 と後 大腿皮神経 の一部 は、

それ ぞれ梨状 筋 を異 な る場 所 で貫 通 し、外側 か ら総 月非骨 、下殿 、後大腿 皮 の各神経 の順 に配 列 して い た

( Fi g.5 )

2

者 は後者 よ り近位 で 梨状 筋 を貫 通 し、梨 状筋下孔 で は後 大腿皮神 経 の貫 通成 分 と下孔成分 が 吻合 した。

型 は、

3

例 (

0.6%

)に出現 し、貰通例 の なかで は珍

しい部 類 に属 す る。

ⅤⅠ

型 で は、総 月非骨 神経 の全成 分 と後 大腿 皮神 経 の一部 、下殿神経 の 一 部 も し く は 全 成 分 が貫 通 し、 これ に4亜 型 を 区 分 した

( Fi g.1 6

,

Ta bl e1 )

ⅤⅠ I

l型 は、総 排骨 神 経 の全成 分 と下 殿神経 と後 大腿皮神経 の各一 部 が 、共 同幹 を形成 して梨 状筋 を貫通 し、後

2

者 は、梨状筋下礼 を経 由す るそれ ぞれ の神経 成 分 と吻合 した

( Fi g.6 )

この例 で は、

13‑

(19)

梨状筋 の尾側筋束 は、下殿神経 と後大腿皮神経 の共 同幹 の間、総骨神 経 と腔骨神経 の問 を通 って、上双子筋 に停止 した

ⅤⅠI

l型 の多 くの症 例 で は、梨状 筋下孔 よ り末梢側 で は、坐骨神経 は総

骨神経 と腔骨神経 に分離 す る こ とが一般 的であ るけれ ども、 この例 で は、

2

つの神経 は梨 状筋下孔 を出 る とす ぐに合一 し、坐骨神経 を形成 していた。

VH2

型で は、神 経 の貫 通部 位 は

2

か所 に認 め られ 、梨状筋 内側 を下殿神経 と後大 腿皮神経 の各一部 が共 同幹 を形 成 して貫通 し、その外側 を総緋骨神経 の 全成 分 と下殿 神経 の一部 が共 同幹 を形成 して貫通 していた。 下殿神経 の全成 分 は梨状 筋 を貫通 し、外側 を貫 く神経成分 は大殿筋 の頭側半 に、

内側 を貫 く成 分 は尾側半 に分布 した。

ⅤⅠⅠ3

型 で は、梨状筋 は

2

か所 で貫通 され 、内側 を後大腿皮神経 の一 部 が貫通 し、外 側 で は前者 よ りわず かに近位 を、下殿神経 と総

骨神経 の 全成分 と後 大腿皮神経 の一部 が共 同幹 を形成 して貫通 して いた。 後大 腿皮神経 は、梨状筋 を内側 と外 側 で貫通 す るほかに、梨状筋下孔 も通過 し、それ らは梨状箭 下孔 で吻合 した。

ⅤⅠ

.型 は、下殿神経 と総排骨神 経 の全成分 と後大腿皮神経 の一 部 が共 同幹 を構成 して梨状筋 を貫通 す る 場合 であ り、そ こで は梨状筋 上孔 を上殿 神経 と同名血管 が通 り、梨状筋 下孔 を下殿動 ・静脈 、後大腿 皮神経 の一部 、腰骨神経 が通過 した。

ⅤⅠⅠ

型 は全体 と して、

514

例 中

85例 (16.5% )

に確認 され 、 中 で も

VII

.型 は

58

(11.3%)

に出現 し、貫通例 と上孔通過例 を 合わせ た異常例 全体 (205例 )の約

1/4

を占め、貫通例 の なかでは 最 も普通 に認 め られ た。 神経 が切 断 され て分類型 の不 明 な

3

例 で も、

下殿神経 と総緋骨 神経 が梨状筋 を貫通 して

ⅤⅠ

.型 に近 い形態 を示 した

ⅤⅠ I

l型 は 23例 (4. 5% )、

ⅤⅠⅠ2

型 と

ⅤⅠ Ⅰ3

型 は各 2 ( 0. 4% )に 出現 した。

ⅤⅠⅠ

型 は、総

月 非

骨神経 と後大腿皮神経 の一 部 が梨状筋 を貫通 する場合 であ り、 これ に共 同幹 と して、下 殿神経 の一 部 が参加 す る

ⅤⅠ ⅠIl

型 と全 成分 が参加 す る

ⅤⅠⅠⅠ2

型 を区別 した。

14‑

(20)

Fig

(21)
(22)

ⅤⅠ Ⅰ Il

型 で は、

3

種類 の神経 が共 同幹 を形 成 して梨状筋 を内側 で貫通 した後 、梨状筋 下 孔 を通 るそれ ぞれ の神経 成 分 と吻 合 した

( F i g.7 )

0 この症 例 で は、下 殿 神経 同士 の交 叉現 象 が認 め られ 、その際 、尾側 の梨 状筋 下孔 を通 る神 経 は、近 位 の梨 状筋 を貫通 す る神経 の背側 (浅層 )を 通過 して 、大殿 筋 の頭側半 に分布 した。

ⅤⅠ Ⅰ

Ⅰ2

( F i g.1 6 )

で も、

3

種 類 の神経 が共 同幹 を形成 して梨状筋 を貫通 す るけれ ども、貫通部位 は

ⅤⅠ Ⅰ Il

型 の場 合 よ りも外側 に移動 し、 また貫通 す る総排骨 神経 も太 い。

ⅤⅠ Ⅰ Ⅰ.

型 、

ⅤⅠ Ⅰ

Ⅰ 2型 はそれ ぞ れ 、

514

例 中

1

6例 (3.

1 %

)、3 (0. 6% )に 出現 した。

I X

型 で は、梨状 筋 の貫 通部 位 が

2

か所 に存在 し、総

月 非

骨 神経 はいずれ の貫 通 部 位 も通 過 し、全体 と して梨 状筋 を貫 通 して い た。

IX

型 は 、

V l

型 、

V

2型 、

ⅤⅠ Ⅰ

型 と同様 に 、総 排骨 神 経 は異 なる

2

経路 を所有 し た。 この型 は 、下 殿 神 経 と後 大 腿 度 神 経 の共 同幹 形 成 の 有 無 に よ っ て 、

3

亜型 に区別 され た

( F i g.1 6

,

T a b l e1 )

0

I X

l 型 で は、梨状筋 の外側 を下 殿神 経 と総緋 骨神 経 の各一部 が貫通 し、内側 で は外 側 の貫 過 部 位 よ りわ ず か に尾 方 を下 殿神 経 、総

骨 神 経 と後 大腿皮 神経 の各一部 が共 同幹 を形 成 して貫通 し、 また梨状筋 下 孔 を腰骨 神経 と後大腿皮神経 の一 部 が通 過 した

( F i g.8 )

梨状筋 下孔 で は、神経 間 の吻合 を認 め た。 下殿 神 経 は全体 と して梨 状 筋 を貫通 し、そ こで は頭 側 を貫 く神経 成 分 は大殿 筋 の頭 側半 に分布 し、 内側 で尾 側 を貫 く成 分 はその尾側半 に 分布 して 、下 殿 神 経 同士 の交 叉現 象 が認 め られ た。

x 2 型 で は、梨状 筋 の

2

か所 の貫通 部位 をそれ ぞれ 、下殿神経 、総月 骨神 経 、後 大腿 皮 神経 の各一 部 が共 同幹 を形 成 して通過 した。 神経 は 梨状 筋 下孔 を通 るそれ ぞれの神 経 成 分 と吻 合 した。 後大腿皮神経 は、

梨状 筋貫通 と下 孔 の合 わせ て

3

経 路 を所有 した。

I X

3 型 では、梨状 筋 の外 側部 を、下殿神 経 の全成 分 と、総

骨 神経 と 後 大腿 皮神 経 の各一 部 が共 同幹 を形 成 して貫 通 し、 また内側 で は梨状筋 の下縁 近 くを、細 い総肺骨神 経 成 分 が単独 に貫通 して い た。 梨状筋下

一 1 7‑

(23)

孔 で は 、総 排 骨 神 経 と後 大 腿 皮 神 経 の それ ぞ れ に吻 合 が認 め られ 、その 際 、前者 の吻 合 は後 者 の それ の深 層 (腹 側 )に位 置 した。 これ らの亜 型 の 出現 は稀 で 、x 2 型 は3例 (0.6% )、IXl 型 とIX 型 は各2

( 0.4% )

に確 認 され た。

‑18‑

(24)
(25)
(26)

5.

貫通 す る神 経 が

4

種類 の場 合

( Fi g s.9

l

l,

1 6

,

Ta bl el )

今 回のX型 が該 当 し、 ここで は下殿 神経 、総月非骨神経 、後 大腿皮神経 の ほか に、腰 骨 神 経 の一部 も梨状 筋 を貫通 す る と考 え られ る。 腰骨神 経 に挟 まれ た小 筋 束 の支配 神経 の 由来 が 問題 とされ るが、支配神経 は細 く、切 断 され る こ とが多 いため に、著 者 は この筋 束 の隣接筋 との類縁 関 係 を末 だ特 定 して い ない。 坐 骨 神 経 を貫 通 す る こ との可 能 な筋 と し

て、第一 に梨状 筋 が挙 げ られ る こ とか ら (大 内 ,

1 9 5 1 b;

西 ,

1 9 6

1) 、 今 回の研 究 で は支配 神経 は不 明 で あ る もの の 、 この筋 束 を梨状筋 と して 取 り扱 っ た 。 そ れ ゆ え、梨 状 筋 は背 側 の神 経 に よって 支 配 され る た め 、梨 状筋 を腹 側 の神経 が貫通 す る こ とは ない とい う従来 の定説 とは、

い ささか異 な る こ とにな る。

X l

型 で は、下 殿神経 の全成 分 と、総骨 神経 、後大腿皮神経 、腔骨 神経 の各一 部 が共 同幹 を形成 して梨状 筋 を貫通 し、後

3

者 は梨状筋下孔 を通 るそれ ぞれ の神 経 と吻合 した。

x

2型 で は、下殿 神経 の一部 、総 非骨 神 経 の全成 分 、腰骨神 経 の一部 は梨状筋 を貫通 し、後 大腿皮神経 は 梨状 筋 下孔 を通 過 した

( F i g.9 )

骨神 経 は梨 状筋 を貫通 す る と、

直 ちに腰骨 神 経 に細 い吻合枝 を与 えた。 梨 状 筋 の尾側箭 束 は、下殿神 経 の 間 、次 いで腔 骨 神経 の間 を通 って 、上双子 筋 に停止 した。

X

3型 で は、下 殿 神経 と総 月非骨 神 経 の全成 分 と後 大腿皮神経 と腔骨神 経 の各一部 が梨状 筋 を貫通 した。 梨状筋 の尾側部 と思 わ れ る異常筋 束 は、骨 盤 内で は尾 骨 筋 に近 く起 始 す る と、腔骨 神経 の間 を通 って梨状筋 の停 止 に合流 した。 この筋 束 の下縁 には、腰骨神 経 の

2

根 に由来 した 内閉鎖筋枝 同士 の吻合 が形 成 され 、異 常筋 は背腹 両面 か ら、腔骨神経 と 吻合枝 に よって挟 まれ て いた

( Fi g.1 0 ) 0

X.型 で は、梨状 筋 は2か所 で貫 通 され 、頭 側 の貫通部 位 を下殿神経 と総月非骨神 経 の全 成 分 と後 大腿 皮神 経 の一部 が通 り、 また尾側 の貫通部 位 を後 大腿 皮神 経 と腰骨 神経 の各一部 が通 って、梨 状筋下孔 を通 るそれ ぞれ の神経 と吻合 した

( Fi g.l l )

尾側 の筋 束 は、仙煉靭帯 の背側面

‑ 21‑

(27)
(28)
(29)
(30)

に起 こる と、腰 骨 神 経 の 問 を通 って梨 状 筋 の停 止鹿 に合流 し、上 双子筋 とは腔 骨 神 経 の走 行 と梨 状 航 下 孔 の間隙 に よ って明瞭 に境 され た。 の筋 束 に は、中 間位 の箭 束下 縁 か ら起 こる細 い腰 が 、後 大 腿皮神 経 の問 を通 って合流 した 。 尾 側 筋 束 を梨 状 筋 とみ なす と、 この例 は、後大腿 皮 神 経 の全部 が梨 状 筋 を貫 通 す る特 異 な

1

例 で あ る。

X

型 の 出現 は檀 め て 稀 で 、

Xl

型 と

X

. 型 の 各

1

( 0. 2%)

x

2 型 の

2

(

0. 4% )を認 め た。 X型 は今 回の5 14側 で は観察 されず 、それ 以 前 の調査 にお い て わず か に

1

例 を記 録 した。

6.梨 状 筋 上 孔 を 上 殿 神 経 以 外 の 神 経 が 通 る場 合 (Figs.

1 2 ‑1 6, Tabl e 1 )

これ に、今 回 のXI型 、XII型 、XIII型 が該 当す る。

XI型 で は、上 殿 神 経 の ほか に 、下 殿 神 経 の一 部 あ るい は全部 と総排骨 神 経 の全部 が梨 状 筋 上 孔 を通 り、後 大 腿皮 神 経 と腔 骨 神経 は梨状筋下 礼

を通 過 して い る。

XI l 型 で は 、下 殿 神 経 の一 部 と総 排 骨 神 経 の全 部 が 梨 状 箭 上 孔 を過 り、下 殿神 経 の残 りと後 大腿 皮 神 経 の一 部 は と もに梨状 筋 を貫 通 し、そ して梨 状 筋 下 孔 を 、後 大 腿 皮 神 経 の残 り成 分 と腰 骨 神 経 が通 過 した (

Fig.

1 2 )

XI2 型 で は 、梨 状 筋上 孔 を下 殿神 経 の一部 と総月非骨神経 の全 部 が通 るほ か に 、下 殿 神 経 と後 大 腿皮 神 経 の各一 部 はそれ ぞれ単独 に梨状 筋 を貫 通 した。 そ こで は下殿 神 経 が よ り頭 側 の貫 通 部 位 を通過

した。

XI3 型 は、下 殿 神 経 と総 脚 骨 神 経 の共 同幹 が 、梨 状 崩上 孔 と梨状筋貫 通 の2経路 を通 る場 合 で あ る (Fig.

1 6 )

XI.型 で は 、下殿神 経 と総 非骨 神 経 の全 成 分 が と もに梨 状 筋 上 孔 を通 過 した 。 XI型 の 中 で は 、

XI.型 が今 回 の調 査 にお いて 、 わ ず か 1例 (0.

2%)

を確 認 し、残 り

3

型 は、 それ 以 前 の調査 で各

1

例 を記 録 した。

XII型 は、梨状 筋 上 孔 を下 殿 神 経 、総骨 神 経 、後大腿 皮 神経 の3

一 2 5‑

(31)

、 ㌔ .

I ‑= ‑G S二

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一 彦乱臣 .

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流 量‡

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Lt,.L

. べ闘

Fig. 12. In this case, the Wh

ol eoft heco mmonpe ron eal

n e r vea n da

greater part of the inferior glu

tealnerve pass over th

e piriformis

muscle, together With the superio

rgl utealnerve,an dthe

partsoft he

inferior gluteal and posterior

femoral cutaneous nerve

s piercethe

muscle medially. The greater part

oftheposte ri o rfe mo ralc

uta neo usan d

the whole of the tibial nerves p

ass under themuscle.

The i nferior

gluteal artery arises from the co

mmon trunkWi th thesupe

ri orgl uteal

artery to run over the piriformis,

ass ho wni nFi gs.6an d 1

5. Thi sc as e

belongs to Type XI1.

(32)
(33)

が共 同幹 を形成 して通過 す る場 合 であ る。

XHl型 で は、梨状 筋上孔 を下殿神経 と総月非骨神経 の全成分 と後大腿皮 神経 の一部 が通 り、梨状筋下孔 を後大腿皮神経 の一 部 と腔骨神経 の全部 が通過 した(Fig.16)0

XH2型 とXII3型 で は、梨状筋 上孔 を下殿神経 、総骨神経 、後大腿皮 神経 の各一部 が共 同幹 を形成 して通過 す る と、梨状筋下孔 を通 るそれぞ れの神 経 と吻合 した。 その際 、上孔 を通 る後大腿皮神経 は、下孔 を過 る下 殿 神 経 と総 月非骨 神経 の共 同幹 の腹 側 を交 叉 した。 XH2型 で は (

Fig.13)、梨状筋下孔 を通 って反 回上 行 して 、下殿 神経 の腹側 を交叉す る中殿筋 枝

( Ⅰ

型 )が出現 して い る。 この例 で は、中殿筋 の背側部 は

2

層 に分 かれ、深層 の筋束 は大坐骨切痕 の後 面 に起 こる と、上殿神経 義 よび 同名血管 の表層 を通 って 、梨状筋 の停止 腿 に合流 した この箭束 は、 中殿 筋 の背 側 部 に分 布 す る神 経 に よって共 通 に支配 され る ことか ら、 これ を中殿筋 とみ な し、 この症例 は梨状筋上孔 を通過 す る例 に加 え た。

XII.型 とXII6型 で は、下殿神経 と総緋骨神経 は、梨状筋上孔 と梨状筋 貫通 の2経路 を、 また後大腿皮神経 は上孔 、貫通 、下孔 の異 なる3経路 を所有 した (Fig.16) XII.型 で は、梨 状 筋 上 孔 の 内側 を 、下 殿 神 経 、総 月非骨 神 経 、後 大 腿 皮 神 経 が共 同幹 を形 成 して通 過 す る と、 これ に、梨状筋 内側 を異 な る高 さで貫通 す る

2

本 の神経 が直 ちに吻合 してい た。 吻合部位 か ら判断 して 、貫通枝 のそれ ぞれ は、上殿神経 の成分 を 含 む こ とが予想 され た。 XII6型 で は、下殿 神経 、総緋骨神経 、後大腿 皮神 経 の各一 部 か ら構 成 され る共 同幹 は 、梨 状筋 上 孔 を通 過 す るほか

に、梨状筋 を内側 で貫通 した。

XII5型 では、梨状 筋上孔 を総 月非骨 神経 の全部 と下殿神経 と後 大腿皮神 経 の各一部 が共 同幹 を形成 して通過 し、梨状筋 の内側 を下殿神経 と後大 腿皮神経 の共 同幹 が貫通 し、 また梨状筋下孔 を後大腿皮神経 と腰骨神経 が通過 した (Fig.14) 後大腿皮神経 は梨状筋 に対 して異 なる

3

経路

‑ 28

(34)

C

(35)
(36)

を所 有 して い る。 この例 で は、中殿筋 の背 側筋 束 の深層 に異常筋束 が 出現 して い る。 この筋 束 は 、中殿筋 や梨状 筋 と直交 す る縦走筋 束か ら 構 成 され 、梨 状 筋 の表 面 を覆 って 、梨 状 筋 の表 層 、大 殿 筋 の起 始 の深 層 、仙 結節 靭 帯 に停止 した。 これか ら尾側 に伸 び る腺腫 は、総 排骨 神 経 と腔骨 神経 の 問 を下行 して 、両神経 の被膜 に放散 して いた。 異常筋 束 の 内側 で寛 骨 との 間 を、上殿 神 経 の一部 と上殿動 脈 の浅枝 が通 り、動 脈 は大殿筋 と中殿 筋 に、神 経 は中殿筋 の背側筋 束 に分布 した くⅠⅠ型 )0 縦 走筋 束 につ いて は、神 経 支配 を調 査 して いないので 、その所属 は不 明 であ るが 、今 回の研究 で は中殿筋 と梨状筋 との間 の移行 筋 束 と して戟 り扱 った この症 例 では、異常 筋 の 出現 の ため に、梨状筋上孔 を通 る

3

種 類 の神 経 の共 同幹 は、通常 よ りも外側 を経 過 した。

XI I

型 の残 り の例 で は、 この よ うな異常 筋 は確 認 され なか ったが 、 同様 の筋 束 は これ まで に数例 確 認 して い る。

XII

l型 は5 14 4例 (

0.8

% )に、

XI I

2型 、

X7

1 3型 、

XI I

.型 、

XII

5型 は各

1

例 (

0. 2 0

/.)に出現 した.

XII

6型 は 、今 回 の調 査 で は確 認 され なか っ たが 、過 去 に

1

例 を記録 し た。

XIH

型 は、梨状筋 上 孔 の 内側 と外 側 の

2

か所 をそれ ぞれ 、下殿神経 と 骨 神経 の共 同幹 が通過 す る場 合 で あ り、共 同幹 は梨状 筋背側 の中央 の高 さで

1

本 に合 流 した 梨状 筋 下 孔 で は 、 この共 同幹 と腔骨神経 を 結 ぶ

2

本 の吻 合枝 を認 め た

( F i g.1 5 )

神経 線維 解析 に よる と、吻合 内 に は腔骨 神経 か ら総月非骨 神経 に向か う神経 成 分 が走 り、逆 に総骨神 経 か ら腰骨 神経 に向か う成 分 は含 まれ て い な い こ とが判 明 した。 す な わ ち、腰骨 神経 は梨状筋上 孔 を通過 しない こ とが確認 され た。 後大腿 皮 神 経 の一部 は 、梨状筋 の内側 を単 独 で貫 通 す る と、梨状筋下孔 を通 る 残 り成 分 と吻合 した 上殿 神 経 の一 部 は、梨状筋 上孔 を通過 す る共 同 幹 の双方 か ら起 こる と、両者 を結 ぶ細 い吻合 を形成 し、 こ こに起 こる筋 枝 は中殿 筋 の背側 部 に分布 した。

XHI

型 は、全調 査例 中わずか

1

例 (

0.2

% )に出現 した。

31

(37)

AbbreviationsforFigure16

1:superiorglutealnerve 2:inferiorglutealnerve

3:posteriorfemoralcutaneousnerve

4:tibiaュandcommonperonealnerves.orsciaticnerve

(38)
(39)
(40)
(41)

Table 1.Frequenciesofthetypesandsubtypesoftherelationsbetween thepiriformismuscle and thebranchesofthe sacralnerveplexus in 514 extremitiesof257humanbodies (inthreerightlowerextremitiesofmales,the nervesperforatethenluSClebutthedetailsareunclear). Themark(● ) indicatesthatthenerveperforatesthepiriformismuscle,andtwomarksshow thattheperforationisfoundintwodifferentpoints. Themark (0)indicates thatthenervepassesabovethemuscle. Themark(*)indicatesthatapartof thesuperiorglutealnervepassesbelowthepiriformismscle.

Althoughtheusualcourseofthenervesisnotpresentedinthetable,it canbeunderstoodwhichpartpassesbelowthemuscle. Forexample.inTypeIII, apartoftheinferiorglutealnervepassesthroughthepiriformismscle,while therestofthisnerveandothernervespassunderthemscle.

peH omneneSti咽 l l Il lll IV VFrqueVInciesoftVIhetI yrxs aVIIrIKlSubty【IX杷S X XI XII XIll 1 2 12 34 12 34 1 2 12 3 12 34 1

2 34 12 34 56 Pa「tofNgs

PartofNgi

Ⅵー01eofflgi

● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

● ● ● ● ●

〇〇 〇●●(○ ()⊃ (

● ● ●

X

Pa「tofNp

YholeofElp

● ● ● ● ●

● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

〇●(

〇〇

PartofCf p

YPhaolrt,ofNteofCfp

● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

〇〇 〇〇

● ● ● ● ●

● ● ● ●

Total

514cases 309 ll 7 1 231 238 3 232 258 16 3 23 2 12 ■1 ■ ■ ■1 41 11 1 1

8 55 85 19 7 4 1 8

1%) (60.1) 2.1) (1.6) (l7) (0.6) (16.5)

(3.7) (14) (0.8) (0.2) (1.6) (0,2)

Ngs:superiorgluteal

nerve,Ngi:inferiorglutealnerve,Np:commonperoneal nerve,Cfp:posteriorfemoralc

utaneousnerve,Nt:tibia上nerve

‡ 一一一一一TypeIIwasfoundin16percentof

thecasesobservedduringfouryears (Table2).

* 一一一一一Thetypesindicatedbythismarkwerenotfound

(42)

Table2. AppearancesofTypeIIamongthevarioustypesofthepresent classification. Type IIwas found in 40 (16.1%) of 249 cases observed during fouryears・ An exceptionalcase・inwhichapart ofthesuperior glutealnervepassedbelowthepiriformismuscle,wascounted inTypeII・

Frequenciesofthety【把S

丁目 IV V V VH VHⅠ X X X XⅠⅠ XⅠⅠ

Tot24al9caSeS 155 4 2 31 2 40 4

4 2 5

Type H40cases 22 1

7 4 2 1 3

(16,1%) (14.2) (25.0) (22.6) (10.0) (50.0) (50,0) (60.0

(43)

結果 と考察

1

.仙骨神経叢 各枝 の梨状筋貫通 の多様性 と分類型 につ いて

梨状筋 と仙骨 神経叢背側枝 の位置 的関係 は、梨状筋 を貫通 あ るいは梨 状筋上孔 を通過 す る神経 の種類 と数 、貫通 す る神経 の成分 (一部 も しく

は全部 ) 、貫 通 後 の神経 の吻 合 関係 、梨状 筋 の貫通 部 位 数 を も とに し て、

〜XHI

型 の

1 3

33

亜型 に分類 した

( Fi g. 16, Ta bl e l)

0

Fi g. 16

は、今 回の分類型 を模 式 図 に ま とめ た ものであ り、その所見 を一 覧表 に整理 した ものが

Tabl e

lであ るc

Ta bl el

で は、各型 ご と の出現例数 (側数 )とその頻度 は、

1983

年以 降の成 人解剖実習体

2 5 7

5 14

側 につ いての数値 であ る (なお、男性 の右

3

側 で は、神経 は梨 状筋 を貫通 す るけれ ども分類型 は不 明であ り、それ を除外 してあるため

に、

Ta ble l

の各型 の総数 は

5 1 1

側 とな る )0

Table l

で は、

1982

年以 前 に記録 した所 見 には *印が付 され、いずれ も各 1例 を観察 した。 そ こで は、梨状筋 を貫通 す る神経 には●印、梨 状筋上孔 を通過 す る神経 には印 をつ け、梨状筋下孔 を通 る神経 は省略 して あ る。 それ ゆえ、例 えば

ⅠⅠⅠ

型 では、下 殿神経 の一部 は梨状筋 を 貫通 す る ものの 、その神経 の残 り成 分 と、後大腿皮神経 、総月非骨神経 と 腰骨 神経 (坐骨 神経 )は、梨状 筋下孔 を通 る こ とを示 して いる 上殿 神経 の梨状筋貫 通 は、他 の分類型 と共存 す る場 合 もあるので省略 した (

♯印 .

Ta bles 1and 2)

ただ し、梨状筋下孔 を通 る上殿神経 には★

印 を付 して区別 した。

梨状筋 と坐骨 神経 の位置 的関係 は、古 くは

Calo ri ( 1880)

が報告 し、

Parsons

Kei th ( 1896 /97)

5

型 、山岸

( 1934)

は出現 が予想 され る もの を 含 め て

8

型 、

Ming‑Tzu ( 1941)

と大 内

( 1952)

は 各

5

型 、

NiEanko wskietal. ( 1 972)

は出現 しない もの を含 め て

3

1 1

型 に分類 して い る。

( 1962)

は、河 野

( 1930)

Beaton

Anson ( 1938)

の研 究 を も とに して 、両者 の関係 を

〜 I X

型 の

9

型 に、 また山田 と高年 (

38

(44)

Ta bl e3. F r e q ue n ci e so ft heu s u alt y p e sa mo n gt h ev a ri o u sr e l a t i o n s be t we e nt heb r a n c h e so ft h es a c r alpl e x u sa n dt h ep i ri f o r mi sm u s cl e.

Ty pe scl b as y si fi e d P e r f o r a ti n gn e r V e s F re q u e n c i e s i n C hi b a U r a Y a m a d aa n d t o t a

1514

c a s e s

(1992) (1962)

M a n n e n

(1985

) (%)

A

309 (60. 1)

Vl

Ⅰ4 F

N gi( W),N p( W),C f p

( p )

58 (ll. 3)

Vl N g i( p

),N p( p)

23 ( 4. 5)

V

3 D

N gi

( p ),N p( W),

23 ( 4. 5)

ⅤⅠ Ⅰ1 N gi( p )

,N p( W),C f p( p)

23 ( 4. 5)

ⅤⅠ Ⅰ Ⅰ1 N gi( p).N p( W),C f p( p )

16

( 3. 1)

Ⅰ Ⅰ Ⅰ

B

N g i( p)

ll ( 2

V

4

V

C

N gi( W).N p( W)

. 1)

8 ( 1. 6)

l V

l

N g i( p

) ,C f p( p )

7 ( 1. 4)

工 Ⅰ ( p):Ap a r to ft he N g s( p ) ( c a.

16%)

n e r v ep e r f o r a t e st h ep i ri f o r mi sm u s c l e.

( W):T hew ho l eo

Fig. 12. In this case, the Wh ol eoft heco mmonpe ron eal
Tabl e 1.Frequenciesofthetypesandsubtypesoft herel ati onsbe tween t hepiriformismuscle and thebranchesofthe sacralnerveplexus i n 51 4 e xt re mi ti eso f25 7humanbo di e s ( i nt h re eri g htl o we re xt re mi ti e so fm al e s , t he nervesperforatethe
図 1 仙骨神経叢各校による梨状筋貫通型 ( 主な分類型 )
図 1 仙骨神経叢各校 による梨状筋 貫通型 ( 主な分類型 ) Ni(Nt, N gs ‑‑ Np) 一上殿神経、 Ngi 一一 一下殿神経 、 Cfp ‑ 1 一後大腿皮神経 、p‑一一梨状筋 、L 一一一仙結節靭帯、 Ni 一一一 坐骨神経、Np一日総月非骨神経、N
+7

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