専門日本語習得の支援に向けて
著者 森 由紀
雑誌名 三重大学日本語学文学
巻 7
ページ 108‑96
発行年 1996‑06‑02
URL http://hdl.handle.net/10076/6505
専Fヨ日本語習得の支援lこ向lナて
森 由 轟己
【キーワード】専門日本語,留学生対象,短期留学生,日本事情,
イマーシヨン・プログラム
1.はじめに
現在、三重大学人文学部においては、留学生対象の専門自由選択科目として、
「日本の音譜と社会」が通年4単位で週1コマ開講されている。この科目は、
筆者が着任当初の1994年度には、「特殊講義A(日本事情・日本語作文)」
として開設されていたものである。翌1995年度になって、現在の科目名に 改められ、今年度も引き続き担当している。'
本学人文学部の組織は、目下、文化学科5講座、社会科学科4儲座から成る が、上記の科目は、基本的に学部の2・3年次対象という限定はあるものの、
いずれの学科の留学生でも履修できることとなっている。文化系と一口に言っ ても、文化学科と社会科学科の両分野に亘る留学生を対象にテーマを絞ること は、なかなか困難である。さらに、各交流協定校(注1)から来日する短期留学 生(国立大学においては、特別聴講生ないし特別研究生という身分で在学)の
受入れが昨年度後期より始まり、専門日本語のニーズの多様化が認められる。また、交流先の大学に対しては、単位互換等の問題も新たに加わってきている。
本稿では、専門日本語への橋渡しとなる日本語教育の一例として、筆者の担 当している授業でめ試みを紹介し、外国人留学生の専門日本語習得を支援する 際の問題点を探りあてる布石としキい。
注1)本学が、1996年5月1日現在、学生交涜協定を結んでいる海外の大学は、
学部間のばあい、人文学部、工学部、生物贅源学部に各1校ずつあり、大 学間での学生交流協定締結先3校をあわせると合計6校となっている。
当初、人文学部と学部間協定を結んでいたタスマニア大学との覚書は、こ
の4月1日付けで全学協定に切り替わったぼかりである。さらにこの他、一般協定先をも加えると、全学で14大学との学術交流を取り決めている。
2.受講学生のバック・グラウンド
先にも述べたとおり、「日本の音譜と社会」を履修するにあたっては、主と
して学部の2年次以上の留学生を対象としているところから、受講生は、すで に相当程度の日本語学習を重ねてきているとみられる(約600〜900時間前後)。
一般的に学部の1年次に入学してくる学生は、就学生等として日本語の学習を
積んできた者が大半で、すでに来日して1〜2年経過している場合が多い。入学後は、さらに共通教育科目の一環として開講されている「日本語・日本事情」
が週あたり計8コマあり、すべて履修したとすれば、一年間で約350時間程 度を日本語学習に充てたことになる。従って、2年次に進む頃には、少なくと
も600時間を超える学習時間を消化していると推測できる。
ただし、短期留学生については、それぞれの協定先のシステムにより若干の ばらつきが見られ、バックグラウンドの違いをどのように解消してゆくかは、
今後の課題となりそうである。
たとえば、短期留学推進制度(注2)による昨年度第Ⅲ期の受入れで2名の交
換留学生が来日したタスマニア大学のあるオーストラリアでは、DoubleMajor やCombinedDegreeといった制度が採用されており、学生は、同時に2つの分野
を選択し専攻することが許されている。今回受け入れた学生は、いずれも日本 語を専攻分野の一つに選んでおり、会話力ないし読解力にかて個人差はある
ものの、本学の受け入れる正規学部生の平均的レベルとくらべ、極端な差はな いように見受けられる。ただ、年度末からの受入れであったため、実際に授業
に出席しはじめたのは、新年度に入ってからのことで、今少し、観察した上でないと、細かな点での問題は、見えてこないかもしれない。来年度以降の受入
れをよりスムースに運ぶためにもしばらく注意が求められるところとなろうか。
以上は、単位取得を目的として受講している留学生であるが、・この他にも研 究生として受け入れた留学生や科目等履修生、大学院生が受講してくる可能性 がある。その内、科目等履修生は、本学部の場合、今年度から留学生に対して
も受入れを許可することになったが、将来的に3年次編入の形で入学すること になれば、科目等履修生の身分で受講し評価をパスした科目は、単位として組
み込まれることになる。しかし、研究生や院生の場合は、受講しても単位としては認められないが、出席を受入れている。日系の県費留学生(研究生)の場合
も単位取得は目的になっていない。例年ブラジルを中心に2名招かれてきているが、今年度は人文と工学部で各1名ずつ受入れている。
この他、留学生ではないため単位にはならないが、受講を希望する日本人学
生の出席も認めている。この点については、次項でさらに青及する。注2)短期留学推進制度は、交換留学生の受入れを支援するために、1994年度 より財団法人日本国際教育協会(AI訂)の事業として、スタートした。初年 度は、韓国内の交流校のみが対象であったが、二年目にあたる昨1995年に は、戦後50周年との関連からアジア・太平洋地域の国々にも拡大された。
昨年度の奨学金支給月額は一律10万円(渡日一時金5万円+山/トクラス往復
航空券)となっていた。今年度からは、支給対象地域と支給方法がさらに2
種類に分けられ、短期留学生(アシ7・推アニア・北米・中南米・中近東・ア刀かヨー恥 ハ○地域にある大学)‑支給額月8万円と平和友好交流短期留学生(アジア・太 平洋地域)一支給額月10万円の二通りがある。短期留学生制度の問題は、受 入れの時期にもある。すなわち、対象国の学年暦事情にあわせて、渡日期
間が4〜5月、9〜10月、11〜2月の3期に分かれている。セメスター制の導入が検討される機運もあって、前者2っの時期の受入れについては、修学
上大きな支障はないようだが、間男は、最終の第Ⅲ期の留学生受入れであ
為。たと‑ぇば、タスマニアからの来日時期はちょうど年度の狭間に重なっ てしまう。年度末、開講されている科目が皆無の状態では、日本での修学 意欲にもえる留学生本人にとっても戸惑いが拭えないのではないかと推測
される。
3.専門への橋渡しとしての日本語指導
ここからは、主に昨1995年度の「日本の音譜と社会」においておこなった実 践を取り上げてゆきたい。既習の日本語を最大限に生かして、専門日本語習得 への道をつなぐために、日本の社会と闘わるテーマを素材として取り上げ、資 料を調査し、発表し、全体で討論することを前半の目標とした。そのための基 本文献として、鎌田慧著『新版現代社会100面相』(岩波書店)を選んだ。この 本は、岩波ジュニア新書の1冊で、シリーズのいずれの本も専門的な話題をわ
かりやすく紹介している。なかでも前記の文献は、現代社会に関わる100のテーマを左右見開きで要約してまとめてあり、どこから読みはじめてもかまわ
ない構成になっている。1987年1月に旧版が出され、約6年半後の1993年6月、
新版に改められている。改版後わずか3年足らずではあるが、社会現象を対象 とする関係上、内容的に変化の生じてくることは、避けがたい。しかし、テー マ1つ1つが提起する問題点は、変わりがなく、むしろ1つの項目を問題提起
として読み、それをもとに現状を調べ、報告し、意見を交換する素材として大
きな役割を果たしてくれると考えられる。
3.1.導入
昨年度の受講生は、学部正規3年3名(いずれも社会)、2年2名(文化1・社
会1)、研究生1名(文化)、日本人学生2名(ともに社会)の構成であった。
初回は、まず前掲テキストの目次を配布し、一部わかりにくいタイ.トルの項
を簡単に説明した後、自分が興味のあるテーマ3項目ぐらいにマルを付け、提出させた。各自のテーマに沿って興味の近い者同士で、2〜3人のグループを
組み、資料調べ、発表等を割り当てた。その際、任意で参加してきた日本人学
生が各グループに▲1人ずつ分散するように調整した。これによって、留学生の 日本語力を支援する、いわばチューター的な役割を確保し」相互の協力関係を 構築できたといえる。また、討論の段階では、留学生にとっては、じかに日本 人学生と意見を交わすトレーニングの場となり、日本人学生にとっては、さま ざまな文化を背景とした学生の意見を確かめる貴重なチャンスとなっていたよ
うである。しばしばゼミ等の発表・討論の場で留学生がお荷物扱いされてしまうという
例を耳にする。もとより留学生の日本語力そのものが至らない場合もあるかもしれないが、他面で、留学生に接する日本人例の配慮不足も懸念されるのでは ないかと考えられる。文字通り、̀相互'理解するためには̀相互,の歩みよ
りも重要なポイントとなってくる。しかし、頭ではわかっていながら、案外実
行に移せないままになってしまっている点ではないかと思われる。この辺りの 距離を埋めるために、留学生と日本人学生の共同作業を組む機会がより広く意識的に取り込まれていく必要があるのではないかと考え、昨年度より、日本人 学生の受講希望者を受け入れはじめた。結果的に、学部在籍中の留学生にしか 単位が与えられないため、現時点では日本人の希望者は少なく、2名程度の申
し出となっている。というより、潜在的希望者はかなりあるようだが、他にと らなければならない単位が控えていて、実際上、受講を見送っているためとも
みられる。仮に、単位を認めたとすれば、受講者もこれまでより増えるのではないかと
見込まれるが、母語話者の学生を受け入れる意味と効果がどこにあるかを見失
わず、留学生数に見合った人数に収まるよう、調整が求められる場合も予想さ
れる。日本人の履修希望者に対しては、その点の了解を得ておく必要も出てく
るかもしれない。実施に向けては、さらに細部の検討も必要になってくるかと
思われるが、国際理解を外国人・日本人双方向から築く機能を果たす場吟唱供
できるのやはないかと考えている。
3.2.授業の進め方
グループ決定後は、それぞれが選んだテーマに沿って、新聞記事を中心とし
た資料を読み進めていった。昨年度取り上げたテ∵マは、大きく分けて、
①差別語およびいじめ問題の関連 ⑧戦後50年 ③老人福祉であった。
3.2.1.①差別・いじめに関して
目次から遠ばれた項目は、いじめ/外国人労働者/差別用語 発展的に取り上げられた話題;ゼミのお荷物/在日外国人/
女性差別/同和問題
3.2.2.②戦後50年に関して目次から選ばれた項目は、戦後補償
発展的に取り上げられた話題;従軍慰安婦問題/戦後50年国会決議 の採択
3.2.3.③老人福祉に関して
目次から選ばれた項目は、超高齢化社会
発展的に取り上げられた話題:社会福祉制度
各グループが、テーマに関連する文献・記事等を持ちより、分担して発表をお こなった後、全貞参加で討論した。質問は、的を得ているか否かは別にして、
全般的に留学生の方が活発で、日本人学生はむしろ控えめであった。発言回数 のアンバランスを解消するためには、発表者だけでなく、質問者もあらかじめ
割.り当てておくべきであったと反省している。日本人学生の遠慮は、性格的な 影響もあるかもしれないが、留学生対象の便業ということで、どうしても参加
態度に傍観者的な意識が残り、主体的に行動できなかったところにあるのでは ないかとも思い返される。単位の履修が認められれば、意識の確立を促す一助 となるかとも考える。
3・3.統一テーマによるプロジェクト
前半の読解作業を通じて、後半はグループ毎に各テーマに関連したプロジェ クト・、ワークを組むと予告してあった。ところが、最終的にグループ別ではな く、全体でひとっのテーマを大きく扱うという結論に到った。
統一テーマとして裁ったものは、前項にあげた①差別・V・、じめに関するプロ
ジェクトとなった。①のテーマで、どのようなプロジェクト・ワークを組むか全員で話し合った結果、最終目標は差別語・いじめをめぐるアンケートを作り、
結果を集計して発表するという計画になった。
アンケートづくりのためにどのような箇所に問題があるのか、さらに調べる
必要を感じ、「差別」という語をマーカーに新聞記事を切り抜いてくることが
秋以降の課題となった。同時並行で、各自が差別語に関してたずねてみたいと考える内容の質問を文
章化してくるという課題も出された。第1回目にまとめられた質問紙には、具体的な場面設定による質問がひとつ もなく、原則的な問いばかりがならんでいた。留学生の聞から、具体的事例を 設定して、自分ならどうするか選択肢により答えを選んでもらうという形式の
項目をおくといいのではないかという意見が出て、全員が次の週までに趣旨にかなった質問を作ってくることが宿題となった週もあった。
試行錯誤を蘇り返した未、2〜3回の推敲を経て、冒頭に年齢・性別・国籍 等の個人データを記入する欄を設けて、アンケー▲トが完成した。どのような集
団にアンケ∵トを行うか、についても議論が交わされたが、受講学生の個人的 ルートでは、まとまった数のアンケートが回収できそうもないことが判明し、
共通教育の総合科目のひとっとして後期に開講中の「人権を考える」の担当教
官の許可そ得て、履修者に協力を依腰することになった。11月半ばの授業時間 開始掛±アンケートを配布し、当日回収をおこなった。回答者総数は計135名
(男性45、女性90)であった。末尾贅料として、最終版のアンケート質問紙およ
び集計結果を添えた。内容的にも興味深い結果が散見されるが、コメントは、別の機会に譲るつもりである。
4.日本事情と専門日本語教育
日本事情は、はたして専門に何らか反映しうる部分をもつのであろうか。
専門の内容にもよろうし、また逆に日本事情で取り上げる内容にも左右される ところではあるが、照準のあて方によってつながりを持たせ得ると考えたい。
もとより、「日本事情」は大学共通教育レベルでの開講科目であり、共通教育科
目としての基本的な役割から考察しても、専門教育へいたる基礎固め的な性格
を帯びた科目であることは否めない。そもそも、「日本事情」という科目の曖昧性が、専門とのつながりを不安定 にしてきた向きがあるようにも思われる。専門性をより濃く取り込もうとする 立場から、専門教官をゲストに招き、日本語教師との連携のもとに指導を進め るという形が、近年日本の各大学で試みられるようになってきている。
この点では、海外で行われている例として、イマーシヨン・プログラムめ発
恐が参考になってくるかもしれない。イマーシヨンとは、「学習者が体系的に 日本語による日本語以外の科目の授業に浸りきる(iJnmerSeする)というプログラ ム」であり、「目的の一つは日本語の力を向上させることなので、当然日本語
教育の中で扱うべきもの」とされている(注3)。‑イマーションの具体的なコース例は、インターネットを通じて、取り出すこ とも可能である(注4)。
今年度筆者は、共通教育で受け持った日本事情のコマで、工学部専任講師の 協力の下に「日本の科学事情」を扱うことにした。4月下旬にスタートした第
1回目の便業では、単位についての紹介と物質量の説明が取り上げられた。日 本製特の単位の紹介を含め、身近な現象を例に挙げた話題は、理系の学生はも ちろん、文系の学生にも興味の持てる科学事情となりそうである。自然科学に 関連する話題を取り上げるのは、前期半年のみの予定であるが、授業分析に役 立てるべく、ビデオ記録を残したいと計画している。いずれまたこの試みにつ いても報告する機会が得られればと考えている。
注3)J・Ⅴ・紡げニー(1995)『新しい日本語教育のために』大修館書店pp.75‑91 注4)オ∵ストラリア・クイーンズランド州のCentralQueenslandUniversityで
剛、ているホームページ.(http://1acitep.cqu.edu.au/honepage.htⅢ1)tこは、
LACITEP(I・anguageeSAndCultureSInitialTeacherEducationProgramの
略)のコース案内があり、血ersionや実習の内容がわかる。たとえば、毎土 曜日には、日本語学校を学生の実習として経営しており、100人以上の市民
を受入れているという。
5.おわりにかえて
留学生の多様化は、ここ2、3年のうちにまた一段と進みつつあるように見 受けられる。たとえば筆者の所属する人文学部だけをみても、正規学部生・大 学院生(国費/私費)の他、学部研究生(国費ノ県費偲費)、学部特別聴講生、大学 院特別研究生といった身分に分散している。教育学部には、国費教貞研修留学 生が受け入れられており、理工系の学部においては、マレーシア・インドネシ
ア等からの政府派遣留学生が毎年3名前後コンスタントに来日している。留学 生の身分は、専門そのものとは何ら関係ないと思われるかもしれないが、バッ クグラウンドの相違から来る日本語力や基礎学力め違い、専門分野における究
明度という点でも差異が生じてくる場合が多い。研究生は、その多くが大学院進学をめざして在籍している。ただし、県費留
学生や教員研修生は、研究生として在籍しているが、進学は目標としておらず、
むしろ予定された研修期間が終われば、帰国することが条件となっており、通
常一定のテーマに沿って、指導教官のもとで1年程度のあいだ研究を進めるこ
ととなる。特別聴講生は、帰国後、所属する大学の卒業単位の一部に認めてもらうべく、日本での受講に取り組む。一見同じように教室で机を並べていても、
それぞれの目的は、異なっているのである。どのようにプログラムを組んでゆ けば、一人ひとりの目的が適切に満たせるのか、今後の大きな課題セある。
【参考文献】
金本節子他(1988)『日本語教育(特集)日本事情のとちえ方』65号,6月号,日
本語教育学会水谷修他(1990)『月刊言語特集・日本事情』19巻10号,1明号,大修館書店 今村和宏(1993)「社会科学系留学生のための日本語教育」『一橋論叢』第110巻
第6号,一橋大学
深尾百合子他(1994)『日本語教育(特集)専門分野別日本語教育』82号,3月号,
日本語教育学会長谷川恒雄他(1994)『外国人留学生のための「日本事情」教育のあり方につい ての基礎的調査・研究』1992・3年度文部省科学研究補助金研究成果
報告書仁科喜久子他(1994)「理工系留学生のセミナーでの対話理解過程の分析一理工 系学生のシラバス作成に向けて‑」『日本語教育』84号,11月号,
日本語教育学会
三牧陽子(1995)「大学で必要とされる日本語‑「学術日本語」の提案‑」『留学 生教育』第3号,大阪教育大学留学生指導センター
細川英雄(1995)「教育方法論としての「日本事情上‑その位置づけと可能性‑」
『日本語教育』87号,11月号,日本語教育学会
[本学教官〕
監劇〜「差別語」をめぐるアンケート質問紙および集計結束〜
∽くン〇∽∽∽∽∽くン=〉くンく>∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
国籍
「差別語」をめぐるアンケート
Qlあなたは、「差別語」ということばを聞いたことがありますか。
1.ある ・‑2.ない
Q2〔Qlで「1.ある」と答えた方〕
あなたが差別語だと思うことばを3っ書いてください。
1.
2.
3.
Q・3外国人、外人、外人さん、異人さん、といったとき、どのような違いを感 じますか。次の中から最もあなたの考えに近い番号を一つ選んでください。
1.どの青葉も日本人とそれ以外の人を分けて差別している。
2.外国人は一般的・中立的表現であるが、その他の言い方にはなんらか
の偏見や差別がある。3.外国人は標準的な青葉、外人は失礼な書い方、外人さんにはあこがれ の感情がまじっている。異人さんは、古い表現。
4.外国人・外人・外人さんの間の違いはほとんどない。異人さんは日常 使わないことば。
5.その他(
Q4数人の友人と雑談をしているとき、在日韓国人にづいての話題が出ました。
あなたの一番親しい友人が、「チヨーセン」ということばを使って悪口を並
べました。あなたは、どんな態度をとりますか。
1.いっしょになって悪口を言う。
2.笑いながら、聞いている。
3.よくない言動だとは思うが、なにも注意しない。
4.その場では注意しないが、後で二人きりになったとき注意する。
5.みんながいる前で、友人をたしなめる。
そのような答えを選んだ理由も書いてください。
(
Q5最近、「精神薄弱」を使わないで、「知的発達障害」と書いかえたり、
「精神薄弱児・者」を「知的発達に障害のある人」一と改めようという提案が ありました。「身体障害者」と言わず、「体の不自由な人」と割、かえた例 もあります。このような言いかえについて、あなたの意見と近い番号を一つ 選んでください。
1.青いかえを強制するのは表現の自由を奪うことになる。
2.青いかえても差別はなくならない。
3・一時的には、差別意識がなくなるが、長続きはしない。
4.青いかえることで効果があらわれる。
5.その他
Q6次の言葉がどう言いかえられているか知っていたら書いてください。
1・女中→
2.老人→
3.特殊部落→
4.低開発国→
5.エスキモー→
Q7あなたは、「いじめ」と差別の関係をどのように考えますか。
◇差別語をめぐるアンケート結果(男性45+女性90=135名);1995・11月実施
Ql「差別語」ということばを開いたことがありますか。
0 1 2
0:回答なし
2 1:はい 112
2:いいえ21
Q2差別語だと思うことば
1身体;めくら34,%ぽ18,知悉軌8,身障/
鼻僻紳,ち肌触ちば6,ぴっこ6,ギガヨ4, 机3,ち汎叔わ3,精神薄弱者3,片腕/
片手2,髄2,ド方舟2,片手眺1,せ机1,
ユテこう1,こびと1,ちびくろ1,沖小1,左利き1, 伽1,落ちこ恥1,軒がイ1,削lO恥,ちば1,
障害児1,取用1,がキ1
2出身;ガ/えった13,同和11,部落10,
何々¢地区の人わきあっては峨い3,わ2,耽ん2, 蝦夷4,帰化M,外人4,朝鮮10,チぬ1,
チョ氾1,土人11,黒人10,オWニが‑2,
身体 出身 職業 性別 その他
ハづ2,がタくさい1,ちび黒輌■1,くろば1,00摘01がェロさん1,佃ロゼ竹デ1,紬コ01,無印1,後進国1 3職業;脚へ●ン2,こ指1,土方1,慰安婦2,売春1,女中1 4性別;男のくせに1,女郎せに1,女の腐ったような机耗1
5その他が蜘減メ封3,が於もチ離も4挿し2,
Q3外臥、外人、外人さん、異人さんの違い
0 0 0
▲nV
O
O5
4 3 2 1
0 1 2 3 4 5
0;回答なし 1
1丹働も日本人以外の人を差別18 2:外臥は一般・中立的、他櫨綱30 3:外臥は標準的、外人蛛失礼、
外人さん蝿こ鞄、異人さん榊鞠36 4:それぞれの違いなし 42
5:その他
8
Q4親しい友人が在日の人々を「チヨーセン」と呼んで悪口を並べたときの 態度
0 0 0 0 0
∧‖V
O
亡U
5 4 3 Z l
0 1 2 3 4 5
Q5差別語の書いかえについて
O
ハリ
nV
O O
ハリ
n〓Y
▲nU
7
ごU
5一皿コ
3 2 1
3 2
∧‖V
1
4 5
0:回答なし
1:いっしょに春日を言う 2:笑いながら開いている 3:なにも注意しない 4:後で二人きりのとき注意 5;みんなの前でたしなめる
0;回答なし
l
5 2 2 2 1 7 9
9一7‑