─24─ Ⓒ RECRUIT HOLDINGS 本サービスに関する知的財産権その他一切の権利は著作権者に帰属します。 また本サービスに掲載の全部または一部につき無断複製・転載を禁止します。
[3−1] プランテーション作物(1)
<必修統計;プランテーション作物(油脂)の生産> 作物名 1位 2位 3位 4位 特徴的な国 A インドネシア マレーシア タイ コロンビア ・・・ B フィリピン インドネシア ベトナム メキシコ ・・・ C 中国 インド ナイジェリア アメリカ合衆国 10位;セネガル 統計年次は2014年と2015年。『データブック オブ・ザ・ワールド』,『世界国勢図会』により作成。 選択肢;コプラ・パーム油・ラッカセイ <要点整理> ・(1 )と(2 )はいずれもヤシであるが,ナツメヤシとは 異なり,生育のためには多雨気候を必要とする。またナツメヤシが主にオアシス農業で栽培さ れる自給作物であるのに対し,これらは(3 )農業で栽培される商品作物である。 (1 )から採取された油脂が(4 )であり,インドネシアや マレーシアで生産が多い。(2 )の杯種を加工したものが(5 )であり,フィリピンで生産が多く,この(5 )からも油脂が採取 される。これらの油脂は,石鹸や洗剤,食用油,バイオ燃料として利用される。 ・(6 )は食用ともなるが,油脂が得られる商品作物として重要である。半 乾燥の気候環境に適し,ナイジェリア北部やセネガルなどサヘル地帯の主要作物の一つであ る。とくにセネガルでは,旧宗主国である(7 )によって(6 )の強制栽培が行われた歴史があるが,現在も商品作物の栽培が優先され,自給作物は 輸入に頼るといった経済構造から脱していない。モノカルチャー経済である。[参考問題・1]
油脂作物について述べた文として最も適当なものを,次の①〜④のうちから一つ選べ。 ① 食用油やバイオ燃料としての需要拡大などもあり,パーム油の生産量は世界的に増加し ている。 ② アブラヤシの主な生産国にイランやエジプトがあり,オアシス農業によって栽培されて いる。 ③ マレーシアでは,イギリスの植民地時代にプランテーションにおいてアブラヤシの栽培 が大規模に始められた。 ④ セネガルではフランスの植民地時代に,自給作物としてラッカセイの強制栽培が行われた。第3講 農業に関する統計(2)
[3−2] プランテーション作物(2)
<必修統計;プランテーション作物(工芸作物)の生産> 作物名 1位 2位 3位 4位 近年生産が減少した国 A タイ インドネシア ベトナム 中国 マレーシア B ブラジル インド 中国 タイ キューバ テンサイ フランス ロシア ドイツ アメリカ合衆国 ・・・ 統計年次は2014年。『世界国勢図会』により作成。 選択肢;サトウキビ・天然ゴム <要点整理> ・(1 )は原産地はブラジル北部の(2 )川流域であるが, 現在は東南アジアが主生産地である。かつて(3 )領であったマレーシアへ と持ち込まれ,大量に生産された。しかし経済レベルの高いマレーシアで,労働集約的な作 物である(1 )を栽培するのは不利であり,周辺の低賃金国へと栽培地域が 移動している。マレーシアのプランテーションでは,より労働コストが低く,工業原料とし ても重要性を増している(4 )への植え換えが進んだ。 ・(5 )は工業原料として重要である。雨季と乾季の明瞭な気候,水はけの よい石灰質の土壌といった自然環境が生育に適する。現在世界最大の生産国である(6 )では,(5 )から抽出したアルコールが自動車の燃料として 実用化されている。 ・かつての(5 )モノカルチャー国に(6 )がある。(6 )のプランテーションは最初は近隣のアメリカ合衆国の資本家によって開か れたが,革命によって社会主義政権が誕生した後は,それらは国有化された。冷戦時代には, ソ連へと盛んに(5 )の加工品が輸出されていた。[参考問題・2]
プランテーション作物の栽培と利用について述べた文として適当でないものを,次の①〜④ のうちから一つ選べ。 ① 天然ゴムの原産地はアマゾン低地であるが,現在の主生産地は東南アジアである。 ② かつてマレーシアには,天然ゴム農園や銅鉱山の労働力として,中国やインドから多く の移民が流入した。 ③ キューバでは,社会主義政権によって国営のサトウキビ農園が開かれたが,現在はその 多くがアメリカ合衆国資本によって民営化されている。 ④ ブラジルでは,サトウキビから抽出されたアルコールを燃料とした自動車が実用化され ている。─26─ Ⓒ RECRUIT HOLDINGS 本サービスに関する知的財産権その他一切の権利は著作権者に帰属します。 また本サービスに掲載の全部または一部につき無断複製・転載を禁止します。
アマゾン原産の
天然ゴムは,
マレーシアから
タイへと主生産地が
移動しています
(天然ゴムの栽培)
マレーシア アマゾン タイ[3−3] 繊維作物
<必修統計;繊維作物の生産> 1位 2位 3位 4位 5位 6位 綿花(生産) A B C パキスタン ブラジル D 綿花(輸出) C A オーストラリア ブラジル D ブルキナファソ ジュート A E B ・・・ ・・・ ・・・ 統計年次は2013年と2014年。『データブック オブ・ザ・ワールド』により作成。 選択肢;アメリカ合衆国・インド・ウズベキスタン・中国・バングラデシュ <要点整理> ・(1 )は温暖な気候に加え,成長時には多雨,収穫期には少雨という特殊 な生育条件を有する。 ・(1 )の代表的な栽培地域にインドのデカン高原西部がある。雨季と乾季 の明瞭な気候,肥沃な(2 )土を利用して栽培がなされ,インド半島西岸の (3 )は(1 )の積み出し港として発展した都市であり,現 在も綿工業が発達している。 ・(1 )は,乾燥地域において灌漑によってよく栽培されている。中国の黄 河流域やウイグル地域,パキスタンの(4 )川流域などは代表的な栽培地域 である。西アフリカのニジェール川沿いでも栽培が盛ん。 ・アメリカ合衆国では,国土南東部の「南部」がかつて(1 )地帯として知ら れた地域である。多くの奴隷が連れてこられた歴史があり,現在でも人口における(5 )の割合が高い。ミシシッピ川の河港都市である(6 )は,(1 )の積み出し港として栄えた。しかし近年,「南部」は混合農業地帯へと変 貌し,(1 )の栽培地域も西方の乾燥地域へと移動している。(1 )生産が最大の州は(7 )州であり,またカリフォルニア州などで は外来河川である(8 )川からの灌漑によって(1 )が栽培 されている。 ・ウズベキスタンのアムダリア川では,(1 )栽培のために過剰な取水が行 われたため,アムダリア川が流れ込む湖である(9 )の面積が縮小するとい う環境問題が生じた。 ・(10 )は高温多雨な気候環境を好む作物で,三角州のような低湿地で栽培 されている。衣服の原料にはならず,穀物を入れる袋などに利用されている。─28─ Ⓒ RECRUIT HOLDINGS 本サービスに関する知的財産権その他一切の権利は著作権者に帰属します。 また本サービスに掲載の全部または一部につき無断複製・転載を禁止します。
[参考問題・3]
繊維作物の栽培について述べた文として最も適当なものを,次の①〜④のうちから一つ選べ。 ① 中国の華南地方では,高温多雨の自然環境を利用して,米の裏作として綿花の栽培が盛 んに行われている。 ② ガンジス川下流域のデルタでは,主に衣服の原料となるジュートの栽培が盛んである。 ③ 周辺で綿花などの栽培のための灌漑が行われたことで,アラル海の面積が縮小し,塩分 濃度の低下が生じた。 ④ アメリカ合衆国における綿花の主な栽培地域は,南東部から西部の乾燥地域へと移動し ている。(南アジアの繊維作物)
インダス川 (綿花) レグール土 (綿花) (ジュート) ガンジス川綿花は乾季が必要,
ジュートは低湿地
なのです
[3−4] 家畜
<必修統計;家畜の頭数> 家畜名 1位 2位 3位 4位 5位 特徴的な国 A 中国 アメリカ合衆国 ブラジル ドイツ ベトナム ポーランド15位; B ブラジル インド 中国 アメリカ合衆国 エチオピア ・・・ C 中国 オーストラリア インド イラン ナイジェリア ニュージーランド9位; 牛肉の生産 アメリカ 合衆国 ブラジル 中国 アルゼンチン オーストラリア ・・・ 牛乳の生産 アメリカ 合衆国 インド 中国 ブラジル ドイツ ・・・ 統計年次は2014年。『世界国勢図会』により作成。 選択肢;牛・羊・豚 <要点整理> ・飼料作物の分布と結びつくのは(1 )。飼育頭数最大の国は中国だが,飼 料となる穀物やイモ類の生産も多い国である。農業形態としては混合農業との関係性が深い。 (2 )や(3 )が栽培されるポーランドやドイツ,(4 )や(5 )が栽培されるアメリカ合衆国コーンベルトなど。また, 牧業が発達するオランダやデンマークでも飼育頭数が多い。 ・飼料となる作物に乏しいため,(1 )は乾燥地域にみられないという特徴 がある。とくに乾燥地域で誕生し,現在でも教義が厳守されている(6 )教 においては豚は不浄とされ,飼育されない。インドネシアは湿潤でありながら豚が分布しな いのは,(6 )教による。 ・(7 )と(8 )は主に牧草を飼料とする家畜。湿潤な地域 に分布するのが(7 )で,乾燥地域が(8 )。(7 )はさらに(9 )と(10 )に分けられ,(9 )は酪農地域に,(10 )は企業的牧畜地域のうち比較的降水量が多 い地域に,それぞれ分布する。(8 )は,オアシス農業や遊牧が営まれる旧 大陸の乾燥地域や,新大陸の企業的牧畜地域のうちやや降水量が少ない地域に,主に分布。 ・(7 )の飼育に特徴がある国はインドである。インドは宗教的な理由や伝 統的な食習慣などによって(7 )の肉を食さない。しかし(7 )の乳は動物性タンパク源として重要であり,牛乳の生産量も多い。─30─ Ⓒ RECRUIT HOLDINGS 本サービスに関する知的財産権その他一切の権利は著作権者に帰属します。 また本サービスに掲載の全部または一部につき無断複製・転載を禁止します。 ・(8 )の飼育に特徴がある地域としては,西アジアがある。イランやアラ ブでは(8 )の肉がよく食されている。また,オーストラリアのグレートアー テジアン盆地においては,被圧地下水を利用して,(8 )が飼育され,その 毛が採取されている。 ・これ以外の家畜としては,乾燥地域のラクダ,モンゴルの馬,チベット・ヒマラヤのヤク, 冷帯・ツンドラ地域のトナカイ,アンデス山脈のリャマ・アルパカなどがある。
[参考問題・4]
家畜飼育や食肉について述べた文として適当でないものを,次の①〜④のうちから一つ選べ。 ① インドでは,ヒンドゥー教の影響で牛の肉は食されないが,豚や羊などの肉はよく食べ られている。 ② イスラム圏では,正しい方法によって処理されたならば,羊の肉も一般に食されている (ハラールフード)。 ③ オーストラリアやアルゼンチンの企業的牧畜による肉牛飼育は,冷凍船の就航によって 本格化した。 ④ ニュージーランドにおいては,降水量の少ない南島の東岸で,牧羊と小麦栽培を中心と した農牧業が営まれている。[3−5] 水産業
<必修統計;漁獲量上位国とそれぞれの特徴> 1位 A 世界最大の人口大国。輸出量も世界1位。 2位 B 輸出用のマグロの漁獲。 3位 アメリカ合衆国 アラスカ州のサケとマスなど。 4位 インド ・・・ 5位 C 巨大な寒流に面する。飼料用のアンチョビーが漁獲される。 6位 ロシア 日本向けのサケ・マスの輸出。 7位 D 寒流や潮目,大陸棚などの漁場に恵まれる。1人当たりの供給量 も多い。 8位 ベトナム ・・・ 9位 ノルウェー 北海や北大西洋でのニシン漁など。 10 位 フィリピン ・・・ 11 位 E 5位の国の南に位置。寒流に接する。 統計年次は2015年。『世界国勢図会』により作成。 選択肢;インドネシア・中国・チリ・日本・ペルー (参考) 1位 2位 3位 4位 特徴的な国 養殖業生産量 中国 インドネシア インド ベトナム 8位;ノルウェー11位;チリ 水産物輸出量 中国 ノルウェー タイ ベトナム 6位;チリ23位;モロッコ 水産物輸入国 アメリカ合 衆国 日本 中国 フランス ・・・ 統計年次は,養殖業は2015年,水産物輸出入は2013年。『世界国勢図会』により作成。─32─ Ⓒ RECRUIT HOLDINGS 本サービスに関する知的財産権その他一切の権利は著作権者に帰属します。 また本サービスに掲載の全部または一部につき無断複製・転載を禁止します。 <要点整理> ・漁獲量が世界最大の国は(1 )。世界最大の漁場である太平洋北西海域に 接し外洋での漁業の他,内水面での漁獲量も比較的多い。世界最大の水産物輸出国でもある。 ・太平洋は南東海域でも漁獲量が多く,この海域で最も漁獲量が多いのが世界5位の(2 )。カタクチイワシの一種である(3 )の漁獲がとくに多いが, 魚粉に加工され,飼料などに利用されている。(2 )の南に接する(4 )も漁獲量が多い。フィヨルドを利用したサケの養殖など。 ・わが国は世界7位の漁獲量を誇る国である。寒流である(5 )海流,暖流 と寒流の会合する(6 ),東シナ海に広がる(7 )など,漁 業に有利な条件に恵まれている。しかし,1970年代にオイルショックや200カイリ漁業専管 水域の設定により(8 )漁業が衰退するなど,近年の漁獲量の減少は著しい。 その一方で,魚介類の輸入量は世界有数であり,チリからは養殖のサケが,ベトナムやイン ドネシアからは同じく養殖の(9 )が輸入されている。
[参考問題・5]
日本と世界の水産業について述べた文として適当でないものを,次の①〜④のうちから一つ 選べ。 ① 日本の遠洋漁業は 1970 年代以降衰退し,現在の遠洋漁業の漁獲量は海面養殖業の漁獲 量を下回っている。 ② 東南アジアにおけるエビの養殖池の拡大は,沿岸部のマングローブ林の減少の原因とも なっている。 ③ 北海にはとくに水深の浅いバンクが多くみられ,巨大な底引き網を使って行うトロール 漁法が始められた。 ④ ペルーは伝統的にアンチョビーの漁獲が多い国であり,先住民の食生活も魚介類を中心 としたものであった。─66─ Ⓒ RECRUIT HOLDINGS 本サービスに関する知的財産権その他一切の権利は著作権者に帰属します。 また本サービスに掲載の全部または一部につき無断複製・転載を禁止します。 < 第3講 必修統計・要点整理;解答 >