• 検索結果がありません。

軽量骨材コンクリートの単位水量測定方法に関する実験的検討

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "軽量骨材コンクリートの単位水量測定方法に関する実験的検討"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

表-1 使用材料一覧

材料 記号 種類 備考

セメント C 普通ポルトランドセメント 密度 3.16(g/cm3),比表面積 3300(cm2/g) 細骨材 SN

SL

普通細骨材(小笠産陸砂)

軽量細骨材(人工軽量骨材)

表乾密度 2.62(g/cm3),F.M2.64

絶乾密度 1.71(g/cm3),吸水率 14%,F.M2.73 粗骨材 GN

GL

普通粗骨材(岩瀬産砕石)

軽量粗骨材(人工軽量骨材)

表乾密度 2.63(g/cm3),F.M6.09

絶乾密度 1.28(g/cm3) ,吸水率 30%,F.M6.39 SP 高性能減水剤 ポリカルボン酸エーテル系化合物

AE 起泡剤 変性アルキルカルボン酸化合物系

混和剤

AF 消泡剤 ポリアルキレングリコール誘導体

表-2 各種コンクリートの配合

W C 過小粒

G質量×(%)

45 46.9 151 974 (368)

50 48.0 168 930 (351)

55 49.3 185 885 (334)

45 46.9 151 618 (368)

50 48.0 168 590 (351)

55 49.3 185 561 (334)

45 46.9 151 618 (368)

50 48.0 168 590 (351)

55 49.3 185 561 (334)

Air コンクリート種類 W/C (%)

(%) s/a (%)

(324) (324)

846

846

635

(324)

10 軽量1種コンクリート

軽量2種コンクリート

5.0 336

普通コンクリート

-

-

-

- -

-

-

5,10,15 単位量(kg/m3)    ※括弧値:絶対容積(ℓ/m3)

SN SL GN GL

軽量骨材コンクリートの単位水量測定方法に関する実験的検討

太平洋マテリアル(株) 正会員 ○杉山 彰徳 太平洋マテリアル(株) 正会員 竹下 永造 人工軽量骨材協会 正会員 石川 寛範

1. 目的

近年,コンクリート構造物の劣化現象が顕在化したことにより,コンクリートの耐久性確保への関心が高ま り,このことを契機に数年前から単位水量推定試験方法の提案が進み,各方面で生コンの受け入れ検査として 用いられるに至った.軽量骨材コンクリートの単位水量測定には,様々な誤差要因が存在する.その中で最も 誤差が大きくなるとされている要因は,「軽量粗骨材の過小粒の変動」と「プレウェッティング(事前吸水)

によるばらつき」である.単位水量測定方法の多くが,コンクリートを

5mm

ふるいにかけ,モルタル分を取 り出す「ウェットスクリーニング」の手法を用いる.この作業により,プレウェッティングされた軽量粗骨材 が含有している

5mm

以下の部分がモルタル分に内在することとなる.この

5mm

以下の部分の含有量と事前 吸水量のばらつきが大きな誤差要因となっており,正確な測定ができないのが現状である.

そこで,軽量骨材を用いた各種コンクリートの単位水量測定方法に関して,単位水量の違いによる影響,粗 骨材の過小粒の影響,測定方法の違いによる影響の確認を目的とした実験を行なった.

2. 実験概要 2.1 使用材料

試験に使用した材料及び基本 物性を表-1に示す.人工軽量骨 材はプレウェッティングしたも のを使用した.高性能減水剤(SP),

起泡剤(AE),消泡剤(AF)を用い,

スランプ及び空気量を調整した.

2.2 コンクリート配合

コンクリートの配合表を表-2 に示す.単位セメント量を一定と し,水セメント比を

45, 50, 55%

と設定した.過小粒の影響を確認 するため,あらかじめふるい分け した過小粒を粗骨材の絶対容積 に対し

5,10,15(%)で混入するこ

ととした.目標スランプは,20

±2(cm)とし,混和剤にて調整を行なうこととした.

2.3 試験方法

試験方法は①エアメータ法(無注水法),②エアメータ法(注水法),③高周波加熱乾燥(電子レンジ),④静電 容量法の4種類とし,それぞれの試験方法に準拠して行なうこととした.また,「ウェットスクリーニング」

は,フレッシュコンクリートの単位水量の迅速推定方法(高周波加熱法)(案)を参考として行なうこととした.

キーワード 単位水量,軽量骨材,過小粒

連絡先 〒285-0802 千葉県佐倉市大作 2-4-2 太平洋マテリアル(株) 開発研究所 TEL043-498-3921

5-318 土木学会第63回年次学術講演会(平成20年9月)

-635-

(2)

3.実験結果

単位水量測定結果を図-1に示す.図中の 横破線に関しては,レディーミクストコンク リ ー ト の 単 位 水 量 測 定 管 理 値 で あ る ±

15kg/m

3を表している.また,図中の水準は,

コンクリートの種類-水セメント比-粗骨 材の過小粒を表している.

図より,推定単位水量について,精度よく 推定できている普通コンクリートに対し,軽 量骨材コンクリートの場合,どの試験方法で も推定単位水量が大きくなる傾向にあった.

紙面の関係上単位水量

185 kg/m

3のグラフ を省くが単位水量の違いによる影響は小さ く,軽量粗骨材の過小粒の影響についても,

ウェットスクリーニングによる静電容量法 と電子レンジ法の結果から,実際の単位水量 と推定単位水量との差がほとんど変わらな い結果であった.

測定方法の違いが及ぼす影響については,

試料がコンクリートの場合とモルタルの場 合では結果が異なり,エアメータ(無注水お よび注水)法での測定(コンクリート)は,

大体単位水量測定の管理値±15kg/m3 の範 囲内に収まっているが,軽量骨材コンクリー トの場合,実際の単位水量と推定単位水量と の誤差が普通コンクリートと比較して大き い結果であった.静電容量法での測定(モル タル)では,普通コンクリート場合,精度よ

く推定できているのに対し,軽量1種コンクリートおよび軽量2種コンクリートでは,推定単位水量が大きく なる傾向にあった.これは,粗骨材の過小粒がウェットスクリーニングによりモルタル中に含まれること,軽 量細骨材の吸水率が大きいこと,細骨材と粗骨材過小粒の吸水量を単位水量の一部として測定してしまうこと が原因であると思われる.また,電子レンジ法での測定(モルタル)場合,推定単位水量は大きくなる傾向に あるが,軽量2種コンクリートについては,管理値以内になっている.これは,静電容量法と電子レンジ法で,

推定単位水量の計算方法に違いがあり,電子レンジ法では,細・粗骨材量の

5mm

以下の質量が,推定単位水 量の計算式の項に含まれている.これにより,静電容量法と電子レンジ法では,軽量2種コンクリートでの測 定で,実際の単位水量と推定単位水量との誤差の違いが生じたと考えられる.

4. まとめ

(1) 軽量骨材コンクリートの推定単位水量は,普通コンクリートと比較して,実際の単位水量よりも大きくな る傾向がある.

(2) 試料がコンクリートの場合の単位水量測定方法は,軽量骨材コンクリートの単位水量を管理値以内で推定 できた.しかし,試料がモルタルの場合では,骨材の吸水率や過小粒の度合い等を考慮する必要がある.

130 140 150 160 170 180 190 200 210

普-50-0 軽Ⅰ-50-5 軽Ⅰ-50-10 軽Ⅰ-50-15 軽Ⅱ-50-10

推定単位水量(kg/m3)

単位水量 168kg/m3 電子レンジ法

130 140 150 160 170 180 190 200 210

推定単位水量(kg/m3 ) 単位水量

151kg/m3 - - - :管理値

エアメータ法(無注水法) 単位水量

168kg/m3 エアメータ法(無注水法)

130 140 150 160 170 180 190 200 210

定単位水量(kg/m3) 単位水量

151kg/m3

エアメータ法(注水法) 単位水量

168kg/m3 エアメータ法(注水法)

130 140 150 160 170 180 190 200 210

推定単位水量(kg/m3 ) 単位水量

151kg/m3

静電容量法 単位水量

168kg/m3 静電容量法

130 140 150 160 170 180 190 200 210

普-45-0 -45-5 軽Ⅰ-45-10 軽Ⅰ-45-15 軽Ⅱ-45-10

推定単位水量(kg/m3 )

単位水量 151kg/m3 電子レンジ法

図-1 単位水量測定結果

5-318 土木学会第63回年次学術講演会(平成20年9月)

-636-

参照

関連したドキュメント

501( 1 ) 単一光子検出技術とその応用 巻頭言 単一量子測定と素粒子実験 幅   淳 

乾燥吸水繰返し,乾燥吸湿繰返しの 2 種類とし,経時的に供試体 重量と電気抵抗を測定した.実験は温度約 20 ℃,湿度約 60% の恒

測量士補試験 重要事項 地形測量 「数値地形測量とデータ形式 2」 (Ver1.1) < 解 答

イムに出力されることから∴亡事測量や測位センサとし  

筆者は雨水の浸透を現象として見る立場に立つことにした.すなわち 雨水が何故浸透する のか にはふれず,

 治療方法は,骨片の転位陥没の程度により決 定するが,野村等は,無転位型や,関節面の陥 没が 5mm 以内の安定した症例は保存療法の対 象になると述べている 3)

- 19 - 4 おわりに

水生動物の標準代謝量を測定するための方法は閉鎖式と開放式の2通りある。閉鎖式は動物を