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読書で育むおやまっ子の夢・未来・絆

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読書で育むおやまっ子の夢・未来・絆

小 山 市

子ども読書活動推進計画

(第二期)

平成24年 3月

小山市・小山市教育委員会

(2)
(3)

あ い さ つ

読書活動は、「子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創 造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で 欠くことのできないもの」(子どもの読書活動の推進に関する法律第二 条)であり、社会全体でその推進を図っていくことは極めて重要である と考えます。 しかしながら、昨今テレビ・ビデオ・ゲーム・DⅤD・インターネッ ト・携帯電話等の情報メディアの著しい発達により、子どもたちを取り 巻く学習環境は劇的な変化を遂げています。この変化が、子どもたちを 活字から遠ざけ、読書離れを進めているとも指摘されております。情報 メディア等を活用すれば容易に必要な情報を得られるという現代社会 において、子どもたちにとって大切なものが奪われようとしているのは 危惧すべきことではないでしょうか。 このような状況の下、子どもの読書活動に関する施策の総合的かつ計 画的な推進を図るために、「子どもの読書活動の推進に関する法律」が 平成13年12月に公布・施行され、同法によって、国と地方公共団体 は、子どもの読書活動の推進に関する計画を策定・公表することが定め られました。そして、平成14年8月、国は同法に基づき、「子どもの 読書活動の推進に関する基本的な計画」を策定し、おおむね5年間にわ たる施策の基本的方向を示しました。 小山市でも、この方針を基に平成18年3月に「小山市子ども読書活 動推進計画(第一期)」を策定し、子どもの読書活動推進のため、さま ざまな活動に取り組んできました。 第一期計画が平成22年度をもって満了になり、その成果を検証する とともに、本市の子どもたちがいつでもどこでも自主的な読書活動を行 えるよう子どもの読書活動推進にあたっての基本的な方向性を示し、関 連する施策を総合的かつ計画的に取り組むための計画として「小山市子 ども読書活動推進計画(第二期)」を策定します。 最後になりましたが、本計画の策定に当たって、策定委員の皆様をは じめ、貴重な御意見をいただきました市民の皆様に心より感謝申し上げ ます。 平成24年3月 小山市長 大久保 寿夫

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あ い さ つ

現代社会の大きな変化に伴い、子どもたちを取り囲む環境も厳しさを増し、さ まざまな教育的課題が顕在化しつつあると言えます。 そのような中で一人一人の自己実現を図りながら、明日の社会を担う高い志 と強い意欲を持った人材を育成することが、今、強く求められています。 教育には、時代を超えて変わることのない価値あるものを、揺るぎない信念で 育み続けていくという“不易”の側面と、社会の要請に柔軟に対応し、あるいは 社会の変化を先取りして適切に対応するという“流行”の側面の両面があります。 これらのことを的確に踏まえ、継続して取組むべきもの、見直していくべきものを 十分に検討した上で、新たなものについては、必要に応じた取組を積極的に推 進していかなければなりません。 学校、家庭、地域社会の教育力の低下が叫ばれる中、それぞれが連携・補 完し合いながら各々の役割を果たすことで、子どもたち一人一人の個性を尊重 するとともに、社会の一員としての自覚を促す教育を展開していくことがとても重 要になります。 小山市学校教育の推進にあたりましては、引き続き「心の教育」の充実を全て の基盤に位置付けながら、子どもへの3つの保証すなわち、「成長の保証」「確 かな学力の保証」「安全の保証」を目指して、日々着実に実践しているところで ございます。そのような中、「読書活動」は「心の教育」の推進に重要な位置を占 め、子どもたちの豊かな情操・感性・創造力を養うために欠かせない要素となっ ております。 平成18年度に策定した第一期計画では、「みんなで選んだ小山市おすすめ ブック」の選定がされ、大きな成果を挙げました。更に内容を検証し、今期では 「読書で育むおやまっ子の夢・未来・絆」というスローガンを掲げ、読書活動を通 して家庭・学校・地域社会との絆を深め、子どもたちの夢と未来を育むという考 えのもと、読書活動推進計画(第二期)を策定いたしました。 おわりに、本計画の策定にあたりまして多大な御協力、御指導を賜りました関 係者の方々に心から御礼申し上げます。 平成24年3月 小山市教育委員会 教育長 酒井 一行

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目 次

第1章 第二期計画の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1 計画の趣旨 2 計画の期間 第2章 子どもの読書活動の現状と課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 第3章 小山市子ども読書活動推進計画(第二期)の基本方針 ・・・・・・・・ 8 第4章 小山市における子どもの読書活動推進のための施策 ・・・・・・・・・・ 10 1 子どもたちと本との出会いの場の設定 (1) 家庭や地域における子どもの読書活動の推進 (2) 幼稚園や保育所・保育園における子どもの読書活動の推進 (3) 学校等における子どもの読書活動の推進 (4) 市立図書館を中心とした子どもの読書活動の推進 2 読書環境の整備 3 読書活動推進体制の整備 4 ボランティアグループ等の人材育成と活用 第5章 啓発・広報活動の推進 資料編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24

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1 計画の趣旨

2 計画の期間

第 1 章

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1 計画の趣旨 読書は、「感じる力」「考える力」「表す力」を育て、「知識」を深め るものであり、また、相手の気持ちを理解し、他者との良好なコミュニケ ーションをとる力を養います。 近年、テレビやパソコン、携帯電話などのメディアから安易にさまざま な情報を得ることができるようになったこと等もあり、子どもたちの読書 離れ、活字離れが懸念されています。その結果、子どもたちは読書によっ て自分で考えたり、想像したり、情報を自らの生きる力として体得する機 会が少なくなってきているといわれています。 そこで、「子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を 豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くこと のできないもの」(子どもの読書活動の推進に関する法律第二条)である 子ども読書活動の推進を図っていくことは大変重要なことです。 小山市では、平成18年3月「小山市子ども読書活動推進計画(第一期)」 (平成18年度~平成22年度)を策定し、子どもの読書活動の推進に取 り組んできました。今回、この5年間の成果と課題を検証し、さらなる充 実を図るべく、「小山市子ども読書活動推進計画(第二期)」を策定しま した。この第二期計画は、社会環境の変化や「子どもの読書活動の推進に 関する法律」並びに国の「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画 (第二次)」及び栃木県の「栃木県子どもの読書活動推進計画(第二期)」 等を踏まえたうえで、施策の方向性や取組を示したものです。 今後とも、この計画を基として、家庭・地域・学校・関係機関を軸に多 くの地域の方々と連携し、子どもの読書活動を推進し、子どもたちの生き る力を育んでいきたいと考えております。 2 計画の期間 本計画は、平成23年度から平成27年度までの5年間とします。 ‐2‐

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第2章

子どもの読書活動の

現状と課題

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小山市子ども読書活動推進に関するアンケート調査結果 より <調査対象・・・小山市内の小学校2年生及び5年生、中学校2年生> ・ H16年度(前回)は、学年が上がるにつれて「本が好き」と回答した子どもの割合が減少して いましたが、H23年度(今回)は、学年が上がっても本好きな傾向が持続しています。 ・ 今回は、調査対象のどの学年においても8割以上の子どもたちが「本が好き」と回答しています。 ・ 特に中2で「本が好き」と回答した子どもの割合が、7割(前回)から8割以上(今回)に増加 し、中学生の読書意欲の高まりが感じられます。 ・ 前回、今回ともに、低学年の子どもほど、学校の図書館で本を借りる割合が高くなっています。 ・ 小学生では8割以上の高い割合で、学校の図書館で本を借りていますが、中学生では激減します。 ・ それでも前回の調査では、中学生が学校の図書館で本を借りる割合は1割ほどであったものが、 今回は4割以上に増加しています。 ・ 中学生は学習や部活動で忙しいにもかかわらず、学校の図書館に足を運び本を借りている子ども が前回よりも増え、好ましい傾向にあるといえます。各学校で魅力ある図書館の整備が順調に進 められていると考えられます。 あなたは、学校の図書館で本を借りますか? (H16 年度) あなたは本が好きですか? (H16 年度) ‐4‐

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・ 前回、今回ともに、低学年の子どもほど市内の図書館で本を借りる割合が高いことが分かります。 ・ 前回、今回とも、小2で約7割、小5で約5割、中2で約3割の子どもが、「市内の図書館で本を借 りる」と回答し、前回と今回の割合に大きな変化はみられません。 ・ 前回と今回を比較すると、1か月に1冊も本を読まない子ども(不読者)の数がどの学年も減少して います。現在、全小・中学校において朝の読書活動を実施しているので、その成果が現れています。 ・ 今回は、小2では本を読まない子どもはほとんどみられません。また、中学生は本を読まない子ども の割合が前回3割だったのに対し、今回は1割にまで減少しています。 ・ 今回、小2で月に11冊以上読む子どもの割合が4割以上であるという実態がつかめ、旺盛な読書 意欲の表れを感じます。低学年でのこの意欲を継続させていくことが大切なことです。 ・ 総じて、前回と今回を比較すると、全体的な読書量は増加していると考えられます。とりわけ中学 生の伸びが大きくなっています。 あなたは、市内の図書館で本を借りますか? (H16 年度) あなたは、1 か月にどのくらい本を読みますか? (H16 年度)

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― H16 年度 ― Q どうして本が好きなのですか?(複数回答で尋ねてみました) 選択肢 小2(479人中) 小5(486人中) 中2(472人中) おもしろい 335人 70% 347人 71% 283人 60% 感動する 106人 22% 97人 20% 121人 26% 自分の知らないこと がわかる 247人 52% 228人 47% 117人 25% 小さい頃から読んで いる 155人 32% 75人 15% 283人 60% その他 60人 13% 58人 12% 36人 8% ※本表に示す%は、各アンケート対象の回答者総数における各選択肢の回答比率を示したものです。 ― H23 年度 ― Q どうして本が好きなのですか?(複数回答で尋ねてみました) 選択肢 小2(499人中) 小5(546人中) 中2(472人中) おもしろい 359人 80% 346 人 63% 384人 81% 感動する 67人 13% 80 人 15% 127人 27% 自分の知らないこと がわかる 240人 48% 213 人 40% 128人 27% 小さい頃から読んで いる 154人 31% 95 人 17% 46人 10% その他 69人 14% 14 人 3% 21人 4% ※本表に示す%は、各アンケート対象の回答者総数における各選択肢の回答比率を示したものです。 ・ 前回、今回とも、「おもしろい」と回答した子どもが、どの学年でも最も多く、本の魅力を感じて読 んでいることが分かります。 ・ 前回は「おもしろい」と答えていた中2の子どもは6割でしたが、今回は8割に増加しています。 アンケートの実施について ※ 1 調査対象及び人数 小学2年生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 499人 小学5年生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 546人 中学2年生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 475人 乳幼児をもつ保護者・・・・・・・・・・・・・・・・・649人 2 調査期間 平成23年9月5日(月)~26日(月) ※ アンケートを実施した学校、保育所及及び幼稚園については、第一期の策定計画のデータと比較するために 16年度と同じ学校に依頼しました。 ‐6‐

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<調査対象・・・小山市内の乳幼児をもつ保護者> Q1 子どもの年齢 ① 0~2歳・・・・113名 ② 3~4歳・・・・296名 ③ 5~6歳・・・・240名 計 649名 Q2 保護者自身は本が好きか 「本が好きですか」という問いに「いいえ」と答えている 保護者は5%と少数です。しかし「どちらとも言えない」と いう保護者が39%います。 この中間層の保護者に本への関心をもってもらうような働 きかけをし、子どもとともに本に親しんでもらう機会を増や す取組等をさらに工夫していくことが必要となります。 Q3 図書館で本を借りるか Q2で「本が好き」と答えている保護者が56%いたにも かかわらず、「図書館で本を借りる」と答えた保護者は42% でした。 Q4 図書館で本を借りない理由 Q3で、図書館で本を「ほとんど借りない」 と答えた保護者の理由としては、「自分で購入す るため」が過半数を占めています。 次いで「図書館に行きたくても行けない」と いう保護者が3割以上います。 アンケートの自由意見によると、「仕事や子 育てに忙しくて図書館に行く時間がない」「子ど もがまだ小さいので、図書館に行くことをため らう」などの理由があげられています。 今後は更に中央館・分館・公民館図書室のネ ットワークを活かした業務展開を図ることが課 題と考えます。 ① ② ③ ① ② ③ ① ① ② ③

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第3章

小山市子ども読書活動推進

計画(第二期)の基本方針

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本計画は、家庭と地域・学校・公共図書館等が互いに連携しながら、子ど もたちの読書活動を支えるとともに、地域社会全体の自主的な読書活動を推 進するものです。社会情勢への不安や将来への不透明さが増幅している昨今 ですが、読書を通して家庭、学校、地域がつながり、明るい展望をもって子 どもたちの夢と未来を育むことを目的としています。 本計画を推進するために、次のとおり目標を定め、充実を図ります。

子どもたちと本との出会いの場の設定

「読書で育むおやまっ子の夢・未来・絆」

をスローガンに、家庭、学校、地域社会全体の自主的な読書活動施策を推 進します。 読書をきっかけとして、子どもたちの夢を育み、家族や学校の友だち、 地域の人々とのコミュニケーションの輪が広がるように、子どもたちが本 と出会う機会がより多くなるような取組を推進します。

読書環境の整備

子どもたちの読書への興味と意欲を持続できるような読書環境の整備に 努めます。

読書活動推進体制の整備

子どもたちの読書活動を支え、子どもたちの健全育成を推進していくため に、関係機関と地域の連携や絆づくりに努め、事業の充実を図ります。

ボランティアグループ等の人材育成と活用

地域全体で小山の子どもたちを支え、夢と未来を育むために、ボランティ アなど人材の育成を図り、活用の場を提供していきます。 ‐9‐

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1 子どもたちと本との出会いの場の設定

2 読書環境の整備

3 読書活動推進体制の整備

4 ボランティアグループ等の人材育成と活用

第4章

小山市における子どもの

読書活動推進のための施策

第4章

小山市における子どもの

読書活動推進のための施策

ためののの

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1 子どもたちと本との出会いの場の設定

(1) 家庭や地域における子どもの読書活動の推進

子どもたちを読書へ誘う場である家庭を中心に、就学前までにたっぷり と読書に親しむ経験を積めるよう、今後も保護者と地域、公共機関が関わ り合いを深めていきながら、社会全体の自主的な読書活動を推進していき ます。 ① 各健康診査・相談時等における読み聞かせの実施と、おすすめの本 の紹介 5年前の第一期計画の際は、9か月児健康相 談時のみに実施されていた読み聞かせ活動で すが、現在は1歳6か月児健康診査等にも実 施するなど、保育士及びボランティアグルー プによる協力により、読み聞かせ活動の充実 を図ってまいりました。今後も保護者の読書 に対する意識の高揚及び読み聞かせの普及を 継続して実施していきます。 ② 地域の子どもたちが本に親しむ機会の提供 図書館をはじめ、各公民館や公共機関等、今後もさまざまな場所で、読み 聞かせ等の機会を提供します。また、読み聞かせのボランティアグループ等 の自主的な活動を支援し、おはなし会の会場の提供等に協力します。更に、 図書館の出前講座を活用して、子どもやその保護者が集まっておはなし会に 参加できる機会を提供します。 ③ 各公共機関等に、おすすめの本の常時配置 中央図書館や各分館をはじめとして、各公民館等 におすすめの本を常時配置します。親子が多く集ま る公共機関に対し、団体貸出しを推進したり、ブッ クリストを配布したりして、本との出会いの機会を 広げます。 1 歳 6 か月健診での読み聞かせの様子 ‐11‐

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(2) 幼 稚 園 や保 育 所 ・保 育 園 等 における子 どもの読 書 活 動 の推 進

幼 稚 園 や 保 育 所・保 育 園 等 の 幼 児 施 設 で は 、乳 幼 児 に 対 し て 日 常 生 活 の 中 で 、 絵 本 と 親 し む さ ま ざ ま な 取 組 を 更 に 進 め て い き ま す 。 保 護 者 に 対 し て は 、我 が 子 に 読 み 聞 か せ を す る こ と を 通 し て 、ふ れ あ う 時 間 を も つ こ と の 大 切 さ を 伝 え て い き ま す 。ま た 、保 育 施 設 の 特 性 を 活 か し 、各 年 齢 や 季 節 に 応 じ た 絵 本 の 紹 介 を し 、身 近 に 本 を 手 に す る 機 会 を 提 供 し ま す 。

① 幼稚園や保育所・保育園等の取組 絵本の読み聞かせは、保育の時 間の中で毎日行っており、季節に あった絵本や童話など一通り読 みます。また、保育室にも絵本や 童話等が置いてあり、子どもたち はいつでも自由に自分で手にし て、同じ本を何度も何度も読みま す。そして、簡単な言葉を繰り返 したり、模倣したりして楽しんだ り、絵本の中の登場人物や物に感 情移入したり、話の展開を楽しん だりしながら、イメージを膨らま せています。引き続き、日々の生活と遊びの中で、年齢に応じた読み聞かせを 継続的に実施します。 保護者に対しては、子どもの発達過程に即した良い絵本や童話等の紹介や子 育てに即した育児書等の本の推薦を行い、我が子に読み聞かせをする時間を持 つことの大切さを引き続き伝えていきます。 ② 絵本の充実 子どもの興味や発達過程に応じて、どのような絵本が最適な本かを選択し、 更に子どもが絵本に興味関心をもつように、絵本の置き方や取扱い方なども工 夫していきます。 市内保育所での読み聞かせの様子

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③ 保育内容や研修内容の充実 子どもが絵本に親しむことの大切さや、その機会を提供するために、保育指 導計画の中に取り入れます。更に、保育者が多くの絵本に触れ、園のカリキュ ラム作りや自分自身の実践体験を深めていくとともに、絵本や児童文学の学習 や、様々な勉強会に参加して、よい絵本とはなにかという自分なりの考えを高 めていけるような研修内容の充実を図ります。

(3) 学校等における子どもの読書活動の推進

家庭や幼児施設において育まれた「読書に親しむ」子どもたちを、学校 でも適切な関わりをもって伸ばしていきます。身近に本のある学校生活 を通して読書好きな子どもたちへと成長していくよう支援していきま す。 ① みんなで選んだ小山市おすすめブックの活用 平成21年10月には、各学校を 通じて子どもたち、保護者等をは じめとする多くの方々の協力のも と、「みんなで選んだ小山市おすす めブック」を選定しました。各部 門(小学校低学年・中学年・高学 年・中学校)各30冊を選定し、 小・中学生に読ませたい図書とし てリストを作成し、各学校の図書 室に常設のコーナーを置き、おす すめブックの浸透を図っています。 子どもたちが、コーナーにある本を読破し、指導者 がブックトークを積極的に授業に取り入れるなど、読 書活動がより充実したものとなるよう支援していきま す。 学校での「みんなで選んだ小山市おすすめブック」コーナーの一例 ‐13‐

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② 朝の読書活動の一層の充実 現在、全小・中学校において朝の読書 活動を実施しています。子どもと教師が 静かに本を読む教室には、豊かな時間が 流れています。この取組は、始業前の心 の落ち着きを養い、意欲的、探究的に学 習に取り組もうとする準備の時間とし て大切なものであり、一日の学習活動に も効果をもたらします。 また、図書委員による常時活動や校内 読書週間等で、朝の読書活動で読んだ本 の紹介や感想の発表を行う機会を設け たり、教師による本の読み聞かせを実施 したりし、読書を通して豊かな人間関係 が構築されるようにしています。 朝の読書活動による効果は、子どもた ちの情操教育において、無限の可能性をもつものです。各学校においては、 更に活動内容を工夫し、朝の読書活動を一層充実したものにしています。 ③ 異学年間、異校種間の読み聞かせや本の紹介 小学校高学年・中学校においては、発達の段階に応じて自主的な委員会活 動が盛んに行われるようになります。そういった機会をとらえ、図書委員会 等を中心に下学年の児童・生徒への読み聞かせを推進します。校内の身近な お兄さん、お姉さん、先輩からの読み聞かせは、子どもたちの傾聴の姿勢を 育て、読書意欲を促進します。また、聞く側だけでなく、読み書かせを行う 側も、本を選んで練習し、心を込めて読むことにより、更に本への愛着が深 まり、豊かな心の成長が育まれます。 小山市では小中一貫教育を研究推進していますが、中学生が小学校へ出向 き、読み聞かせをしている中学校区もあります。読み聞かせを通じて、異校 種がつながり9年間を連携させた読書活動の工夫を広げていきます。今後も このような取組を推進していきます。 ④ 学校支援ボランティアの受入れの促進 市内各小・中学校では、ボランティアグループ等が積極的に学校に関わり、 読み聞かせや学校図書館の整備に努めています。教育的効果が実感され、多 くの学校でこの取組を推進しています。今後もボランティアグループ等の受 入れ体制を更に充実させ、ボランティアグループ等と教職員・子どもたちが 一体となって読書活動を展開していく学校図書館を目指します。 学校での校内読書週間の取組

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⑤ 学校図書館の充実 本市では、学校図書充実事業を重点事業の一つとして位置付け、図書の計 画的な整備に努めています。購入した本を子どもたちが読書活動や調べ学習 に利用できるように、年度内の早期購入に努めるなど活用しやすい学校図書 館を目指していきます。図書の選定にあたっては児童生徒や教職員等の希望 を考慮し、極端な偏りがでないよう配慮していきます。 なお、現在、市内全校に学校図書館司書教諭の資格をもつ担当者の配置を 進めています。有資格者が専門性を発揮し、校内の中心となって購入図書の 偏りのない選定を行い、図書を調べ学習に活用する際の児童生徒への助言を 行う等、効果的な指導が図られるようにしています。 ⑥ 公共図書館との連携の充実 小山市中央図書館総合ネットワーク事業の一環として、平成21年度から 市内全学校図書館の蔵書管理が電算化されました。このことにより、学校図 書館の「調べ学習」機能が充実し、蔵書のより一層の有効活用と子どもたち の学習活動の支援ができるようになりました。 市立中央図書館の団体貸出しや移動図書館の活用など、学校への多くの取 組が実施されています。公共図書館の豊かな蔵書や資料等をより有効に活用 できるよう、更に情報の提供を図っていきます。 移動図書館での本の貸出しの様子 ‐15‐

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(4) 市立図書館を中心とした子どもの読書活動の推進

市立図書館は、誰もが気軽に読書に親しめる施設です。子どもたちが 自分の読みたい本を自由に選び、読書を楽しめるようにあらゆる面から 積極的に支援していきます。 ① 資料の整備と相談業務の充実 定評のあるロングセラーはもちろん、最新の良書にも目を配り、バランス 良く収集します。子どもの年齢やニーズに応じた図書の整備・充実を図りま す。 また、「自分で調べる」教育に力が入れられていることにも配慮し、参考図 書の充実、相談業務の強化に努めます。 ② おはなし会の充実 図書館では、さまざまな子ども向け行 事を開催しています。特に、幼児や児童 に本の楽しさを伝えるおはなし会が盛 んで、職員やボランティアグループによ り定期的に開催しています。中央図書館 のほか、小山分館・間々田分館でも定期 的に開催しています。 また、学校や地域の求めに応じて、出 前講座でおはなし会を実施したり、おは なしボランティアグループを紹介した りするなど、図書館だけではなく、地域にもおはなしの輪を広げています。 今後は、ボランティアグループと協力して、対象年齢や内容などそれぞれ のニーズに合わせたおはなし会を開催するなど、子どもと本を結びつける取 組の充実に努めます。 ③ 学校との連携の強化 図書館では、学校に対して、団体貸出しや、移動図書館の巡回を行ってい ます。団体貸出しは、学校の先生等が来館して行っています。市立図書館と 学校図書室との情報交換の場を設定し、連携・協力の体制づくりを進めます。 中央図書館でのおはなし会の様子

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④ 青少年コーナーの充実 主に中・高校生向けの本を集めたコーナーを設置しています。今後も青尐 年のニーズに合った蔵書構成を心がけます。 また、図書館にある本を紹介するブックリストを作成し、その世代にアピ ールしていくとともに、本を探しやすくする案内表示を増やすなど、環境も 整えます。 ⑤ 外国人へのサービス 児童開架室の外国語絵本コーナーや、一般開架室の外国書コーナーを設置 しています。今後も英語をはじめ、さまざまな言語の図書の充実に努めます。 ⑥ 障がいのある子どもへのサービス 点字で書かれた本や、ボランティアグループ等によって点訳された本を受 け入れ、資料の充実を図ります。朗読CDなども積極的に受け入れます。 ⑦ 子ども向けホームページの充実 平成22年10月にリニューアルした図書館のホームページでは、子ども 向けの利用案内やイベント等を掲載している「子どもページ」を設けていま す。子どもたちが、ホームページから気軽に図書館の情報を得られるように、 今後も、内容の更新・充実に努めます。 小 山 市 中 央 図 書 館 ホ ー ム ペ ー ジ http://library.city.oyama.tochigi.jp ‐17‐

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⑧ 子ども司書の養成とその活動の促進 子どもの目線で学校図書館の整理をしたり、同世代の子どもへ本を紹介し たり、読み聞かせの活動をしたりする「子ども司書」を養成し、読書活動推 進の担い手の輪を広げます。 市内の小学5・6年生を受講対象とした「元気アップ子ども司書養成セミ ナー」を平成22年度から実施しており、今後も「子ども司書」に認定され た子どもたちの活動の促進に努めます。 中央図書館での 「元気アップ子ども司書養成セミナー」 の様子

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2 読書環境の整備

市立図書館、学校図書館をはじめとする本を提供する場を整備し、子ど もにとって魅力ある蔵書の充実を図り、本や資料などの提供に努めます。 (1) 市立図書館 小山市には、中央図書館、2館の分館、5か所の公民館図書室、4か所の配本 所、移動図書館があります。これらの施設は、情報化時代に対応したサービスを 提供するために、図書館ネットワークを活かした様々な業務展開を図ります。 図書館及び公民館図書室は、直接来館 する子どものために、絵本や読み物、調 べ物の本などの充実が求められています。 調べ学習や総合的な学習の時間への対 応や資料の効率的な利用を図るため、中 央図書館、分館、公民館図書室、学校図 書館のネットワークを活用した資料の相 互利用を推進します。 (2) 学校図書室 小山市中央図書館総合ネットワーク事業の一環として、平成21年度から市内 全学校図書室の蔵書管理が電算化されました。このことにより、学校図書室の蔵 書情報が一目で分かるようになりました。子どもたちが利用する際に役立つよう、 自ら学ぶ学習・情報センターとしての機能と、豊かな感性や情操を育てる読書セ ンターの機能を併せ持った学校図書室づくりに努めていきます。 (3) 幼稚園や保育所・保育園・子育て支援施設等 子どもたちは、絵本を読む時、静けさの中で快く言葉を受け取り、絵本を見て 空想の中に入り込み、その中で遊び、さまざまな体験をしていきます。 子どもの発達、興味、関心、季節などを考慮して、最適の時期を選んで与えら れる環境を整えるとともに、子どもたちが自分で絵本や本を「選べる」環境の整 備に努めます。 また、公民館では今後も子育て講座や家庭教育学級の中に、子どもへの読み聞 かせや本の選び方等をカリキュラムに取り入れ、読書活動の推進に努めます。 中央図書館の外観 ‐19‐

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3 読書活動推進体制の整備

子どもの読書活動を支えていくために、関係機関、行政の関係各課が連 携して読書の推進を図るとともに、ボランティアグループ等、市民との協 働を進めます。 (1) 関係機関、関係各課の連携 子どもの読書活動を推進するために、子どもの健全育成と生涯学習に関わる関 係機関及び関係各課が連携をとりながら、子どもの読書活動の推進を図ります。 寒川公民館「絵本でこんにちは」事業 平成19年度に公民館のキャッチフレーズを「子 どものひとみ輝く地域づくりを」に掲げ、家庭教育 支援の充実を図ることを目指し「お誕生日おめでと う~絵本でこんにちは」事業が生まれました。 小山市が生後9か月目に行う乳幼児健康相談と、 1歳6か月に行う健康診査の間の時期に、寒川公民 館と市保健福祉部(こども課・子育て支援課・健康 増進課)が連携し、1歳の誕生日を迎えるお子さんのいる家庭を訪問します。手 作りバック(作成には、公民館パッチワークサークルが協力)に入った絵本をプ レゼントしながら社会教育指導員が絵本の読み聞かせを行い、保健師が広く子育 て相談を行います。お子さんの誕生を共に喜び、絵本の読み聞かせを通し、赤ち ゃんと保護者がゆっくりと向かい合い、心触れ合うひと時を持つきっかけを作る こと、相談を通し子育ての孤立感や不安を解消していくことを目的とした事業で す。 これは、これまでの公民館での「集合学習」に一人一人の家庭を訪問する「出 前による学習」を加えたもので、行政や地域との連携により家庭教育の支援の輪 を広げていこうとするものです。 (2) 市民団体やボランティアグループ等の連携 市民団体とボランティアグループ等と連携し、子どもの読書活動を今後も推進 するとともに、子どもの読書環境整備に努めます。 (3) 図書館と学校との連絡会議 「小山市教育研究会」の研修会の機会を活用するなど、図書館と学校との情報 交換や研修を行い、緊密な連携協力を図ります。 「絵本でこんにちは」事業の家庭訪問の様子

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中央図書館主催の「子どもと本をつなぐ講座」の様子 中央図書館でのボランティアによる読み聞かせの様子

4 ボランティアグループ等の

人材育成と活用

図書館、学校、幼稚園や保育所・保育園等で子どもの読書活動を推進 するため研修体制を整備し、読書活動推進の担い手の輪を広げます。 (1) 研修体制の整備 子ども読書活動の推進を図るためには、 子どもの本や読書指導に関する知識や読 み聞かせ等の技術を有する人材の育成が 必要となります。そのための研修体制を 整備していきます。 中央図書館では、多くの市民で子ども たちを支え、読書活動推進の担い手の輪 を広げるため、「子どもと本をつなぐ講」 を実施しています。専門の講師から、絵本 の読み聞かせやおはなしなどを行うにあた っての技術的なことを指導していただき人材の育成に努めています。 (2) 学んだ成果を生かす機会の提供 子どものために読み聞かせやおはなしなどを行うボランティアグループが、積 極的に活動できる仕組み作りに努めます。 市民団体やボランティアグループ等と連 携して、図書館、学校、幼稚園や保育所・ 保育園等でおはなし会を実施するなど、子 どもの読書活動を推進するとともに、子ど もの読書環境整備に努めます。 ‐21‐

(29)

第5章

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中央図書館での「こどもの読書週間」 の取組の様子 読書の楽しさやその意義をたくさんの子どもたちと保護者の方々に理解 していただくために、市の広報やホームページ、パンフレット等による広報 及び啓発活動を実施していきます。 (1) 子ども読書の日・こどもの読書週間のPR 毎年4月23日の「子ども読書の日」、更に4月 23日から5月12日の「こどもの読書週間」に 合わせて、子どもたちが読書に関心を強くもつよ うな行事等を実施し、その啓発に努めます。 (2) 子ども読書月間の取組 本市で設定した10月の読書月間には、図書館をはじめ、関係各機関で、おは なし会や、児童図書の展示、児童文学作家による講演会など、子どもやその保護 者を対象にした、読書にかかわる多彩な取組を行います。 (3) おすすめブックリストの作成と配布 子どもたちの発達の段階に合わせたおすすめブックリストを作成し、PRをし ます。 平成21年度には、小山市の推薦図書として、小学校低学年・中学年・高学年、 中学校の4部門からなる、子どもたちに読んでもらいたい図書のリスト「みんな で選んだ小山市おすすめブック」を作成しました。これは、各小中学校の学校図 書室、市立図書館等で配布しており、そのリストに掲載されている図書の利用の 促進を図っています。このブックリストを活用して、平成23年度には、市立図 書館で「子ども読書スタンプラリー」を実施し、リストのPRと読書の推進を図 りました。 また、市立図書館では、平成19年度から未就学児を対象とした絵本のリスト 「いっしょに読みたい絵本」を、平成21年度からは赤ちゃん向けの絵本リスト 「赤ちゃんから楽しめる絵本」を作成し、子どもの年齢に見合った質の高い絵本 を紹介し、その絵本を複数収集・所蔵し、貸出ししています。 これらのブックリストは、市立図書館のホームページからも見ることができま すが、今後も、これらのブックリストを活用した活動等を更に進め、より一層の PRを図ります。 (4) 図書館における職場体験学習や見学 市立図書館における職場体験学習や図書館見学を積極的に受け入れ、図書館の 仕事を理解することにより、図書館や読書への興味・関心を広げてもらえるよう 努めます。 ‐23‐

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資料1 子どもの読書活動の推進に関する法律

資料2 子どもの読書活動をめぐる国・県・市の動向

資料3 小山市子ども読書活動推進計画策定委員会設置規則

資料4 おすすめブックリスト

・ 赤ちゃんから楽しめる絵本

・ いっしょに読みたい絵本

・ みんなで選んだ小山市おすすめブック

資料5 読書活動に携わる団体や活動

資 料 編

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資料1

子どもの読書活動の推進に関する法律

(目的) 第一条 この法律は、子どもの読書活動の推進に関し、基本理念を定め、並びに国 及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに、子どもの読書活動の推 進に関する必要な事項を定めることにより、子どもの読書活動の推進に関す る施策を総合的かつ計画的に推進し、もって子どもの健やかな成長に資する ことを目的とする。 (基本理念) 第二条 子ども(おおむね十八歳以下の者をいう。以下同じ。)の読書活動は、子ど もが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人 生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものであること にかんがみ、すべての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的 に読書活動を行うことができるよう、積極的にそのための環境の整備が推進さ れなければならない。 (国の責務) 第三条 国は、前条の基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、子どもの読書 活動の推進に関する施策を総合的に策定し、及び実施する責務を有する。 (地方公共団体の責務) 第四条 地方公共団体は、基本理念にのっとり、国との連携を図りつつ、その地域の 実情を踏まえ、子どもの読書活動の推進に関する施策を策定し、及び実施す る責務を有する。 (事業者の努力) 第五条 事業者は、その事業活動を行うに当たっては、基本理念にのっとり、子ども の読書活動が推進されるよう、子どもの健やかな成長に資する書籍等の提供 に努めるものとする。 (保護者の役割) 第六条 父母その他の保護者は、子どもの読書活動の機会の充実及び読書活動の 習慣化に積極的な役割を果たすものとする。 ‐25‐

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(関係機関等との連携強化) 第七条 国及び地方公共団体は、子どもの読書活動の推進に関する施策が円滑に 実施されるよう、学校、図書館その他の関係機関及び民間団体との連携の強 化その他必要な体制の整備に努めるものとする。 (子ども読書活動推進基本計画) 第八条 政府は、子どもの読書活動の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推 進を図るため、子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(以下「子ど も読書活動推進基本計画」という。)を策定しなければならない。 2 政府は、子ども読書活動推進基本計画を策定したときは、遅滞なく、これを 国会に報告するとともに、公表しなければならない。 3 前項の規定は、子ども読書活動推進基本計画の変更について準用する。 (都道府県子ども読書活動推進計画等) 第九条 都道府県は、子ども読書活動推進基本計画を基本とするとともに、当該都 道府県における子どもの読書活動の推進の状況等を踏まえ、当該都道府県 における子どもの読書活動の推進に関する施策についての計画(以下「都道 府県子ども読書活動推進計画」という。)を策定するよう努めなければならな い。 2 市町村は、子ども読書活動推進基本計画(都道府県子ども読書活動推進 計画が策定されているときは、子ども読書活動推進基本計画及び都道府県 子ども読書活動推進計画)を基本とするとともに、当該市町村における子ども の読書活動の推進の状況等を踏まえ、当該市町村における子どもの読書活 動の推進に関する施策についての計画(以下「市町村子ども読書活動推進 計画」という。)を策定するよう努めなければならない。 3 都道府県又は市町村は、都道府県子ども読書活動推進計画又は市町村 子ども読書活動推進計画を策定したときは、これを公表しなければならない。 4 前項の規定は、都道府県子ども読書活動推進計画又は市町村子ども読書 活動推進計画の変更について準用する。

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(子ども読書の日) 第十条 国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、 子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるため、子ども読書の日を設け る。 2 子ども読書の日は、四月二十三日とする。 3 国及び地方公共団体は、子ども読書の日の趣旨にふさわしい事業を実施 するよう努めなければならない。 (財政上の措置等) 第十一条 国及び地方公共団体は、子どもの読書活動の推進に関する施策を実施す るため必要な財政上の措置その他の措置を講ずるよう努めるものとする。 附則 この法律は、公布の日から施行する。 ○ 衆議院文部科学委員会における附帯決議 政府は、本法施行に当たり、次の事項について配慮すべきである。 一 本法は、子どもの自主的な読書活動が推進されるよう必要な施策を講じて環境 を整備していくものであり、行政が不当に干渉することのないようにすること。 二 民意を反映し、子ども読書活動推進基本計画を速やかに策定し、子どもの読 書活動の推進に関する施策の確立とその具体化に努めること。 三 子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において、本と親しみ、本を楽しむことでき る環境づくりのため、学校図書館、公共図書館等の整備充実に努めること。 四 学校図書館、公共図書館等が図書を購入するに当たっては、その自主性を尊 重すること。 五 子どもの健やかな成長に資する書籍等については、事業者がそれぞれの自主 的判断に基づき提供に努めるようにすること。 六 国及び地方公共団体が実施する子ども読書の日の趣旨にふさわしい事業へ の子どもの参加については、その自主性を尊重すること。 ‐27‐

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資料2

★子どもの読書活動をめぐる国・県・市の動向

年 表 国 の 動 向 栃 木 県 の 動 向 小 山 市 の 動 向 平成 12 年 子ども読書年 国際子ども図書館の設立 平成 13 年 子どもの読書活動の推 進に関する法律の公布・ 施行 4 月 23 日を「子ども読書 の日」とすることを制定 平成 14 年 子どもの読書活動の推進 に関する基本的な計画 (第一次)の閣議決定 平成 16 年 栃木県子どもの読書活 動推進計画(第一期)の 策定 平成 17 年 文字・活字文化振興法の 公布・施行 平成 18 年 教育基本法の改正 小山市子ども読書活動 推進計画(第一期)の策 定 平成 19 年 学 校 教 育 法 等 基 本 教 育 関連三法の改正 平成 20 年 子どもの読書活動の推進 に 関 す る 基 本 的 な 計 画 (第二次)の閣議決定 平成 21 年 栃木県子どもの読書活 動推進計画(第二期)の 策定 平成 22 年 国民読書年 平成 23 年 小山市子ども読書活動 推進計画(第二期)の策 定

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資料3

小山市子ども読書活動推進計画策定委員会設置規則

(設置) 第1条 子どもの読書活動の推進に関する法律(平成13年法律第154号) の規定に基づき、小山市子ども読書活動推進計画を策定するに当たり、当該 計画の策定に資するため、小山市子ども読書活動推進計画策定委員会(以下 「委員会」という。)を設置する。 (所掌事務) 第2条 委員会は、次に掲げる事務を所掌する。 (1) 子どもの読書活動に係る調査研究に関すること。 (2) 小山市子ども読書活動推進計画の原案に関すること。 (3) その他子ども活動の推進に関する事項 (組織等) 第3条 委員会は、10人以内の委員をもって組織する。 2 委員会の委員は、別表に掲げる者及び次に掲げる者の中から小山市教育委 員会(以下「教育委員会」という。)が委嘱したものとする。 (1) 学識経験を有する者 (2) 関係機関の役員又は職員 (3) 関係団体の役員等 (4) 市立公民館の代表 (5) その他教育委員会が必要と認める者 (任期) 第4条 前条第2項の規定により委嘱された委員の任期は、委嘱された日から 小山市子ども読書活動推進計画が策定されたときまでとする。 (委員長及び副委員長) 第5条 委員会に委員長及び副委員長を置く。 2 委員長には教育部長、副委員長には教育委員会事務局生涯学習課長の職に ある者をもって充てる。 (委員長の職務等) 第6条 委員長は、委員会を代表し、会務を総理する。 2 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときは、その職務を代 理する。 ‐29‐

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(会議) 第7条 委員会の会議は、委員長が必要に応じて招集し、その議長となる。 2 委員会は、特に必要があると認めるときは、会議に関係者の出席を求め、 その意見を聴くことができる。 (専門部会) 第8条 委員会の所掌事務を補佐するため、小山市子ども読書計画推進計画策 定委員会専門部会(以下「専門部会」という。)を置く。 2 専門部会について必要な事項は、委員長が定める。 (報告) 第9条 委員会は、その会議、活動等を教育委員会及び市長に報告するものと する。 (庶務) 第 10 条 委員会及び専門部会の庶務は、教育委員会事務局生涯学習課におい て処理する。 (委任) 第 11 条 この規則に定めるもののほか必要な事項は、別に定める。 附 則 この規則は、平成17年4月1日から施行する。 別表 教育部長 教育委員会事務局 生涯学習課長 学校教育課長 中央図書館長 保健福祉部こども課長

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№ 書   名 著者名 画家名 訳者名 出版社 1 あかちゃん1.2.3. しみずみちを ほるぷ出版 2 あがりめさがりめ ましませつこ こぐま社 3 いないいないばあ 松谷みよ子 瀬川康男 童心社 4 おつきさまこんばんは 林明子 福音館書店 5 おててがでたよ 林明子 福音館書店 6 おにぎり 平山英三 平山和子 福音館書店 7 かおかおどんなかお 柳原良平 こぐま社 8 がたんごとんがたんごとん 安西水丸 福音館書店 9 がちゃがちゃどんどん 元永定正 福音館書店 10 きゅっきゅっきゅっ 林明子 福音館書店 11 きんぎょがにげた 五味太郎 福音館書店 12 くだもの 平山和子 福音館書店 13 くつくつあるけ 林明子 福音館書店 14 くっついた 三浦太郎 こぐま社 15 じゃあじゃあびりびり まついのりこ 偕成社 16 しろ、あか、きいろ ディック・ブルーナ 松岡享子 福音館書店 17 しろくまちゃんのほっとけーき わかやまけん こぐま社 18 ずかん・じどうしゃ 山本忠敬 福音館書店 19 ぞうくんのさんぽ なかのひろたか なかのまさたか 福音館書店 20 たまごのあかちゃん かんざわとしこ やぎゅうげんいちろう 福音館書店 21 でんしゃ バイロン・バートン こじままもる 金の星社 22 どうすればいいのかな? わたなべしげお おおともやすお 福音館書店 23 どうぶつのおかあさん 小森厚 藪内正幸 福音館書店 24 どうぶつのおやこ 藪内正幸 福音館書店 25 なーんだなんだ カズコG・ストーン 童心社 26 にんじん せなけいこ 福音館書店 27 ねこがいっぱい グレース・スカール やぶきみちこ 福音館書店 28 ぴょーん まつおかたつひで ポプラ社 29 ママだいすき まど・みちお ましませつこ こぐま社 30 まるくておいしいよ こにしえいこ 福音館書店 2010.1 小山市立中央図書館の司書が選んだ0・1・2・歳児を対象とした絵本のリストです。 小山市立中央図書館 資料4

赤ちゃんから楽しめる絵本

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書   名 著者名 画家名 訳者名 出版社 1 あおくんときいろちゃん レオ・レオーニ 藤田圭雄 至光社 2 赤ずきん バーナディット・ワッツ 生野幸吉 岩波書店 3 あらしのよるに 木村裕一 あべ弘士 講談社 4 アンガスとあひる マージョリー・フラック 瀬田貞二 福音館書店 5 いたずらきかんしゃちゅうちゅう バージニア・リー・バートン むらおかはなこ 福音館書店 6 いたずらこねこ バーナディン・クック レミイ・チャーリップ まさきるりこ 福音館書店 7 いちご 平山和子 福音館書店 8 いちごばたけのちいさなおばあさん わたりむつこ 中谷千代子 福音館書店 9 いっすんぼうし いしいももこ あきのふく 福音館書店 10 うさこちゃんとうみ ディック・ブルーナ いしいももこ 福音館書店 11 おおかみと七ひきのこやぎ (グリム童話) フェリクス・ホフマン せたていじ 福音館書店 12 おおきくなるっていうことは 中川ひろたか 村上康成 童心社 13 おおきなかぶ A・トルストイ 佐藤忠良 内田莉莎子 福音館書店 14 おしいれのぼうけん ふるたたるひ,たばたせいいち 童心社 15 おしゃべりなたまごやき 寺村輝夫 長新太 福音館書店 16 おだんごぱん (ロシア民話) わきたかず せたていじ 福音館書店 17 おふろだいすき 松岡享子 林明子 福音館書店 18 おまたせクッキー ハッチンス 乾侑美子 偕成社 19 おんなじおんなじ 多田ヒロシ こぐま社 20 かいじゅうたちのいるところ モーリス・センダック じんぐうてるお 冨山房 21 かにむかし 木下順二 清水崑 岩波書店 22 かばくん 岸田衿子 中谷千代子 福音館書店 23 かもさんおとおり ロバート・マックロスキー わたなべしげお 福音館書店 24 かようびのよる デヴィッド・ウィーズナー 当麻ゆか 徳間書店 25 からすのパンやさん 加古里子 偕成社 26 かわいいあひるのあかちゃん モニカ・ウェリントン たがきょうこ 徳間書店 27 きかんしゃやえもん 阿川弘之 岡部冬彦 岩波書店 28 キャベツくん 長新太 文研出版 29 ぎゅっ ジェズ・オールバラ 徳間書店 30 くいしんぼうのはなこさん いしいももこ なかたにちよこ 福音館書店 31 くまのコールテンくん ドン=フリーマン まつおかきょうこ 偕成社 32 くまのビーディーくん ドン=フリーマン まつおかきょうこ 偕成社 33 ぐりとぐら なかがわりえこ おおむらゆりこ 福音館書店 小山市立中央図書館

いっしょに読みたい絵本

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書   名 著者名 画家名 訳者名 出版社 35 こすずめのぼうけん ルース・エインワース 堀内誠一 石井桃子 福音館書店 36 これはのみのぴこ 谷川俊太郎 和田誠 サンリード 37 3びきのくま バスネツォフ おがさわらとよき 福音館書店 38 三びきのこぶた (イギリス昔話) 山田三郎 瀬田貞二 福音館書店 39 三びきのやぎのがらがらどん (北欧民話) マーシャ・ブラウン せたていじ 福音館書店 40 しずくのぼうけん マリア・テルリコフスカ ボフダン・ブテンコ うちだりさこ 福音館書店 41 しっぽのはたらき 川田健 薮内正幸 福音館書店 42 14ひきのひっこし いわむらかずお 童心社 43 しょうぼうじどうしゃじぷた 渡辺茂男 山本忠敬 福音館書店 44 しろいうさぎとくろいうさぎ ガース・ウイリアムズ まつおかきょうこ 福音館書店 45 スイミー レオ=レオニ 谷川俊太郎 好学社 46 すてきな三にんぐみ トミー=アンゲラー いまえよしとも 偕成社 47 ゼラルダと人喰い鬼 トミー=ウンゲラー たむらりゅういち あそうくみ 評論社 48 そらいろのたね なかがわりえこ おおむらゆりこ 福音館書店 49 そらまめくんのベッド なかやみわ 福音館書店 50 だいくとおにろく 松居直 赤羽末吉 福音館書店 51 たまごにいちゃん あきやまただし すずき出版 52 だるまちゃんとてんぐちゃん 加古里子 福音館書店 53 たんぽぽ 甲斐信枝 金の星社 54 ちいさいおうち ばーじにあ・りー・ばーとん いしいももこ 岩波書店 55 ちいさなヒッポ マーシャ=ブラウン うちだりさこ 偕成社 56 ちいちゃんのさんぽ しみずみちを ほるぷ出版 57 ちからたろう いまえよしとも たしませいぞう ポプラ社 58 ちびゴリラのちびちび ルース・ボーンスタイン いわたみみ ほるぷ出版 59 ティッチ パット・ハッチンス いしいももこ 福音館書店 60 てぶくろ エウゲーニー・M・ラチョフ うちだりさこ 福音館書店 61 どうぞのいす 香山美子 柿本幸造 ひさかたチャイルド 62 どうながのプレッツェル マーグレット・レイ H.A.レイ わたなべしげお 福音館書店 63 トマトさん 田中清代 福音館書店 64 ともだちや 内田麟太郎 降矢なな 偕成社 65 とりかえっこ さとうわきこ 二俣英五郎 偕成社 66 どろぼうがっこう 加古里子 偕成社 67 どろんここぶた アーノルド・ローベル 岸田衿子 文化出版局 68 どろんこハリー ジーン・ジオン マーガレット・ブロイ・グレアム わたなべしげお 福音館書店 69 ねずみくんのチョッキ なかえよしを 上野紀子 ポプラ社 ‐33‐

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書   名 著者名 画家名 訳者名 出版社 70 のろまなローラー 小出正吾 山本忠敬 福音館書店 71 はけたよはけたよ かんざわとしこ にしまきかやこ 偕成社 72 はじめてのおつかい 筒井頼子 林明子 福音館書店 73 はなをくんくん ルース・クラウス マーク・サイモント きじまはじめ 福音館書店 74 はははのはなし 加古里子 福音館書店 75 バムとケロのおかいもの 島田ゆか 文渓堂 76 はらぺこあおむし エリック=カール もりひさし 偕成社 77 ピーターのいす E=ジャック=キーツ きじまはじめ 偕成社 78 ピッツァぼうや ウィリアム・スタイグ 木坂涼 セーラー出版 79 ひとまねこざるときいろいぼうし H.A.レイ 光吉夏弥 岩波書店 80 100万回生きたねこ 佐野洋子 講談社 81 ふしぎなナイフ 中村牧江 林健造 福田隆義 福音館書店 82 ぶたぶたくんのおかいもの 土方久功 福音館書店 83 ブレーメンのおんがくたい (グリム童話) ハンス・フィッシャー せたていじ 福音館書店 84 フレデリック レオ=レオニ 谷川俊太郎 好学社 85 ぽとんぽとんはなんのおと 神沢利子 平山英三 福音館書店 86 まあちゃんのながいかみ たかどのほうこ 福音館書店 87 まどからおくりもの 五味太郎 偕成社 88 まほうのえのぐ 林明子 福音館書店 89 めっきらもっきらどおんどん 長谷川摂子 ふりやなな 福音館書店 90 モチモチの木 斎藤隆介 滝平二郎 岩崎書店 91 ものぐさトミー ペーン・デュボア 松岡享子 岩波書店 92 ももたろう 松居直 赤羽末吉 福音館書店 93 もりのなか マリー・ホール・エッツ まさきるりこ 福音館書店 94 やさいのおなか きうちかつ 福音館書店 95 ゆかいなかえる ジュリエット・キープス いしいももこ 福音館書店 96 よあけ ユリー・シュルヴィッツ 瀬田貞二 福音館書店 97 よかったねネッドくん チャーリップ やぎたよしこ 偕成社 98 ラチとらいおん マレーク・ベロニカ とくながやすとも 福音館書店 99 わゴムはどのくらいのびるかしら? マイク・サーラー ジェリー・ジョイナー きしだえりこ ほるぷ出版 100 わたしのワンピース にしまきかやこ こぐま社 2010.1 小山市立中央図書館の司書が選んだ未就学児を対象とした絵本のリストです。

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児童生徒用 みんなで選んだ小山市おすすめブック(低学年)

書 名

著 者 名 備 考 1

エルマーのぼうけん

ルース・スタイルズ・ガネット/作 ルース・クリスマ ン・ガネット/絵 わたなべしげお/訳 全3巻 2

王さまと九人のきょうだい 中国

の民話

君島久子/訳  赤羽末吉/絵 3

おさるのまいにち

いとうひろし S 4

おへそのあな

長谷川義史 5

かたあしだちょうのエルフ

おのきがく 6

からすのパンやさん

加古里子/絵・文 7

かわいそうなぞう

つちやゆきお/文 たけべもといちろう /絵 8

きいろいばけつ

もりやまみやこ/作 つちだよしはる/ 絵 S 9

キャベツくん

長新太 S 10

くまの子ウーフ

神沢利子/作 井上洋介/絵 S 11

くまのこうちょうせんせい

こんのひとみ/作 いもとようこ/絵 12

ぐりとぐら

中川李枝子/作 大村百合子/絵 S 13

これはのみのぴこ

谷川俊太郎/作 和田誠/絵 14

しずくのぼうけん

マリア・テルリコフスカ/作  ボフダン・ ブテンコ/絵  うちだりさこ/訳 15

じめんのうえとじめんのした

アーマE・ウェバー/文・絵 藤枝澪子 訳 16

ダンゴムシみつけたよ

皆越ようせい 写真・文 17

14ひきのひっこし

いわむらかずお S 18

ぞうのたまごのたまごやき

寺村輝夫/作 和歌山静子/絵 S 19

そらまめくんのベッド

なかやみわ S 20

だいくとおにろく

松居直/再話 赤羽末吉/画 21

ちいさいおうち

バージニア・リー・バートン/文・絵 いしいももこ/訳 22

てぶくろをかいに

新美南吉/作 柿本幸造/絵 23

ともだちや

内田麟太郎/作 降矢なな/絵 S 24

どろんこハリー

ジーン・ジオン/文  マーガレット・ブロ イ・グレアム/ 絵 わたなべしげお/ S 25

にじいろのさかな

マーカス・フィスター/作・絵 谷川俊太郎/訳 S 26

ひとまねこざるときいろいぼうし

H.・Aレイ/作 光吉夏弥/訳 S 27

ふたりはともだち

アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳 S 28

フレデリック

レオ・レオニ  谷川俊太郎/訳 29

むしたちのうんどうかい

得田之久/文 久住卓也/絵 30

ろくべえまってろよ

灰谷健次郎/作 長新太/絵 * 書名は五十音順に表示しました。   * 備考欄 S …シリーズ本や続編あり おすすめブック(低学年) ‐35‐

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児童生徒用 みんなで選んだ小山市おすすめブック(中学年)

書 名

著 者 名 備 考 1

あらしのよるに

きむらゆういち/作 あべ弘士/絵 S 2

いのちのおはなし

日野原重明/文 村上康成/絵 3

おおきなきがほしい

佐藤さとる/文 村上勉/絵 4

大どろぼうホッツェンプロッツ

オトフリート=プロイスラー/作 中村浩三 /訳 全3巻 5

おじいちゃんのおじいちゃんのおじい

ちゃんのおじいちゃん

長谷川義史 6

なぞのたから島(かいぞくポケット)

寺村輝夫/作 永井郁子/絵 全20巻 7 金子みすゞ童謡集

わたしと小鳥とすずと

金子みすゞ 8

霧のむこうのふしぎな町

柏葉幸子/作 杉田比呂美/絵 9

車のいろは空のいろ

あまんきみこ/作 北田卓史/絵 S 10

シートンどうぶつ記

シートン/作 こばやしせいのすけ/ 文 たかはしきよし/絵 S 11

じごくのそうべえ

田島征彦 S 12

シャーロットのおくりもの

E.B.ホワイト/作 ガース・ウィリアムズ/絵 さ くまゆみこ/訳 13

じゅげむ(落語絵本)

川端誠/作 S 14

紳士とオバケ氏

たかどのほうこ/作 飯野和好/絵 15

星座を見つけよう

H・A・レイ/著 草下英明/訳 16

世界のはじまり

メイヨー/再話  ブライアリー/絵 百々 祐利子/訳 17

小さなスプーンおばさん

アルフ・プリョイセン/著 大塚勇三/訳 S 18

ちびっこカムのぼうけん

神沢利子/作 山田三郎/絵 19

アンジュール ある犬の物語

ガブリエル・バンサン 20

としょかんライオン

ミシェル・ヌードセン/作 ケビン・ ホークス/絵 福本友美子/やく 21

のはらうた

くどうなおことのはらみんな/作 S 22

歯いしゃのチュー先生

ウィリアム・スタイグ/文・絵 うつみ まお/訳 23

はなのあなのはなし

やぎゅうげんいちろう 24

ファーブルこんちゅう記

ファーブル/著  小林清之介/文 全7巻 25

ふゆめがっしょうだん

富成忠夫、茂木透/写真  長新太 /文 26

ぼくらの地図旅行

那須正幹/文 西村繁男/絵 27

火垂るの墓

野坂昭如 28

雪の写真家ベントレー

ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン/作 メアリー・アゼアリアン/絵 千葉茂樹/訳 29

ルドルフとイッパイアッテナ

斉藤 洋/著 杉浦範茂/絵 S

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児童生徒用 みんなで選んだ小山市おすすめブック(高学年)

書 名

著 者 名 備考 1

赤毛のアン

モンゴメリ/原作 村岡花子/訳 S 2

あきらめないこと、それが冒険だ

野口健 3

イチロー果てしなき夢

少年の想い遙かに

義田貴士 4

ウエズレーの国

ポール・フライシュマン/作 ケビ ン・ホークス/絵 千葉茂樹/訳 5

エーミールと探偵たち

ケストナー/作 池田香代子/ 訳 6

おーいぽぽんた

茨木のりこ ほか 編集委員 柚木沙弥郎/画 7

かぎりなくやさしい花々

星野富弘 8

風の又三郎

宮沢賢治 9

ガラスのうさぎ

高木敏子  武部本一郎画 10

ギルガメシュ王ものがたり

ルドミラ・ゼーマン/文・絵 松野正 子訳 S 11

木を植えた男

ジャン・ジオノ/原作 フレデリック・ バック/絵 寺岡襄/訳 12

蜘蛛の糸

芥川龍之介/作 遠山繁年/絵 13

五体不満足

乙武洋匡 14

西遊記

呉承恩/作 渡辺仙州/編訳 佐竹美保/絵 全3巻 15

生物の消えた島

田川日出夫/文 松岡達英/絵 16

せいめいのれきし

バージニア・リー・バートン文・絵 いしいももこ/訳 17

それいけズッコケ三人組

那須正幹/作 前川かずお/絵 S 18

たたかいの人 田中正造

大石真 19

チョコレート工場の秘密

ロアルド・ダール/著 柳瀬尚紀/ 訳 クェンティン・ブレイク/絵 20

トムは真夜中の庭で

フィリパ・ピアス/作 高杉一郎/訳 21

ドリトル先生アフリカゆき

ヒュー・ロフティング/作・絵 井伏鱒二/訳 全12巻 22

西の魔女が死んだ

梨木香歩 23

二年間の休暇

J.ベルヌ/作 朝倉剛/訳 太田大八/イラストレーション 24

はだしのゲン

中沢啓治 全10巻 25

バッテリー

あさのあつこ/著 佐藤真紀子/ 絵 全6巻 26

葉っぱのフレディ いのちの旅

レオ・バスカーリア/作 みらいな な/訳 島田光雄/画 27

ハッピーバースデー

青木和雄/作 吉富多美/作 28

ぼくらの先生!

はやみねかおる 29

ライオンと魔女

CSルイス/作 瀬田貞二/訳 全7巻 30

若草物語

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