• 検索結果がありません。

熊本

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "熊本"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)IV‑039. 土木学会西部支部研究発表会 (2015.3). 熊本 PT 調査参加者の傾向把握と調査参加選択モデルの構築 熊本大学工学部. 学生会員. ○照屋尚大. 1. はじめに. 熊本大学. 非会員. 佐藤嘉洋. 熊本大学. 正会員. 円山琢也. 基にしている.図の一部参加とは,台帳の世帯人数. 2012 年に熊本都市圏パーソントリップ調査(以下. よりも回答世帯人数が少ない場合である.これが生. PT 調査)が行われた.目標回収率 25%を大きく上回. じる原因として,台帳からのデータ抽出時から調査. る 38.9%,約 4 万 8 千世帯のデータを得られた.し. 実施時までに,世帯の構成員に転居,死亡した人が. かし,PT 調査の調査票回収率は全国的に減少傾向に. いる可能性が指摘できる.また,全員分の移動を回. ある.また調査には莫大な費用がかかっている.こ. 答するには手間がかかるため,全員分の回答が得ら. れらの理由から,調査自体を効率的に行う必要があ. れなかったことなどが原因として考えられる.世帯. る.本研究では,円山・平原 1)が行った調査参加選. 人数が増えると調査に参加する傾向にあることもわ. 択行動の分析をより詳細に進める.分析により得ら. かる.そして,世帯人数が増えると,世帯の一部の. れた結果から新たな説明変数の導入を検討し,より. みが参加する割合が増える傾向が示されている.. 精度の高い回答方法選択モデルの構築を目指す.ま. 図-2 は平成 22 年国勢調査と PT 調査参加者の各住. た,円山・平原 1)の分析は個人単位での分析であっ. 居形態の割合を示している.ここで,住居形態の分. たが,PT 調査の調査票は世帯単位で発送される.そ. 析については PT 調査のデータは住居形態の比較を. こで世帯単位での分析も行い,新たなモデルの推定. 行うため, 「住まいに関する意識調査」という付帯調. も行う.. 査のデータを用いている. 持ち家. 2.熊本 PT 調査データによる分析・考察 2.1 基礎分析. 公営の借家. 民営の借家. 給与住宅. 熊本市(国勢調査). 性別や年齢,その他の基礎的な分析に関しては円 熊本市(PT調査). 山・平原 1)を参考にされたい.本研究では,世帯に. 熊本市以外(国勢調査). 関する分析結果を以下に示していく. 図-1 は,世帯人数とその参加の状況を示したもの. 熊本市以外(PT調査). である.世帯人数は PT 調査で参加世帯を抽出する際. 0% 20% 40% 60% 80% 100%. に利用している住民基本台帳(以下,台帳)のデータを ( 参 加 率 ). 図-2 国勢調査と PT 調査参加者の住宅の所有の関係. 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0%. 参加なし. (注) 国勢調査における熊本市以外のデータは,調査対象地域のみを 集計している.その際,菊池市,宇城市は市内の一部地域のみが対象と なっているが,国勢調査のデータの集計ではそれを考慮していない.. 一部参加 全員参加. 図-2 より,熊本市以外の対象地と熊本市内の両方に おいて,PT 調査の方が国勢調査よりも持家の割合が 大きく,持ち家居住者がより PT 調査に参加している 傾向が示唆される. 2.2 紙と web の回答方式選択モデル. (世帯人数) 1. 2. 3. 4. 5-. 図-1 世帯人数別参加状況別割合. 今回の PT 調査は,紙面か web のどちらか一方の方 式で回答する調査である.回答方法の選択において,. ‑545‑.

(2) IV‑039. 土木学会西部支部研究発表会 (2015.3). 影響のある要素をさらに考察していく.回答方法の 選択モデルにおいて円山・平原は,性別,年齢,職. 無職or主婦あり. 本研究ではより詳細な分析を行うため,住居形態も. 無職or主婦なし. 変数として加える.. n=20,785. 2246. 759. n=1,318 0%. 20%. 60%. 紙. 80%. 説明変数. 100%. 職業無ダミー(無職,主婦). web. 世帯人数. 表-1 紙面と web の回答方法選択モデル推定結果. 推定値. 90%. 100%. web. 表-2 紙面と web の回答方法選択モデル推定結果. 図-3 住居形態別での回答方法の割合. 説明変数. 80%. 2170. 図-4 職業を持たない人の回答方法の割合. 559 40%. 18615. 紙. 861. n=3,107 民営の借家. 1736. n=22,735. 業などの基礎的な要素を変数として組み込んでいる.. 持家. 20999. 定数項. t値. サンプル数 修正済みρ2. 推定値. t値. 0.37 10.80 -0.13. -10. 85. 2.48 63.82 43,521. 性別(男:1,女:0). -0.24. -2.76. 職業ダミー(情報通信). -0.62. -3.38. 0.4. 3.02. 図-4 から,世帯中に無職,主婦の人がいる世帯で. -0.08. -3.05. は紙で回答する割合が高いことがわかる.そこで,. 持家かつ高齢者ダミー. 1.96. 16.17. 時間に余裕のある人が代理で回答している可能性を. 定数項(紙調査選択). 0.86. 9.96. 考えて,世帯の中に無職,もしくは主婦(夫)の人. サンプル数. 4,713. がいる場合のダミー変数を導入した回答方法選択モ. 修正済みρ2. 0.17. デルを推定した.結果,当該のダミー変数の係数は. 居住地ダミー(西区) 世帯人数. 0.78. 正となり,上述の世帯は紙での回答を選択する傾向 図-3 は,持家と民営の借家における各回答方法の割合. にあることが示された.. を示している.これより,住居形態が持家の世帯にお いて,紙で回答する割合が高いことがわかる.そこで. 3.結論. 持家の世帯が紙で回答する傾向にあると仮定して,モ. 本研究では世帯単位での分析を中心に行い,住居形. デルを推定した.その結果が表-1 である.. 態や世帯の構成などの要素が回答方法選択に有意に. 表-1 より,持家の人は紙での回答を選択する傾向に. 影響を与えていることが分かった.また,PT 調査の. ある.. 回答は世帯単位であるから,世帯単位での分析にも. 世帯人数が増えると調査に参加する傾向にあるこ. 重点を置いて分析を行っていく必要がある.今後も,. と,web で回答する傾向にあることが平原の分析よ. 回答方法選択モデルに影響がある変数について組み. りわかっている.しかしこれは個人単位での分析で. 込んで精度の高いモデルの構築を目指す. 回答方法. あるため,世帯単位での分析も行った.. 選択モデルを利用することで調査票の配布回収をよ. 図-4 は,PT 調査参加世帯に無職もしくは主婦の人が. り効率的に行えると考える.. いるかどうかによる,回答方法の割合を示している. [参考文献] 1)円山琢也,平原雄太郎:スマホ調査を実施した PT 調査における調 査参加選択行動モデルの構築,第 49 回土木計画学研究発表会,2014.. ‑546‑.

(3)

参照

関連したドキュメント

調査の種類

2 .調査方法 ⑴ 調査対象: 260 名にアンケート用紙を配布し,その内,有効回答数 224 名(回収率

29.2%であったのに対し,大学の調査回答結果

2016年熊本地震における 複製不可 2016年熊本地震における

がん情報サービスのページに 10 秒以上アクセスした

が、無配偶では有配偶ほどの増加傾向にないよう

調査の実施 目的と方法 調査期間 調査対象

(2) 調査員調査