デジタル画像計測法のトンネル内空変位計測への応用
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(2) CS3-016. 3. 現場実験. (1)実験概要 実際のトンネル2箇所で計測実験を実施した。実験概要を表-1 に、実験機材を表-2に示す。 表-1 実験概要 計測範囲 反射ターゲット配置. 基準尺 撮影形態. 撮影枚数. 実験1 トンネル断面約半径 5m、長さ 20m ・1断面につき 7 点(約 2.5m間隔) ・長手方向に約 2.5m毎の9断面 ・合計 63 点 9本測定箇所に均等に配置 各ターゲットが 5 枚以上の写真に写る こと 180 枚. 実験2 トンネル断面約半径 3.5m、長さ 15m ・1断面につき 13 点(約 1.0m間隔) ・長手方向に約 1.0m毎の 16 断面 ・合計 208 点(図-3) 同 左 15mの対象範囲を仮想的に 3 つの領域に分け、1 つ の領域を 5 つの区域に分割(図-4)。区域毎に左右か ら 2 枚ずつ計 4 枚+正面から 2 枚の 22 枚 66 枚. 図-3 反射ターゲット の配置例(実験 2). 表-2 実験機材仕様 機 材 デジタルカメラ. 図-4 撮影区域の分割状況. レンズ 反射ターゲット トータル ステーション. メーカ・型式 コダック DCS660 ニコン ソキア MONMOS. 仕 様 画素数 3040×2008 焦点距離 20mm φ30mm,20mm 測角精度:2 秒 測距精度: ±(1mm+2ppm). (2)実験結果 精度検証として画像計測による反射ターゲットのうち数枚のターゲットをTSによって測定し、その差を比較した(表 -3)。この結果から、いずれの方法でも測定精度は 1mm程度 以下であったが実験 2 の方が倍程度の精度が得られた。その 要因には次のことが考えられる。 ①ターゲット密度を上げ 1 枚の写真により多くのターゲットを 撮影した。 ②標準的撮影によって全ての測定点が均等に撮影された。 4. 表-3 実験結果(TSとの差の標準偏差) X軸 Y軸 Z軸 3 次元座標. 実験 1 1.0775mm 0.8281mm 0.9454mm 0.9450mm. 実験 2 0.7789mm 0.3434mm 0.5462mm 0.5839mm. まとめ. 従来の画像計測法では、対象物をその外側から全体を収めるようにして撮影することにより高精度を得ているが、ト ンネルの場合には内側から外側に向かって放射状に撮影することになること、細長い形状のために撮影場所が限ら れ、また長手方向に写真を繋いでいく必要があることなど、他の土木分野の変位・形状計測に比べても画像計測に は不向きな条件があった。しかし今回 1mm以下の計測精度が得られ、適用性が確認できた。今後は、ターゲット数 や撮影手順といった撮影形態の標準化など、実用性向上の検討を進めたい。. -193-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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