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マップマッチングのアルゴリズム

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Academic year: 2021

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(1)

マップマッチングの

アルゴリズム

羽藤英二・伊藤創太・伊藤篤志編:

ネットワーク行動学( BinN studies シリーズ),

(2)

もくじ

• マップマッチングとは?

• マップマッチングのバリエーション

• Point to Point map-matching

• Point to Curve map-matching

• Curve to Curve map-matching

• 幾何解析マップマッチング

• 位相幾何解析マップマッチング

• さまざまなマップマッチング

(3)

マップマッチングとは?

GPS やデッドレコグニング技術で得られた位置データを用いて、 ある時点で移動者がどの経路を利用しているのか、 あるいはその経路上のどこにいるのかを特定する技術 GPS (+ DR)等による 位置データ どの経路か? その経路上のどこか?

(4)

マップマッチングとは?

4 基本的なアルゴリズム 道路ネットワークを準備 道路ネットワーク上に測位位 置データをプロット 位置データとネットワーク上 のリンクやノードとの関係を 定量化 →通過リンクの特定 リンクごとのパフォーマンス 指標(所要時間や走行速度) の算定 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 道路ネットワーク 凡例 リンク ノード

(5)

マップマッチングとは?

基本的なアルゴリズム 道路ネットワークを準備 道路ネットワーク上に測位位 置データをプロット 位置データとネットワーク上 のリンクやノードとの関係を 定量化 →通過リンクの特定 STEP1 STEP2 STEP3 道路ネットワーク

(6)

マップマッチングとは?

6 基本的なアルゴリズム 道路ネットワークを準備 道路ネットワーク上に測位位 置データをプロット 位置データとネットワーク上 のリンクやノードとの関係を 定量化 →通過リンクの特定 リンクごとのパフォーマンス 指標(所要時間や走行速度) の算定 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 凡例 通過リンク 道路ネットワーク

(7)

マップマッチングとは?

基本的なアルゴリズム 道路ネットワークを準備 道路ネットワーク上に測位位 置データをプロット 位置データとネットワーク上 のリンクやノードとの関係を 定量化 →通過リンクの特定 STEP1 STEP2 STEP3 定量化方法や測位補正 の方法などによってさ まざま手法がある

(8)

マップマッチングのバリエーション

[1]

8

•Point to Point •Point to Curve •Curve to Curve

•Road Reduction Filter(RRF)

幾何解析(Geometric) マップマッチング

•Weighted topological algorithm •Simplified algorithm by Meng (2006)

•Algorithm based Various Similarity Criteria by Quddus et at.(2003)

位相幾何(Topological)解析 マップマッチング

•Elliptical/rectangular confidence region

確率的(Probabilistic) マップマッチング

•Kalman filter

•Dempster-Shafer’s mathematical theory of evidence •Flexible state-space model and particle filter

•Interacting multiple model •Fuzzy logic model

高度な技術を利用した マップマッチング

(9)

マップマッチングのバリエーション

•Point to Point

•Point to Curve •Curve to Curve

•Road Reduction Filter(RRF)

幾何解析(Geometric) マップマッチング

•Weighted topological algorithm •Simplified algorithm by Meng (2006)

•Algorithm based Various Similarity Criteria by Quddus et at.(2003)

位相幾何(Topological)解析 マップマッチング

•Elliptical/rectangular confidence region

確率的(Probabilistic) マップマッチング 位置データ取得技術の発達 と普及とともに、たくさん の手法が提案されている。 まずは幾何解析マップマッ チングを勉強します。

(10)

Point to Point map-matching

10 測位点をネットワーク上の最も近いノードにマッチングする 凡例 測位点 ノード アルゴリズム 測位点とネットワーク上のす べてのノードとの距離を計算 測位点を最も距離の小さかっ たノードにマッチング すべての測位点でSTEP1, STEP2をおこなう すべて終われば終了 STEP1 STEP2 STEP3

(11)

Point to Point map-matching

アルゴリズム 測位点とネットワーク上のす べてのノードとの距離を計算 測位点を最も距離の小さかっ たノードにマッチング すべての測位点でSTEP1, STEP2をおこなう すべて終われば終了 STEP1 STEP2 STEP3 測位点をネットワーク上の最も近いノードにマッチングする

(12)

Point to Point map-matching

12 アルゴリズム 測位点とネットワーク上のす べてのノードとの距離を計算 測位点を最も距離の小さかっ たノードにマッチング すべての測位点でSTEP1, STEP2をおこなう すべて終われば終了 STEP1 STEP2 STEP3 測位点をネットワーク上の最も近いノードにマッチングする

(13)

Point to Point map-matching

もしも、ここに測位点が あったら…

(14)

Point to Point map-matching

14 もしも、ここに測位点が あったら… ノードが少ないネットワークは 誤ってマッチングされやすい ⇔ノードが多いネットワークほ ど正確にマッチングできる

(15)

Point to Curve map-matching

測位点をネットワーク上の最も近いリンクにマッチングする アルゴリズム 測位点とネットワーク上のす べてのリンクとの距離を計算 測位点を最も距離の小さかっ たリンクにマッチング すべての測位点でSTEP1, STEP2をおこなう すべて終われば終了 STEP1 STEP2 STEP3

(16)

Point to Curve map-matching

16 測位点をネットワーク上の最も近いリンクにマッチングする アルゴリズム 測位点とネットワーク上のす べてのリンクとの距離を計算 測位点を最も距離の小さかっ たリンクにマッチング すべての測位点でSTEP1, STEP2をおこなう すべて終われば終了 STEP1 STEP2 STEP3 高密度なネットワーク (リンク間距離が小さい)では、 誤りやすい

(17)

Curve to Curve map-matching

アルゴリズム

Point to point matching により 候補となるノードを探索 候補ノードから候補リンク探 索 候補ノードから候補経路を作 成 測位点を結びその線分の距離 の和を算出 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4

(18)

Curve to Curve map-matching

18 アルゴリズム

Point to point matching により 候補となるノードを探索 候補ノードから候補リンク探 索 候補ノードから候補経路を作 成 測位点を結びその線分の距離 の和を算出 すべての候補経路のうち最も 測位点の経路距離と近いもの を真の経路とする STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5

(19)

Curve to Curve map-matching

アルゴリズム

Point to point matching により 候補となるノードを探索 候補ノードから候補リンク探 索 候補ノードから候補経路を作 成 測位点を結びその線分の距離 の和を算出 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 候補経路1

(20)

Curve to Curve map-matching

20 アルゴリズム

Point to point matching により 候補となるノードを探索 候補ノードから候補リンク探 索 候補ノードから候補経路を作 成 測位点を結びその線分の距離 の和を算出 すべての候補経路のうち最も 測位点の経路距離と近いもの を真の経路とする STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5 候補経路2

(21)

Curve to Curve map-matching

アルゴリズム

Point to point matching により 候補となるノードを探索 候補ノードから候補リンク探 索 候補ノードから候補経路を作 成 測位点を結びその線分の距離 の和を算出 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4

(22)

Curve to Curve map-matching

22 アルゴリズム

Point to point matching により 候補となるノードを探索 候補ノードから候補リンク探 索 候補ノードから候補経路を作 成 測位点を結びその線分の距離 の和を算出 すべての候補経路のうち最も 測位点の経路距離と近いもの を真の経路とする STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5

(23)

幾何解析マップマッチング

強み

・シンプル

・簡単、はやい

弱み

・ネットワーク形状に依存

・それまでの点のつながりを考慮しない

(24)

マップマッチングのバリエーション

[1]

24

•Point to Point •Point to Curve •Curve to Curve

•Road Reduction Filter(RRF)

幾何解析(Geometric) マップマッチング

•Weighted topological algorithm •Simplified algorithm by Meng (2006)

•Algorithm based Various Similarity Criteria by Quddus et at.(2003)

位相幾何(Topological)解析 マップマッチング

•Elliptical/rectangular confidence region

確率的(Probabilistic) マップマッチング

•Kalman filter

•Dempster-Shafer’s mathematical theory of evidence •Flexible state-space model and particle filter

•Interacting multiple model •Fuzzy logic model

高度な技術を利用した マップマッチング

(25)

位相幾何解析マップマッチング

アルゴリズム 最初の測位点と最も近いノー ドを探索(初期点) 次の点が外れ値*か否か判定 そうでないならば、そのノー ドを通るリンクを探索 そうならば、この点を初期点 としてSTEP1へ 重み付けの式を用いて、正し いリンクを選択 初期点と次の点はこのリンク にマッチングされる 式(?)を用いて、リンク上の移 動者の位置を決定 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 次の点が外れ値か否か判定 外れ値ならば、この点を初期 点としてSTEP1へ そうでないならば、 ∆𝛽′ < 45∘𝑎𝑛𝑑 𝛼 ≤ 90 ∘を満た すかどうか判定 満たすならば、この点を同じ リンクにマッチングし、式(?) を用いてそのリンク上の位置 を決定する→これを繰り返す 満たさないならば、STEP1へ STEP5をすべての点について 繰り返す STEP5 STEP6

(26)

位相幾何解析マップマッチング

26 アルゴリズム 最初の測位点と最も近いノー ドを探索(初期点) 次の点が外れ値*か否か判定 そうでないならば、そのノー ドを通るリンクを探索 そうならば、この点を初期点 としてSTEP1へ 重み付けの式を用いて、正し いリンクを選択 初期点と次の点はこのリンク にマッチングされる 式(?)を用いて、リンク上の移 動者の位置を決定 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 次の点が外れ値か否か判定 外れ値ならば、この点を初期 点としてSTEP1へ そうでないならば、 ∆𝛽′ < 45∘𝑎𝑛𝑑 𝛼 ≤ 90 ∘を満た すかどうか判定 満たすならば、この点を同じ リンクにマッチングし、式(?) を用いてそのリンク上の位置 を決定する→これを繰り返す 満たさないならば、STEP1へ STEP5をすべての点について 繰り返す STEP5 STEP6 リンクを決定 初期点の設定 リンク上の位置の決定 現在の点がそのリンクにあり 続けるかチェック

(27)

位相幾何解析マップマッチング

リンクの決定: 進路方向(heading)を使う 𝛽 鉛直上向きを正と する角度の基準線 点5の 進行方向 点1 点2 点3 点4 点5 リンク1 リンク2 リンク4 𝛽′𝑖は基準線とリンクiとの角度とする →たとえば、𝛽′1 = 90° 定義 ・∆ 𝛽 = 𝛽 − 𝛽′ 𝑖 ・ ∆ 𝛽′ = ∆ 𝛽 (−180° ≤ ∆ 𝛽 ≤ 180°)360° − ∆ 𝛽 (∆ 𝛽 > 180°) 360° + ∆ 𝛽 (∆ 𝛽 < −180°) → WSH = 𝐴𝐻𝑐𝑜𝑠(∆𝛽′) 𝐴𝐻 は重み付けパラメータ

(28)

位相幾何解析マップマッチング

28 リンクの決定:近接性のチェック(1) D 測位点とリンクの距離をDとする WSpd = Ap/D ・WSpdは点とリンクの近接 性の重み付けスコア ・Apは重み付けパラメータ 各点の位置座標は 既知 距離Dが小さいほど、スコアは大きくなる →測位点がリンクに近いほどスコアは大きくなる

(29)

位相幾何解析マップマッチング

𝛼1 𝛼2 𝛼4 (= 𝜃) 𝛼3 測位点 リンク1 リンク4 リンク2 リンクの決定:近接性のチェック(2) 測位点と交差点の角度が最も小さい ものが、より大きな近接性を示す。 もっとも大きな近接性を示す角度を𝜃 とする。(この場合は𝛼4) 𝑊𝑆𝑃𝐼 = 𝐴𝑝𝑐𝑜𝑠(𝜃) ・ 𝑊𝑆𝑃𝐼は測位点と候補リンクの重み 付けスコア ・𝐴𝑝は重み付けパラメータ

(30)

位相幾何解析マップマッチング

30 𝛼1 𝛼2 𝛼4 𝛼3 測位点1 リンク1 リンク4 リンク3 リンク2 リンクの決定:近接性のチェック(3) 進行方向を使う 𝛼𝑖はリンク𝑖と測位点との相対位置を 表す。 𝛼を測位データと最も近いノードと結 んだ線と候補リンクがなす角とする 𝑊𝑆RP = 𝐴𝑅𝑃𝑐𝑜𝑠(𝛼) ・ 𝑊𝑆RPは測位点と候補リンクに関す る重み付けスコア ・𝐴RPは重み付けパラメータ 測位点2

(31)

位相幾何解析マップマッチング

重み付けの総和:TWS

TWS = WSH + (WSPD + WSPI) + WSRP

近接性 相対位置

(32)

位相幾何解析マップマッチング

32 重み付けの総和:TWS TWS = WSH + (WSPD + WSPI) + WSRP WSH :進行方向とリンク方位角の重み付けスコア WSPD:点とリンクの近接性の重み付けスコア WSPI:測位点と候補リンクの重み付けスコア WSRP:測位点と候補リンクに関する重み付けスコア 近接性 相対位置 進行方向 進行方向の方が 相対位置より重要 相対位置の方が 近接性より重要 1 3 2

(33)

位相幾何解析マップマッチング

重み付けの総和:TWS TWS = WSH + (WSPD + WSPI) + WSRP 近接性 相対位置 進行方向 進行方向の方が 相対位置より重要 相対位置の方が 近接性より重要 1 3 2

(34)

位相幾何解析マップマッチング

34 重み付けパラメータの決定 WSH 𝐴𝐻:進行方向とリンク方位角の重み付けパラメータ WSPD 𝐴p:点とリンクの近接性の重み付けパラメータ WSPI 𝐴𝑝:測位点と候補リンクの重み付けパラメータ WSRP 𝐴𝑅𝑃:測位点と候補リンクに関する重み付けパラメータ 𝐴pはアプリオリに決まる 重み付けスコアの重要度によって𝐴𝐻 と𝐴𝑅𝑃が決定される 𝐴𝐻 = 𝑎𝐴𝑝 𝐴𝑅𝑃 = 𝑏𝐴𝑝 𝑏 > 𝑎 > 1 a,b が決まったら、すべての候補リンクに対してTWS が求まる →もっとも高いスコアのリンクを選ぶ

(35)

位相幾何解析マップマッチング

アルゴリズム 最初の測位点と最も近いノー ドを探索(初期点) 次の点が外れ値*か否か判定 そうでないならば、そのノー ドを通るリンクを探索 そうならば、この点を初期点 としてSTEP1へ 重み付けの式を用いて、正し いリンクを選択 初期点と次の点はこのリンク にマッチングされる 式(?)を用いて、リンク上の移 動者の位置を決定 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 次の点が外れ値か否か判定 外れ値ならば、この点を初期 点としてSTEP1へ そうでないならば、 ∆𝛽′ < 45∘𝑎𝑛𝑑 𝛼 ≤ 90 ∘を満た すかどうか判定 満たすならば、この点を同じ リンクにマッチングし、式(?) を用いてそのリンク上の位置 を決定する→これを繰り返す 満たさないならば、STEP1へ STEP5をすべての点について 繰り返す STEP5 STEP6 リンクを決定 初期点の設定 現在の点がそのリンクにあり 続けるかチェック

(36)

位相幾何解析マップマッチング

36 リンク上の位置の決定 進行方向と速度を用いる GPS/DRによる位置セン サーとデジタルロード マップ上の位置データを 用いる

(37)

位相幾何解析マップマッチング

リンク上の位置の決定 進行方向と速度を用いる 速度v 𝜃 リンク1 𝑣 ∗ 1 ∗ 𝑐𝑜𝑠𝜃 𝑣 ∗ 1 ∗ 𝑠𝑖𝑛𝜃 𝑃𝑡+1(𝐸𝑖+1, 𝑁𝑖+1) 𝑃𝑡(𝐸𝑖, 𝑁𝑖)や𝑃𝑡+1(𝐸𝑖+1, 𝑁𝑖+1)は STEP3でどのリンクにのっかる かは決定済み *この場合はリンク1を仮定 →𝑃𝑡+1(𝐸𝑖+1, 𝑁𝑖+1)がリンク1の どこにのっかるか

(38)

位相幾何解析マップマッチング

38 リンク上の位置の決定 GPS/DRによる位置センサーとデジタルロードマップ上の位置データを用いる 位置センサー 𝑃𝑠 𝐸𝑠, 𝑁𝑠 デジタルロードマップ 𝑃𝑚𝑎𝑝(𝐸 𝑚𝑎𝑝, 𝑁𝑚𝑎𝑝) リンク ノードA 𝐶𝑝 ノードB 𝑃𝑚𝑎𝑝 𝑃𝑠 𝐶𝑝と𝑃𝑚𝑎𝑝は独立なので、 推定位置𝑃 (𝐸 , 𝑁 )は、位置センサーと デジタルロードマップがもつ誤差分 散の式であらわせる 𝑃 (𝐸 , 𝑁 ) 𝐶𝑝をノードA,Bと𝑃𝑠の座標で 表現 𝐶𝑝と𝑃𝑚𝑎𝑝は独立なので

(39)

位相幾何解析マップマッチング

アルゴリズム 最初の測位点と最も近いノー ドを探索(初期点) 次の点が外れ値*か否か判定 そうでないならば、そのノー ドを通るリンクを探索 そうならば、この点を初期点 としてSTEP1へ 重み付けの式を用いて、正し いリンクを選択 初期点と次の点はこのリンク にマッチングされる 式(?)を用いて、リンク上の移 動者の位置を決定 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 次の点が外れ値か否か判定 外れ値ならば、この点を初期 点としてSTEP1へ そうでないならば、 ∆𝛽′ < 45∘𝑎𝑛𝑑 𝛼 ≤ 90 ∘を満た すかどうか判定 満たすならば、この点を同じ リンクにマッチングし、式(?) を用いてそのリンク上の位置 を決定する→これを繰り返す 満たさないならば、STEP1へ STEP5をすべての点について 繰り返す STEP5 STEP6 リンクを決定 初期点の設定 現在の点がそのリンクにあり 続けるかチェック

(40)

位相幾何解析マップマッチング

40 現在の点がそのリンクにあり続けるかチェック 2つの評価基準 二つの連続する線の交差角が45°よ り大きいかどうか 𝑃(𝑥𝑖, 𝑦𝑖) 𝑃(𝑥𝑖+1, 𝑦𝑖+1) 𝑃(𝑥𝑖+2, 𝑦𝑖+2) ・二つの連続する測位点の進行 方向角度が45°より大きいかどう か ・測位点と最も近いノードを結んだ 線とリンクのなす角度(𝛼)が90°よ り大きいか

(41)

位相幾何解析マップマッチング

アルゴリズム 最初の測位点と最も近いノー ドを探索(初期点) 次の点が外れ値*か否か判定 そうでないならば、そのノー ドを通るリンクを探索 そうならば、この点を初期点 としてSTEP1へ 重み付けの式を用いて、正し いリンクを選択 初期点と次の点はこのリンク にマッチングされる 式(?)を用いて、リンク上の移 動者の位置を決定 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 次の点が外れ値か否か判定 外れ値ならば、この点を初期 点としてSTEP1へ そうでないならば、 ∆𝛽′ < 45∘𝑎𝑛𝑑 𝛼 ≤ 90 ∘を満た すかどうか判定 満たすならば、この点を同じ リンクにマッチングし、式(?) を用いてそのリンク上の位置 を決定する→これを繰り返す 満たさないならば、STEP1へ STEP5をすべての点について 繰り返す STEP5 STEP6 リンクを決定 初期点の設定 現在の点がそのリンクにあり 続けるかチェック

(42)

さまざまなマップマッチング

幾何解析マッチングと位相幾何解析マッチングの

例をそれぞれみてきた。

が、それぞれのアルゴリズムが独立してあるわけ

ではなく、組み合わせて使われている。

→たとえば、

point to curve →位相幾何情報→curve to curve

(43)

参考文献

[1] Mohammed A., Quddus, Washington Y. Ochieng, Robert B., Noland:

Current map-matching algorithms for transport applications: State-of-

the art and future research directions, Transportation Research Part C,

Vol.15, pp.312-328, 2007

[2]

「歩行者GPS観測データのオフラインマップマッチング のオフラインマップマッチ

ング オフラインマップマッチング オフラインマップマッチング手法」 <http://shiba.iis.u-tokyo.ac.jp/research/poster/pdf/nakamura.pdf>

(2015/05/28アクセス)

[3] Christopher E. White, David Bernstein, Alain L. Kornhauser, Some map

matching algorithms for personal navigation assistants, Transportation

Research Part C, Vol.8, pp.91-108, 2000

参照

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