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Microsoft Word - 早期所見March 07.docx

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Academic year: 2021

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March 07 術後の胸部サポートの必要性に関する早期指標 序文 医学文献[1-12]では、胸部の手術を受けた患者さんの少なくとも 1/3 が術後疼痛の合併症を 発生するリスクがあると報告しています。特に肥満、骨粗鬆症のある高齢者、糖尿病と免 疫抑制のある患者さんは痛みを経験すると思われます。BMI が 30 を超える肥満患者さん の 6%以上に胸骨裂開が報告されています。IMA の摘出は、潜在的に疼痛問題の要因とな る胸骨骨折発生率を増加させます。 ・ 身体的事実:開胸することで患者さんの胸腔、助骨、胸骨と筋肉に外傷を生じさせます。 特に術後初日、術後の疼痛により深呼吸や分泌物を吐き出すのに十分な咳をすることを 渋ることがあります。通常の処置として痛み止めが投与されますが、正常な呼吸の抑制 をし過ぎないように注意深いバランスが必要です。 ・ 精神的事実:リトラクターで大きく開胸されたことで、患者さんは脆弱感としっかりと 閉胸されているかと思う不安感を持ちます。このような精神的な作用は、正しい呼吸法 と早期の体動及び術後回復全般に影響を及ぼす可能性があります。 ・ 外科的事実:胸骨閉鎖術は、術後に胸骨が不安定にならないよう確実に閉鎖することを 目的とします。最も一般的な閉鎖方法は、ステンレスワイヤーを用いますが、稀に種々 のタイプの胸骨バンドが用いられます。ワイヤーは潜在的に弱くて脱灰した骨を切開す ることで、胸骨裂開のリスクを上げ治癒を遅延させます。咳とくしゃみはこのリスクを 増大させます。さらに体動は胸骨のストレスを増大させ、胸骨を不安定化させる原因と なります。 胸骨切開患者さんの胸部をサポートすれば、合併症を予防し術後の疼痛を軽減で きますか? 疼痛の恐怖感を軽減できれば、患者さんの体動がスムーズになり退院が早まりま すか? 上記2つの問いに対する論理的な答えはイエスです。− これが証明されれば患者 さんの胸部をサポートすることが費用の軽減の一因に繋がります。 上記事実のいずれか一つを目的とした製品はいくつかあります。 流通している製品の概略

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枕:患者さんは咳あるいはくしゃみをする時に胸骨の上に枕を置いてしっかりつかむよ う勧められています。枕は通常の病院枕か、商用の治療枕です。 ハートハガーHeartHugger:両端にハンドルのついた硬いバンドです。正面にハンドル がついて胸部を包み込む物で、肩ひもで胸部の高い位置につり上げておけます。 CardioThoracic Harness:胸部を包み込む二本の伸縮性バンドと背面の垂直な二本の伸 縮性バンドからなっており、正面のベルクロで閉じることができます。 Abdominal Binder:病院にある腹部用バインダーで、多少の伸縮性がありベルクロで固 定します。 この4つの製品は患者さんに何かを提供しますが、先に記述しました3つの事実全てに は見合っていません。 ・ 枕とハートハガーは、咳とくしゃみには対応しますが、持続して胸部をサポートしま せん。患者さんが必要な時に握ることでしか対応できません。

・ CardioThoracic Harness と Abdominal Binder は、持続して胸部をサポートしますが、 咳、くしゃみ等追加のサポートする為の機能がありません。

これらの製品は常に正しい位置に装着できません。枕は患者さんのそばにあり、ハートハ ガーは緩く患者にぶら下がっています。CardioThoracic Harness と Abdominal Binder は、 肩ひもがなく腹部にずり落ちます。 QUALIBREATH クオリブレス胸部サポート製品の概略 クオリブレス胸部サポートは、元心臓外科看護師が先に記述した3つの事実:身体的事実、 精神的事実、外科的事実全てを解決することを目的としてデザイン(特許申請)しました。 1.伸縮性のある材料で呼吸を妨げることがないよう、しっかりと患者さん胸部を持続し て包み込む。 2.必要な時に精神的に参ることなく、何かを握ることで心地よくなる道具を備える。 3.皮膚呼吸を妨げることなく、患者さんの胸部に正しい位置で常に使用できる。 QUALIBREATH クオリブレス胸部サポートは、患者さんの胸部を包み込む幅広の伸縮性 バンドでできています。サイズは7種類(XS,S,M,L,XL,XXL,XXXL)あり、(XL,XXL,XXXL) の幅は大きくしています。バンドは前面のベルクロで左前で閉じます。殆どの患者さんが 右手を使って閉じる操作が多いので左閉じとなっています。 患者さんの中には、胸部のサポートをよりきつく厳密に締め付けることを好む方があるの

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の伸縮性を持った材料を使用しています。クオリブレスの材料は、患者さんの肌に直接装 着するようデザインしているので皮膚呼吸できるよう通気性があります。 クオリブレスは、不快感のないよう直接皮膚に接触せず患者さんが十分に握りしめること ができるグリップハンドルを材料に内蔵しています。ハンドルの幅はサイズに合わせて大 きくしています。グリップハンドルの目的は、常時必要に応じて胸部をサポートする強度 をきつくすることができる道具を患者さんに準備することです。これは特に予期しない咳 あるいはくしゃみに対応するために大事な道具です。 肩ひもは前部で調節固定でき、常時クオリブレスを正しい位置に装着できます。これは特 に、クオリブレスが患者さん胴部で上下しないようにできるのでベッドで有効です。 要約;クオリブレス胸部サポートは、胸骨切開患者さんが術後早期に殆どベッドで過ごす 期間に自己助力で疼痛と呼吸管理する道具として、また、患者さんに安心感と心地よさを 与えられるようデザインしています。 クオリブレスを使用した臨床経験 2004 年に紹介して以来 5000 人以上の患者に使用されています。病院関係者も患者さんも この使用に非常に満足して頂けています。クオリブレスの使用が術後の合併症を軽減する かどうかの評価と、その使用の心地よさが疼痛の薬物療法に影響するかを評価するために、 イタリア、デンマークとオーストラリアで3つの前向き無作為研究が実施されています。 全ての因子が証明されれば、患者さんの病院費用の軽減に繋がると言えます。 実施中のトライアル結果が出ていないので、イタリアで、クオリブレスを使用した患者さ んグループと何も胸部サポートを使用していない患者さんグループからのデータ収集を依 頼しました。いずれのグループも術後4日の疼痛レベルを視覚アナログ尺度(VAS)で評 価するアンケート調査を実施しました。 1つの病院から19 のアンケート調査結果を収集しました。以下の報告は結論を導きだすに はデータ数が少なすぎで、あくまで予備的な報告であることを指摘します。 術後の疼痛を評価するために合計19 例のアンケート調査が報告されました。9 人がクオリ ブレスを使用し(QB グループ)、10 人が何もサポート製品を使用しなかった(NS グルー プ)。

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・QB グループは平均年齢 59.2 歳、男性 6 名女性3名。NS グループは平均年齢 74 歳、男 性8名女性2名 ・ QB グループでは、弁置換 6 例、IMA 使用 CABG2 例、幹細胞使用血行再建術 1 例。 NS グループでは、弁置換 3 例、CABG7 例内 IMA 使用 6 例 下記のグラフは全ての患者さんの術後 1 日、2 日、4 日での平均 VAS スコアー(数 字が高い=疼痛が大きい)を示しています。 QB グループは弁置換患者さんが 6 対2の割合で多い。これは NS グループに比著しく平 均年齢が(59.2 対 74)で低いからだと思われる。いくつかの発表によれば、疼痛の忍耐レ ベルは高齢者が若年者よりも高いと述べている。これはNS グループは QB グループの患 者さんよりも疼痛に忍耐力があると言える。従って、QB グループの結果に多少影響して いると推測する。 QB グループへの好意的な考慮を無視しても、生データはどれでもなお QB グループで疼 痛が低いことが分かります。術後1 日目と 2 日目でそれぞれ(QB:50 と 39、NS:67 と 55)。 しかしながら、術後4日では疼痛スコアーは同等です。 ・ これは疼痛に対するクオリブレスの重要な効果は、術後早期であることを示して います。

IMA リトラクターを用いて IMA を摘出した両方の CABG 患者さんのみの平均 VAS スコ アーは、NS グループで高いことが分かります。また、術後 4 日目でも疼痛スコアーに差 があります。

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・ これは IMA リトラクターを用いて IMA を摘出した CABG 患者さんには、クオ リブレスサポートがより長く疼痛の管理ができることを示しています。 弁置換患者さんの2 人は日中のみクオリブレスを装着し、残りの 4 人は終日装着しました。 日中のみ装着した患者さんのVAS スコア−は終日装着した患者さんよりも高かった。 ・ これは、クオリブレスを終日(日夜)装着する方が効果があることを示していま す。 クオリブレスを装着した9 人の患者さんに使用感想を調査しました。評価は下記の5段階 に分けました。(非常に満足した、とても満足した、満足した、あまり満足しなかった、不 満足だった)8人の患者さんがこのアンケートに答えて頂き、6 人がとても満足した、2 人が満足したとの結果でした。 更に、クオリブレスの6つの項目で何が効果があったかをアンケート調査しました。呼吸 サポート一般、咳のサポート、くしゃみのサポート、体動のサポート、心地良さの気分、 以上全ての項目。8 人の患者さんは全ての項目で助けになったと返答があり、一人の患者 さんは咳とくしゃみで助けになったと返答がありました。

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結果:

データ収集中のなかで、現時点までの結果ではクオリブレス胸部サポートを使用した胸骨 切開した患者さんは、胸部サポートを全く使用しない患者さんに比べ術後早期の疼痛を軽 減していると思われる。

さらに、IMA リトラクターを用いて IMA を摘出し CABG を受けた患者さんは、特にクオ リブレスの使用効果があり、その効果は術後早期のみだけでない。 クオリブレスの使用された患者さんは使用に満足され、呼吸、咳、くしゃみ、体動で助け になり、心地良さと安心感を与えられたと報告があった。 以上の早期指標はクオリブレス胸部サポートが、胸骨切開された患者さんの術後の疼痛を 管理する助けとなり得ることを示しています。結果を導くにはデータ数が少なすぎますが、 これまでの結果で、今後もクオリブレスを使用して術後の疼痛と合併症に与える効果を研 究する励みになります。

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