Jo
al oftheIntemational
Association
ofP2MVbL7
No .
2,
pp.
75−85 ,2013
究 論 文
企
業
に お
け
る
研
究
開発 プ
ロセ
ス手
法
の考案
An
ldea
for
R
&
D
Process
Methodologies
in
Cony
)orates
和
田
義明
亀
山
秀雄
Ybshiaki
WADA
†Hideo
KAMEYAMA
†† 厳し い市 場 環 境の中で、
技 術 的 な 優 位 性 が あ る商品 や新規 性のあ る商品の 開 発は、
企業に とっ て の重要な イノベー
シ ョ ン戦 略であ る。
その為の研究開 発 プロセス につ い ては数々 の研 究がな さ れ、
各企業で実 践されて い る。
ステー
ジ・
ゲー
ト法 や PACE は、
その代表例であり、
多 数の研 究 開 発テー
マ か ら有望な ものを絞り 込 んで い く 手 法 と して優 れ てい る。一
方 で、
テー
マ の 有 望 性が 見出 され ずに、
消去 されて しまう可能性 が あ るこ と が 懸 念 さ れ る。そ こで、
研 究 開 発 を 後押し し なが ら、
有望 なテー
マ を引き 上 げる手 法 と して 「ブー
ス トゲー
ト (Boost−
Gate)」 とい う手 法 を 考 案した。
こ のゲー
ト はプラ ッ ト フォー
ム の一
つ であ り、
組 織 活 性 化 機 能 が働い てい る。
本 稿で は、
食 品会 社K 社にお ける実 践を 通 してその有 効性 につ いて 報 告 す る。 キー
ワー
ド:研 究 開 発プロ セ ス、
ステー
ジ・
ゲー
ト、
プ ラッ トフォー
ム、
組 織 活 性化機 能、
イノ ベー
シ ョ ンIn severe market conditions
,
the development of products with technological superiority or noveltyis
acritical
lnnovation
strategyfbr
corporations.
Thus,
R&D processes are used in numerous research projectsand implemented
in
many companies.
Stage
−Gate
and PACE are prime examples ofthese processes,
and are superior methodologies fbr filtering out promising R&D themes frorn a field ofmany
.
On the onehand
,
companies are concemed about the possibility Gf getting rid of something without 行rst having discovered its promise.
The I,Boost−
Gatel’
methodology was devised to bring up promising themesin
these cases
,
all while providing aboost
to R&D,
This gate is a platforrn that has a Function ofOrganization Activation
,
and this paper reports on the promise ofthis methodology through a case study ofhow K Corp.
,
a food company,
put it into practice.
Keywords :R&D Process
,
Stage−
Gate,
Platfbrm,
Function ofOrganization Activation,
InnQvation1
.
は じめ に日本 国 内で は 少 子高 齢 化 や 震 災
、
原 発 問 題、
年 金 問 題 などの 負 荷が あ り、 世 界に 目 を転じれ ば、
エネ
ルギー ・
原材
料コ ス ト上 昇や新 興 国 台 頭 などの逆 風が吹 き荒
れて い る。 工業
技術
の 分 野で も韓 国な どの 外 国勢の 隆 盛 を許 し、
為 替の 影 響があるもの の、2010
年 日本のGDP
は 世 界 第3
位に転 落し た。一
方で 、 日本の 研究開 発投 資は2007
年をピー
ク にや や減
少 した もの の、
2010
年は17
兆円超で あ り、
総 額で は米 国に続 き 第2
位である が、
GDP
比3.
57
%は 世界一
で あ る[
1]
。
研 究開 発投 資に注 力 しなが ら何 故 他 国の後 塵を拝せ ねばな ら ない の であろうか。
日本 企業の研 究開 発 は、
80
年 代 まで の キャ ッチア ップ か らフ ロ ン トランナー
を 目指 し て研 究 開 発 に注 力 し て来 た。 し か し、
特 許の 内 訳 をみ る限り、
新 技 術に関す る もの は2008
年日本8
%に †東京農工大 学 大 学 院
工学 府 75
ノ
berrnal
o 五4P2
ルr
zWada
et al.
対 して、 米国24
%と 大 き く水を開 けられて い る[2
]。
また、
研 究 開発 効 率 (研 究 開発 投 資に対 する企 業の 営業
利益 率)
は80
年 代 以降
漸 減 傾 向に あ る[
31[
4]
。
これには種々 の要 因が考えられ る が、
シー
ズを事 業ま で結びつ け る 研 究開 発プ ロセス マ ネジ メン ト にも課 題が あ りそ うである。
研 究 開発投 資の 多い企 業328 社
を対象
に した調査で も 「企業の弱み」とし て 技 術 経 営とし ての 「マ ネジ メン ト」を挙 げてい ることで も頷 ける[5
】。
本 稿では、
こ の 点に照 準 を 合 わせ、
ス テー
ジ・
ゲー
ト法(
以 後SG
法 )の弱 点 を改 善した進 化 版 を 考 案し、
食 品 会 社K
社R
&D
を舞 台に 実践 し た。
その効 果を検 証したの で報 告 する。
2.
研 究 開 発プロ セ ス の先 行 研 究2 . 1
研 究 開 発プロ セ ス研 究の歴 史研 究 開発プロセ スマ ネジ メン トを 語る に は
、1950
年 代の米国 に お け るプロ ジェ ク トマネ
ジ メン ト (以 下PM
)まで遡る 必要がある。
当 時 米 国は、
ソ連 (当 時 )との宇 宙開 発競争
に お け るス ピー
ドに危 機 感 を 覚えて い た。 そ こ で、 1958 年 ポラ リス ミサ イル プロ ジェ ク トに際し、
Program
Evaluation
andReview
Technique
(
PERT
)が開 発され た。 同 時 期にデ
ュ ポン社でもクリテ ィカル パ ス 法 (
CPM
)とい う手法が 開発さ れ てい る[
6]
。1980
年 代に入る と米 国は対 日貿 易 収 支の 大 幅 な 赤 字に悩まされ、
産学
官による ヤ ング・
レポー
ト(
1985
年 )に より、
米国の 競 争 力 低下 は製
造業
の競争
力低 下に よ る と指 摘 された。
これ を 背 景に米 国で は、
ジャス ト・
イ ン・
タ イム など、
日本の 強さ で あ る製
造 プ ロセス のベ ンチマー
ク が盛んに行 わ れ、
多 数のマ ネ ジメ ン ト手 法が開 発 され た。1992
年ゴー
ル ドラッ トに よ る制 約理論 (TOC
)、
キャプラン に よ るバ ラン ス ト・
ス コ ア カー
ド (BSC
)、1980 年代
にモ トロー
ラで開 発され、1995
年にGE
が 導 入 し て成 果 を上 げ たシ ッ クス・
シグマ な ど が あ る[
7]
。Robert
G .
Cooper
は、 1986
年の
”
Winning
atNew
Products
” の 初 版で研 究 開 発プロ セス 法につ い て発 表し てい る が、
SG
法 とい う言葉を使用 し始め たのは1988
年であ る[
8][
9】
。
研 究 開発プロセ ス を 幾つ か の ス テー
ジ で区 分し
、
次のス テー
ジ進む際にゲー
トを設け、
そこ で レ ビュー
する とい う点でSG
法に近 似し た手 法にPACE
(Product
And
Cycle
−time
Excellence)
法が ある。Michael
E .
McGrath
が創 業 したPittiglio
Rabin
Todd
&McGrath (
PRTM
)
社が1986
年 に 開 発した 手 法で あり、
McGrath
等による
1992
年の 出版
に よ り世に紹介
さ れ た[
10]
。PACE
の 中では 「ス テー
ジ」 を 「フ ェー
ズ」と呼 び、
「ゲー
ト」 を 「フェー
ズ・
レ ビュー
」 と称 したフェー
ズ・
レ ビュー ・
プロ セス が、
こ の 手法の中核である[11
]。 この 手 法 は、
P2M
理論に おけるライフ サ イクル マ ネジ メン ト (以 下LCM
)が、
プ ロ ジェ ク トをフ ェー
ズで捉え、
フ ェー
ズ ター
ミネー
シ ョン レ ビュー
で評 価し な が ら次の フェー
ズ に進ませ る点 [12 ]に相当する 。 (但しSG
法 等はシ ングル ラ イフサイ クル の 管理ツー
ル で あり、
P2M
に お け るLCM
はマ ル チ サ イ クル管理 に よ るベ ネフ ィ ッ トの視 点を重 要 視 して プロ グ ラム・
ラ イフサイ クル マ ネ ジメン トを設 定 してお り[13
]混 同は避 け たい。
)1980
年 代 後 半に米 国モ トロー
ラ社がこ のSG
法を用い て開発期 間 を 半 分にするこ と に成 功し た とい う。
これを機に米国 に おい てSG
法な どの 手 法の導入 が盛ん になっ た[141
。1990
年 代 以降
の米 国 経 済 復 活の 要 素は一
概に は論評 で き ないが、
これ らの 手 法が奏 功 した可能 性は否め ない。
76 Vol.
7No .
2
(Feb
,2013)和田 他 玉 際P2M 学会 誌
日本に おい て
SG
法が紹 介 される以 前は、
米 国生 まれのデザ イ ン レ ビュー
(以 下DR
)を導
入 し てい た 企 業が多い[
7]
。
日本で のDR
は,
米 軍のMIL
規 格な ど を参考
に防衛
庁(
現 防 衛 省 ) を 通 じ て最 初に導入 され、
電 電公社 (現NTT
)な どの公 的機 関が 研究を行い、
そ れ ぞ れの 取 引 先 企 業へ の導入 が検 討 され た。
その狙いは調 達 品の設 計 品 質の 向上で あっ た[
15
]。 1976 年に 日科 技 連 が 「信 頼 性 デ ザ イン レビュー
委 員 会」 を 発 足させ、
DR
の定義
の中で その 性格を 「本質
的に は 設計 者の 批 判 や 欠 点 を あ げへ つ ら う もの ではな く、
専 門家
や経 験者
が よい 設 計となる よ う設 計者
に協
力 す る もの 」 とした。 このDR
は、
その後 多 くの企業で導入 さ れ、
一
定の 成果 を あげてい た[7
]。 し か し、1990
年 代 初 頭のバ ルブの崩 壊に より、
企業に お ける実 質 研究 開発費
は1992
年 度か ら1994
年 度にか けて3
年 連 続マ イ ナス と なっ た【
16
]。 更 に、 企業
の 売 上 に 対 する基 礎 研 究比率は1997
年か ら2000
年に かけて 下 降し た[
17】
。
こ のよ うな経済
環境
の 中、
1990
年 代 後 半にダ ウ・
ケミカル 社か らSG
法 を導 入 し た旭 化 成工業 (当時)
を先
駆者と し て[18
]、
日本に おい て もSG
法の導
入 を 図 る企 業が出て きた。
そ の理 由の第
一
は、製
造業
に お け る業績
が伸び悩 み、
研 究 開 発費
が減
少する中で、 研 究 開 発テー
マ の絞 り込 み が必 要となっ た こ とで あ る。
第二は、
大規 模かつ複
雑 化し た 研究 開発 に おいて、
多 過 ぎる研 究 開 発プ ロ ジェ ク トの滞 留 に研 究管
理 が機 能不全を起こ した こ とである。
第三は、
よ り厳しさ を増 す 市 場 競 争の中で、
研 究 開発にス ピー
ドが求め られ、
SG
法 で行わ れ る市場性 や 競 争 優 位 性のチェ ッ ク を早い段階か ら実 施 す る必要が出てき た こ と で あ る[7
】。2 . 2
SG
法の メ リッ ト・
デメ リッ トこ うして 日本企業に
導
入 され たSG
法の メ リッ トは次のよ うな ものがあ る。
研 究 開 発テー
マ の絞り込 み が容 易に な る。
(
レ ビュー
項目が 明示 されることに より〉 研 究 者に とっ てやる べ きこ との筋 道が明 確になる。
研 究テー
マ と プロ セ ス の 見える 化に よ り、
事 業 部 門と研 究 部 門の連 携が促 進 される。
早い段階で 研究開 発の 問 題が 分り、
事 業 化目前で の トラ ブル を防 げ る。
(プ ロ ジェ ク トの 可否基 準 が 明確 なた め)プ ロ ジェ ク トを 中止することも容 易と な る[
7]
。 各ス テー
ジにおい て取 り組むべ き課題が決めて あるの で、
見 落と しや 抜け を減
らせ る。
(ア イデア を 吟 味 する場が あ る た め)新
しい アイデアを取り 上げや す くなる。
知的 財産 につ い て、
順 を 追っ て作 業を 進 め ること が で き る[14
】。こ の ようなメ リッ トを 求めて 日本企業に おい て
SG
法の導 入が進ん だ。
2003
年の 技術経
営研究セ ン ター
調 査で は、
製 造 業189
社 中33
社 (17
% ) がSG
法又は フ ェー
ズ・
レ ビュー
法 を導
入 し た経 験 が あり、25
社 (13
% )が有 効で あっ た と 回答し て い る[
19]
。
一
方でデメリッ ト にも注意
を払う必 要がある。
第一
は、
ゲー
トにお け るレ ビュー
を厳 格にす ることに よる 問題で あ る。 ゲー
トで は、
そ れぞれのス テー
ジに応 じ たレ ビュー
項 目 を設 定 する が、
そ れが細か過 ぎた り、
項 目 に 即 したレ ビュー
を 厳 格に し過 ぎた りする が故に生じ る もので ある。 結 果 とし て、資
料作成
に追 われ たり、
研 究 開 発 その もの ではな く レ ビュー
のた めの 議 論 が多
くなっ たりするために研 究 開 発の ス ピー
ドが損
なわ れ ること がある[
7]
。
ま た、
ゲー
トで レ ビュー
する時 点で は テー
マ の将 来 価 値が見通 せない ものをkill
(却 下 )し て し ま うこと が 起 き る。 更にその結 果、
研 究 開 発 員とレ ビュー
アー
との間に 不信 感が漂い、
士気の低 下を招く 。 研VoL7
No .
2
(Feb ,2013 ) 77ノbumal o ゐ4P2M
MMada
et al.
究開 発の ス ピー
ドを損な うこ との可 能 性につ い ては、
既に1990
年 代 後 半の米 国で も指 摘 され てい た[20
]。 ま た、
SG
法命
名 者のCooper
自身 も官 僚 的 な運 用がSG
法の 自由 度 を 奪い 形 骸 化 する と指 摘 してい る[
21]
。
更に、
宮がCooper
に 「米3M
社が ポス ト・
イ ッ トの 開発に ス テー
ジ・
ゲー
トを適 用 し て い た ら ど うなっ ていたで しょ うか」 と 尋ねた際 「当 然、
kill
になっ た ろ う ね。」と答え た とい う[
14]
。SG
法で有 望 なテー
マ を 育て ることの難しさ を 物語 っ てい る。
デ メ リッ トの第
二は 人材育
成に関わ るもの であ る。
ゲー
トにお けるレ ビュー
項目 が整 備 され たが 故に、
そ れ を ター
ゲッ トに した研 究 と な り、
研 究 意 識 や 視野の狭 窄 を招 く 可能 性が あ る。即ち、 レ ビュー
項 目では評 価 し難い 新 規 性の あるテー
マ を考 える 人材の育 成 が 損 な われ る。 ま た、SG
法 が機 能 する と失 敗が減 少 す るた め、
その裏 返しとし て失 敗か らの学 習の機 会 が 減 少 し、
失 敗 か ら学ぶ とい う研 究 開発 者にとっ て重 要 な 要 素 が損 な われ るのである 。第
三 にSG
法に お け る ゲー
トレ ビュー
が合 議 制に よ る が故の デメ リッ トである。
新 規 性の ある テー
マ は、
そ れ を創
造 す る 研 究開 発 者 と、
自らの洞 察 力と責 任におい てそ れ を引き上 げ、 後 押し を す る リー
ダー
の 存 在があっ て初めて成 就 するものである。
SG
法の ゲー
トレ ビュー
が合
議 制に よ る た め、 こ の リー
ダー
の役 割が薄 くな り、
新 規 性のあ る研 究 開発を推 進 する 原動力 が減少する 可 能 性 が あ る[
7]
。
2 . 3
SG
法 デメ リッ トの改 善 策 と課 題SG
法のデメ リッ トを解 決 する方 法も 研究 され てい る、 金 子等は 「第’
に、
各ゲー
トで何 を 問 うかの 工夫 (あるいは何 を 問 わ ない かの 工夫
)、第
二 に管
理の ルー
ル その ものを柔 軟にす る 工夫、
第三 に各 ゲー
トでの判 断 者を誰
にする かの工夫で あ る。
」 と ま と めて い る[
7]
。
特に、
初 期の ス テー
ジでは、
実 現 性 や 経 済 効 果 な ど を 問 うの で はなく、
テー
マ の勘 所を押
さ え、
それを突
破す る研 究であ る かを 問 うことが大 切である。
更に、
情 緒 的で はある が担当者の熱意
も 重要 な要素であ ろ う。
ルー
ル そ のもの を柔 軟にするこ と に よ り、 判 断者 (レ ビュー
アー
)の 理解を 超 え る新 規 性の あるテー
マ の芽 を 摘む ことを 防ぐこと が で き る。 ま た、 無用 な議 論に よ る研 究 開 発エ ネルギー
を削 ぐことを 防 ぐことが できる。
レ ビュー
アー
の 選定は最
も 重 要 な要 素で あ る。
特に初 期 段 階で は採 算 性の 予 想 な どは 不確 実 性 が 高い た め、
採算
性重視
では な く、
テー
マ の将 来 性 を 目利 きでき る 洞察力 が求め ら れ る。 ま た、
宮の 言 う 「分か らなかっ た ら進めよ う」 [14
] とい う度量を備え るこ と も 重要 である。
これ ら は 総合 して、第一
のデメ リ ッ ト とし て挙 げた 「ゲー
トレ ビ ュー
の厳 格 性」 に よ る 「ス ピー
ド低下」 「有 望テー
マ の棄
却」 「士気低 下」 な ど を軽 減 するこ と につ な が る。
但し、
具 体 的 な 方 法につ い ての研究は 見 当た らない。
ま た、
初 期段階の ゲー
トに お け るレ ビュー
項 目 を 大局 的 な もの の 見 方 を 問 うな どの 要素 を入 れ るこ と に よ り、
第 二 の デメ リッ トで挙 げた 「人 材 育 成の問 題」は改 善 され る 可能性 が あ る。 但し、
その 具 体 的 な 方法に関 する先 行 研 究は 見当 た ら ない。
更 に、
レ ビュー
アー
に新
規 性のあ るテー
マ を 引 き上 げ る 力の あ るもの を任 命 するこ とに よ り、
第三の デメ リッ ト 「合
議 制に よ る問 題」は軽 減 される 可能性 が あ る が、
その具 体 的 な 手 法に関 する先 行 研 究は 見当た ら ない。
2,
4
本 研 究の位 置づけSG
法の 弱 点と解 決 策につ いて は前 述の よ うに 研究が な さ れて い るが、
ゲー
トでの レ ビュー
を 属 人 に頼らず、
活 性 化 し将 来 性の ある テー
マ を引き 上げる 工夫につ い て の研 究は 見 当た らな 78Vol.
7
No .
2
(Feb2013
)和 田 他 国 際 P2M 学 会 誌 い ことが 分っ た
。
そ こで本 研 究で は、
ゲー
トレビュー
に おい て、
レ ビュー
アー
の協
業を促し、
活性 化 させ るこ とに よ り有 望 な 研 究 開 発テー
マ の引 き上げがで きる手 法を追 究 する。
ヒ ン トは、
プラッ トフ ォー
ムマネ
ジ メン トの組織
活性 化機 能[
22 】
である。
ま た、
木 嶋 等の 「シス テム 論は 還元論では な く、
全体 論 (ホ リズ ム)で考
え るべ き 。 ホ リ ズムは、
対 象 を構 成 要 素の 総 和 を超 える もの 」[
23]
とい う思想もヒ ン トである。 即 ち、
ゲー
トに おい て は、
評 価 要 素の総 和では な く、
レ ビュー
アー
の 協 業に よ る全 体 論で評 価 するこ と が、
有 望 な 研 究 開 発テー
マ を 正 当 に 評価
し、
引 き上げること に繋
が る と考
え てい る。 その 手法の考 案と検 証が本 研 究の狙い であ る。3 .
食 品 会 社K
社で の実践
3 . 1 K
社R
&D
に おける経営
課題K
社は1919
年に創 業した食
品メー
カー
で ある。2011
年 度 連 結 売上の 約96
%が国 内販 売で あり、
継 続 するデフレや 人口減、
高 齢 化に よ る総摂
取 カロ リー
の減少などの国 内 経 済 環 境の中 で、
厳 しい経 営 を 迫 られて い る。
海 外 事 業の拡大 は 重 要な課 題 と し て注 力し てい る ところでは あるが、
企 業 とし て の体 力を維 持 する た め に は国 内 事 業も 維持 拡 大 する 必要がある。
物 量とし ての 市場が縮小する中、
業 績を伸 ば すた め に は付 加 価 値の ある製 品の 開 発が必 要で ある。
価 格競争
に巻き 込 ま れ ない価 値 ある製 品 を 開発 する に は、市
場で優
位性の あ る技 術 や 素 材の 開発 が 重要になる。 その為に は、
事 業 直 結の研 究 開発 と は一
線
を画 した コー
ポレー
ト研 究 (基 礎 研 究 や新
事業
に繋
がる長 期 構 想に基づ く研 究 など、
以 下Co
研 究 )を充 実 させ る 必 要が ある。
それ を実
現でき るR
&D
を目指し、
K 社で は2009
年よ り改 革に着 手し た。
3 . 2
R
&D
改革策
2009
年当時のK
社R
&D
で は、
約260
入の人 員の 内、
事 業 開 発に 約8
割を 投 入し、Co
研究 は約1 割 、
他はス タ ッ フであっ た。
そ れ 以 前か ら技 術 開発や素材
開発 に は取り組ん でい たが、
その進め方は 明確でな く、
時々 のR
&D
トップや 中 間リー
ダー
(
R
&D
マ ネジャー
)の属人的 な 裁 量で判 断さ れ てい た。 ま た、R
&D
と事 業 部 門に は隔た りが あ り、
金の 話になっ た 途 端に 有 望 視 されて いた テー
マ が頓
挫 するこ とが あっ た。
正 に、
小 原の指 摘 す る「革 新の 負の循 環は、 大企業 病に よ る変革
行 動を先 送 り にする 『ゆで蛙 現 象 』、
技 術 開発で発生する 死の 谷、 ダー
ウ ィ ン の海[24
]の 『キャ ズム』 [25
]で の失 敗…。
」[
26]
であ る。
即ち、 R
&D
トッ プ や 中 間リー
ダー
の 関 心 外や理解 を 超え るテー
マ は魔の谷 [27
】に 落 と さ れ、
事 業関係 者の 理解 を 得 られ ない も の は、 死の 谷やダー
ウィ ン の海を 越 え られ ない 。 こ うなる 原 因の一
つ に、
長 期に亘 る研 究 開発 テー
マ の進め方の 手順 を 決 めて い なかっ た こ と が考
え ら れ る。 明確
な手順がないた め、
時々 のR
&D
マネ
ジャー
の 属人的 判 断に 左右 される。
ま た、
基礎の段階で事業
化の 可能 性 を問 われ る ことも、
長 期に 亘 るCo
研 究 推 進の ハー
ドル を高 くする要 因で あっ た 。そこ で
、K
社R
&D
で はSG
法の思想を導
入 し、
長期に 亘 るCo
研 究 を、
ス テ ップ を踏 みな が ら進 め ること に し た。 そ うすること に よ り、
初 期段 階で実 現性や 事 業 性を問わ れ な くても済 む ように し た。ま た、
結 果 とし てCo
研 究 へ の取 り組み も 活性 化すること を目指したの で ある。 し か し、準備
を進め る中で、
上述のSG
法のデメ リッ トにも気 が 付 き始めた。
特に、
ゲー
トで VbL7 No.
2
(Feb,
2013
) 79丿ヒ)urnai o IAP2M M 肱 4α et al
,
の管
理 を厳 しくする が故の、
研 究 開発 ス ピー
ドダウン や資
料 作 成の増大 を危 惧 し た、
更 に何 よ り も 恐 れ たの は、
管理強 化に よ る研 究 員の 士気 低下である。 研究開発を推進する最 大のエ ネル ギー
は士気であ り、
そ れ を低下 させ る こ とは大きなリス クで あ る と考え たの である。
そこ で、
SG
法 を 参考にK
社R
&D
を 舞 台に実 装 試 験を行い、
企業 R
&D
に適し た新たな 手 法 を 考 案し た。3 .
3
ブ
ー
ス トゲー
トの考 案SG
法におけるゲー
トレ ビュー
で は、 テー
マ を絞り込 むこと が 目的 と なっ ている。 そ れ は基 本の機 能で はある が、
一
方で 将来性の あ る テー
マ を発 掘 し、
魔の川 や 死の谷 を 越 え させ て や る ことも大切で ある。
管 理 よりも研 究員
を 励 ま し、
研究 開発テー
マ を後 押しすることに重 点 を置 くとい う思 想である。
米 国でSG
法が生ま れ た時 代は、多
産 多死の中か ら有 望 なテー
マ を見 出 すとい う思 想であっ た。
し か し、
K
社では、
研究 員 自身が 自社 事 業の方 向性 や世 間の 流れ を 理解
し た 上で必要と思 われ る テー
マ を探
索 して くる。
従っ て、
自社に関係の 薄いテー
マ や価値
の 低い テー
マ の取 捨選択に費
や す 労力の必要 性は低い。
むしろ、
研 究 員 が 提 案 する テー
マ をR
&D
マ ネジャー
が ブー
ス ター
(増幅
器〉
と なっ て 引 き上 げ、
膨 らませ、
後 押しを する とい う思想を 持つ こと が重 要である と考え た、
特に、
リ サー
チ段 階での ゲー
トが大 切であ り、
そ この ゲー
ト をブー
ス トゲー
ト と命 名し たの で ある。
(図1
)図
1Co
研 究 を推進す るブー
ス トゲー
ト研 究 員は発 案 したり発見 し た り し た ア イデアを
、
先 ず 自 ら 自社にとっ て有 望か どうか を考
え、
や るべ き と考 え た もの をブー
ス トゲー
ト (以 下BG
)RO
に提 案 する 。 そこ では、
実 現した場 合 の市 場での インパ ク トや 自社 戦 略の方向に乗っ て い るかを判断 す る。 本 当に可 能か、
事 業に結 びつ くの か を細か く問い畢
すの では な く、
実 現 す れ ば 市場に イン パ ク トが 与 え ら れ る か、
自社 戦 略の 方向に大 筋 乗っ てい る か を み るの であ る。
ま た、
研 究 員の熱 意も大切 な判断材 料である。
更 に、 アイ デア の要 素 技 術 を分解
し、
そ こか ら新たなアイ デア を 膨 ら ま すこ と も 行 う。
一
番 大 切なこと は、
如 何にす れ ば 次の ス テー
ジに進む こと がで きるか を助言 し、支 援 することである。
こ こ にBG
の真 価があ る。 こ の ゲー
ト お ける レ ビュー
アー
はブー
ス ター
と呼ぶ。
正 しく、
テー
マ を後 押 しするの が第
一
の 役 目で あ る。RO
での ブー
ス ター
は、
R
&D
リー
ダー
の他に、
優れ た 研 究員であ るスペ シ ャ リス ト も加わ り、
将 来 性の 目利 き をしなが ら、
的 確 な助 言 を するこ と が 80Vol.
7 No.
2 〔Feb,
2013
)和田 他 玉弧
P2M
畄 会誌 求め ら れる。
ブー
ス ター
達が集ま る場は 「ブー
ス トプ ラッ トフ ォー
ム (以 下 ブー
ス トPf
)」 である。
プラッ ト フ ォー
ム に は組 織活性化機 能があるこ と は 既 に報 告し た[22
]。 プ ラッ トフ ォー
ム とい う場で、
リー
ダー
やス ペ シ ャ リス トが対 等の立場で意見交 換し、
刺 激 し合 うこ と に よ りその場が活 性 化 され、
そ こ か ら新 た な 考 え が 生 ま れる。
更に、
テー
マ を膨 らませたり後 押 し をした りするこ とが出 来るの である。SG
法で は、
レ ビュー
アー
の 合 議 制 が故
の デメ リ ッ トが 挙 げら れ てい た。SG
法 で は、 評価
項 目 に従っ た管
理的
な合
議であ るこ と が、有
望 な テー
マ を 引き 上げら れ ない 理 由 と考え る。 ブー
ス トPf
は管
理 よ り も支援
や 後押
し とい う思 想 で 運営
す る た め、
上 述の デメ リッ ト に は陥らない 。BG
のRO
を通 過したテー
マ は、
基 礎 調 査 を行っ た 上でBGR1
に提 案 され る。
こ こで は、
技 術 的 な可能 性 や 実 現した 場 合の利 用 や 応 用の 可能 性 を検 討 する。
ま た、
概 略の 市 場 性 も見通 す。
こ こ でも一
番 大 切なこ と は、 如何にすれば 次の ス テー
ジ に進む こ と が で き る か を 助 言し、 支援
すること で あ る。 ブー
ス トPf
に は 、R
&D
トップ も加わ り、CTO
と して判 断 し な が ら支援
す ること がCo
研 究 推進の力 と な る。
ま た、
こ の段 階か ら 事業 部 門 長、
更に はCEO
を 入 れ る と、
テー
マ の後 押 しとい う点で効 果 的で あ る。Edward
B .
Roberts
もCEO
が 研究開発の初
期段階
で関心 を示すこ と が テ
ー
マ の行 く末に大 き く影 響を 与 え る と指 摘して い る[
28】
。BG
のR2
に達 す ると、
市 揚 性 を 具 体 的に問 うこと になる。 但し、
収 益 性は概 略と し、
大 筋 勝 算があ るか ど うか をみる。
図1
の 中で、
R2
に おける円の中に 「新」 と あ るもの は、新
規 性 の あ る製品 に繋が る研 究テー
マ を意 味 して い る。
「基」は具体
的な製
品 に繋
が る もの で は な く、
複 数の製 品 開 発に繋
がる基礎 的な技 術を 示 し て い る。
例えば、
微生物 制御
技術
な どであ る。
こ れは食 品 開 発の基 本であ り、
こ の面で新 らた な 技 術が開 発 され ると、
色々 な製 品 開 発に応 用で きる。
「評」 は評 価 技 術で ある。
例え ば、
おい し さの見え る化 技 術な どで、
これ も応用 範 囲が 広い。
一
般のSG
法に は見 当た ら ないテー
マ の取り扱い で あ る。
K
社は種々 のCo
研 究をBG
に乗せ るた め、
こ のよ うな 内容になる。
「保」は、新
規製
品 を 目指 して研究して 来 た が、製
品 開 発へ は進む こ と ができ なかっ た テー
マ で あ る。 し か し、
これ を葬
り去 るの では な く、 保有
技 術とし て ス トック してお く。 こ うするこ と に よ り、
環 境が 整っ た際に、 再度
トラ イすること が で き る。
更に、
ゲー
ト毎に評 価 することで、
そ れ まで の研 究 員の努力 を評価
するこ と も で き る。
BG
のR2
を 通 過し た テー
マ は、商
品 開 発の ス テー
ジに進む。
こ こで は、
K
社
の商
品開 発の シ ス テ ム に乗 り、
「開発会 議」 と称 する場で事 業 性を判 断 し て行 く。
以 上の 内容で先 行 研 究に載せ るもの は
、 SG
法の ゲー
トに当た る部 分を 「ブー
ス トゲー
ト」 と称 し、
そこ では次の ス テー
ジ に 進 む た めの助 言や支援
とい う項 目 を 入 れ たこと、
必 要 に応じ て新たなテー
マ へ の膨ら ま し とい う項目 を 入 れ たこと で あ り、
そ こに新 規 性 が あると考 えてい る。
ま た、
こ の手 法はK
社を舞
台に実装
試験
を し た もの だ が、一
般 企 業 R &D に適 用できるも の と考 えている。
4 ,BG
の効 果 測 定 と考 察K
社で は、BG
を 用いたCo
研 究 活 性 化策
の試 みを2009
年
よ り開 始し ている。 こ の取 り組みVol.
7
No .
2(Feb,
2013 )81
Journal
o JAP2M lMada et al.
を 開 始し て か らま だ約3
年であ り、
定 量 的に効 果 を 捉え るの は時 期 尚早である。
そこ で、2
年 経っ た2011
年5
月 に、 同社 全研究員
を 対象に実 施したア ンケー
ト調査で評 価し て み たい。
定 性 的で はある が、BG
に よ りK
社のCo
研究が どの よ うな 影響
を受け た か が窺
い 知れ る。
罫礁
溜
■
隣
蕋
瀰韻厂
・議
韈■ 躑
騾
甑コ 鼕
脇 20% 40% 60% 80% loe%1 0% 2G% 40% 6eve 即% tcO%融 験した 醐経 して いない O分からない
.
馴そう思う羅ややそう思う:どちらでもないvaややそう思わない 墨そう思わない 図2Co
研 究の 経 験 率 図3Co
研究へ の 関 心 度図
2
はCo
研究の経
験率 で あ る。 全研究員 275 名 を対象
に し た アン ケー
トに 対 して有 効 回 答 数は205
名で あ り、 全 体の35
% が経
験してい た。 次に、BG
法を取り 入 れ る前
の2008
年 以前
に 入社し た 研究 員を対象
に、
こ の 取り組 みを行 う前と 比べ たCo
研 究へ の関心度
を聞い た (図3
)。
有 効回答139
名に 対 して、
「そ う思 う」 「や や そ う思 う」 とい う肯定的な 回答が67
%を占 め てい た。BG
法 と してCo
研 究を評 価 する仕 組 みを 整 え たことや、
この よ うな取り組 みを行 っ てい ること な ど が、 研 究 員の関心度を高め る要 因となっ た こと が示 唆された。 i コー
ポレー
ト研究に 取 り組 む頻度が 増えた」
コー
ポレー
ト研究が英知を集め ること i によ リ、
取 リ組み 易くなった コー
ポレー
ト研究にブー
ストゲー
トの イメ』
ジを取 り入れて いる擁
コー
ポレー
ト研究が ブー
ストゲー
トで.
進めやすくなったm
a
e
w
:.
t
W
e
w
.
↓_
0% 2厩 40% 60% 80% 100% ■そう思う 圜や や そう思う □どちらでもない Zや や そ う思わ な い 圜そ う思わ ない 図4BG
法のCo
研究活 性化へ の 影 響図
4
で は、2008
年以前入社でCo
研究を経
験し た者
を対 象にBG
法を導 入 し たことの効 果に つ い て聞いた 結 果である。 有 効回答66
名の 内、
Co
研 究 取 り組 みの頻 度 増 加につ い て の肯 定 的 な回答は71
%。Co
研究に 取 り組 み やすく なっ た と答え たの は73
%であっ た。
実 際に、
BG
を 取り入 れ たの は 55 %で あり、BG
でCo
研 究 が 進 め やすく なっ たの は35
%であっ た。
BG
を実 際に運用 し、
その 効 果を実 感 するの はこれ か らの 課 題であ ろ うが、
少 な く と もBG
法 を整 備 しCo
研 究に取 り組む 環境
を整え るこ と がCo
研 究を活 性 化 し たこ とは否 め ない。
82
V
{)L7
No2
(Feb,
2013)和 田 他 国
ec
P2M7
’
会 誌 図5BG
法 導入 に よ るCo
研 究 内容の変 化図
5
は、
K
社に お け るCo
研究 内容の 年 次 変化を示 した もの である。BG
法を導 入し た直 後 の2010
年は、
新
規性のあ る製
品 に繋 がる テー
マ が3
件 と少 なかっ た が、
翌 年か ら増えて い る。BG
法は 「新
規」 テー
マ を増
や すた めの 手法で はない が、
この ような 評 価の整備とCo
研究
後 押しの環 境 整 備が、
研 究 員の 意 識を刺 激し、新
規の テー
マ に取 り組む度 合い を増 やしたもの と 考 え られる。
な お、
「既 存」 のテー
マ が2010
年か ら2011
年に か け て大 幅に減 少 したのは、Co
研 究 とし て の社 内 登 録か ら、
事 業の先 行研究を 外 し た もの が 多かっ た ためで ある。
5.
ま と め1
(社に お けるCo
研 究 活 性 化 を目指 し、
BG
法を考 案 し て 実践を試みた。
その成 果が売上利 益 とい う業 績に反 映できるのは数 年先
の こ と で あ ろ うが、Co
研 究に対 する関心度 は 高ま り、
新 規 性の あるテー
マ に取り組む事 例が増
え た。Co
研究 活 性化 とい う点ではある程 度の成 果が あっ た と 言 えよう。
こ の成 果は、
研 究 開 発テー
マ を後 押し したり新 た なテー
マ へ と膨 らま せ た りすること に よ り、
Co
研 究が推 進 される とい うBG
法の効 果に 加 え、 その よ うな研 究 開 発の 評価
や 支 援 体 制 が 整 うことが、
研 究 員に刺 激を 与 え、
Co
研 究へ の 取 り組 み意 欲 を励 起 させ た こ と に よ ると考えて い る。
Co
研 究は その裾 野を広 げるこ と に よ り、
有 望 な研 究 開 発テー
マ 創 出の 可能 性が高ま る と考え る。今
後は、
研究開 発 に お ける活 性 化 とは何か を具 体 的に 整 理する こ と、
それは どのよ う に導
か れ る もの で あり、BG
法がその中で どの ような機 能を果た し てい るのかを 究 明 するこ と、BG
法に お け るレ ビュー
項目やブー
ス ター
(レ ビュー
アー)
の選抜
方 法を精 緻化するこ とな どにつ い て、
更に研 究 する 必 要 が あ る。 今 後の課題 としたい。
謝辞本研究にあ たり
、
東 京 農工 大 学大学 院 技術経営
研究 科に て指 導 戴い た東 京農
工大学 大 学 院工 学 府 中村 昌 允 教 授、
並 び に、
SG
法につ い て ご指 導 戴いた立命 館 大 学 大 学 院宮
正義教
授に 深謝 申し上 げ ま す。
VbL7
No ,
2
(Feb,
2013
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