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SPD仕様書案検討上の留意点

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高知医療センター物品管理・物流管理業務委託仕様書

1 業務の名称 高知医療センター物品管理・物流管理業務 2 業務委託期間 平成26年4月1日から平成31年3月31日まで 3 業務履行場所 高知市池2125番地1 高知県・高知市病院企業団立高知医療センター 4 用語の意義 この仕様書における用語で「甲」とは委託者 高知県・高知市病院企業団をいい、「乙」とは受託 者をいう。 5 業務の目的 診療材料、試薬、医薬品、医療消耗備品及び一般消耗品(文具、日用品をいう)の在庫管理、回 収搬送の業務を効率的かつ一元的に行うことにより、院内在庫数の適正化を図るとともに、医療ス タッフの本来業務を充実させ、健全な病院経営を行うことを目的とする。 具体的には、次の目的を達成するための業務と位置づける。 (1)物品の品質維持管理 (2)病院内における余剰在庫の低減、死蔵品の解消による、院内在庫の縮減 (3)病院職員の物品管理に関与する各種関連業務の軽減と効率化(発注、セット準備、入庫在庫 管理、院内搬送) (4)病院経営分析のため重要となるデータの提供(物品使用データ、購入データ等) (5)保険請求漏れの防止、削減及びその目的のための提案 (6)病院財務会計、管理会計システムとの整合性、効率のよいデータ連携 (7)術式別セットや診療別セットなどシステムを活用した採用品目の標準化と、組み立て及び供 給業務の効率化 (8)現在の高知医療センターの経営改善に向け、診療材料費、医薬品費等の支出の抑制のための 提案を行うこと (9)診療科別・DPC別・手術別・患者別・医師別等の個別原価管理の実現 6 物品管理対象項目 (1)診療材料(汎用品、衛生材料、インプラント、放射線部カテーテル等含む) (2)試薬 (3)医薬品(麻薬、一部毒薬を除く) (4)一般消耗品 (5)医療消耗備品 (6)検体(回収業務) ※ 上記(1)~(4)に定める対象品は、購買管理、在庫管理、搬送業務までを一括して実施す ること

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※ 以下、(1)~(2)(5)を総称して「診療材料類」とする 7 業務実施時間 (1)月曜日から金曜日(ただし、12月29日から1月3日は除く) ① 8時30分から17時15分 ②13時00分から22時00分 ※薬剤局補助業務従事者のみ (2)土曜日、日曜日、国民の祝日に関する法律にもとづく休日及び12月29日から1月3日 (以下「土日祝日等」という。) ① 8時30分から17時15分 ②17時15分から18時30分 ※薬剤局補助業務従事者のみ (3)土日祝日等において、これらの日が連続して3日以上の連休となる場合は、その都度協議し て決定する。 8 業務概要 (1)基本的事項 甲の所有している物流管理システムを活用し、円滑な運用が行えること。 (2)診療材料類・医薬品・一般消耗品の品質管理・在庫管理業務 ① 各部署の消費実績をもとに甲の職員と協議し、在庫量の見直しを図る。 ② 使用品目の標準化に向けて、各部署の使用品目の再検討への提案を実施する。 ③ 棚卸誤差品目は、入庫及出庫データ等を確認し原因を調査する。 ④ 使用期限1年未満の在庫品目は、使用頻度の高い部署へ優先供給する。 ⑤ 診療材料は、使用期限まで7ヶ月未満となる在庫が発生した場合、納品業者へ返品交渉する。 また、医薬品については薬剤局へ報告し、必要時は薬剤師指示のもと、返品する。 (3)診療材料類・医薬品・一般消耗品・鋼製小物の購買管理業務 ① 甲が別途購入契約を締結する際の購入単価の指標として、乙は甲にベンチマークを提供す ること。 ② 甲が別途購入契約を締結した購入単価をもとに発注を行う。 ③ 甲の監督のもと、発注書をもとに納品検収を行う。納品ミスや使用期限の短いものは、検収 を行わず交換を依頼する。なお、納品検収に当たっては次の項目を確認すること ① JANコード(メーカーコード含む) ⑥ 発注数量 ② 品目名称 ⑦ 発注単位 ③ 規格 ⑧ 納品単価 ④ 包装入数 ⑨ 使用期限(滅菌の有無は問わない) ⑤ 販売元名 ⑩ 商品形状 ④ 納期予定に対して診療行為に支障をきたすことが想定される場合は、発注先の業者に納期 確認を行い、甲と協議のうえ同等品を手配する。 ⑤ 使用期限切れ等のロスが発生しないよう先入先出可能な状態で物流倉庫棚へ収納する。 ⑥ 甲が発注を依頼した診療材料類については、発注データとして管理・保管し、毎月の集計 データを甲に対し提出する。(定数発注、臨時発注ごとに整理して保管する) ⑦ 納品入力データと納品書を突合する。 (4)診療材料類・医薬品・一般消耗品の供給管理業務 ① 別記に示す部署の供給管理を行う。 ② 各部署からのラベル・カード・オーダ情報をもとに、甲の監督のもと請求された品目を取り 揃え、以下に定める内容及び時間を基準とし部署へ供給する。※臨時請求は除く ③ 現時点での品目別の搬送時間等は、下表に示すとおりであるが、これらについては、乙か らも、現場業務の改善に向けた病院に対する提案を実施し、甲との打ち合わせを行う中で、 決定する。

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④ 未使用品目は、物品管理システムに返品情報の入力を行い、使用情報の確定を行う。 品目 搬送時間等 ア.診療材料 【毎日】 定期搬送 平日、次の時間に各部署(本館、精神科病棟)へ定数補充分を定期搬送 9:00~ (手術室は随時) ※但し、手術室・院内ICU・ICU・救急外来は土日祝日も当日補充、本館3F~1 0Fは土日祝日も隔日で補充 OP術式別セット (随時) 【予定分】 平日、病院システム情報の手術予定をもとに、翌々日迄の患者別術式セットを作成し、 前日に手術室へ搬送。 【緊急分】※対象セットは、別途病院職員と協議し、変更することあり 緊急セットを事前準備し、いつでも使用可能としておく。 ※使用した場合は、都度新しいセットを作成し、手術室へ搬送。 緊急処置セット (随時) 緊急処置セット(5セット)を、病院システムのオーダー情報にもとづき供給。 ※対象セットは、別途病院職員と協議し、変更することあり OPカート運用 (随時) 交換方式にて、使用されたOP心外カート(計2台)、OP麻酔カート(計15台)の 補充分を搬送。 イ.医薬品 臨時注射薬・処方薬 【毎日】 次の時間に、各部署(本館3F~10F、精神科病棟1F~2F)へ搬送 ①9:30~ ②11:00~ ③13:30~ ④17:00~ ⑤18:30~ ⑥20:00~(※) ⑦21:00~(※) ※⑥~⑦は土日祝日等を除く ※定期カートは、看護補助がPM12:00までに翌日分を返却 入院定期注射薬 【毎日】 次の時間から、各部署(本館3F~10F、精神科病棟1F~2F)へ「注射薬個人渡 し用カート」で搬送 14:30~ 入院患者抗がん剤 平日、次の時間に該当部署に搬送 ①9:30~ ②10:30~ ※上記以外は都度搬送 外来予定注射薬 平日、使用日の前日に外来処置室へ搬送 ※指示書等による臨時搬送あり 配置薬搬送 平日は次の時間から、病院総合情報システムの実施データ(SPDシステム閉め時間 8:00)と定数カードにもとづく補充方式で各部署に搬送 10:00~ ※但し、手術室・院内ICU・ICU・救急外来は土日祝日も補充) OPトレイ運用 (随時) 交換方式にて、使用されたOP心外トレイ(計6枚)、OP麻酔トレイ(計45枚)の 補充分を搬送。 臨時請求への対応 定期搬送便にて便乗供給、又はエアシューターで搬送 ※在庫に無い場合は、入庫次第搬送 外来患者抗がん剤 平日のみ ※該当部署に都度搬送 ウ.救急カート 部署連絡時対応(交換方式) ※全43台(成人用37台、小児用6台) ※但し、夜間等の時間外については、各部署でカート交換を行う エ.一般消耗品【毎日】 請求時に随時対応 ※在庫に無い場合は、入庫次第搬送 (5)検体関連業務 ①検体回収 次に定める時間に、各部署の定位置に収納された採取済検体容器を専用カートに搭載し、バ ーコードラベルの貼付がない物は病理検査室へ、バーコードラベルの貼付があるものは検体 検査室へ搬送する。※平日のみ(平日8:00便と土日祝日は検体検査スタッフが回収) ※検体検査スタッフ:検体検査業務受託業者

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<定期回収時間> 10:00~、11:30~、15:30~(1日3回のみ) (6)情報管理及び提供業務 次の情報を原則データとして管理・保管し、甲の要請に応じて出力する。 ① 勘定科目別購入及び使用データ ⑥ 保険請求照合データ ② 品目別購入及び使用データ ⑦ 品目別マスタ ③ 在庫一覧データ ⑧ 発注データ ④ 部署別使用データ ⑨ その他(甲と別途協議) ⑤ 部署別定数データ (7)診療材料類・医薬品・一般消耗品のマスタ管理業務 ① 診療材料類及び医薬品は、償還価格・薬価改定にもスムーズに対応できるように、また、購入・ 使用物品の統計や分析が行えるように、適切なマスタ登録及び管理を行うとともに、商品情報 の充実を図ること。 ② 定期的なマスタメンテナンス管理を実施すること。 (8)診療材料類・医薬品の定数見直し業務 ① 定数管理物品については、適正在庫の維持に努めるため、過去の出庫実績データをもとに、 定期的に定数の見直しを実施すること。 ② 部署とのヒアリングにより決定した新定数案にもとづき、新定数案への切り替え作業を実施 すること。 ③ 一連の業務は事前と事後に、甲の担当職員に報告し承認を得ること。 ④ 定数見直し業務の頻度については、基本的には年2回程度を基準とするが、季節や患者変 動によって生じる随時的な見直し、病院からの要望については都度対応すること。 (9)時間外(緊急時)への準備 通常業務実施時間外又は緊急に診療材料類・医薬品が必要となった場合に備え、甲乙協議の うえ時間外(緊急)対応できるように準備すること。 (10)院内災害備蓄在庫の管理業務 院内災害用備蓄在庫については、適正在庫数量を甲と協議し、適正在庫の維持を努めるとともに、 期限の管理を行い、期限切れ物品の発生を防止するとともに、期限切れ物品が使用される危険の 無い運用を行うこと。 (11)県災害備蓄在庫の管理業務 県災害用備蓄在庫については、適正在庫数量を高知県、甲と協議し、適正在庫の維持を努めると ともに、期限の管理を行い、期限切れ物品の発生を防止するとともに、期限切れ物品が使用さ れる危険の無い運用を行うこと。 9 診療材料管理業務 (1)診療材料の管理・運営 ① 甲が別途購入契約を締結した単価にもとづき、契約業者より仕入れ、院内指定の場所に配置 すること。 ② 定数管理材料についてはラベルを利用した定数補充方式とし、部門別定数を把握すること。 ③ 保険請求が可能な物品や業務上の整理のため甲が指定する物品については、実施専用ラベ ルを貼付して、医事請求漏れ防止や精度向上に努めること。 ④ 定数管理物品及び中央倉庫在庫は、可能な限り納入業者に所有権がある全面預託在庫とし、 管理対象部署で消費された時点で、物品の所有権が納入業者から病院へ移転し、債務が発生 する預託在庫システムとする。 ⑤ 診療材料の安定供給に努め、欠品の無いようにすること。欠品が発生した場合は甲の職員 及び関連部署に速やかに連絡し、診療に支障をきたさないよう対応すること。 ⑥ 病院の在庫として残っている診療材料と納入業者側の在庫資産とを適切に区分し管理する こと。 ⑦ 物品納入の際には下記に留意すること。

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ア.入庫の際、破損、汚れ、使用期限、数量等の請求伝票との一致などの確認を行うこと。 イ.取り扱いを確認のうえ適正に保管すること。 ウ.取扱単位は原則、最小単位(使用単位)とすること。 ⑧ 院内の物品について、使用期限の管理を行い、期限切れ物品の発生を防止するとともに、期限 切れ物品が使用される危険の無い運用を行なうこと。 ⑨ 手術部門業務は、定数管理のほかに術式毎に準備材料のメニュー化を行い、手術予定に従っ て乙が診療材料セットの準備までを行う患者別術式セット供給システムの構築と運営を実 施すること。また、患者別術式セット供給システムについても定数管理と同様に使用分のみ を病院側へ所有権移転するシステムとすること。 ⑩ 処置オーダー業務は、甲と協議を行い決定された対象セットを処置予定に従い、乙が診療材 料セットの準備までを行う、患者別処置セット供給システムの構築と運営を実施すること。 尚、患者別処置セット供給システムについても、定数管理と同様に使用した分だけを病院側 へ所有権移転するシステムとすること。 ⑪ 医事会計システムデータ(使用した診療材料)と物流管理システムデータ(払出した診療 材料)の数量・償還価格等を毎月突合し、甲に誤差を報告するとともに原因分析を行うこと。 ⑫ 各診療部署で返品が生じた場合は迅速に対応すること。 ⑬ 診療材料の新規マスタ登録、商品情報の変更、保険請求情報の変更があった場合は甲の所有す るシステムを用いて外部のマスタメンテナンス済商品情報をオンラインで速やかに取り込み、 マスタ更新を行なうこと。その場合のマスタ更新元となるマスタメンテナンス代、通信費は乙 にて負担すること。 (2)棚卸し業務 次のとおり在庫棚卸を実施し、実施後は速やかに甲に報告すること。 実施場所 頻度 中央倉庫 年9回 ※4、8、12月を除く毎月 各部署 年2回 ※必要時は各部署へ在庫確認を行う (3)診療材料に関する情報管理・提供業務 ① 厚生労働省から発表される医薬品・医療機器等安全性情報及びメーカーによる自主回収に 関する情報等が発表された場合は、直ちに甲に報告し甲の指示のもと、適切に処置を行うこと。 ② 業務実施中において、不良品を発見した時は直ちに甲に報告し甲の指示のもと、適切に処置を 行うこと。 10 医薬品管理業務 (1)医薬品の管理・運営 ① 甲が別途購入契約を締結した単価にもとづき、契約業者より仕入れ、院内指定の場所に配置 すること。 ② 診療部署における配置医薬品は、定数管理薬品と定数外管理薬品に区分けし、定数管理薬 品は定数カード方式と病院運営・情報システムからの実施入力情報による、定数補充方式と すること。 ③ 医事請求漏れ防止や精度向上のため、業務を履行するうえで必要と思われる物品は、実施 入力用ラベルを添付するなどの対策を講じること。 ④ 薬剤局での在庫管理及び医薬品払出し補助業務(注射薬個人渡し・配置薬等)を行うこと。 ⑤ 部署定数配置薬品、臨時請求薬品、外来抗がん剤及び個人渡しの注射薬等の搬送業務を行うこ と。但し、全て甲の監査を行った薬品のみ搬送可能とする。 ⑥ 医薬品の安定供給に努め、欠品の無いようにすること。欠品が発生した場合は甲の各関係 者に速やかに連絡し、甲の指示のもと、診療に支障をきたさないようにすること。 ⑦ 医薬品納入の際には下記に留意すること。甲の監督のもと納品伝票をもとに破損・汚れ・使用 期限、数量等の請求伝票との一致等の確認を行うこと。(なお、医薬品の取扱単位は指定の納 品単位で納入すること)

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⑧ 医事会計システムからのデータ(使用した医薬品)と物流管理システムデータ(払出した 医薬品)の数量・薬価等を毎月突合し、甲に誤差を報告するとともに原因分析を行うこと。 ⑨ 各診療部署で返品が生じた場合は迅速に対応すること。 ⑩ 手術室において医事請求漏れ防止や精度向上のため、重点管理薬品に実施入力用ラベルを貼付 するなどの対策を講じること。また、使用後の実施入力ラベルと実施入力データの突合を行 い、実施漏れがあった場合は直ちに病院職員に確認修正依頼を行い、薬剤局へ最終報告する こと。※対象薬品は別途薬剤局と協議し変更することあり ⑪ 医薬品在庫管理において、対象管理薬品は薬品管理表へ入庫、出庫、在庫量を都度記載し、 薬品管理を行うこと。※対象薬品は別途薬剤局と協議し変更することあり (2)棚卸し業務 次のとおり在庫棚卸を実施し、実施後は甲に報告すること。各部署の過剰在庫または過小在庫 については薬剤師に報告の上、引き上げ及び補充をおこなうこと。 実施場所 頻度 薬剤倉庫 毎月 ※対象薬品は別途薬剤局と協議し変更することあり 各部署(定数チェック) 毎月 ※必要時は各部署へ在庫確認を行う (3)医薬品に関する情報管理・提供業務 厚生労働省から発表される医薬品・医療機器等安全性情報及びメーカーによる自主回収に関 する情報等が発表された場合は、直ちに甲に報告し甲の指示のもと、適切に処置を行うこと。 11 電算システム 甲の所有している物流管理システムを活用し、円滑な運用を行うこと。 (1)帳票及びデータ 出力可能な帳票及びデータを甲に提出すること。定期に提出を求めるデータの例は次のとおり。 ① 勘定科目別購入及び使用データ ⑧ 発注データ ② 品目別購入及び使用データ ⑨ 購入及び使用金額分析データ ③ 在庫一覧データ ⑩ 棚卸データ ④ 部署別使用データ ⑪ 廃棄・破損データ ⑤ 部署別定数データ ⑫ 部署別使用データ ⑥ 保険請求照合データ ⑬ その他 ⑦ 品目別マスタ (2)仕様 将来的な発展性及び病院運営・情報システムとの連携を踏まえ、原則として、以下の事項を満 たすことのできるシステムであるため、システムを十分に活用し、病院運営及び連携に努める こと。 ① 病院運営・情報システムとの連携を図ること。 ② 調剤支援システムとの連携を図ること。 ③ 乙が管理する物品マスタを院内の統一マスタとして活用できるように管理すること。 ④ ユーザーID、パスワードによるセキュリティ管理を行うこと。 ⑤ 不動在庫一覧表を作成し、院内における死蔵品をなくすよう管理及び情報提供をすること。 ⑥ 甲が要望する消費データを即時提供できるように管理すること。 ⑦ 定期的な定数見直しを行い、定数配置の登録、修正及び各部署での定数配置状況の確認が行え るよう管理及び連携すること。 ⑧ 定数管理する診療材料は、保険請求できる物品の判別を可能にしておくこと。 ⑨ 自動発注が可能であること。(医薬品はVAN発注が利用可能である) ⑩ 診療材料等の期限管理が行えるように、期限切れ警告リスト等の作成を行い、定期的に甲に 情報提供を行うこと。 ⑪ 新規情報・変更情報等を外部データ(エクセル等)から一括登録、一括更新を行えるように すること。

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⑫ 返品・廃棄・破損データの管理を行うこと。 ⑬ 物品管理に必要なマスタ管理を行い、病院運営・情報システムと連携した管理が行えるよう、 少なくとも以下のマスタを作成すること。 ア 物品マスタ カ 請求名称マスタ イ 定数マスタ キ 梱包単位マスタ ウ 部署マスタ ク 分類マスタ エ メーカーマスタ ケ 勘定科目マスタ オ 業者マスタ コ 術式マスタ 12 業務基準 (1)遵守事項 ① 業務に支障をきたさぬよう、乙において設置した機器等は適切に管理すること。 ② 乙において設置した機器等の障害発生時における対応体制を確立すること。 ③ 乙は、病院で実施される立入検査、消防立入検査等の対象となることを踏まえ、これらを 遵守すること。 ④ 平成 20 年 4 月 1 日から実施された「医療機器立会いに関する基準」を遵守すること。 (2)患者サービス向上への貢献 ① 業務の履行に際しては、常に患者の立場に立った業務遂行を心がけ、患者満足度の高い診 療環境を提供すること。 (3)緊急時の対応 ① 緊急時への備えを万全にすること。尚、甲が基幹災害医療センターであることを念頭に置き、 災害時の業務が滞らないよう努めること。 ② 災害発生時、医療事故やシステム障害等の事故発生時、又は事故に準ずる事態に適切に対 応すること。 13 施設等の利用及び維持管理 (1)甲は、乙に対し業務上必要な施設、設備及び器具備品(以下「施設等」という。)を委託期間中、 無償で使用させるものとする。 (2)乙は、前号により使用する施設等を善良なる管理者の注意義務をもって維持管理し、乙の故 意又は過失によるときは、その修理費用は乙の負担とする。 (3)故障等の原因が、甲の故意又は過失によるときの修理費用は甲の負担とする。 (4)故障等の原因が、天災その他前 2 号以外の事由によるときは、甲乙協議のうえ、負担区分を 決定するものとする。 14 費用区分 委託業務の遂行に関する経費の分担については、下表のとおりとする。なお、負担区分について 疑義が生じた場合は、双方の協議により負担区分を決定する。 No, 項 目 甲 乙 1 院内倉庫(無償貸出) ○ 2 業務遂行に必要な光熱水費 ○ 3 院内通信費(内線) ○ 4 院外通信費(外線)※医薬品発注における通信費は除く ○ 5 消耗品費(電算システム系、物品供給に使用するもの) ○ 6 業務用被服(ディスポマスク、ディスポ手袋等を含む) ○ 7 定数収納キャビネット ○ 8 物品供給用什器・備品 ○

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9 業務の遂行により排出される廃物の処理費用 ○ 10 システムに係る経費 ○ 15 業務実施体制 (1)業務従事者 ① 業務の遅滞等が生じることがなく、日々円滑かつ適切に業務を遂行するため、物品管理・ 物流管理業務の知識・経験を有する者を業務実施場所に配置するよう努めること。未経験 者を配置する場合は、円滑かつ適切に業務が遂行できるようにするため、事前研修の実施 や補助者を一定期間配置するなどの人員体制等を整備すること。 ② 特別な理由がない限り、業務従事者の経験不足等から業務の遂行に影響を及ぼすような頻 繁な業務従事者の異動は行わないこと。 ③ 業務従事者の名簿を提出すること。なお、異動がある場合も同様とし、その都度、事前に 提出すること。 ④ 業務従事者の休暇等に備え、業務従事者の代行等業務履行に支障のない体制を確保すること。 (2)受託責任者及び部門責任者等の設置 ① 受託業務の責任者として、病院における物品管理・物流管理業務を3年以上経験した者を配 置すること。なお、受託責任者が休日等により業務にあたらない場合は、同等の能力を持つ 者を配置すること。 ② 受託責任者は、次の職務を行うこと。 ア 甲との連絡調整 イ 業務従事者の人事・労務管理、研修・訓練及び健康管理 ウ 業務の遂行管理 エ 施設設備の衛生管理 オ その他業務に関する全般的事項 ③ 受託責任者の補佐及び各部門(診療材料部門・薬剤部門)を行うために、部門責任者及び部 門副責任者として、病院における物品管理・物流管理業務を2年以上経験した者を配置する こと。 ④ 受託責任者及び部門責任者は、原則として1年以上継続して業務に従事することが可能な こと。やむを得ず、交代・異動を行う場合は、業務遂行に支障をきたすことのないよう、 本業務に関する十分な知識・経験を有する者を配置することとし、滞りなく業務を行えるよ う十分な引継を行うこと。 16 運営に関する業務範囲等 本件に係る運営に関する業務の区分については、契約締結前までに甲乙双方において誠実に議論を 行い、内容を明確にするとともに、物流管理システム・運用等において改めて議論を行い、内容を明 確にする。 17 乙の責務 (1)一般的注意事項 乙は、業務を遂行するに当たり、病院が公的医療機関として県民に適切な医療サービスを提 供するものであることを十分認識し、病院業務に従事する職員としての自覚を持ち、信用を失 墜する行為は行ってはならない。 (2)関係法令の遵守 乙は、業務を遂行するに当たり、医療法及び医療法施行令等関係諸法令並びに高知県、高知市、 厚生労働省その他関連省庁の取り決める関連法規及び通知等を遵守すること。

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(3)業務遂行体制の確立 乙は、業務の円滑な遂行のための体制を整えるとともに、作業手順を記した作業マニュアル 等を作成し、それらを遵守すること。 (4)守秘義務 乙は、業務上知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない。このことは、契約の解除及び契 約期間が終了した後においても同様とする。なお、乙は、研修等を通じて業務従事者に対して、 プライバシーの保護の重要性を十分に認識させるなど、個人情報の保護に万全を期すること。 (5)帳票類(電子媒体含む)の整理整頓・持ち出し禁止 乙は、本業務に係わる帳票類を整理保管し、甲が要求した場合は速やかに提示すること。なお、 これらを甲の許可なく持ち出してはならない。 (6)要望等の調整義務 乙は受託業務の履行にあたり、各部署から要望、相談等があった場合には、甲と協議のうえ、 これらの調整を行うものとする。 (7)業務期間中の服装等 乙は、業務従事者に業務遂行に適切な服装及び名札を着用させなければならない。 (8)業務環境の整備 乙は、業務に係る環境を常に清潔な状態に保つよう努めること。 (9)業務従事者への指導教育 乙は、業務の実施に先立って業務従事者に対し、業務処理に必要な教育訓練を実施し、甲の 管理運営に支障をきたさないよう万全を期すこと。 (10)代替要員の確保 乙の事情により業務従事者の欠員が生じることがないよう、業務従事者と同等の能力を有す る代替要員の確保等必要な措置を講じること。 (11)業務日誌等の提出 乙は、業務組織表(社の連絡体制及び従事する職員名簿)を、契約締結後速やかに甲に提出 すること。また、日々の業務終了後、業務日誌(日報)を、毎月月末においては月次業務完了 報告書(月報)を作成し、甲の要請に応じて提出すること。 (12)事故の防止 乙は、委託業務の遂行に必要な安全管理と事故防止に努めること。また、委託業務の実施に あたり、機器器具等の日常点検を行い、取り扱いにあたっては十分注意の上操作し、事故を未 然に防止しなければならない。 (13)事故等の報告 乙及び業務従事者は、委託業務の実施において建物・設備等の破損、異常等を認めた場合は、 直ちに甲に報告しなければならない。また、事故が発生した場合は、直ちに適切な措置を講ず るとともに甲に報告しなければならない。 (14)損害賠償責任 乙は、その責に帰すべき事由により委託業務の実施に関し、甲又は第三者に損害を与えた時 はこれを賠償しなければならない。 (15)持ち込み備品の報告 乙は、業務を遂行するために持ち込む備品等がある場合は、あらかじめそのリストを提出し、 甲の承認を得ること。この場合、乙の責任において管理し、契約終了時において、乙の責任に おいて撤去及び現状復旧すること。 (16)物品管理・物流管理業務責任者との協働 受託責任者は、院内の物品管理・物流管理業務責任者と常に連絡を密にし、必要な報告を随 時行い、業務の履行に関する全般的な調整を図ること。 (17)院内各委員会等への参加 乙は、甲が院内に設置する委員会等に、業務の関連上又は要請があれば、院内各委員会等に 参加すること。 (18)甲が実施する事業への参加

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乙は、甲が実施する消防訓練、災害訓練、各種研修その他の事業に積極的に協力・参加する こと。 (19)業務効率化及び経費節減への協力 乙は、業務改善に関する具体的かつ現実的な提案を行うなど、甲とともに本業務の効率化及 び経費節減に積極的に協力すること。 (20)報告事項等 甲から、業務の履行に関する資料提供の要求があったときは、速やかに提出すること。また、 医療監視等の行政監査・指導のあった場合、関係帳票及び関係資料の作成等について、甲に協 力するとともに、甲又は関係官公庁等から指示指導を受けた事項については、速やかに改善す ること。 (21)再委託の禁止 乙は、あらかじめ、書面により甲の承諾を得た場合を除き、受託した業務の全部又は一部を 第三者に再委託し、又は請け負わせてはならない。 (22)委託業務実績の検証 乙は、委託業務の実績及び内容等に係る検証(セルフモニタリング)を行い、その結果を遅 滞なく甲に提出すること。 (23)業務の引継 契約期間の満了又は契約の解除等により、乙が当事者でなくなる場合には、乙は業務一切の 引継を甲が定める期間内に確実に行い、病院の運営に支障がないよう対処しなければならない。 18 その他 (1)診療材料費抑制への協力 購買・消費データの分析を行い、業者への価格交渉に必要な具体的な情報を提供すること。 必要に応じてメーカー集約提案、同等品置き換え提案、業者切替え提案を行なうこと。また、 甲とともに診療材料の経費削減業務に協力すること。 (2)一般消耗品業務への協力 ①部署からの臨時請求時の物品特定業務に協力して、甲の業務軽減を図ること。 ②業者への発注時に単価契約品と随意契約品に区分けをして発注を行い、甲の業務軽減を図る こと。 この仕様書に定めのない事項、又は疑義が生じた場合は、甲乙協議のうえ定めるものとする。

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別記■搬送部署一覧 順 階 部署名 順 階 部署名 1 01 1F 11 診療 46 03 3F アンギオ室 14 2 01 1F 12 診療 47 03 3F アンギオ室 15 3 01 1F 小児外来 48 03 3F X-TV 室 12 4 01 1F 注射・処置室 49 03 3F 内視鏡 5 01 1F 採血室 50 03 3F 前治療・リカバリ室 6 01 1F 外来ケアルーム 51 03 3F 院内 ICU 7 01 1F 血液管理 52 03 3F HCU 8 01 1F 血液浄化 53 03 3F ICU・CCU 9 01 1F 救急外来 54 03 3F 病理検査室 10 01 1F 解剖室 55 03 3F OP 器材庫 11 01 1F 画像診断 56 03 3F 麻酔準備室 12 01 1F 超音波室 57 03 OP 人工心肺カート 13 01 1F 透視撮影室 58 03 OP 心臓血管外科カート 14 01 1F 核医学 59 03 OP 外科開腹手術用カート 15 01 1F 精神科外来 60 03 OP 眼科カート 16 01 1F 医療事務室 61 03 OP 形成外科カート 17 01 1F 情報システム室 62 03 OP 呼吸器外科カート 18 01 1F 地域医療連携室 63 03 OP 口腔外科材料カート 19 01 1F 中央診療情報管理室 64 03 OP 耳鼻科カート 20 01 1F 電話交換室 65 03 OP 小児開心カート 21 01 1F 防災センター 66 03 OP 小児外科カート 22 01 1F まごころ窓口 67 03 OP 心外カート 23 01 1F ストマ外来 68 03 OP 整形スクリュー 24 01 1F 放射線治療 69 03 OP 整形外科カート 25 02 2F なごやか(精神科病棟) 70 03 OP 脳外科カート 26 02 2F 婦人科・不妊外来 71 03 OP 泌尿器カート 27 02 2F 泌尿器科・皮膚科・形成外科 72 03 OP 婦人科カート 28 02 2F 歯科口腔外科 73 03 OP 麻酔カート 29 02 2F 耳鼻咽喉科・眼科 74 03 3F OP 室(9room) 30 02 2F 生理検査 75 04 4F すこやか 31 02 2F 医療局 76 04 4F NICU 32 02 2F 薬剤局 77 04 4F LDR 33 02 2F 看護局 78 04 4F 産科外来 34 02 2F 栄養局 79 05 5F ほがらか 35 02 2F 感染防止対策室 80 06 6F にこやか 36 02 2F 医療安全管理室 81 06 6F SCU 37 02 2F 事務局 82 06 6F HCU 38 02 2F なるほどライブラリ 83 07 7F のびやか 39 02 2F 滅菌室 84 08 8F さわやか 40 02 2F リハビリスタッフルーム 85 09 9F おだやか 41 02 2F 医療技術局 86 09 9F リハビリ室 42 03 2F 褥瘡管理 87 10 10F あたたか 43 02 2F 医療機器中央管理 88 10 10F 備蓄在庫(災害) 44 03 3F アンギオ倉庫 89 - 救急カート(全 43 台) 45 03 3F アンギオ室 13 90 - 巡回診療

参照

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その他 2.質の高い人材を確保するため.

○水環境課長

※2 Y zone のうち黄色点線内は、濃縮塩水等を取り扱う作業など汚染を伴う作業を対象とし、パトロールや作業計 画時の現場調査などは、G zone

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