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- 目次 - 1. はじめに 1 2. 自治体ポイント管理クラウド等 2 3. 自治体ポイント管理クラウドで合算されるポイント 2 4. 自治体ポイント の使途等 4 5. キャッシュレスの推進 6 6. 地域経済好循環に直結する 自治体ポイント 7 7. 自治体ポイント の今後の可能性等 8 8.

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自治体ポイントの活用可能性と運用上の課題に関する検討会

(中間報告)

平成 30 年 9 月

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- 目 次 -

1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.自治体ポイント管理クラウド等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 3.自治体ポイント管理クラウドで合算されるポイント・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 4.「自治体ポイント」の使途等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 5.キャッシュレスの推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 6.地域経済好循環に直結する「自治体ポイント」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 7.「自治体ポイント」の今後の可能性等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 8.システムの持続可能で確実かつ安全な運用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 9.おわりに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

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自治体ポイントの活用可能性と運用上の課題に関する検討会

(中間報告)

1. はじめに

マイナンバーカードの「マイキー」1と呼 ばれる部 分 を活 用 し、公 共 施 設 など の様 々な利 用 者 カードを一 枚 にするとともに、地 方 自 治 体 が 取 り組 むボランテ ィアポイントや健 康 ポイントなどの管 理 業 務 をクラウド化 することに併 せ、クレジ ットカードなどのポイントや航 空 マイレージを、地 域 の特 産 品 の購 入 等 に使 うこ とが可 能 な「自 治 体 ポイント」に変 換 し、様 々な住 民 の公 益 的 活 動 の支 援 と地 域 の消 費 拡 大 につなげる取 組 (以 下 、「マイキープラットフォーム構 想 」という。) の実 現 に向 けて、総 務 省 では平 成 28年 1月 に検 討 を開 始 し、平 成 28年 度 第 2 次 補 正 予 算 以 降 、所 要 の予 算 を確 保 し、事 業 運 営 に必 要 な諸 システム(「マ イキープラットフォーム」、「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」等 )を構 築 ・運 用 してい るところである。 このうち、「自 治 体 ポイント」については、現 金 を用 いることなく(キャッシュレ ス)物 品 の購 入 やサービス利 用 を行 うことができ、地 域 のキャッシュレス化 を進 める手 段 の一 つであり、「未 来 投 資 戦 略 2018(平 成 30年 6月 15日 閣 議 決 定 )」 において、「マイナンバーカードを活 用 したクラウド型 決 済 インフラとして実 証 稼 働 中 の自 治 体 ポイントの仕 組 みを利 用 し、地 域 のキャッシュレス化 を伴 う新 た な地 域 活性 化 策 の検 討を進 める。」と位 置 づけられたところである。 本 中 間 報 告は、「自 治 体 ポイント」の活 用 可 能 性 と運 用 上の課 題 に関 し、中 長 期 の視 点 から整 理 を行 うとともに、現 在 、実 証 稼 働 中 のシステムを運 用 する にあたっての諸 課 題 をとりまとめようとするものである。 1 マイナンバーカードに搭 載 されている IC チップ内 に格 納 されている電 子 証 明 書 (署 名 用 電 子 証 明 書 と利 用 者 証 明 用 電 子 証 明 書 )や空 き領 域 のことをいう。

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2. 自治体ポイント管理クラウド等

総 務 省 では、地 方 自 治 体 がその使 途を決 め、地 域 振 興 や地 域 経 済 の活性 化 につなげる「自 治 体 ポイント」を管 理 する「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」と呼 ばれるシステムと、「自 治 体 ポイント」を取 得 ・利 用 する者 や図 書 館 等 の利 用 者 証 としてマイナンバーカードを活 用 する場 合 に、 利 用 者 本 人 のIDを管 理 する 「マイキープラットフォーム」と呼 ばれるシステムを、地 方 自 治 体 の参 加 の下 、現 在 実 証 稼 働している2 この場 合 、本 人 確 認 の手 段 として、マイナンバーカードのマイキー部 分 のう ち、利 用 者 証 明 用 電 子 証 明 書3を利 用 している(個 人 番 号 を用 いるものではな く、マイキー部 分 に何 らかのプログラム等を追 加 搭 載 するものでもない。)。 「自 治 体 ポイント」を利 用 して、 各 地 の特 産 品 を購 入 したり、図 書 館 で書 籍 等 を借 りる場 合 には、まずはマイナンバーカードを取 得 し 、「マイキープラットフ ォーム」上に8桁の「マイキーID」を設 定 することとなる4 別 紙1-1 システムの機 能の概 要 別 紙1-2 複 数 の自 治 体 ポイントが設 定 可 能

3. 自治体ポイント管理クラウドで合算されるポイント

(1)民 間 ポイントの利 用 現 在 、次 の民 間 事 業 者 (地 域 経 済 応 援 ポイント協 力 企 業 )5の協 力 の下 、当 該 企 業 が実 施 するポイントプログラムのポイント(以 下 、「民 間 ポイント」という。) を、「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」上 に口 座 を開 設 する地 方 自 治 体 の「自 治 体 ポイント」に変 換することが可 能 となっている。 なお、利 用 者 は、複 数 の地 方 自 治 体 の「自 治 体 ポイント」を取 得 ・利 用 する ことが可 能 であり、また、一 つの「自 治 体 ポイント」に対 して複 数 の民 間 ポイント 2 平 成 28 年 第 2 次 補 正 予 算 を活 用 しシステムを構 築 し、平 成 29 年 9 月 25 日 から運 用 を開 始 。 3 インターネットサイトやコンビニ等 のキオスク端 末 等 にログインする際 に利 用 (例 マイナポータルへのログイン、コン ビニでの公 的 な証 明 書 の交 付 )。「ログインした者 が、利 用 者 本 人 であること」を証 明 することができる。

4 「マイキーID」を設 定 する 際 には、①PCの場 合 :WindowsOS 、ICカードR/W、②タブレット の場 合 :Android 、iOS 、

ICカードR/W、③スマートフォンの場 合 :JPKI対 応 Android端 末 (平 成 30年 8月 現 在 )が必 要 となる。

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3 を変 換して合 算することも可 能 となっている。 ① クレジットカード会 社 (三 菱 UFJニコス株 式 会 社 、三 井 住 友 カード株 式 会 社 、株 式 会 社 ジェーシービー、株 式 会 社 クレディセゾン、ユーシーカード 株 式 会 社 、株式 会 社 オリエントコーポレーション) ② 航 空 会 社(日 本 航 空 株 式 会 社 、全日 本 空 輸 株 式 会 社) ③ 流 通 等(株 式 会 社 サイモンズ、株 式 会 社 青 山キャピタル) ④ 銀 行(株 式 会 社 大 垣 共 立 銀 行 、りそなカード株 式 会 社 、株 式 会 社 ゆうち ょ銀 行 ) ⑤ 電 力 ・通 信 (株 式 会 社 NTTドコモ、中 部 電 力 株 式 会 社 、関 西 電 力 株 式 会 社 ) 民 間 ポイントを「自 治 体 ポイント」に変 換 する場 合 には、「自 治 体 ポイント」の ポータルサイトである「自 治 体 ポイントナビ」又 は、「マイキープラットフォーム」の 「利 用 者 マイページ」にアクセスし、各 社 のポイントプログラムに情 報 連 携 するこ とによってポイント交 換6を実 施する。 別 紙 2 「 自 治 体 ポ イ ン ト ナ ビ 」 https://www.point-navi.soumu.go.jp/point-navi/ (2)地 方 自 治 体 が付 与 するポイント 地 方 自 治 体 が自 己 財 源 によって対 象 者に付 与 する以 下のような「自 治 体ポ イント」もある。 ① ボランティア等の景 品 としての行 政 ポイントを付 与するもの 相 模 原 市 の例 (地 域 活 動 ポイント~防 災 ・防 犯 ・交 通 安 全 ・環 境 美 化 ・ 地 域 福 祉 などの安 全 ・安 心 なまちづくりに資 する活 動 をけん引 した方 に 付 与 。健 幸ポイント~歩 いた歩 数 等に応じてポイントを付 与) 別 紙3-1 マイキープラットフォーム等の活 用 例:相 模 原 市 ② 自 治 体の給 付に活 用 するもの 津 市 高 齢 者 外 出 支 援 事 業 (市 内 に住 所 を有 する65歳 以 上 の方 に年 間 2,000ポイント(2,000円 )を上 限 としてバス代を付 与) 別 紙3-2 マイキープラットフォーム等の活 用 例:三 重 県 津 市 6 オンライン連 携 方 式 、URL 方 式 、クーポン発 行 方 式 がある。

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4 全 国 で多 くの地 方 自 治 体 が自 己 財 源 によるポイント事 業 に取 り組 んでいる ところであり、そのような場 合 、各 団 体 が個 別 にシステムを構 築 することは地 方 自 治 体 間 の重 複 投 資 に繋 がりかねないことから、「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」 の利 活 用 が望まれる。 なお、地 方 自 治 体 の判 断 によって、民 間 ポイントから変 換 されたポイントと当 該 団 体 が付 与 したポイントを合 算 して利 用 することも、区 分 して利 用 することも 可 能 となっている。

4. 「自治体ポイント」の使途等

(1)「自 治 体 ポイント」の使 途 「自 治 体 ポイント」の使 途 については、当 該 地 方 自 治 体 (「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」上 に口 座 を開 設 する地 方 自 治 体 )が決 定 することとなる。現 状 では、 小 売 店 舗 、博 物 館 ・美 術 館 、公 共 交 通 機 関 、インターネット販 売 (地 域 の特 産 品 等)、寄 附 、クラウドファンディングといった使 途に活 用 されている。 別 紙4-1 マイキープラットフォーム活 用 自 治 体 等 一 覧 (2)魅 力的 なポイント使 途 の設 定 現 状 では、「自 治 体 ポイント」への変 換 より、地 域 経 済 応 援 ポイント協 力 企 業が用 意しているプログラムでポイントが利 用 されることが多 い。 例 えば、各 自 治 体 の創 意 工 夫 によって、「自 治 体 ポイント」でしか購 入 でき ない商 品 やサービスをラインナップに加 える等 魅 力 的 な使 い方 を追 求 すべき である。 (3)「自治 体 ポイント」取 得 手 段 の多 様 化 民 間 ポイントを「自 治 体 ポイント」に変 換 して使 用 した後 、クレジット カードの ポイントやマイレージが貯 まるまでに、通 常 、一 定 の時 間 がかかることが課 題 と して挙げられる。 そうした間 にあっても、例 えば口 座 振 替 やクレジットカード決 済 によって 「自

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5 治 体 ポイント」を取 得 できれば、「自 治 体 ポイント」利 用 のタイミングを平 準 化 す ることが可 能となる。 例 えば、利 用 者 が地 方 自 治 体 の指 定 金 融 機 関 に預 金 を持 っていた場 合 、 その預 金 で当 該 地 方 自 治 体 の「自 治 体 ポイント」を一 定 額 購 入 する(チャージ する)よう銀 行 に指 示 すると、その精 算 金 相 当 の移 動 は当 該 銀 行 の自 行 内 の 振 替 によって行 うことが可 能 となる。同 様 に、当 該 地 方 自 治 体 の指 定 金 融 機 関 以 外 の金 融 機 関 の預 金 口 座 からの振 込 による「自 治 体 ポイント」の取 得 や、 クレジットカード支 払で「自 治 体 ポイント」を取 得 することも可 能 となる。 なお、取 得 手 段 の多 様 化 を図 る場 合 、バリュー・プロポジションをどのように 設 定 するのかが重 要 となる。ポイントプログラムの共 通 化 が進 み、民 間 事 業 者 のグループ間 での競 争 が起 きてくる中 で、「自 治 体 ポイント」はどのようにそのメ リットを訴えていくのか、その姿を作っていく必 要がある。 別 紙4-2 自 治 体 ポイントの活 用 可 能 性 (3)「マイキーID」の活 用 「マイキーID」は一 人 一 つで重 複 がないため、様 々な利 用 者 ID(例 えば、図 書 館の利 用 者 番 号 や診 察 券の番 号 など)を「マイキープラットフォーム」に登 録 すると、「マイキー ID」に紐 付 けるかたちで、マイナンバーカード1枚 で図 書 館 等を利 用することが可 能 となっている。 別 紙4-3 マイキープラットフォームとJPKI連 携 また、「マイキープラットフォーム」上 には、利 用 者 の署 名 用 電 子 証 明 書7 発 行 番 号 も登 録 されていることから、住 民 票 に異 動 があった場 合 には、その旨 、 「マイキープラットフォーム」から利 用 施 設 等 に対 して連 絡 をすることも可 能 とな っている。 7 インターネット等 で電 子 文 書 を作 成 ・送 信 する際 に利 用 (例 e-Tax 等 の電 子 申 請 )。「作 成 ・送 信 した電 子 文 書 が、利 用 者 が作 成 した真 性 なものであり、利 用 者 が送 信 したものであること」を証 明 することができる。

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5. キャッシュレスの推進

(1)我 が国 の現 状 と地 域 におけるキャッシュレス推 進 経 済 産 業 省 が平 成 30年 4月 に発 表 した「キャッシュレス・ビジョン」によれば、 2015年 (平 成 27年 )における、日 本 のキャッシュレス決 済 比 率 は、18.4%であ ることに対 して、韓 国 89.1%、中 国 、カナダ、イギリス、オーストラリア、スウェー デン、アメリカでは、60%~45%台 となっている。 また、キャッシュレス検 討 会8では、「大 阪 ・関 西 万 博 (2025年 )に向 けて、「支 払 い方 改 革 宣 言 」として「未 来 投 資 戦 略 2017」で設 定 したキャッシレス決 済 比 率 40%の目 標 を前 倒 しし、高 いキャッシュレス決 済 比 率 の実 現 を宣 言 する。さ らに将 来 的 には、世 界 最 高 水 準の80%を目 指 していく」こととされている。 別 紙5-1 「キャッシュレスビジョン」抜 粋 現 金 決 済 では日 々の精 算 等 に労 力 がかかる等 の課 題 があり、そうしたこと への対 応 が生 産 性 を低 くしているので、キャッシュレスの推 進 により事 務 の効 率 化を図り、生 産 性を高 めることが可 能 となる。 特 に、地 方 においてはクレジットカードによる決 済 の比 率 が相 対 的 に低 い状 況 にある。クレジットカード等 キャッシュレスに未 対 応 の理 由 としては「手 数 料 が 高 い」、「導 入 によるメリットを感 じられない」、「現 場 スタッフによる対 応 が困 難 」、 「導 入 費 用 が高い」等 が挙 げられている。 別 紙5-2 キャッシュレスの現 状 地 方 におけるキャッシュレス化 の推 進 は、消 費 の活 性 化 や生 産 性 の向 上 等 を通じた地 域 活 性 化 の推 進 を図 る上 で、重 要 な課 題 となっている。 (2)「自 治 体ポイント管 理 クラウド」の活 用のメリット等 検 討 中の内 容も含 めて、「自 治 体 ポイント管 理クラウド」の活 用により、低 コス トで運 用 できる地 域 のキャッシュレス化 を推 進 する上 での決 済 インフラになる可 能 性が期 待 される。 8 キャッシュレス検 討 会 (座 長 :藤 原 靜 雄 中 央 大 学 法 務 研 究 科 教 授 、事 務 局 :経 済 産 業 省 商 務 ・サービスグルー プ消 費 ・流 通 政 策 課 、株 式 会 社 NTTデータ経 営 研 究 所 )

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7 一 般 的 に、ポイントによる決 済 インフラを運 用 する場 合 の主 なコストとしては、 ① 決 済 システムの管 理 ・運 用 コスト ② 本 人 確 認 手 段となるICカード等 の発 行コスト ③ 各 店 舗における決 済 端 末 の整 備 コスト ④ ポイントを取 得する際の資 金 調 達 コスト 等が挙 げられる。 「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」を活 用 する場 合 には、 ① 管 理 ・運 用 :実 証 稼 働 中 の「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」と「マイキープ ラットフォーム」の利 用 が可 能 。 ② ICカード:マイナンバーカードを活 用 。 ③ 各 店 舗 の端 末 :既 存 のパソコンやタブレット等 の活 用 が可 能 。また、QR コードによる決 済 も検 討 可 能 。 ④ 資 金 調 達 :ポイント交 換 の精 算 金 は地 域 経 済 応 援 ポイント協 力 企 業 か ら資 金 提 供 され、行 政 ポイントの精 算 金 は各 地 方 自 治 体 等 の予 算 計 上 に よって確 保 。また、クレジットカード支 払 等 による「自 治 体 ポイント」の取 得 も 検 討 可 能 。 なお、QRコード決 済 の標 準 化 等 を検 討 するため、「キャッシュレス推 進 協 議 会」9が設 立 されたところであり、その検 討 状 況 も踏 まえた対 応 が重 要 である。 別 紙5-3 「キャッシュレス推 進 協 議 会」の設 立

6. 地域経済好循環に直結する「自治体ポイント」

多 くの地 方 自 治 体 で、健 康 ポイントや介 護 ボランティアポイントといった形 で、 地 域 住 民に対して、ポイント付 与 事 業を実 施 している状 況 にある10 これらのポイントを「自 治 体 ポイント」として提 供 できれば、地 方 自 治 体 内 の 店 舗 等 での消 費 活 動 に直 結 させることが可 能 なため、地 域 経 済 へのより直 接 的 な還 元 を図 ることが可 能 となる。 また、「自 治 体 ポイント」を活 用して給 付 事 業 を実 施する例もある11 9 経 済 産 業 省 プレスリリース(http://www.meti.go.jp/press/2018/07/20180703002/20180703002.html 1 0 平 成 29 年 1 月 に総 務 省 が全 国 の地 方 自 治 体 に調 査 したところ、355 団 体 が何 らかのかたちでポイント事 業 を 実 施 していると回 答 。 1 1 例 えば、三 重 県 津 市 においては、65 歳 以 上 の高 齢 者 に対 して 2,000 円 分 のバス乗 車 ポイントを「自 治 体 ポイン ト管 理 クラウド」等 を利 用 して付 与 。

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7. 「自治体ポイント」の今後の可能性 等

(1)キャッシュレス決 済 インフラとしての「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」等 各 地 方 自 治 体 が個 別 に運 用している各 種 健 康 ポイントやボランティアポイン ト等 を「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」等 を活 用 することで、オンラインで設 定 可 能 なクラウドシステムとして普 及 させ、地 方 自 治 体 側 の大 幅 なコスト削 減 とクラ ウド型 地 域 通 貨 の原 資 を増 やすことが可 能 となる。また、地 域 エネルギー事 業 の原 料 となる廃 油 や放 置 竹 材 等 を持 参 した住 民 に対 する対 価 として「自 治 体 ポイント」を活 用 する取 組 も可 能 である。さらには、公 的 な給 付 に「自 治 体 ポイ ント」を活 用 することも検 討することが望 ましい。 他 方 で、地 方 自 治 体 等 への支 払 いのキャッシュレス化 の手 段 として検 討 で きる可 能 性 もある(例 えば、給 食 費 、教 材 費 、納 税 、公 共 料 金 等 )。(「自 治 体 ポイント」の財 源 は、当 該 地 方 自 治 体 の指 定 金 融 機 関 口 座 に振 り込 まれて管 理 されており、当 該 資 金 を振 り替 えることになるので、一 定 の合 理 性 が期 待 さ れるところ。) 地 域 の店 舗 及 び地 方 自 治 体 においても「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」を活 用 したキャッシュレスの推 進 により、従 前 必 要 としていた請 求 書 を省 略 すること が可 能 となり、両 者 の業 務 効 率 化にも寄 与 することが可 能 となる。 別 紙6 請 求 書 に係 る整 理 「自 治 体 ポイント」の普 及 に当 たっては、マイナンバーカードだけではなく、ス マホで決 済 することも可 能 とすべきである。ユーザーにとっても使 いやすい「自 治 体 ポイント」にする必 要 がある。「自 治 体 ポイント」が使 えるのは地 元 店 舗 が 中 心 になるが、「自 治 体 ポイント」だけ利 用 可 能 とするのではなく、例 えば旅 行 者 が「自 治 体 ポイント」を持っていなくても、全 国 共 通 で使 える決 済 基 盤 のアプ リケーションを使 ってQRコードで普 通 に買 い物 ができるように、加 盟 店 を相 互 に開 放 することも考 えられるのではないか。 地 域 型 の資 金 循 環 を作 るというミッションを地 域 の金 融 機 関 が認 識 して、そ れを推 進 するということでキャッシュレスを進 めるべきであり、前 払 式 証 票 につ いても登 録 で済 む銀 行 は非 常 に親 和 性 が高 いプレーヤーであるということも地 域の金 融 機 関に理 解 してもらうことが重 要 となってくる。 さらには、地 域 におけるキャッシュレスの推 進 に伴 い、地 方 自 治 体 や金 融 機

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9 関 における業 務 の効 率 化 、ポイント利 用 等 のデータの利 活 用 が進 むことが期 待 されるところであるが、地 域 の民 間 事 業 者 と効 果 的 に連 携 を図 りつつ、こうし た動 きをいかに地 域 における産 業 や雇 用 の創 出 につなげていくかといった視 点からの議 論 が今後 必 要 となってくる。 (2)電 子 マネー式 プレミアム付 地 域 商 品 券 の発 行 手 段 としての「自 治 体 ポイン ト管 理 クラウド」の活 用 上 述 のような「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」等 の今 後 の可 能 性 を具 体 化 しよ うとする前 段 階 として、従 前 、地 域 で発 行 されてきたプレミアム付 地 域 商 品 券 を「自 治 体 ポイント」により電 子 的 に発 行 する「電 子 マネー式 プレミアム付 地 域 商 品 券」事 業 の実 施 が考 えられるのではないか。 従 来のプレミアム付 地 域 商 品 券は、大 まかに、 ① 購 入 希 望 者が前 払 分の現 金を準 備し、地 域 商 品 券を申し込 む。 ② 地 方 自 治 体 等 がプレミアムを上 乗 せした額 面 の地 域 商 品 券 を印 刷 ・発 行する。 ③ 購 入 者 が地 域 商 品 券 を持 参し、店 舗 等 で利用 する。 ④ 店 舗 等 は利 用 された地 域 商 品 券 をまとめて地 方 自 治 体 等 に申 請 し、精 算 金を受 領する。 といった流 れとなる。この場 合 、商 品 券 を印 刷 するコストや、転 売 防 止 の困 難 性 といった課題 が生じることとなる。 「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」等を活 用 し、「電 子 マネー式プレミアム付 地 域 商 品 券」を発 行 する場 合 、 ① 商 品 券 を印 刷するコストは不 要 ② マイナンバーカードを活 用 した本 人 確 認 を行 い、ポイントを付 与 するため、 システム上 、ポイントの譲 渡は不 可 能 ③ 店 舗 等においては、クラウド上の利 用データに基づき精 算 を実 施 ④ 商 品 券 受 渡しコスト(窓 口の設 置 費 用や現 金 等 の警 備 費 用)が不 要 ⑤ 換 金 後の商 品 券 の保 管 が不 要 となり、これまで地 域 商 品 券 の発 行 を行 う場 合 に発 生 していた課 題 の解 決 に 繋 がることが期 待 される。また、「自 治 体 ポイント」を根 付 かせるためには、こうし たコスト面 での合 理 性 に加 え、利 用 者 から見 てポイントを使 ってみたいというき っかけ作 りが必 要 であり、その一 つの解 決 策 として、電 子 的 なプレミアム付 商

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10 品 券の利 用 が考 えられる。 なお、こうした場 合 、今 後 解 決すべき課 題 としては、 ① 前 払 部 分 のキャッシュレスによる支 払 方 法 の確 立 (クレジットカードによ る 支 払 等) ② 店 舗 等 における決 済 環 境 の整 備 (マイナンバーカードでの利 用 、QRコー ドによる利 用 、ポイント券の発 行 等 ) ③ 地 方 自 治 体 の業 務 フローの確立 といった事 項 がある。また、利 用 の前 提 となるマイナンバーカードについて、そ の円 滑 な取 得 への配 慮 も必 要 となってくる。さらにマイキーIDの設 定 について も、例 えば、マイナンバーカードの取 扱 いに合 わせて地 方 自 治 体 の窓 口 でID 設 定 支 援 を行 うなど円 滑 な設 定 を図 る必 要 がある。更 に、国 民 及 び地 方 自 治 体 向 けの広 報 にも力 を入 れていく必 要 がある)。 別 紙 7 広 島 県 の事 例 (広 島 県 電 子 マネー方 式 プレミアム付 商 品 券 発 行 モデ ル事 業 )

8. システムの持続可能で確実かつ安全な運用

これまで整 理 してきたような、地 域 での基 本 的 なキャッシュレス決 済 インフラ として「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」等を活 用 する際には、それに必 要 なセキュ リティを確 保 する必 要 がある。 「自 治 体 ポイント」の管 理 については、データセンターでの管 理 をより充 実 さ せるとともに、ブロックチェーン技 術 の導 入 により確 実 に取 引 データが残 る手 段 を検 討 することも必 要 である。「自 治 体 ポイント」に係 る精 算 金 の支 払 等 につい ては、金 融 機 関 に依 頼 することとなるため、ポイント管 理 のデータを金 融 機 関 に確 実 に伝える必 要 がある。 別 紙8 マイキープラットフォームへのブロックチェーンの導 入 検 討

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9. おわりに

以 上 、「自 治 体 ポイント」の活 用 可 能 性 と運 用 上 の課 題 を整 理 したところで あるが、地 域におけるキャッシュレスを推 進 するため、総 務 省 においては、関 係 府 省 とも連 携の上 、実 証 稼 働 中のシステムの運 用に取 り組むべきである。 また、キャッシュレスを巡 る急 速 な情 勢 変 化 にも十 分 留 意 しながら 、この中 間 報 告 で整 理 した「自 治 体 ポイント管 理 クラウド」を地 域 のキャッシュレス決 済 インフラとして利 用 するための課 題 等 について、引 き続 き、その解 決 のための 検 討を進 めることが望 まれる。

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自治体ポイントの活用可能性と運用上の課題に関する検討会

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- 目 次 -

別紙1-1 システムの機能の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 別紙1-2 複数の自治体ポイントが設定可能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 別紙2 自治体ポイントナビ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 別紙3-1 マイキープラットフォーム等の活用例:相模原市・・・・・・・・・・・・・・・・5 別紙3-2 マイキープラットフォーム等の活用例:三重県津市・・・・・・・・・・・・・・・7 別紙4-1 マイキープラットフォーム活用自治体等一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 別紙4-2 自治体ポイントの活用可能性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 別紙4-3 マイキープラットフォームとJPKI連携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 別紙5-1 「キャッシュレス・ビジョン」抜粋 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 別紙5-2 キャッシュレスの現状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 別紙5-3 「キャッシュレス推進協議会」の設立・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 別紙6 請求書に係る整理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 別紙7 広島県の事例(広島県電子マネー方式プレミアム付き 商品券発行モデル事業)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 別紙8 マイキープラットフォームへのブロックチェーンの導入検討 ・・・・・・・・・・19

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テム

機能の

概要

(1)マイキープラットフォーム

・希望者が口座番号として「マイキーID」を作成・登録。(マイナンバーカードのI

Cチップの中の利用者証明用電子証明書を活用し、これに対応する実在する人がウェ

ブ上で重複のないIDを1個だけ作成可能。(なお、利用者証明用電子証明書が再発

行された場合にも、本人が破棄しない限り、自動的に新たな電子証明書に対応してマ

イキーIDは継続して有効)

・様々なサービスの利用者番号を複数サービスIDとして登録可能。これらのサービス

IDは、マイナンバーカードを活用して当該サービスを利用する際に通知。例えば、

図書館の利用者番号や診察券の患者番号等が想定される。

(2)自治体ポイント管理クラウド

・マイキーIDを口座番号として、全ての自治体ポイントについて、その付与、使用、

残高確認等の事務を管理できる。自治体ポイントとは、当該自治体が利用可能と指定

した実店舗やオンライン販売等で決済できるもので、後日、自治体から精算金が支払

われるもの。

別紙1-1

1

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自治体ポ

ラウド

自治体

の既

のポ

サービ

・地域で使う 美術館・博物館等 地域商店街等商店 バス 等の 公共交通機関 等 ・観光で使う 観光振興 (ア ンテナ ショ ップ 含 む) 等 ・オ で使う オンラ イン で 地域の 産物購入 クラ ウ ドファンディング 等

利用者

ボラ

ィア

ポイ

ト、健康ポイ

ト・

・・

自治体ポ

イン

ト管理シ

職員

ポイ 付与 支援業務

自治体による

ポイント付与

自治体 ポイ ン ト の 利用・提供 金融機関

複数の

自治体ポ

設定可能(

自治体

管理ク

利用

マ イキー ID 自治体コ ー ド 自治体 ポイン ト M Y123456 14130 (α 市 ) 4, 000 13116 ( β市 ) 5, 000 KE Y34567 14130 (α 市 ) 12, 000 1700 9 (γ 市 ) 1, 000 ・・・・・・・ ・ ・・・・ ・・・・ 各自治体 の 指定 金融機関 マ イナン バ ー カード

応援

イン

・ク

レジ

ット

イント

・航空

マイ

金融機関

各社の

イン

トを地

応援

ポイ

トに

各社の ポイ ント システム

自治体ポ

合算し

利用

本人に

店舗等での

利用指示

各社の

w

eb

画面か

ら変

換指示

使途

治体

定め

る)

精算金の動き

( クラウ ド利 用 の メリ ット ) ・経費率を 激減さ せ 自治体ポ イン トの 還元率を 向上 ・地域経済応援ポ イン トを 受け 入れ 、 自治体ポ イン トと して 利用可能

別紙1-2

2

(18)

別紙2

(19)
(20)

(1)「地域活動ポイント

〇地域

活動の中

心的役

割を担う

自治会

(連合会

)、(

地区)社

会福祉

協議会、

老人ク

ラブ(連

会)

などの活

動のう

ち、防災

・防

犯・

交通安全

・環

境美化

・地域

福祉な

どの安全

・安心

なまちづ

りに

資する活

動をけ

ん引する

方にさ

がみはら

ポイン

トを付与

(2)「健幸ポイント

平成3

0年度

に貯め

たポイン

トを、

従来の商

品券、

社会貢献

(寄付

)に加え

さが

みはらポ

イント

への交換

も可能

とする

(3)「地域経済応援ポイント」協力会社

全日本空輸(

AN

A

日本航空(

JA

L)

中部電力

三菱

U

FJ

ニコ

三井住友カ

ーシ

ービ

ーカード

ディ

ユーシ

ーカード

オリエ

コー

関西電力

サイ

ンズ

TTド

コモ

地域経済応援ポ イ ン ト めい ぶつ チョ イ ス 利用 利用 さ がみはら ポイ ント 付与 交換 商店街な ど 相原二本松商店街 ふちのべキララカード会 sagamix ポ イ ン ト 付与事業 地域活動ポ イ ン ト 健 幸 ポイ ント

別紙3-1

大垣共立銀行

ちょ銀行

青山キ

ピタ

ット

フォー

等の

活用例:

相模原

(「

らポ

」付与・利用事業の

詳細)

注:「健幸 ポイ ント 」 市から 配布す る 歩数計を 持っ て ウ オ ー キ ン グ し た り 、 指定し た 健康づ くり 教室に 参加し た り 、 健康診断を 受け た り す る な ど 、 健康づ くり に 向け た 行動を 実践し て ポ イ ン ト を 獲得

5

(21)

「地域活動ポイント」とは

→第1弾として、地域活動の中心的 役割を 担う、 自治会 (連合 会)、 (地区 )社会 福祉協 議会、 老人ク ラブ (連合会)などの活動のうち、 市の 政策と 関連が 深く、 公益性 の高い 防災・ 防犯・ 交通安 全・環 境美化 ・地域 福祉 など、安全・安心なまちづくり に資す る活動 をけん 引する 方にポ イント を付与 します 。 分野 活動名 活動団体 活動内容 防災 地区防災訓練 地区連合自主防災隊 企画・立案・運営 防犯 安全・安心まちづくり旬間 年末年始特別警戒 安全・安心まちづくり 推進協議会 等 啓発チラシ、物品配布 青色防犯パトロール車での啓発活動 交通安全 交通安全運動(春、秋) 交通事故防止運動(夏、年末) 九都県市一斉自転車マナーアップキャ ンペーン 飲酒運転根絶運動強化月間 環境美化 路上喫煙防止 ごみのポイ捨てキャンペーン きれいなまちづくりの日キャンペーン 地区自治会連合会 廃棄物減量等推進員 等 清掃活動、啓発チラシ、物品配布 地域福祉 友愛活動(高齢者の見守り活動) 市老人クラブ連合会 企画・立案・運営 福祉コミュニティ形成事業(通年) 地区社会福祉協議会 地区ボランティアセンターやサロン等を開催 自治会 加入促進 自治会加入促進キャンペーン 市自治会連合会 啓発チラシ、物品配布

◎付与ポ

役職 ポイント 数 基本 200p サブリーダー 400p リーダー 600p

◎付与対象活動

次の活動の企画・運営等を行う方に付与)

※1

ポイント

=1円

1活動

=200ポイント

6

(22)

ット

フォー

等の

活用例:

三重県

津市

市内に 住所を 有す る 6 5 歳 以上 の方 平成2 9 年3 月 1 日現 在 79, 484 人

対象

別紙3-2

7

(23)

ット

フォー

活用自治

体等一

覧①

※ ● : 実 施中 、 ◎:事 業登録 完了、 ○:検 討・ 準 備中 と 把握し ている 団体 平成 30 年9月 10 日現在 都道府県名 市区町村名 図書館 め い ぶつ チ ョイ ス 商店等 寄附 備考 北海道 古平町 ● ◎ め い ぶ つ: H 30. 9. 4 ス ター ト 商店等: H 30. 9 に 開始予定 鷹栖町 ● H 30. 5. 30 ス ター ト 青森県 県 ● H 29. 10. 1 ス ター ト 八戸市 ○ 外ヶ 浜町 ● H 29. 11. 24 ス ター ト 中泊町 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 岩手県 一関市 ◎ ● ◎ 図書館: H3 0 年度中に 開始予定 め い ぶ つ: H 30. 9. 3 ス ター ト 健康い ち のせき マ イ レ ー ジ 事業 で のポ イ ン ト 付 与: H3 1 年度中に 開始予定 宮城県 石巻市 ● H 30. 5. 15 ス ター ト 山形県 三川町 ● H 30. 6. 15 ス ター ト 茨城県 水戸市 ○ 笠間市 ● ● ● 図書館: H 30. 8. 1 ス ター ト め い ぶ つ: H 29. 12. 16 ス ター ト 商店等: H 29. 9. 25 ス ター ト 潮来市 ● H 30. 6. 11 ス ター ト 栃木県 宇都宮市 H 30 年度中に 開始予定。 事業内容は現在検討中 真岡市 ● H 30. 4. 16 ス ター ト 益子町 ● H 30. 8. 20 ス ター ト 茂木町 ● H 29. 12. 14 ス ター ト 群馬県 前橋市 ● ● ○ め い ぶ つ: H 29. 9. 25 ス ター ト 商店等: H 29. 12. 4 ス ター ト 埼玉県 川口市 ○ ● 行政ポ イ ン ト 付与: H 31. 1 開始予定 所沢市 ● H 29. 11. 28 ス ター ト 吉見町 ○ H 30. 9 に 開始予定 千葉県 船橋市 ● H 30. 9. 3 ス ター ト 成田市 ◎ H 30. 9 に 開始予定 い す み市 ● H 30. 8. 20 ス ター ト 横芝光町 ● H 30. 3. 1 ス ター ト 東京都 中野区 ◎ 利用開始予定 豊島区 ● ● 図書館: H 29. 9. 25 ス ター ト 商店等: H 29. 11. 1 ス ター ト 八王子市 ● ○ 図書館: H 30. 4. 1 ス ター ト 神奈川県 川崎市 ● H 29. 11. 20 ス ター ト 相模原市 ● ● め い ぶ つ: H 30. 8. 20 ス ター ト 商店等: H 30. 4. 1 ス ター ト 地域活動に 対す る ポ イ ン ト 付与: H 30. 7. 1 ス ター ト 健幸ポ イ ン ト 事業に 対す る ポ イ ン ト 付与: H 31. 3 に 開始予定 横須賀市 ○ 新潟県 三条市 ◎ ● め い ぶ つ: H 30. 10 に 開始予定 寄附: H 30. 4. 1 ス ター ト 胎内市 ● H 30. 3. 22 ス ター ト 都道府県名 市区町村名 図書館 め い ぶつ チ ョイ ス 商店等 寄附 備考 富山県 県 ● H 30. 3. 6 ス ター ト 富山市 ● ● 図書館: H 29. 9. 25 ス ター ト め い ぶ つ: H 30. 4. 1 ス ター ト 氷見市 ● H 30. 3. 6 ス ター ト 射水市 ● ● H 30. 3. 6 ス ター ト め い ぶ つ: H 30. 7. 2 ス ター ト 舟橋村 ● H 30. 3. 6 ス ター ト 上市町 ● H 30. 5. 2 ス ター ト 立山町 ● H 30. 3. 6 ス ター ト 福井県 越前市 ● ● ● 図書館: H 30. 4. 1 ス ター ト め い ぶ つ: H 30. 6. 1 ス ター ト 商店等: H 30. 4. 27 ス ター ト 山梨県 市川三郷町 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 小菅村 ◎ ● H 29. 9. 25 ス ター ト 長野県 塩尻市 ● ◎ 図書館: H 29. 9. 26 ス ター ト 商店等: H 30. 9 に 開始予定 山ノ内町 ● H 30. 1. 22 ス ター ト 岐阜県 県 ● ◎ H 30. 2. 1 ス ター ト 美濃加茂市 ○ H 30. 12 に 開始予定 可児市 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 下呂市 ● H 30. 9. 3 ス ター ト 静岡県 袋井市 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 湖西市 ● H 30. 2. 1 ス ター ト 愛知県 犬山市 ● H 30. 6. 15 ス ター ト 大府市 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 尾張旭市 ● H 30. 6. 1 ス ター ト 三重県 津市 ● ● 商店等: H 29. 9. 25 ス ター ト め い ぶ つ: H 30. 5. 15 ス ター ト 熊野市 ○ 南伊勢町 ○ 京都府 府 ● ● め い ぶ つ: H 29. 9. 25 ス ター ト 図書館: H 29. 12. 1 ス ター ト 福知山市 ● H 29. 11. 1 ス ター ト 舞鶴市 ◎ H3 0 年度中に 開始予定 綾部市 ● H 30. 2. 1 ス ター ト 亀岡市 ● H 29. 12. 1 ス ター ト 木津川市 ● H 30. 2. 15 ス ター ト 和束町 ◎ H 31. 4 に 開始予定 大阪府 泉佐野市 ● H 29. 12. 1 ス ター ト 兵庫県 南あ わじ 市 ● ● め い ぶ つ: H 29. 11. 1 ス ター ト 商店等: H 29. 12. 1 ス ター ト 奈良県 天理市 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 田原本町 ○ 明日香村 ● H 30. 3. 15 ス ター ト 王寺町 ● ● 図書館: H 30. 4. 1 ス ター ト め い ぶ つ: H 30. 7. 2 に 開始予定

別紙4-1

8

(24)

イキー

ラッ

トフ

ォー

活用自治

体等一

覧②

平成 30 年9月 10 日現在 都道府県名 市区町村名 図書館 め い ぶつ チ ョイ ス 商店等 寄附 備考 和歌山県 和歌山県 ● H 30. 7. 16 に 開始予定 和歌山市 ● ● ● 図書館: H 30. 7. 17 ス ター ト め い ぶ つ: H 30. 7. 17 ス ター ト 商店等: H 30. 7. 17 ス ター ト 橋本市 ● H 30. 4. 16 ス ター ト 白浜町 ● H 30. 2. 1 ス ター ト 岡山県 井原市 ● H 29. 11. 15 ス ター ト 備前市 ● H 30. 2. 25 ス ター ト 美作市 ○ 平成 31 年度以降開始予定 美咲町 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 広島県 福山市 ○ ● め い ぶ つ: H3 0 年度中に 開始予定 商店等: H 30. 2. 1 ス ター ト 山口県 山口市 ● H 30. 4. 1 ス ター ト 徳島県 県 ● ● ● 図書館: H 30. 7. 10 ス ター ト め い ぶ つ: H 30. 3. 1 ス ター ト 商店等: H 30. 7. 9 ス ター ト 香川県 高松市 ● 商店等: H 30. 4. 22 ス ター ト 愛媛県 県 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 松山市 ● H 29. 12. 1 ス ター ト 高知県 土佐市 H 30 年度中に 開始予定。 事業内容は現在検討中 南国市 ◎ ● ◎ 図書館: H 30. 10 に 開始予定 め い ぶ つ: H 30. 6. 15 ス ター ト 寄付: H 30. 12 に 開始予定 田野町 ○ ● H 29. 9. 25 ス ター ト 中土佐町 ● H 30. 2. 1 ス ター ト 福岡県 柳川市 ● H 30. 3. 1 ス ター ト 八女市 ○ 大川市 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 宗像市 ● ● め い ぶ つ: H 30. 5. 15 ス ター ト ク ラ ウ ド フ ァ ンデ ィ ング : H 30. 5. 15 ス ター ト 佐賀県 伊万里市 ● H 30. 5. 15 ス ター ト 長崎県 平戸市 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 大村市 ○ H3 1 年度中に 開始予定 松浦市 ◎ H3 0 年度中に 開始予定 熊本県 県 ● H 30. 7. 30 ス ター ト 八代市 ● H 30. 8. 20 ス ター ト 玉名市 ● ● め い ぶ つ: H 30. 4. 16 ス ター ト H 29. 11. 27 6 店舗で 先行開始 阿蘇市 ● ● め い ぶ つ チ ョイ ス : H 29. 12. 13 ス ター ト 商店等: H 30. 2. 9 ス ター ト 南関町 ○ 小国町 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 球磨村 ○ ※ ● : 実 施中 、 ◎:事 業登録 完了、 ○:検 討・ 準 備中 と 把握し ている 団体 ※ マイキ ーID 登録者 数: 11,7 07 ( 平成 30 年9月 9日現 在) ※ 現在1 1 9 団体 都道府県名 市区町村名 図書館 め い ぶつ チ ョイ ス 商店等 寄附 備考 大分県 県 ● H 30. 3. 26 ス ター ト 大分市 ● H 30. 7. 10 ス ター ト 臼杵市 ● H 29. 11. 1 ス ター ト 竹田市 ● H 30. 4. 2 ス ター ト 宮崎県 都城市 ● ● ● 図書館: H 29. 10. 7 ス ター ト め い ぶ つ チ ョイ ス : H 29. 9. 25 ス ター ト 商店等: H 29. 9. 25 ス ター ト 日南市 ○ 小林市 ○ 西都市 ○ H 30. 12 に 開始予定 綾町 ○ H3 0 年度中に 開始予定 川南町 ● H 29. 9. 25 ス ター ト 鹿児島県 県 ● H 29. 9. 26 ス ター ト 鹿児島市 ○ H3 0 年度中に 開始予定 日置市 ● H 30. 4. 1 ス ター ト 大崎町 ● H 29. 9. 25 ス ター ト さつ ま 町 ● ● め い ぶ つ: H 30. 4. 2 ス ター ト 商店等: H 30. 4. 2 ス ター ト 肝付町 ◎ ◎ ◎ 図書館: H3 0 年度中に 開始予定 め い ぶ つ: H3 0 年度中に 開始予定 高齢者元気ア ッ プ 事業で の行政ポ イ ン ト 付与: H3 0 年度中に 開始予定 喜界町 ● ○ ◎ ○ 図書館: H 30. 2. 20 に 開始予定 め い ぶ つ: H3 0 年度中に 開始予定 行政ポ イ ン ト 付与: H3 0 年度中に 開始予定 寄附: H3 0 年度中に 開始予定 実施中(●) 計 32 54 25 5 延べ1 1 6 団体(9 3 団体 ) 事業登録完了(◎) 計 5 7 5 1 延べ1 8 団体(1 4 団体 ) 検討・準備中(○) 計 3 19 1 3 延べ2 8 団体(2 6 団体) ※ 宇都宮市、 土佐市分を 合計欄に 加算し て い る

9

(25)

カード

イン

イレ

ージ

を自治体ポ

ント

変換

利用者

変換指示

各自治体主催のボ

ンテ

や健康

活動等

購入指示 マ イナ ン バ ー カー ド 活 用 参加 ・資金コ ス ト 0 .7 %程度 ・追加コ ス ト ?

カード

自治体ポ

ント

仕向銀行の口座から

振替

等で

自治体ポ

ント

を取得

購入指示

決済代行

会社

自治体ポ

ント

ウド

総務省)

自治体ポ

ント

設定

各自治体)

<自治体ポ イ ン ト の運営>

当該自治体

の指定金融

機関

自治体ポ

ント

活用可能性

自治体ポ

ント

使途や場所は

自治体が決定

実店舗や

ンラ

ン販売

<自治体ポ イ ン ト 使途・場所>

店舗等の

口座

・資金コ ス ト ? ・振替・振込コ ス ト 精算金相当 精算金 相当 精算金相当 予算計上 <行政ポ イ ン ト > <地域経済応援ポ イ ン ト >

地域の産物の

購入等

精算金 支払 ・指定金融機関 ・他の金融機関(地元又は 東京な ど 他の地域) ※ 有人・無人 ※ 振替・振込、 現金 ※ 要検討:資金コ ス ト 等の精算のあ り 方 カ ー ド 会社等 から 資金提供 オ ン ラ イ ン で の購入等に は、 ス マ ホ ・パソ コ ン 利用( マ イ キ ー ID と パ ス ワード ) マ イ ナ ン バー カ ー ド やポ イ ン ト 券に よ る ポ イ ン ト 利用又は既存の商品券・商店街等のポ イ ン ト カ ー ド へチャ ー ジ 、 ス マ ホ 活用

自治体ポ

の口

座開

(マ

キー

ID

設定

別紙4-2

10

(26)

マイキ

ットフ

ォー

JP

KI

利用者証明用電子証明書の 証明書有効性確認 (O C SP ) (マ イ キ ー ID 設定時に お い て 、 利用 希望者の 利用者証明用電子証明 書の 有効性を 即時に 確認す る 。 ) 利用者証明用電子証明書 / 署名用電子証明書失効リ ス ト ( C RL )提供 [1 回 / 日 ] (利用者証明用電子証明書と 署 名用電子証明書の 失効リ ス ト (CR L) を 1 回 / 日と り 寄せ 、 利用者 証明用電子証明書が 失効した 場 合 に は、 マ イ キ ー ID を停 止し、 署名 用電子証明書の 記載内容変更で 失効した 場合に は 、 そ の 旨図書館 等の 窓口端末に 通知す る 。 ) 利用者証明用電子証明書の 新旧紐付け (利用者証明用電子証明書が 再 発行さ れ た 場合に お い て 、 新しい 利用者証明用電子証明書の 発行 番号を 基に 旧の 証明書の 発行番 号を と り 寄せ て 、 マ イ キ ー ID に 対応 す る 発行番号を 上書き す る 。 ) 利用者証明用電子証明書と 署名用電子証明書の 紐付け (図書館等の 窓口端末に お い て 利 用者の 住所等変更通知を 必要と す る 場合に 、 予め 利用者証明用 電子証明書の 発行番号を 基に 対 応す る 署名用電子証明書の 発行 番号を と り 寄せ て お く 。 )

自治体ポイ

管理ク

ウド

マ イキ ー ID ポ イン ト M Y 123456 1000 K E Y 34567 2000 マ イナ ン バ ーカ ード マイ ID の設定

図書館等の 窓口端末

店舗等の 窓口端末

イナ ン バ ーカ ード ービス ID 登録 ・確 付与・ 利用 利用者証明用 電子証明書 発行番号 マ イ キー ID マイ キー ID 状態 署名用 電子証明書 発行番号 サ ービ ス ID 利用者 番号付与 事業者 ID 住所等 変更 通知 利用者 番号 0 3 0 D 45 M Y 123456 有効 0 249B F 00000001 ○ 111111 00000002 211111 00000003 ○ 33111 10000004 ○ 0100 10000005 ○ 001001 10000006 000001 0 3 0 D 48 K E Y 34567 停止 0 249C 0 00000002 211112 00000003 ○ 33112 10000010 ○ 101001 10000011 ○ 440001 10000101 550001 10001001 1110001 キー ID 提供 端末認証を 保証 マ イナ ン バ ーカ ード ※ 端末識別情報と は 、CP Uの 製造番号、 マ ザ ー ボ ー ドの 製造番号、 O Sが 生成す る 情報を 結合し 、S H A2 56 で ハ ッシ ュ化し た 値。 端末認証デ

イキー

ラッ

トフ

ォー

とJ

PKI

別紙4-3

4ケタ PIN 入力

利用者

11

(27)

【マイナンバーカードを支払(消費)に活用する動き】 総務省によれば、企業が消費者に毎年度付与する 4,000 億円に相当するポイン トのうち、3 割から 4 割が未利用(2014 年度)の状態にある。 そこで、総務省は「マイキープラットフォーム構想」を立ち上げ、マイナンバー カードを活用し、公共施設などの様々な利用者カードを一枚にするとともに、各自 治体のボランティアポイントや健康ポイントなどをクラウド化することに併せ、ク レジットカードなどのポイントやマイレージを地域経済応援ポイントとして全国 各地に導入・合算し、様々な住民の公益的活動の支援と地域の消費拡大につなげる ことを目指している。2017 年 9 月 25 日からは、当該構想の推進に必要な利用者の ID 等を格納する「マイキープラットフォーム」と、地域経済応援ポイント協力企 業のポイントを変換・合算する機能などを有する「自治体ポイント管理クラウド」 等の情報基盤の運用を開始している。 本構想は、通貨による支払を目的としたものではないものの、キャッシュレスの 実現において参考となる取組であると言える。 図表 51 マイキープラットフォーム構想 (出典)総務省公表資料(平成29 年 9 月 21 日) 出典「キャッシュレス・ビジョン」 (平成30年4月 経産省 商務・サービスグループ 消費・流通政策課)

別紙5-1

12

(28)

6 今後の取組み

本キャッシュレス・ビジョンの策定においては、現状においてキャッシュレスの 中心的プレイヤーであるクレジットカード業界関係者を中心に、FinTech 業界、小 売事業者、所管官庁等のキャッシュレスに関連する多くの業界関係者のご協力をい ただいた。策定の過程において、各業界が対等な立場で意見交換できたことは、単 にキャッシュレス推進に向けた検討だけではなく、各業界の発展、さらには我が国 におけるキャッシュレス社会の実現に向けて有益であったと言える。 【支払い方改革宣言】 ここで、本検討会としては、大阪・関西万博(2025 年)に向けて、「支払い方改革 宣言」として「未来投資戦略 2017」で設定したキャッシュレス決済比率 40%の目標を 前倒しし、高いキャッシュレス決済比率の実現を宣言する。さらに将来的には、世界最 高水準の 80%を目指していく。 今後、この取組は「キャッシュレス推進協議会(仮称)」において、オールジャ パンの取組として有識者・実務家の智恵と英知を結集して、産官学が連携して進め ていくこととなる。「キャッシュレス推進協議会(仮称)」をキャッシュレス推進の 母体として、本キャッシュレス・ビジョンで提言された方策(案)を踏まえ、実行 に向けた具体的な活動を行うことを期待する。 【キャッシュレス推進協議会(仮称)に期待される役割】 今後設立される「キャッシュレス推進協議会(仮称)」においては、キャッシュ レス・ビジョンの策定時点で十分な協議が行えなかった事項や方策(案)の具体的 内容に関する検討 、検討された方策(案)の実行や成果にかかるモニタリング、銀 行業界やその他のキャッシュレスに関する業界の取組、海外における同様の取組と の調和も意識して、各種活動の旗振りや取りまとめの役割を担うことが想定される。 また、本ビジョンを広く世界に発信していくことも重要であり、英訳や海外のセ ミナーにおける情報発信に関する取組みも期待される。 なお、キャッシュレス・ビジョン策定時には「企業と消費者(B2C)」に関する 支払を検討対象の中心としていたが、「政府と企業(G2B)」、「政府と消費者(G2C)」、 さらに「企業と企業(B2B)」、「消費者と消費者(C2C/P2P)」に関する支払につい ても、領域を拡大して検討することも求められる。さらに、本ビジョンの検討の過 程においては、我が国のキャッシュレス支払において主たる役割を担うクレジット カードを中心に議論が行われたが、キャッシュレス推進協議会(仮称)では、デビ ットカードや電子マネー、銀行口座間振込、FinTech を活用した新たなキャッシュ レス支払等の他の支払手段についても、幅広く検討が行われる必要があると考える。 キャッシュレス推進協議会(仮称)では、想定される検討事項や、当該検討を受 けて実施に向かう活動が多岐に渡りかつ、様々な関係者との連携が必要となる。そ のため、キャッシュレスに関わる各分野・業界の業界団体、事業者、有識者、行政 機関が参画し、多面的な議論を通じて、あるべき姿、実効性、実現可能性の評価を 行い、方策の優先順位を定めた上で、キャッシュレス推進の加速に資する様々なイ ベント50を意識したロードマップとこれに沿ったタスクのアクションプランを策 定して活動を行うことが望まれる。

13

(29)

クレジットカードの利⽤率は、⼤都市圏の⽅が⾼い。また、業種によって差異がある。

(出所) 平成26年商業統計表 (%)

キャッシュレスの現状

業種

カード決済可能な割合

スーパー

71%

フランチャイズ

63%

タクシー

51%

旅館

89.3%

ホテル

93.9%

各業種の決済対応⽐率

※スーパー、フランチャイズ は 企業ごとに、⼀部の店舗で もカ ード決済に対応してい れば計上 ※タクシーは台数ベー ス(法⼈タクシ ー のみ) (出所) 経済産業省実施流通業界アンケー ト (平成24年6⽉) (⼀社)全国ハイヤー・タク シ ー 連合会 (⼀社)⽇本旅館協会アンケー ト 調査(平成28年度)

12.6

15.6

13.8

19.8

12.7

0.0

10.0

20.0

30.0

その他

⼤阪

愛知

東京

宮城

⼩売業におけるクレジットカード

決済⽐率

別紙5-2

14

(30)

2018

7

2

1

2018

4

11

2025

2017

40

2018

2018

7

2

2

2018

7

1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

80%

別紙5-3

15

(31)

SMILE CITY M IY AK ON OJ O 幸せ上々、みやこのじょう

■請求書に係る整理①

検討の背景

市が商店等へ支払うべき

金額に

ついて

は、自

治体ポ

イント

管理ク

ラウド

にお

ける確認が可能であるこ

とから

IT

化を進

めてい

る中で

、各商

店等の

負担

となる請求書が必要であ

るか。

端数の支払いでポイン

トを使

用した

場合等

、請求

書の郵

送料が

請求金

額以

上となる場合もある。

問題点の把握

●地方自治法において、

請求書

に係る

定めは

ないこ

とから

、本市

の財務

規則

上の問題。

財務規則上は

、「原

則」請

求書を

必要と

してお

り、自

治体ポ

イン

トを例外として認めてい

ない。

●請求書不要とした場合

、シス

テムに

のみ頼

った支

払いと

なり、

仮にシ

ステ

ムに誤謬が生じた場合、

チェッ

クでき

ない。

出典:第1回自治体ポイントの活用可能性と 運用上の課題に関する検討会資料 (都城市佐藤構成員提出資料から抜粋)

別紙6

16

(32)

SMILE CITY M IY AK ON OJ O 幸せ上々、みやこのじょう

■請求書に係る整理②

問題点への考え方・対応

●自治体ポイントは、歳

入の範

囲内で

の支出

となる

ため、

大きな

リスク

では

ない。

●月締め後、翌月5日ま

でに市

及び事

業者の

両者で

システ

ムを確

認し、

支払

いをする

旨を

、事業要

綱に

規定し、

両者

の確認後

支払

を実施す

るこ

ととする

財務規則の改正に際し

ては、

「肉と

焼酎の

ふるさ

と都城

ポイン

ト(以

下こ

の号において「ポイント

」とい

う。)

に係る

交付金

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治体ポ

イン

ト管理クラウドにより地

域経済

応援ポ

イント

活用事

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盟店に

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、ポ

イントが利用されたこと

を確認

できる

場合に

限る。

」を

外規定

し、請

求書

無しでの事務運用を行い

、問題

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把握を

実施。

リスク不安解消のため、

自治体

ポイン

トへの

ブロッ

クチェ

ーン導

入の期

17

(33)

1 利用実績について 国(まち・ひと・しごと創生本部)の「地域活性化・地域住民等緊急支援交付金(地域消費喚起・生活支援型)」を 活用した,電子マネー方式プレミアム付き商品券「HIROCA(ヒロカ)」の利用実績について集約しましたので, 次のとおりお知らせ致します。なお,消費喚起効果については,各種データに基づき3月末までに検証し,公表 を予定しております。 【「HIROCA」の概要】 特 色 全国で唯一,新たな電子マネー方式によるプレミアム付き商品券 目 的 消費の拡大,地域経済の活性化 発行総額 40億円 チャージ可能額 1人最大5万円(プレミアム25%含め62,500円) 利用期間 平成27年11月25日(水)~平成28年2月28日(日) 利用店舗 県内23市町 650店舗 発行事業者(公募) 株式会社広島銀行 ○ 利用実績:利用総額は39億8,024万円,入金額に対する利用率は99.9%となりました。 区 分 総 額 人 数 (人) 入金(チャージ)額 プレミアム額 《入金額の25%》 〔交付金充当〕 発行予定 40 億円 32 億円 8 億円 64,000 申込み実績 61 億7,108 万7,500 円 49 億3,687 万円 12 億3,421 万7,500 円 102,686 入金実績※ (開始時)(A) 39 億8,607 万5,000 円 31 億8,886 万円 7 億9,721 万5,000 円 67,031 利用実績(B) 39 億8,024 万2,535 円 31 億8,419 万4,028 円 7 億9,604 万8,507 円 67,017 未利用分 (A)-(B) 583 万2,465 円 466 万5,972 円 116 万6,493 円 2,341 ※申込みに対して,1次・2次の抽選を実施し,40億円分の当選者を決定。そのうち,入金した実績を記載。 2 未利用額の取扱いについて ○ 未利用のプレミアム額116万6,493円は国に返還します。 ○ 未利用の入金(チャージ)額466万5,972円は,国の指導(地方公共団体への寄附等)を踏まえ,事業実施者 である(株)広島銀行は,広島県への寄附を行う予定です。

プレミアム付き商品券「HIROCA」の利用実績について

別紙7

18

(34)

トランザクション4 トランザクション5 トランザクション6 マイキーID From To ポ イント 取引⽇時 M Y0 123 45 JA L 留 保 5, 00 0 ・・ ・ トランザクション1 トランザクション2 トランザクション3 データ②(直近の取引履歴) データ③(直近の取引履歴) データ④(直近の取引履歴) マイキーID From To ポ イント 取引⽇時 M Y0 123 45 川 崎 市 ポイント ⽇本 ⺠家園 500 ・・・ マイキーID From To ポ イント 取引⽇時 My987 65 4 セゾン ⼆条城 イベント 3,00 0 ・・・ マイキーID From To ポ イント 取引⽇時 10 240 69 8 ニコス 川崎市 ポイント 1,00 0 ・・・ マイキーID From To ポ イント 取引⽇時 MY012 34 5 留保 川崎市 ポイント 1,00 0 ・・・ マイキーID From To ポ イント 取引⽇時 35 699 10 5 川⼝ラジオ 体操事業 川⼝市 ポイント 100 ・・・ トランザクション7 トランザクション8 トランザクション9

ブロックA

ブロックB

ブロックC

ブロックチェーン技術とは分散型台帳技術であり、多数のサーバが同⼀の記録を保持、継続的に相互確認することで、 ⼀つの台帳の妥当性を維持する仕組み。

各サーバではデータ保持の際、ハッシュ関数

を⽤いて取引データを連鎖構造として蓄積し、データを保護する。

※ハッシュとは、⼊⼒データに対 して⽣ 成 し た固 定⻑ の出⼒ 値 ( 例 えば SHA-2 56 で は 25 6bit)。⼊⼒データから出 ⼒値を⼀⽅ 向 (不 可逆 的) に ⽣成す るため 、⼊⼒データに応じて異なるハッシ ュ値となるた め 、これを検証す ることでデータの改ざんが検知で きる。 ・・・

前のブロックから

(データ①)

まとめてハッシュ、 連鎖を形成 まとめてハッシュ、 連鎖を形成

次のブロックへ

マイキープラットフォームへのブロックチェーンの導入検討

資料1

データ①のハッシュ値 (256bit) データ②のハッ シ ュ値 (256bit) データ①②のハ ッシュ 値 (256bit) データ③のハッ シ ュ値 (256bit) データ①②③ のハッ シ ュ値 (256bit) データ④のハッ シ ュ値 (256bit)

別紙8

19

(35)

応援会社向け

集計明細

⾃治体向け 集計明細

店舗・美術館向け

集計明細

精算

ポイント利⽤

ポイント管理

ポイント付与

ポイント付与、ポイント利⽤等のポイント取引履歴と、マイキープラットフォームの利⽤履歴をブロックチェーンに保存。

⾃治体ポイント管理クラウドが出⼒する集計明細と、ブロックチェー

ンが出⼒する集計明細との整合を確認。

ポイント 付与

ポイント 付与

・・・

留保ポイント⼝座

ポイント 付与

⾃治体ポイント⼝座/

特定⽀援イベント

ポイント⼝座

ポイント移⾏

店舗等

ポイント 利⽤

ブロックチェーン

⾃治体ポイント管理クラウド

名物チョイス 美術館 商店

地域経済応援

ポイント

セゾン ニコス JAL

いわゆる⾏政ポイント

△△村 ××町

○○市 ラジオ体操

マイキープラッ

トフォーム

マイキーID照会

応援会社向け 集計・明細 ⾃治体向け 集計・明細

店舗・美術館向け

集計・明細

出⼒

出⼒

保存

保存

保存

保存

整合確認

<ポイント利⽤時の処理フロー例>

マイキープラットフォームへのブロックチェーンの導入検討

資料2

20

参照

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種別 自治体コード 自治体 部署名 実施中① 実施中② 実施中③ 検討中. 選択※ 理由 対象者 具体的内容 対象者 具体的内容 対象者

実施期間 :平成 29 年 4 月~平成 30 年 3 月 対象地域 :岡山県内. パートナー:県内 27

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   また、不法投棄等の広域化に対応した自治体間の適正処理促進の ための体制を強化していく必要がある。 「産廃スクラム21」 ※

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