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廃プラスチックの処理状況に関する調査 自治体アンケート結果

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廃プラスチックの処理状況に関する調査 自治体アンケート結果

回答数/配布数

表 1 送付自治体一覧

地方 都道府県 政令市 地方 都道府県 政令市

北海道・東北

北海道

近畿

三重県

旭川市 滋賀県

札幌市 大津市

函館市 京都府

青森県 京都市

青森市 大阪府

八戸市 大阪市

岩手県 堺市

盛岡市 東大阪市

宮城県 高槻市

仙台市 豊中市

秋田県 枚方市

秋田市 八尾市

山形県 寝屋川市

山形市 吹田市

福島県 兵庫県

郡山市 神戸市

いわき市 姫路市

福島市 尼崎市

関東

茨城県 西宮市

水戸市 明石市

栃木県 奈良県

宇都宮市 奈良市

群馬県 和歌山県

前橋市 和歌山市

高崎市

中国

鳥取県

埼玉県 鳥取市

さいたま市 島根県

川越市 松江市

越谷市 岡山県

川口市 岡山市

千葉県 倉敷市

千葉市 広島県

船橋市 広島市

柏市 呉市

東京都 福山市

八王子市 山口県

神奈川県 下関市

横浜市

四国

徳島県

川崎市 香川県

横須賀市 高松市

相模原市 愛媛県

中部

新潟県 松山市

新潟市 高知県

富山県 高知市

富山市

九州・沖縄

福岡県

石川県 北九州市

金沢市 福岡市

福井県 久留米市

福井市 佐賀県

山梨県 長崎県

甲府市 長崎市

長野県 佐世保市

長野市 熊本県

岐阜県 熊本市

岐阜市 大分県

静岡県 大分市

静岡市 宮崎県

浜松市 宮崎市

愛知県 鹿児島県

名古屋市 鹿児島市

豊田市 沖縄県

豊橋市 那覇市

岡崎市

(2)

127 自治体に送付し、4 自治体を除く 123 自治体から回答があった(回収率 96.9%)。以下にアンケー ト結果の整理内容を記載するが、地方単位での集計とした。

相談事例

図 1 相談の有無

回答が得られた 123 自治体中、延べ 36 自治体で産業資源循環協会や個別の事業者から廃プラスチ ック類の保管量上限や廃棄物処理に関する相談があった。

図 2 相談内容の種別

相談の中では、施設の新規設置に関する相談が一番多い。

8

28

89

0 20 40 60 80 100

産業資源循環協会から相談があった

個別の事業者から相談があった

相談はない

自治体数

n=123(複数回答あり)

16 8

6 5 4

16

0 5 10 15 20

1. 施設の新規設置 2. 一般廃棄物処理施設での受け入れ 3. 許可の取得や変更・処理能力増大 4. 処理の逼迫 5. 優良認定処理事業者の保管量上限引き上げ 6. その他

件数

n=36(複数回答あり)

(3)

図 3 相談に対する対応の有無

相談に対して対応をとっている自治体が多い。なお、アンケートで「その他」を選択された場合でも、実 態調査等の何らかの対応をとっている場合は、集計時に「対応をとっている」に変更して整理した。

廃プラスチック類の発生量、割合

環境省による「産業廃棄物排出・処理状況調査報告書(平成 30 年度速報値)1」では、各都道府県の廃 プラスチック類の産業廃棄物排出量が推計されている。本調査のアンケートでは廃プラスチック類の発生 量を得られなかった自治体もあったため、アンケート報告値と環境省による推計値と比較し、一部の自治 体では環境省による推計値を採用した。

表 2 廃プラスチック類の発生量(地方別)※

地方名 発生量(トン)

北海道・東北 859,467

関東 2,938,581

中部 2,419,568

近畿 1,811,335

中国 770,790

四国 383,216

九州・沖縄 1,427,476 合計 10,610,434

※ 一部環境省公表データを含む

1 www.env.go.jp/recycle/sangyo_h30.pdf

25

1

5

0 5 10 15 20 25 30

対応をとっている

予定中

その他

n=31

(4)

図 4 廃プラスチック類の発生量(地方別)※

※ 一部環境省公表データを含む

関東地方での発生量が最も多く、中部地方、近畿地方、九州・沖縄地方の順となっている。

図 5 産業廃棄物全体に占める割合

今回のアンケートでは、産業廃棄物全体に占める廃プラスチック類の割合を 1~5%と回答した自治体 が多い。環境省による「産業廃棄物排出・処理状況調査報告書(平成 30 年度速報値)」によると、全国の 産業廃棄物に占める廃プラスチック類の排出量の割合は 1.7%である。これは汚泥やがれき類と比べて 廃プラスチック類の比重が小さいためであり、全体に占める重量の割合としては小さくなっているものと思 われる。

859

2,939

2,420

1,811

771

383

1,427

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

発生量(千トン)

地方

廃プラスチック類の発生量

6

35

22

15

5 0

5 10 15 20 25 30 35 40

~1% 1%~5% 5%~10% 10%~20% 20%~

自治体数

割合

産業廃棄物に占める廃プラスチック類の割合

n=83

(5)

産業廃棄物(廃プラスチック類)の焼却施設

アンケート結果に基づき、廃プラスチック類の焼却施設数及び処理能力を整理した。なお、処理能力 に大きく寄与している全国各地のセメント工場については、アンケートの報告値または企業が公開してい る産業廃棄物処分業の許可証等をもとに処理能力を確認した。

表 3 廃プラスチック類の焼却施設数及び処理能力

地方名 焼却施設数 処理能力(トン/日) 処理能力(トン/日)

※セメント除外

北海道・東北 88 17,137 7,687

関東 87 14,884 7,634

中部 88 6,724 5,177

近畿 55 6,082 4,847

中国 59 30,582 4,347

四国 32 5,772 4,282

九州・沖縄 61 38,106 4,537

合計 470 119,288 38,511

図 6 廃プラスチック類の焼却施設数(地方別)

アンケートでは 470 件の廃プラスチック類の焼却施設が報告された。地方別では、北海道・東北地方、

関東地方、中部地方において廃プラスチック類の焼却施設が特に多い。

88 87 88

55 59

32

61

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

施設数

地方

廃プラスチック類の焼却施設数

n=470

(6)

図 7 廃プラスチック類の焼却施設の処理能力合算(地方別)

※セメント工場の処理能力は一部公開情報を含む

図 8 廃プラスチック類の焼却施設の処理能力合算(地方別、セメント工場を除外)

※セメント工場の処理能力は一部公開情報を含む

各施設の処理能力を合算すると、九州・沖縄地方、中国地方、北海道・東北地方の順に多い。セメント 工場を除外すると、北海道・東北地方と関東地方が特に多く、その他の地方は同程度である。

廃プラスチック類の発生量と焼却施設処理能力の合算値の関係性を以下に示す。

7,687 7,634 5,177 4,847 4,347 4,282 4,537

9,450 7,251 1,548 1,235

26,235

1,490

33,569

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

焼却施設処理能力(施設合算、t/日)

地方

廃プラスチック類の焼却施設の処理能力合算

セメント工場の処理能力 セメント工場以外の処理能力

7,687 7,634

5,177 4,847

4,347 4,282 4,537

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

焼却施設処理能力(施設合算、t/日)

地方

廃プラスチック類の焼却施設の処理能力合算

セメント工場以外の処理能力

(7)

図 9 廃プラスチック類の発生量と焼却施設処理能力の関係(地方別)

※発生量は一部環境省公表データを含む、セメント工場の処理能力は一部公開情報を含む

図 10 廃プラスチック類の発生量と焼却施設処理能力の関係(地方別、セメント工場を除外)

※発生量は一部環境省公表データを含む、セメント工場の処理能力は一部公開情報を含む

セメント工場を除外すると、廃プラスチック類の発生量が多いほど焼却施設の処理能力合算が大きい 傾向が見られた。

処理能力別の施設数を以下に整理した。なお、処理能力の単位が m3で報告された場合は、環境省の 通知「産業廃棄物管理票に関する報告書及び電子マニフェストの普及について(通知)」2に記載されて いる換算係数 0.35 トン/m3を用いて、処理能力をトン/日に換算した。また、1 時間あたりの処理能力で報 告された場合は、稼働時間を 24 時間と仮定して、1 日あたりの処理能力に換算した。さらに、基本的には 廃プラスチック類以外も含む受入廃棄物全体の処理能力を用いて整理したが、全体の処理能力が報告 されなかった施設については、廃プラスチック類のみの処理能力を用いた。

2 https://www.env.go.jp/recycle/waste/nt_061227006.pdf

北海道・東北

関東

近畿 中部 中国

四国

九州・沖縄

北海道・東北

中部 関東 中国 近畿

四国

九州・沖縄

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

焼却施設処理能力合算(トン/日)

廃プラスチック類の発生量(千トン)

廃プラスチック類の発生量と処理能力(地方別)

全体

セメント工場除外

北海道・東北 関東

中部 近畿

中国

四国 九州・沖縄

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

焼却施設処理能力合算(トン/日)

廃プラスチック類の発生量(千トン)

廃プラスチック類の発生量と処理能力(地方別)

セメント工場除外

(8)

図 11 処理能力別の焼却施設数(全国)

図 12-1 処理能力別の焼却施設数(地方別)

62

38

163

87 82

38

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/

廃プラ焼却施設数(処理能力別、全国)

n=470

7 7

38

15 15

6 0

5 10 15 20 25 30 35 40

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

焼却施設数(処理能力別、北海道・東北) n=88

12

5 26

20 19

5

0 5 10 15 20 25 30

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

焼却施設数(処理能力別、関東) n=87

14 8

40

13 9

4 0

5 10 15 20 25 30 35 40 45

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

焼却施設数(処理能力別、中部) n=88

10

2

14 15

12

2 0

2 4 6 8 10 12 14 16

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

焼却施設数(処理能力別、近畿) n=55

6 6

13 12

14

8

0 2 4 6 8 10 12 14 16

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

焼却施設数(処理能力別、中国) n=59

3 4

10

2 8

5

0 2 4 6 8 10 12

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

焼却施設数(処理能力別、四国) n=32

(9)

図 12-2 処理能力別の焼却施設数(地方別)

全国的には処理能力が 10~50 トン/日規模の廃プラスチック類の焼却施設が多い。地方別では、関東 地方や近畿地方、中国地方では 50 トン/日を超える規模の廃プラスチック類の焼却施設の割合も比較的 多い。

RPF 製造施設

アンケートにより得られた RPF 製造施設の数及び処理能力の合算を整理した。なお、処理能力の単位 が m3で報告された場合は、環境省の通知「産業廃棄物管理票に関する報告書及び電子マニフェストの 普及について(通知)」3に記載されている換算係数 0.35 トン/m3を用いて、処理能力をトン/日に換算した。

また処理能力が記載されなかった施設の一部は、「さんぱいくん」や日本 RPF 工業会の会員企業リスト4を もとに追加した。

表 4 RPF 製造施設数及び処理能力

地方名 RPF 製造施設数 処理能力(トン/日)

北海道・東北 50 1,127

関東 76 2,504

中部 40 2,559

近畿 47 3,802

中国 23 973

四国 37 779

九州・沖縄 27 1,273

合計 300 13,016

3 https://www.env.go.jp/recycle/waste/nt_061227006.pdf

4 http://www.jrpf.gr.jp/archives/category/member

10 6

22

10 5

8

0 5 10 15 20 25

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

焼却施設数(処理能力別、九州・沖縄) n=61

(10)

図 13 RPF 製造施設数(地方別)

300 件の RPF 製造施設が報告された。特に関東地方に RPF 製造施設が多い。

図 14 RPF 製造施設の処理能力合算(地方別)

※一部公開情報を含む

処理能力の合算は近畿地方が特に突出しているが、関東地方や中部地方も大きい。

処理能力が回答されず、さらに「さんぱいくん」等でも処理能力を確認できなかった施設を除く 294 件 について、処理能力別の施設数を整理した。

50

76

40

47

23

37

27

0 10 20 30 40 50 60 70 80

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

施設数

地方

RPF 製造施設数

n=300

1,127

2,504 2,559

3,802

973 779

1,273

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

処理能力(施設合算、t/日)

地方

RPF

製造施設の処理能力合算

(11)

図 15 処理能力別の RPF 製造施設数(全国)

※一部公開情報を含む

図 16-1 処理能力別の RPF 製造施設数(地方別)

※一部公開情報を含む

82

31

107

43

28

3 0

20 40 60 80 100 120

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

RPF 製造施設数(処理能力別、全国)

n=294

17

7 18

3 2

0 0

2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

RPF製造施設数(処理能力別、北海道・東北) n=47

26

8 26

5 8

0 0

5 10 15 20 25 30

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

RPF製造施設数(処理能力別、関東) n=73

7

1 17

7 8

0 0

2 4 6 8 10 12 14 16 18

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

RPF製造施設数(処理能力別、中部) n=40

8

3 12

16

6 2 0

2 4 6 8 10 12 14 16 18

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

RPF製造施設数(処理能力別、近畿) n=47

6

3 4

7

3

0 0

1 2 3 4 5 6 7 8

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

RPF製造施設数(処理能力別、中国) n=23

14

7 14

1 1

0 0

2 4 6 8 10 12 14 16

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

RPF製造施設数(処理能力別、四国) n=37

(12)

図 16-2 処理能力別の RPF 製造施設数(地方別)

※一部公開情報を含む

全国的には、処理能力が 5 トン/日未満、あるいは 10~50 トン/日規模の RPF 製造施設が多い。地方 別でも同様の傾向だが、近畿地方や中国地方では 50 トン/日を超える規模の RPF 製造施設の割合も比 較的多い。

廃プラスチック類の発生量と廃プラスチック類の焼却施設(セメントを除く)処理能力及び RPF 製造施 設処理能力の合算値の関係性を以下に示す。

表 5 廃プラスチック類の発生量と廃プラスチック類の焼却施設及び RPF 製造施設の処理能力

地方名

廃プラスチック類の発生量

(トン/年)

廃プラスチック類の焼却施設及び RPF 製造施設の処理能力合算

(トン/日)

北海道・東北 859,467 8,814

関東 2,938,581 10,138

中部 2,419,568 7,736

近畿 1,811,335 8,648

中国 770,790 5,320

四国 383,216 5,061

九州・沖縄 1,427,476 5,810

合計 10,610,434 51,528

※発生量は一部環境省公表データを含む、処理能力は一部公開情報を含む

4 2

16

4

0 1

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18

~5 5~10 10~50 50~100 100~500 500~

施設数

処理能力 トン/日

RPF製造施設数(処理能力別、九州・沖縄) n=27

(13)

図 17 廃プラスチック類の発生量と焼却施設及び RPF 製造施設の処理能力の関係(地方別)

※焼却施設はセメント工場を除く、発生量は一部環境省公表データを含む、処理能力は一部公開情報を含む

廃プラスチック類の発生量が多いほど、廃プラスチック類の焼却施設及び RPF 製造施設の処理能力 合算値が大きい傾向が見られた。

公共関与

公共関与の事例の有無、または各事例における廃プラスチック類の扱いの有無、処理方法を整理した。

図 18 公共関与の有無(自治体数)

北海道・東北 関東

中部 近畿

四国 中国

九州・沖縄

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000

0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000 3,500,000

焼却施設及びRPF製造施設の処理能力合算(/日)

廃プラスチック類の発生量(千トン)

廃プラスチック類の発生量と処理能力(地方別)

83 67%

27 22%

13 11%

40 33%

公共関与事例(自治体数)

事例なし

事例あり(廃プラスチック類の扱いあり)

事例あり(廃プラスチック類の扱いなし)

(14)

図 19 公共関与の施設数(処理方法別) ※廃プラスチック類を扱う事例のみ

約 3 割の自治体で公共関与の事例があり、廃プラスチック類を扱う公共関与事例がある自治体は全体 の約 2 割である。地方別では同程度の件数だが、処理方法の種別としては埋立処分場が最も多い。

なお、図 19 で扱った「施設数(処理方法別)」については、同じ事業者でも複数の処理方法がある場合

(例えば焼却と埋立など)はそれぞれをカウントしているため、実際の施設数とは異なる。また、複数の自 治体から受け入れている施設は、複数自治体から報告を受けているため、その重複を除いてカウントした。

1 1 1 1

1 1 1

2

2

2 3

5

3 4

4 1 4

0 1 2 3 4 5 6 7 8

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

施設数(処理方法別)

地方

公共関与の施設数(処理方法別)

※廃プラスチック類を扱う事例のみ

破砕 焼却 埋立 その他

n=37

(15)

表 6-1 公共関与の事例一覧

地方名 法人名 処理方法 受け入れ品目 地域制限 業種制限 搬入量制限

北海道

・東北

A 破砕 廃プラスチック類・木くず - - -

B 焼却 廃プラスチック類 - - -

C 埋立 安定型及び管理型品目 制限なし 制限なし 制限なし

D 最終処分

燃え殻,汚泥,廃プラスチック類,紙く ず,木くず,繊維くず,動植物性残さ,動 物系固形不要物,ゴムくず,金属くず,ガ ラスくず・コンクリートくず及び陶磁器く ず,鉱さい,がれき類,家畜ふん尿,ば いじん,産業廃棄物を処分するために処 理したもの,感染性廃棄物

管内排出事業 者

制 限 なし( 紙く ず、木くず、繊 維 く ず は 制 限 あり)

制限なし

E 埋立

燃え殻、無機性の汚泥、有機性の汚泥、

廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維く ず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず・陶磁 器くず、コンクリートくず・ガレキ類、鉱さ い、ダスト類、廃石綿

管内排出事業

者 - 制限なし

関東

F 埋立処分

燃え殻、浄水場汚泥、廃プラスチック類、

ゴムくず、金属くず、ガラス・コンクリート・

陶磁器くず、鉱さい、がれき類

管内排出事業 者 ( 中 小 企 業 等)

- 最大年間 20 万 トン

G 焼却・溶融 廃プラスチック類、汚泥、金属くず、可燃

ごみ、不燃ごみ等 制限なし 制限なし

制限なし。ただ し 保 管 量 に 応 じ て 制 限 す る 場合あり。

H 最終処分場

がれき類、ガラスくず ・コンクリート及び 陶磁器、廃プラスチック類、ゴムくず、紙 くず、木くず、繊維くず、鉱さい、燃え殻、

汚泥、ばいじん

管内排出事業 者(中小企業)

建 設 業 、 製 造 業、工業、小売 業 、 サ ー ビ ス 業、卸売業

制限なし

I

中 間 処 理 ( 破 砕 ・ 圧 縮 ) 、 塩 ビのグラッシュ 製造

農業用廃プラスチック(農ポリ、農ビ)

管内排出事業 者 ( 協 議 会 会 員を通じたもの のみ)

農業

処理能力の範 囲 内 で 、 搬 入 時期を調整

J 埋立処分

汚泥・燃え殻・ばいじん・鉱さい、金属く ず・ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁 器くず、ゴムくず、廃石綿等

管内排出事業 者(中小企業)

小 売 業 、 サ - ビ ス 業 、 卸 売 業、製造業、建 設 業 、 運 輸 業 等 、 中 間 処 理 業者

制限なし

K 埋立

燃え殻、汚泥、ばいじん、鉱さい、がれき 類、ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器く ず、石綿含有産業廃棄物、廃石こうボー ド

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

L 最終処分

燃え殻、汚泥、鉱さい、ばいじん、廃プラ スチック類、ゴムくず、金属くず、ガラス・

コンクリート・陶磁器くず、がれき類、その 他特に市長が適当と認めたもの

公 共 事 業 、 管 内中小企業等 に限る

制限なし

安定型産業廃 棄物 200t/年・

社 、 管 理 型 産 業廃棄物上限 なし、など

中部

M 最 終 処 分 ( 管 理型)

紙くず、繊維くず、木くず、金属くず、ゴム くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶 磁器くず、非飛散性アスベスト、廃プラス チック類、がれき類、解体残さ、動植物 性残さ、鉱さい、ばいじん、汚泥、燃え 殻、一般廃棄物、その他

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

N 最 終 処 分 ( 安 定型)

廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガ ラスくず・コンクリートくず及び陶磁器く ず、がれき類

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

N 最 終 処 分 ( 管 理型)

燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、紙く ず、動植物性残さ、ガラスくず・コンクリー トくず及び陶磁器くず、鉱さい、がれき 類、ばいじん、政令13号廃棄物、廃石 綿

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

(16)

表 6-2 公共関与の事例一覧

地方名 法人名 処理方法 受け入れ品目 地域制限 業種制限 搬入量制限

中部

O 最 終 処 分 ( 安 定型、管理型)

廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガ ラスくず・コンクリートくず及び陶磁器く ず、がれき類、自動車等破砕物、燃え 殻、無機性汚泥、鉱さい、ダスト類、第 13 号廃棄物、一般廃棄物、建設発生土

管内排出事業 者 、 中 間 処 理 事業者

制限なし 制限なし

P 埋立

燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、紙く ず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属く ず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁 器くず、鉱さい、がれき類、ダスト類

管 内 を 中 心 と し た 地 域 産 業 事業所

- 制限なし

近畿

Q 管理型埋立

廃プラスチック類、ガラスくず等、金属く ず、燃え殻、汚泥、動植物性残さ、ゴムく ず、鉱さい、がれき類、ばいじん、令 13 号廃棄物

管内排出事業 者 、 事 業 団 が 認めた者

- -

R 管理型最終処 分場

燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、ゴムく ず、金属くず、ガラス陶磁器くず、鉱さい、

がれき類、ばいじん、紙くず、木くず、繊維 くず、13 号廃棄物

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

S

焼却・破砕・選 別・圧縮固化・

減容固化

汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラス チック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植 物性残さ、動物系固形不要物、ゴムく ず、金属くず、ガラスくず、コンクリートく ず及び陶磁器くず、がれき類、特別管理 産業廃棄物

制限なし 制限なし -

T 海上埋立処分

一般廃棄物、上水汚泥、下水汚泥、燃え 殻、汚泥、鉱さい、ばいじん、廃プラスチ ック類・ゴムくず、金属くず・ガラスくず及 び陶磁器くず、がれき類、シュレッダーダ スト、その他の産業廃棄物、陸上残土、

浚渫土砂

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

U 管理型最終処 分場

燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、ゴムく ず、金属くず、ガラスくず、鉱さい、がれき 類、ばいじん、13 号廃棄物

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

V 管理型最終処

分場 汚泥、13 号廃棄物

原 則 と し て 市 が 関 与 する 事 業に限る

- 個別協議

中国 W

最終処分場

(管理型・安定 型)

下水道汚泥、有機汚泥、無機汚泥、建設 汚泥、木くず、紙くず、繊維くず、廃石膏 ボード、燃え殻、ばいじん、シュレッダー ダスト、鉱さい、建設系混合廃棄物、政 令 13 号廃棄物、廃プラスチック類、ガラ ス及び陶磁器くず、金属くず、がれき類、

ゴムくず

制限なし(実態 は管内排出事 業者)

制限なし 制限なし

(17)

表 6-3 公共関与の事例一覧

自治体名 施設名 処理方法 受け入れ品目 地域制限 業種制限 搬入量制限

中国

X

焼却 汚泥,廃プラスチック類,紙くず,木くず,

繊維くず,ゴムくず

管内排出事業

者 制限なし

総重量 30t を 超 え る 車 両 の 搬入不可

管理型最終処 分場

燃え殻,汚泥,廃油,廃プラスチック類,

ゴムくず,金属くず,ガラスくず・コンクリ ートくず・陶磁器くず,鉱さい,がれき類,

ばいじん,産業廃棄物を処分するために 処理したもの

管内排出事業

者 制限なし

総重量 30t を 超 え る 車 両 の 搬入不可

Y ガ ス化 改 質 方 式の焼却

燃え殻,汚泥,廃油,廃酸,廃アルカリ,

廃プラスチック類,紙くず,木くず,繊維く ず,動植物性残さ,ゴムくず,金属くず,

ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず,

鉱さい,がれき類,ばいじん,処分するた めに処理したもの,輸入された廃棄物

原 則 と し て 管 内排出事業者

( 管 外 は 事 前 協議が必要)

制限なし 252t/日

(72,500t/年)

Z 管理型埋立

燃え殻,汚泥,ガラスくず,コンクリートく ず,陶磁器くず,鉱さい,がれき類,ばい じん

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

Z 管理型埋立 汚泥,燃え殻,絋さい,ばいじん,ガラス くず,コンクリートくず,陶磁器くず

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

Z 安定型埋立 がれき類,ガラスくず,コンクリートくず,

陶磁器くず

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

AA 埋立

廃プラスチック類、金属くず、ガラスくず・

コンクリートくず・陶磁器くず、燃え殻、汚 泥、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、

鉱さい、がれき類、ばいじん、13 号廃棄 物

管内排出事業 者 ( 優 先 順 位 あり)

制限なし 制限なし

AA 埋立

燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、ゴムく ず、金属くず、ガラスくず・コンクリートく ず・陶磁器くず、鉱さい、がれき類、ばい じん、13 号廃棄物

管内排出事業 者 ( 優 先 順 位 あり)

制限なし 制限なし

四国

AB 埋立

一般廃棄物(燃え殻、不燃ごみ)、廃プラ スチック類、金属くず、ガラスくず、コンク リートくず及び陶磁器くず、がれき類、ば いじん、無機性汚泥、燃え殻、廃石膏ボ ード、陸上建設残土、港湾浚渫土砂

- - -

AB 埋立

一般廃棄物、廃プラスチック類、金属く ず、ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁 器くず、がれき類、ばいじん、無機性汚 泥、燃え殻、廃石膏ボード、陸上建設残 土、港湾浚渫土砂

- - -

AB 埋立

燃え殻,汚泥,廃プラスチック類,紙く ず,木くず,繊維くず,動植物性残さ,ゴ ムくず,金属くず,ガラスくず・コンクリート くず及び陶磁器くず,鉱さい,がれき類,

動物のふん尿,ばいじん

管内排出事業

者 制限なし -

AC 埋立処分 がれき類、ガラスくず、コンクリートくず及 び 陶磁器くず

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

(18)

表 6-4 公共関与の事例一覧

自治体名 施設名 処理方法 受け入れ品目 地域制限 業種制限 搬入量制限

四国

AD 滅菌・減容・破

砕 感染性産業廃棄物 管内排出事業

者(医療施設) 制限なし 制限なし

AD

埋立

( 管 理 型 最 終 処分場)

燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、紙く ず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、動 物系固形不要物、ゴムくず、金属くず、ガ ラスくず・コンクリートくず及び陶磁器く ず、鉱さい、がれき類、動物のふん尿、

動物の死体、ばいじん、政令第2条第1 3号廃棄物、廃石綿等

管内排出事業

者 制限なし 制限なし

AE 飼肥料原料製

造業 動植物製残さ(魚腸骨に限る。) 管内排出事業

者 制限なし 制限なし

九州・沖縄

AF 埋立処分 燃え殻、汚泥、ゴムくず、金属くず、ガラ スくず、鉱さい、がれき類、ダスト類

管内排出事業 者 ( ○ 市 を 除 く)

制限なし 制限なし

AG 破砕・焼却・溶 融・埋立

廃プラスチック類(一般・硬質・汚れ等細 分類あり)

管内及び隣接

自治体 制限なし

特になし(休炉 等 に よ る 搬 入 時期の制限あ り)

AH 管理型埋立

燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、紙く ず、木くず、繊維くず、動物又は植物に 係る固形状の不要物、ゴムくず、金属く ず、ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁 器くず、鉱さい、がれき類、ばいじん、政 令第2条第13号に規定する廃棄物、廃 石綿等

管内排出事業 者

製造業、電気・

ガス・熱供給・

水道業及びサ ービス業、 建 設 業 、 畜 産 農 業 、 特 別 管 理 産業廃棄物排 出 事 業場 を設 置している者

-

AI 焼却

燃え殻、ばいじん、汚泥、廃油、廃酸、廃 アルカリ、廃プラスチック類、ゴムくず、紙 くず、繊維くず、木くず、動物性残渣、動 物系固形不要物、動物のふん尿、動物 の死体、可燃性混合廃棄物、感染性産 業廃棄物

原 則 と し て 管 内排出事業者

( ASR は 一 部 管外)

制限なし 制限なし

AI 埋立

燃え殻、ばいじん、汚泥、廃油、ゴムく ず、金属くず、廃プラスチック類、ガラスく ず、コンクリートくず及び陶磁器くず、鉱さ い、がれき類、政令第 2 条第 13 号に定 める廃棄物、不燃性混合廃棄物

原 則 と し て 管 内排出事業者

( A S R は 一 部 管外)

制限なし 制限なし

AJ 最 終 処 分 ( 管 理型埋立)

廃プラスチック類,ゴムくず,金属くず,ガ ラスくず・コンクリートくず及び陶磁器く ず,がれき類,燃え殻,汚泥,鉱さい,ば いじん,紙くず,木くず,繊維くず,動植 物性残さ,13 号廃棄物

原 則 と し て 管

内排出事業者 制限なし 制限なし

(19)

2017 年以降の処理施設設置

表 7 施設種別と内容、新規許可取得数

号数 内容 2017 年以降の

許可取得数

第 1 号 汚泥の脱水施設 64

第 2 号 汚泥の乾燥施設 10

第 3 号 汚泥の焼却施設 28

第 4 号 廃油の油水分離施設 6

第 5 号 廃油の焼却施設 23

第 6 号 廃酸・廃アルカリの中和施設 4

第 7 号 廃プラスチック類の破砕施設 234

第 8 号 廃プラスチック類の焼却施設 44

第 8 号の 2 木くず又はがれき類の破砕施設 742

第 9 号 金属等又はダイオキシン類を含む汚泥のコンクリート固型化施設 0

第 10 号 水銀又はその化合物を含む汚泥のばい焼施設 0

第 11 号 汚泥、廃酸又は廃アルカリに含まれるシアン化合物の分解施設 3 第 11 号の 2 廃石綿等又は石綿含有産業廃棄物の溶融施設 0 第 12 号 廃 PCB 等、PCB 汚染物又は PCB 処理物の焼却施設 2 第 12 号の 2 廃 PCB 等又は PCB 処理物の分解施設 0 第 13 号 PCB 汚染物又は PCB 処理物の洗浄施設又は分離施設 0 第 13 号の 2 第 3 号、第 5 号、第 8 号、第 12 号以外の焼却施設 28

第 14 号イ) 遮断型最終処分場 0

第 14 号ロ) 安定型最終処分場 16

第 14 号ハ) 管理型最終処分場 11

総数 1215

表 8 新規許可取得数(地方別)

号数 2017 年以降の許可取得数

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

第 1 号 5 21 9 11 9 5 4

第 2 号 0 1 1 3 5 0 0

第 3 号 7 4 4 2 7 3 1

第 4 号 0 1 2 0 3 0 0

第 5 号 4 4 3 2 6 2 2

第 6 号 2 0 0 1 0 1 0

第 7 号 35 32 40 28 29 14 56

第 8 号 8 5 6 2 7 3 13

第 8 号の 2 187 75 104 68 107 41 160

第 9 号 0 0 0 0 0 0 0

第 10 号 0 0 0 0 0 0 0

第 11 号 0 1 2 0 0 0 0

第 11 号の 2 0 0 0 0 0 0 0

第 12 号 0 0 0 0 2 0 0

第 12 号の 2 0 0 0 0 0 0 0

第 13 号 0 0 0 0 0 0 0

第 13 号の 2 8 4 3 2 8 2 1

第 14 号イ) 0 0 0 0 0 0 0

第 14 号ロ) 0 2 4 0 3 3 4

第 14 号ハ) 2 0 5 1 1 0 2

総計 258 150 183 120 187 74 243

(20)

2017 年以降の産業廃棄物処理施設の設置許可は、木くずまたはがれき類の破砕施設(第 8 号の 2)

が最も多い。廃プラスチック類の破砕施設(第 7 号)は 234 件が許可されており、九州・沖縄地方、中部地 方、北海道・東北地方の順に多い。廃プラスチック類の焼却施設(第 8 号)は 44 件が許可されており、九 州・沖縄地方が特に多い。

表 9 新規施設の相談件数

地方

相談件数 全体

受入廃棄物に 廃プラスチック類

を含む相談

廃プラスチック類 の破砕施設に関 する相談(第 7 号)

廃プラスチック類 の焼却施設に関 する相談(第 8 号)

北海道・東北 32 12 4 6

関東 27 14 9 5

中部 26 13 11 2

近畿 18 9 9 0

中国 20 10 1 3

四国 11 2 2 0

九州・沖縄 27 10 6 3

総計 161 70 42 19

新規設置に関する相談は全国で少なくとも 161 件、そのうち受入廃棄物に廃プラスチック類を含む施 設に関する相談が 70 件寄せられている。四国地方を除き、件数としては全国的に同等の水準である。70 件のうち、廃プラスチック類の破砕施設に関する相談が 42 件、廃プラスチック類の焼却施設に関する相 談が 19 件である。

2017 年 4 月以降の廃プラスチック類の破砕施設及び焼却施設に関する許可取得数及び新規相談数 を以下に整理した。許可取得数には稼働していない施設も含まれるため、2020 年 4 月 1 日以前に稼働 している施設を「稼働中」、それ以降に稼働予定あるいは建設予定の施設を「未稼働」、詳細が不明な施 設等を「不明・その他」とした。施設の稼働の有無について、未定と回答されたものはさんぱいくん等を用 いて稼働状況を調査した。

図 20 2017 年以降の許可取得数(第 7 号、廃プラスチック類の破砕施設)

29

18

31

21

4

13

38 5

6

2

7

11 1

12 1

8

7

14

6 4

9

11

9 1

2

6

0 10 20 30 40 50 60 70

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

許可取得数・新規相談数

地方

2017 年 4 月以降の許可取得、新規相談(第 7 号)

新規相談 不明・その他 未稼働 稼働中

n=276

(21)

図 21 2017 年以降の許可取得数(第 8 号、廃プラスチック類の焼却施設)

※一部公開情報を含む

バーゼル条約改正附属書に関する施策

図 22 施策の予定状況

表 10 施策内容

自治体名 施策内容

A

(中部地方) 排出事業者向け講習を開催し、廃プラスチック類等の適正処理に関する啓発を行う B

(四国地方)

バーゼル条約改正を念頭に置いたものではないが、廃プラスチック類のリサイクル推進のために管内の廃プラスチッ ク類の処理実態を調査し、今後施策を検討することとしている。

ほとんどの自治体で施策を予定していないが、一部の自治体では調査や講習の実施が予定されてい る。

3 1

4 2

1

6 4

4

2

2

5

1

6 1

1

1 6

5 2

3

3

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

北海道・東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

許可取得数・新規相談数

地方

2017 年 4 月以降の許可取得、新規相談(第 8 号)

新規相談 不明・その他 未稼働 稼働中

n=63

2 2%

114 98%

施策を予定している 施策を予定していない

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