(7) 謝金(給与等) アルバイトの雇用
平成 27 年度研究費執行マニュアル P33-36 差替版
ア 研究協力者への謝金 所得税法上の謝金の種類によって手続きが異なりますので、ご注意ください。 ① 協力に基づく研究遂行のための資料整理、又は実験補助 ② 協力に基づく専門知識の提供・研究資料の収集 給与等(アルバイト/特任・博士雇用) ③ アンケートの配布・回収に対する協力 ④ 翻訳・校閲への協力 ⑤ 講演会等の講師 報酬・料金等 ⑥ 各種委員会等の委員 ⑦ 実験の被験者への謝礼 ➔ 雑所得 イ アルバイトの短期雇用と長期雇用制度 平成 22 年 4 月 1 日より雇用保険の適用範囲が拡大し、「雇用見込みの期間が 31 日以上で、勤務時間が週 に 20 時間以上の場合」には雇用保険に加入することが義務化されました。この改正に伴い、謝金(給与) の条件を平成 24 年 4 月 1 日から以下のとおり制度変更しました。 短期雇用 長期雇用 ①勤務時間 週 40 時間以下(超過勤務除く) 週 20 時間未満(厚生年金、健康保険、雇用保 険の適用除外となるため。超過勤務含む。) ②雇用期間 雇用期間 30 日以内(次の短期雇用まで 3ヵ月の非雇用期間(エ参照)を設ける。 ただし、短期雇用から長期雇用へ変更す る場合の非雇用期間は不要) 31 日以上 12 か月以内 (年度をまたぐ雇用はできません。) ③給与 時給 888 円以上 950 円以下 ④ 年次休暇 なし 6 ヶ月を超える場合であり (下表のとおり。有給休暇は年度毎に取得するこ とができます。) 年次休暇対象の例:〇 4/1~10/1 ☓ 4/1~9/30 ⑤社会保険 主たる給与ではないため厚生年金・健康保険には加入しない。ただし、労働者災害 保険は大学が負担する。 ⑥所得税 (復興特別所得税含む) 源泉徴収税額表・月額表乙欄を適用。(源泉徴収税額表参照) (主たる給与ではないため扶養控除異動申告書の提出は必要ありません。) 長期雇用の場合、時給 950 円ならば給与額は基本、月額 88,000 円を超えないため、税率は 3.063% (1 円未満の端数切捨て) ウ 注意点 研究協力者(アルバイト)を雇用する際には、発議書による事前決裁が必ず必要となります。また、雇用 期間中に雇用を中止する場合は、原則として期間を変更して事前決裁を取り直しとなりますので、研究費担 当課までご相談ください。 エ 短期雇用の非雇用期間の考え方について 例1:同一人物を短期雇用で再雇用する場合は、当初の雇用期間中に再雇用の見込みがないことを前提条 件とし、さらに3ヶ月の非雇用期間が必要です。 ※当初から再雇用の見込があり、非雇用期間が3ヶ月に満たない場合は雇用保険の適用とみなされ、 研究費での雇用はできませんのでご注意ください。 月 4月 5月 6月 7月 8月 9月~11月 雇用形態 短期雇用◆ 非雇用期間 (3ヶ月) ◆週 20 時間未満の短期 雇用の場合は不要 短期雇用※ 非雇用期間 (3ヶ月)◆ 期間 4/1~4/30 週 40h以下、30 日 8/1~8/30 週 40h以下、30 日 雇用保険 適用外 適用外例2:同一人物を短期雇用から長期雇用へ変更する場合は、非雇用期間は不要です。 ただし短期雇用と長期雇用の雇入関係手続きは別々に行ってください。 月 4月 5月~3月 雇用形態 短期雇用 長期雇用 期間 4/1~4/30 週 40h以下、30 日 5/1~3/31 週 20h 未満、31 日以上 雇用保険 適用外 適用外 オ 短期雇用の手続き ●事前決裁 ① 発議書(下段は斜線) ② 研究協力者名簿(実績欄は未記入。支払予定額を雇用条件から積算して記入。実際の支払額が支払予定 額を超えないよう十分に注意してください。) ③ 通勤届 ④ 履歴書 ⑤ 口座振込払申出書(雇用者が従事することの意思確認のため、通帳(金融機関名、支店名、口座番号 が記載されているページ)の写しを貼付し、必ず印鑑又はサインのある原本を添付。) ⑥ 労働条件通知書2通(国等の研究費(厚労省科研費除く)を財源とする場合は、「業務の内容」に財 源と区分・種類(研究種目)を記載してください。それ以外の研究費は財源を記載してください) 【例】国等の研究費:文科省科研費基盤研究C / それ以外の研究費:基礎研究費 ●労働条件通知書の交付と被雇用者への説明 研究費担当で事前決裁をとった後に、労働条件通知書(理事長印を押印済)を以下の方法で研究協力者へ交 付します。 ① 研究費担当課から研究協力者(アルバイト)に対して交付する旨を電話連絡し、研究費担当課へ取りに来 てもらいます(「アルバイト就業要綱」および「雇用に関する相談窓口」も配布します)。 ② 1週間が経過しても取りに来なかった場合には、研究代表者あてに学内メールで労働条件通知書を発 行しますので、研究代表者は研究協力者(アルバイト)に対して交付してください。 ●支払い(事後)時提出書類 研究協力者に対する謝金は、月毎に支払いを要します。支出書類を提出期限までに研究費担当に提出して ください。 ① 発議書(中断は斜線) ② 出勤簿(※項目「キ 勤怠管理について」を参照) ③ 交通費積算資料(往復の切符代と回数券の比較により決定。バスは「通勤手当の支給額表」(45-46ペ ージ)により決定。なお、国内交通費の鉄道・バスの運賃について、現金(10円単位)とICカード(1 円単位)利用で精算金額に差が生じますが、通勤費については最安価金額での支払いになります) ④ 研究協力者名簿(実績欄を記入。月ごとに記入してください。) ⑤ 事前決裁(研究費担当課にて添付) 被雇用者への説明 研究代表者は雇用前に研究協力者(アルバイト)に次の内容を説明してください。 ① 給与(交通費を除く)から所得税の源泉徴収を行うこと。 ② 研究協力者(アルバイト)が確定申告をすると税金が還付される場合があること。 なお、研究費担当課からも労働条件通知書の交付時に案内文を配布し説明をします。
カ 長期雇用の手続き ●事前決裁提出書類 ① 発議書(下段は斜線) ② 研究協力者名簿(実績欄は未記入。支払予定額を雇用条件から積算して記入。実際の支払額が支払予定 額を超えないよう十分に注意してください。) ③ 通勤届 ④ 履歴書 ⑤ 口座振込払申出書(雇用者が従事することの意思確認のため、通帳(金融機関名、支店名、口座番号 が記載されているページ)の写しを貼付し、必ず印鑑又はサインのある原本を添付。) ⑥ 労働条件通知書2通(国等の研究費(厚労省科研費除く)を財源とする場合は、「業務の内容」に財 源と区分・種類(研究種目)を記載してください。それ以外の研究費は財源を記載してください) 【例】国等の研究費:文科省科研費基盤研究C それ以外の研究費:基礎研究費 ⑦ カレンダー等に雇用予定日を記入したもの(年間の雇用予定日を一目で確認できるよう、カレンダー等に記す) ●長期雇用の年次休暇(研究協力表と研究協力者名簿にて発議者が管理します) 1週間の勤務回数 5回 4回 3回 2回 1回 休暇の取り方 休暇日数 10 日 8日 6日 4日 2日 1 日単位の取得となります ※ 有給休暇については、勤務時間に関わらず、1 週間の勤務回数で有給休暇の日数が決まります。1 週間の勤務日数が不定期の 場合は、雇用期間中の平均値をとり、小数点以下を切り捨てて 1 週間の勤務日数を出し、上の表にあてはめて休暇日数を出して 下さい。 ●労働条件通知書の交付と被雇用者への説明 短期雇用と同じ ●支払い(事後)時提出書類 研究協力者に対する謝金は、月毎に支払いを要します。支出書類を提出期限までに研究費担当に提出して ください。 ① 発議書(発議書の上段・下段を使用。) ② 出勤簿(※項目「キ 勤怠管理について」を参照) ③ 休暇簿(※項目「キ 勤怠管理について」を参照) ④ 交通費積算資料 ⑤ 研究協力者名簿(実績欄を記入。月ごとに記入してください。) 所得税の算出方法 1 ヶ月分の積算した給与額(交通費を除く)を源泉徴収税額表月額表の社会保険料控除後の給与 等の金額欄に適用し、表右側の乙欄の税額から算出してください。 また、算出した所得税は支払時の研究協力者名簿に記入してください。 (例 1) 給与額が 88,000 円/月未満の場合 @950 円/h×90h/月=85,500 円(給与額) ⇒税額は給与額の 3.063%に相当する金額であるため 85,500 円×3.063%=2,618 円(源泉徴収税額) 85,500-2,618 円=82,882 円(源泉徴収後の支給額) (例 2) 給与額が 88,000 円/月以上の場合 @950 円/h×150h/月=142,500 円(給与額) ⇒税額表では 33 の 141,000 円から 143,000 円のランクに入ることから税額は乙欄 7,500 円を適用 142,500-7,500 円(源泉徴収税額)= 135,000 円(源泉徴収後の支給額)
●所得税の算出方法 短期雇用と同じ ●事務の流れ(短期雇用、長期雇用) 研究代表者・研究室 研究推進課 福浦・先端研課 センター・庶務担当 八景(財務担当) 医学部・附属病院・センター (経営企画担当) ①発議書 ② 研 究 協 力者名簿 ③通勤届 ①~⑦ ⑥労働条件通知 書(理事長印あり) ⑧発議書 ⑨出勤簿 システム入力後⑧~⑫に⑬事前決裁を 添付して経理担当に合議する。 所得税徴収リストを作成し、人事課・ 給与担当へデータ送信 ⑧~⑬ 決裁をとる 決裁を とる 八 景 ・ 給 与 担 当 会計から研 究協力者へ 支払い 八景・給与担 当から南税務 署へ所得税の 納付 事 前 決 裁 支 払 い 研究代表者・研究室 研究推進課 福浦・先端研課 センター・庶務担当 八景(財務担当) 医学部・附属病院・センター (経営企画担当) 決裁後①~⑦を経理担当に合議する。 経理担当への合議後、⑥労働条件通知 書 2 通のうち 1 通に理事長印を押印 し、研究費担当又は研究代表者から研 究協力者に交付。 ⑬事前決裁 ④履歴書 ⑤口座振込払 申出書 ⑥ 労 働 条 件 通 知書(2 通添付) ⑦カレンダー (長期のみ) ⑩休暇簿 長期雇用の場合のみ ⑪交通費積算 資料 ⑫ 研 究 協 力 者 名簿
キ 勤怠管理について ①出勤簿 研究協力者の出勤については、出勤簿で管理を行います。出勤簿は、必ず出勤した当日に押印してください。 ②休暇簿 長期雇用で有給休暇を取得する場合は、休暇簿にて事前に申請を行います。有給休暇を取得される前に、研 究代表者の確認の上、研究費担当課に休暇簿を提出してください。また、出勤簿・休暇簿については、支払 いの根拠となりますので、月毎の支払書類提出時にも併せて提出をお願いします。 ③勤怠実態の確認ついて 勤務実態を確認するため、研究費担当課が定期的に各教室を巡回する場合があります。