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この冊子は再生紙を使用し、植物油インキを使用しています。 〒282-8601 千葉県成田市成田国際空港内NAAビル TEL:0476-34-5609 FAX:0476-34-5150 URL: http://www.naa.jp/jp/ 業務推進部門エコ・エアポート推進室

成田国際空港 環境報告書

Environment

Report

2012

表紙について 表紙は、2012年8月に実施した「成田空港エコキッズ・クラブ」エコツアー での一コマ。騒音計を手に、航空機騒音について学んでいる子供たちの 様子です。自然の尊さ、環境保全の大切さを、次世代を担う子供たちに 伝え、取り組みを広めていって欲しい、そんな思いでスタートした成田空 港エコキッズ・クラブは、今年で8年目を迎えました。当社はこれからも 皆様との環境コミュニケーションを大切にしていきたいと思います。   環 2 0 1 2

(2)

●本報告書は、エコ・エアポートの推進のため成田国際空港株式会社 が独自に進めている取り組み及び多くの空港関連事業者と一体と なって進めている取り組みを報告することを目的としています。 ●「より多くの方々にわかりやすく」をコンセプトに、イラストや図表、また は写真を多用し、可能な限り用語の補足説明なども行っています。 ●特集では、エコ・エアポートの実現に不可欠な空港関連事業者との 連携や協力による取り組みをテーマに取り上げ、航空会社や関係者 の生の声をお届けできるよう努めました。 ●実施している環境施策の内容は、測定結果や達成率などの客観的 データも含めて紹介しています。 データは2011年度(2011年4月∼2012年3月)の実績です。ただし、活動 内容は原則として2012年10月末時点としています。 報告対象範囲は、当社をはじめとして、空港で事業を行う関連事業者の 活動も含めた、空港全体に関わる環境保全活動を対象としています。電 力・ガス・水・廃棄物・地球温暖化物質のデータについては、関連事業者 による使用・排出も含めた空港全体の実績を掲載し、それ以外について は、当社の実績としています。 ※ 本報告書の中で、「NAA」「当社」は成田国際空港株式会社を指し、「成田国 際空港」「空港」とした場合は、そこで活動する関連事業者をも含めた空港 全体を指しています。 昨年3月に発生した東日本大震災及び原発事故により、 私たちは未曾有の国難を経験しました。その後、皆様のご 努力により、農業・水産業・観光業等には一定の改善がみ られますが、東北地方をはじめとした被災地では未だ被害 に苦しんでいる方も多くいらっしゃいます。 震災直後の成田国際空港は、発着回数、旅客数、貨物量 いずれも大きく落ち込みましたが、その後順調に回復し、 現在では震災前の状況に戻りつつあります。 政府は、この7月に「日本再生戦略」を閣議決定しました。 私どもは成田国際空港の管理者として、我が国が国際社会 との絆を強化し、人的、物的交流の発展を通じて、諸外国の さまざまな活力を取り込んでいけるよう、その責任を果た してゆく考えであります。 当社は、今後増大する航空需要に対応すべく、空港機能 の拡大と航空ネットワークの充実を当面の課題としつつ、 これによる環境への影響が最小限となるよう、騒音、大気、 水質などはもちろんのこと、地球温暖化対策や省エネル ギー、資源循環などの問題に対しても、しっかりと取り組ん でまいります。 そのためには、周辺地域の皆様とのコミュニケーションを より充実させ、また共に働く空港関連事業者の皆様とも連 携し、環境負荷軽減のための取り組みを進めてまいります。 昨年当社では、10年先の将来を見据えた「エコ・エア ポートビジョン2020」と、その実現に向けた「エコ・エア ポート基本計画(2011-2015年度)」を策定しました。本年度 はその2年目にあたり、初年度である昨年度の進捗を踏ま えて、目標を着実に達成するために努力してまいります。 現在、世界の航空業界は本格的なオープンスカイの時 代、あるいはローコストキャリア(LCC)の急速な参入など 大きな変化の時期を迎え、そうした中、当社に課せられた 社会的使命はますます大きくなっています。当社は、この社 会的使命を果たし、東アジアの重要拠点空港、アジア有数 のハブ空港としての責務を果たすとともに、「エコ・エア ポートとして世界をリードする空港」を目指してまいります。

「さらなる成長とエコ・エアポートの発展に向けて」

社長挨拶

成田国際空港株式会社 代表取締役社長

夏目 誠

社長挨拶 成田国際空港の運用状況 経営戦略と環境方針 成田国際空港での環境推進体制 1 2 4 6 有識者意見と環境報告書2011アンケート結果 56 参考資料  成田国際空港及び環境保全活動の経緯  成田国際空港騒音区域関係図  航空機騒音短期測定地点位置図  航空機騒音短期測定結果(2011年度)  成田国際空港周辺環境対策体系図  標準飛行コース関係図  大気質測定結果グラフ  大気質測定結果(2011年度)環境基準による  評価方法との比較  水質定期測定結果グラフ  (財)成田空港周辺地域共生財団  共生財団による民家防音工事助成事業 空港に関するご相談と情報公開のご案内 編集後記 58 60 61 62 63 64 65 編集方針 報告対象期間 報告対象範囲

特集①環境負荷軽減に向けた航空会社との連携

   

∼航空機の運航はさらに「エコ」な時代へ∼

特集②エコ・エアポート基本計画の進捗リポート

8 12 17 18 20 26 34 40 44 52

会社概要

社 名 代 表 者 本社所在地 設 立 社 員 数 目   的 成田国際空港株式会社(NAA) 代表取締役社長 夏目 誠(なつめ まこと) 〒282-8601 千葉県成田市古込字古込1-1 (成田市成田国際空港内NAAビル) 1966年 7月30日 新東京国際空港公団設立  2004年 4月 1日 成田国際空港株式会社設立 702名(2012年10月1日現在) 成田国際空港の設置及び管理を効率的に行うこと等によ り、航空輸送の利用者の利便の向上を図り、もって航空の 総合的な発展に資するとともに、我が国の産業、観光等の 国際競争力の強化に寄与することを目的とする。

成田国際空港の主な環境への取り組み

「エコ・エアポート」ダイジェスト 地球環境への取り組み 周辺環境への取り組み 資源循環への取り組み 生物多様性への取り組み 環境マネジメント エコ・エアポート基本計画と2011年度評価

(3)

バンコク ヤンゴン ホーチミン ペナン クアラルンプール ジャカルタ デンパサール セブ マニラ ハノイ 重慶 シンガポール 広州 深圳 香港 高雄 台北 サイパン ケアンズ ポートモレスビー ゴールドコースト シドニー ヌーメア オークランド パペーテ アンカレッジ ティファナ バンクーバー シアトル オークランド ポートランド サンフランシスコ ロサンゼルス ダラスメンフィス ヒューストン メキシコシティ アトランタ ワシントンD.C. ニューヨーク ニューアーク トロント デトロイト シカゴ ミネアポリス ホノルル グアム 北京 マカオ アモイ 杭州 上海 成田国際空港 ミュンヘン ウィーン チューリッヒ ローマ イスタンブール ミラノ ノボシビルスク タシケント クラスノヤルスク ドーハ ドバイ アブダビ コロンボ カラチ ムンバイ ラホール テヘラン デリー ウランバートル 成都 西安 南京 長春 大連 ソウル 済州 釜山 青島 天津 ロンドン パリ アムステルダム フランクフルト コペンハーゲン ヘルシンキ サンクトペテルブルク モスクワ クライストチャーチ

1,610

千人

2,656

千人

1,266

千人

3,649

千人

724

千人

636

千人

640

千人

417

千人

1,774

千人 カイロ イスラマバード クラーク コロール ダーウィン 瀋陽 ウラジオストク ハバロフスク カルガリー ボストン 成田国際空港 札幌 仙台 広島 大阪(伊丹) 大阪(関西国際空港) 名古屋 福岡 小松 国内航空路線(12都市13路線) 旭川 那覇 ※乗り入れ都市:

35

カ国

3

地域(香港・マカオ・台湾)

99

都市(2012年10月30日現在) 路線別出発旅客数は2011年度実績 新潟 鹿児島 神戸  成田国際空港の2011年度の運用状況は、航空機発着回数が約18.7万 回、航空旅客数が約2,885万人、航空貨物量が約193万トンとなっており、開 港当初と比較して、発着回数が3.5倍、旅客数が4.1倍、貨物量が5.9倍となっ ています。  2011年度は東日本大震災及び原発事故の影響で、発着回数及び旅客数 は前年度に比べて減少しましたが、2011年度後半頃からは円高の影響も あり、日本人旅客数は前年度並みまで回復しています。一方、国内線の旅客 数については、新規航空会社の乗り入れや既存の航空会社の増便により、 過去最高の約193万人を記録しました。貨物量については、震災や円高に 加え、欧州経済の低迷の影響から、前年度を下回りました。 航空機発着回数(千回) 航空旅客数(千人) 航空貨物量(千トン)

成田国際空港の運用状況

(1978-2011年度)※国内線含む 250 200 150 100 50 0 2011 2010 2009 2005 188 1995 124 1985 78 1978 [5月∼] 53 191 187 187 40,000 30,000 20,000 10,000 0 2011 2010 32,521 2009 2005 34,671 1995 26,611 1985 13,641 1978 [5月∼] 7,072 3,000 2,000 1,000 0 2011 1,929 2010 2009 2005 2,236 1995 1,593 1985 767 1978 [5月∼] 329 32,847 28,852 2,068

世界を結ぶ成田国際空港

成田国際空港の運用状況

1,963 (年度) (年度) (年度)

(4)

誘 導 路 や エプ ロン の 整 備 を 進 め 、 2012年度末までに27万回、その後30万 回まで空港容量を拡大します。 同時に路線誘致による国内線・国際線 の航空ネットワークの充実により、成田国 際空港の国際拠点空港としての機能を一 層進化させます。 NAAは、国際拠点空港としての役割を果たし、グローバルな航空ネットワークの発展に貢献する、 世界トップレベルの空港を目指します。

「さらなる成長」と「環境負荷軽減」

NAAはこの両立を目指して取り組んでいます。

経営戦略と環境方針

中期経営計画「Narita エボリューションプラン」

の実現を目指す

空港機能の充実

NAAは、地球的視野にたった環境への取り組みを積み重ねることにより、環境にやさしい循環型空港(エコ・エアポート)を 目指すとともに、地域の一員として信頼関係を築きながら、豊かな21世紀社会の実現に貢献します。

環境基本方針

ネットワークキャリアはもちろん、LCCや ビジネスジェットなどの多様な航空ニーズ にも対応できるマルチファンクションエア ポートを目指します。 同時に、待ち時間を快適に楽しくお過ご しいただけるようなサービスも提供してい き、お客様に選ばれる空港を目指します。

空港利便性の向上

将来のさらなる空港容量拡大に向け た設備投資に耐えうる財務体質を目指し て、投資をコントロールしながら、空港容 量拡大を図ります。またこれまでの基盤 整備で増加した長期債務を削減し、フ リーキャッシュフローの増大に努めます。

財務体質の強化

経済のグローバル化に端を発する国際 拠点空港としての機能の進化は、NAAに とっても取り組まなければならない最重 要課題です。しかし、そのためにこれまで 積み上げてきた環境への取り組み、地域 との信頼関係や事業者との連携を損ねる ことは、当社の社会的責任を果たしている ことにはならず、成田国際空港の真の発 展を意味することになりません。

企業の社会的責任として環境負荷軽減策を強化

 NAAは、成田国際空港が内陸空港である ことから、開港当初から周辺地域へのさま ざまな環境対策を実施してきました。  民営化後は、環境への取り組みを推進 していくことを企業経営の重要な方針と して位置づけ、その推進役としてエコ・エ アポート推進室を立ち上げるとともに、そ れまでの取り組みを体系化し、具体的な 目標を掲げたエコ・エアポート基本計画 (P6参照)を策定し、それに基づいた取り 組みを行っています。  現在、年間発着回数を30万回へ拡大す るため、それに対応した駐機場や誘導路 などの施設整備を進めていますが、空港の 拡張にあたっては、環境影響評価法に準じ て自主的に調査を行い、「環境とりまとめ」 として公表するとともに、必要な環境保全 措置を実施しています。  当社は、空港のさらなる成長と環境負荷 軽減の両立を目指して取り組むことが成田 国際空港、そしてNAAの持続可能な発展 につながっていくものと確信しています。

成田国際空港の持続可能な発展を目指す

「エコ・エアポート」の推進

に向けて

1.

空港の建設・運用に伴い発生する環境負荷を抑制すると ともに、空港周辺地域の環境への影響の軽減に努めるな ど、地球的視野に立った環境問題についても積極的に取 り組みます。

2.

すべての事業活動を対象に基本計画を策定し、環境に関 する法規制の遵守はもとより、自主的な目標を定め、定期 的に見直すことにより、環境保全の向上に努めます。

3.

環境保全活動を有効に機能させる仕組みをつくり、継続 的な改善を行います。

4.

社内環境コミュニケーションを通じて全社員の意識向上を図 るとともに、一人ひとりが自ら責任を持って環境保全活動を 遂行できるよう、啓発・支援を行います。

5.

グループ企業と一体となった環境保全活動を推進するととも に、環境保全活動を空港関連事業者に広げ、空港全体で環 境にやさしい循環型空港(エコ・エアポート)を推進します。

6.

環境保全活動を積極的に情報公開するとともに、空港周辺 地域をはじめとして広く社会との環境コミュニケーションに 取り組みます。 1. 安全を徹底して追求し、信頼される空港を目指します 2. お客様の満足を追求し、期待を超えるサービスの提供を目指します 3. 環境に配慮し、地域と共生する空港を目指します 4. 効率的で透明性のある企業活動を通じ、健全経営とさらなる成長を目指します 5. 鋭敏な感性を持ち、柔軟かつ迅速な行動で、社会の期待に応えます ※ 中期経営計画(2010∼2012年度)より抜粋

成田国際空港の成長・発展

に向けて

空港の成長と

環境負荷軽減の両立

経営理念

経営ビジョン

(5)

成田国際空港での環境推進体制

航空会社 貨物 官公庁 テナント 事業者

地球温暖化

防止に

貢献する

空港

成田国際空港は、2004年4月に民営化し、その時に掲 げた経営理念・経営ビジョン(P4参照)をもとに国際交 流を支える国際拠点空港として発展してきました。とく に、経営ビジョンの一つである「環境に配慮し、地域と共 生する空港を目指します」は、その後の「エコ・エアポー ト基本計画」にも結実し、一定の成果をあげてきました。 そして2011年には「エコ・エアポート基本計画 (2005-2010年度)」の期間満了を機に、経営ビジョンの 一部をより具体的にした環境ビジョン「エコ・エアポー トビジョン2020」を策定しました。このビジョンでは、 「エコ・エアポートとして世界をリードする空港」をコン セプトに、地球温暖化防止に貢献する空港、循環型社会 に貢献する空港、豊かな自然と共生する空港の3つの柱 で、それぞれに2020年度のあるべき姿を示しています。

環境に配慮し、地域と共生するエコ・エアポートを目指して

10年先を見据えた「エコ・エアポートビジョン2020」と、

その実現に向けた「エコ・エアポート基本計画」

成田国際空港から発生する環境への負荷を軽減し、 世界をリードするエコ・エアポートを実現していくため に、当社と「成田国際空港エコ・エアポート推進協議 会」が中心となって取り組みを進めています。 この協議会は、500を超える空港関連事業者が一体と なって取り組みを進めるため、事業者22社・8団体・10官 庁が会員となり活動しています。これらの会員が効果的 に環境保全活動に取り組めるよう、協議会の下部組織と して3つの委員会(廃棄物委員会、大気環境委員会、広 報委員会)を置き、さまざまな対策を検討しています。

エコ・エアポート

基本計画

(2011-2015年度)

エコ・エアポートビジョン2020 「エコ・エアポート」として 世界をリードする空港

エコ・エアポート

ビジョン2020

環境

マネジメント

成田国際空港

エコ・エアポート推進協議会

地球環境

への取り組み

生物多様性

への取り組み

10年先を見据えた環境ビジョン

循環型

社会に

貢献する

空港

● 空港周辺の環境への影 響を最小限に抑え、生物 多様性を育む環境の保 全に努めます ●空港から発生するCO2を2020年度までに2010 年度比15%(発着回数1回あたり)削減します ● 資源の有効利用に努め るとともに、廃棄物のリ サイクルを徹底します

成田国際空港エコ・エアポート推進協議会

NAA

エコ・エアポート基本計画(2011-2015年度)では、 航空機の離着陸を含め、成田空港の運用に伴うすべて の事業活動を対象とし、空港に関連するすべての人た ち(空港関連事業者、お客様など)の協力をいただきな がら環境への取り組みを推進することとしています。 同計画では、エコ・エアポートビジョン2020を具体 的に実践するために、「地球環境への取り組み」、「周辺

エコ・エアポートビジョン2020の実現に向けて

環境への取り組み」、「資源循環への取り組み」、「生物 多様性への取り組み」とそれらを推進する「環境マネジ メント」の5つの取り組みについて目標を定めていま す。また、それぞれの目標の取り組み主体や対象をより 明確化することによって、空港の設置・管理者である当 社の責任範囲と航空会社をはじめとする空港関連事業 者が推進する取り組みの範囲を明らかにしています。 エコ・エアポート基本計画(2011-2015年度)

環境負荷軽減のための目標

NAAと空港関連事業者が連携

豊かな

自然と

共生する

空港

廃棄物委員会 大気環境委員会 広報委員会

周辺環境

への取り組み

資源循環

への取り組み

(6)

※ 低騒音型航空機 国際民間航空機関(ICAO)で定めるチャプター4 騒音基準相当の航空機

∼航空会社へのインセンティブとして騒

音レベルに応じた国際線着陸料金制度

を採用∼

 NAAでは、航空機騒音の発生源対策として、 2005年より、「成田航空機騒音インデックス」によ る新しい国際線着陸料金制度を採用しています。 これは、低騒音型の航空機ほど国際線着陸料を優 遇するというものです。この制度が低騒音型航空 機の導入促進に寄与し、2005年度に約56%だっ た低騒音型航空機の比率は、2011年度には 84.3%まで向上しています。  また、これらの航空機は、燃費性能も向上してお り、導入が進むことで地球温暖化対策にも貢献し ています。

低騒音型航空機

の導入促進

∼騒音抑制と大気汚染物質、CO

2

の排出削減∼

 ターミナルビル固定スポットには、GPU(地上動力施設)を完備し、航空 機が駐機中、電源や空調を地上施設から供給できるようにしています。  GPUは、APU(補助動力装 置)の稼働時に比べ、騒音を抑 制できるだけでなく、大気汚染 物質やCO2の排出削減に寄与 しています(P21参照)。

APUの使用規制とGPUの利用促進

日本航空(JAL)では、環境保護及び燃料削減の観点から、原則として出発 時刻の10分前まではGPUを使用し、そこからAPUに切り替えています。B777 型機では、APU使用時間を10分間短縮すると、約50リットル(小型自動車1台の満 タン分)の燃料削減と、約126kgのCO2排出量削減 となります。また、お客様にもご協力いただき、駐 機場に到着後なるべく早く窓の日よけを下ろした り、ライトを消灯することで機内温度の上昇を効果 的に抑制しています。小さな工夫の積み重ねです が、大きな効果へとつながっています。 航空機の選定には、航続距離や貨物搭載量はもちろん、環境配慮の観点 から燃費効率が大きな要素となります。これらすべてに優れているのが B747-8F型機です。同機は、胴体を延長し、貨物室を大容量化するとともに、軽量 合金や複合材などを用いた最新技術で、翼の空気抵抗を少なくし、揚力が上がるよ うにしています。これにより、「燃費は落とさずに、より多くの貨物を遠くまで運ぶ」こ とが可能です。当社の事業においてはCO2排出源の 99%が航空機であり、燃費効率の改善は環境負荷軽減 に直結します。また、騒音低減効果にも優れており、従来 機に比べて離陸時の騒音エリアを約30%小さくできる といわれています。当社では、これからの貨物機のスタ ンダードとして拡充していく考えです。

海外からも評価される独自の取り組み

「成田航空機騒音インデックス」は、国際空港評議会(ACI)が航空機 騒音の国際的な管理基準として2002年に定めた「ACI航空機騒音イン デックス」に準じています。成田空港で導入している料金制度は、高騒 音の航空機に対して課す騒音税と は違い、低騒音型機の着陸料を値 下げするという点が特徴です。この 取り組みは世界でも先進事例とし て高く評価されています。

APUの使用制限を規定化

成田空港では、環境への配慮から、APUの使 用制限を実施しています(空港運用管理細則)。 到着後は速やかにAPUからGPUに切り替えるこ とや、APUの使用を出発予定時刻の30分以内に 制限することなどをルール化し、航空会社に協 力を求めて います(P21 参照)。

低騒音型航空機が年々増加

かつて、成田空港に就航する航空機機材の大半を占めていたB747 型やB747-400型などのようなジャンボ機は、年々減少し、代わりにB777 型などの低騒音、低燃費タイプの機材が増加しています。2008年には A380型機、2011年にはB787型機 と、低騒音型に分類される最新鋭 機材も就航を開始しました。今後、 ますます低騒音機の導入が進むこ とが期待されます。 成田国際空港株式会社 事業部門 施設事業部  基本事業グループ グループ員 中村 由季子

環境負荷軽減に向けた航空会社との連携

∼航空機の運航はさらに「エコ」な時代へ∼

特集

1

GPU供給

∼燃費の良い機材の導入でCO

2

の排出削減∼

 2012年8月、日本貨物航空(NCA)は、最新型機B747-8Fの就航を開始 しました。同機は、従来機のB747-400Fに比べて燃料消費効率が約16% 向上し、CO2排出量を約14%削減できる性能を有しています。また、離陸 時における地上に影響を及ぼす騒音域も小さくなっています。2014年ま でにこの新型機を計8機導入し、燃費効率の向上を図る計画です。 B747-8F型機 NAA 担当者 NAA 担当者 ※ 低騒音型航空機 国際民間航空機関(ICAO)で定めるチャプター4 騒音基準相当の航空機 NAA 担当者 成田国際空港株式会社 空港運用部門 運用管理部 運用グループ マネージャー 熊谷 直也 日本貨物航空株式会社 経営企画部  経営企画チーム  マネジャー

岐部 直樹

様 日本航空株式会社 成田事業所 業務部 オペレーション業務グループ(兼)総務部  アシスタントマネジャー

藤野 剛

担当者 担当者

音対策とCO

2

削減対策

成田国際空港株式会社 共生・用地部門 地域共生部 部付   尾形 三郎

空港の運用にともなって発生する環境負荷の発生源は、航空機、車両、ターミナルビル、オフィスなどさまざまです。これら

の負荷をできるだけ軽減し、世界をリードする「エコ・エアポート」を目指すために、空港管理者である当社が先頭に立ち、

500を超える事業者の代表で組織される「成田国際空港エコ・エアポート推進協議会」と一体となって取り組んでいます。

その中で、当社が航空会社と協力して取り組んでいる環境施策をご紹介します。

(7)

 空港から排出される廃棄物のうち大き な割合を占めているのが、航空機からの 取り下ろしゴミです。これらを機内で分別 し、リサイクルすることは、機内の分別ス ペースが狭いことや清掃時間が短いこと から容易ではありません。  その中で、航空会社や機内食工場で は、分別回収の方法やルートなどを工夫 し、アルミカンやペットボトル、機内誌など をリサイクルしています。  欧米ではじまり、昨今アジア地域でもLCCの波が拡がっ ています。成田国際空港においても、ジェットスター・ジャ パンが2012年7月より、エアアジア・ジャパンが8月より、運 航を開始しました。LCC経営における徹底したコスト削減 は、同時に環境負荷の軽減にも寄与しています。例えば、 機内食サービスの廃止や有料化によって、必要以上の食 事や食器類の搭載をしないことで、搭載量が軽量化され ます。それによって燃費が 向上し、コストが削減され るだけでなく、CO2の削減 にも貢献しています。

エコ・エアポート推進協議会の事務局として

NAAは、エコ・エアポート推進協議会の廃棄物委員会にワーキンググルー プを立ち上げ、いかにして航空機からのゴミを分別してリサイクルするか検 討を行ってきました。空港全体のスキームをつくるには、まだ課題が残ります が、このワーキンググループをきっかけに、問題意識を共有したり、新たなリ サイクルに取り組む会社が増えるなど一 定の成果が得られました。当社は、この ワーキンググループが一段落した後も、 事業者からの相談を受け、関係官庁との 調整などを行い、リサイクルの拡大に努 めています。

機内誌のリサイクル

全日本空輸(ANA)では、毎月の月末 月初に、全機内誌の交換を行います。 「大量に廃棄される機内誌をリサイクルでき ないか」という現場の声をきっかけに、2008年 から機内誌のリサイクルをスタートしました。 機内清掃は時間との戦いで、全席から回収した 機内誌を分別排出するのはひと手間ですが、 試行錯誤の結果、機内誌専用回収トラックを清 掃時間に合わせて機側に配備することで、効率 良く回収できています。回収された機内誌は、 紙の原料として製紙工場に運ばれ、ANAグルー プの名刺などとして生まれ変わっています。 新東京空港事業株式会社 業務部 旅客グループ 主席部員

佐藤 和法

Topics

ローコストキャリア(LCC)の徹底した

コスト削減は、エコにも貢献!

「JUST IN TIME FUEL」の導入

JALでは従来、搭載燃料はお客様、貨物の予約状況など から予想された航空機重量に基づき必要量を算出して きましたが、燃費効率の向上を図るため、チェックイン完 了後(出発前)のより正確な航空機重量に基づく最適量 の燃料を再度算出し、用いる「JUST IN TIME FUEL」の取 り組みを2010年夏から行っています。これにより、2011 年度は年間で約60万ポンド(成田からボストンまでの飛 行約5回分)の消費燃料が節約できました。

バイオ燃料の試験採用

ANAが導入するB787型機の第7号機のデリバリーフライ トに、使用済み食用油から精製されたバイオ燃料の混合 燃料を使用しました。バイオ燃料を搭載して太平洋を横 断したのは、ANAが世界で初めてです。バイオ燃料の 15%混合によって、CO2排出量を同クラスの中型機B767 と比べて約30%削減することができました。ANAは、2020 年度までにバイオ燃料などの代替航空燃料の使用開始 を目指しており、国内での研究開発を支援しながら将来 も安定的に燃料を確保できるように努めていきます。

全社での環境活動推進

NCAでは、環境ISO14001の認証を取得し、これをベース に各部署で燃料節減、電力削減、廃棄物リサイクルなど の環境負荷を軽減する目標を設定し、PDCAサイクルに 従って実施するとともに、定期的に「環境対策推進委員 会」を開催し、マネジメントのレビューを行っています。ま た、2012年夏には、取引先の会社の社員と家族を対象と して、「親子エコツアー」を実施し、当社の業務や航空機、 環境への取り組みを紹介しました。

スカイマーク株式会社が協議会会員となりました。

スカイマークは、2012年5月に成田国際空港エコ・エアポート推進協議会の会員となりまし た。スカイマークが目指す事業の効率化、コスト削減は、ひいてはエコに結びつくものと考え ています。成田国際空港が目指す「エコ・エアポート」の実現に向け、低燃費型の航空機の導 入、GPUの利用など、航空会社としてできるエコの取り組みに協力していきたいと思います。 (スカイマーク株式会社 成田空港支店 ランプ管理課 主任 吹谷 純一 様)

成田国際空港エコ・エアポート推進協議会会員のエコ活動最新情報

日本航空株式会社 成田事業所 オペレーション担当 下窪 綾子 様 全日本空輸株式会社 総務部 CSR推進チーム 主席部員  大竹 英雄 様 日本貨物航空株式会社 安全・環境本部環境室 室長 髙橋 英晴 様 機内誌回収専用車

環境負荷軽減に向けた航空会社との連携

∼航空機の運航はさらに「エコ」な時代へ∼ 特集

1

源循環の取り組み

担当者 NAA 担当者

カーボンオフセットプログラムの採用

 ジェットスターグループは、運航や地上業務の際 に排出されるCO2の軽減に取り組んでおり、2007年 9月より、「Carbon Offset」 プログラムを実施してい ます。これは、お客様から任意の寄付をいただくこと で、航空機が排出するCO2の影響を抑制する環境保 護活動に参加するもので す。全体の約12%のお客様 がこのプログラムに参加さ れています。 成田国際空港株式会社 業務推進部門  エコ・エアポート推進室 室長 大竹 清一

(8)

施設整備でも万全の環境保全措置を実施

 2010年10月、国・千葉県・成田国際空港周辺9市町・NAAの四者で構成される「成田空 港に関する四者協議会」において、成田国際空港の年間発着容量30万回への合意がな されました。現在、空港の能力向上のため、より安全で効率的な運用に向けた誘導路整備 やスポットの新設工事などを行っています。  NAAは、空港の敷地の拡大をともなう整備を行う際には、周辺環境に配慮し、工事期間中 及び運用開始後の空港周辺の大気質、騒音などについて自主的に環境影響を予測するとと もに、その結果に基づいて環境保全措置を実施しています。

環境保全措置の実施例

低排出ガス対策型、 低騒音・低振動型の 建設機械の使用を義務付け 工事中の土砂や濁水が 周辺の河川に流れ出ないよう 沈砂池を設置 アイドリングストップの 励行 夜間工事の際は、 騒音低減対策として 防音車(移動式防音壁)を導入

入社2年目の私が

現場から

リポートします。

国の法律や自治体の

条例の適用外であっても

自主的に調査を行い、

環境に配慮

しています。

新誘導路にLED灯火を導入

成田国際空港では、2年間の実証試験を経て、2007年 度から本格的に誘導路灯火をLED式に切り替える作業 を進めています。

廃棄物の発生抑制と建設廃材

のリサイクル

 工事で発生した残土は、できる限り、空港内で再利用し ています。また、エプロン改修工事などで発生したコンク リートやアスファルトなどの建設廃材は、空港用地内のリサ イクルプラントで破砕し、再生骨材として誘導路のショル ダー部分にも使用しています。

誘導路の中心部分は

天然砕石を使いますが、

ショルダー部分には、強度に

問題がないことを確認した上で

再生骨材を使用しています。

 当社では、「人と環境にやさしい道づくり」をスローガンに、全ての工事において地球温暖化対策やリ サイクル活動を実施しています。空港の工事を請け負う当社としても、成田国際空港がエコ・エアポート を目指していることから、環境に与える影響を最小限にすることを心がけています。2010年から、アスファ ルト混合物を製造する際の熱と電力を賄うため、バイオマスコージェネレーション※を採用しています。こ の燃料として建設廃材の木質タールや、バイオディーゼル燃料製造工場から発生するグリセリンを使用 しています。  また、バイオディーゼル燃料(B5)の使用も開始しました。アス ファルトフィニッシャーやモーターグレーダーなどにB5を積極的に 使用し、排気されるCO2をオフセットしています。100リットルのB5 を使用することにより、約10㎏のCO2削減効果が得られています。 ※ 東京都内の施設 空港工事請負事業者として

バイオディーゼル燃料でCO

2

をオフセット

前田道路株式会社 東京支店 成田作業所 所長

佐々木 育雄

成田国際空港株式会社 業務推進部門 エコ・エアポート推進室 グループ員 山岸 希望 ショルダー部(再生砕石) 誘導路本体舗装部(購入砕石) ショルダー 誘導路本体 断面図 ショルダー

エコ・エアポート基本計画の進捗リポート

特集

2

ショルダー部 (再生砕石) LED素子は長寿命な上に、従来のハロゲン電球と比 較すると約10分の1と消費電力が小さく、省エネルギー な光源です。  新しい誘導路では全面的にLED灯火を採用しており、 既設の誘導路につい ても、舗装改修工事に 合わせてLED化を進 めていく予定です。 成田国際空港株式会社 経営企画部門 経営計画部 施設計画グループ 副主幹 富所 哲行 NAA 担当者 ショルダー部 (再生砕石) LED灯火 バイオディーゼル燃料を利用した モーターグレーダー

成田国際空港が2005年度から取り組んできたエコ・エアポート

基本計画は、2010年度に一つの区切りを迎え、

2011年度から、新計画がスタートしました。

それにともなう新しい施策も含め、環境への

さまざまな取り組みの進捗状況について

報告し、直接携わっている方々の

生の声をお届けします。

ストップ ストップ

(9)

個々の事業者の取り組みを一つの成果に

弊社では、機密保持の観点から、コピーされた書類は すべてシュレッダーにかけて処理しています。空港全体か らの排出量は相当なボリュームになると思いますが、個々の事 業者がリサイクル業者を探し、処理するには限界があります。  ですから今回、空港全体の シュレッダー紙をまとめてリサ イクルする仕組みができたこ とは、とてもいいことだと思い ます。ゴミの分別・リサイクル の取り組みは、少しずつではあ りますが着実に進展している と感じています。今後も、エコ・ エアポートの活動に、空港ス タッフ皆で取り組んでいきた いと思います。

空港

事業者

として

シュレッダー紙のリサイクル 

 エコ・エアポート推進協議会の廃棄物委員会では、空港 全体から排出される廃棄物のリサイクル向上を目指し、 2011年7月、シュレッダー紙のリサイクルを開始しました。 回収されたシュレッダー紙は、空港近隣の古紙問屋に運 ばれ、再生紙の原料となり、資源として生まれ変わります。

電気自動車での来場促進とし

 ∼空港内駐車場で電気自

動車の急速充電を可能に∼

 当社は、電気自動車の普及に対応すべく、東京、神奈川方面からも電気自動車で安心して成田国際空港までご来場いただ けるよう、2012年10月、ジャパンチャージネットワーク株式会社(JCN)と提携し、空港内駐車場2カ所(P1・P2内)に、電気自動車 (EV)用急速充電器を設置しました。現在、充電サービス事業の検証を目的として、1年間、充電料金を無償※とし、実証実験を 実施しています。詳しくは成田国際空港公式Webサイト(http://www.narita-airport.jp/jp/access/car/ev.html)をご覧ください。 ※ただし、駐車料金はご負担いただきます 設置場所地図

清掃員一人ひとりが分別運搬に協力

弊社は、お客様や空港スタッフの皆様に、快適な環 境を提供することを心がけています。  長年にわたって空港内のロビーや事務所を清掃してきました が、2005年にターミナルビルでゴミの分別が強化されてからは、 皆様の意識も高まり、分別が徹底されるようになってきました。  シュレッダー紙のリサイクル にあたって、弊社の役割は、皆 様が事務所で分別したものが きちんとリサイクルされるよ う、他のゴミと混在しないよう にして専用コンテナまで運搬 することです。  今後も、リサイクルや分別の 定着に向けて、清掃会社の視 点から積極的に協力し、エコ・ エアポートに貢献できればと 考えています。

空港全体の3R実現に協力を

弊社は、空港から排出される一般廃棄物の収集運搬と処理を行っています。 シュレッダー紙のリサイクルは、リサイクル工場の受け入れ体制と運搬時の飛散が課題となり、これ まであまり進んでいませんでした。今回、リサイクルが実現できた第一の理由は、受け入れてくれる古紙 回収業者とリサイクル工場が見つかったことです。さらに、運搬時の飛散のリスクは、パッカー車で回収 することで最小限に抑えることができました。  シュレッダー紙を効率よく収集・運搬するためには、複数の事業者の集積所から排出されたものを1 つの車両に混載する必要があります。弊社では計量器付きのパッカー車を導入し、各事業者の排出量 管理もできるようにしました。  今後も、廃棄物処理業者として、またエコ・エアポート推進協議会の一員として、成田空港における3R の取り組みに携わっていきたいと考えています。

エコ・エアポート基本計画の進捗リポート

特集

2

廃棄物

処理業者

として

第1、第2旅客ターミナルビルに直結する駐車場にそれぞれ1 カ所ずつ急速充電器を設置しました。CHAdeMO方式に基づいた 充電で、約30分で80%の充電が可能です。  駐車場内で充電が可能なた め、お帰りの際に充電していた だければ、駐車場を出てすぐ高 速道路に乗ることができ、便利 にご利用いただけます。 成田国際空港株式会社 事業部門 施設事業部 施設貸付事業グループ グループ員 村山 拓郎 NAA 担当者

JCNの充電ネットワークサービスとは

急速充電器にカードをかざし、認証  成田国際空港が参加しているJCNの「電気自動車向け会員制充電サービス」。これは、急速充電器にネットワーク化された カード認証機能を持たせ、ユーザーはカード1枚で、提携した急速充電ステーション のどこででも、24時間充電サービスを受けることができるというものです。もちろん、 JCN会員以外の方も、24時間365日対応のコールセンターで手続きを行えば、その場 で充電することが可能です。  このサービスに加盟しているのは、現在、成田国際空港のほか、高速道路、コンビ ニ、レストラン、ガソリンスタンド、ディーラーなど、国内全50カ所。  すべてネットワークで管理されているため、満空情報や故障中といったデータをリ アルタイムで知ることができます。データはPCやスマートフォンなどで確認できるほ か、コールセンターで、最寄りの稼働中充電スポットを調べることができます。

http://www.charge-net.co.jp/

WEB

株式会社成田空港美整社 事業本部 事業部 部長

今関 房男

様 株式会社ナリコー クリーンセンター 第一業務課 係長

関口 善典

様 国際空港上屋株式会社 総務部 人事課

浅野 千晶

清掃会社

として

シュレッダー紙を 回収するパッカー車

空港スタッフ一人ひとりが

それぞれの立場で役割を果たし

一つの取り組みとして

つながっているんですね。

東京から成田まで約70㎞。

成田空港で充電していただければ、

東京まで安心して

お帰りいただけます。

(10)

レジエコキャンペーン 

∼レジ袋削減で廃棄物の排出抑制

を∼

 成田国際空港では、旅客ターミナルビルの店舗などで、「成 田空港レジエコキャンペーン」と題し、レジ袋削減活動を実施 しています。この活動は、エコ・エアポート推進協議会が主体と なって2010年から呼びかけを開始したもので、不要なレジ袋 を辞退してもらい、廃棄物やCO2の排出削減を目指しているも のです。  2012年7月には、ターミナルビルの店舗でお買い物をされた 皆様に、レジ袋の代わりに成田空港オリジナルエコバッグを差 し上げて、次回のお買い物の際にもご活用いただくよう呼びか けを行いました。

クリーンアップ運動の拡大 

∼エプロンエリアでも実施∼

 空港内の清掃活動をスタートしたのは、2005年7月。それまで空港南側で芝山町と NAAが中心となって実施していたクリーンアップ運動を、エコ・エアポート推進協議会 の皆さんの協力を得て空港内に拡大しました。はじめはターミナルビルや貨物地区、 管理ビル周辺の道路を中心に実施していましたが、空港北側のゲート付近や、駐車場 などにまでエリアを拡大して取り組んできました。そして2012年7月には、制限区域で も実施しようという声があがり、エプロンエリアにも清掃範囲を拡大して実施しました。

空港内の買い物はエコバッグを活用

私は仕事柄、お昼は、空港内のお店でお弁当 を購入することが多 いのですが、買い物に行 く際は、必ずエコバッグ を持参し、レジ袋は貰わ ないようにしています。  小さい取り組みではあ りますが、毎日のことなの で、空港スタッフ皆が心 がければ、大きな成果に なると思っています。私の 事務所では、同僚も皆エ コバッグを使っています。

空港

スタッフ

として

クリーンアップ運動に参加して

弊社からは、クリーンアップ運動に、毎回多く の社員が参加しています。今回は、第1旅客ターミ ナルビルや貨物地区に加え、新たにエプロンエリアの清 掃が実施されるということで私も初めて参加しました。  実際にゴミ拾いをすることで一人ひとりの環境へ の意識が高まるだけでなく、ゴミのポイ捨てをしな いなどのモラル向上や空港で働くスタッフとしての 自覚も高まると感じています。これからもきれいな成 田空港でお客様をお迎えできればと思います。

空港

スタッフ

として

積極的に声がけを

お店では、商品を1点買いされるお客様に対しては、積極 的にお声がけをしてレジ袋削減 に努めています。多くのお客様が快 くご協力してくださいますし、最近で はお客様の方から「袋はいりません よ」という申し出が増えてきました。  空港スタッフの中には、エコバッ グで買い物に来られる方がいらっ しゃいます。これからもみんなでエコ について考え、取り組みの輪を広げ ていけたらと思います。

店舗

スタッフ

として

私もエコバッグを

活用しています!

エコ・エアポート基本計画の進捗リポート

特集

2

東日本旅客鉄道株式会社 成田空港駅

小川 雅大

様 成田空港サービス株式会社 第1旅客ターミナルビル レオパール 店長

鈴木 裕子

様 日本空港サービス株式会社 客室業務部 客室課 係長

江波戸 茂雄

クリーンアップ運動 への参加者は空港内に 拡大した当時の170人から 現在は、約3倍の500人 にまで増えています。 皆さんの意識の高まりが 数字になって 表れていますね。 エコバッグ配布キャンペーンの様子

成田国際空港の

主な環境への取り組み

P.

20

P.

18

地球温暖化対策

地球環境

への取り組み

P.

26

騒音対策 大気質保全 水質保全

周辺環境

への取り組み

P.

34

節水・水循環 廃棄物3R

資源循環

への取り組み

P.

40

自然環境保全 地域農業再生への協力

生物多様性

への取り組み

P.

44

環境マネジメント 成田国際空港エコ・エアポート推進協議会活動 情報発信 環境コミュニケーション

環境

マネジメント

1 1 2 1 2 1 2 3 1 2 3 4

「エコ・エアポート」ダイジェスト

(11)

旅客

ーミ

ナル

機場

(エプロン)

航空機

誘導

一般廃棄物の分別

P37 旅客ターミナルビル ロビーでは6分別、事 務所エリアでは9∼10 分別し、リサイクルし ています。

厨房排水除害施設・

中水製造施設

P35 旅客ターミナルビルのレストランから出た排 水を浄化処理し、トイレの洗浄水として再利 用しています。

太陽光発電パネル

P23 旅客ターミナルビル やNAAビルなどに設 置し、発電された電気 はライトアップ用の照 明 や N A A 情 報 コ ー ナーの電源などに利 用しています。

グリーンポート エコ・アグリパーク

騒音対策用地を活用 し、体験型自然公園を 整備しています。多種 多様の動植物が生息 しています。 騒音低減のための防 音堤や防音林を整備 しています。

防音堤

P42

環境監視

P28,P32,P33 P30 空港による環境への影響を極力抑制するため、騒 音・大気・水質について常時または定期的に測定 しています。また、これらのデータはNAAのWebサ イトなどを通して公開しています。

GPU

(地上動力施設) 駐機中の航空機に電力 や空調を供給するため、 静かで排出ガスの出な いGPU(地上動力施設) をターミナルビル固定 スポット(67カ所)など に設置しています。 P21

オーバーレイ工法

エプロン舗装を補修する際には、当社が開発した「オーバーレイ工法」によ り、廃棄物の発生を抑制しています。 P38

リサイクルプラント

アスファルトやコン クリートなどの建設 廃材を砕石化し、舗 装用資材として再利 用しています。

雨水処理施設

P38 P36 滞水池の雨水を浄 化処理し、中央冷暖 所の冷却水や旅客 ターミナルビルのト イレの洗浄水として 利用しています。

低公害車の導入

P22 業 務 用 車 両 に 電気自動車や低 燃費・低排出ガ ス車などの低公 害車の導入を推 進しています。

電気自動車用急速充電器

P14 お客様の電気自動車 でのアクセス性の向 上、空港関連事業者の 利便性の向上のため、 P1及びP2駐車場に電 気自動車用急速充電 器を設置しました。

LED照明

P25 誘導路の航空灯火や 旅客ターミナルビル 内の照明の一部に、省 エネルギー効果の高 いLED照明を採用して います。

「エコ・エアポート」ダイジェスト

∼一目でわかる成田国際空港での主な環境への取り組み∼

2012年10月末時点供用中の施設 主要施設 成田国際空港の主要施設及び整備計画(2012年10月) 全体計画 エプロン スポット 旅客取扱施設 貨物取扱施設 航空保安無線施設 誘導路 滑走路 空港敷地面積 ※横風用滑走路については、円卓会議の結論により、B滑走路完成後、環境などへの影響を調査したうえで改めて地域に提案することとなっており、 それまでの間は当面、地上通路として整備することとしています 1,145ha A滑走路 4,000m×60m B滑走路 2,500m×60m [横風用滑走路 3,200m×60m※] 延長約38.7km 幅30m ILS 6式 VOR/DME 2式 1,055ha A滑走路 4,000m×60m B滑走路 2,500m×60m 延長約31.1km 幅30m ILS 4式 VOR/DME 2式 面積 約233ha 154スポット 第1旅客ターミナルビル(国内線ターミナルビルを含む)(延床面積 約45.1万m2 第2旅客ターミナルビル(国内線ターミナルビルを含む)(延床面積 約37.0万m2 貨物ターミナルビル等(延床面積 約29.5万m2 第1∼7貨物ビル、日航貨物ビル、輸入共同上屋ビル、整備地区貨物上屋、 第1貨物代理店ビル、第2貨物代理店ビル、貨物管理ビル、薫蒸倉庫、 南部第1∼6貨物ビル、その他 面積 約273ha 161スポット 2施設 21施設

港内

低騒音型航空機ほど国際線着陸料が安くなる制度を導入し、航空機の低 騒音化を促進しています。これらの航空機は、同時にCO2の削減にも貢献 しています。

成田航空機騒音インデックスによる国際線着陸料金制度

P27

B滑走路

A滑走路

第2旅客ターミナルビル

第1旅客ターミナルビル

整備地区

整備地区

貨物地区

貨物地区

1

3

2

1

8

3

2

ノイズリダクションハンガー

(NRH) P30 航空機のエンジン試運 転用格納庫型消音施 設を整備し、騒音を大 幅に低減しています。

8

7

7

4

5

6

6

4

5

(12)

成田国際空港では、地球環境保全のため、空港の運用に ともなって発生する地球温暖化物質の排出量を削減する取 り組みを実施しています。 エコ・エアポート基本計画では、地球温暖化対策の実施に より、CO2の排出量を、2013年度に、2010年度比で発着回数 1回あたり3%、2015年度に、5%削減するという目標を定め ています。 空港全体から発生するCO2のうち、大きな割合を占めるの が航空機の運航によるものです。航空機の運航にともない 発生するCO2については、航空会社各社の努力により、低燃 費型の航空機の導入が進んでいること、APUの使用時間が 短縮されていることなどによって削減が図られています。空 港施設については、さまざまな省エネルギー対策の実施に よりCO2の削減を図っています。 2011年度のCO2排出量は発着回数1回あたり4.68トンと、 2010年度比で約4%削減することができました。 今後も引き続き、空港全体で地球温暖化対策を実施して いきます。 航空機はエプロンに駐機中、メインエンジンを切った状 態でも機体に装備されたAPU(補助動力装置)※1と呼ばれ る小型エンジンを動かすことで、必要な電力や空調をまか なうことができます。しかし、APUを使うと騒音が発生する とともに、大量の地球温暖化物質や大気汚染物質を排出し てしまうことから、成田国際空港ではAPUの代わりにGPU (地上動力施設)※2の利用を促進しています。 GPUは、地上の施設から電力、空調を電気や氷蓄熱など によってまかなっているため、騒音はもちろん、地球温暖化 物質や大気汚染物質の排出量も削減できます。例えば、 ボーイング777の場合、APUを1時間稼働させた場合のCO2 排出量は約1.2トンですが、GPUを使用した場合は約50kg と20分の1以下に削減できます。 現在、旅客ターミナルビルのすべての固定スポット(67カ 所)にGPUが整備済みであり、貨物地区のスポットにも13 基のGPU(電力のみ)を設置しています。 2011年度のGPU使用率は93.8%となりました。前年度よ りも減少しているのは、震災後の節電対策として、GPUの稼 働を一時控えたことも要因の一つと考えられます。 今後も、GPUの使用率の向上を目指し、使用率の低い航 空会社に対して働きかけを行っていきます。

※1 APU(補助動力装置):Auxiliary Power Unitの略。航空機のメインエンジンを始 動させたり、空調・電気系統の動力源として利用される補助動力装置 ※2 GPU(地上動力施設):Ground Power Unit の略。地上において航空機に必要な

空調や電力を供給する施設。移動式と固定式がある GPU(電力)使用率の推移 (年度) 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 0 80 70 90 100 (%) 89.9 94.2 95.3 94.0 79.3 83.1 93.8 87.0 78.5 ∼ ∼

APUの使用制限措置

GPUが整備されたスポットにおいて、出発機のAPU使用時 間は出発予定時刻前30分以内とする 到着機は到着後速やかにAPUを切り、GPUに切り替える 航空機の点検整備のためAPUの使用を必要とする場合は、 その都度、必要最小限の時間で稼働する ※ GPU(電力)使用率には、GPU(空調)は含まない GPU供給概念図 GPU(空調)供給 GPU(電力)供給 冷暖房空気  電気 APU 固定橋 電気室 埋設ケーブル(電力) 埋設ダクト(冷暖房空気) 旅客 ターミナルビル 電力ケーブル(航空機に接続) ピット(冷暖房空気) ピット(電力) 冷暖房装置 静止型電源装置 エアコンホース(航空機に接続)

CO2はAPU使用時の

以下(

ボーイング 777の場合

騒音の発生、 大量のCO2や大気汚染物質の排出

1 20

航空機、車両、空港施設からのCO2排出量(発着回数1回あたり)削減 中期目標:2010年度比3%削減 長期目標:2010年度比5%削減 5.0 4.5 0 (tCO2/回) 4.88 2010 4.68 2011 4.73 2013 4.64 2015 (年度) 目標と実績 中期目標 3%削減 長期目標5%削減

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 主な機材別運航回数の推移 (回) 0 60,000 50,000 40,000 30,000 10,000 20,000 (年度) B-737 A-330 A-320 B-767 B-747(B747-400以外) B747-400 B-777

1

地球温暖化対策

GPUの利用促進

周辺環境 地球環境 資源循環 生物多様性 環境 マ ネジ メン ト B787型機

地球環境

への

取り組み

取り組み目標

● 航空機、車両、空港施設からのCO2排出量削減(発着回数1回あたり) ● エネルギー使用量の削減(発着回数1回あたり) ● 再生可能エネルギーの有効利用に向けた検討

(13)

成田国際空港では、業務用車両における低公害車※1 導入を推進しています。2012年6月に実施したアンケート 調査によれば、空港関連事業者が保有する車両約6,900台 のうち49.9%が低公害車という結果となっており、2010年 度の43.2%から6.7ポイント向上しています。 また、当社の業務用車両における低公害車の導入率は、 2011年度は40.6%となっており、2010年度の35.8%から4.8 ポイント向上しています。 エコ・エアポート基本計画では、空港全体の低公害車及 び当社の低公害車導入率を、いずれも2013年度に2010年 度比で3ポイント向上、2015年度に5ポイント向上させると 待機中のトラックのアイドリングストップを目的として、 当社と東京電力(株)は、2009年度より貨物地区トラック待 機場及び南部貨物地区トラック駐車場(2011年度に増設)に 「外部電源式アイドリングストップ給電システム」を導入し、 運営してきました。 このシステムは、専用の装置を搭載したトラックが、給電 スタンドから電気を供給することで、アイドリングせずに冷 暖房などを行うことができ、燃料コストはもちろん、CO2や 大気汚染物質排出量を削減できるというものです。 しかし、残念ながら、2011年3月に発生した福島の原発 事故を機に、東京電力(株)は、この事業からの撤退を決定 し、全国各地に設置された多くの給電スタンドは撤去され ました。 当社では、環境負荷軽減のため、この給電スタンドの運 営を単独で継続することとし、現在、試験的にユーザーへ無 償でサービスを提供しています。今後は、スタンドの需要に 応じて、運用方法を検討していく予定です。 いう目標を掲げていますが、2011年度には、既にこれらの 目標を上回っています。 さらに、基本計画では、低公害車での来場促進を図るた め、電気自動車の充電インフラ整備も進めることにしてい ます。2012年10月には、空港内駐車場に電気自動車用の急 速充電器が設置されました。(特集P14参照)一般のお客様 だけでなく、空港関連事業者にも電気自動車をご利用いた だけるよう、当社では引き続きインフラ整備の検討を進め ていきたいと考えています。 ※1 低公害車:電気、ハイブリッド、天然ガス、燃料電池、低燃費・低排出ガス認定車 (ガソリン、ディーゼル) 自然エネルギーを有効活用するため、当社では太陽光発 電システムを導入しており、第1旅客ターミナルビルやNAA ビルの屋上などに882枚(発電能力120kW)の太陽光発電 パネルを設置しています。このほかにも小型の太陽光発電 パネルを、制限区域の屋外照光式表示板など45カ所に採 用しています。 また、当社以外にもグリーン庁舎として貨物地区に建設 された官庁合同庁舎屋上に太陽光発電パネルが設置され ています。これら、成田国際空港に設置された太陽光発電 システム全体の2011年度における年間発電量は約12.6万 kWhでした。太陽光発電システムにより発電された電気 は、NAAビルや、旅客ターミナルビル内の照明などに使わ れています。 当社は、エコ・エアポートを目指した取り組みの一つとして、2012年5月、千葉県立下 総高等学校、(株)エコニカル、(株)JALUXとともに「成田空港バイオディーゼル燃料普 及促進協議会」を立ち上げました。 本協議会は、ひまわりの栽培によるCO2の吸収、ひまわりからの食用油精製、調理後の 廃食油からのバイオディーゼル燃料(B5)※2製造、空港関連車両へのバイオディーゼル 燃料の利用というサイクルを形成することを目的としています。バイオディーゼル燃料 の利用は、地球温暖化の原因となるCO2の排出削減、廃棄物抑制など多様な環境負荷削 減効果が期待されています。 2012年6月には、下総高等学校の生徒の皆さんが、空港周辺の移転跡地(成田市高倉 地区)約1.5haに、油糧作物であるひまわりの播種を行い、8月には約7万本のひまわりが 満開を迎えました。 2012年秋には、ひまわりの種から食用油150ℓを搾油し、機内食工場や空港のレスト ランなどで利用いただく計画です。その後、ほかの廃食油と合わせて回収し、バイオ ディーゼル燃料を精製する予定です。製造されたバイオディーゼル燃料は、空港関連の ディーゼル車両への利用を目指しています。 ※2 B5:廃食油から製造された100%バイオディーゼル燃料をB100というのに対し、軽油にB100を5%混合したものをB5という バイオディーゼル燃料の地産地消を目指して 業務用車両に電気自動車を導入 〜ANAグループ 新東京空港事業(株)〜 ANAグループのグランドハンドリング会社である新東京空港事業(株)(NTAS)は、2012年2月に成田国際空港における 地上ハンドリング・サービス用業務車両に電気自動車MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)を導入しました。 NTASでは、電気自動車とガソリン車を用途によって使い分けており、電気自動車は、主にパトロールや業務連絡車両と して、1回の連続走行時間が比較的長い場合に使用し、CO2や大気汚染物質の排 出削減に努めています。 ANAグループは、成田国際空港での電気自動車の導入を皮切りに、計6台の電 気自動車を導入しています(成田空港2台、羽田空港4台)。これらの車両を1年間 運用することで、約10トン(杉の木約800本分の年間平均吸収量に相当)のCO2を 削減することができます。同グループは、今後も全国の空港で電気自動車の導入 を推進していくこととしています。 バイオディーゼル燃料 地産地消のイメージ バイオディーゼル燃料を ディーゼル車両に使用 バイオディーゼル 燃料の製造 廃食油回収 食用油として利用 搾油して 食用油を精製 ひまわりの栽培(1.5ha) 植物の光合成によるCO2吸収 HIMAWARI oil NAA本社ビル屋上の太陽光パネル 第1旅客ターミナルビル展望デッキ の太陽光発電パネル ひまわりの播種 ひまわりの収穫

低公害車の導入

太陽光発電

アイドリングストップ給電システム

周辺環境 地球環境 資源循環 生物多様性 環境 マ ネジ メン ト

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○古澤資源循環推進専門課長 事務局を務めております資源循環推進部の古澤 でございま