平 成 2 2 年
( 2010 年 )
函 館 税 関
1. 統計地域
本表は、函館税関管内全体並びに函館(本関)、室蘭、苫小牧、小樽、石狩、留萌、
札幌、千歳、旭川空港、釧路、網走、紋別、十勝、根室、稚内、青森、青森空港、八 戸、宮古、大船渡、釜石、秋田船川及び秋田空港の各税関官署の管轄地域における貿 易額等を掲載した。なお、函館税関の管轄地域は、北海道、青森県、岩手県及び秋田 県である。
2.資料
本表は、輸出(入)申告書、積戻し申告書、船用品(機用品)積込承認申告書、入
港届等を資料とした。
3. 統計計上範囲
(1) 本表の貿易統計(普通貿易統計)には次のものは含まない。
少額貨物(20万円以下の貨物)、海外旅行のみやげ等旅具通関扱いされる貨物、
無償の救じゅつ品及び寄贈品、外交官用貨物、軍関係貨物、記録文書その他の書 類等で無償のものなど。
(2) 通過貿易表、船(機)用品積込表には、20万円以下の貨物は計上していない。
(3) 船舶及び航空機入港表は外国貿易船(機)の総入港隻(機)数を計上している。
4. 統計計上の時期
(1) 輸出は貨物を積載した船舶(航空機)の出港の日。
(2) 輸入は輸入許可の日。ただし、保税蔵置場に蔵入れ、保税工場に移入れ又は総 合保税地域に総保入れされたもの及び輸入許可前に国内への引取りを承認され たものは、それぞれの承認の日。
(3) 通過貿易及び船(機)用品は、当該貨物を積み込んだ日。
(4) 船舶及び航空機は、当該船舶及び航空機の入港の日。
5.品目分類
本表の品名は、HS(国際統一商品分類)に準拠した「輸出(入)統計品目表」を 参考にして作成された「品目分類基準表」(巻末付表)による。
6.国名及び地域名
原則として輸出は「仕向国」、輸入は「原産国」とし、その国名は「統計国名符号 表」による。また、地域名は巻末の「地域分類表」による。なお、特殊地域とは、輸 出の場合は指図式、輸入の場合は原産国又は積出国不明の場合をいう。
7.価額
原則として輸出はFOB価額、輸入はCIF価額により、千円単位で集計した。
「輸出入統計品目表」に記載されている単位を基本とし、桁数の大きいものは千単 位とし、単位未満は四捨五入した。
なお、船舶および航空機入港表のトン数は、純トン数とした。
9.単位・略号
(お知らせ)
下記において、函館税関貿易概況・速報ほか公表資料を閲覧できますのでご利用下さ い。
函館税関ホームページ http://www.customs.go.jp/hakodate/
財務省税関ホームページ http://www.customs. go.jp/
※ 本表についてのお問い合わせ先
函 館 税 関 調 査 部 調 査 統 計 課
函館市海岸町24番4号 ℡0138-40-4280~2(直通)
本表を転載する場合は、『函館税関資料による』旨注記してください。
管 内 貿 易 概 況 ……… 1~ 24 第 1 表
年 別 月 別 総 額 表 ……… 1~ 14 第 2 表
輸 出 入 国 別 表 ……… 15~ 37 第 3 表
輸 出 品 別 表 ……… 38~ 62 第 4 表
輸 入 品 別 表 ……… 63~ 89 第 5 表
輸 出 品 別 国 別 表 ……… 90~107 第 6 表
輸 入 品 別 国 別 表 ……… 108~128 第 7 表
輸 出 国 別 品 別 表 ……… 129~146 第 8 表
輸 入 国 別 品 別 表 ……… 147~165 第 9 表
通 過 貿 易 表 ……… 166
第10表 船(機)用 品 積 込 表 ……… 167~174 第11表 船 舶 及び 航 空 機 入 港 表 ……… 175~179
付 表
○ 品 目 分 類 基 準 表 (輸出) ……… 1~ 11 (輸入) ……… 1~ 12 ○ 地 域 分 類 表 ……… 1~ 3
1 . 貿 易 額
(単位:百万円、%)
前 年 比 全 国 比 前 年 比
輸 出 547,889 119.7 0.8 67,399,627 124.4
輸 入 1,408,472 124.4 2.3 60,764,957 118.0
輸出入差引 -860,583 127.5 6,634,670 248.4
区 分 管 内 全 国
輸出は、「一般機械」、「鉄鋼」、「有機化合物」、「石油製品」、「自動車の部分品」、「船舶」など が増加して、2年ぶりにプラスとなった。
輸入は、「原油・粗油」、「石油製品」、「非鉄金属鉱」、「石油ガス類」、「木材」などが増加して、
2年ぶりにプラスとなった。
輸出入差引額は8,605億83百万円の入超となり、前年より27.5%入超が拡大した。
主要地域別にみると、輸出は、「アジア」、「大洋州」、「西欧」、「中東欧・ロシア等」などは増加 して、「中東」、「北米」は減少した。
輸入は、「中東」、「アジア」、「中東欧・ロシア等」、「北米」、「大洋州」など主要地域すべてが増 加となった。
3,041 2,953 3,104 3,559 4,019
4,896 5,791 6,324
4,576
5,479 9,136 9,058 9,382 9,943
12,356
16,312 17,068
20,772
11,325
14,085 12,177 12,011 12,487 13,502
16,375 21,209
22,859
27,096
15,901
19,564
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000
平成13年
(2001)
平成14年
(2002)
平成15年
(2003)
平成16年
(2004)
平成17年
(2005)
平成18年
(2006)
平成19年
(2007)
平成20年
(2008)
平成21年
(2009)
平成22年
(2010)
( 億円)
管内貿易額推移
輸出額 輸入額 総額
2.主 要 品 目 別 動 向
(1)輸 出
〇 一般機械(1,281億70百万円、対前年比19.0%増)
2年ぶりの増加となった。品目別にみると、「事務用機器」はオランダ向けが増加して38.1%
増、「半導体等製造装置」は台湾、フィリピン、中国向けが増加して59.5%増、「ベアリング・同 部分品」はドイツ、フランス向けなどが増加して94.8%増、「原動機」は中国、ベルギー向けは 減少したが、ポーランド、米国向けなどが増加して5.6%増、「建設用・鉱山用機械」は香港向 けが好調で12.6%増となった。
一方、「加熱用・冷却用機器」は韓国向けが増加したものの、カナダ、アメリカ合衆国、クウ ェート向けなどが減少して9.3%減であった。
〇 鉄鋼(864千トン、同0.2%増、1,092億13百万円、同19.0%増)
3年ぶり増加に転じた。品目別にみると、「銑鉄」は中国向けが減少したものの、台湾、韓国、
インド向けなどが増加して49.8%増、「鉄鋼の棒・形鋼・線」は中国、韓国、タイ向けなどが好 調で81.0%増であった。
他方、「管・管用継手」はノルウェー、マレーシア、イギリス、インドネシア向けなどが減少して 71.0%減、「鉄鋼のフラットロール製品」は中国、サウジアラビア向けなどがプラスとなったが、
韓国、シンガポール向けなどがマイナスとなり39.5%減、「ビレット・シートバー等」は韓国、イン ドネシア向けなどが増加となったものの台湾、香港向けなどが減少して2.2%減であった。
〇 船舶(33隻、同5.7%減、 623億42百万円、同10.4%増)
数量ではマイナスであったが、金額では4年連続プラスとなった。「タンカー」は22.5%減で あったが、「貨物船」は新造船が増加したことから57.1%増となった。数量の国別ではパナマ、
カンボジア、ロシアの順であり、金額ではパナマ、リベリア、香港が上位であった。
〇 自動車の部分品(55千トン、同8.4%増、540億63百万円、同13.4%増)
2年ぶりの増加となった。「ギヤボックス・同部分品」が堅調に推移したカナダ向けはプラスと なり、「クラッチ・同部分品」などが好調であった中国向けも増加した。一方、「クラッチ・同部分 品」が減少したドイツ向けはマイナスとなった。
〇 魚介類・同調製品(111千トン、同6.4%減、370億89万円、同10.7%増)
数量ではマイナスであったが、金額では2年連続のプラスとなった。品目別にみると、「さけ」
は中国、タイ向けなどが増加して39.8%増、「魚介類の調製品」は香港、中国向けなどが好調 で10.6%のプラスとなった。「たら」は中国、韓国、ロシア向けなどが減少して40.5%減であっ た。
〇 紙・板紙(260千トン、同16.3%増、213億19百万円、同18.2%増)
2年ぶりにプラスとなった。品目別にみると、「新聞用紙」はマレーシア、台湾、シンガポール 向けなどが減少して60.4%減であったが、「包装用紙」は韓国向けなどが好調で18.1%増、
「印刷・筆記・図画用紙」はアメリカ合衆国、中国向けなどが減少したものの台湾、タイ向けな どが増加して6.4%増となった。
○ 鉱物性タール・粗製薬品(277千トン、同19.3%増、201億96百万円、同37.2%増)
3年ぶりの増加となった。すべて「粗キシレン」であり、韓国向けは減少したものの中国、台湾
○ 鉄鋼のくず(570千トン、同13.1%減、185億3百万円、同7.0%増)
数量ではマイナスであったが、金額では2年ぶりの増加となった。中国、ベトナム向けなど は減少したが、韓国、台湾向けなどが増加してプラスとなった。
○ 有機化合物(176億50百万円、同2.1倍)
3年ぶりの増加となった。「クメン」が主であり、中国、オランダ、韓国向けなどが増加した。
〇 電気機器(147億37百万円、同12.3%増)
4年ぶりのプラスとなった。品目別にみると、「重電機器」はベルギー、オランダ向けなどが 増加したが、ドイツ、アメリカ合衆国向けなどが不振で5.9%減、「音響・映像機器の部分品」は 香港向けが増加して4.2倍となり、「半導体等電子部品」はシンガポール、中国向けなどが好 調で27.1%増となった。
○ 石油製品(113億72百万円、同3.8倍)
2年ぶりのプラスとなった。品目別にみると、「揮発油」はニュージーランド、オーストラリア向 けが増加して5.3倍、「灯油」は中国、韓国向けに全増となった。
(単位:百万円、%)
前 年 比 価 額 前 年 比 構 成 比
547,889 119.7 100.0 128,170 119.0 23.4
事 務 用 機 器 37,735 138.1 6.9
863,746 MT 100.2 109,213 119.0 19.9 33 NO 94.3 62,342 110.4 11.4 54,632 MT 108.4 54,063 113.4 9.9 135,730 MT 98.6 37,089 110.7 6.8 259,684 MT 116.3 21,319 118.2 3.9 276,904 MT 119.3 20,196 137.2 3.7 569,512 MT 86.9 18,503 107.0 3.4 17,650 2.1倍 3.2
17,555 111.3 3.2
11,372 3.8倍 2.1
電 気 機 器
石 油 製 品
管 内 主 要 輸 出 品 目
鉄 鋼
品 目 数 量
総 額
一 般 機 械
有 機 化 合 物
船 舶
自 動 車 の 部 分 品 魚 介 類 ・ 同 調 製 品
紙 ・ 板 紙
鉱 物 性 タ ー ル ・ 粗 製 薬 品
鉄 鋼 の く ず
(2) 輸 入
〇 原油・粗油(14,063千KL、対前年比22.1%増、6,150億18百万円、同49.7%増)
2年ぶりのプラスとなった。管内輸入額の43.7%を占めている。サウジアラビア、アラブ首長国連 邦、カタール、クウェートなどが増加した。数量は22.1%増であったが、原油価格の高騰により金額 では49.7%増となった。
〇 石炭(13,385千トン、同0.4%増、1,418億72百万円、同4.3%増)
2年ぶりの増加となった。インドネシア、ニュージーランドなどが減少したが、カナダ、ロシア、中 国、オーストラリアなどが増加してプラスとなった。
〇 魚介類・同調製品(130千トン、同8.3%減、654億2百万円、同6.6%減)
2年連続のマイナスとなった。品目別にみると、「かずのこ」はカナダ、アメリカ合衆国などが減少 して30.7%減、「かに」はロシアが減少して9.1%減、「魚介類の調製品」は中国、メキシコなどが減 少して17.6%減であった。
が増加して8.8%増、「うに」は大部分がロシアからのもので0.3%増であった。
〇 非鉄金属鉱(3,265千トン、同33.7%増、592億39百万円、同32.8%増)
3年ぶりのプラスとなった。品目別にみると、「亜鉛鉱」はペルー、オーストラリア、アメリカ合衆国な どが増加して38.1%増、「ニッケル鉱」はフィリピン、インドネシアなどが増加して71.6%増、「モリブ デン鉱」はチリが増加して8.0%増であった。「鉛鉱」はオーストラリア、アメリカ合衆国が減少となり 15.5%減となった。
〇 とうもろこし(2,699千トン、同1.0%減、575億9百万円、同0.0%)
数量はわずかにマイナスとなったが、金額は横ばいであった。アルゼンチン、ブラジルなどは増 加したが、金額ベースで94.5%を占めるアメリカ合衆国が減少した。
〇 飼料(1,290千トン、同3.8%増、435億63百万円、同0.9%増)
2年ぶりの増加となった。主力は「植物性油かす」、「飼料用の調製品」であり、中国、カナダなど が減少したもののアメリカ合衆国、ブラジル、スウェーデンなどが増加した。
〇 ウッドチップ(2,310千トン、同14.7%増、429億86百万円、同11.1%増)
2年ぶりのプラスとなった。チリ、ブラジルなどは減少したが、オーストラリア、南アフリカ共和国、ア メリカ合衆国などが増加した。
〇 石油製品(387億53百万円、同2.3倍)
2年ぶりのプラスとなった。品目別にみると、「灯油」は韓国が増加、中国が全増となり2.2倍、「重 油」はロシアが増加、タイが全増となり2.9倍、「揮発油」は韓国が全増となり2,046倍、「軽油」も韓国 が増加して5.5倍となった。
〇 木材(337億56百万円、同26.1%増)
4年ぶりのプラスとなった。品目別にみると、「製材」はノルウェー、ラトビアなどが減少したが、ロシ ア、カナダ、ルーマニアなどが好調で36.4%増となった。「針葉樹の丸太」はカナダが増加したもの のロシア、アメリカ合衆国などが減少して7.4%減、「その他の丸太」はソロモン、パプアニューギニ アなどが減少したが、ロシア、アメリカ合衆国などが減少して9.3%減であった。
〇 肥料(614千トン、同9.7%増、273億99百万円、同3.9%減)
数量は増加したが、金額では2年連続のマイナスとなった。カナダ、ロシアなどが増加したものの ヨルダンが全減、韓国、チリ、アメリカ合衆国などが減少した。
〇 一般機械(273億93百万円、同4.4%増)
2年連続のプラスとなった。主力の「農業用機械」は韓国、中国などは減少したが、イタリア、ドイ ツ、イギリスなどが増加して20.0%増、「荷役機械」は、スウェーデン、中国、スイスなどが増加して 4.2倍となった。
〇 石油ガス類(358千トン、同9.0%増、232億2百万円、同46.3%増)
2年ぶりに増加した。すべて「液化石油ガス」であり、クウェートは減少したが、イラン、サウジアラ ビア、アメリカ合衆国などが増加してプラスとなった。
3.主要地域(国)別動向
(1) 輸 出
○ アジア(3,238億29百万円、対前年比29.9%増)
3年ぶりのプラスとなった。管内輸出額の59.1%を占めている。
・増加品目: 鉄鋼(1,028億2百万円、同29.7%増)、一般機械(642億8百万円、同51.8%増)、有 機化合物(97億23百万円、同2.9倍)、鉱物性タール・粗製薬品(201億96百万円、同 37.2%増)、魚介類・同調製品(327億94百万円、同19.0%増)
・減少品目: 船舶(85億16百万円、同10.8%減)、無機化合物(85百万円、同83.1%減)、精密 機器類(3億43百万円、同36.4%減)、その他の化学製品(8億2百万円、同10.5%減)
○ 西欧(665億46百万円、同10.5%増)
5年連続のプラスとなった。
・増加品目: 一般機械(467億38百万円、同32.0%増)、有機化合物(77億49百万円、同54.3%
増)、紙・板紙(25億61百万円、同9.6%増)、その他の化学製品(2億56百万円、同2.3 倍)、自動車の部分品(16億61百万円、同4.9%増)
・減少品目: 鉄鋼(15億46百万円、同82.3%減)、精密機器類(31億5百万円、同15.9%減)、魚 介類・同調製品(6億22百万円、同38.6%減)、電気機器(12億61百万円、同22.9%
減)
○ アメリカ合衆国(537億47百万円、同3.6%減)
2年連続のマイナスとなった。
・増加品目: 金属製品(19億8百万円、同45.4倍)、鉄鋼(43億38百万円、同43.8%増)、紙・板 紙(27億89百万円、同15.1%増)、自動車の部分品(346億36百万円、同0.5%増)、有 機化合物(1億79百万円、同3.2倍)
・減少品目: 一般機械(53億44百万円、同46.2%減)、魚介類・同調製品(12億91百万円、同 43.8%減)、電気機器(10億54百万円、同12.4%減)、精密機器類(11億18百万円、同 4.2%減)
○ ロシア(117億95百万円、同40.5%増)
(単位:百万円、%)
前 年 比 価 額 前 年 比 構 成 比
1,408,472 124.4 100.0 14,063,293 KL 122.1 615,018 149.7 43.7 13,385,030 MT 100.4 141,872 104.3 10.1 129,530 MT 91.7 65,402 93.4 4.6 3,265,442 MT 133.7 59,239 132.8 4.2 2,698,915 MT 99.0 57,509 100.0 4.1 1,290,074 MT 103.8 43,563 100.9 3.1 2,309,877 MT 114.7 42,986 111.1 3.1 38,753 2.3倍 2.8 33,756 126.1 2.4 613,574 MT 109.7 27,399 96.1 1.9 27,393 104.4 1.9 358,425 MT 109.0 23,202 146.3 1.6
一 般 機 械
石 油 ガ ス 類
肥 料
非 鉄 金 属 鉱
と う も ろ こ し
飼 料
ウ ッ ド チ ッ プ
石 油 製 品
木 材
魚 介 類 ・ 同 調 製 品
品 目 数 量
総 額
原 油 ・ 粗 油
石 炭
・増加品目: 自動車(50億6百万円、同62.0%増)、一般機械(20億61百万円、同66.6%増)、
ゴム製品(10億29百万円、同52.4%増)、自動車の部分品(4億98百万円、同34.6%
増)、織物用糸・繊維製品(1億94百万円、同86.6%増)
・減少品目: 船舶(69百万円、同76.5%減)、紙袋・紙テープ・紙タオル(2億25百万円、同 12.1%減)、電気機器(1億2百万円、同14.3%減)
(2) 輸 入
〇 中東(6,239億84百万円、対前年比46.1%増)
2年ぶりのプラスとなった。管内輸入額の44.3%を占めている。
・増加品目: 原油・粗油(6,007億67百万円、同47.3%増)、石油ガス類(217億62百万円、同 40.5%増)、非鉄金属(5億25百万円、同3.0倍)、その他の化学製品(5億21百万円、
同37.3%増)
・減少品目: 粗鉱物(1百万円、同99.9%減)、肥料(1億5百万円、同91.1%減)、
○ アジア(2,401億50百万円、同13.7%増)
3年ぶりのプラスとなった。
・増加品目: 石油製品(333億18百万円、同2.2倍)、非鉄金属鉱(164億41百万円、同64.6%増)、
鉄鋼(57億59百万円、同73.6%増)、無機化合物(28億73百万円、同64.4%増)、合 板(82億79百万円、同15.0%増)
・減少品目: 飼料(182億61百万円、同15.8%減)、魚介類・同調製品(89億76百万円、同 13.1%減)、石炭(306億54百万円、同3.6%減)、鉄鉱石(18億86百万円、同30.8%減)、
肥料(38億38百万円、同15.3%減)
○ アメリカ合衆国(1,500億6百万円、同4.4%増)
2年ぶりのプラスとなった。
・増加品目: 飼料(198億38百万円、同23.8%増)、こうりゃん(飼料用)(45億76百万円、同2.2倍)、
非鉄金属鉱(91億77百万円、同16.6%増)、馬(35億31百万円、同49.6%増)、石油ガ ス類(11億51百万円、全増)
(単位:百万円、%)
価 額 前 年 比 構 成 比
547,889 119.7 100.0
323,829 129.9 59.1
67,581 95.0 12.3
ア メ リ カ 合 衆 国 53,747 96.4 9.8
66,546 110.5 12.1
46,454 102.7 8.5
19,777 144.3 3.6
ロ シ ア 11,795 140.5 2.2
12,122 3.4倍 2.2
7,070 117.4 1.3
4,509 54.6 0.8
中 南 米
中 東 欧 ・ ロ シ ア 等
大 洋 州
ア フ リ カ
中 東
西 欧
管内地域別輸出額
品 目
総 額
ア ジ ア
北 米
類・同調製品(81億95百万円、同19.5%減)、電気機器(3億9百万円、同65.1%減)、
肥料(123億44百万円、同3.1%減) ○ ロシア(807億41百万円、同32.4%増)
3年ぶりのプラスとなった。
・増加品目: 原油・粗油(107億78百万円、同12.6倍)、木材(76億85百万円、同60.5%増)、石油 製品(28億91百万円、同9.5倍)、石炭(148億3百万円、同20.7%増)、鉄鋼(20億65百 万円、同49.6%増)
・減少品目: 大麦・はだか麦(43百万円、同79.8%減)、その他の雑製品(3百万円、同97.9%減)、
ウッドチップ(22百万円、同77.1%減)、電気機器(8百万円、同85.1%減)
(単位:百万円、%)
価 額 前 年 比 構 成 比
1,408,472 124.4 100.0
623,984 146.1 44.3
240,150 113.7 17.1
192,155 106.7 13.6
ア メ リ カ 合 衆 国 150,006 104.4 10.7
146,273 106.0 10.4
87,269 133.0 6.2
ロ シ ア 80,741 132.4 5.7
57,841 107.2 4.1
54,175 106.4 3.8
6,622 119.0 0.5
大 洋 州
中 東 欧 ・ ロ シ ア 等
西 欧
中 南 米
ア フ リ カ
北 米
管内地域別輸入額
品 目
総 額
中 東
ア ジ ア
1 . 北 海 道
( 1 ) 貿 易 額
(単位:百万円、%)
前 年 比 管 内 比 前 年 比
輸 出 340,801 113.0 62.2 547,889 119.7
輸 入 1,151,208 126.2 81.7 1,408,472 124.4
輸出入差引 -810,406 132.6 -860,583 127.5
区 分 北海道 管内
輸出は、「有機化合物」、「船舶」、「石油製品」、「鉱物性タール・粗製薬品」、「魚介類・同調製品」
などが増加して、2年ぶりにプラスとなった。
輸入は、「原油・粗油」、「石油製品」、「鉄鋼」、「石炭」、「馬」などが増加して、2年ぶりにプラスと なった。
輸出入差引額は8,104億6百万円の入超となり、前年より32.6%入超が拡大した。
主要地域別にみると、輸出は、「アジア」、「大洋州」、「中南米」、「中東欧・ロシア等」などは増加 して、「北米」、「西欧」などは減少した。
輸入は、「中東」、「アジア」、「中東欧・ロシア等」、「大洋州」などは増加して、「中南米」、「アフリ カ」は減少した。
2,422 2,318 2,118 2,400 2,636 3,089 3,635 4,127
3,016 3,408 7,011 6,844 7,096 7,482
9,651
12,520 12,882
17,303
9,126
11,512 9,433 9,162 9,214 9,883
12,287
15,609 16,517
21,430
12,142
14,920
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000
平成13年
(2001)
平成14年
(2002)
平成15年
(2003)
平成16年
(2004)
平成17年
(2005)
平成18年
(2006)
平成19年
(2007)
平成20年
(2008)
平成21年
(2009)
平成22年
(2010)
( 億円)
道内貿易額推移
輸出額 輸入額 総額
イ.輸 出
〇 一般機械(657億5百万円、対前年比3.3%増)
2年ぶりのプラスとなった。品目別にみると、「原動機」は中国、ベルギー向けなどが減少したが、
ポーランド、アメリカ合衆国、タイ向けなどが増加して5.1%のプラスとなった。「ベアリング・同部分 品」はドイツ、フランス、中国向けなどが好調で94.8%増、「建設用・鉱山用機械」は香港、ロシア向 けなどが増加して12.4%のプラスとなった。
一方、「加熱用・冷却用機器」は韓国向けが増加したものの、カナダ、アメリカ合衆国、クウェート 向けなどが減少して9.3%減であった。
〇 鉄鋼(567千トン、同14.5%減、479億17百万円、同14.0%減)
3年連続のマイナスとなった。品目別にみると、「鉄鋼の棒・形鋼・線」はタイ、韓国、中国向けな どが増加して62.6%のプラスであった。「管・管用継手」はノルウェー、マレーシア、イギリス向けなど が減少して71.0%のマイナス、「鉄鋼のフラットロール製品」は中国、サウジアラビア向けなどが増 加したものの韓国シンガポール向けなどが不振で39.7%減、「ビレット・シートバー等」は韓国、イン ドネシア向けなどが増加したが、台湾、香港向けなどが減少して2.2%のマイナスとなった。
〇 自動車の部分品(44千トン、同1.0%増、449億19百万円、同6.2%増)
2年ぶりのプラスとなった。「ギヤボックス・同部分品」が堅調に推移したカナダ向けはプラスとなり、
「クラッチ・同部分品」などが好調であった中国向けも増加した。一方、「ギヤボックス・同部分品」な どが減少したアメリカ合衆国向けはマイナスとなった。
〇 魚介類・同調製品(111千トン、同6.4%減、341億87百万円、同9.3%増)
数量ではマイナスであったが、金額では2年連続の増加となった。品目別にみると、「さけ」は中 国、タイ向けなどが増加して39.8%増、「魚介類の調製品」は香港、中国向けなどが増加して 11.1%のプラスとなった。「たら」は中国、韓国、ロシア向けなどが減少して46.6%減であった。
〇 船舶(21隻、同8.7%減、277億23百万円、同41.8%増)
数量ではマイナスであったが、金額では2年連続プラスとなった。「貨物船」は新造船が増加した ことから39.9%増となった。国別で数量の多い順は、パナマ次いでカンボジア、ロシアが同数であり、
金額ではパナマ、バハマ、バヌアツの順であった。
〇 鉱物性タール・粗製薬品(277千トン、同19.3%増、201億96百万円、同37.2%増)
3年ぶりの増加となった。すべて「粗キシレン」であり、韓国向けは減少したものの中国、台湾向 けが増加してプラスとなった。
○ 有機化合物(170億10百万円、同2.1倍)
3年ぶりの増加となった。「クメン」が主であり、中国、オランダ、韓国向けなどが増加した。
〇 電気機器(147億37百万円、同12.3%増)
3年ぶりの増加となった。品目別にみると、「重電機器」はベルギー、オランダ向けなどが増加し たが、ドイツ、アメリカ合衆国向けなどが不振で4.5%減、「音響・映像機器の部分品」は香港向けが 増加して4.3倍となり、「電気回路等の機器」は、香港、シンガポール向けなどが好調で12.6%増と なった。
○ 鉄鋼のくず(391千トン、同16.6%減、126億36百万円、同2.7%増)
数量はマイナスであったが、金額では2年ぶりの増加となった。中国、ベトナム向けなどは減少し たが、韓国、台湾向けなどが増加してプラスとなった。
2年連続の減少となった。品目別にみると、「新聞用紙」はマレーシア、台湾、シンガポール向け などが減少して60.4%減であったが、「包装用紙」は韓国向けなどが好調で18.1%増、「印刷・筆 記・図画用紙」はアメリカ合衆国、中国向けがなど減少したものの台湾、タイ向けなどが増加して 5.3%増となった。
○ 石油製品(105億37百万円、同4.2倍)
2年ぶりのプラスとなった。品目別にみると、「揮発油」はニュージーランド、オーストラリア向けが 増加して5.3倍、「灯油」は中国、韓国向けに全増となった。
(単位:百万円、%)
前 年 比 価 額 前 年 比 構 成 比
340,801 113.0 100.0 65,705 103.3 19.3 原 動 機 48,517 MT 111.4 29,737 105.1 8.7 566,775 MT 85.5 47,917 86.0 14.1 43,882 MT 101.0 44,919 106.2 13.2 111,115 MT 93.6 34,187 109.3 10.0 21 NO 91.3 27,723 141.8 8.1 276,904 MT 119.3 20,196 137.2 5.9 17,010 2.1倍 5.0 14,737 112.3 4.3 391,067 MT 83.4 12,636 102.7 3.7 142,207 MT 81.9 11,653 90.4 3.4 10,537 4.2倍 3.1
紙 ・ 板 紙
石 油 製 品
鉄 鋼
道 内 主 要 輸 出 品 目
品 目 数 量
総 額
一 般 機 械
鉄 鋼 の く ず
自 動 車 の 部 分 品 魚 介 類 ・ 同 調 製 品
船 舶
鉱 物 性 タ ー ル ・ 粗 製 薬 品
有 機 化 合 物
電 気 機 器
ロ.輸 入
〇 原油・粗油(13,990千KL、対前年比22.0%増、6,115億45百万円、同49.7%増)
2年ぶりのプラスとなった。道内輸入額の53.1%を占めている。サウジアラビア、アラブ首長国連 邦、カタール、クウェートなどが増加した。数量は22.0%増であったが、原油価格の高騰により金額 では49.7%増となった。
〇 石炭(8,982千トン、同0.5%減、991億97百万円、同3.1%増)
数量ではマイナスであったが、金額では2年ぶりのプラスとなった。インドネシア、中国などが減少 したが、オーストラリア、ロシア、カナダなどが増加してプラスとなった。
〇 魚介類・同調製品(125千トン、同6.1%減、625億4百万円、同5.4%減)
2年連続のマイナスとなった。品目別にみると、「かに」はロシアが減少して9.5%減、「かずのこ」は カナダ、アメリカ合衆国などが減少して30.8%減、「魚介類の調製品」は中国、メキシコなどが減少 して16.6%減であった。
一方、「さけ・ます」はロシア、チリなどが増加して74.8%増、「えび」はアルゼンチン、ロシアなどが 増加して10.3%増、「うに」は大部分がロシアからのものであり0.3%増となった。
〇 石油製品(371億、同2.4倍)
2年ぶりのプラスとなった。品目別にみると、「灯油」は韓国が増加、中国が全増となり2.2倍、「重 油」はロシアが増加、タイが全増となり3.6倍、「揮発油」は韓国が全増となり2,046倍、「軽油」も韓国 が増加して5.5倍となった。
2年連続のマイナスとなった。ブラジル、アルゼンチンなどは増加したが、金額ベースで93.3%を 占めるアメリカ合衆国が減少した。
〇 飼料(924千トン、同1.4%増、296億42百万円、同0.2%減)
2年連続の減少となった。主力は「植物性油かす」、「飼料用の調製品」であり、アメリカ合衆国、ス ウェーデンなどは増加したもののカナダ、ブラジルなどが減少した。
〇 肥料(580千トン、同8.8%増、261億40百万円、同2.2%減)
2年連続のマイナスとなった。カナダ、中国などは増加したが、韓国、チリ、アメリカ合衆国などは 減少した。
〇 一般機械(252億72百万円、同2.9%増)
2年連続のプラスとなった。主力の「農業用機械」は韓国、中国などは減少したが、イタリア、ドイツ、
イギリスなどが増加して20.1%増、「荷役機械」は、スウェーデン、中国、スイスなどが増加して4.4倍 となった。
〇 ウッドチップ(1,218千トン、同13.9%増、218億94百万円、同7.1%増)
2年ぶりのプラスとなった。ブラジル、ベトナムなどは減少したが、オーストラリア、アメリカ合衆国な どは増加した。
〇 木材(337億56百万円、同26.1%増)
4年ぶりにプラスに転じた。品目別にみると、「製材」は、フィンランド、スウェーデンなどが減少した が、カナダ、中国、オーストリアなどが増加して12.6%増となった。「針葉樹の丸太」はカナダが増加 したもののアメリカ合衆国、ロシアなどが減少して8.6%減、「その他の丸太」は、ロシア、アメリカ合衆 国、中国などが減少して21.1%減であった。
(単位:百万円、%)
前 年 比 価 額 前 年 比 構 成 比 1,151,208 126.2 100.0 13,989,982 KL 122.0 611,545 149.7 53.1
8,982,183 MT 99.5 99,197 103.1 8.6 124,510 MT 93.9 62,504 94.6 5.4 37,100 2.4倍 3.2 1,660,164 MT 98.0 35,322 99.4 3.1 924,224 MT 101.4 29,642 99.8 2.6 579,524 MT 108.8 26,140 97.8 2.3 25,272 102.9 2.2 1,218,304 MT 113.9 21,894 107.1 1.9 15,727 107.0 1.4
木 材
魚 介 類 ・ 同 調 製 品
石 油 製 品
飼 料
肥 料
一 般 機 械
ウ ッ ド チ ッ プ と う も ろ こ し
石 炭
道 内 主 要 輸 入 品 目
品 目 数 量
総 額
原 油 ・ 粗 油
(3) 主要地域(国)別動向 イ.輸 出
○ アジア(2,091億23百万円、対前年比22.8%増)
3年ぶりのプラスとなった。道内の輸出額の61.4%を占めている。
・増加品目: 一般機械(430億48百万円、同52.1%増)、有機化合物(97億23百万円、同2.9
(305億15百万円、同18.4%増)、電気機器(129億21百万円、同17.2%増)
・減少品目: 紙・板紙(100億85百万円、同7.4%減)、鉄鋼(438億62百万円、同0.9%減)、金属 製品(2億92百万円、同30.7%減)、その他の化学製品(7億26百万円、同11.2%減)
○ アメリカ合衆国(411億10百万円、同13.7%減)
2年連続のマイナスとなった。
・増加品目: 金属製品(18億91百万円、同57.0倍)、鉄鋼(21億39百万円、同10.0%増)、その 他の雑製品(37百万円、同9.7倍)、非金属鉱物製品(49百万円、同40.5%増)
・減少品目: 一般機械(50億4百万円、同47.4%減)、自動車の部分品(281億45百万円、同 8.7%減)、魚介類・同調製品(12億67百万円、同44.3%減)、紙・板紙(12億33百万 円、同8.9%減)、電気機器(5億92百万円、同13.5%減)
○ 西欧(188億27百万円、同20.0%減)
2年ぶりのマイナスとなった。
・増加品目: 有機化合物(72億88百万円、同55.3%増)、一般機械(68億90百万円、同10.1%
増)、その他の化学製品(2億56百万円、同2.3倍)
・減少品目: 鉄鋼(14億18百万円、同83.7%減)、魚介類・同調製品(5億71百万円、同43.6%
減)、自動車の部分品(4億63百万円、同45.1%減)、電気機器(10億82百万円、同 13.1%減)、金属製品(66百万円、同64.7%減)
○ ロシア(109億30百万円、同36.6%増)
2年ぶりのプラスとなった。
・増加品目: 自動車(50億円、同62.0%増)、一般機械(19億67百万円、同61.9%増)、ゴム製品
(8億62百万円、同72.1%増)、織物用糸・繊維製品(1億94百万円、同86.9%増)
・減少品目: 船舶(69百万円、同76.5%減)、魚介類・同調製品(4億65百万円、同28.4%減)、そ の他の雑製品(1億71百万円、同12.4%減)
(単位:百万円、%)
価 額 前 年 比 構 成 比
340,801 113.0 100.0
209,123 122.8 61.4
54,939 87.2 16.1
ア メ リ カ 合 衆 国 41,110 86.3 12.1
22,046 152.6 6.5
18,875 141.9 5.5
ロ シ ア 10,930 136.6 3.2
18,827 80.0 5.5
11,966 3.4倍 3.5
3,274 42.5 1.0
1,751 30.7 0.5
中 南 米
道内地域別輸出額
品 目
総 額
ア ジ ア
北 米
中 東 欧 ・ ロ シ ア 等
西 欧
大 洋 州
中 東
ア フ リ カ
ロ.輸 入
〇 中東(6,021億58百万円、対前年比47.4%増)
2年ぶりのプラスとなった。道内の輸入額の52.3%を占めている。
その他の化学製品(5億21百万円、同37.3%増)
・減少品目: 肥料(1億5百万円、同26.4%減)、ゴム製品(98百万円、同5.6%減)、織物用糸・繊 維製品(29百万円、同9.8%減)
○ アジア(1,691億22百万円、同13.7%増)
2年ぶりのプラスとなった。
・増加品目: 石油製品(323億4百万円、同2.3倍)、鉄鋼(48億17百万円、同79.7%増)、合板(68 億66百万円、同25.6%増)、非鉄金属(22億72百万円、同66.3%増)、無機化合物
(18億79百万円、同69.1%増)
・減少品目: 石炭(101億88百万円、同33.6%減)、一般機械(47億円、同19.2%減)、鉄鉱石(18 億86百万円、同30.8%減)、肥料(33億71百万円、同19.1%減)、織物用糸・繊維製品
(55億30百万円、同11.0%減) ○ アメリカ合衆国(994億99百万円、同0.7%減)
2年連続のマイナスとなった。
・増加品目: 飼料(103億76百万円、同19.6%増)、馬(35億31百万円、同49.6%増)、ウッドチッ プ(20億84百万円、同66.4%増)、石炭(14億67百万円、78.8%増)、果実・野菜(18億 17百万円、同39.4%増)
・減少品目: 米(51億32百万円、同30.1%減)、魚介類・同調製品(79億49百万円、同19.8%減)、
とうもろこし(329億61百万円、同4.7%減)、肥料(123億44百万円、同3.1%減)、非鉄 金属(4億82百万円、同42.1%減)
○ ロシア(698億84百万円、同28.9%増)
2年ぶりのプラスとなった。
・増加品目: 原油・粗油(107億78百万円、同12.6倍)、石油製品(28億91百万円、同9.5倍)、石炭
(121億93百万円、同25.5%増)、鉄鋼(20億49百万円、同49.6%増)、非鉄金属(10億 23百万円、同83.5%増)
・減少品目: 木材(7億74百万円、同33.9%減)、大麦・はだか麦(43百万円、同79.8%減)、その 他の雑製品(3百万円、同97.9%減)、魚介類・同調製品(392億57百万円、同0.3%減)
(単位:百万円、%)
価 額 前 年 比 構 成 比
1,151,208 126.2 100.0
602,158 147.4 52.3
169,122 113.7 14.7
137,765 102.3 12.0
ア メ リ カ 合 衆 国 99,499 99.3 8.6
93,273 104.6 8.1
74,426 128.4 6.5
ロ シ ア 69,884 128.9 6.1
46,384 105.8 4.0
23,643 96.4 2.1
4,437 89.3 0.4
大 洋 州
中 東 欧 ・ ロ シ ア 等
西 欧
中 南 米
ア フ リ カ
北 米
道内地域別輸入額
品 目
総 額
中 東
ア ジ ア
(1) 貿易額
(単位:百万円、%)
前 年 比 管 内 比 前 年 比
輸 出 160,932 130.4 29.4 547,889 119.7
輸 入 143,031 114.1 10.2 1,408,472 124.4
輸出入差引 17,901 -939.5 -860,583 127.5
区 分 青森県 管内
輸出は、「鉄鋼」、「一般機械」、「紙・板紙」、「鉄鋼のくず」、「非鉄金属」などが増加して、2年ぶり にプラスとなった。
輸入は、「非鉄金属鉱」、「石油ガス類」、「放射性元素」、「非鉄金属」、「石炭」などが増加して、3 年ぶりにプラスとなった。
主要地域別にみると、輸出は、「アジア」、「西欧」、「アフリカ」などが増加して、「中南米」、「大洋 州」は減少した。
一方、輸入は、「中東」、「北米」、「アジア」、「大洋州」、「中南米」などが増加した。
(2) 品目別動向 イ.輸 出
一般機械(580億33百万円、対前年比46.9%増)は、事務用機器、半導体等製造装置などが増 加し、鉄鋼(153千トン、同10.3%増、506億87百万円、同60.0%増)は銑鉄がそのほとんどを占めて おり好調に推移した。鉄鋼のくず(123千トン、同9.5%増、41億50百万円、同34.9%増)、さけ、たら などが増加した魚介類・同調製品(16千トン、同15.0%増、21億18百万円、同21.3%増)、亜鉛・同 合金などの非鉄金属(8千トン、同53.0%増、14億37百万円、同68.7%増)、紙・板紙(18千トン、同 13.7倍、12億74百万円、同12.5倍)などが増加した品目である。
414 413
711 769 827
1,132
1,381
1,583
1,234
1,609 1,320
1,484 1,464 1,517 1,650
2,228 2,380
2,055
1,253 1,430 1,734
1,897
2,175 2,287
2,477 3,359
3,761 3,638
2,487
3,040
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000
平成13年
(2001)
平成14年
(2002)
平成15年
(2003)
平成16年
(2004)
平成17年
(2005)
平成18年
(2006)
平成19年
(2007)
平成20年
(2008)
平成21年
(2009)
平成22年
(2010)
( 億円)
青森県貿易額推移
輸出額 輸入額 総額
20.1%減)、電気機器(11億65百万円、同7.0%減)などは減少した。
(単位:百万円、%)
前 年 比 価 額 前 年 比 構 成 比
160,932 130.4 100.0 58,033 146.9 36.1
事 務 用 機 器 37,574 138.9 23.3
153,390 MT 110.3 50,687 160.0 31.5 12 NO 100.0 34,619 93.8 21.5 4,449 79.9 2.8 123,012 MT 109.5 4,150 134.9 2.6 16,353 MT 115.0 2,118 121.3 1.3 7,590 MT 153.0 1,437 168.7 0.9 18,344 MT 13.7倍 1,274 12.5倍 0.8 1,165 93.0 0.7
青 森 県 主 要 輸 出 品 目
鉄 鋼
品 目 数 量
総 額
一 般 機 械
電 気 機 器
船 舶
精 密 機 器 類
鉄 鋼 の く ず
魚 介 類 ・ 同 調 製 品
非 鉄 金 属
紙 ・ 板 紙
ロ.輸 入
非鉄金属鉱(2,912千トン、対前年比35.7%増、332億64百万円、同29.2%増)は、ニッケル鉱、亜 鉛鉱などが増加し、石油ガス類(357千トン、同9.1%増、229億43百万円、同47.8%増)、とうもろこし
(901千トン、同1.7%増、193億25百万円、同0.9%増)、ウッドチップ(805千トン、同5.1%増、153億 70百万円、同3.7%増)、飼料(351千トン、同8.8%増、133億3百万円、同1.8%増)、石炭(712千トン、
同18.4%増、73億23百万円、同17.4%増)などが増加した品目である。
一方、こうりゃん(飼料用)(228千トン、同7.4%減、47億93百万円、同0.6%減)や魚介類の調製 品、さけ・ますなどが減少した魚介類・同調製品(5千トン、同42.6%減、28億28百万円、同27.0%減)
などが減少した。
(単位:百万円、%)
前 年 比 価 額 前 年 比 構 成 比
143,031 114.1 100.0 2,912,162 MT 135.7 33,264 129.2 23.3
357,337 MT 109.1 22,943 147.8 16.0 900,549 MT 101.7 19,325 100.9 13.5 805,444 MT 105.1 15,370 103.7 10.7 350,806 MT 108.8 13,303 101.8 9.3 711,629 MT 118.4 7,323 117.4 5.1 228,389 MT 92.6 4,793 99.4 3.4 4,785 MT 57.4 2,828 73.0 2.0 13,320,340 GR 全増 2,667 全増 1.9 151,851 MT 106.9 1,797 101.8 1.3
石 油 ガ ス 類
青 森 県 主 要 輸 入 品 目
品 目 数 量
総 額
非 鉄 金 属 鉱
粗 鉱 物
と う も ろ こ し ウ ッ ド チ ッ プ
石 炭
こ う り ゃ ん ( 飼 料 用 ) 魚 介 類 ・ 同 調 製 品
放 射 性 元 素
飼 料
(3) 主要地域(国)別動向 イ.輸 出
○ アジア(873億12百万円、対前年比48.1%増)
青森県の輸出額の54.3%を占めている。
紙・板紙(12億10百万円、同11.9倍)、鉄鋼のくず(41億50百万円、同34.9%増)、非鉄 金属(14億35百万円、同68.5%増)
・減少品目: 船舶(52億円、同22.4%減)、精密機器類(2億29百万円、同44.3%減)、ゴム製品
(2億11百万円、同16.2%減)
○ 西欧(409億37百万円、同31.1%増)
・増加品目: 一般機械(368億22百万円、同37.6%増)、有機化合物(4億61百万円、同41.1%
増)、鉄鋼(1億28百万円、同2.6倍)
・減少品目: 精密機器類(31億4百万円、同15.9%減)、その他の雑製品(93百万円、同45.6%
減)、電気機器(1億80百万円、同11.6%減)
○ 中南米(243億42百万円、同20.9%減)
・増加品目: 非鉄金属(2百万円、全増)
・減少品目: 船舶(241億56百万円、同19.9%減)
(単位:百万円、%)
価 額 前 年 比 構 成 比
160,932 130.4 100.0
87,312 148.1 54.3
40,937 131.1 25.4
24,342 79.1 15.1
5,308 78.9倍 3.3
1,992 106.7 1.2
ア メ リ カ 合 衆 国 1,987 106.4 1.2
954 2.0倍 0.6
58 165.6 0.0
ロ シ ア 29 95.8 0.0
29 96.4 0.0
中 東 欧 ・ ロ シ ア 等
大 洋 州
北 米
中 東
中 南 米
ア フ リ カ
青森県地域別輸出額
品 目
総 額
ア ジ ア
西 欧
ロ.輸 入
〇 アメリカ合衆国(388億5百万円、対前年比12.5%増)
青森県の輸入額の27.1%を占めている。
・増加品目: 飼料(94億16百万円、同28.1%増)、こうりゃん(飼料用)(30億77百万円、同2.6倍)、
石油ガス類(11億51百万円、全増)、粗鉱物(8億56百万円、同50.4%増)
・減少品目: 電気機器(72百万円、同90.2%減)、とうもろこし(185億22百万円、同2.3%減)、非 鉄金属鉱(41億25百万円、同2.3%減)
○ アジア(339億69百万円、同12.0%増)
・増加品目: 非鉄金属鉱(163億29百万円、同63.5%増)、石炭(27億72百万円、同56.6%増)、
非鉄卑金属くず(6億32百万円、同3.2倍)、織物用糸・繊維製品(9億47百万円、同 63.4%増)、金属製品(11億57百万円、43.0%増)
・減少品目: 飼料(24億89百万円、同55.7%減)、魚介類・同調製品(20億27百万円、同30.4%
減)、電気機器(1億91百万円、同75.6%減)、ウッドチップ(3億4百万円、同53.2%減)
・増加品目: 非鉄金属鉱(107億7百万円、同16.7%増)、非鉄金属(14億61百万円、全増)、ウッ ドチップ(69億6百万円、同21.3%増)
・減少品目: こうりゃん(飼料用)(12億3百万円、同66.3%減)、石炭(32億67百万円、同2.6%減)
(単位:百万円、%)
価 額 前 年 比 構 成 比
143,031 114.1 100.0 39,560 110.4 27.7 ア メ リ カ 合 衆 国 38,805 112.5 27.1 33,969 112.0 23.7 27,164 109.5 19.0 21,817 136.0 15.3 13,166 107.7 9.2 4,179 103.5 2.9 2,021 138.0 1.4
ロ シ ア 1,877 148.3 1.3
1,152 194.8 0.8
青 森 県 地 域 別 輸 入 額
品 目
総 額
北 米
中 東
ア フ リ カ
中 東 欧 ・ ロ シ ア 等
大 洋 州
西 欧
ア ジ ア
中 南 米
(1) 貿易額
輸出は、「鉄鋼」、「紙・板紙」、「魚介類・同調製品」、「電気機器」などが増加して、3年ぶりにプ ラスとなった。
輸入は、「石炭」、「一般機械」、「飼料」、「鉄鋼」などが増加して、3年ぶりにプラスとなった。
主要地域別にみると、輸出は、「アジア」、「北米」、「中東欧・ロシア等」、「西欧」などが増加した。
一方輸入は、「アジア」、「アフリカ」、「北米」などが増加して、「中東」、「中南米」が全減、「大洋州」
などが減少した。
(2) 品目別動向
イ.輸 出
鉄鋼(143千トン、対前年比2.4倍、105億87百万円、同2.5倍)は、鉄鋼の棒・形鋼・線が好調で増 加し、紙・板紙(21千トン、同11.1%増、41億80百万円、同20.2%増)、電気機器(15億79百万円、
同14.6%増)、魚介類・同調製品(8千トン、同86.5%増、7億61百万円、同72.0%増)、金属製品(6 億51百万円、同35.0%増)、一般機械(6億円、同24.3%増)など主要品目が軒並み増加となった。
83
60
85
157
177
225
264
223
109
189
148 136
165 167
147 162
184 176 171 181
231
196
250
324 324
387 448
399
280
370
0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500
平成13年
(2001)
平成14年
(2002)
平成15年
(2003)
平成16年
(2004)
平成17年
(2005)
平成18年
(2006)
平成19年
(2007)
平成20年
(2008)
平成21年
(2009)
平成22年
(2010)
( 億円)
岩手県貿易額推移
輸出額 輸入額 総額
前 年 比 管 内 比 前 年 比
輸 出 18,888 173.7 3.4 547,889 119.7
輸 入 18,129 105.8 1.3 1,408,472 124.4
輸 出 入 差 引 760 -12.1 -860,583 127.5
区 分 岩 手 県 管 内
(単位:百万円、%)
前 年 比 価 額 前 年 比 構 成 比
18,888 173.7 100.0 143,398 MT 2.4倍 10,587 2.5倍 56.0
21,142 MT 111.1 4,180 120.2 22.1 1,579 114.6 8.4 8,016 MT 186.5 761 172.0 4.0 651 135.0 3.4
600 124.3 3.2
5,727 MT 130.8 233 2.4倍 1.2 3,150 MT 152.3 114 139.3 0.6 113 MT 56.5倍 101 56.0倍 0.5
紙 ・ 板 紙
品 目 数 量
総 額
鉄 鋼
非 鉄 金 属
電 気 機 器
魚 介 類 ・ 同 調 製 品
金 属 製 品
一 般 機 械
パ ル プ ・ 古 紙 プ ラ ス チ ッ ク
ロ.輸 入
石炭(699千トン、対前年比0.6%減、93億7百万円、同36.3%増)、とうもろこし(138千トン、同 4.7%減、28億62百万円、同1.5%増)は、数量ではマイナスとなったが、金額ではプラスとなった。
他に増加した品目は、木材(14億63百万円、同9.1%増)、飼料(14千トン、同75.4%増、6億円、同 63.5%増)などである。
一方、粗鉱物(47千トン、同67.9%増、7億57百万円、同46.6%減)、石油製品(6億15百万円、
同35.9%減)、こうりゃん(飼料用)(24千トン、同24.0%減、5億10百万円、同11.8%減)などは減少 した。
(単位:百万円、%)
前 年 比 価 額 前 年 比 構 成 比 18,129 105.8 100.0 699,046 MT 99.4 9,307 136.3 51.3 138,202 MT 95.3 2,862 101.5 15.8 1,463 109.1 8.1 47,469 MT 167.9 757 53.4 4.2 615 64.1 3.4 14,348 MT 175.4 600 163.5 3.3 23,656 MT 76.0 510 88.2 2.8 377 13.8倍 2.1
木 材
粗 鉱 物
飼 料
こ う り ゃ ん ( 飼 料 用 )
一 般 機 械
石 油 製 品
と う も ろ こ し
岩 手 県 主 要 輸 入 品 目
品 目 数 量
総 額
石 炭
(3) 主要地域(国)別動向 イ.輸 出
○ アジア(119億61百万円、対前年比2.0倍)
岩手県の輸出額の63.3%を占めている。
・増加品目: 鉄鋼(84億49百万円、同2.6倍)、電気機器(15億77百万円、同14.5%増)、一般機 械(2億62百万円、同3.7倍)、金属製品(6億26百万円、同32.3%増)、パルプ・古紙(2 億33百万円、同2.4倍)
○ アメリカ合衆国(40億50百万円、同59.4%増)
・増加品目: 鉄鋼(21億38百万円、同2.0倍)、紙・板紙(15億56百万円、同45.5%増)
・減少品目: 一般機械(3億38百万円、同17.8%減)
○ 西欧(25億53百万円、同9.3%増)
・増加品目: 紙・板紙(25億53百万円、同9.3%増)
(単位:百万円、%)
価 額 前 年 比 構 成 比
18,888 173.7 100.0
11,961 2.0倍 63.3
4,050 159.4 21.4
ア メ リ カ 合 衆 国 4,050 159.4 21.4
2,553 109.3 13.5
306 4.7倍 1.6
ロ シ ア 306 4.7倍 1.6
11 4.5倍 0.1
7 全増 0.0
ア フ リ カ
中 南 米
中 東 欧 ・ ロ シ ア 等
西 欧
岩手県地域別輸出額
品 目
総 額
ア ジ ア
北 米
ロ.輸 入
〇 アジア(99億58百万円、対前年比49.1%増)
岩手県の輸入額の54.9%を占めている。
・増加品目: 石炭(76億72百万円、同56.0%増)、一般機械(3億69百万円、同13.4倍)、飼料(5 億54百万円、同50.9%増)、鉄鋼(2億2百万円、同2.9倍)、粗鉱物(1億46百万円、同 3.8倍)
・減少品目: 金属製品(77百万円、同55.8%減)、石油製品(全減)、非金属鉱物製品(27百万円、
同68.0%減)、木材(1億41百万円、同28.9%減)
○ アメリカ合衆国(40億39百万円、同7.2%増)
・増加品目: こうりゃん(飼料用)(5億10百万円、同7.4倍)、飼料(46百万円、全増)、とうもろこし
(28億62百万円、同1.5%増)
・減少品目: 石油製品(6億15百万円、同30.0%減)
○ ロシア(18億41百万円、同13.0%減)
・減少品目: 木材(3億65百万円、同37.2%減)、石炭(13億27百万円、同7.5%減)
(単位:百万円、%)
価 額 前 年 比 構 成 比
18,129 105.8 100.0
9,958 149.1 54.9
4,619 111.3 25.5
ア メ リ カ 合 衆 国 4,039 107.2 22.3
1,857 86.8 10.2
ロ シ ア 1,841 87.0 10.2
1,058 62.7 5.8
612 103倍 3.4
26 3.9倍 0.1
西 欧
北 米
中 東 欧 ・ ロ シ ア 等
ア フ リ カ
岩手県地域別輸入額
品 目
総 額
ア ジ ア
大 洋 州