学校だより第399号 横浜市立今宿南小学校
平 成 30年 2 月 2 8日
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お互いを称え合うスポーツ
校 長 菊 地 信 明
2月は、インフルエンザが流行し、本校でも学級閉鎖がありました。流行は、収まりつつありますが、引き続き、 うがい・手洗いの声かけをしていきます。今年度も残すところ1か月となりました。それぞれの学年でまとめを行 い、次の学年への準備を着実に進めていく時期です。6年生は、3月17日(土)の卒業証書授与式という小学校 のゴールに向けて、ラストスパートに入ります。そして、小学校の思い出を胸に巣立っていきます。 保護者の皆様、地域の皆様、本年度もご理解、ご支援、誠にありがとうございました。 さて、2月25日に閉会式を迎えた平昌冬季オリンピックですが、92の国と地域などが参加し、17日間の競 技が行われました。冬のスポーツが、一堂に会し、これだけの国や地域が集まること自体、とてもすごいことだと 改めて感じました。日本人選手の活躍も含め、トップアスリートの技術の高さや表現力の豊かさ、また、研ぎ澄ま された集中力に圧倒されました。練習中の大怪我から再起し、この舞台に立った選手から不屈の精神も強く感じま した。 その中で、私が、今大会で強く印象に残ったのは、LS北見のカーリング女子で した。オリンピックでは、長野大会(1998年)から、正式種目になりましたが、 ごく最近まで、それほど興味をもって見ていませんでした。ところが、今大会では、 中継されることが多く、自然と見る機会が増えました。一試合に2時間ほどかかる のですが、集中力が増した真剣な表情があるかと思えば、お互いを励まし合う明る さもあり、引き込まれるように見てしまいました。試合中の選手の声をこれだけ前 面に出す競技は、あまり見たことがありませんでした。次の一投をどのような作戦 でいくのか、投げ出したストーンをコントロールするスイープのかけ方などの声が、すべて観戦者に届くのです。 そのことで、選手との一体感が生まれました。また、カーリングの礼儀についても知りました。3位決定戦で、日 本の勝利が決まった瞬間、日本チームはすぐに笑顔を出しませんでした。そして、お互いに握手をして、健闘を称 え合ってから喜びを表していました。そのことについて、元カーリング選手が、語っていました。 日本チームは、その礼儀に従った行動をとったことが分かりました。勝敗にこだわりすぎると相手のことが見え なくなりますが、勝っても負けても全力で戦ったことを称え合うことに感動しました。他の競技でも、勝者と敗者 が、お互いに称え合う場面をいくつも見ました。全力で立ち向かい、もっている力を出し切った結果だからこそ、 心から称え合うことができるのだと思います。3月9日からパラリンピックが始まります。不屈の精神は、オリン ピック以上に感じることができるでしょう。選手たちの全力のプレーを堪能したいと思います。 カーリングの手ほどきを初めて受けた時、「カーリングは、相手のミスを喜んではいけない。内心『よっしゃ』 と思ってもよい。でも、それを感情として表してはいけない。カーリングは、相手を思いやるスポーツだから。」 と教えられました。H29年度 学校づくりアンケート集計結果
(回収率86.9%)
1 項目別集計結果
2 結果の考察と今後の取組
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 登下校や学校生活の安全対策ができている 学校は、近隣の幼稚園や保育園などと交流活動を積極的に行っ… 学校は、近隣の小中学校との連携を積極的に深めている 学校は、保護者や地域の人たちと連携する機会を多く設けている 学校は、家庭への連絡や情報提供を積極的に行っている 学校は、子どもたちの体力づくりに積極的に取り組んでいる 社会科見学や宿泊学習など、体験を重視した活動は充実している 運動会や学習発表会など、学校行事は充実している 委員会活動やクラブ活動は充実している たてわり活動や児童会活動は充実している 地域の環境や人材が、教育活動に生かされている 学校は、子どもたちの学習に対する能力や努力を適切に評価し… 学校は、子どもたちの基礎的な学力の向上を図る努力をしている 学校は、分かりやすく楽しい授業づくりに努めている どの教師も同じ方針で児童指導にあたっている 学校は、子どもたちの人権を尊重する態度で指導にあたっている 学校は、いじめのない学校づくりに取り組んでいる 学校は、子どもたちの悩みについて相談に適切に応じている 子どもたちは、学校生活を楽しんでいる 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 4よくあてはまる 3ややあてはまる 2あまりあてはまらない 1あてはまらない 無答 1 児童理解 90%以上の方に、肯定的な評価をいただいています。少数ですが「あまりあてはまらない」と思うご家庭もあるので、より一層児童との信頼関 係を築くことに努め、アンテナを高くして学校生活に不安感、困り感のある児童により早く気付き、迅速に対応していきます。児童支援専任を中 心に、スクールカウンセラーや関係機関、専門機関と連携しながら、組織的に対応し、児童指導や特別支援教育の充実に努めます。また全職 員が同じ方針で指導に当たるようにし、学校のきまりを基に規範意識を養うとともに、学校生活全般を通して、思いやりの心を育てていくようにし ます。 2 学習指導 この観点でも多くの方から、取組の努力を認めていただいています。学習において基礎学力の定着と学習習慣の確立を目指してきました。今 年度は「主体的に学ぶ力を身に付ける~できる喜び学ぶ楽しさを味わえる~」というテーマのもとに職員同士で授業を見合ったり、よりよい指導 法を工夫したりして授業改善に努めてまいりました。今後も分かる・できる喜びを実感できる学習の推進に尽力し、指導力の向上に努めていきま す。家庭学習に関して、保護者の皆様にご協力いただいている成果も現れてきています。 3 特色ある学校づくり 縦割り活動や社会科見学等の体験を重視した活動の充実に対して高い評価をいただいています。特に縦割り活動での活動に関して、他学年 と交流できるよい機会なので、今後も続けていってほしいといった意見を多数いただきました。集会や全校遠足で、下級生のことを考えて行動す る上級生の姿は、下級生の憧れであり、よき手本となっています。今年度は放課後練習となりましたが、体力向上のために多くの児童が「run run run(ラン・ラン・ラン)」に参加していました。また一定の期間、中休みに「キラキラタイム」を設けて、縄跳びや持久走を継続して行いました。全 校児童が体力づくりに取り組んでいます。 4 地域・保護者との連携 日頃から、保護者や地域の皆様に、見守り隊、学習支援にかかわる様々なボランティア、ゲストティーチャーなど、多くの面でご協力をいただい ています。地域の方々の他にも例年同様1・2・5年生は幼稚園、保育園との交流を行いました。また、今年度より、児童が学校にいる間の安全 確保のため、登下校時以外は昇降口を施錠するようにしました。この地域・保護者との連携に関しての項目に対しては、他の項目と比較すると 「よくあてはまる」という評価の割合が少なくなっています。開かれた、信頼される学校づくりをめざして、迅速で確実な情報を学校便り、学年便 り、HP、メール配信等を通して発信していきます。<
かがやく子
(クラブ見学&発表)
>
2月2日(金)、3年生のクラブ見学が行われまし
た。クラブによっては、見学するだけではなく、実際に
体験できるクラブもあり、3年生の子どもたちは、好奇
心を大いに刺激されたり、来年度のクラブ活動への
意欲を高めたりすることができました。
また、16日(金)の昼の放送では、陸上及びサッカ
ークラブの紹介映像を視聴したり、26日(月)の朝会
で は 、 体 育
館で音楽クラブの発表を鑑賞したりしました。紹
介映像においても、音楽発表においても、本校
の学校教育目標である「かがやく子」の一端が
感じられる素晴らしい姿が見られました。
本年度も、残り1ヵ月となりましたが、子どもたち
一人ひとりがより一層輝くことができるよう、職員
一同、全力でサポートしていきたいと思います。
★個別の小中交流会に行ってきました!!★
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