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固定資産税の構造と負担-平成3年度評価替えに際して-: 沖縄地域学リポジトリ

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Title

固定資産税の構造と負担−平成3年度評価替えに際して

Author(s)

桜井, 良治

Citation

沖大経済論叢 = OKIDAI KEIZAI RONSO, 15(1): 1-186

Issue Date

1990-09-30

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/6789

(2)

第3章固定資産税負担論 I負担の数値と国際比較 Ⅱ家計収入に占める税負担割合 Ⅲ東京都の事例的研究 Ⅳ小括 第3章固定資産税負担論 I負担の数値と国際比較 固定資産税の負担について、その軽重を計る尺度は、多様であろう。少なくと も、第一に、国民所得や租税総額に占める固定資産税の割合といったマクロの分 析が、必要であろう。これに関する国際比較については、不動産税(財産税)や 土地保有税などについての統一的規準が明確であれば、可能であろう。その際、 各国の経済成長率などの経済指標を背景とした固定資産増加率の相違や土地資産 保有の選好の度合いや資産格差の程度の差等を充分に考慮に入れた比較論が展開 されれば、より有益なものとなるであろう。各国の様々な土地税制体系の相違を ふまえたうえで、土地保有税の果たす役割、すなわち土地保有コストに対するそ れぞれの負担のあり方について、考慮する必要があるものと思われる。本論文で これらの課題に応えることは不可能だが、第1節では、いくつかの統計資料を通 じて、議論の糸口となる基礎的数値を示しておきたい。 負担を計る第二の尺度として、標準世帯の土地・家屋に係る固定資産税の家計 収入に占める割合などが考えられる。この点については、東京都の事例的研究を 参考にして、給与所得者と年金生活者の各々の世帯収入に占める固定資産税の負 担について、分析することとしたい。これについての詳細な分析は、第2節で行 なうこととしたい。 -95-

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表3-1固定資産税額の国民所得及び租税総額等に対する割合の推移 (単位:億円,$) 注)1数値は決算額及び実績である。 2固定資産税は、大規模償却資産に係る道府県固定資産税を含み、交納付金を含ん でいない。 3国民所得の昭和30年度及び昭和35年度は「国民所得統計(lBSNA)」、昭和 40年度以降は「国民経済計算(新SNA)」による。 4租税総額の国税分には、特別会計分及び曰本専売公社納付金を含む。 5()内の数値は対前年度比伸び率(%)である。 6(財)自治総合センター『地方税における資産課税に関する調査研究報告書』 (平成元年3月)による。 表3-1には、昭和30年度から61年度までの固定資産税の税収額の推移及び国 民所得・租税総額・市町村税総額の各々に対する割合の推移について、示されて いる。これをみると、昭和50年代の固定資産税の伸びは、地価の上昇傾向もあっ て、11頂調に推移している。昭和51年度から61年度までの対前年度比伸び率を平均 すると、11%という値を示している。 昭和50年代からの固定資産税の国民所得に対する割合をみると、昭和51年度の 1.2%から61年度の18%へと微増している。しかし、この間の租税総額に対する 割合は、6%台にとどまっている。市町村税総額に対する割合も、30%強の一定し た値にとどまっている。固定資産税の国民所得に対する割合の増大は、租税負担 率の一般的な増大傾向の一環として位置づけられることがわかる。 -96- 年度 固定資産税A 国民所得B 租税聡額C 市町村税範額, A/B A/C A/、 0 3 和 昭 505012345678901 344555555555566

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表3-2資産別固定資産税額の推移 (単位:億円,$) 税額は決算額である。 償却資産にかかる税額は大規模償却資産に係る道府県固定資産税を含む。 (財)自治総合センター前掲資料による。 注)1 2 3 表3-2には、昭和30年から61年度までの30年間に及ぶ固定資産税額の土地・ 家屋・償却資産に分けた資産別の税額と構成比の推移について、示されている。 これによれば、固定資産税全体の中で土地の占める構成比は、昭和30年度の38.5 %から52年度の46.1%へと上昇しており、昭和50年代初頭までは、概して上昇傾 向にあることがわかる。しかし、その後の地価の高騰にもかかわらず、昭和50年 代には減少傾向に転じ、昭和61年度には、422%に下がっている。 これに対して、昭和50年代には、全体に占める家屋の構成比が上昇している。 昭和50年度の340%から61年度の37.6%へと3.6ポイントの増加をみている。こ れは、土地の高度利用の進展の下での住宅・オフィス等の床面積の順調な増大等 -97- 年度 税額 土地 家屋 償却資産 合計 構成比 土地 家屋 償却資産 釦弱仙妬印団塊岡引弱弱印記副則刷 和 昭 456558180 315030332 365994561 09 167 56 10 92 3 2 7 9 0 3 3 6 0 83 91 87 99LL2356Z9 11111111 5 6 4 0 8 6 16760172199381 15620474504527 22098779035805 ● 000000900PDP90 12556789123467 111111 8 2 2 5 4 4 7 4 9 4463350406647 1179176506242 7358250516294 0990■、0000000 1333445566779 6139068037124201 2417202971132471 1684938739815187 11254Z9L46825aL6 111222233344 5436811123471172 鍋、麺、⑬姐姐娼姐処哩⑫⑬蛆廻妃 “虹⑬虹弘鋤弘鍋苑沁犯狙組鍋銅諏 3412023509431936 2233221111111112 0731209988998890 2173276388308902

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によるものであろう。 償却資産については、昭和50年代を通じて20%弱で安定的に推移している。こ れは、経済の安定成長下での設備投資の堅調かつ着実な推移等によるものであろ う。昭和61年度における土地・家屋・償却資産の構成比は、ほぼ4:4:2とな っている。 我が国の固定資産税の負担の度合いを知る手がかりとして、国際比較もまた参 考になるものと思われる。表3-3には、主要先進国における国民所得や租税総

額に対する不動産税(財産税)の占める割合が、示されている。本資料では、年

度上の制約はあるが、昭和50年代における先進各国の不動産税の負担割合につい

ての概容をつかむことができる。本資料では、不動産税(財産税)として、日本

では固定資産税、都市計画税及び特別土地保有税が取り上げられている。また、

表3-3国民所得、租税総額に対する不動産税(財産税)の割合の国際比較

注)1 不動産税(財産税)の種類 曰本……固定資産税、都市計画税及び特別±地保有税 アメリカ……財産税(Propertytax) イギリス……財産税(Rate) フランス……既建築地税(Fonclerbati)、未建築地税(Fonciernonbati) 及び住居税(Taxedhabltation)等 西ドイツ……不動産税(Grundsteuer) 出典は、OECDREVENUESTATISTlCS○FoECD MEMBERCoUNTRlES1965-1986 (財)自治総合センター前掲資料による。 23 -98- 日本 不動産税 国民所得 不動産税 租税必包 アメリカ 不日0座税 国民所得 不■b臣税 租税⑪額 イギリス 不助臣税 国民所得 不助産撹 租税低餌 フランス 不n座税 国民所得 不助産税 租税伍伍 西ドイツ 不動産税 国民所得 不動産税 租税岱額 和印別記閑別弱髄印鍋卵帥 昭 $45556678999 ●●●●●●●■●●● 11111111111 $98945326889 ●●●●●●●●●巳● 77777777777 $01063113322 ●▽●●●●●0●●● 44433333333 $66035063520 ●■●ロ●●巳●■■● 54542212333 1111111111。1 $05756071543 C●●●●●●●●●● 54444556555 $55989877306 32222233332 11111111111 $57666777812 ■●●●●。●●●●● 11111111122 $37332220503 ●●●■■●●●●● 一5555555556 6 $55565555555 ●■●●●●●●●●● 00000000000 $78776666777 ●●●巳●●●●●●● 11111111111

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アメリカの財産税(Propertytax)、イギリスの財産税(Rate)、フランスの

既建築地税(Foncierbati)、未建築地税(Fonciernonbati)及び住民税 (TExeCrhabitation)、西ドイツの不動産税(Grundsteuer)等が、各国の不 動産税(財産税)として、比較の対象とされている。 日本の国民所得に占める不動産税の割合は、昭和50年度の1.4%から60年度の 1.9%へと0.5ポイントほど上昇している。我が国の不動産税(財産税)とみな されている固定資産税・都市計画税及び特別土地保有税のうち、大半を固定資産 税が占めると考えられるので、昭和50年代を通じて、我が国の固定資産税は、国 民所得の1%強を占め続けてきたことになろう。

昭和60年度の国民所得に占める不動産税の割合を国際比較すると、日本の数値

1.9.%はフランスの22%と同等であるが、イギリスの5.3筋、アメリカの3.2

%には遠く及ばない。我が国における固定資産総額の大きさを考慮すれば、国民

所得に占める不動産税の割合が欧米諸国と同水準又はそれ以下であることは、必 ずしも適正水準にあるとは思われない。 そもそも、我が国における経済成長率の高さやそれを基礎とした固定資産価値 の急激な増大について考慮すれば、経済の低成長率を背景として固定資産価値の 増加率の低い成熟した欧米の先進諸国と同レベルで不動産税(固定資産税)の負 担割合について比較すべきかどうかについては、議論の余地の残るところであろ う。 我が国の固定資産価値の増大の背景には、経済の持続的な高成長がある。急激 な経済の国際化の進展も何らかの寄与をしていると考えられる。社会構造や人口 構成の急激な変化を伴った、着実もしくは急激な経済成長下の固定資産価値の急 激な増大という面に着目すれば、わが国の固定資産価値の増大傾向は、むしろ経 済や社会が成熟へ向かう過渡期のアジア・ニーズ諸国等の社会現象と多くの共通 点があるのではないかと考えられる。租税負担率の数量的比較や租税制度の比較 などは、以上のような経済や社会の実態の相違を考慮すれば、その意義がいっそ う高まるものと思われる。 表3-3によれば、我が国の租税総額に占める不動産税(固定資産税・都市計 画税・特別土地保有税)の割合は、昭和50年度から60年度を平均すると、7.6% になる。昭和60年度の租税総額に占める不動産税の割合を国際比較でみると、日 -99-

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本は7.9%であり、フランスの6.3%を上回っているものの、アメリカの13.0%、 イギリスの12.6%には遠く及ばない数値となっている。 この事は、我が国の資産課税が譲渡所得税や相続税などの移転税中心であるこ とと関連している。固定資産税などの保有税で比較した場合、国際比較上低位に 位置することは、明白であろう。資産保有に対する生前における応分のコスト負 担と生前の資産格差の是正という点で、我が国に代表されるような相続税中心の 資産課税には問題があると思われる。また、キャピタルゲインに対する移転時の 譲渡所得課税の強化には、資産供給のインセンティブを阻害するなど、様々な問 題点が指摘されているころである。 高橋誠著『土地住宅問題と財政政策』を参考にして、OECD資料に基づいて 日本の固定資産税を含む資産課税の国際比較について検討したい。 表3-4資産課税のGDP・税収比率の推移(1955~88年) 195519651975198519871988 GDP税収GDP税収GDP税収GDP税収GDP税収GDP税収 比率比率比率比率比率比率比率比率比率比率比率比率 税負担率 (1987) オーストラリア オーストリア ベルギ- 力ナダ デンマ-ク フィンランド フランス 西ドイツ アイノレランド イタリァ 日本 オランダ ニニージーランド ノルウエー スウニ一デン スイス イギリス アメリ力 OECD へ。(』qlPD〈Uq)R〕(bq》ワ』o』〈U(bq)【』(UFD〈UR) ●●●●●■●●●●●●●●●●●●● 1ワ」〔o△4ワ】PC4『Io》(o(UR)n5n5(b?』【J〈UR) (』44へ。FD〔』4。nJq〉(J〔。△4、。4・PCへ。(』(J(』 2.48.8 1.23.1 1,02.3 3.09.4 2.45.9 0.72.1 1.33.4 1.43.9 3.】9.7 0.93.3 1,99.1 1.02.4 2.99.2 1.02.3 0.51.1 2.17.1 4.512.7 3.813.2 1.96.1 8573204005754932910 ●●●●●●●●●●●●●●●U●●● 7219434342937128105 11 41811-0159765926598 ●●●の●●●●●CD●●●●●●●● 2103212110212012421 2.310.1 1.03.3 0.93.9 2.511.3 2.410.1 1.66.0 2.711.4 1.44.0 1.13.7 3.313.2 2.48.0 1.24.1 1.54.3 1.85.8 3.915.1 1.87.2 1.58.1 1.54.4 2.811.5 1.03.1 0.61.8 1.88.8 4.414.5 4.015.3 2.08.0 2.99.2 1.02.3 1.02.1 3.29.2 2.65.1 1.13.2 2.14.7 1.23.2 1.84.4 0.92.6 3.411.2 1.83.6 2.77.0 1.22.5 3.35.7 2.78.5 5.013.2 3.110.2 2.15.5 1.12.6 0442283 ■い●●●●● 3212111 1669136 ●●●●●●● 9434343 03578116782 ●B■●●●の●⑤●● 34211310133 82190504995 ●●●●●●●●●●● 99897142823 1 1 11 1.32.8 1.52.8 2.78.4 4.912.9 注)1 2 OECDibid.,1988.高橋誠著『土地住宅問題と財政政策』による。 -100-

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表3-4には、1955年から88年までの資産課税のGDP・税収比率の推移に ついて、示されている。同表では、OECD加盟諸国に関し、資産関係諸税を対 象として、その租税収入上の比率とGDP比率の両者について、それぞれ時系列 的な展開が、示されている。 この表によれば、歴史的にみて、税収上では、多くの国において資産関係税の 地位の相対的低下がみられる。これは、他の所得課税や社会保障基金などの増大 によって生じたものと考えられる。OECDの平均値でみれば、税収比率は1965 , 年の8.0%から87年の5.5%までの低下カメみられる。 日本の資産課税の税収比率をみると、1955年(9.9%)から1985年(9.7%) まで、ほとんど変化がない。しかし、地価高騰が本格化した1987年には、112 %と上昇傾向を示している。1987年現在でみると、税収比率・GDP比率のいず れでみても、イギリスが1位で日本が2位になっている。しかし、日本の資産課 税の場合、イギリスと異なって、固定資産を中心とする保有税の地位は低い。日 本の資産課税のウエイトが高いのは、地価高騰に伴なって相続税の税収などが急 増した結果と考えられる。なお、日本の資産課税のGOP比率に占める割合の増 大については、一般的な税負担率の増大に対応したものと考えることもできよう。 表3-5には、1985年における主要諸国の資産課税のGDP比率及び税収比 率について、示されている。これによれば、1985年現在の日本の資産課税のG DP比率は2.72%を占め、イギリス(457%)、カナダ(3.14粉、アメリカ(2.94 %)に次ぐ4位となっている。 日本の資産課税の全税収に占める比率は9.71%を占め、イギリス(1199%)、 アメリカ(10.06%)に次ぐ第3位となっている。 財産税、相続・贈与税のみのGDP比率の国際比較をみると、日本の資産課税 の特色が鮮明になる。それをみると、1位のスイス(0.98%)が圧倒的に高く、 2位デンマーク(0.45%)、3位オランダ(0.42%)、6位日本(0.33%)と続 いている。税収比率でみると、1位のスイス(3.06%)に次いで、日本は1.19% で2位になっている。わが国には財産税がないので、相続税・贈与税のウエイト の高さがこの数値に反映されていることになる。 日本の固定資産税のGDP比率は160%であり、これはイギリス(3.97%)、 カナダ(2.7%)、アメリカ(2.67%)、ニュージーランド(2.08%)に次ぐ第 -101-

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5位である。曰本の固定資産税の税収比率は570%であり、これもイギリス10.43 %、アメリカ9.15%、カナダ8.16%、ニュージーランド6.07%に次ぐ第5位であ る。 以上のように、我が国の固定資産税を中心とする資産に対する保有税は、相続 税などの移転税に較べると低位にあるといえる。我が国の従来の資産課税は、相続税 などの移転税を中心として、死後の平等の達成に対する有効な機能を果たしてきた といえる。しかし、地価高騰下の資産較差の急増という現実に直面して、生前の 資産較差の是正と機会の平等の達成という新たな課題に直面しているように思え る。 表3-5資産課税のGDP・税収比率(1985年) 金融資本 取引税 GDP税収 比率比率

計墨露ら軍続

税収GDP税収 比率比率比率 財産税相続・贈与税固定資産税 GDP税収GDP税収GDP税収 比率比率比率比率比率比率 合 GDP 比率 オーストラリア オーストリア ベルギ_ 力ナダ デンマ-ク フィンランド フランス 西ドイツ ギリシア アイルランド イタリア 日本 ルクセンブルク オランダ ニュージーランド ノノレウエー ポルトガル スペイン スウェーデン スイス トルコ イギリス アメリ力 、Ⅳ卵伽幻羽弱犯則釦如四妬“四m閉、妬距氾図而 、●●●●●●●●●ロ●●●●●●●■●●●● 00000000000100000000000 4.63 0.73 0.02 8.16 1.85 0.23 2.17 1.06 0.22 2.50 1110199088 4307909409 ●■●●■●●●●● 1002000000 0.92 0.24 0.51 3.02 0.56 1.09 2.327.66 1.042.45 0.791.69 3.149.51 2.104.26 1.102.95 2.074.55 1.143.02 0.952.70 1.513.85 0.872.52 2.729.71 2.415.64 1.573.49 2.437.10 0.801.67 0.591.91 0.822.83 1.182.33 2.628.15 0.905.60 4.5711.99 2.9410.06 、引詔砠駆別鴎哩明和麹四則則四団閖佃閖叱四剛力 ●●●●●●■■■●●ロロ●●0006●●Q● 00000000000100000003000 0.421.00 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●wmm羽、”肥調返照羽、、叱砺妬肥週妬四塑幻 0000000000000000000000 翠酊皿循旭羽胆羽、肥鋼亟他陀劉妬M鋼肥伽釦配 ●●●●●●■●●●●●●●●●●●●●●● 0000000000000000000000 躯塑肥皿但 ●■●●● 00000 8422155260 ●●●●● 00001 ね距銅別記いわれね銅西旧羽別犯皿乃羽山 ●●●●●●●●■●●●●●●●●●● 0000000000000001000 蛆加胎餌印砺泌銅刀河幽”W妬花川砺師M ●●●●B●●●●●●●●●●●●●● 1210112210001103400 1.60 0.21 0.81 2.08 0.21 09174 74804 ●●●●● 50160 1.363.18 0.230.50 0.410.87 0.06 0.22 1.20 0.22 0.43 3.74 0.060.21 0.450.89 0.150.46 0.120.76 3.9710.43 2.679.15 注)1 2 OECD,ibld.,1988.高橋前掲書による。 -102-

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表3-6資産課税の税目別構成(1987年)

固定資産税財産樹資産移転税金融資本取引税その他全税収比率

(4100)(4200)(4300)(4400) オーストラリア オーストリア 力ナダ デンマ_ク フィンランド フランス 西ドイツ アイルランド イクリア 日本 オランダ ニュージーランド ノノレウニ-スウェーデン スイス イギリス アメリ力 57013136058508231 ●●●●●●●● ●●●●●●●● 蛆皿閉姐8仰犯閲 951385鯛卯44821 02235123710144429 ●●●●●●●●●●●●●●●● 7021697855353857 111 11 51.5 21.7 23212724626057522 92953434zLaⅢ25830 1 11 39.5 10.1 9.4 3.1 9.3 40.2 4.8 20531358443030 ●●●●●●●■●●●●●● 釦而幻娼”皿弱溺脂Ⅳ、躯、2 13.4 54.2 6.8 44.3 49.7 -0.】 注)1 2 OECD.ibid.,1988.高橋前掲書による。 表3-6には、1987年における資産課税の税目別構成について、示されてい る。ここでは、主要諸国における資産課税の税収について、①固定資産税.②財 産税、③資産移転税(相続・贈与税)、④金融資本取引税等から成り立っている 2) と考えられている。 全税収に占める資産課税の税収のウエイトが高い国は、1位イギリス(13.2%)、 2位日本(112%)、3位アメリカ(10.2%)、4位カナダ(9.2%)の順となっ ている。これらの国々では、日本を除けばいずれも資産課税収入のうち8割以上 -103-

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が、固定資産税からの税収に依存している。日本の場合、全税収に占める資産課 税の比率は11.2%とこれらの国々と同様の水準であるにもかかわらず、資産課税 に占める固定資産税の割合は49.5%しかない。日本の場合、「資産移転税」(相 続・贈与税)は国際的水準に達しているものの、固定資産税を中心とする保有税 の地位は、相対的に低いことがわかる。 日本の固定資産税について、全税収比率に占める地位は安定しており、またG DP比率もわずかながら上昇傾向にあることは、前出の表3-1によって確かめ られる。しかし、固定資産税の市町村税収に占める地位が創設以来傾向的な低下 を示していることは、問題である。1955年度では総収入中47.1%を占めていた が昭和60年代には総収入の3分の1にすぎないという事実は、第1章で指摘した ところである。その理由として、所得課税である市町村民税収の伸長性のため、 その相対的地位が低下したことがあげられる。 高橋誠氏は、国際比較の点では、家計収入に占める固定資産税負担率や固定資産総 額に対する実効負担税率などが問題になるとしている。日本の場合唇、標準勤労世帯 の家計収入中に占める固定資産関係税負担率は107%(大都市1.97%、町村部0.68 %、1986年度)とされている(自治総合センター、1989,B-39)。イギリス のレート負担は可処分所得の2.2~25%程度とされており、これと較べると、日 本の場合はかなり低位であるということになる。固定資産総額に対する実効税負 担率も、日本の土地に対する時価が国際的にきわ立って高いこともあって、比較 しがたいほど低い。しかし、氏はまた、このことから短絡的に日本の固定資産税 3) の負担水準の低位性を導びき出すのは問題カゴあると指摘している。 確かに、固定資産総額に対する実効税負担率だけですべてを語ることはできな い。しかし、固定資産総額の増大が、未実現のキャピタルゲインの増大を通して、 個人や法人の資産増加や資産格差をもたらしているとすれば、この指標を軽視す ることには、問題があるように思われる。そもそも課税対象となる我が国の固定 資産総額と中・長期的な資産増加については、国際的に類をみないものであり、 議論の前提条件が異なっているように思われる。 我が国の固定資産税は、税源である資産価値の増大によって、安定的な増収を 望みうるといった点については、第2章における東京都の事例で示したところで ある。 -104-

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高橋誠氏によれば、我が隅の地方税制は、盗産課税のみならず、個人所得課税、 企業課税および流通課税を内包するシステムをもっている点が、「K1際的特徴であ る。氏は、これを「混合型体系」とよび、アングロサクソン系の「盗産税体系」 4) と北欧諸国の「所得税型体系」と区:Iしていろ。固定資産税において、わが1判よ り水準の高いイギリス、アメリカ、カナダでは、それを地方単一税とするか準単 一税としていることが、指摘されている。 氏はまた、北欧諸国のように所得税型体系をとる地方財政が自然増収による安 定的財政基盤を享受しているのに比較すると、資産課税型地方財政はかなり安定 度を欠くと指摘している。具体例として、イギリスにおける住宅レイトの廃止や かつてカリフォルニア州で起きた「提案13号」(Propositionl3)にはじまった 「納税者反乱」を掲げて、地方資産税型財政の欠陥を露呈したものであると指摘 している。この点については、各国における特殊なケースを一般化しすぎている ように思われる。 高橋氏はまた、地方資産税のウエイトは歴史的にみて低下傾向にあることを指摘し ている。地方税収入の地位も、第二次大戦後の9割超から、1987年の73.7%にまで一 貫して低下傾向にあることが、指摘されている。GNP比率も、1972年の37% をピークとして、86年の2.6形まで低下していることが、指摘されている。(A CIR,1989,VolⅡ,p、79)。もっとも氏は、この世界的な低下傾向からみ れば、日本の場合は安定度の高い推移をみせ、今後の成長をのぞみうることを認 5) めている。 我が国の固定資産税の税負担が、イギリスやアメリカにおけるこれらの例に比

肩しうるものかどうかを論じるためには、給与所得に占める固定資産税負担額の

割合などについての詳細な検討が必要とされるところである。 所得税型地方財政に比して資産課税型地方財政が安定性を欠くという主張につ いても、必ずしも欧米諸国の事例が我が国にそのまま当てはまるとは考えられな い。中・長期的にみても、経済の安定成長と所得の向上に伴って税源としての地 価が着実に上昇しつつある我が国においては、資産課税における自然増収という 点に着目すれば、資産課税が基本的に安定度を欠いているかどうかについては、 議論の余地があろう。もちろん、資産課税が安定財源として維持されるためには、 資産価値の上昇と担税力を考慮した適切な評価替えを継続的に行なうことが、前 -105-

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提とされよう。 Ⅱ家計収入に占める税負担割合 表3-7には、昭和60年度における固定資産税の納税義務者と課税標準の推移 6) について、示されている。昭ポロ60年度の土地に係る固定資産税の納税義務昔は 3,176万人である。これは日本国民総数のおよそ4分の1に対応する数字である。 家計総数の約4分の3が固定資産税を支払っていることになると思われる。もち ろんここには、分譲マンションの区分所有者や零細な居住用家屋に付随する土地 の所有者も含まれる。国民全体が均一の土地所有者であるわけではない。 昭和60年度の土地の課税標準の合計は、132兆円である。この数字は、昭和60 7) 年度の土地資産総額1,004兆円の13.1%に相当する。ちなみにこの額は、昭ポロ60 8) 年度の名目国民総生産325兆円の406%に相当する。 土地の課税標準額の合計132兆円を納税義務者数3,176万人で削った415万円が、 -人あたりの土地の課税標準額の平均を表わしている。 表3-7固定資産税及び都市計画税の納税義務者数及び課税標準額 (昭和60年度) 区 分|紬税義務者数’課税標準額 人 百万円 ± 地 固定資産税 31,761,013 132,068,610 家 屋 28,112,956 121,461,410 償却資産 3,230,191 56,600,377 都市計画税 ± 地 14,684,649 177,715,581 家 星 16,489,786 84,554,954 油1納税義務者数には法定免税点未満のものも含み、課税標準額には法定免税点 以上のものを掲げている。 2納税義務者数は各市町村ごとの納税義務者数を合計したものである。 3税制調査会編『税制の抜本的見直しについての答申・報告・審議資料総覧」 (昭和62年度発行)による。 -106-

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表3-8個人・法人別、地域別納税義務台数

アンケートの結果を基にした数値である。 (財)自治総合センター『地方税における資産課税に関する調査研究報告書』 注)1 2 (平成元年3月)による。 表3-8には、個人。法人別及び地域別の土地に係る固定資産税の納税義務者 数について、示されている。これをみると、全国の固定資産税納税義務者は、個 人31,412,220人、法人1,115,487人、計32,527,707人である。土地については、 宅地所有者のうち、住宅用地個人所有者31,619,834人、個人非住宅用地所有者 4β74,704人、法人住宅用地所有者534,369人、法人非住宅用地所有者683801人 であり、宅地所有者のうち83.8%は住宅用地個人所有者である。その中には借地 9) 借家として賃貸されているものもあるカゴ、大半は持ち家である。 納税義務者を地域別にみると、大都市の居住者が116%(376万人)を占めて いる。また、都市部(大都市・都市)でみると、63.7%(2,072万人)を占めて おり、都市部の納税義務者が多いことがわかる。 表3-9には、昭和61年度における標準世帯の家計収入に占める固定資産税、 都市計画税の割合についての試算が示されている。土地に係る固定資産税につい ては、200平方メートル(約60坪)の土地を所有した場合の大都市・都市・町村 各々における負担(年額)の平均が示されている。土地に対する固定資産税の負 -107- 総数 (イ)(人) 法定免税点 未満のもの (ロ)(人) 法定免税点 以上のもの (ィ)-(ロ)(ハ)(人) 全国計 個人 法人 計 077 280 247 900 257 112 415 990 112 3 3 785 731 382 P0■ 225 066 415 0 6 6 392 449 864 0P、 922 056 099 0 9 5 5 2 2 大都市計 個人 法人 計 527 202 022 ■ヨ0F● 279 426 527 0 ■ 3 3 159 6 165 068 661 729 3.382,957 220541 3.603.498 都市計 個人 法人 計 347 583 180 096 573 775 359 J け 6 6 1 1 2361 69 2.430 286 446 732 785 630 843 382 102 055 4 4 1 1 町村計 個人 法人 計 11 11 495.042 310,401 805,443 314 235 077 P80 268 886 8 9 0 0 3 3 909 178 066 0-■●■ 336 123 628 0 日 7 7

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担は、大都「M2,969円、都lIjl2,838円、町村4,082円となっており、およそ10: 3:1となっている。この比率は、地価水準の較差を反映したものであろう。家 屋の負担は25,000円前後でほぼ同一とみなされている。なお全国平均でみると、 土地14,952円・家計25,192円を合計した40,144円が、固定資産税負担の平均と されている。 大都市・都市・町村各々について、土地に対する都市計画税の負担をみると、 大都市36,830円、都市11,004円、町村3,499円となっており、固定資産税とほぼ 同様の負担を示している。大都市・都市・町村各々の固定資産税・都市計画税の 表3-9 標準世帯の土地、家屋に係る固定資産税及び都市計画税の合算額

の家計収入(勤労世帯)に占める割合(昭和61年度)(試算)

(単位:円,形) 5561976 197 5374872 103 54]0620 068 5435304 107 注)1土地の面積は200ITi、家屋の面積はB5ITiとしている。 2土地の1111当たりの単価は61年度概要調書の小規模住宅用地の課税標準額(法定 免税点以上のもの)を地積で除して求め、家屋の1㎡当たりの単価は61年度概要調 書の木造家屋、専用住宅の単位当たり価格(法定免税点以上のもの)による。 3固定資産税については標準税率(1.4/100)、都市計画税については制限税率 (0.3/100)による。 4大都市とは、東京都特別区と政令指定市(札幌市、川崎市、横浜市、名古屋市、 京都市、大阪市、神戸市、広島市、北九州市及び福岡市)を指し、都市とは大都市 以外の市を指す。 5家計収入は、「家計調査年報」(昭和61年)(総務庁統計局調)の勤労者世帯の 実収入c 6(財)自治総合センター前掲資料による。 -108- 区分 大都市 都市 町村 全国 固定資産税 土地 家屋 計 910 629 965 24Z 426 886314 819 000 258 123 012875 235 000 448 22 224 594 911 0●)■ 450 124 都市計画税 土地 家屋 計 36 5 42 830 276 106 11.004 5,531 16.535 909 987 416 000 358 1258 832 191684 1 合計 地屋w 土家計 786 999976 0?■ 999 720 1 224 448 831 ■)●ワ白 315 235 539853 134 C●●。● 796 23 27.768 30,590 58.358 家計収入(B) (A)/(B)×100 5.561.976 L97 5,374.872 103 5,410,620 0.68 5.435.304 107

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合計が家計収入に占める割合をみると、大都市197%、都市103%、町村0.68 %となっている。全国平均では107%とされている。 この試算では、家屋に対する固定資産税負担や家計収入について、すべての地 域で同様にとらえられているなど、課題は残されているが、おおよその負担水準 については妥当なものと考えられる。 表3-10には、「住宅用地及び新築住宅」と「住宅用地及び在来分家屋」に区 分して、固定資産税の税額算定モデルが示されている。昭和56年度と62年度の固 定資産税負担をモデル的に計算し、同時期における勤労者世帯の収入の伸びとの 比較がなされている。住宅用地は、小規模住宅用地の税額が適用される200㎡が 表3-10税額算定のモデル(固定資産税) 住宅用地200㎡木造住宅専用住宅85㎡ 住宅用地小規模住宅用地の税額(200㎡)

襲鰯議薑籠灘濡橲Ⅷ聯川

(財)自治総合センター前掲資料による。 1234 1 注 -109- 56年度 62年度 (62)/(56) 住宅用地及び新築住宅 (金岡平均) 住宅用地① 住宅(新築住宅)② 計③ lib労者世帯収入④ 割合③/④ (大都市) 住宅用地⑤ 住宅(新築住宅)⑥ 計⑦ 勤労者世帯収入③ 割合⑦/③ 円円円円$ 81927 1123. 27930 0000 0225 1230 4 4 28 22 51 4423 761円 7111」] 472円 368円 1.2% 円円円円形 15668 4375. 14530 594Z l242 5 白 5 43 29 72 5.728 245円 435円 680円 140円 1.3$ 8055 4332 1111 0019 5342 1111 住宅用地及び在来分家屋 (全国平均) 住宅用地⑨ 住宅(在来分)⑩ 計⑪ 割合⑪/④ (大都市) 住宅用地⑫ 住宅(在来分)⑬ 計⑭ 割合⑭/③ 10,218円 19.368円 29,586円 0.7% 円円円形 1891 662・ 7311 898 214 15 25 41 141円 886円 027円 07% 43 25 69 245円 886円 131円 1.2% 849 433 111 044 534 111

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仮定されている。住宅は全国木造専用住宅平均価格が仮定されており、大きさは 10) 85㎡とされている。 「住宅用地及び新築住宅」についての全国平均の税負担をみると、昭和56年度 (32,929円)から62年度(44,576円)へと、この6年間に135倍に上昇してい る。伸び率の内訳をみると、この間の地価の高騰を反映して、住宅用地の伸び率 (148倍)の方が、住宅(新築住宅)の伸び率(1.30倍)を上回っている。しか し、昭和62年度における住宅用地と住宅(新築住宅)の税負担を比較すると、住 宅用地の税負担(15,141円)は、住宅(新築住宅)の税負担(29,435円)の約半 分にすぎない。また、この間の勤労者世帯収入の伸び(125%)は、固定資産 税負担の伸びを下回っていることがわかる。従がって、勤労者世帯収入に占める 税負担の割合は、昭和56年度(0.7%)から62年度(08%)へと上昇している。 大都市においては、高地価を反映して住宅用地に対する税負担額が大きい。伸 び率でみても、昭和56年度(28,761円)から62年度(43,245円)へと1.50倍の 上昇を示している。これを反映して、税負担総額においても昭和56年度(51472 円)から62年度の72,680へと1.41倍に上昇している。勤労者世帯収入に占める 税負担割合も、昭和56年度の12%から62年度の13%へと上昇している。全国平 均より負担割合が高いことが、注目される。 「住宅用地及び在来分家屋」については、住宅(在来分)に対する税負担が低 い点を除けば、ほぼ同様の数値となっている。 表3-11には、札幌市のモデルケースを通して、高齢者(65才以上年金受給者) の税負担について、示されている。一戸建住宅とマンションに分けて、現行の税 負担率および次期評価替え後に予測される税負担率について、明らかにされてい る。高齢者の収入については、年金収入191万円を仮定している。現行の税負担 を較べると、マンション(16万1,600万円)の方が、戸建住宅(10万9,600円) よりも高くなっている。これは、家屋の評価額の相違などによるものであろう。 収入に占める税負担率でみても、戸建住宅(5.7%)よりもマンション(84%) の方が上回っている。ところが、次期評価替え後をみると、地価高騰を反映して、 広い土地を所有する-戸建の税負担率が7.2%に達しており、マンションの税負 担率8.6%に近づくものと予測されている。 -110-

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表3-11札幌市における税負担のモデルケース 注)(財)自治総合センター前掲資料による。 Ⅲ東京都の事例的研究 一東京都の給与所得者と年金生活者の固定資産税負担一

東京都主税局では、昭和62年度に固定資産税と都市計画税の負担の実態につい

ての調査結果を発表している。以下の論述では、この資料「固定資産税・都市計画 税の負担の実態」(昭和62年12月)に基づいて、給与所得者や年金生活者にとっての 固定資産税の負担の実態について、検討しておきたい。 表3-12には、東京23区内の宅地に係る固定資産税額の対前年度伸び率の推移 について、示されている。昭和57年度から61年度までを通じて、固定資産税の伸 び率は10%以内で推移しているのがわかる。 表3-12東京23区平均の固定資産税額(宅地)の対前年度伸び率

(単位:%)

胴東京都平税局『固定資産税・都市計画税の負担の実態」(昭和6 -111- (注)東京都主税局『固定資産税・都市計画税の負担の実態」(昭和62年12月)による。 税額 収入 税負担率 税負担率 既成住宅地 戸建住宅 マンション 109,600円……① 次期評価替予測税額 138,000円…・・・② 161,600円……③ 次期評価替予測税額 165,900円……④ 高齢者(65才以上年金受給者) 1,918,445円……(a) 高齢者世帯(65才以上)35,054世帯 のうち22,619世帯が持家に居住。 (昭和60年国勢調査) 同上 (現行) ①÷(a) 5.7% (現行) ③÷(a) 8.4% 次期評価 替え予測 ③÷(a) 7.2% 次期評価 替え予測 ④÷(a) 8.6%

年度

56 57 58 59 60 61 62

上昇率

0 10 10 6 10 8 0

(19)

表3-13平均的な土地。家屋を所有するとした場合の固定資産税・都市計 画税額の推移(仮定試算) (単位;円、%) 土地185.12㎡家屋81.22㎡ 四前掲主税局資料(負担の実態)による。 表3-13には、東京都内の平均的な土地・家屋を所有する場合の固定資産税の 負担の推移について、示されている。23区内の普通住宅地1筆当たりの面積は 18512㎡、専用住宅1棟当たりの床面積は8122㎡である。また、普通住宅地1 ㎡当たりの評価額は84,800円、専用住宅1㎡当たりの評価額は20,485円である。 これをもとに、1,033の標準宅地のうちから.面積及び1㎡当たりの評価額の各 々が類似した宅地を探すと、世田谷区千歳台2丁目に所在する面積185.12㎡(56 坪)、昭和60年度における1㎡当たり評価額85,000円の宅地がこれに該当する。 この宅地の上に平均的な床面積を有し、かつ1㎡当たりの評価額が平均的であ る住宅が所在すると仮定して、この土地・家屋に係る固定資産税。都市計画税額 を試算すると、表3-13のようになる。(「標準宅地」とは、用途地区を、街路 の状況、公共施設等の接近状況、家屋の疎密度その他の宅地の利便性等からみて 相当に相違する地域ごとに区分し、当該地域の主要な街路に沿接する宅地のうち、 標準的であると認められるものをいう)。 昭和60年度における土地に対する固定資産税は9万5,290円(対前年10.0%増) であり、家屋と合わせて12万3,550円(対前年7.5%増)である。土地に対する固定 資産税について、昭和56年度を100とした場合の昭和60年度の指数は、1415で -112- 56 57 58 59 60 指数 (60/56) 土地 67,360 ■■■■■■■■■■■ 74,100 10.0 81,510 10.0 86,620 6.3 9M90 10.0 141.5 家屋 2M60 ■■■■■■■■■ 2M60 0 2M60 0 28,260 0 2M60 0 100.0 計 9M20  ̄ 102`360 7.0 109,770 7.2 114,880 4.7 123,550 7.5 129.2

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11) ある。土地と家屋を合わせた場合の指数は1292にとどまっている。これは、家 屋の伸びがゼロだからである。 表3-14には、東京都の平均的勤労世帯が平均的な土地.家屋を所有するとし た場合の固定資産税の負担について、示されている。この表は、東京都生計分析 調査における平均的勤労者世帯収入の推移と「平均的な土地・家屋を所有すると した場合」の固定資産税。都市計画税額の推移とを比較したものである。昭和56 年度を100とすると、60年度の収入金額は127.1に伸びている。同様に、昭和60 年度の固定資産税(土地・家屋の合計)の負担は、129.2に上昇している。両者 を比較すると、この期間内に収入金額と固定資産税は、ほぼ比例して伸びたこと になる。もっとも、この間の家屋の固定資産税の伸びがゼロのため、土地だけで みた場合の指数は1415に上昇している。同期間内の収入金額に占める固定資産 税の割合をみると、昭和56年度の2.0%から60年度の2.1%ヘとほぼ一定割合を保 っている。 以下の分析では、土地付住宅所有者、マンション所有者に分けて、各々の平均 収入の推移と固定資産税・都市計画税の負担の推移について、分析されている。 表3-14都の平均的勤労者世帯の収入と固定資産税。都市計画税との関係 (仮定試算) (単位;円、%) ㈱前掲主税局資料(負担の実態)による。 -113- ■■■■- ̄-- 56  ̄ ̄ 57  ̄ ̄ 58 59 60 (60/56)脂散 収人jhM(A) イ.732.80イ  ̄ 5,157.552 9.0 5.284,116 2.5 5.662,620 7.2 6,017,400 6.3 127.1 税甑 土地 家鼠 計(8) 67.360 28.260 95.620  ̄  ̄  ̄ 74,100 28,260 102,360 10.0 0 7.0 81,510 28.260 109.770 10.0 0 7.2 86.620 28.260 114.880 6.3 0 4.7 95.290 280260 1230550 10.0 0 7.5 141.5 100.0 129.2 割合(B/A) 2.0 2.0 2.1 2,0 2.1  ̄

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ここでは、原資料どおり、給与所得音のうちで土地付住宅所有世帯を「標本224 例」と表示し、マンション所有世帯を「標本101例」と表示することにしたい。 各々のモデルは、それぞれいくつかの家計について平均したものである。それ ぞれの家計は、世帯主のみが収入を有する場合、共働きの場合、配偶者のパート 収入がある場合等一様ではない。各々の標本は、多様な家計を平均したものであ り、実態を反映していると考えられる。 土地付住宅を所有する給与所得者の「標本224例」の内訳は、世帯主のみが収

入を有するものが174例、いわゆる共働き世帯(夫婦が常勤の状態にあるもの)

が44例、一方の配偶者がパートに従事している世帯が6例である。共働き世帯の 12) 収入金額については、夫と妻の合算額カゴ用いられている。 マンション(区分所有住宅)を所有する給与所得者の「標本101例」の内訳は、 表3-15標本224例(土地付住宅所有者)の平均収入の推移 (単位;円、%) 6,163,784 油前掲主税局資料(負担の実態)による。 表3-16標本101例(マンション所有者)の平均収入の推移 (単位;円、%) 曲前掲主税局資料(負担の実態)による。 -114- 56 57 58 59 60 (60/56)指数 収人金額 5.525`797 5,867,384 6’16M84 M71,767 MOO,775 121.3 伸び率  ̄ 6.2 5.1 5.0 3.5  ̄ 56 57 58 59 60 指数 (60/56) 収入金額 6,092,864 M26,152 6`934.771 7,376.267 7,700,241 12M 伸び率  ̄ 8.8 4.7 6.4 “  ̄ ̄

(22)

世帯主のみが収入を有するものが86例、いわゆる共働き世帯(夫婦が常勤の状態 にあるもの)が13例、一方の配偶者がパートに従復している世帯が2例である。 収入金額については、夫と妻の合計額が用いられている。 「標本224例」(土地付住宅所有者)の昭和56年度から60年度までの平均固定 13) 資産税・都市局十画税額の推移をみると、表3-17のようになる。 「標本101例」(マンション所有者)の昭和56年度から60年度までの平均固定 資産税・都市計画税額の推移をみると、表3-18のようになる。 表3-17標本224例(土地付住宅所有者)の平均固定資産税.都市計画税額 の推移(単位;円、%)

計|川

土地96.13㎡家屋7705㎡ 注)1家屋に係る固定資産税・都市計画税が昭和56年度から昭和60年度まで同一であるのは、固 定資産評価基準によって、在来分の家屋については据置措置が講じられていることによる。 2前掲主税局資料(負担の実憩)による。 表3-18標本101例(マンション所有者)の平均固定資産税.都市計画税 額の推移 (単位;円、%) 土地29.25㎡家屋68.38㎡ 性)前掲主税局資料(負担の実態)による。 -115- 56 57 58 59 60 指数 (60/56) 土地 34,160  ̄ 37,780 10.6 41`740 10.5 44,120 5.7 48,560 10.1 142.2 家屋 24,750  ̄ 24,750 0 24,750 0 24.750 0 24,750 0 100.0 計 5M10  ̄ 62`530 6.1 66,490 6.3 6M70 3.6 73,310 川 12M 56 57 58 59 60 指数 (60/56) 土地 13,520  ̄ 14,930 1M lM70 10.3 1M40 5.9 19,180 10.0 141.9 家屋 4M30  ̄ 4M30 0 4M30 0 4M30 0 48,830 0 100.0 計 6M50  ̄ 63,760 2.3 65,300 2.4 66`270 1.5 68,010 2.6 109J

(23)

次に、マンション(区分所有住宅)を所有する場合と土地付一戸建住宅を所有 する場合との比較がなされている。前提として、マンション所有者の方が土地付 一戸建所有者よりも平均収入の額および伸び率の両方ともにやや高いとされている。 土地付住宅を所有する場合の昭和60年中の収入金額を100とした場合には、マンシ ョン所有者の収入金額は1149となり、マンション所有者の方が収入金額が高い。ま た、昭和56年から60年までの収入金額の伸び率(指数)を比較すると、マンション所 有者が126.4であるのに対して、土地付住宅所有者の場合が1213であり、マン ション所有者の伸び率の方が、5.1ポイント上回っている。昭和60年度の平均収 入を実額でみると、土地付住宅所有者の年収670万円に対して、マンション所有 者の年収は770万円であり、100万円ほど上回っている。マンション所有者の方 が収入金額が高いというケースが一般化できるかどうかについては、議論の余地 があろう。少なくとも、新規参入がマンション居住者などに限られる都心に近い 地域では、旧来から居住している-戸建所有者よりもマンション所有者の方が、 高地価を反映した分譲価格に対する支払い能力を有するという点で、経常所得が 高いという事実は、一般にみられるところであろう。 マンション所有者(「標本101例」)の平均固定資産税。都市計画税額と土地 付住宅を所有する場合のそれ(「標本224例」)とを昭和60年度の数値で比較す ると、土地に対する固定資産税では、マンション所有者が1万9,180円であるの に対して、土地付住宅所有者では4万8,560円である。土地付住宅を100とする と、マンションは39.5にすきない。同様に、家屋に対する固定資産税では197.3、 土地。家屋合計額にあっては92.8である。マンションの土地評価額が小さいのは、 もちろん土地の持分面積が少ないからである。マンションの場合の家屋評価額が 14) 高いのは、家屋の単位当たり評価額力i高いことによるものである。 土地付住宅所有者とマンション所有者の昭和56年度から60年度までの税負担伸 び率の推移を指数でみると、土地の固定資産税では、土地付住宅の場合が03ポ イント上回っているに過ぎず、ほぼ同様の値を示している。ところが、土地・家 屋合計額についてみると、マンションの方が15.3ポイント低くなっている。この 理由は、マンションの方が税負担の据置措置がとられている家屋のウエイトが極 めて高いからである。 同資料には、給与収入に占める固定資産税。都市計画税の割合について、示さ -116-

(24)

れている。一般的に、固定資産税。都市計画税は、所有者の経常所得によって負 担されると予想されている。また、固定資産税・都市計画税の負担感は、これを 所有する者の稼得の状況と密接な関係にあるとしている。「標本224例」(土地 付住宅所有者)の場合における年々の平均収入金額の推移と平均固定資産税・都 市計画税額の推移とを比較すると、表3-19のようになるとしている。昭和56年 度を100とした場合の60年度の指数をみると税額の伸びが収入金額の伸びを3.1 ポイント上回っている。しかし、給与収入に占める税額の割合は11%と横ばい になっている。 表3-19標本224例(土地付住宅所有者)の給与所得者の収入と固定 資産税。都市計画税との関係 (単位;円、%) 曲前掲主税局資料(負担の実態)による。 20標本101例(マンション所有者)の給与所得者の収入と固定 資産税。都市計画税との関係(単位Ⅱ%) 表3

川艤 、藤

唖一叩一ilM

油前掲主税局資料(負担の実態)による。 -117- 56 57 58 59 60 (80/56)指数 収人金囲(A) 505250797  ̄ 5.8670384 8.2 6018307M 5.1 604710767 5.0 MOO、775 3.5 121.3 税■ 土地 五目 肘(B) 別0180 2I.750 58.910  ̄ I■■■■■■■ ■■■■■■■■ 37,780 24.750 82.530 10.6 0 8.1 41.740 2M釦 66.イ90 10.5 0 6.3 44.120 2M50 88.870 5.7 0 3.8 480560 2M50 730310 10.1 0 6.4 142.2 100.0 124.4 割合(B/A) 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 '■■■■■■■ 56 57 58 59 60 (80/56)指Bi U【人金額(A) 6,0920864  ̄ 6.626.152 8.8 6.9別.771 イ.7 1,376.267 6.4 7,700.241 4.4 126.4 悦囲 土地 軍国 汁(B) 13.520 480830 62.350  ̄  ̄  ̄ 11.930 48.830 630760 10.I 0 2.3 l6Ol70 480830 65.300 10.3 0 川 17,イ40 48.830 66.270 5.9 0 1.5 19,180 48.830 岨。010 10.0 0 2.6 1イ1.9 100.0 109.1 割合(B/A) 1.0 1.0 0.9 0.9 0.9  ̄

(25)

「標本101例」(マンション所有者)の場合における年々の平均収入金額の推 移と平均固定資産税。都市計画税額の推移を比較すると、表3-2Oのようになる。 税制の伸びは、収入金額の伸びを17.3ポイント下回っている。昭和56年から60年 までの給与収入に占める税額の割合は、0.9%ないし10%と横ばいとなっている。 同資料には、年金生活者の固定資産税。都市計画税負担の実態についても、示 されている。表3-21には、昭和56年から60年度までの5年間における平均年金 収入の推移について、示されている。年金生活者の「標本55例」の内訳は、年金 のみで生活するもの49例、年金収入と一方の配偶者のパート収入を有するもの2 15) 例、年金収入と若干のflI子・配当所得を有するもの4例となっている。 表3-22には、東京都の厚生年金受給者の平均年金収入の推移について、示さ 表3-21標本55例(年金生活者)の平均年金収入の推移 (単位;円、%) 1,80&105 1,939,513 2132,117 2,171,492 ㈱前掲主税局資料(負担の実態)による。

表3-22都の厚生年金受給者の平均年金収入の推移

(単位;円、%) 1,351,606 1,421,285 1,437,659 1,481,169 1,547,622 注)1 2 前掲主税局資料(負担の実態)による。「東京都社会保険事業年報」(60年度版)による。 -118- 56 57 58 59 60 (60/56)指数 収入金額 l`808`105 1,939.513 2,072,843 2,132,117 2`171,492 120.1 伸び率 ----- 7.3 6.9 2.9 1.8  ̄ 56 57 58 59 60 (60/56)指数 収入金額 1,351,606 1,421,265 1,437,659 1,401,169 1,547.622 114.5 伸び率 _=--- 5.2 1.2 3.0 4.5  ̄

(26)

れている。収入金額でみると、昭和56年度の135万円から60年度の154万円へと、 5年間の間に19万円の増加を示しているにすぎない。この表は、あくまでも年金 収入のみを対象としたものである。実際には、地価高騰下の資産格差をふまえて 高齢化社会の進展との関連で分析すれば、年金生活者を含めた高齢者についての 資産収入等の増大について、明らかになるものと思われる。 表3-23には、「標本55例」(年金生活者)の昭和56年度から60年度までの平 均固定資産税。都市計画税額の推移について、示されている。昭和60年度におけ る土地に対する固定資産税をみると、平均的な土地.家屋を所有するとした場合 が95,290円であるのに対し、「標本55例」(年金生活者)のそれは83,720円であ り、前者を100とすると後者は879となる。土地。家屋の合計税額について両者 を比較すると、「平均的な土地。家屋」が123,550円であるのに対して、「標本 55例」(年金生活者)の場合は102,040円であり、前者を100とすると後者は 82.6となる。 土地・家屋の合計税額について両者を比較すると、「平均的な土地。家屋」が 123,550円であるのに対して、「標本55例」(年金生活者)の場合は102,040円 であり、前者を100とすると後者は826である。 表3-23標本55例の平均固定資産税。都市計画税額の推移 (単位;n%)

MIM川

土地117.91㎡家屋78.37㎡ 閥前掲主税局資料(負担の実態)による。 -119- 56 57 58 59 60 指数 (60/56) 土地 58,970  ̄ 6M70 10.7 72,170 10.6 75,990 5.3 83,720 1M 14M 家屋 1M20 ■■■■■■■■ 1M20 0 lM20 0 18,320 0 lM20 0 100.0 計 77,290  ̄ 83`590 8.2 90,490 8.3 94,310 4.2 102,040 8.2 132.0

(27)

表3-24標本55例の年金生活者の収入と固定資産税・都市計画税との関係

(鼠位6円、%) 曲前掲主税局資料(負担の実態)による。

表3-24には、先の給与所得者の場合と同様に、平均年金収入の推移と平均固

定資産税・都市計画税額の推移についての比較がなされている。昭和56年を100

として税負担と年収の伸びを比較すると、60年には収入金額は120.1である。こ

れに対して税額は1320であり、税額の伸びの方が119ポイント上回っている。

また、収入金額に占める税額の割合は、56年の43%から60年の47%へと微増す

16) る傾向にある。

表3-25には、「東京都の平均的な厚生年金受給者」が23区内の平均的な土地

・家屋を所有すると仮定した場合の年金収入と固定資産税。都市計画税の比較が、

示されている。昭和56年を100として税負担と年収の伸びを比較すると、60年に

は、収入金額は114.5であるのに対して、税額は129.2となっている。この場合

表3-25都の平均的厚生年金受給者の収入と固定資産税。都市計画税

刑位 ⑪閨I糸U反疋討 曲前掲主税局資料(負担の実態)による。 -120- との関係(仮定試算) (単位;円、%) 56 57 58 59 60 /対耐年 伸び率 侭放 (60/開) U【入金甑(A) 10808.105  ̄ 1,939,513 7.3 1,072.843 6.9 2.132.117 0.9 2.171.492 1.8 120.1 段額 土地 家、 肘(8) 580970 18.320 77,290  ̄  ̄  ̄ 6M70 18,320 83;590 10.7 0 8.2 72,170 18.320 90.490 10.6 0 8.3 75,990 18.320 94,310 5.3 0 ↓.2 83.720 18.320 1020040 10.2 0 8.2 M、0 100.0 132.0 割合(B′A) 4.3 4,3 4.4 4.4 4.7  ̄ 56 57 58 59 60 宿散 (80/56) 収人金額(A) 10351.606  ̄ 10421,285 肌 1.437.659 1.2 1,481,169 3.0 1`547.622 イ.5 11イ.5 屈稠 土’@ 菜園 汁(B) ・67,380 2M60 950620  ̄  ̄  ̄ 7I.100 280260 102.360 10.0 0 7.0 81.510 28,280 1090770 10.0 0 7.2 86.620 2M80 1M,880 6.3 0 4.7 95.290 28.280 1230550 10.0 0 1.5 lイ1.6 100.0 129.2 割合(B/A) 7.1 7.2 7.6 7.8 8.0 ●■■■■■■

(28)

においても、「標本55例」(年金生活行)の場合とliil様に、税額の伸びの万が 147ポイント上回っている。また、年収に占める税額の割合については、税負担 の伸びが年収の伸びを上回っていることを反映して、56年が7.1%、60年が8.0% と増加傾向にある。 厚生年金受給者の居住用の土地・建物についての固定資産税の負担について厳 密にとらえる場合、他の所得、特に他の所有資廠からの収入等も捕捉しなければ、 正確な負担の重さは把握しえない。持ち家の充実度に比例してその他の収入源も 多く、非居住用の投資用資産からの収入も多いと考えられる。 いずれにせよ、厚生年金受給者の所有資産とりわけ居住用資産に対する固定資 産税負担を急激に増加させることには、問題が多い。固定資産税の負担を全般的

に高めた場合には、年金収入以外に収入のない零細な居住用資産を所有する年金

生活者等の経済的弱者にたいしては、何らかの免税又は控除制度を通じての人税

的要素の導入が、考慮の対象となるべきであろう。しかしながら、このような特

殊な事例をもってして、固定資産税の全般的負担を引き下げるべきだという主張

には、無理があるように思われる。 表3-26には、給与所得者。年金生活者各々の昭和56年から60年度までの年収 表3-26年収に占める固定資産税。都市計画税額の割合の推移 (単位;%) 油前掲主税局資料(負担の実態)による。 -121- 56 57 58 59 60 給与所得者 標本224例 動労者世帯(仮定試算) 1.1 2.0 1.1 2.0 1.1 2.1 1.1 2.0 1.1 2.1 年金生活者 概本55例 厚生年金受給者(仮定試算) 4.3 7.1 4.3 7.2 4.4 7.6 4.4 7.8 4.7 8.0

(29)

に占める固定資産税。都市計画税額の割合の推移について、示されている。年金

生活者の「標本55例」の収入金額に占める税負担の割合は、給与所得者の「標本

224例」(土地付一戸連所有)と比較すると、昭和56年には39倍、60年には43

倍となっている。また同様に、「都の平均的厚生年金受給者」と「都の平均的勤

労者世帯」の年収に占める税負担割合を比較すると、昭和56年には3.6倍、60年

には3.8倍の較差を示している。これをみると、年金のみで生計をたてる年金生

活者の固定資産税・都市計画税に対する負担感は、給与所得者や平均的勤労者世

帯より大きいとみられる。

東京都では、都民に対するアンケートに基づいて、「高齢者の住まいと費用」

17) について、分析している。その第1部では、「高齢期の住居費と家計」について 論じている。それによれば、昭和63年度に支払われた固定資産税・都市計画税の

年額を住居形態別にみると、-戸建(土地も所有)は、借地上の-戸建や民間分

譲マンションに比べて、税額が高い者の割合が多い。土地付一戸建では平均23.6

万円を支払っており、借地上の-戸建の約16倍、民間分譲マンションの約2.6

倍である。持家全体でみた負担額の平均は、年額20.5万円となっている。

なお、年齢別の顕著な差異は、認められていない。(図3-1)。土地の評価が

いかに低いといっても、やはり所有面積に比例して負担が大きくなるので、土地

付一戸建所有者の負担が相対的に高いのは、当然である。それでも、年額10万円

未満が36.7%、10万円以上20万円未満が326%を占める点などを考慮すれば、負

担の絶体額が大きいとは考えられない。近年の地代の伸び等からみても、低位に

留まっているといわざるをえない。 同じく図3-1において、民間分譲マンションの固定資産税。都市計画税の年

額をみると、10万円未満が540%、10万円以上20万円未満が42.9%を占めている。

従がって、両者を合わせた96.9%が、20万円未満しか課税されていないことになる。

地価が最も急激かつ先鋭に高騰した東京都における比較的高地価の都心部等に多 く立地する分譲マンションでの負担であることを考慮すれば、適切な負担といえ るかどうか疑問である。

図3-2には、固定資産税の年額について、区部と市部に区分した地域別の負

担額が示されている。10万円未満層は、市部で542%を占めているのに対して、

区部では42.4%にとどまっている。平均をみると、区部で22.4万円、市部で147

-122-

(30)

図3-1固定資産税・都市計画税の額(年額)-住居形態別 100万以上 平均 l(万円) 20.5 (N) 持家全体(588) 00 |||||||||ノ1月ワ -戸建(土地 も所有)(387)

'''''''''''''''1Ⅲ''1

臺総

23.6 3.5 14.5

亘二量)(鵲…MI

!ⅧIMlm壜濤薑]竈;}識

民間分譲言631ⅧMⅧⅧ11

、6

1ii9.2

0102030405060708090IOC(%) *平均の金額は支払っていると答えた者について集計。 ㈱東京都職員研修編『高齢期の住まいと費用」(平成2年7月発行) 図3-2固定資産税。都市計画税の額(年額)一地域別 100万以上 平均 l(万円) 22.4 2.1 14.7 Ⅱ 〕万~40力~別 (N) 区部(446) ]力

'''''''''''''''''''''''''1↓I

-2.8 IOC(%) 市

部Ⅲ)I州皿

0-4.9 0102030405060708090 *平均の金額は支払っていると答えた者について集計。 鯛前掲資料(高齢期の住まいと費用)による。 -123-

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