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コロナ禍での化学実験の実施とその効果

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Academic year: 2021

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コロナ禍での化学実験の実施とその効果

Educational Effect of Face-to-face Classes of Chemistry Experiment in the

Second Wave of COVID-19

勝又敏行、奈良雅之

Toshiyuki Katsumata and Masayuki Nara

要旨 新型コロナウイルスによる感染症の影響で、2020年度入学の学生は入学式もな く自宅待機を余儀なくされた。5月の連休明けにようやく始まった授業は国府台キャ ンパスでの対面授業ではなく、自宅にてオンライン授業であった。オンラインでは 実施が難しいと思われた実験科目を急きょ後期に移行して応急対策を施したが、秋 から冬にかけて感染症拡大が懸念される状況で、比較的感染症が抑えられると思わ れる夏休み期間に対面式で学生実験を実施することになった。実際は第2波のピー ク付近に相当する8月4日~ 7日、8月11日、8月12日の6日間に化学実験、生物学実験、 物理実験の3つの実験が実施された。限られた時間の中で、化学実験の工夫した点、 学生がどのように受け止めたかについて報告する。

Abstract Due to the risk of infection from COVID-19, first-year students at

Tokyo Medical and Dental University were unable to attend an entrance ceremony and have largely been staying at home since April. First-semester classes have been conducted mostly online since the end of Golden Week. We report on the educational effect of face-to-face classes of Chemistry Experiment held from August 4-7 and 11-12 during the second wave of COVID-19. In particular, we introduce as many comments as possible from students in order to emphasize the importance of face-to-face classes.

1.対面型実験におけるコロナ対策  従来、医学科・歯学科(計150名程度)を3つのクラスに分けて実施するが、“ソーシャルディ スタンス”を確保するために、1クラスをさらに2つに分けて計6クラスで実施することとなった。 通常であれば前期は1クラスあたり2コマ×5回の実習を予定していたが、午前の部(9:30-12:30) と午後の部(14:30-17:30)で受講者を入れ替えなければならないため、2コマ×2回に大幅に縮 小して実施した。教員の立場としては、8月の6日間だけで24コマ分の授業を担当したことにな るので、通常の8割を行ったことになるが、受講者側は実質的には4割ほど受けただけに過ぎな い。  隣同士の間隔をあけるために、本来実験台1台に4名の学生を配置するところ、2名に減らした。 実験台の間に試薬棚があるので、向かい合う学生の間に仕切りができている。  消毒などはコロナ対策委員が作成したマニュアルに沿って行い、教員はマスクをもちろんの こと、フェイスシールドを装着して実習に臨んだ。1時間おきに実験室の窓を開けて換気する など、新型コロナウィルス対策を徹底して実施した。 東京医科歯科大学教養部研究紀要第 51 号:71〜80(2021)

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 実験後にプライマリーレコードのチェックのために面接を行うが、今年度は面接を中止して、 プライマリーレコードの電子ファイルをWebClassに提出させる形で対処した。  体調不良による欠席者が1名、抗体検査時の検温で37℃以上の発熱があり実験中止になった 学生が1名出たため、8月25日、8月26日に補講日を設けて、医学科、歯学科1年生は履修者全員 が対面式で化学実験を行った。すでに休学を予定している者を除き、医学科、歯学科の1年生 は全員が化学実験を受講した。 2.WebClassに非同期式のオンラインガイダンス  7月の最終週にZoomによるオンラインガイダンスを実施して、化学実験に関する諸注意を学 生に促したが、実験時間が大幅に制限されているために、学生が円滑に化学実験に取り組むこ とができるように、WebClass上に動画による映像配信を行った。以下にそのタイトルと実際 の視聴者数を示す。 (1)安全な化学実験のために1) 131名 (2)実験を安全に行うためのテスト1) 133名 (3)加熱、加温の仕方 97名 (4)ろ過の仕方 89名 (5)硫化水素の通し方 101名  「加熱、加温の仕方」「ろ過の仕方」などの基本操作を2/3近くの学生が視聴してくれたおか げで、実際の実習がかなり円滑に行われたように思う。 3.金属イオンの系統分析2), 3)  多くの種類の金属イオンを含む水溶液から、各金属イオンを分離して、その種類の確認する 操作を金属イオンの系統分析という。この実習で扱う金属イオンは、Ag+, Pb2+, Cd2+, Cu2+, Fe3+, Cr3+, Al3+, Ni2+, Co2+, Zn2+, Ca2+, Ba2+の12種類である2)。これら12種類の金属イオンのうち、6種 類を混ぜた試料を未知試料として学生に配付して分析させた。図1に示すように分離操作に硫 化水素ガスが用いられるが、硫化水素ガスボンベの維持管理が大変なために、チオアセトアミ ドを用いる大学もある4)。本学の実習では、将来医療従事者になることを考慮して、あえて硫 化水素ガスを使用して、危険なものに対して適切に処理できるように指導を行っている。Mg2+, Na+, K+を未知試料として含む場合は第6属に分類されるが、図1では省略されている。  例年4週ないし5週にわたって実施する金属イオンの系統分析は、高校でほとんど化学実験を やっていないと基本操作をマスターするだけで時間がかかるために、5週の実験でも時間が足 りないくらいである。ましてや、コロナ禍の実習では2日しか時間が取れないために、全部分 析することはほとんど不可能である。そういう状況でも第1属の分析は、例年と同じように正 解できたが、第2、3属の金属イオンは大幅に正解率が下がっていた(図2)。これは第2属の分 離操作でのpH調整がうまくできていないこと、第3属の分離操作で共同沈殿が起こりやすく、 その操作に時間がかかるためである。機会があれば対面実験の時間を設けて、じっくり分析を 行う機会を設けたいものである。

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4.8月の対面実験を通して分かったこと  学生の方も実験の時間が少ないことを十分に理解していたようで、例年に比べて実験時に何 をしていいのか分からずに教員に頻繁に質問をしに来る学生はほとんどいなかった。高校時代 に化学実験を全くやってこなかった学生は例年のように1クラスに2,3名見受けられたが、今 年は特に、ガスバーナーに慣れていない学生が目立った。中学、高校の化学実験を通してバー ナーに火をつける機会が少なかったようで、マッチによる点火に手こずった学生がいたことが 印象に残った。  高校までの化学実験はたいてい4名程度のグループを作って実験をするために、実際にやっ ていないこともあるのに対して、本学の化学実験は個人単位に行うので、初めて実験を行う学 図1 無機金属イオンの系統分析 図2 無機金属イオン試料の分析結果

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生にはかなり緊張感を伴ったと思われる。しかし、2回の実験を通して実験に慣れることの重 要性を感じ取っていたようである。  実験初日ならびに2日目の実験終了時に、所属学科だけ分かるようにして無記名で学生にア ンケート用紙にコメントを書かせたところ、 4月から7月まで自宅待機を余儀なくされた学生 にとって、8月の対面実習は素直に喜んでもらえたことが感じ取れた。と同時に学生を精神的 にサポートするためにも対面式授業の重要性を再認識できたので、次の項で、紙面の許される 範囲で2日間の化学実験を受けた後の学生のコメントを紹介したい。これらのコメントは、 WebClassの化学実験に掲載済みで、受講者は自由に閲覧できるようになっている。  コメントにもいくつか書かれているように、かなり暑い環境で化学実験を実施することになっ た。ヒポクラテスホールは1996年に建設されて25年近く経過し、施設が老朽化している状況で あり、教室、実験室などの空調の改修が順次行われているが、あいにく学生化学実験室は2020 年度末に行われる計画になっているため、間に合わなかったためである。空調の効き目がかな り弱い状況で化学実験を実施することになった。8月上旬から気温が日に日に上昇し、実験室 の温度計が32℃近くまで上がることもあった。図3の実験の風景のように、原則としてフェイ スシールドをつけるように指導したが、熱中症の問題もあるため、学生間の距離を保ちながら 保護メガネとマスクで実験に取り組んだ学生が多かった。 5.受講者のコメント 1組前半(医学科)8月7日 ●  2日間どうもありがとうございました。1人で実験を行うという新鮮ですばらしい経験をさ せて頂き、とても嬉しかったです。また、今までの授業よりも実験で大学を感じることが できました。今後も対面での実験をしたいです。本当にありがとうございました。 ●  時間がなく2回とも1属分しか終わりませんでしたが、テキストを読むだけでは絶対にこれ ほど1つ1つの工程が大変だとは分からなかったので、実習をできて良かったと改めて感じ ました。ありがとうございました。 ●  時間が押してしまい、思うように進みませんでしたが楽しめました。 ドラフトにて硫化水素ガスを扱う学生の様子 フェイスシールドをつけて実験に取り組む学生の様子 図3 コロナ禍の化学実験

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●  1回目の実験は、一人で実験をすることに不安があり、実験をスムーズに行うことができ なかったが、今回は前回より早く実験できた。今までグループの実験しかやってこなかっ たのでいい経験になった。 ●  2日間ありがとうございました。今日の実験は途中で得たい結果が得られなくなり、進める ことができませんでした。いつか機会があればもう一度トライしたいです。うまくいかな かったところはなぜうまくいかなかったか原因を考えてみます。 ●  対面で実験が行えて良かった。自分で色々な作業を行うのは楽しかった。ろ過に思ったよ り時間がかかった。時間が短く最後まで終わらないのが残念だった。 ●  実験の途中で、器具の洗浄が十分でなくて、本来混ざってないはずのものが混ざっている のではと思うことがあった。もしかしたら洗浄などの操作が不十分だったのかもしれない。 早く実験を進めることを意識しすぎたかもしれない。 ●  時間に対して実験でやるべきことが多く、思うように進まなかった。特に液性の調整に苦 戦して、2属までしかできなかった。熱のある学生も参加していたようで、心配になる。オ ンラインによる実験と対面の実験をうまく組み合わせられたらよいと思う。 1組前半(歯学科) ●  とても久しぶりに実験を行ったため、手際が悪くあまり進めることができませんでした。 しかしながら、受験で学習した反応を目に見られたことや、同級生たちとコミュニケーシ ョンをとりながら進められたことはとても楽しくいい経験になりました。 ●  1回目に比べて慣れたおかげで、比較的スムーズに進めることができた。2回のみなので途 中で終わり心残りもあるが、残りの報告も頑張りたい。 ●  今日も何度か間違えてしまったところがあり、スムーズに進まないことがありましたが、 臨機応変に対応できたところもあったのでよかったです。テキストの記載通りにいかなかっ たところなどを考察したいです。 ●  2回目は1回目より手際よくできたと思います。ただ、実験途中でわからないところがあっ たりして難しかったです。また、気体の確認に自分で試薬を考えなければならなかったの で大変でしたが、今ふりかえってみると楽しかったなと思いました。 1組後半(医学科) ●  H2SとNH3のにおいがかなりきつかったです。コロナの影響で少ししか実習できなかったけ れど、それでも実習できただけとても良かったと思った。 ●  前回よりも円滑に進めることができた。マスクをつけているとH2SやNH3の匂いがわかりづ らく、H2S等をとばすさいはやりづらかった。室温が高く、夏に白衣+マスク+フェイス シールドor保護メガネはつらかった。中性やpHを知る際の試薬の便利さや偉大さが少しわ かったと思う。 ●  2日間ありがとうございました。実験を1人でやるのは初めてで色々と手際の悪いところが あり、結局2属の最後までで終わってしまいました。また、ところどころ失敗したところが ありましたが、それは考察で考えたいと思います。実験中少し質問しづらい環境で大変で したが、なんとかできて良かったです。後期がどうなるか分かりませんが、実験は対面で なんとかやっていただけたらと思います。 ●  限られた時間の中で実験をたくさん進めるのは難しく、もっとやりたいという不完全燃焼 感が残った。だが、このご時世に少しでも実験ができたという点では強い満足感をおぼえ ている。楽しかった。

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●  化学実験室のみすごく暑かったので冷房を強めにかけていただけるとありがたいです。 ●  今日は総仕上げの回だったが、あまりすすむことができませんでした。でもとても貴重で 新鮮な体験ができました。今後もこのような機会が増えてくれるとうれしいです。 ●  実験を実際に対面でやることができて良かった。中々先に進むことができず苦労したが、 そのような経験も実際に対面でやるからこそのものだと思った。夏場は暑くて、フェイス シールドをしながら実験するのは厳しいと感じた。 ●  分析自体はほとんど進まなかったが、1回目の実験の反省を生かして裏付けのための実験が できたので自分にとっては納得できるデータが得られてよかった。今日は話すのも忘れて 熱中してしまった。後期も実験の機会があることを願います。 1組後半(歯学科) ●  2日間の化学実験短い間ですがありがとうございました。正直に言うと陽イオン分析はしん どかったです。作業が多い!! 1日目は頭から湯気が出ていました。とても時間がかかり ましたね。しかし、2日目は予習しなければならないところや、プライマリーレコード書い て作業してプライマリーレコード書いての流れがスムーズになって効率が少しは向上でき ました。考えて操作を行って結果が出る、考察するという一連の流れはちょっとだけ好感 がもてた気がします。これからも化学の授業でよろしくお願いします。 ●  今回は前回より余り進まなかったが、2回目なので1回目より少し気楽にすることができた。 今回驚きだったのは、第3属の実験で最初の沈殿物がのり状だったことです。私のイメージ では沈殿物といえば固形というような印象が強かったので、最初、失敗したのかと不安に なった。すくってみると少し粘り気があり、沈殿物=固体というのは安易すぎるなと改め させられた。今回はガスバーナーを使う頻度がとても多かった。風の影響で炎がゆれ、中々 煮沸せず時間をくってしまった。すべての実験を終えられなかったのは残念だったが、こ んな本格的な実験をするのは初めてだったので、すごくいい経験をさせてもらったと思い ます。また対面での実験があることを願っています。 ●  2回目の化学実験ということで、前回よりはスムーズに開始、片付けができた。周りの人た ちに会うのも3回目だったから前回ほど緊張することなくできた。今回の実験で、私は第3 属金属イオンの分析を行ったが、作業が多く、前回ほど進まなかった。「煮沸」や「温湯で 洗う」という指示が何回もあり、ガスバーナーを使っている時間が長かった。毎回火を消 してすぐにまたつけてという風にやっていて少し効率が悪かったと感じている。アルミニ ウムの反応が出なくて少しそこで止まってしまった。2回の化学実験を通して、試薬や実験 器具の扱いにだいぶ慣れたように感じる。第3属の途中までしかできなかったため、次回が ないことが惜しい。 ●  今回の実験では思った通りの結果や反応が得られない場合が多かった。そのため、予習で 内容、結果が分かっていたとしても、結局は実験で何がどのように起こったのか、という ことが一番の事実であり、考察する上でポイントであると痛感した。これからは既知の事 実に対する批判的思考や、目の前で起きた現象からの考察を上手にできるように訓練して いきたい。 2組前半(医学科)8月11日 ●  暑苦しい日でしたが、実験に集中することができました。各検出反応で、色とりどりの溶 液や沈殿が得られて楽しかったです。もう少し時間があれば最後まで分析できたのに、、、 という心残りを感じました。

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●  四属に入る直前に溶液をすべて捨ててしまい、四属の最初の液を作り通すところからやり なおしました。溶液はしっかり管理しなければならないということを身をもって体験でき、 良い経験になりました。 ●  限られた時間で行うということが一番大変でした。半分程しか行えなかったのが残念です。 Al3+の存在で確認できなかったのも残念。もう一度ゆっくり行ってみたいです。 ●  高校の時とは違い、困った時以外は全て自分で考えて自分で行動し、実験を行うというの は初めてでしたが、今回の2回の実験でかなり力がつき、成長したような気がします。あり がとうございました。 ●  時間は厳しかったけど、独力でやるように頑張れて楽しかった。プライマリーレコードを つける感覚も身につけられたと思う。 ●  2日間ありがとうございました。オンラインではなく対面で授業を行うことができ、とても うれしかったです。難しい要望だと思うのですが、もし可能であればいつでも良いので入 学式をおこないたいです。 ●  共同沈殿を防ぐのに必死になりすぎて、3属の最初のところで非常に時間をとってしまいま した。その上結局沈殿を生成するところまでいけなかったので、とても残念です。また実 験やりたいです。ありがとうございました。 2組前半(歯学科) ●  なかなか進まなかったが、楽しかった。先生が優しくて、実験しやすかった。  前回失敗してしまったが、今回はじめからやり直したことで2属にはいることができたので よかった。終わらなかったが途中から楽しく実験できた。 ●  実験は2属の前半の部分までしか終わらなかったので、もう少し時間をかけて最後まで終わ らせたかったかな、と思いました。でもおおむね楽しかったです。ありがとうございました。 COCOAは先週入れています。 ●  初めての対面授業で実験という形に戸惑いもありましたが、大変楽しかったです。中々思 うように進められず、3属まで終わらなかったのが残念です。 2組後半(医学科) ●  化学実験とても面白かったです。1日目は秤量の仕方、中和といった初歩的な作業にも右往 左往しましたが、友人のアドバイスもあり、2日目は1日目よりスムーズに実験を進めるこ とができました。高校までと違い、1人で全ての過程を行うのは、難しく時間がかかる反面、 何かあっても自分で考え、工夫する姿勢を身につけるのに最適だと思いました。夏にマス クと白衣を身につけての実験はとても暑かったです。早く元の生活に戻れたらいいです。2 日間ありがとうございました。 ●  エアコンの修理を早急にお願いしたいです。汗が止まらず、実験に集中できませんでした。 対面はとても楽しかったです。 ●  今日の実験では思ったように沈殿ができなかったり、煮沸すると沈殿が消えてしまうこと が多かった。また、酸塩基の入れた量を忘れて、どれくらいの量で中和できるのか分から ないことがあった。しかし、予想された色の沈殿ができたときは安心感もあり、全体とし て楽しめた。 ●  初回の実験に引き続き、2日目もうまくいった。実験がスムーズに進んだことに加え、作業 結果も友人と一致した。今回の実験は前回と同じく楽しかった。 ●  ガスバーナーの使い方やろ過の仕方など机上で習っただけでほとんどやってこなかった実

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験操作を何回も実際にやることで身に付けられた。 2組後半(歯学科) ●  実験久しぶりで疲れました。みんなと会えてよかったです。  今日はしっかり予習してきたが、あまり作業がはかどらなかった。次回は上手くいくよう にしたい。 ●  今日も楽しかったです。硫黄や酢酸のにおいがマスクについてしまった気がします。次か らは替えのマスクを持ってこようと思いました。実験もっと効率よくできるようになりた いと思いました。前の実験をしっかり理解していかないと、無駄が多くなりますね。 ●  2回目の化学実験だったこともあり、前回よりも効率よく実験を進められたと感じます。2 回の化学実験でしたが、やはり対面の授業はよい学びの時間になりました。 3組前半(医学科)8月12日 ●  化学実験はまわりのペースについていくのが結構大変だったけど、対面式なだけあって直 接コミュニケーションがとれて楽しかった。 ●  1人で全ての行程を行うのは大変でしたが、実際に危険な薬品を扱うなど、することで実験 内容が理解しやすかった。 ●  温湯や煮沸のためガスバーナーを何度も使用したり、液性を調べるためにリトマス試験紙 を何度も使ったのが苦痛でした。今日は実験があまり進まなかったので辛かったです。 ●  実験は大変でしたが、実物を見て学習でき、実際に自分の手を動かして作業できたことは 楽しく、退屈せずに没頭できたのは良かったと思います。後期もうまく実験を現場ででき るようであってほしいです。 ●  今日も手際はみじんも改善されませんでしたが、よく見てしっかりノートに記す方は少し 良くなったかなと思います。やはり片付けつつやるとかなり後が楽でした。自分で様々な 試薬などは一人で使うのは責任感というか緊張もすごいですが楽しいです。とりあえずで きたところまでレポートもがんばります。後期もぜひ実験をしてほしいです! 3組前半(歯学科) ●  時間が足りませんでした。もう少し最後まで実験したかったです。実際に国府台まできて、 実験することができてよかったです。モチベーションが上がりました! ●  やる仕事が多く、迷うことはありましたが、先生方に聞きながら、進めることができました。 今までZoomだった分楽しくできました。ありがとうございました。 ●  時間が足らずすべての実験をこなせなかったのは残念でしたが、対面で同級生と話すこと ができ楽しかったです。ありがとうございました。 ●  これまでの実験の授業は答えが決まっていてそこに到達することが目標とされていたの で、今回のように答えを自分で求める実験授業は新鮮で興味深かったです。また、近くの 友人達と相談しながら進められたので良い機会になったと思います。 ●  化学実験は初めてだったので、ミスやタイムロスをしてしまった部分もありましたが、周 囲と協力して進めることができたのでよかったです。とても楽しい実習でした。ありがと うございました。 3組後半(医学科) ●  中々、実験を効率よく進めることができなかった。6日間楽しかったが、その中では化学実 験が一番楽しくなかった。 ●  実験は楽しかったです。今までこういった実験をしたことがなかったので多く学べました。

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化学実験室は暑いのでそこが直ると嬉しいです。 ●  化学実験はあまり慣れていなかったので、作業が全体的に遅く第4属イオンの途中までし かできませんでしたが、初めて本格的に化学実験をすることができいい経験になりました し、自分で色々考えながらオリジナルな方法でやっていく過程はとても面白かったです。 ●  今回は3属のはじめまで終えることができた。周りに人がいる状況だと刺激を受け、モチ ベーションが上がるので、有意義な実験期間であった。 ●  今日の一つ一つの操作に手こずってしまいましたが、友達と協力しながらできて楽しかっ たです。実験楽しかった。6日間の対面実習を行えるように様々な工夫をしてくださった先 生方に心から感謝したい。後期またオンラインは気が滅入ってしまいそうだが、今回の実 験を通じてより仲良くなれた友達と共にがんばりたい。また、後期の実験が楽しみだ。 ●  2日間という短い時間でしたが、クラスメートと会い、実習ができたのはとても楽しかった です。化学実験室はとても暑かったです。恐らく換気の関係だと思うのですが、バーナー の炎が激しく揺れて少し怖かったです。 ●  前回に引き続き自分で責任をもって実験手順を進めながら記録してゆくという新鮮な体験 の中でこれまで受験のための座学であった化学がより身近に、また自ら確かめることので きる生きた知識なのだと感じることができました。時間の制限もあり、慣れない手つきで の実験だったこともあり途中で中断せざるを得なかったのは残念ですが、楽しみながら手 を動かし、予想通りの結果が得られたときは大きな感動を得ることができました。実習の 機会を設けて下さりありがとうございました。 3組後半(歯学科) ●  前回の実験をふまえて、今回は事前にどの器具をどのように使い、何を先に行うかなど綿 密な計画を立てたことで手際よく実験を進めることができた。とても充実していた。 ●  2回目の実験はとてもたのしかったです。1回目は実験に慣れていなかったため、一つ一つ の操作に手間どりましたが、それを踏まえて2回目はもっとしっかり予習してきたのででき ました。実験だけでなく、授業の質問を先生にできたのも、良かったです。メールで質問 するとやりにくい上に伝わりにくいので、やはり対面がいいと思いました。 ●  今回は前回より自分で判断して動けました。初めてこのような実験をしたので楽しかった です。 6.今後の展開  新型コロナウイルスによる感染症の終息が見えない状況で、来年度以降も従来の対面式実習 に戻せない可能性が高い。たとえ対面実習が実施できるとしても、1回の実習で受講できる学 生数を半分に制限することが起こり得るので、対面とオンラインのハイブリッドで実施するこ とが予想される。今年度の後期の実習では時間的な制約のために対面式は化学実験か生物学実 験のいずれかで1つだけとなった。その結果、半数の学生は化学実験を受講するが、残りの半 数は対面では受講できないことになる。実習の様子をビデオに収めて、対面実習に参加できな い学生はそのビデオを視聴して課題を提出する形で対応することとなった。ガスバーナーの点 火という基本操作1つでも、見ただけと実際にやるのとは異なり、実際に手足を動かすことで 実験を体得できるものであるから、できるだけ対面式で実施すべきであることは言うまでもな い。しかし、オンライン授業が長期化する可能性を考慮すると、バーチャル実験を活用するこ

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とも視野に入れた方が良いかもしれない。Labster社が開発したVRを活用したバーチャル理科 実験プラットフォームには、中高生向けの実験だけでなく、放射性物質などの安全面で取り扱 うことができない実験も取り組めるコンテンツが含まれている5)。手足を動かして実験作業を するという点では、オンラインで映像を視聴するのとは質的に異なる。新型コロナウイルス終 息後も、カリキュラムが完全に元の形に戻るとは考えにくいので、実験に関してもオンライン 活用を積極的に検討すべき時代に入ったのかもしれない。 謝辞  コロナ対策について入念に対策を立てて頂いた服部教養部長、檜枝教務委員長をはじめコロ ナ対策委員会委員の先生方に厚く御礼申し上げます。この実習期間に検温、アルコール消毒な どコロナ対策に協力して頂いた教養教務・支援係、総務係の方にお礼申し上げます。猛暑の中、 不満を言わずに実験に集中し、コロナ対策にも協力してくれた学生諸君に感謝致します。 参考文献 1)基礎化学実験安全オリエンテーション 山口和也、山本仁著 東京化学同人 2007 2)化学実験 東京医科歯科大学教養部化学教室編 東京医科歯科大学生協書籍購買部 2020   3) 最新臨床検査学講座 化学 奈良雅之 医歯薬出版 2020 4)基礎化学実験第3版 東京大学教養学部化学部会編 東京化学同人 2012 5)https://www.assistmicro.co.jp/products-category/labster/

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