吉永恵一郎先生の訃報に触れて
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(2) 日本心臓核医学会誌 Vol.23-1. に認識してもらえるきっかけを作られました。FDG. Cardiology」の立ち上げの最大の貢献者でありました。. PET の利用適応の拡大がなかなか進まない中でも、. 日本心臓核医学会の長年の念願であった英文誌の立ち. 心サルコイドーシスへの適応拡大が予想外に早く. 上げが吉永先生の手によって成し遂げられ、「Annals. (2012 年)認められたのは、吉永先生の研究成果の貢. of Nuclear Cardiology」という名前を与えられて、最. 献が非常に大きかったものと考えます。これらの活躍. 新号 6 号まで着実な歩みを続けてくることが出来たの. から、2009 年には日本心臓核医学会賞、2010 年には. は、吉永先生が Founding Editor として大変な努力を. 日本核医学会賞、また 2011 年には井村臨床研究奨励. 重ねられた成果であると考えています。幸い最新 6 号. 賞を受賞されております。. も、吉永先生がお亡くなりになる前に発行にこぎ着け ることが出来ました。吉永先生がお亡くなりになる直. その後、2017 年より吉永先生は放射線医学総合研. 前まで御努力されていた、PubMed への掲載、Impact. 究所に異動され分子イメージング診断治療研究部の. factor の取得に向けてこれからも努力していきます。. チームリーダー、後には同グループリーダーとしての. 吉永先生には、学会として、また理事長としてまだ. 活躍を始められました。この頃には、これまでの業績. まだ様々な活躍をお願いしたいと思っておりました。. / 活躍の数々から、日本における循環器領域 PET 研. 特に国際交流については吉永先生の広い人脈を頼るこ. 究の第一人者として皆の認めるところであったと思い. とも多く、今後も学会を引っ張っていく一人としてい. ます。また、放射線医学総合研究では循環器のみなら. ろいろなことをお願いしたいと思っていたところでの. ず、MIBG を用いた内照射療法の研究・普及にも尽力. 突然の訃報で、個人的にもとても大きな衝撃と無念を. されていたと伺っております。お亡くなりになる数日. 感じております。吉永先生の残して行かれた数々の業. 前には MIBG 治療の有用性に関する論文が JNM にア. 績、そして何より Annals of Nuclear Cardiology とい. クセプトされたと伺っております。出版物をご覧にな. う学会としての最大の財産をこれからも守り、発展さ. る前にお亡くなりになったことが残念でなりません。. せていくことを誓いたいと思います。. 吉永先生は、日本心臓核医学会にとって学会を牽引. ご冥福をお祈りいたします。. する重要なメンバーでした。米国心臓病学会特別会員 (FACC)や米国心臓核医学会特別会員(FASNC)を. さようなら、吉永先生。. 取得している数少ない日本人であり、海外での広い人 脈は、日本心臓核医学会の海外における活動で頼りに. 日本心臓核医学会 理事長 工藤 崇. するところでありました。なんと言っても、吉永先生 は 日 本 心 臓 核 医 学 会 の 英 文 誌「Annals of Nuclear. . 2018 年日本心臓核医学会でのご講演の風景. J-STAGE 早期公開日 2020 年 11 月 9 日. 2019 年米国心臓核医学会(ASNC)にて、ASNC 役員の 皆様と一緒に. 21. 心臓核医学vol23-1_P18-26.indd 21. 2021/02/17 14:47.
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