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アメリカにおける政治改革の新しい動き

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Academic year: 2021

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(1)アメリカにおける政治改革の新しい動き. アメ リ カ に お け る 政 治 改 革 の新 し い 動 き. 目. はし が き. 一 資産公開と利益抵触に関する規制の概要と史的沿革 H 資産の開示・公開 口 資産公開制度の沿革 国 利益の抵触 四 利益抵触関係法規の沿革 二 ― 九 八九 年度における改革の動向. H 連邦倫理法改正に関する大統領の委員会報告害の要旨 口 一 九 八九 年の連邦全公職倫理法案 国 一 九 八九 年の政令第 ―二 六七四号 四 連邦調達倫理関係法規の改正 九 八九 年の倫理改革法 国 一 三 資産の開示•公開と利益抵触防上の手続 H 資産開示報告書の審査機関 口 資産開示報告菩の審査過程 曰 公 開手続. 石. 田. 榮. 仁 郎. -1-. 次.

(2) 四 固 因 囮. 開示対象 利 益抵触 の意 義 利 益抵触 を避 けるために用いら れる手段 各種の利 益抵触 の内 容と規 制の目 的. ま .. . . .し が き. -2-. 四 利 益抵触 法規の実 施状況 H 利 益抵触 迩反 の訴 追状況 口 資産公開の実 施状況 む す び. ). Bush大 統 領 は 、 資 産 公 開 制 度 を 政 府 の 三 部 門 す ぺ て に 拡大 す べ き こ と を 提 案 し た 一 九 八九 年 の 連 邦 全 公 職 倫 理 法 (1. め に 尽く す こ と 、 特 に 議員 は 、公 共 政 策 の 樹 立 に あ た り 、 選 挙 区 民 の 利 益 と 一 般 公 衆 の 利 益 を 衡 羅 す る こ と 、 図 他 か. 保 し よ う と す る も の で あ る 。Je se ns phs ti tut on I e の 公 職 倫 理セ ン タ ー は 、 公 務 員 の 基 本的 態 度 と し て 、 山 公 益 の た. 公 職 倫 理 上 の 諸 規 制 の 目 的 は 、 言 う まで も なく 、 公 務 員 の 職 務 の 清 潔 性 を 保 証 し 、 そ れ に 関 す る 公 衆 の 信 頼 性 を 確. して いる 。. (2 ). と 、 ④ こ れ ら の 基 準 は 、 有 能 な人 々 を 公 務 に 引 き つ け る も の で あ り 、 追 い 出 す も の で あ っ て は な ら ない こ と 、 を 言 明. 樹 立 、 ② 政 府 の 三 部 門 す べ て を 通 じ て の 統 一 的 基 準 の 確 立 、 ③ こ れら の 基 準 は 、公 平 で 合 理 的 で な け れ ば な ら な い こ. 案 (仮 訳) を 国 会 へ送 付す る に 際 し て の 新 聞 記 者 団 に 対 す る 声 明 中 に 、 こ の 法 案 の 目 的 と し て 、 山 明 白 な倫 理原 則 の. 近畿大学法学 記念号.

(3) ら影 響を受 けることのない公平な専 門的判断を行使すること、 ③責任性、 ④高潔性をあげている。また、 不当な行為. (3 ). のみならず、 不当と思われる行為をも行ってはならないとし、 不当な行 為となるかについての判断基準 として、法規. の違反 、 権限の誤用、 個人的財 産上の利益を図ること、利得のための職務の利用、 信用の失 遂などをあげている。. これらの基本 原則は、わが国の国家 公務員法第九六条以下にも規定 されているところであるが、アメリカの公職倫. 理制度で特に注 目されるのは、 国会議員、 大統 頷任命職などのトッ プ ・レベ ルの 公職者に対 し 資 産の開示を要 求し. て、利益抵 触の可 能性のある経済的利益の状 況を明確にし 、所属機関の倫理担当官お よび公職倫理の管理のために特. に設 けられている公識倫理局 (仮 訳)(Offic eo :O GE ) 所属の法律 顧問 (弁 護 士)の協力に f Gov e rn m e nt hi cs E t. -3-. よって、 将来の利益抵 触の可 能性を除 去する方策を講 じていることである。この資 産の報 告お よび公開制度は、連 邦. では、 一九八九年の連 邦全公職倫理法案 で、全政府の上級 公職者への拡大が提案 されている。 (結局 、 廃案 となって. しま ったが、 後述のような妥 協案 が成立した。)本 稿は、 主として、 連 邦にお ける資 産の開示、 利益抵 触規制の史的. 査報 告書を提出し、 同報 告書 は「 選 挙研 究シリー ズ」 の小 冊子に纏 められているが、リク ルー ト事 件以来、わが国で. onで説明を受 け、入手した資 料)をまとめたものである。すでに日本 選 挙学会に調 i て前記T heBrooki ngInst ut t i. 々)華 H 含一 ' した廷g 早〈(士-j ...\J し E t hi c s ng I s nst i t ut i on$' f � ; よびワ シントンのT he Brooki heA dva nc e me nto fo r t. e ut t i phsonInst ;ロスアンジ ェルスのT heJose eofPo lit ut es;南カリフォ ルニア大学のI nst ud i s hi c E t St ica l t i. l nta rnm e Gov e eof ut t i 二週間、アメリカの各地で (代表的機関としては 、カリフォ ルニア大学バ ーク レー 校のI nst. なお 、本 稿は、 日本 選 挙学会政治倫理部会の委 嘱を受 け、明治大学政経学部中祁 章教 授と共 に一 九八九年九月より. 沿革、 資 産公開による利益抵 触防 止の手法、 実施状 況、 最 近の改 正の動き についてながめることとした。. アメリカにおける政治改革の新しい動き.

(4) につ い てさ ら に多 く の 人 の 目 にふ れ る チャ ンス を願 う 目 的 で、 前 記報 告 書 に若 干 加 筆 した 上 で、 近畿 大 学 創 立 六 五 周. も 「 政 治 改 革 」 が 再 び 叫 ば れ て い る に も 拘 ら ず 、 未 だ 実 現 を み な い 今 日 、「 アメ リ カ に お け る 政 治 改 革 の 新 し い 動 き 」. rJ o ne s氏 並 び に 同 教 授 四 e xande r氏 、 カ リ フ ォ ル ニ ア 大 学 ( バ ー ク レ ー 校 ) 名 誉 教 授 V i cto E.Al. は 、 こ こ に 記 し て 謝 意 を 述 べた い 。 (1) Government de Et ,W i hi cs Actof. ,. t ors,April 12 he Presi (2 ) Remarks by t et y of Newspaper Edi can Soci dentt o Ameri. . 1989. i wi n M . Ep'. i c ぽ e l S. Jo se phson 氏 に. 8 . 19 9. ste i n氏 、 プ ル ッ キ ン グ ス 研 究 所 の J a s Carroll氏 、 お よ び ジ ョ セ フ ソ ン 研 究 所 の M me. 同 行 の 中 祁 章 教 授 を は じ め 多 く の 方 々 に 大 変 お 世 話 に な っ た が 、 と り わ け 、南 カ リ フ ォ ル ニ ア 大 学 教 授 の H e rbert. 年 記 念 号 に 掲 載 す る こ と と した 。. 記念号. et t he Publi mpropri t(Sept c Trust :I y,Second Draf he Appearance of I mpropri et y and t ember• 1989).. ut i e fo he AdvancementofEt rt hic s Cent (3 ) GovernmentEt t ng cs,Preservi hi er of t he Joseph & Edna Josephson Inst. -4-. 近畿大学法学.

(5) (1. ). 資産 公 開 と 利 益 抵 触 に 関 す る 規 制 の概 要 と 史 的 沿 革. (. 資産公開、利益抵鮫 に関する基 本法は、一九 七八年 の政府倫理法(公職倫理法) n Gove (Et hic si rnmentActof 2) 19 78) である 。政府倫理法はその後数度改正されて今 日 に至っ てい るが、 この法律の目的は、 資産 の開示、 連邦公職. 者の現職時における服務規律、 退職後の特定行為の制限、 倫理管理に関する独 立の機関の設置などによ り、 連邦公職. 者の清潔性に関する公衆の信頼の維持 増 進を 図ろうと するも のである 。Ti -mは資産 開示に関 する規定で 、Iは tl e..... ). (3 ). (. (. -5-. mは司法部につい て規定する。Ti tle i::; は、行政部職員の利益抵触 の防止 に関 する政策につい て 立法部、nは行政部、. 総合的指 示を与え るなどの責 任のあ る 独 立の機関である公 職倫理庁 の設置に関するも のである。Ti tle >は合衆国法. 7)を修正し、行政部職員が離 職した後の特定の活 動を 制限 し てい る。Ti tl は、 S.C.§20 典第一八 編二0 七条( 18U. eVI. (4. , 6l c ut i veOrdr (以下 「政令 」 e: ; t: � 部に適用さ れる大統領行政命 令 ( Exe cyAct c ur emen tPoli o fFe de r a lPro 6) 5) と し て言 及) 第―二六七四号 、公務倫理典範、 連邦規則法典第五 編 中の施 行 細則、 およ び 各行政庁の 服務規程があ. fi ce 公職者の服務規律に関し ては、 政府倫理法の ほ かに、 連邦の調達 行為に従 事する 調達 官職 に 適用さ れ る Of. 会、 分会、 議員、 職員を 法廷で代理する権限を 与え るも のである。. は、 上院法律顧問 識を 設置し て、 特定の情況の下 での司法行為に関し 、 上院、 上院の委員 eVlI tl あ たらせてい る。Ti. を し て、 連邦刑法に違反した特定の上級行政部職員や大統領選挙運 動全 国 委員会 職員などの犯罪行為の捜索、 訴追に. S.C.を 修正し 、特 別検察 官( s o se c ut or s ) 28U. pe ci a lpr ( 現在は、独 立法律穎問 ーin de pen den tc o un s e l sと 改称). アメリカにおける政治改革の新しい動き.

(6) ヽ. (8 ). (7. ). 一 九 八九 年連邦全 公職倫理法案は、政府三部門に適用され る規律の統一を 図っている。). (. る。立法部には、公務倫理典範が適用され るほか、職務上の行為に関する上院典範、下 院の議員およ び職員に関する 9) 倫理マニュア ルがある。また、司法部には、 公務倫理典範のほ か、連邦裁判 官に関する行為典範がある。(後述 のよ う. に. 九 七八年の政府倫理法でまとめられ 、また合 と ころで、資産の開示・公開や、各種の利益 抵触 に関する規制は、 一. ー. 16 以 上の公務員、0. 衆国法典中の関 係各編中に編入され ているが、その史的 沿革はそれ ぞれ 異なる。以下 、規制の大綱と 沿革の概要 につ. いて述 べる ことと す 知。. 資産の開示 •公開. 行政部では、大統領・副大統領およ びそれ らの候補 者、大統領によ り任命 を 受ける者、GS. ー. 16 以上. 7以 上の制服公務員、公職倫理 庁(以下 OGE )職員およ び各庁倫理担 当職員などは、任命 または就任時、毎 年五. ( 11 ). 次報告書が要 求 され る。. ( 12 ). 年五月 一五 日に資産開 示報告書を 提出しなけれ ばならない。 また、法律関係およ び司法外 活 動で得た報酬につき 、年. 示報告書を 提出しなけれ ばならない。司法部では、裁判官や若 干の上級の司法部職員は、任命 または就任時およ び毎. のスタ ッフ ( 秘書)をも たない各議員の一名の補 助者は、候補 者になった時、就任時およ び毎 年五月一五日 に資産開. 以 上の職員、GS 月 一五日 およ び退任時 に資産の開 示が要求 され る。立法部では、議員、候補 者、Gs _ 16. ー. H 口 資産公開制度の沿革. -6-. 近畿大学法学 記念号.

(7) 第 二次世 界大戦に先 立ち、 汚職問 題に関連して、 連邦政府職員の倫理の確立が重要な社会問 題として登 場した。. 九四六年 に、 オレゴ ン選出の W a yneM o r se上院談員が初 めて上級公務員の資産の開示を 提唱したが成 立しなかっ. こ° 一九五六年 に Tru ma n大統領が、 国会誠 員や上級公務員の資産の開示を 要求する立法を 提案したが これも 実ら t. なかった。. 資産開示が初 めて実施 さ れたのは、 一九六 二年 二月九 日 の各省 庁の長官に対するメモランダムによ ってで あり、 政 府の諮問 職など極く一部 の職員に限られ、 報告書も 公開さ れなかった。. 一 九七五 I七六年 間 の調査結 果からみて、 当時の資産公開制度によ っては必要な開示が行われないと認 定し た。. -7-. 一九六 五年 にJon s on政府は、政 令第一ーニニニ号 を 出して、 服務規律を 強 化したが、この命 令は、 。 ハ ー ト・タ イ. ムの諮問職ととも に、 初めてフ ル・ クイムの連邦公職者に財 産上の利益の報告を要求した。. 一 九六八年 に、連邦 議会は、 一議 員の非行が端 緒となって、下 院議員にも 開示を 要求した。. ヽ. Offi W a t erga te事件後、公職倫理( 公務員の倫理 )に関する関心は高 まり、G e Ac c o un ti ng ne ra ( 以下 GA 0) l ce は. ほど詳 細である必要がない 。 なお、 後述 三参照) の要求 さ れる公職者につい ても 明確にした。(なお、 一九八九年 以. 同時に、 この改正で、 秘密 開示報告書(パー ト ・タ イムの諮問 識な どに適用され、 公開の要求 さ れる資産開示報告書. ( 13 ). .L. 99,190)。 一九 八五年 には、七八年 法の改正を 受けて、資産 の開示を 必要と する公職者の範囲を 更に拡大した(P. 各行政庁の倫理担 当官、 上院法律顧問 職などの創 設によ り、 資産公開制度を 整備した。. 七八年 法は、 資産開 示の要求 さ れる公職者の範囲を 拡大するととも に、資産報告害の公開制度、特別検察 官、 OGE、. さらに、8 mm o nCauseの報告書などが参考にさ れて、 一九七 八年 の政府倫理法が制定さ れる運びとなった。一九. アメリカにおける政治改革の新しい動き.

(8) 記. ) 降については、 後述二を参 照のこと 。. 利益 の抵 触. 1 財 産上 の利益の抵 触. 行政、 立法、 司法の各部の職員を通 じ、 以下の行 為が禁 止される。. 法律で特に例 外を定 めている場合 以外に、 公務の行使に関連 して財 産的価値のある ものを受 け取る こと。. 合 衆国が利害関 係をもつ事 項に関し、政府各省庁にお いて、 自 己または他の者が行ったサー ビスに対 し報 酬を. 受け取る こと。. 合 衆国に対 し、または合 衆国が一方の当事 者である かもしくは直 接的で実 質的な利害関係を有 する 事 項につい. て、各省庁または裁判所である 請 求を行っている 者の代理人として行為する こと。この禁 止は、国会議員につい. ては適 用されないが、議員は連 邦請 求裁判所または連 邦控 訴裁判所での弁 護 士業務が禁 止される 。. ② 行政部 職員には、 以下の行為が禁 止される。. 個人的利得を図 る ために公識を利用すること 、ある 個人や団 体を不当に優 遇する こと 、職務の独立性や公平性. を失ったり 、 清潔性に関する 公衆の信 頼を失 うごとき決定 を行うこと。. 醗員が 個人的 に、かつ実 質的に関与した事 項についてその職員の。 ハートナー が代理する こと。. 回 眠員本 人または 特定 の関係のある 個人、 企業、 団体などが財 産上の 利益を有 する 特定 の事 項に参 加する こと ( いわゆる 自 己取引の禁 止)。. -8-. 国 (1) (a) (b) (c) (a) (b). 号 念 近畿大学法学.

(9) ③ 立法部職員には、 以下の行 為が禁 止される C. 上・下院議員お よび職員が 個人的利得のために職務上 の地位を行 使 (利用)すること。. 上院議員お よびそのスタ ッフが、 主たる目的がある議員の財 産上 の利益を助 長するものである立法を支 持する. こと。. 上院議員またはそのスタ ッフが、専 門的なサー ビスを与 えるため にある組 織に参 加して、 二五、 OOOド ルを. 超える報 酬を受 けること。 ④ 裁判官は、 以下の行 為が禁 止または要 求される。. 他の者の 個人的利益を助 長するために職務を利用すること、 または他の者が裁判官に影 響を及 ぽす地位にある. との印 象を与えることの禁 止。 弁 護 士業務を行 うことの禁 止。. 自己、 配偶者、 同居の未 成年の子が 財 産上 の利益を有 する 事 件を含め、公平性が問 題とされる手続 にあって. は 、 回避が要 求される。 固 部 外活 動にあたり、職務に抵 触する危 険を 最少限 にすべき こと。 2 部外雇用お よびその他の活動の禁 止. 財 産上の利益の抵 触に関係のある部 外活動 (前掲 1① 固団、 ④伽) のほか、以下の行 為が禁 止される。. 行政、立法、 司法部職員を通 じて、外国代理人登 録法の下で登 録の要 求される外国の本 人の代理人として行 為. -9-. (a). (b) (c) (a}. (b) (c). (1). すること。. アメリカにおける政治改革の新しい動き.

(10) ② 立法部 員には、 以下の行為が禁 止される。. 国会議員が合 衆国と契 約をすること。 ( したがって、 連 邦政府職員と議員間の契 約も禁 止される。 但し、例 外. ) がある。 政府各庁で業務を行う企 業の広 告中に、 国会議員の名前を使用すること。. 上院の議員もしくは職員が、職務の障 害となる外部雇用に従 事 すること。 議員または年 額二五、OOO ド ルを. 超える給与を受 ける職員が、 正規の上院勤務時間 中に、 報 酬を目的として 専 門的業務を行い または合 同事 務所と. 提携すること。. 下院議員が 不当な影 響力 の行使になると思われる、または瞭 務上の義 務に反 すると思われる活動に従 事 するこ. と。. 労働対価として の外部収入は、給与の一 五光 に制 限される。この制限は、 GS. 上級 眠に適 用される。. ー. 16 以上の大統 領任命職などの. 一回の出 場、 睛演または論 説で、 旅費、経費を除 き、. 裁判官は、 非営利的団 体に関しても、資 金集めに従 うべきではないとされる 。. 行政部職員として の給与の補給。. ② 行政部職員には、 以下の禁 止、制限がある。. 二、OOO ドル以上を受 額すること。. . . . 行政、 立法、 司法部の任命または選 挙による職員が、 9 9. 3 労働の対価として の給与外収 入の制限. (3). (a) (b). - 10 -. (a) (b) (c) (d). ー. 近畿大学法学 記念号.

(11) ③ 議員 には、 次の制限がある 。. 国会議員が受 ける 謝礼は、 俸給の 四〇劣まで に制限される。 但し、 慈善団 体 に寄付した 謝礼は除 かれる。. 固 下院議員が受 ける 稼動 による 外 部収 入お よび 謝礼は 、 俸給の 三〇光 に 制限される。 (但し、 適用の除外があ. ) る。. 4 贈り 物の受 領. 行政 部、立法 部、 司法 部酷員は、前掲 1い固にあげた禁 止のほ か、 現行で 一八O ドルを 超 える 贈与 や勲章を外. 国か ら受ける こ とは禁 止され る。 一八O ドルを 超 える 贈り 物は、合 衆国の名 において受 領し、国 務 省 に保管を 託し、. 登 録 しなけれ ばな らない 。. 行政 部職員は、政府 と営業上、 経済上の関係を有 したり、政府の規制下にあり 、または 識員の職務上の義 務 に. 上 ・下院議員 とも に、議 会 に上 提されて いる立法 に直 接的 利益を有する者か ら一 暦年間 総額 一 OO ドルを 超 え. 五 ドル以下の 贈与を除 き、ま た. 裁 判官お よびその家 族または 家 計を 一にする者は、当事 者 もしくは 利害関係者 となる可 能性のある者か ら贈り. 下院では五 0 ドル以下の 贈与は 数 えない 。 ). る 贈り 物を受 けるこ とを禁 ずる 。(上院では識務の 履行上 生じた 旅費、 必要 経費、. (3). 連 邦の調 達関係職員は、 競争請負人か ら贈り 物を受 け取ってはな らない。. 物を受 けるこ とは禁 止される 。(なお 、 裁 判官は、 法律関 係の 司法外活 動か ら報 酬を受けるこ とができ る 。 ). (4). 5 謝礼の受 領. (5). - 11 -. (a) (1) (2). 影 響する ご とき 利益を有 する 贈りも とか ら贈与を受 けるこ とが禁 止される。. ア メ リカにおける政治改革の新しい動き.

(12) 部として 行 った 講演 前 掲 3山、 ②固、③固固の禁 止制限のほ か、 OGEの規 程は、 行政部 職員が職務上の義 務の 一. なお 、連 邦政 府裁員は 、識務上 必要とされ た 旅費お よ び必要経費を 受ける ことは禁 止されない。 6 退眠後の制限. 山 行政部 職員には 、退職 後以下の活動の制限がある。. 終生の禁 止 公職にある間 に個人的 、 実質的 に 閑与し た特定 当事 者が 含まれる特定 事 項に関連して、代 理行為. 二年間の禁 止 公 眠にあった 最終年間中に職 責下にあった、合 衆国が 一方の 当事 者 かまたは 実質的な 利害関係. を行 う こと。. (a). 上院では規 則で、連 邦 ロビ ング規 制法により ロビ ィストとして登 録されている、または登 録されるに 至った前. う こと。. 一年間の禁 止 特定 の上級公務 員が前勤務庁で 懸案となっていた特定 事 項に関し影 響を及 ぼす 意図 で 伝達を行. て、自 ら出 頭する こと によって他の者に 援助を行 う こと。. 特定 の上級 退職公務員が、 公職にある間に 個人的、 実質的に関与した特定 当事 者の 含まれる特定 の事 項に つい. のある、特定 当事 者が 含ま れる特定事 項に ついて 何人 かを代 理すること。. (b). (c). アメリカ法 曹 協会の弁護 士倫 理典範は、弁 護 士に対し、裁判官または裁判官 付調 査官 として個人的 か つ実質的. 議員またはそのスタ ッフは上院で 一年間の ロビ ング活 動が禁 止される。. (2). に関与した事 項に つい て代 理行為をなす ことを禁 じている。. (3). - 12 -. に対し 謝礼を受 ける ことを禁 ずる。. 近畿大学法学 記念号.

(13) 調達 に個人的 かつ 実 質的 に関 与し、または自ら契約を 審査し、 承認 し た連邦の調達 係職員は、あ る請負人のた. めにする協議に何らかの態様で関 与し たり、 または右の契約の実施 に関 与す ることが二年 間 禁止 さ れる。. 7 政府財 産 または情報 の誤用. 山 全 職 員は、政府財 産およ び 記録の横領、窃盗が禁止 さ れる。 ② 行政部職員は、以下 の行為が禁止 さ れる。 公裁にあ るがために入手し た未公開の業務関係情報を 漏らす こと。. 所属庁 の許可なし に秘密の政府情報 が含まれる講演、 著作を なす こと。. 公職に伴 って得た 未公開の情報を 個人的 な利益を 助長す る目的 で使用する こと 。. 囚. ③. 連邦裁判官行為典範は、裁判 官が司法的 性格で得た情報を財産 上の取引およ び司法上の義務と関 係のない 目的. 上 ・下 院規則は、 無料特 権の濫用 、選挙目的 での使用 を 禁ずる。. 固 連邦調達関係識員は、 裁定前に、 調達に関する 選 択情報 源を 開示する ことが禁止さ れる。 調達職員と 請負人. は、契約の裁定に先 立 って、 書面で、規 定に違反する情報 の開 示がなか った ことを確認 し なけ れば なら ない 。. 8 その他の規 定. 行 政眠員が政治目的 で価値のある物を要求または受領する こと。(大 統領任命職には適用さ れない 。 ). 行 政轍員は上司に対 し、 特 定機会での極 く少額の贈り物のほか、 贈り物をする こと が禁止 さ れる。. (1). 調達関係職員は、 競争請負人と、調達識員 が公務を 退蹴し た後の雇用につい て直接 •間接に提 供、約束、討議. (2). (3). - 13 -. (4). (a) (b) (c). に使用、開示する ことを 禁ずる。. アメリカにおける政治改革の新しい動き.

(14) (U ). 利益抵触 関係法規 の沿革. する ことが禁 止される。. 四. 1 自 己取引の禁 止. 前掲 曰 1②団に あげた、いわゆる自 己取引の禁 止規定 は、行政 行為の特定の 過程が公職者の 個人的な経済的利益に. 顕著な影 響をも つ場合には、その行 政上の行 為に参 加する ことを 回避 しなければならない との規定で ある。この規定. は、すでに 一八七0年代 の 初 頭に制定 されたが、ほ とんど 実施されなか った 。 一九 四五年に適 用 範囲が拡大され、. 九六 二年に K ennd e y 大統 領の任命する 「 倫理 と利益抵 触に関する 諮問委 員会 」の 勧告に基 づき包括的な倫理法で あ. る 「 贈収 賄、汚裁、利益抵 触に関する法律 」(P. L.87-849)が制定 された 際にさらに 強化され (配偶者、未 成年の子. の有する財 産上の利益 、将来の 扉用の取り決 めにも適用 )、連 邦法 典 1 8U.S.C.§2 08中に 編 入された。 2 私的財 源から公職者へ経済的価値 ある 物の任 意の 移転. 私的な財 源からの補給 の禁 止お よび贈り 物、 謝礼に関する禁 止は、 贈賄に あたらな い 場合 でも、公職者が 強制 で き. る契 約や財 産上の 権利に従 って 行われるものではなくて 移転者の任 意に基 づくもの で ある場合 には、 私的財 源からの. 経済的価値の 移転を受 けるこ とは 許される ぺきではない との考え方による。. .s.c. 私的財 源からの 補給 の 禁 止は 、 一九 一七年から 始まり 、 一九六二年の 包括的な 利益抵 触法制定の 際、 1 8u. 2 09に 編 入され た。なお 、 後に 詳述するように、 株式買取 選 択権や 健康保険プ ラ ンな どによるものは除 かれる。. て. 違法な 贈り 物の 受 領の禁 止も 、一九 六 二年法で 1 8 U.S.C.§2 01 に 編 入され た。 さらに 、一九六五年の政 令第. - 14 -. 近畿大学法学 記念号.

(15) アメリカにおける政治改革の新しい動き. ―ニ ニ ニ号 で、 あ ら ゆ る名 目 で の贈与 、 も てな し 、 貸 付 、 そ の他 の金 銭 的 価値 のあ る物 の受 領 が禁 止 さ れ た。 一九 八. 九年 の政 令 第 ―二六 七 四 号 §1 01( d) は、 連 邦 職 員 は、 本 規 定 に定 め る合 理的 例 外 を除 き 、 勤 務庁 に公 務 上 の行 為 を求. め、 勤 務庁 に関係 のあ る事 業 お よ び勤 務庁 によ り規 制 さ れ る 活 動 を 行 ってい る個 人 お よび団 体 から、 ま た は そ の者 の. § 106 も 、. 同 様 の提. 利益 が職 員 の任 務 の履 行 ま たは 不 履 行 により 実 質 的 に影響 を受 け る個 人 お よ び団 体 から 、 いか な る贈与 も し く は金銭. 的 価 値 のあ る物 を懇 請 し ま たは 受 け 取 ってはな ら な いとし た。 (一九 八九 年 の連 邦 全 公職 倫 理法. 連 邦 と取 引 関 係 にあ る私 的 当 事 者 に対 す る援 助 の付与. 案 を 行 って いる 。 ) 3. 前 掲 曰 1山 固回 は、 政 府 と取 引 関 係 にあ る団 体 や個 人 を 援 助 す る た め に、職 務 上 の役 割 を踏 み 超 え る ことを 禁 止 す. る規 律 であ るが 、す でに 一八 五 二年 に、 合 衆 国 に対 す る請 求 の遂 行 にあ たり 、職 員 が私 的 当事 者 を 代 理す る こと を禁. 止 し ていた。 な お、 こ の規 律 は、 報 酬 を受 けな い援 助 にも 適 用 さ れ る。. 4 退職 職 員 が政 府 と取 引 関 係 にあ る私 的 当事 者 を離 職 後 に援 助 す る こと の禁 止. 退職 者 は、 原 則 とし て短 期 間 の間、 公職 時 の勤 務 と の関連 の程 度 によ り 、 政 府 と取 引 関 係 にあ る私 的 な企 業 や個 人. を援 助 す る こと が禁 止 され る。 一八七0 年 代 に、 連 邦 に対 す る請 求 の遂 行 に関 し 、 退職 公 務 員 の離 識 後 の援 助 が禁 止. さ れ た。 一九 五 八年 に、 前 公 職 に関 す る事 項 に つき 依 頼 人 を 代 理し た り 、 個 人的 利 益 を 求 め る こと を禁 ず る法 律 が制. .s.c.§207 に編 入され た。 一九 七 八年 の政 府倫 理法 で、前 上 定 さ れ た。 一九 六 二年 に 、離 職 後 の制 限 規 定 は 、1 8u. 級 公 務 員 が自 ら顔 を出 し て援 助 す る場 合 の規 制 お よ び前 上 級 公 務 員 が前 勤 務庁 に関 連 す る事 項 に関し 、 一年 間 ロビ ン 5. グ を し ては な ら な いと の規 制 が加 えら れ た。 一九 八 八年 の連 邦 調達 政 策 法 竺 の改 正に よ り、 調 達 職 員 に離 職 後 二年. - 15 -.

(16) 間の強い 制限 が 設 けられた。 その後も 、 退職公務員に対 する 規制強 化の動き が みら れ、一九八九年 一月 H ·R ·9. は、退識後の特 定の制限の立法、司法部 への拡大 、退職行政部職員によ る接触 の一年 間の冷却期間の強 化などを 提案. してい る。一九 八九 年の全公職倫理法案も 、前 記の一年 間 の冷却期間を 立法部上級識 員 へ拡大 する ことを 提案してい. 九 八九年 ―一月の S ·1 88 2 も 、ト ップ レベ ルの行政裁、 囚会 議員などの退職後の活 動の制限を 拡大 強 る。また、 一. 化してい る。. し かし、逆に、あ る面では規制の 援和が提案さ れており、一九 八九年 の全 公職 倫理法案は、一九八八年 の連邦調達 政策法で規 定する退職後の制限を 削除する提案を 行 ってい る。 5 公的 な性格で得 た情報使用の制限. 公職者は、職 務上の性格で獲得し た未公開の情報を 私的 な経済的 利得 のために使用 する こと が禁止 さ れる。一九六. 五年 の政令第一 ―ニ ニニ号 で 、 行政識に対し 詳 細な規 律が 設けられる ことにな っ たが、 後述 の 批 評にみられるよ う. に、表現の自由、国 民の 知る権利との間 の調整が要 求さ れる。 ー. C. . 一十 ,Pub 2 1 hic si nGo to w9 9 7 8 li cLa ( 1) Et v e rn me n tAc f1 55 八 七八年'1 0月二六日制定)なお、アメリカの連邦および 州の資産公開制度、利益抵触防止制度の立法および判例については、拙稿 「 資産公開法日、 ローアメリカにおける立法、 判 、四七ー九二頁、同第 一0号 (一九七七年) 、二三 一 例、学説とわが国 への適用性の検討ー」比較法政、第九号 (一九七六年) ーニ八九頁、および同拙稿 「 資産公開法再論ーわが国 への導入の適否の再検討ー」近大法学、第三 一巻 一・ニ ・三合併号 (一 九八三年) 、 一七ー五四頁に詳しく紹介してあるので参照されたい。 第 |2 8( 6 、m編の資産公開規定の 一部改正) 6 ー1 9 c-、JI ( 2) 一九七九年六月 一三日 P L9 、 一九七九年六月二二日 PL9 7 ー4 8 V編を改正して、退職公務員が特定事項に関して前勤務庁で他人を代理することを禁止) 、 一九八三年 一月三日 PL9 政府倫理庁の 0( |1 8 、 一九八三年 ―一月 ―一日 PL9 編の独立法律顧問の規定を改正し、 さらに五年の延長を規定) 第IV ( 5. - 16 -. 近畿大学法学 記念号.

(17) アメ リ カ に お け る 政治改革の 新 し い 動 き. 権 限 を 拡 大 し 、 そ の権 限 を 明 確 に し 、 特 定 の資 産 開 示 規 定 を 改 正 )、 一九 八 五 年 ーニ月 一九 日 に公 開 さ れ る資 産 開 示 に加 え て、 秘 密 に さ れ る 開 ホ 制 度 を 創 設 す る権 限 を 付 与 )。. (3 ) §6 oft ce ofFederal ProcurementPoli he Offi cy ActAmendmentof 1 988.. ees.. 大 統 領 に新 た 90 ( P L99- 1. `. ie Or (4) Executv 2, 1 2674 of April1 989, Pri der 1 nci pl es ofEt hi cal Conduct for Government Offi cers and Empl oy. `. . ) (5) Q臣e ofEt hic ce (1958 s forGovernmentServi. ー. ,Rul (7) ⑭ 品 t eg de ofOffi cialConduct es XXIV XlIIoft he St andi e. he Senat ng Rul es oft. , 737. (6) 5 C.F.R. Part s 734, 735. (8 ) Et cers and Empl hic s Manual for M embers,Offi oyees oft he U.S.House ofRepresentat i ves.. . .1988) (9) g de ofConduct for Uni t es Judges (Judic ed Stat ia lConference oft t ed Stat he Uni es. . 6. g 目 nission on FederalEthicsLa sla t i ve, 989) Appendi i ve,Legi orExecut um ofMaj w Reform,M arch 1• x 3 Compendi. (10 ) 連 邦 公 職 者 に適 用 さ れ る 各 法 規 に関 し て は 、連 邦 倫 理 法 の改 正 に 関 す る 大 統 頒 委 員 会 の報 告 書 (Reportoft hePresi dent • S. s � 昭唸 rement hi cialBranch Et cs Requi and Judi. (11 ) g de of Conduct for Unit es Judges,Canon ed Stat. An. -I nt erest Requi o Sci ct -of (12 ) 資 産 公 開 制 度 の沿 革 に つい ては 、Bruce L.R.Sm i rement st t h•The Appli cat i on ofConfli , 科E よバ) 4} ナ,ス)十パl* ¥ l未吝員今4 枯必術に細〖 sory Commit or I t ne ofMaj ees: Outli ssues,August 1989 (� :ftt, c Advi ifi ent. 一九 八 九 年 度 で約 五 、 0 0 0 人 が 資 産 の開 示 が要 求 さ れ る と いう 。な お 、 後 述 実 施 情 況 参 照 。. 学 技 術 に関 す る 大 統 領 諮 問 委 員 会 委 員 の た め の報 告 書 ) 六 頁 以 下 か ら 主 に 引 用 し た 。 ( 13) 多 い。. ,June 1989 に よ ると こ ろ が ut i on ofFederalConfli ct (14 ) こ の 調 査 に あ た り 、Robert s 氏 が 準 備 さ れ た 、Chrogol 品i g lEvol. - 17 -.

(18) 一九 八九 年 度 に お け る 改 革 の動 向. 一 九 八九年 になり 、連邦倫理法改正の動き が急速に高 まった。一九 八九年 の 一月 二五 日 、Bus h 大統領は政令第. 二六六八号 を 出して、連邦倫理法改正に関する Malc ol m Ri l ky e 議長ら八 人の委員で構成 される大統 領の char d Wi. 委員会を 設けた 。委員会は三月 一0 日に二七項目の勧告からなる報告書を提出した0 Bus h 大統領は、 この勧告の大. 部 分を 取り 上げて全 公職倫理法案を作成 し、 四月 ―二日 に国会 へ送付した。 これと日 を 同じくし て政令第 ―二六 七 四. 号 を出し、Jo hn son大 統領の政令第 一―ニ ニニ号 およ び Reaga n 大統領の政令第 ―二五 六五号 に代え た 。 連邦議会. r}vin、Rudman 両議員. でも 、一月 には下 院に 18U. S.C.§20 7 の改 正に関 するH ·R ·9が提出され 、上院には、. によ り、「一九八九年 の倫理改革法」(Et hic sRefo r m Actof1 2 98 ) が一 ―月 に提案されている。 ) (S ·188 9. (1 ). H 連邦倫 理法改 正に関する大統領の委 員会報告書の要旨. Bus h大 統 領は、委員会に対 し、公職の信頼に足る公 務 員の清潔性の確保 、 公 平で合目的 的 で常識的 な基準、政府. (2 ). 三部門 への平等適用 、有能者を 公職から遠ざけるよ うな 不当に制限的 規律ではない こと、の 四原則を特に強 調した。. i ). S.C.§208 に 定める利益抵触 に関する規制を 立法部、司法部の職 員 へも 拡大 する(国会 議員を 除く) 18U. 。. 大 統領の意向を 受けた委員会の報告書の要旨は、次のごときも のであった。 (. ) OGE は、 司法省と 協力し て ざ208に よ る 経済 上の 利益抵触 に 関 する解釈規 程を 定める。 OGE に て208 i (i. - 18-. 近畿大学法学 記念号.

(19) (i i i の適 用の除 外の 許可 に先立ち、 OGEと協議する。 08 ) 任 命庁は §2. ). 補給の禁 止、上級 公務員が受 ける外部報 酬の上 限を全部 門 へ拡大する。. 諮問委員会委員 に対 する適 用除外を 認める 規定を 定める 。. ( i v) 利益抵 触を避ける た め に資 産の 処分を要 求さ れる者のた めの 税法上の 救済 規定を設 ける。 ( v. (< i ). i <i ( ) 利益法人の一 員となるこ との 禁 止 (報 酬の有 無を問わ ず) を全部 門の上級職員 に適 用する。 非利益法人 に ついては 、 ケ ース ・バイ ・ケー スで決 める。. 上級行政 公務員の 退職 後一 年のク ー リン グ ・オフの 規定を 立法 ・司法部 の上級 公務 員 へ拡大する。. て. 2 08 の 雇用 規 定を改 正する。. ) 贈り 物の 規制 に関する統一 法 規の制定。 i i <i (. ). (i x) ( x. (2)の 廃 止。 b) ( 07 §2. (1)への 追加° b) 07( §2. 07に追加する。 ) 未 公開の 情報の使 用お よび開示 に関 し退職 後 二年 間の禁 止を そ2 xi ( ( x ii). ( x iii). Office) を 一機関と して取り 扱う。 ie v ut c E xe ) 一年のク ーリン グ ・オフ 期 間の適 用上 、大統 領 (行 政) 府 ( x vi (. xv) 報 酬受 領の有 無は 退職 後の制限の要 素 に含ま れない 。 (. ) 一 九 七八年法の資 産公開制度を 継続 する。 但し、報 告の 態様を一部改 正する。 xvi ( ) 資 産の報 告と 審 査を政府 三部 門を通 じより 統一的 にする 。 i xvi (. - 19 -. rs後 述三因 1参 照) に関 する 規則を 定める 権限を与える 立法を制 定する。 ( b)( 2) に定める適 用の 除外 ( wa i ve. アメ リ カにおける政治改革の新しい動き.

(20) 部 門の倫理担当官 よりなる調 整委員会を設 置し て、報 告者 が作成す ぺき書 類の 数と 複雑性を 減ら す 。 一 ― ―. 政 令により 、 OGEに 全行政部 門の行 為基準 の 規 程を ―つに統 合するよう 指示する 。 OG Eは 、 包括的な. 政 令第 一―ニニニ号を 廃止し て、 ア ップ・ト ウ・ デートにする。. (x vi ii). ( x ix ). (x x ). 各機関の倫理 管理官は 、倫理上の要 求に関し 教 育す る 責任を 負うべき である。 しかし、各機関は、 その年. 倫理 マニ ュア ルを 作成する。 (x x i). 国会は、 両院の 承認により 任命される独 立の倫理 管理官を 置くべき である。この倫理 管理官は 、常設 的な. 次研 修計画に関し、 OGEの 承認を得るべき である。 (x x ii). 1 8 U.S.C. §203 -2 09 の違反 に対し 、 軽罪お よび 民事 罰の 追加を 勧 告する 。し かし 、 これらの条規 の. ホワ イト ハウスの倫理 諮問委員会 もし くは 類似の機 関は、行政部の 高 い倫理基準 の 保持に 役立 ち得る。. 倫理機関の 長となって、違反 行為の調 査、各院の 管轄委員会 への報 告お よび相当と する 制裁 の 勧告にあ たる。. iv ). ( x x iii). (日. 1 8U.S.C.C h ape 09 のすべ ての 違反 に差 止上の 救済を 求めること tr11を改 正し て ‘ 司法 長官は 念203 ー2. 故意の違反 は 今後も 重罪を以て 処罰でき るものとする 。 (x x v ). て207 に定 める禁 止に違反 した 退職公務員 に対 する行政部の 手続を 強化する。. ができ ることとする。 (x x v i). 立法部を も 管轄する ように、独立法律 顧問の 管轄 範囲を 拡大する立法を 制定する 。( § 203 , 1 8U.S.C.§ 2 0 9. セ. はいわゆる自 己取引 8 0 2. (x x v ii). 07 は 退職 後の活動の 制限 、 は 、 1②にあげた 利益抵 触に関する規定 であり 、そ のう ちの て2 の禁 止の規定 である。). - 20 -. 近畿大学法学 記念号.

(21) n 一九 八九年の連邦全 公職 倫 理法案. 一九八九 年四 月 ―二日 に Bus h大統領によ り国会 へ送付さ れ た新倫理法案は 、倫理基 準を行政、 立法、司法の 三部. (3. ). 門を 通じ公平に適用しよ う とするも のであるが、 一 九七 八年 の政府倫理法の I、m編を 廃止し て11編に統合し、要 約. して、以下 の改 正を 試 みて いる。 ー 資産開 示. 資 産の報 告と審査規定を 立法、行政、司法の三部門を 通じ統 一的 に適用する。. 現行の資産 ・収入 の段階価格別開示に代え て、各 資 産の実際の 価値と収入源を 一、 OOO ドル単位での報告を. 要求 している。(実価が不明か 評価が容易でな い場合には良識を 以 て測 定、株の場合には保有数 ). 居住家屋の抵当およ び 配偶者 ・両親 ・兄弟姉妹 •子供以外 の者からの負債も 報告義務から除かれ な い。. 諮問 委員会 委員を 除く )をも 資産開示報告提出義務者の中に加え る。 大統領 (行政 )府 の委員会委員 (. 機構 後述三内4参照) の受 託者の独 立性を 強 めるため、 受 託者は個人であったり、 プラ イン ド ・トラ スト (. 簡略化した報告要 式を 研究する勧告委員会を 立法によ り創 設し、九0 日以内に大 統領 に報告書を提出する。. 8を 司法部およ び立法部の議員以外の職員 へも 拡大 する。 S.C.§20 8U. 利益抵触 に関する 一般規 定 1. 2 利益抵鰊. (6). S.C.§20 8 U. 8 の規定を 国会議員には、雇用 契約のあ る個人や団体に影響を 及 ぽす行為を 公職者に禁ずる 1. (1). (2). - 21 -. (1) (2) (3) (5) (4). (法律 •会 計事務 所な ど )全体 が そっ くり個 人によ り所有され ていてはならな い。. アメ リ カにおける政治改革の新しい動き.

(22) 利 益 抵 触 を 避 け る ため に資 産 の処 分 ( di ves t )( 後 述 三因 3参 照) が要 求 され る者 に 、 一度 に多 額 の納 税 が集. 適 用 す る。 ③. 中 し な いよ う に、 所 得 税 法 を改 正し て納 税 延期 措 置 を 講 ず る。. 国家 的 な 利 益 上 ( 国 益 上 ) 必 要 なとき に は、 大 統 領 に、 利 益 抵 触 規 制 の適 用 の除 外 を 許 す 権 限 が与 えら れ る。. 諮 問 委 員 会 の委 員 は、 任 命 者 が秘 密 扱 い の資 産開 示 報 告 書 を審 査 し た結 果 、 委 員 の専 門 的 知 識 の必 要 性 の方 が. (4). OGE は、 さ ほ ど 重 要 でな い、 遠 い利益 抵 触 に関 す る適用除 外 規 定 を制 定 す る権 限 を有 す る。. 的 利 益 に つい ての報 告 書 に よ る情 報 は 公 開 され な け れ ば な ら な い。. 利 益 抵 触 の可能 性 よりも 重 いと決 定 し た とき は、 適 用 の除 外 が許 され る。 適 用除 外 お よび 適 用除 外 を必 要 と す る経済. (5). 行 政 部 職 員 の補給 を禁 ず る現 行 法 は、 司 法 部 へ拡 大 さ れ る。 これ により、 裁 判 官 並 び に そ の他 の司 法 部 職 員 が. 3 謝 礼 、部 外 活 動 、 贈 与. (6). 行 政 職 I等級 に課 せら れ る外 部 収 入 一五 劣 以 下 の制 限 を 立法 部 、 司法 部 の上 級 戦 員 にも 適 用 す る。. 職 務 上 の性 格 で講 演 、著 作 そ の他 の行 為 により 謝 礼 を受 け る こと は禁 止 され る こと にな る。. (1). 政 府 三部 門 全 部 の上 級 公 務 員 に、 利 益 団 体 の理事 会 役 員 を兼 ね る ことを禁 ず る。 非 利 益 団 体 の委 員 会 理事 を希. (2). 総務庁 ( Gener alSer vic e Admi ni st rat i on) の長 官 は 、各 省 庁 の長 官 と 協議 の上 、利 益 抵触 を 避 け る ため 、 公. 望す る場 合 には、 利 益 抵 触 を避 け る ため のケ ー ス ・バイ ・ケ ー ス の審 査 に服 す る こと にな る。. (3). し 適 用 され る全 政 府 職 員 に共 通 な規 則 を定 め る。. 職 者 が会 議 、 研 修 会 な ど の公職 機 能 を果 たす た め に生 じ る 連邦 以 外 の機 関 や団 体 、 個 人 か ら の旅 費 の受 領 と償還 に関. (4). - 22 -. 近畿大学法学 記念号.

(23) 政府 三部 門の すべ ての職員は、規 程の 定める合理的 例外の 場 合を除き、所属庁か らの公務上の行為を 求める者. か ら ヽまたはその者の利益がその職員の職務の 履行または 不履行 によ り実質的な影 響を受 ける 可能性 のある者か ら、 贈 り物または 金銭的価値のある 物を受 けることが禁 止される。. 4 退職 後の制限. 特 定当 事者 に関する 特 定事項 について、政府 に対 し代理を行うことを 終生禁 止する規 定を 司法部へも拡大する。. 退職 後の制限 目的では、大 統額 ( 行 政)府は 一機関と みなされる。したがって、行 政 府内のある機関 の 仕事を. 離れた上級職員は、行 政府内のどの機関 についても一年 間のク ーリ ング ・オフの制限 に服することとなる。. ③ 行 政裁員 に対 する一 年 間の 退職 後のク ー リ ング ・オフの 期間を立法 ・司法部の上級識 員 にも適 用する。したが. って、国会議員お よび立法部の上級識員は、ク ーリ ング ・オフ 期間中は、国会の 両院 にお ける議員やスタ ッフと 接 触. することが禁 止されること になる。職員 については、規 則で 両院を 分けてもよいが、議員 については 許されない。. 5 実施と機 構. 独立法律 顧問の 規 定が 国会 へ拡大される。 独立法律 顧問は、 司法 長官 によ り提示された 一五人のリスト (過. 利益抵 触法規違反 に対 し軽罪と 民事罰が 加え られる。 故 意の違反 に対しては 重罪が 強化継続 される。. 倫理事 項 に関し大 統 領法律 顧問と協力して ホワ イト ・ハウスお よび 政府の職員 に勧告す る ホワ イト ・ハウス 勧. に違反 する 退識公務員 に対 する行 政上の禁 止権限が拡大される。. 司法長官 にこれ らの法律の違反 に対 する 差 止め上の 救済を 求める権限が与 え られる。また、 退職 後の制限法規. (3) (2) (4). - 23 -. (5) (1) (2) (1). 去、 現在の連 邦法務官で 検察官 経 験者 )中か ら選出される。. アメリカにおける政治改革の新しい動き.

(24) 告 委 員 会 を創 設す る。. 6 選挙 運動 資 金. 候 補者 に、 献 金 され た 選 挙 運動 費 の余 剰額 を 個 人 的 使 用 や事 務 所 の費 用 にあ てる こと を 禁 止 し ている。 こ のよう な. S .C. 26 U . §1 70( c )) と各 政 党 の全 国 、 選挙 運動 費 の支 払 に必 要 と され た額 を 超 えた献 金 の余 剰 額 は 、特 定 の団 体 (. 州 、 地方 委 員 会 へ献 金 でき る。 連 邦 公職 保 持 者 と し て の活 動 を支 持 す る目的 で の個 人 に対 す る献 金 は、 受 領 後 三0 日. 以 内 に国庫 へ納 入 し な けれ ば なら な い。. (4 ). 一九 八九年 の政 令 第 ―二六 七 四号. 行 政 各 庁 のす べて の倫 理行 為 基 準 を ―つの規 程 に統 合 し て、 ア ップ ・ト ゥ ・デ ー トな 包括 的 な行 政 部 倫 理 マ ニ. O G E は、 こ の政 令 の管 理責 任 があ り、 次 の措 置 を 講 じな けれ ば なら な い。. 禁 止 さ れ る。. 大 統 領 任 命 の フ ル ・タ イ ム の ノ ン ・キ ャリ ア ( 特 任 ) 行 政 部 職 員 は、 任 命 期 間 中 外 部 的 雇 用 から 生 ず る所得 が. 倫 理法 が成 立 す るま で の間 に対 処 し た も の であ る が 、 主 要 な規 定 は、 次 のご ときも の であ る。. 新 政 令 は、 行 政 部 聴 員 の倫 理行 為 の原 則 に関 し 一四 の基 本 原 則 を 設定 し て いる。 こ の政 令 は、 一九 八九 年 の全 公職. 代 えた 。. 領 の政 令 第 一 ーニ ニ ニ号 お よ び 一九 八六 年 九 月 二五 日 の Rg 阻 n 大 統 領 の政 令 第 ―二五 六 五号 を 廃止 し て、 これ に. n大 統 ーと 題 す る四月 ―二 日 の政 令 第 ―二六 七 四号 は 、 一九 六 五年 五月 八 日 の Johnso 政 府 職 員 の倫 理行 為 の原 則, 「. 国 (1). - 24 -. 近畿大学法学 記念号.

(25) ュア ルを作 成 し、 定 期 的 に刊行 す る。. 司法 長 官 とも 協 議 の上 、職 員 が 経済 的 利 益 を有 す る事 項 に関 す る制定 法 上 の禁 止 行 為 ( 1 8 U.S.C.§208) お. す で に権 限 が与 えら れ て いる、 資 産公 開制度 を 補 足 す る行 政 識 員 の秘 密 の資 産 開 示 制 度 を定 め る規 程 を 制定 す. よ び給 与 の補 足 ( 補 給 ) を 禁 ず る法 規 ( 同 て209) を解釈 す る規 程 を作 成 す る。. る。 各 省 庁 の責 任 には 、 以 下 のも のが含 ま れ る。. 法 律 、 政 令 、OGE の制定 す る包括 的 規 程 に定 め る基準 の補 足。 補 足 は、 包 括 的 な全 庁 的 に適 用 さ れ る規 程 の. 利 益 抵 触 規 制 の適 用除 外 を 許 す 場 合 には、 でき る だ け、 事 前 にOGE と協 議 し、 許 可 し た 適 用 除 外 の コビ ーを. 付 加 と し て定 め ら れ 、OGE の承 認 を 得 なけ れ ば な ら な い。. ③. 倫 理研修 年 次 計 画 に関 し 、OGE の承 認 を得 る こと。. す べて の上級 職 員 お よ び特 定 職 員 に関 す る強 制 的 年 次 研 修 要 項 を提出 す る こと。. 連 邦 調連 倫 理 関係 法 規 の改 正. (4). 航 空宇 宙 局 ( NASA) に対 す る臨 時 適用規 程 が出 され ている。). GSA)、 国家 た。 こ の法 律 は、 一九 八九 年 七 月 一六 日から 施 行 さ れ た。 (-九 八九 年 五月 ― ―日に国 防 省 、 総 務 庁 (. (5 ). 一九 八八年 に 連 邦 調達 政 策法 が 改 正さ れ て、 前 述 の退 職 後 の 制 限 な ど (一国 6④ 、7⑤、8③ 参 照 ) が加 えら れ. 四. - 25 -. (2) (3) (1) (2). OGE に提 出 す る こと。. アメ リ カにおける政治改革の新し い動き.

(26) (6. 一九 八 九 年 の倫 理 改 革 法. 名 を 得 た。. (3. ( 2. ). ). ). ー. 、. `. ,1 . 989 c h 10 hePr w Refo alEt (1) Reportof t mmi s s i onon Feder hic sLa r m,Mar es i dentsCo s Law Refo hic II Summary 書I m ;同話叙牛口 r on on Federa l Et i s s t Sheet:Repor s Commi Fac dent' i es he Pr t of t ons��0 ofRe i c omme ndat . だが、最終的 には、本 法案は廃案とな ってしま った。 しか 89 de Et ernmentWi c s Actof 1 Fa ctSheet:The Gov 9 hi 「 し、本 法案が、 いわば 「たたき台」とな って議会と大統領府、 および議会内 の民主 ・共和両党間 でのさまざまな かけ引き」 882)を妥協 の所 産として案 出し、 しかも、全く以外な こと に、 この を経た のち、 後述 の 「一九八九年 の倫 理改革法案」( s.1 改革法案が可決 ・成立す ると いう運びとな った。. `. は 、 政 府 案 と 異 な り 、 投 資 収 入 な ど に つ い て段 階 的 価 格 別 方 式 に戻 し て い る。本 法 案 は 、 可 決 •成 立 し 、 大 統 領 の署. 限 を あ げ て い る。 ま た 、 資 産 公 開 に つい ては 、 行 政 、 立 法 、 司 法 部 の上 級 公 職 者 に対 し 統 一的 に 規 制 す る。 報 告 要 式. tl e Iに 行 政 部 、 立 法 部 の退 職 後 の制 一九 八 九 年 に Levi n,Rudman 両 議 員 に よ り 提 案 さ れ た 倫 理 改 革 法 案 は 、 Ti. 国 (6. ). t ,1 ,Pr (4) Ex 2 26 74ofApr e c ut i veOr 9 89 der1 il1 i calConductfo r Gove in ci pl esofEh rnme ntOffi c er s and Empl oy . ees . . (5) Offi oc ur e lPr me ceofFedera ntPoli c yActAmendme nt L.10 s 0--6 7 9 ) ( P 1 9 8 8 o f t ,1 . 「この辻g楽Ii ,S.1 9 89 Eh 01st.Congves i csRefo r m Actof1 i on stSess 、当1 s1 知い 、 4 しわ}し 4わ 882 い が 一十バ 八十バ 仁「 十な月 に ワシント ンでイ ンタビ ューを試みた段階 では、 ほとんど成 立 の見 込みがな いと いう見通 しであ った。 と ころが、 それが 一 九八九年 ―一月 に上下両院を通過し、大統領も署名 す る 結局、法定化される こと に変 わ った。予想外 の展開にな っ に お よ ん で たわけ であ るが、上院 にお いて同法の成立 に関わ ってきた政府問題委員会 (US Senat e Commi tt ee on Government al Af fai rs) の主任 スタ ッフも、 こう した政治 の動 きは予知 できな か ったよう す である。 われわれ に届 いた書簡 のな かで、同法 の成 立におどろ いた ことを記している。 」中咄章 「アメリ カにおける政治倫 理の中心概念」 日本選挙学会編 「アメリカにおけ. - 26 -. 近畿大学法学 記念号.

(27) る政治倫理」 一九九0年、二八頁。. 資 産 の開 示 •公 開 と 利益 抵 触 防 止 の手 続. 連邦では 、倫理法規を管 掌 する のは 、各任命 機関 の倫理管理 官、OGEおよ び監察 総監 (Ins pe al r ) or c t で sG ene. ある。資産 の開示 •公開は、 上級公務員 の利益 の抵触 およ びそ の可能性を防止する手段と し て行わ れる。すなわち、. 任命 を 受ける上級公務 員に私的 財 産関係 の開示を要求し、 OGEおよ び 各任命 機関 の 倫理担 当官が新任者に 協力し. - Zl -. て、資産、 収 入源、 所属団体関係などから判明予想される利益 抵触 およ びそ の可能 性 の治癒 予防措置を 講ずる のが こ. の制 度 の目的 である。. 確かに、公開は、 上級公務員 の利益 抵触 を 国民 の監視下 に置き 、 公 識者と政治 の清潔 性に関 する国 民 の信頼を保持. ). ). さ て、公務員がそ の公務 ま たは 所属機関 の活 動と関 連する 事項につき 個人的な利益 ( 経済的 また はそ の他 の)を 有. (2. およ び利益 抵触 の防止 手段を 紹介するも のである。. 任命 者便覧は、非常にわ か り易く解説し てい る。本章は、 この便覧を 主とし、 他 の資料をも 参照しながら、資産開示. (1. 癒する手続につい てあ まり知ら れていない が 、Nat i onalAc t ra ti on刊行 の大統領によ る blicAdmin i s ademyof Pu. 力が資産報告 の負担を 減 じ、 有能な 人 々を公職に引き つける のに 役立つ ことになる。わが国では、 Lの利益 抵触 を治. 職者 の負担が就任 の障害とな る可能性を 考慮すれば、マ イナスにな る ことも 考え られる。倫理専門官によ る懇 切な 協. する のに 必要な手段である。し かし、 これに先 立つ利益 抵触 の治癒措置がな ければ、 片肺 飛行であ り、開 示に伴う公. アメ リ カ における政治改革の新しい動き.

(28) 近畿大学法学 記念号. Director. 資産公開報告書審査部 ( 4 名) 監査部 ( 5 名) 弁護士. す るとき は、利 益 抵 触 の可能 性 が生 じ て来 る。 利 益 抵 触 の. 予防対 策 とし て、 二段 階 の予 防 措 置 が講 じ ら れ る。 第 一段. 階 は、 公職 者 の資 産状 況 の開示 であ る。 大 統 領 によ り 任 命. さ れ る公職 者 は、資 産状 況 や 所属 団 体 の報 告 書 が要 求 され. る。 こ の報 告 書 は、 第 二段階 で公職 者 が公 務 行 為 を開 始 す. 公 る前 に起 こり 得 る利 益 抵 触 を 避 け る た め の公 識 候 補 者 (. 職 就 任 予 定 者 ) と倫 理担 当 官 と の相 談 資 料 とし て使 用 さ れ る. 資 産 開示 報 告 書 の審 査 機 関. - 28 -. も のであ る。. H. 大 統 領 により 任 命 さ れ る公 職 に就 任 す る予 定 の者 は、先. ず 資 産状 況 に 関 す る 報 告 書 を 提 出 す る。 提 出 に関す る援. 公 職 倫 理局 ( Of fi ceofGovernment. 助 、審 査 は、 次 の機関 で行 わ れ る。. 1. hi cs:OGE) Et. O G E は、 全 般 的 に公 職倫 理を 管 理す る 機 関 であ る。. こ で、 O G E の機構 、 識 務 に つい て概 説 し てお く こと と す. こ. Financial Disclosure Report Review Div. Attorneys. ( 1 名) 検査承認首席ス タ ッ フ. ( 1 名) 法務首席ス タIッ フ. 執行補佐官 ( 1 名). ( 1 名) 副局長 総務担当官 ( 1 名). Chief, Monitorin & Compliance Starf Chief Council Legal Staff. Executive Assistant Deputy Director Administrative Officer. ( 1 名) 局長. Support Staff. 補助ス タ ッ フ ( 6 名).

(29) る。. 局 長 は、 上 院 の承 認 によ る大 統 領 任 命 官 であ る。 スタ ッフは 三0 名 内外 であ るが、 1/4 は 被 任 命 者 を 援 助 し た. eeman 氏 の上 院 委 員 会 にお け る 一九 八 八年 四 り 、倫 理法 の解釈 にあ た って他 の行 政 職 を援 助 す る弁 護 士 であ る� Kl (3. ). 月 の証 言 に よ れ ば 、 一九 八 八年 四 月 一日現在 のOGE の機 構 図 は、 前 頁 のご と く であ る。. OGEは、 資 産報 告 書 の審 査 な ど資 産開 示 上 の職 責 のほ か、 倫 理法 の要 求 す る勧告 的 意 見 の作 成 、 各 機関 の倫 理担. (4. ). 当 官 と の協 議 、 電 話 、 書 面 に よ る相 談 への回 答 、 各 省 庁 倫 理 担当 官 の教 育 、 倫 理担 当 官 の行 う 研 修 計 画 の援助 、各 省. 資 産開 示 報 告 書 に つい ては、 年 間 六00 件 を超 え る報 告 書 の利 益 抵 触 法 規 に適 合 し てい る か ど う か の審 査 を行 い、. 通常 、 新 任 命 の通知 を ホ ワイ ト ・ハウ スか ら受 け 取 ってか ら 四 日以 内 に審 査 を行 って い る。. 2 各 省庁 の倫 理担当 官 (Desi ) gnat ed Agency Et ci al s:DAEOs hic s Offi. 各 省 庁 の倫 理担当 官 は 、 通常 そ の省庁 の長官 によ り 任 命 さ れ る倫 理計 画 を担当 す る法 務 官 であ る 。DAEOSは、. 各 省 庁 の職 員 の倫 理事 項 に関 し 直 接 的 責 任 があ る。DAEOSはOGE と綿 密 に連 携 し て新 任者 の資 産 開 示報 告 書 の. 審 査 にあ たり、 ま た大 統 領 によ り 任 命 され た者 が公 織 にあ る間 毎 年 提 出 を 要求 され る資 産報 告 書 の審 査 責 任 があ る。. el to the President) 3 大 統 領 法 律 顧 問 (Officeoft he Couns. OGEやDAEOSと 協 力 し て、 大 統 領 によ る任 命 者 が利 益 抵触 法 に反 し な いよう にす る 責 任 が あ る。 e confi 4 上 院 の承 認委 員 会 (思 品 t rmat i on commi t t ees). 上 院 では、 それ ぞ れ の管轄 の委 員 会 が そ の定 め る手 続 に従 って利 益 抵 触 の可 能 性 を審 査 す る。 手 続 が文 書 にされ て. - 29 -. 庁 で の倫 理関係 諸 活 動 の審 査 勧 告 な ど の仕 事 を 行 ってい る。. アメ リ カにおける政治改革の新しい動き.

(30) い る委員会とされ てい ない 委員会 がある。 通常、 質問 書が被任命 者に送られ、 回答が要求 され る。 次いで、. グ、 投票の運びとなる。. 勤務庁の倫理担 当官( DAE O). 資産開示 報告書の 審査過程. ー. ヒ アリ ン. する。新任者が 抵触 を避けるための特別の措置をと っ た 場合には、 これ に関する書 面をも 併 せて送付する。規程によ. DAE Oが、 法規に反する利益 抵触はないと 決定すると、 そ の経過と 抵触 はないと の 意見書を 付し てOGE へ送付. る。 通常、書 面で法規 に反しない ように何日 までに是正措置を 取るよ う 通知する。. DAE Oが、 報 告書から 利益抵触 の 可能性があ ると 信 ずるとき は、 新任者にその 旨通知し て協 議の機会を 提供す. 偽の事項を 記入した者は、 連邦裁判 所での手続に付され、 五、 OOOド ル以下 の民事罰の制裁がある。. AEOが特に認 知し てい る事項が記入され ていない 場合を 除い て、 開示は 額面どおりに取られ る。報 告書に故意に虚. DAE Oは、 開 示が正しい か どうかを 決定するために報告書を 監査する こと は要求され ていない。 明白な遺漏や D. 認 する。. 官( DAE O) へ送付する。 DAE Oは、 審査の上、 新任者の経済的 利益が利益抵触 法規に違反しない か どうかを確. (5 ). 利益抵触問 題が協議され る。報告書に 記入されると、 大 統 領 (行政)府が報告書を 整 えて新任者の勤務庁の倫理担 当. ホワイト・ ハウス から任命 が公式に発表されると、 資産公開書式が大統領 法律顧問 職から新任 者 へ直ち に渡され、. に. ると、 DAE Oは、 大統 領 (行政)府から開示報告書の送付があ っ てから三日以内に 意見書と 共にOGE へ送付す ぺ. ー. - 30. 近畿大学法学 記念号.

(31) き ものと され てい る。 この要 件を 充足でき ないとき は 、その理由を OGEに説明しなけれ ばならない。大部分の ケー スが三 日以 内に行われ てい るとの ことである。 OGE) 2 公職倫理局 (. OGE局長 は、送付され て来 た資料を 審査し、利益抵触 がない ことを確認 すると 、報 告書に署名する。 上院の承認. が必要な 新任者であれば 、管轄 の上院委員会 へ利益 抵触 規定に反しないと の 意見書を 付し て送付する。. 政 府 (公職 )倫理 法は、OGEに、利益抵鮫 を 避けるために特 定の行為を 取るよ うに 個人に命 ずる権限を 与え てい. - 31 -. るが、その命 令を 強制する権限を も たない。 個人が命令 に従 う ことを 拒絶すれ ば、その 事項を 所属機関の長およ び他. の任命 機関 へ報告するか、司法省 に送付でき る だけである。 OG Eは 、故意に虚偽の報告を なしたと 信ずる 場合や報. 告書の提出をしな かっ た者の氏名を 司法長官に提出する ことが倫理 法によ り要求され てい る。 OGEは、法の執行機. らない 。. の 承認 を要す る 地位に任命され る トップレベルの公職者の報告書も OGEが公衆の閲覧に供するよ うにしなけれ ばな. 大統領によ る任命 者の 所属勤務 庁は、開示報告書を 受領後 一五 日以内に公衆 の閲覧に供しなけれ ばな らない。 上院. 国 公開手続. 談、援助などの重要 な協力的 役割を 果す ことである。. り、次い で司法省 である。資産 開示報告書の提出 過程にあっ ても 、 OGEの 役割は、所属法務職( 弁護士 )によ る相. 関ではない。すなわち 、利益 抵触 法の実施 と 所属職 員の規律に対 し フ ァー ス ト ・ラ インの責 任をも つのは勤務庁であ. ア メ リ カにおける政治改革の新しい動き.

(32) 何人でも、 担 当機関 へ氏名、 職業、 住所を 記入した書 面で申 し立 てれば、 閲覧または報 告書の コビー を受け得る。. 但し、 違法な 目的、 商業目的、 信用度 の評価のため、 およ び政治・ 慈善な どの 目的 で寄附を 勧誘するため に開示報告. 書を 取得、 使用する こと は違 法 であ る。なお、 情報活 動 に従 事する者な どにつ いては、 公開規定が適用 さ れな い。. 資産公開は、 言 うまでも なく、 公職者の清潔 性 に関する 公衆 の信頼 の助長を 目的 とする。 倫 理担 当官も、 OGE. も、 報告さ れた情報を 額面どおり に受け 取るから、 報 告内容 に虚偽 、不正確があれば 何 にも な らな いが、 この問 題点. (6 ). さ えなけ れば (解決でき れば) 、 防止対策 によ り裏打ち され た公開 制度は、 公衆の信頼維持の 有力な 手段と言 え る。. 四 開示対象 (7 ). 一九 七八年 の政府倫 理法では、 一般に経済的 利益の個 々の金額の報告を要求して いな い。 要求 さ れるのは、 利益の. 入. 出 所である資産や 収入 の段階別総額である。. 1 収. 政府支給のも のを 除く、 前年 度中の 収入、 謝礼である。. 非投資 収入. 本人、扶餐家族に つき 一OO ドルを 超え るも の。. ② 投資収 入. 一収入源から一、OOO ドルを超え る 場合の出所、 出 所のみで金額は 不要) 。. 一収 入源か ら 一 OO ドルを超え て受け取る非投資 収入の出所源およ び段階別の金額(配偶者およ び扶養する子供の. (1). - 32 -. 近畿大学法学 記念号.

(33) 投 資 と資 産. 本 人 、 配偶 者 、 扶 養 家 族 によ る、市 価 一、OOO ド ルを 超 え る事 業 にあ てら れ ている不 動 産 、 動 産 の種 目と 段階 別. 3. 負. 債. 本 人 、 配偶 者 、 扶 養 家 族 によ る親 族 以外 の者 に対 す る 一万 ド ルを 超 え る負 債 。 但 し、 本 人 の居 宅 の抵 当 、自 動 車 ロ. 位. ー ンな どを除 く。 七 九 年 の改 正法 は、 居 宅 の抵 当 、 近 親 以外 の親族 か ら の負 債 も 報 告 義 務中 に加 え て いる ( 前 掲 二口. 地. 。 1③ 参 照 ) 4. 報. 酬. 現 在 お よび 過去 二年 以 内 に保 有 し た地位 。 但 し 、 名 誉 職 、 宗 教 ・社 会 ・友愛 ま た は政 治 団 体 に お け る地 位 は報 告 を. 要 し な い。 5. サ ー ピス. 過 去 二年 以 内 に 五、OOO ド ルを 超 え る報 酬 を 受 け た 者 に対 す る任 務 や仕 事 の性 質。 弁 護 士 な ど特 定 の被 任命 者 に. 前 雇 用者 と の関 係 な ど. つい ては、 負 担 が大 き いた め 適 用 が緩 和 され て い る。. 6. 休 職 ) 扱 い、 前 雇 用 者 によ る支 払 の継 続 、 前 雇 用者 によ る従 業 員 厚 生 福 将 来 の雇 用 の約束 、 公 職 にあ る間 の休 暇 (. 利 制度 への参 加 の継 続 な ど。. -3 3-. 本 人 の居 宅 を除 く )。 価格 (. アメ リ カ におけ る 政治改革の新しい動き.

(34) 利益抵触の意義. 公職者と前 ( 公職就任前 )の 民間 雇 用者と の 関係 の 継続 。. 一 般 に、 次の場 合 には、利益抵 触の 可能性があると 考えら れている 。. から 、利益抵 触の 可能性 も規 制対 象となる。. の利益 は、公職者の決定 に影 響するので 当然含ま れ、公務員 の 清潔性 に対する公衆の 信頼の 保持が 目的とさ れること. 地位を自 己 ·家族 · 経済的利益をもつ 団体を 富ま せる ため に濫 用す る 場合 には、利益抵 触となる。 家族や共 同事 業者. 利益抵 触は種 々の 形をとるが 、基本 原則と して 、公務員 は公共 の利益 に尽くす ため に雇 用さ れるものであり 、その. 国. 公務 に影 響する 可能性 のある 会社や 団体 にお ける経済的 地位の 保持や 投資 。. (1). 公職者やそ の 家族の 有する資 産が公務上 の決定 により影 響を受 ける 可能性 のある 場 合。. (2). ハー トナー と して参 加 している 場合。 公職者が 、 過去 ・現在 に、色 々な 形で 。. (3). 上 院の兵役委員 会 は、国防省と年間 二五 、O O O ドルを 超える取引のある 会 社の 株を 有するとき は、利益抵 触. (4). 利益 抵触 を避 けるため に用 いられる手 段. 癒措置が講 じら れることとなる。 この方法 は、 公務行 為と被任命者の 経 済的 利益とを 隔離する方法 により行 われる. 各庁の倫理担 当官 DAEOや公職倫理局 OGEとの協議 過程で、利益抵 触の 可能性 が明 確 になった事 項 につい て 治. 因. の 可能性 があると考えている。. (5). - 34-. 近畿大学法学 記念号.

(35) が 、利益が 軽 微である とか 、連がり が 遠い場合には 、開 示により 抵 触閉係を明確 にさ せた上 で 、影 響の可 能性のある r 公務行為を 許可す る 措置 (ウェイバ ー :w av ie ) が取られる こ とがある。 1 利益抵 触条項 不適 用の 許可 証 (ウェ イバ ー). ウェ イバ ーは 、 個人的な経済的利益に 影 響する 行為の禁 止に 違反 した場合 の 処罰条項を適 用しないこ と、すなわ. ち、適 用の除 外を 認める所属 庁の 長官 の 認定書である°適 用除外 は 、次の 場合に 許可できる 。. 経済的利益がそれほど 重要でな く、政 府がそ の公職者に 期待する職務に影 響しそ うもない 場合 。. ② 規 則 ·規 程による 適 用除 外。. (Q un ) に委任されている 。これらの場合の ウ o th dent ePresi se lt. 山の適 用除外を 許可する 権 限は 、勤務庁の長官に与 えられている。各省庁の 長官に対する適 用の除外の 権 限は大統 領が有 する が 、政 令により 、大統 領諮 問委員会. ェ イバ ーは 、権利の 処分 ( dv iest i t ure) やその 他の 強い治 癒対策を 要 求する に 足るほど 利益抵 触は 重大ではないこ. り 、通 常許可 者の判断 に委されているが 、動務庁が一 般的に適 用される規 則で 、特定の経済的 利益が 、「 遠す ぎたり 、. 取る に 足らないから公職者の勤務の清潔性に影 響しな い 」 として除 外している 場合 もある 。. 一例 とし て 、労働省 長官 から 同省 酪 問委員会委員に対する適 用の除 外の 許可書は 、次のご とく述 べている 。 「 私は 、. 1 b)( l ) に 紐っ i て 、あなたが開 示した 個人的な経済的 利益は 、あなたの職務行 為が広 い 政策事 項または 0 8( 8U.S.C.§2. 一 般的に適 用される事 項に関する ものである ときは 、そ の職務行 為に影 響する と思われるほど 実質的ではない と決 定. しました 。 これらの事 項については 、1 8U.S.C.§2 a)〔 禁 止条項〕は適 用されま せん。 但し 、 この適 用の除外は 、 08(. 一. - 35. (1). とを 示す 、権 限のある 職にある 者の 署名 した 声明書である 。適 用除 外を 許してもよい ( 限界) 線は 、事例ご とに 異な. ア メ リ カ に お け る 政治改革の新 し い動き.

(36) (8. ). .. . あな たの経済的 利益 または 1 8U S C の規制に服する関 係ある 人 々の利益に、 直接的で、 予測が 可能で、 かつ特別. な影響を 与え る事項には及びません。 」. 適用の除外制度は、 大 学や産 業界から有能な 人 々を 諮問 委員会 の メンバー に加え るのに大 変 役立つ制度であり、 大. 統領委員会 の 勧告(前掲 二H団) や一九八九 年の全 公瞭倫理法案 (前掲 二口 2④) も 適用除外 の頻繁な使用を 提案し. て いる。 2 回避同意書 ( Rec usal s). 被任命 者が利益抵触 に遭遇するかも 知れな い特 定事項に参 加しな いこと に同意する声明書である。例えば、 OGE. は、 ある会社から正式の休 暇(休職) 扱 いを 受けて公職に就 いて いる者は、 その会 社に影響する公務行為を 行わない. と の回避同意書を 出すよ う勧告して いる。 回避同 意書 は、 利益 抵触 が頻繁に起 こる 可能性があ る 場合に特 に有効であ る。 3 利益抵触 原因と なる資産の処分 ( Dives t i t ur e ). 株などの資産の所有か ら生ずる利益抵触 に対 する最も 有効な 治癒方法は、 その資 産 の売却その他の処分によ り、 抵. (9 ). 触 原因を 除去する こと である。 しかし、 この方法は、 多 くの被任命 者が損害を 受ける 可能性のある方法であるから. (例えば、 株価が購 入時よ り下 っ た場合 の売却、 処分時 におけ る税金の集中など)、 倫理 官が最後に要求 する手段であ る。 4 プラ イ ンド・ト ラス ト. 連邦法は、 一 九 七九 年以来、 被任命 者がその資産を 公務にある間、 適格な ブラ イ ンド ・ト ラス ト(予備知識のな. - 36 -. 近畿大学法学 記念号.

(37) アメリカにおける政治改革の新しい動き. い、 予 想 でき な い信 託) に付 す る方 法 で大 部 分 の資 産 の保 有 を 許し ている。 これ は、 公 職 者 が そ の所有 す る資 産を増. やす た め に故 意 に公 務 を 利 用 す る こと を 防 ぐ ため のも の であ る。 プ ラ イ ンド ・ト ラ スト は、 公 職 者 に そ の運用 す る有. 価 証券 類 の内 訳 、 内 容 が わ か ら な いよう にす る こと によ り 、 公 務 の清 潔 性 を保 障 す る。 こ の方 法 は、 被 任 命 者 の株. など の処分 が、 望 ま し く な い市 場 影 響 を及 ぽす 場 合 な ど に特 に 有 効 であ る。 適 格 なプ ラ イ ソドと な る か の条 件 は、. 5 C.F.R.734.401に詳 細 な規 定 が あ る が 、要 約 す れ ば 、 国 受 託 者 は信 託 の主 物 ま た は果 実 から 利 益 を受 け る者 と の. 提携 が皆 無 であ る こと。 伽 信 託 物 の管 理 ・運用 にあ たり、 受 託 者 は受 益 者 に収 益 を簡 単 に報 告 す る以 外 は、 通 知 •相. ( 10 ). 談 を行 っては なら な い。 団 プ ラ イ ンド ・ト ラ スト は法 規 によ り 被 任 命 者 の保 持 が 禁 じら れ て いる 資 産 を 包 含 でき な. 分散 型信 託 ( di ver rust si fi ed t ). い。 固 予 定 す る信 託 物 の受 託 者 に つい てはOGE の承認 を 受 け なけ れ ば な ら な い。. 5. プ ラ イ ンド ・ト ラ スト では不 十 分 と 思 わ れ る場 合 には 、 上 院 の承 認 が必 要 な ト ップ レベ ルの被 任 命 者 に は、 適 格 な. .404 分 散 型 信 託 の方 法 がと ら れ る場 合 があ る ( 5C.F.R.734 )。 これ は 、 発 行 者 が被 任 命 者 の主 た る責 任分 野 で実 質 的 活 動 を行 って いな い者 達 の発 行 す る多 角 的 な証券 か ら な る信 託 であ る。. 倫 理担 当官 と協 議 の後 、 プ ラ イ ンドま たはダ イ バー ス ィ フ ァイド ・ト ラ スト が相 当 と な れ ば 、 信 託 契 約 に関 し OG. E弁 護 士 の援 助 が得 ら れ、 ま た、 OGE は法 規 の要 求 を充 た す モデ ル信 託契 約 書 を準 備 し て いる。 信 託証券 の コビ ー を、 管 理す る倫 理官 へ承 認 後 三0 日以内 に提 出 し な けれ ば な ら な い。. これ ら の信託 の方 法 は、 それ ほ ど 用 いられ な いが、 これ は被 任 命 者 が対 象 と な るよ う な資 産 を 持 た な いか、 む し ろ 処分 し た方 が容 易 と 考 え る か ら であ ろう。. -37 -.

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