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IRUCAA@TDC : 図書館WWWサイトを評価する : アクセスログの解析から

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Academic year: 2021

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(1)Title Author(s) Journal URL. 図書館WWWサイトを評価する : アクセスログの解析から 阿部, 潤也 医学図書館, 50(3): 268-272 http://hdl.handle.net/10130/332. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) 図書館 WWW サイトを評価する - アクセスログの解 析から In. today's. 現在、当館 WWW サイトは以下に示すポリシーで 運用されている。. library,. the. WWW. site. is. ・医学情報のポータルサイトを目指す. indispensable as a medium at the time of. 「とりあえず、東京歯科大学図書館の WWW サイトに. sending information.. 行けば、目的としている情報に辿り着けるだろう。」と 利用者に思ってもらえることが理想である。. However, how much is there any library where the information which is sending is evaluating. ・業務において図書館員も便利に使える. which is utilized effectively? It carried out by. 図書館 WWW サイトを一番利用するユーザは、図書. evaluating a WWW site objective in this. 館員であるはずである。. investigation. to. make. employment. and. the. it. future. indicator. of. site an. ・1ページのファイルサイズは極力小さく. improvement.. ・階層は浅くする ・更新をしやすく. I.はじめに. ・サイト全体のイメージを統一する 以上については、WWW サイト構築の際の一般的な. 今日の図書館において、情報を発信する際の媒体 としてWWW サイトは不可欠なものとなっている。しか. 注意事項と言えるだろう。これらについては、一般の パソコン誌に、詳しく解説されている。. しながら、発信している情報が、どれだけ有効に活用 されているかを評価している図書館が、どれくらいあ. III.評価方法. るだろうか?本調査においては WWW サイトを客観 的に評価することによって、今後のサイト運用、改善. 1.アクセスカウンター. の指針にするべく行った。. WWW サイトを評価する方法は、様々あると思われ. 東京歯科大学図書館(以下、当館)では、1997 年. る。当館ホームページにも設置されているが、アクセ. の学内ネットワーク立ち上げ時より、WWW サイト(1. スカウンターは最も簡単で、感覚的に評価できる方法. を運営してきている。学内ネットワークの立ち上げが、. であろう。しかし、アクセスカウンターを設置したペー. SINET(学術情報ネットワーク)への接続にあわせて. ジしか評価をすることができなかったり、詳しい情報を. 行われたため、当時はネットワーク情報の発信も行な っていた。そのため、発信する情報が散漫になってい. 解析することができない等、問題も多い。(本稿での ホームページとは、当館 WWW サイトの最上位に位. たと言える。. 置するhtml ファイル、すなわち/lib/index.html を意. また、サイト構築に際しては、医学図書館員としての. 味する。). キャリアが浅い担当者の独断で行なわれたこと。当館 としての具体的な情報発信の指針がなかったこと。以 上の理由から、ユーザのニーズに十分応えられる医. 2. アクセスログの解析と問題点 一般的には、WWW サーバに蓄積されるアクセスロ. 学図書館 WWW サイトが構築されたとは言い難かっ. グの解析が有効であると言われている。いつ、どこか. た。. ら、どのページからどのページに、といった情報を得 ることが可能である。しかし、この方法では外部サイト. II.運用ポリシー. へのアクセス、とりわけフリーの WWW サイト (PubMed やフリーのオンラインジャーナル)へのアク.

(3) セス数を把握することができない。つまり、どれくらい. ・オンラインジャーナル一覧. ポータルサイトの役割を果たしているかを、把握する ことができないのである。. ホームページは WWW サーバ上のログ解析によって 集計した。他のページについては前述のプログラム. 3.解決策. を利用し集計した。また、ホームページからリンクして. そこで本調査では、ホームページから内部コンテン. いる外部サイトへのリンクは、すべてデータベースに. ツ、および外部サイトへのリンクの間に1枚ページを 挟み、データベースにログを残すようにプログラムを. 記録されるので、アクセス数の多いものを対象に集計 することとした。. 実装した。これにより、前述の問題点をクリアすること ができた。また、ホームページへのアクセスは、このロ. V.結果. グに残すことができないので、WWW サーバ上のロ グの解析もあわせて行った。. ホームページへのアクセス数の推移は表 1 のとおり である。月ごとに変動はあるものの、毎月確実に増え. 4.ログの形式 データベースに残るログの形式は、図 1 に示した通. ているようである。わずかではあるが、学外からのアク セスの方が学内からのアクセスよりも多かった。また、. りである。集計はSQL を利用して、瞬時に完了するこ. リンク元(表 2)は Yahoo!Japan での「PubMed」をキ. とが可能である。また、一般的な WWW サーバは、. ーワードとした検索が多かった。. 図 2 で示した形式で常にアクセスログを記録している。. コンテンツ別では、最も利用されているのは OPAC. しかしながら、このログは単なるテキストファイルであ. であった。順に、オンラインジャーナル一覧、リンク集、. るので、解析には専用のツールを使う必要がある。本. PubMed マニュアル、利用案内、新着図書となった。. 調査ではフリーソフトウェアであるAnalog(2 を用いた。. 学内・外別に見ると、PubMed マニュアルと利用案内. Analog は WWW サーバのログを高速に解析する事 が可能で、結果を HTML ファイルに出力したり、グラ. の学外からの利用の方が多かった。(表 3) また、外部サイトへのアクセス数は圧倒的に. フを表示したりすることが可能である。. PubMed が多かった。また、PubMed へリンクしてい くユーザの 6 割以上が学外ユーザであった。(表 4). IV.調査対象コンテンツ VI.考察 古関の調査( 3 によると、国内医学系図書館の一般 的な提供コンテンツは、利用案内、お知らせ、リンク 集、OPAC、オンラインジャーナル、データベースで. 表 3、表 4 の数値は全てホームページからのアクセ スであるため、コンテンツの中で最もアクセスの多い. ある。当館 WWW サイトでは、以上のコンテンツを全. のはホームページである。ホームページは最上位の. て提供しているが、その中でも、特に利用の多そうな. 階層にあるので、当然の事であろう。また、ポータル. コンテンツを対象に、集計を行った。対象は以下のコ. 要素を強くしているので、とりあえず当館ホームペー. ンテンツである。. ジにアクセスしてから、必要な外部サイト(PubMed や医中誌 Web 等)へアクセスしているためと思われ. ・ホームページ. る。. ・利用案内 ・新着図書. OPAC については、アクセス数、学内・外の割合と もに納得のいくものである。. ・リンク集 ・PubMed マニュアル. オンラインジャーナルの利用のほとんどが、フルテ キストへのアクセス目的であろう。しかしながら、通常.

(4) の利用においては、PubMed 等の2次データベース. の更新も、アクセスログを励みにすれば、意外なほど. から各々の論文を検索し、出版社サイトへアクセスし. にはかどることでしょう。まだ、自分の図書館 WWW. ているのが利用の大半と推測される。WWW サイト上. サイトのアクセスログが、見られるようになっていない. で独自の一覧を作成するよりも、当館では未だ実施. WWW 管理者がいましたら、WWW サーバの管理者. していないが、LinkOut(4 に参加・提供した方が利. にお願いしてみるのも良いかもしれません。. 用者にはさらに便利なのかもしれない。 リンク集は学内者に主に使われているようである。ホ ームページからはリンクしきれないが、有用であるサ. 参考文献・URL. イトを効率的に分類、掲載することで、学外者のアク. 1)東京歯科大学図書館. Avairable from URL:. セスも増えるかもしれない。. http://www.tdc.ac.jp/lib/. もともと学内での利用を周知徹底させるために作成. 2)Japan Analog User Group. Avairable from. した PubMed マニュアルであるが、利用のほとんどは. URL: http://www.jp.analog.cx/. 学外からであった。ドメイン別では大学からのアクセス. 3)古関美津子. 国内医学系図書館の Web の動向.. が一番多く、大学の研究者に使われていることが推 測される。. 医学図書館 2002;49(1):29-37. 4)LinkOut. Avairable. 利用案内、新着図書に関しては今後も大きな変更. from. URL:. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/linkout/doc/. はあり得ないが、継続していく必要があることは間違. liblinkout.html. いが無い。. 5)Rozic-Hristovsk A, Hristovski D, Todorovski L. Users' information-seeking behavior on a. VII.結論. medical library Website. J Med Libr Assoc. 2002 Apr;90(2):210-7.. アクセスログの解析からWWW サイトの評価を試み たわけだが、概ね予想通りの結果になったと言える。 また、運用ポリシーの第一に挙げた「医学情報のポー タルサイトを目指す」の目標は、概ね達成できている ようである。 他大学、あるいは一般の人でも気軽に利用できる WWW サイトであるために、物理的に存在するリアル 図書館以上に「入館者数(アクセスログ)」の解析は、 重要なのかもしれない。今後はこの結果を踏まえて、 よりアクセスされるサイト、便利に利用できるサイトを目 指すべく検討していく必要があると思われる。 VIII.おわりに アクセスログの解析、と言うと堅苦しく思える方もいる かもしれません。しかし、日々のアクセス数やリンク元 情報等を気軽に見られるようにしておくと、「こんな大 学や企業から?」とか「こんな時間に?」等、思わぬ 発見があります。常に億劫になりがちな WWW サイト.

(5) 図 1. データベースに残るログ Visitor node Time mailgw.nodai.ac.jp 2002-12-20 00:08 iscpx001.csi.ne.jp 2002-12-20 01:19 pc120.b1.shudo-u.ac.jp 2002-12-20 09:11. Web page Web client http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1) http://www.mco.edu/lib/instr/libinsta.html Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90) oj.php Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC). 図 2. WWW サーバに残るログ(サーバの設定による) Visitor node Time Web page st1u063230.ocv.ne.jp 06/Jan/200 /lib/index.html 3:21:53:15 ppp018.tdc.ac.jp 07/Jan/200 /lib/opac.html 3:14:41:24 eva117.infobee.ne.jp 09/Jan/200 /lib/newbooks/th 3:16:28:29 eme/. Web client Referring Web Page Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT http://www.tdc.ac.jp/ 5.1; Q312461) Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6. http://www.tdc.ac.jp/lib 0; Windows NT 5.1) /index.html mogimogi/1.1. 表 1. ホームページへのアクセス数推移. 8000 7000 6000 5000 4000 3000. 学内 学外. 2000 1000. 2002年10月. 2002年9月. 2002年8月. 2002年7月. 2002年6月. 2002年5月. 2002年4月. 2002年3月. 2002年2月. 2002年1月. 2001年12月. 2001年11月. 0.

(6) 表 2. ホームページへのアクセスのリンク元 URL. Reqs 663 285 90 88 33 26 24 19 12 10 320 95 20 14 14 12 12 9 7 6. URL http://search.yahoo.co.jp/bin/search http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=pubmed http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=PubMed http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=pub+med http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=Pub+Med http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=PUBMED http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=Pubmed http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C5%EC%B5%FE%BB%F5%B2%CA%C2%E7%B3%D8 http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=PUB+MED http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=Pub+med http://www.tdc.ac.jp/net/ http://www.tdc.ac.jp/ http://dir.yahoo.co.jp/Health/Dentistry/Libraries/ http://www.tdc.ac.jp/lib http://www.tdc.ac.jp/index.html http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/snkproc http://webcat.nii.ac.jp/ cgi-bin/snkproc?id=FA005981 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/jmlalink/index.html http://dir.yahoo.co.jp/Reference/Libraries/University_Libraries/ http://www.libra.titech.ac.jp/libraries_list.html. 表 3. 各コンテンツのアクセス数. 500 学外 学内. 400 300 200 100. 新着図書案内. 利用案内. PubMedマニュアル. リンク集. オンラインジャーナル. OPAC. 0.

(7) 2000. NDL-OPAC. 医中誌収載誌. ScienceDirect. Webcat. 医中誌Web. PubMed. 表 4. 外部コンテンツへのアクセス数. 2500. 学外 学内. 1500. 1000. 500. 0.

(8)

図 1.  データベースに残るログ 
表 2.  ホームページへのアクセスのリンク元 URL  Reqs  URL  663 http://search.yahoo.co.jp/bin/search  285 http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=pubmed  90 http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=PubMed  88 http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=pub+med  33 http://search.yahoo
表 4.  外部コンテンツへのアクセス数      0 5001000150020002500

参照

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