看護基礎教育における基礎看護技術の教育内容構成に関する提言
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(2) 甲南女子大学研究紀要第 5号. 看護学 リハ ビリテーシヨン学編 (20H年 3月. ). 定 され た 『看 護 師 な どの 人材確 保 の 促 進 に関す る法. は じめ に. 3の. 律』. 後押 しを受 け,4年 制大学 にお け る看護 師養成. は ,看 護 師養 成 の 2割 強 まで 増加 した“。 医師 の 臨床 連 合 軍 総 司 令 部 (GenerJ Hcad Quatters,Supreme. 研修 の必 須化 や薬剤 師 の教育年 限 の 延長 な ど他職種 の. Commander for the Allied Powers GHQ,SCAP:以 下. 改革が次 々 と実施 され る中,看 護専 門職能 団体 で あ る. GHQと. 日本看護協会 を中心 に看護教育 を大 学教育 とす るため. す る )の 指導 の 下 『保 健 師助 産 師看 護 師法』. (以 下 『保助 看法』 とす る)が 制定 され ,わ が 国 の 看. 『保助看 法』 の 改正 を訴 え続 けて きた。 そ して ,つ い. ,看 護 師 の 高等教 育化 の証 と して 国家 試験. 護 制度 に大 きな改革が起 って 60年 を経 た 今 ,看 護 界. に 2009年. は さらなる変革期 を迎 え よ う と して い る。 この 間 ,日. 受験 資格 が 4年 制大学 での教 育 を看護 師教育 の基 本 と. 本 の看護制度 は先進諸 国 に匹敵 で きる よ うにな った と. す る こ とが 『保助 看 法』 に明記 され た。 しか しなが. い われて い る。その一方 で ,日 本経済 の 高度成長 に支. ら,養 成期 間 の延長 だけで はな い教育課程 に まで踏み. え られ ,国 民皆保 険や公費負担制度 な ど保険制度 の 充. 込 んだ改 革が必要 な時期 に きて い る。. 実 に よる病 院病床 の増加 ,医 療技術 の進歩 と高度化 な どの看護需要 の 高 ま りに追 いつ けず慢性 的 な看護 師不. こ う した わが 国 の 看 護教 育 の 抱 え る問題 の 根 底 に は ,“ 看護 とは",“ 看護実践 とは"と い った 本 質 を追. 足 が続 い て い る。. 及す るこ とな く,欧 米 に追随 した行動主義 的観 点 か ら. 1946年 ,『 保助看法』 が制定 され バ ラバ ラな資格 制. 複雑多様 な看護実践 の現 象 の エ ッセ ンスの 断片 を切 り. 度 であ った保健 師 ,助 産師 ,看 護 師 が法 的 に一 本化 さ. 取 って形式化 し,教 える項 目を羅列す るに止 ま ってい. れ た。 さ らに 1951年 の 改 正 に よ り准看護 師養 成 が 開. る こ とが原 因 の ひ とつ にあげ られ る。 さらに,学 生 の. 始 され ,看 護職員 の養成制度 は大 き くこの 4種 となっ. 看護実践 能力 の低下 には学生側 の要 因 もあ る。 看護 は. て現在 に至 つてい る。女性 の進学率 の 向上 に よ り准看. 患者 の 日常生活援助が 一 義 的 な役割 で あ るが ,援 助す. 護 師養 成所 は暫 時減 少傾 向 で あ るが ,2008年 時 点 で. る学 生 自身が 自分 の生 活管理 がで きないので あ る。 く. も就業看護職員 の 3割 を占めて い る。臨床現場 で は新. わえて ,人 間関係 の希 薄 さや手先 の不器用 さな ど,看. 人看護職 の早期離職 が ,ま た教 育現場 で は医療 の 高度. 護技術 の 実践 に必要 な能力が未熟 な ままであ る こ とも. 化や複雑化 に対応す るための教育年 限 の 不足 と教育課. 否 め ない 。. 程 の過密 さ,看 護系大学 の急増 に伴 う学 生 の 臨地実習 先 の確保 困難 と臨 床現場 の 負担増加 ,そ して ,看 護学 生 の看護実践 能力 の低 下 とい つた課題 が 山積 してお り. 看護技術 は看護実践 の手段 となるが ,そ の教育 の大. い 註 である。わが国の看 基礎看護学】 部分を担うのは 【 護学 は看護の対象 によって体系化 されてお り,1967. 看護 師養成教育 は 『保健 師助 産師看護 師学校養成所. 小児看 年の 『指定規則』 の改正から,【 成人看護学】【 こ の に された。 母性看護学】 4看 護学 体系化 護学】【. 指定規 則』 (以 下 『指定規 則』 とす る)に よる法 的規. の 『指定規則』 では,看 護の基礎理論 と人間共通の基. 制が あ り,4年 制大学 で も看護 師養 成 の 部分 はその規 定 に従 って 3年 課程 の カ リキ ュ ラ ム を運用 して い る。. 看護学総論】 として位置 礎技術 を学ぶための科 目は 【 づ けられた。その後,【 看護学総論】 は,基 礎的性格. しか し,4年 制大学 の 卒業 生 が 3年 課 程 の 教 育機 関 を. を有するとして 1989年 の 『指定規則』 の改正か ら. 護系大学協 議 会 の 2002年 の調 査 で は,就 職 当初 の 実. 看護学総論】か 基礎看護学】 と名称が変えられた。 【 【 へ ら 【 基礎看護学】 の名称変更により,対 象別看護学. 看護教育改革 が急務 の課題 となって い る。. l,日 本看 卒業 した学 生 よ りも優 れて い る とは限 らず 践 能力 は「変 わ りない」 または 「劣 る」 とい つた指摘 2。. が ほ とん どであ った. この こ とか らも,教 育 機 関 の. 延長 だけで は看護実践 能力 の低下 に対す る問題解決 の 特 効 薬 とは な りえ な い と考 え られ る。 この 『指 定 規. の基礎 となる看護学 として位置づ けられた。さらに 註 2008年 の 『指定規則』 の改正 により (専 門分野 I〉 " ,. として独立 したことで,対 象別看護学の看護の基礎 と なる看護学を研究す る専門分野としての体系化が求め. 正 に終始 してお り,社 会 の 変化 とニーズ に見合 った教. られることとなった。しかしながら,【 基礎看護学】 および 〈 専門分野 I〉 を対象別看護学の基礎 として構. 育が な されて い る とは言 い難 い状 況が続 い て い る。. 造化す る ところの線引 きは難 しく,十 分 な積 み重 ね と. 的 な改 則』 も,60年 前 に作 成 され た教 育課 程 の 姑 虐、. 4年 制大学 に よる看護 師養成 は,1952年 の高知県 立. 検討 が ない ままの 出発 で あ った 感 は否 め ない 。. 高知女子大学家政学部看護学科 が最初 であ り,そ の 後. そ こで ,基 礎 看護学 お よび基礎看護技術 の位 置 づ け. は新 設が漸増 の 期 間が続 い た。 しか し,1992年 に制. が明確化 に され る こ とは,基 礎看護学 の学 問的位 置 づ.
(3) 吾妻. 知美 :教 育内容構成に関する提言. けの指標 となる。 さ らに,初 学者 を対 象 とす る基 礎看 護技術教育 にお い て従来 にはない看護実践 能力育成 の ための基 礎看護技術教 育 の教 育内容 の検 討 をす る こ と で ,看 護界 の大 きな課題 で あ る看護実践 能力育成 のた めの示 唆 を与 える もの となる。. Ⅱ.『 指定規則』による 【 基礎看護学】 および 〈 専門分野 I〉 の位置づけ. 第 4章. 看護 の基本技術 「病院のベ ッ ド,お よびベ ッ ドの作 り方」「患者 の動 か し方」. 第 5章. 患者 との対応. 第 6章. 患者 の入院及び退院. 第 7章. 患者 の観察お よび記録. 「入院」「退 院」. 「患者 の観察」「患者 の記録」 第 8章. 患者 の安楽. 「患者の安楽」「安楽にする方法」「患者 の姿勢お よ び体位」「患者 を安楽にする工夫」「始めてベ ッ ドか. わが 国 の看護教 育 は 『指定規則』 が制 定 された当 時. らお りる患者あるい は衰弱 してい る患者 を椅子に掛. か ら 1996年 の 改 正 まで詳細 な科 目名 で 法 的拘 束 され. けさせ る方法」「患者 を他のベ ッ ドあるいは輸送車 へ の移 し方」「患者 の抑制法」「褥創 の予防お よび手. てお り,教 員 の 自由裁量 の 余 地が ほ とん どなか った 。 看護職 の 国家試験 受験 資格 を得 る までの看護基礎教 育 にお け る技術教 育 は,『 指定規則』 にお い て [看 護 原 理 お よび実際 ]註 ",[看 護技術 ],[基 礎看護技術 ]と 名 称 を変 えなが ら行 なわれて きた。. 1951年 に制定 され た 『指 定規則』 にお い て看 護学 は ,医 学 の 学 問体 系 に基 づ き,[内 科 学 及 び 看 護 法 ] [外 科 学 及 び看護法 ]と い った疾患 を持 った 人間 に対. す る看護 法 を中心 と した科 目立 て されて い た。 [看 護 原理及 び実際 ]で は,戦 後. GHQの 指導 に よ り作 成 さ. れた看護教 科書 『看護実習教本』9(1948)の 編纂 に携 わ った 吉 田時子 が 著 した 『基礎 看 護. 原 理 と方 法 』 一 い の と 唯 教 して用 られ て い た゛。 (1954年 )が 科書. 吉 田は,基 礎看護 につい て「基礎看護 は単 に基 礎 的技. 当て」 第 9章. 患者 の身体的清潔. 「朝 の洗面お よび夕方 の洗面」「皮膚お よび爪の手入 れ」「口腔の清潔」「眼,耳 ,鼻 の清潔」「毛髪 の手 入れ」「衣類の清潔」「シー ツの交換法お よびベ ッ ド の整頓」 第 lo章. 診断課程介助. 「身長,体 重お よび胸囲の測定」「体温,脈 拍お よび 呼吸 の測定」「血圧 の測定」「診療 の介助」「検査物 の集め方」 第 H章. 患者 の栄養お よび食餌. 「患者 の食餌」「経管栄養法」「注腸」 第 12章. 排泄. 「尿利 」「便利 」「尿器 ,便 器 の与 え方」 「浣腸」「導 尿」. 術 の み で は な く,看 護婦 に大切 な要 素 を総 合 的 に教. 中略. え,か つ 学 び ,し っか りした学 問 で な けれ ば い け な つと い」 学 問 と しての体系 化 の必要性 を述 べ て い る。そ. 第 20章. して ,こ の教科書 で は 日常生活 の援助技術 と診療 の補 助技術 のみ な らず ,“ 看 護 ",“ 病 院",“ 患 者 の規 定 お よび病 院 の 日課 ",“ 患者 との対応 "お よび “ 患者 の入. 1967年 の 『指 定規則 』 の 改 正 で は,米 国が 人 間 の 看護教 育 を行 な っていた影響 を受 け,看 護学 は看護 の. 院 と退 院"“ 患 者 の観 察 お よび. 記録 "と い った項 を加. 対象 で あ る人間の成 長 ・発達 に よる対象別看護学 と し. え こ とで ,単 に技術 の 習得 に よらない看護 の方向 づ け. て,【 成人看護学】【 小児看護学】【 母性看護学】の 3 看護学 と,対 象別看護学にはあてはまらない 【 看護学. を示 す科 目と して位 置 づ けた。 そ の 内容 を以 下 に記. 包帯法. 成長 ・発達段 階 の 区分 に よる看護学 の確 立 を 目指 した. 総論】の名称が用いられるようになった。 【 看護学総 論】は「看護学概論][看 護技術][総 合実習]で 構成. す。. 吉田時子 (1954)『 基礎看護 原理 と方法』目次 第 1章. 緒論. 「看護」「病院」. 第 2章. 患者 の環境. 「病室お よび患者 の治療上必要な設備」「患者 の環境 の衛生的設備 と家事管理」「患 者 の寝具 ,衣 類お よ びその他 の リネ ン類」「,台 療 ,看 護上使用する器具 機械 の取 り扱 い」「消毒法」 第 3章. 病院の規定お よび病室 の 日課. 「病院の規定」「病院の 日課」. され,[看 護概論]は 看護史および看護倫理を含むこ とが 指定 された。. 1989年 の『指定規則』の改正により 【 看護学総論】. は【 基礎看護学】と名称が変更され,専 門科目がすべ “ て ○○看護学"で 統一された。この中で 【 基礎看護 学】は,[看 護学概論](45時 間),[基 礎看護技術] (75時 間),[臨 床看護総論 ](30時 間)の 科 目で構 成 され た。 [看 護学概 論 ]は ,吉 田 の 『基礎 看 護 一原理. と方法』 の 内容 に加 え “ 看護研 究 "が 含 まれた。 この.
(4) 甲南女子大学研 究紀要 第 5号. 看護学. リハ ビ リテ ー シ ヨン学編. (20H年 3月. ). 改正 にあたって沢は,「 基礎看護学 は看護活動 を行な ううえでの土台 となる看護の考 え方,方 向性,原 理 紳 方法論の習得 を目指す もの」 と説明 している。『看護 師養成所の運営に関す る指導要領』 (以 下 『指導要領』. は,欧 米 では基礎看護学が 「Fundamentals of Nursing」. とする)に おいて 【 基礎看護学】は「人間のライフサ イクルにお け る健康 の 意義 ,保 健 医療 にお ける看護 の 役割 につ い て理解 させ ,看 護行為 の基 礎 となる知 識 り 技術 ,態 度 を教授 す る」 とい う内容 とともに各科 目の. 礎看護学 は,土 台的 な考えで達成で きるものでは到底. 教育 内容が示 された。. 目として意識が変化 していった。. ,. ,. この 当 時基礎 看 護 学 は ,英 語 の Basc(底. ,基 部. ). と表現 されてお り,「 根底 となる」 とか「重 要 な」 と い う意味づ け としての学問体系が確立 してい る影響が ある と推測 される。石本が基礎看護学 につい て,「 基 な く,看 護学 の基本的な内容 であ り,ま た内容 を成 り H'と 立たせ る根幹 である」 述 べ て い るようにわが国で も,基 礎看護学 は初学 の学生は最初 に学ぶ核 となる科 そ して,2008年 の改正では,(専 門分野〉が 3分 野. の 同義 と して の捉 え方が主流 であ り,あ くまで も臨床. に分類 され,【 基礎看護学】が (専 門分野 I)と な っ. 看護 を支 えるため の土 台 で入 学初期 で 完結す る もの と. た。そ して,〈 専 門分野. 考 え られ て い た。 そ して ,そ の Baseは 成 人 ,精 神. 基礎看護学】が独立した内容であるが,『 指導要領』 【. ,. I)は ,旧. 『指定規則』 の. 老人 とい つた対象者 別看護学 の独 立 した領域 に共通す. で は「各看護学及 び在宅看護学 に基盤 となる基礎 的知. る基礎 となる看護 学 の 知識や技術 の教授 が求 め られて. 識 や基礎 的技 術 を学 ぶ ため ,看 護学概論 ,看 護技術. い た。 しか し,そ の基 礎 とは何 か ,ど こ までが基 礎 な. 臨床看護総論 を含 む内容 とし,演 習 を強化 した内容 と. 基礎看 のかについては明 らかにされてい なか った。 【. す る。 コ ミュニ ケ ー シ ヨン,フ イジカルアセス メ ン ト. 護学】が対 象別看護学 の土台 とする構造 は図 1の よう. を強化す る内容 とす る。事例等 に対 して,看 護技術 を. になる。. 適用す る方法の基礎 を学 ぶ 内容 とす る。看護 師 と して. 前回の改定か ら 7年 後,社 会の急激な変化 に対応 し 看護 の専 門性 が大 き く問 われ る よ うにな り 1996年 『指定規則』 が改正 された。『指導要領』 における基礎 看護学 の留意点 には「各看護学お よび在宅看護論 に共 通の基礎的理論や基礎的技術 を学ぶ内容 とする。チー ム医療 0看 護ケアにおける看護師 としての調整 とリー ダーシップ及 びマ ネージメン トがで きる内容 とす る。. ,. 倫理 的 な判 断 をす るための基礎 的能力 を養 う内容 とす る」口'と 示 された。『指導要領』 か ら一 度 な くな って い た [臨 床看護総論 ]が ここ に復活 した ので あ る。 (専 門分野Ⅱ〉は従来の対象別看護学. 成人看護学】 【. 精ネ 申看護 母性看護学】【 小児看護学】【 老年看護学】【 【 の とし て (専 門 学】の 5看 護学 となった。3つ 目 分野 『 では 基礎看護学】に て旧 指定規貝 【 分野Ⅲ)と し 1』. 内容 と 10単 位 とい う単位数で規定 された。旧 『指導. 看護の統合 と実践】 在宅看護論】 と 【 含まれていた 【 基礎看護学】は,ど こまで が創設された。これまで 【 が基礎かとい うことに関して明確にされて こなかっ. 要領』 の [臨 床看護学総論]に み られたライフサイク ル別の対象理解 の学習内容 の項 目がな くなつた。 これ. た。さらに,学 問体系 による基礎看護学ではない広範 基礎看護学】に含まれて 囲な内容が 『指定規則』の 【. 国際社会 において,広 い視野に基づ き,看 護師 として Ю 諸外 国 との協力 を考 える内容 とす る」 といつた教育. いることで混乱を招いていた。 しかし,今 回の改正に より専門分野が分かれたことで教育課程の構造化がな 健康 障 害. 母性 看 護 学. 小児 看 護 学. 老 人看 護 学. 成 人看 護 学. 専 門科 目 の考 え 方. された。 『指定規則』 に 【 基礎看護学】 とい う分野が明示 さ れてから20年 余 りすぎようとしている。その間,【 基 礎看護学】で教える科 目や内容は指定されてきた。そ の 後 ,教 育機 関 の 自由裁量 が可能 になったに も関わ ら ず ,基 礎看護学 の 目指す もの は何 なのか につ い て議論. 基礎 看護学. された こ とはない 。 さらに,そ の教育 内容 は,総 合看. 看護学総論】 として出発 したときからほと 護 として 【 んど変わっていない。基礎看護学 とい う学問体系 にお 図 1 土台 と して の基 礎看護学 の構 造 石本博江 [1998]基 礎看護学実習 の 考 え方 と展 開 一看護 の 吹 かせ るため に 一 萌芽 を臨床 で 虐、 新 見女子短期大学紀 要 第 19巻 ,40頁 よ り引用. いて確立 した内容を教育す るといった位置づけには程 基礎看護学】 遠い状態であ り,『 指定規則』 における 【 づ ((専 門分野 I〉 )の 位置 けは不明確なままなのであ.
(5) 吾妻. 知美 :教 育 内容構 成 に関す る提言. 論 ]が 復活 したのであ る。基礎看護学 としての学 問体. る。. 基礎 看 護学】が (専 門分 野 【. I〉. と して独 立 した こ. 系 の確 立 を 目指 して い たわれわれ に とって ,改 正 の都. 域 と しての位 置 づ け を明確 に して い か なければな らな. 基礎看護学】の内容が変わる状況に,『 指定規則』 度 【 による 【 基礎看護学】と,学 問領域としての基礎看護. い。それは,従 来 の「土 台」 と してで はな く,対 象別. 学 との乖離 をな くす ための専 門性 の確 立 の必 要性 を痛. 看護学 の核 と して応用 し発展 で きる基礎 となる能力 を. 感す る。. とに よ り,基 礎看護学 も対 象別看護学 と同様 に専 門領. 育成す るための基 礎看護学 としての 内容 を明確 にす る. 看護教育 にお け る基 礎 は,長 い 間 「土 台」 と捉 え ら れて きた。 しか し,そ の土 台 もど こ までが土台 か につ. こ とで あ る。 基礎看護学 とは「看護学 の基礎付 け (看 護学が真 に 学 問 で あ る こ とを保 障す るための根拠 を示 す こ と)に B)と. 関す る研 究 を担 う」. い われ て い る よ う に,対 象 別. い ての 線 引 きは難 し く,「 伝 統 的 に行 なって い る こ と が基 礎 」,「 原理 ・原則 が基礎 」 とい った それぞれ の教 員 の 思惑 に委 ね られて きた。教 育学者 で あ る山 口 は. ,. 看護学 と横並 び と して体系化 された学 問 として位置 づ. 看護学生 は,看 護領域 に組 み込 まれて い る看護文化 ヘ. い て い るはず で あ る。 看護実践 能力 を育成す るため に. の体験 ,看 護実践 とそ こか ら生 み出 されて きた知識 の. 看 護 とは何 か "“ 看護 実践 とは何 か "“. 看 護学 と. 実感が不足 して い る。 そ のため ,基 礎看護学 で使用 さ. は"と い った看護 の専 門性 を追求す る基 礎 看護学 は重. れ る一 つ ひ とつ の専 門用語が ,生 きた知識 と して使用. 要 で あ る。 そのため には,看 護基礎 教育 にお い て ,基. され る状況 か ら切 り離 され,非 文脈 的 に要素化 されて. 礎看護学 の学 問体系 と して構築 された理論 に基 づ い た. 提示 されて い るため ,身 体化 された知識 ではな く,一. 教育 内容構 成 へ と方 向転換 す るこ とが 重要 で あ る と考. 時的 に記憶 され る情報 にす ぎな い と述 べ て い る。 さら. える。. に,初 学者 (基 礎 )に は教授対象 と して取 り出 された. は,“. 要素 を,知 識 の全体 的 な関連性 と して提示 し,全 体性. Ⅲ.基 礎看護学 の定義. を実感 で きる よ うに提示す るこ とが重 要 であ る と指摘 Ю する 。. 基礎看護学】が 『指定規則』に位置づいた歴史は 【 比較的新しく,1989年 の 『指定規則』の改正以降で. 護 に必 要 な理 論 や 知 識 ,技 術 が 様 々 な科 目の 中 で. 看護 の基礎 理論 と人 間共通 の基礎技術 を学ぶ領域 と し. 様 々 な教 員 に よって ば らば らな形 で 教 育 されて い る。. て位 置 づ け られ ,[看 護学概 論 ][基 礎 看 護技術 ][臨. 学 生 は,1年 次 または 2年 次 に行 なわれ る基礎 看 護学. 床看 護学総論 ]の 3科 目で構 成 されて い た。 この 中 で. 実習 とい った現 実世界 に飛 び込 んで い って初 めて ,看. 新 た に加 わった [臨 床看護学総論 ]は ,既 習 の基礎 知. 護や人 間 の全 体像 が はっ き り見 えて くるのであ る。 し. 識 ・技術 を統合 し,健 康 障害 を もつ対象 を理解 し,状. か し,基 礎看護学実習 で は,学 生が患者 を受 け持 って. 態 に応 じた看 護 の役割 と看護 に求 め られ る普遍 的 な要. い て も,そ の患 者 を丸 ご と捉 える こ とは無理 で あ る と. 素 ,ま た,対 象別看護学 へ と発展 させ る基礎 を学習 す. 判 断 され ,そ の患者 の疾患 や症状 に関 る援 助 はせ ず. るこ とが ね らい で あ った。 Fl旨 導要領』 で は,急 性期. 基礎看護技術 を患 者 に適用 す るこ とに終始す る。基礎. ,. ,. 基礎看護学 】 は,看 現在 の看護基礎教育 にお い て 【 ,. ,. 慢性期 ,リ ハ ビ リテ ー シ ョン期 ,臨 死期 の看護 とい っ. 看護学 実習 の 大 きな 目的 は ,“ 基礎 看 護技術 を患 者 に. た経 過 別 の 看護 や ,呼 吸 障害 ,意 識 障害 ,循 環 障害. 実践す ること"で あ り,疾 病 か ら くる患者 の 身体 に起. ,. 精神 障害 の看護 とい った症状 別 の看護 ,安 静療法 ,食. ってい る症状 を含 めた患者全 体 をみて考 える援助 は次. 事療 法 ,手 術 療 法 な どの 治療 ,処 置 別看 護 ,継 続 看. の段 階 で あ る対 象 別看 護学 で 学 ぶ こ とになって い る。. 護 ,医 療用機器 の 原理 と実 際が含 まれ n,こ の科 目が. さらに,学 生が 看護現象 の全 体像 を理解 で きるの は卒. 対象別看護学 とどの よ うに住 み分 け るのか は不 明確 で. 業 間近 になってか らであ る。. あ った。. 1996年 の 『指導要領』 では 【 基礎看護学 】 の 内容. さらに「基礎 ・基本」 は常 に,新 たな角度 か ら景観 を楽 しむため にた くさんの こ とが 見 えて くる知識 で あ 口)。 したが り,螺 旋 階段 を構 成 し発展す る もので あ る. が,「 各看護学及 び在宅看護論 に共通の基礎 的理論や )と 基礎 的技術 を学 ぶ 内容 とす る」朽 曖昧 な表現 にかわ. って ,基 礎看護学 で は看護実践 の 部分 的 な知識 や技術. り,看 護管理や調整能力,国 際的な視野 の内容が含 ま. だ け を対 象 にす るのではな く,看 護実践 の全 体像 を対. れた。そ して,2008年 の改正 では,国 際看護や看護. 象 とす ること,そ して ,そ の提示 は初学者 の学 生 に も. 管理 の 内容が (統 合分野〉 に移 行 し [臨 床看護学総. 理解 で きる よ うに して い くこ とが必 要 なので はない だ.
(6) 甲南女子大学研究紀要第 5号. 看護学 ・ リハ ビ リテー シヨン学編 (20H年 3月. ろ うか。その上で,看 護基礎教育課程 全体 で繰 り返 し. ). ‐ 述べ てい る螂。看護学 は,科 学 の方法 を用 いて,看 護 に生起 してい る現象 の解明に邁進 して きた。 しか し. 知識 ・技術 を活用 し,肉 づ け してい くことで,太 い芯 へ と成長 していける と考える。. 看護哲学 とい う看護学全体 を説明する ことがで きずに. そ こで本研究では,基 礎看護学 を 「看護実践 の全体. きた。近年 の文献において も,基 礎看護学 の定義 だけ. ,. を見渡すための根幹 となる理論,知 識,技 術 とそれ ら. ではな く,構 成要素 を示 した ものは希少である。. を活用 する能 力 を育成 する学問領域」 と位 置 づ け. ての基礎看護学 に裏打 ち された基礎看護技術教育 の 目. 池川 は,基 礎看護学 の 目的を「教育 と研究 の前提 で ある “ 看護 とは何か",言 い換 えると看護実践の構造 働 その ものを理論的に整備す ることである」 と指摘す. 的や教育 内容 を検討 して い くこ ととす る。. る。 さらに, どうして も押 さえておかなければいけな. ,. 『指定規則』の 【 基礎看護学】とは区別し,学 問とし. 澤潟 は,学 問には哲学 と科学 の両方 を含み,そ の上. い内容 として,① 科学の反省的理解 (看 護にとって科 学 とは何か),② 医療的行為や看護ケアの哲学的考察 (医 療・看護の倫理),③ 看護の本質論 (看 護の全体論 的把握)で あると述べているЮ. で哲学 は全体 の学,本 質の学 で,科 学 は部分の学,現. 深井 は ,基 礎 看護学 の 目的 を,「 あ らゆ る看護 実践. Ⅳ .基 礎 看 護 学 の 構 成 要 素. 象の学 として区別で きるがそれぞれが相補 してい ると 表. 1. 認識 :知 る,知 識 看 護 の 対 象者 を どの よ うに理 解 す るか ,主 観 的 ,客 観 的 に考察. ). 実験 か ら準 実験 にお よぶ探索 方法 問題 の追 及 ,研 究 と問題解決. ライダー 島崎玲子他 [2009]看 護学概論 アプ ローチ 第 2版 ,6頁 よ り引用. あ らゆるケア技術 に共通す る基本的 な技術理論 を中核 に基礎看護学 の構 成要素 を示 した 。基礎 看護学 にお い て看護技術教育 は中核 で あ り重要 な位置 づ けにあ る こ とに異論 はない 。 しか し,深 井 の 定義 の よ うに看護 技術 に必要 な理論 のみ を構 成要素 とす るだけで ,看 護 全体 を示す こ とはで きない。 ライダー は,看 護 を理解す るため には本 質 を分析 す る とい う哲学 一看護学 には い った い どの よ うな知識 が 必要 か とい う全体像 を把握す る こ とや看護 上 の 問題 を 常 に追及 して い く姿勢 一が重要性 で あ る と指摘 し,そ. 看護追及へ の. して ,ジ ー ン・ ケ リー (Jean Kelly)の 「 看 護 の 探 索 2"。 方法」 を (表 1)を 示 した. さ らに,看 護学 の 具体. 看護技術. 論 役 壁 の 管し て 護 薩 畠 犠 看 馨. 問題解決. ・主観的理解 ・ 客観的理解. 看護倫理 生命倫理 道徳. 人間の理解 人間関係 (communication) 心理学 行動科学 自然科学 の知識 (病 態生理・疾病論など) 図2. ラ イ ダ ー 島崎 玲 子 他. ,. 2つ. ,. 価値 に関す る学 問 医療 の 中で ,こ の価値観 を どの よ うに取捨 選択 価値哲学 す るか (看 護価値 ,倫 理 ,看 護観 論理学. に共通す る基礎 理論 を見 出 し,看 護 の科学性 を追 及す ]│と る こ と」 述 べ ,看 護学 を技術論 の体系 と位 置 づ け. ジー ン・ケ リー (Jean kelly)の 看護 の探索 方法. 看護 の 本 質 ,定 義 ,看 護 の 役割 ,機 能 の 変遷 形而上学 あ る物 の性 質 。本 質につ い ての探 究 抽 象的 な思考 に よるアプ ロー チ. 忍識学. )。. [2009]看 護 学 概 論. 看 護 学 の 図式 看 護 追 及 へ の ア プ ロー チ. 第. 2版 ,7頁 よ り引 用.
(7) 吾妻. 知美 :教 育 内容構 成 に関す る提言. 的 な構 成要素 と して「看護学 の 図式」(図 2)を 示 した。. 手 引書 『看 護 婦 学 校 教 科 内容 参 考 書 』 を見 て み る。. 「看護 の 道 に入 った 1年 生 は,看 護 とは何 か とい う. [看 護 の 原理 と実 際 ]に 記 されて い る「教 授 法 に関 し. 未知 の こ とを勉 強 して い くこ とに な る。 教 師 の 役 割. ての注意 事項」お よび技術項 目を以下 に示 す20。. は ,看 護 とは何 か とい う色 々 な情 報 を提 供 す る こ と だ。 それ を学 生 自身 の頭 の 中で整理 し,必 要 な情報 を 焼付 け,他 の情報 と統合 し,正 しい と信 じる看護観 を. 1)必 ず看護教員 に よ り教授 され る こと 2)す べ ての看護法 の土 台 とな る故十分 な時 間 をか. 20と 自分 の 心 の 中 で 形 成 して い くこ とが必 要 で あ る」. け て一 人一 人徹 底 して熟練 され な くて は な らな. 述 べ て い る。 ライダーが示 した「看護学 の 図式」 の よ. い 。少 な くとも 135時 間 を基 準 とす る. うに,看 護学 は,看 護 の役割 ・機 能 (専 門職 と しての. 3)看 護倫 理 ,個 人衛生 と深 い 関係 を持 つ ため時 間. 看護 ,看 護 実践 の 場 ),対 象 の理解 (主 観 的理解 ,客 観 的理 解 ),看 護 の 価 値 観 (倫 理観 ),問 題 解 決 (研. 的組 み合 わせ に留意す る. 4)解 剖生理 ,化 学 そ の他物 理等 を裏付 け と して教. 究 )と い った 内容 はす べ て内包 された実践 で あ る とい える。 したが って ,こ れ らの核 となる知識 ・技術 は経. 授す る. 5)看 護技術 を教室 で 実習 した後病 院 に赴 き実 際 に. 験 の積 み重 ね に よって太 く大 き く成長 した もの となっ て い く と考 え る。 したが って ,基 礎 看 護 学 にお い て. 経験 す る こ とが望 ま しい. 6)看 護 の原理 と実際 は病 院実習 開始前 まで に完 全. も,そ の一 部分 を切 り離 して教 える こ とはで きない と 考 える。学生 の これ までの生活体験 や ,発 達段 階そ し て既 習 の 知識 に見合 った教 育 内容 で ,平 易 な言葉 で. に終了 す る こ と. 7)各 病 院 の状況 に依 り多少 の考慮 を加 える こ と. ,. 解 りやす い看護 の現象や事例 の 中 で ,看 護 の全 体像 を 捉 えて い ける方法 を用 い る ことが必 要 になって くる。. この よ うに,看 護技術 の根拠 となる知識 の重要性 と ともに倫理観 と個人衛 生 との連 関 も示 されてお り,こ. 以上 よ り,基 礎 看護学 を構 成す る科 目と して ,[看. れ らの注意事項 は現在 で も通用す る内容 で あ る。 さら. 護学概論 ]で は,看 護 の役割 ・機 能 ,対 象 の理 解 ,看. に,こ の 中に掲載 されて い る技術項 目は看護援助 の基. 護 の価値観 や倫理 観 とい った 内容 か らアプ ロー チ す る. 本 と して位置 づ け られてお り,こ れ らの技術項 目の ほ. こ とが望 ま しい 。 [臨 床看護 学総論 ]に 含 まれ る内 容. とん どが 現在 の基礎看護技術 の学習項 目に踏襲 されて. は,既 習 の基 礎 知識 ・技術 を統合 し,健 康 障害 を もつ. い る。換 言 す る と,60年 間教 育 内容 が変 わ って い な. 対象 を理解 し,状 態 に応 じた看護 の役割 と看護 に求 め. い と もい える。. られ る普遍 的 な要素 ,ま た ,対 象別看護学 へ と発展 さ せ る基 礎 を学習す るこ とがね らい で あ るが ,看 護 にイ メー ジが ほ とん どない学 生 に対 しては,順 序性 を考慮 した場合 [看 護学概論 ]と. [基 礎 看護技術 ]の 終 了後. 厚生省医務局看護課編. (1954). 『看護婦学校教科内容参考書 看護の原理 と実際』 目次 一般看護技術. に行 う こ とが望 ま しい 。 しか し, 1年 半 か ら 2年 とい. 「 I.病 院のベ ッ ド及 びベ ッ ドの作 り方」「 Ⅱ.就 褥. う基礎看護学 にお け る教 育期 間 では完了す るこ とはで. 患者の動か し方 ,抱 き方 ,体 位 のかえ方」「Ⅲ.敷. きず ,基 礎 看護学 の構 成要素 か ら外 して対 象別看護学. 布交換」「Ⅳ.患 者 の衣類及 び寝衣 の交換」「V。. に委譲す る こ とが 現実 的 で あ る と考 える。. 体 の清潔. 潔 ,毛 髪 の手入れ)」 「Ⅵ。体温 ,脈 博 ,呼 吸 の測 定」「Ⅶ。血圧測定法」「Ⅷ.寝 てい る患者 を椅子 に. V.『 指定規則』 にみる基礎看護技術教育 1951年 の看護 師 (3年 課程 )の 『指定規則』 で は 総教 育 時 間数が. 坐 らせる方法」「Ⅸ.患 者 の抑制法」「 X。 便 ,尿 器 の与え方」 ,. H50時 間 に加 え,臨 床 実 習 が 102週. 朝お よび夕方 の世話 食餌. 「食餌 の与 え方」. 以上 ,合 計 5055時 間 と全 く余裕 の な い 過密 ス ケ ジ ュ. 患者 の慰安. ール で あ った。 この 中 で看護技術教 育 は [看 護原理 お. 診断の介助. よび実際 ]と い う科 目名 で 135時 間 と規定 された。 こ れ は看 護 学 全体 の 時 間数 の 2割 を占め る もの で あ っ 29。. た. 身. (口 腔お よび歯牙 の清潔法,皮 膚 と爪の清. ここで ,こ の科 目の意 図 を知 るため に,1954年. に厚 生 省 医務局看護課監修 で 発行 された教 員 のため に. 「診断 の介助 な らびに準備」「検査物 の集 め方」「各 種測定法」 治療処置 「浣腸」「腸洗浄」「巷法」「投薬法」「輸血法介助」.
(8) 甲南女子大学研 究紀要 第 5号. 看護学 ・ リハ ビ リテ ー シ ヨン学編 (2011年 3月. 「吸入法」「 胃洗浄」「経管栄養法」「導尿並 びに排尿 後 の消毒」「眼 に対す る処置」「重傷患者 の 看護 」 「死後の処置」. ). 術 ,看 護研 究 の基礎 が看護技術 と して新 た に加 わ った. ことによる措置である。今回の改正は,【 基礎看護学】 に 「看護学概論」 と [基 礎看護技術 ]([看 護技術 ]か ら名称 変更 ),[臨 床看護総論 ]が 加 わ った 。 [基 礎 看. 1967年 ,『 指 定 規 則』 が 16年 ぶ りに改 正 され た。. 護技術 ]と 名称 変更 された ものの そ の 内容 は技術項 目. この改正 は医療 の 近代化 に対応 し,科 学 的根拠 の もと. が増 えただけの姑 虐、 的 な改正 であ った とい う印象 は否. に,医 学 の体系 か ら独 立 した看護学 と して の教育課程. め ない 。. の構 築 と一般教養科 目の強化が 目的であ った。前 回 の. 前 回 の改定 か ら 7年 後 の 1996年 ,『 指定規則』 が改. 『指定規則』 で は 臨床実習 時 間が 102週 以上 (1週 45. 正 され た。 この 改 正 で は ,時 間数 制 か ら単 位 制 の 導. 時 間 と換 算す る と 4590時 間)あ り看護学生 は看 護 人. 入 ,教 育課程 に科 目名 ではな く教育 内容が示 され る と. 員 として換算 されて い た。 この改正 に よつて ,看 護学. い う大 きな変化 が あ った。 [基 礎 看護技術 ]に 費 やす. 生が看護 人員 (労 働者 )と してで はな く,学 生 (学 習. 時 間 の規定が な くな り各教育機 関 での 設定 が可 能 にな. 者 )と しての地位 を獲得 したので ある。 (専 門科 目〉 は講義時間 と実習時間がそれぞれ規定 された。 このこ. った。. とか ら知識の重要性が強調 された改正 であった ことが. 基礎 そして2008年 ,『 指定規則』が改正された。【 べ 専門科目〉として独立し,す ての領域 看護学】は 〈. 護技術 ]と い う科 目名で示 され,講 義時間 (90時 間). につ ながる臨床看護総論,コ ミュニケー シ ヨン,フ ィ ジカルアセスメ ン トを含む内容 となった。 さらに 『指. 看 と実習時間 (90時 間)に 分け られて規定 された。 【. 導要領』 では,[基 礎看護技術 ]の 留意点 にお い て演. 護学総論】 (210時 間)は [看 護学概論](60時 間)と 間)お よび [総 合実習 ](120時. 習 を強化すること,事 例な どに対 して看護技術 を適応 脚 する ことが示 された 。. 間)に よ り構成 された。 この改正 について氏家 は以下. この ように,『 指定規則』 は 1967年 の改正以降,職. 見 て取れ る。看護技術教育は,看 護学総論 の中に [看. [看 護技術 ](180時. 業教育 か らの脱皮 を図るために教育課程 の総時間数や. の ように批判 してい る。. 実習時間が減少 され,講 義 を中心 とした知識重視 の教 「看護技術」 という名称であるが,そ の内容 として示さ. 育が されるようになった。その一方で看護技術教育 に. れた ものは,従 来 の基 礎看護 のなかで教 え られて いた看. 関す る指定時間は項 目が増 えつつ も時間数 は確保 され. 護方法 に加 えて,看 護構造 に必要 な基礎知識 として,当 時はあた らしい知識 であった コ ミュニ ケ ー シ ョン論や ボ. て きた。看護技術 は,最 初 は 【 看護学総論】 で,1989. デ ィメカニ クス,看 護計画 (現 在 の看護過程)の 項が入 った ものである。 これは,他 の成人 ・小児 ・母性看護学 を網羅 した看護 学総論 としての看護技術ではな く,ま た,医 療福祉 と地 域 ・家庭 な どでの看護技術 の総論 的な もので もな く,い わゆる臨床 での一般 看護 とした内容であつたソ。. (当. 時 の病院 での看護 )を 中心. 基礎 年 か らは [基 礎看護技術]に 名称が変更 にな り 【. 看護学】において教育されてきた。この間,【 成人看 護学】などの対象別看護学は細分化しその対象が明確 化 されて きた。 [看 護技術 ]は [基 礎 看護技術 ]と 名 称 が変 わ ったが ,『 指定規則』 にお い て はその違 い を 明確 に しない まま技術項 目のみ を増 や して い くとい つ た姑虐、 的 な改正 を続 け てお り,教 育 内容 の精選 はほ と ん ど図 られて い ないの が現状 で あ る。そ して ,基 礎 看. 16年 を経 た改 正 で ,新 た に [看 護 技 術 ]が 科 目立. 護技術 を担 当す る教 員 もまた ,[看 護技術 ]と. [基 礎. て られ たが ,そ の 位 置 づ け も明確 に され な い ま ま技 術. 看護技術 ]の 違 い も十分 な議論 を しない まま,様 々 な. 項 目 も 目新 しい もの で は なか った とい う指摘 で あ る。. 背景 を持 つ 教育機 関 で 個 々の教員 の経験 や ,そ れぞれ. 前 回の改正 か ら 22年 以上 を経 て 1989年 『指定規 則』が改 正 された。 この改正では総時間数が 1年 を 1000時 間 と換算 し 3375時 間か ら 3000時 間へ と削減. 基礎看護学】は独立した学問領域として位 された。【 置 づ け られ た。 [看 護技術 ]は ,基 礎 看護学 の なか の [基 礎 看護技術 ]と して名称 が変更 され ,時 間数 は講 義 と実習 の 区別 な く 195時 間 (15時 間増 )と な った。 これ は ,カ ウ ンセ リ ン グの基礎 ,看 護 過 程 ,指 導 技. の思惑 にお い て教育 を行 って きた ので あ る。 Ⅵ .氏 家 幸 子 の 看 護 教 科 書 か らみ た 基 礎 看 護 技 術 の と らえ方 基礎 看護技 術 に つ い て は ,1981年 に看 護 教 育 者 で あ る氏家が ,基 礎看護技術 の「基 礎 」 を,医 学 にお け る「基礎 」,「 臨床」 とは異 な った 意味 と して「応 用 」.
(9) 吾妻. 知美 :教 育 内容構 成 に関す る提言. 9. 補助技術 の 2分 類 で はな く,看 護 技 術 に共 通 す る コ ミ. 専門看護技術. ュ ニ ケ ー シ ョンや ボデ ィ メ カ ニ ク ス な どの 項 目を独 立. 個 別化 ・ 応用看護技術. させ た 3分 類 と した33)。. 各看護学 の基礎 的看護技術. L泉. 基礎的看護技術. (成. 賞毛足 ど 「 ). 各看護学に共通する 対症看護技術. 氏家幸子 (1982)『 基礎看護技術』 目次 1 第 1章. 実地看護 に共通 す る 基礎 的看護技術. 基礎看護技術. 図 3 看護技術 の構造 氏家幸子 [2004]看 護基礎論,140頁 よ り引用. ナ ースの判 断が 中心 となって実施 され る要 素 の. 多 い,看 護対象 となる者 の生活 を円滑にするた めの援助の技術 一日常生活に対する援助 第 2章. 第 3章. 医師が行なう診療 の介助や,そ れに伴 う対象者 へ の援助 ,お よび医師の指示 によつてナースが 実施する行為 としての技術 一診療 に伴 う看護 すべ ての看護行為 としての技術 一看護行動 に共 通する行為. に対す る言葉 として とらえ看護技術 の基礎 となる もの. ついで,『 指定規則』 に [基 礎看護技術 ]が 科 目立. 氏家 は ,終 戦後 は じめて 『基礎. てされた後,1989年 出版 された 『基礎看護技術 第 2 版』 では,看 護技術 のすべ てを総合 したケ ア と して. と位 置 づ け て い る. 2"。. 看護』教科書 を著 した吉 田時子 の基礎 看護学 の考 え方. 「第 4章. 礎看護技術 の位置 づ け を試 みて きた。氏家 の著 した看. 基礎看護技術 の実用的適用」 が力日わつた。 詳細 としては褥蒼 の看護 ,危 篤 ・終末期 の看護,看 護. 護教科書 『基礎看護学 』 (1982)お よび 『看護基礎 論』. 過程 ,教 育的活動 である。翌年に改訂発行 した第 3版. (2004)か らその探 究 の 過程 を うかが い 知 る こ とが で. では,日 常生活援助 にあ つた「経管栄養」 と「膀脱洗. きる。. 浄」が診療 に伴 う技術項 目に移動 し,第 4章 に「家庭. を源流 に基 礎看護技術 の研 究 を通 して曖味 で あ った基. 3)に 示 す よ うに氏家 は看 護. 訪間に よる看護活動 の実際 (訪 問技術 )」 が追加 され. 技術 を「基 礎 的看護技術 」 と「応用 的看護技術」 に分. た。 さらに,1994年 の改訂第 4版 では,「 診療 に伴 う. け ,さ らに「基礎 的看 護技 術 」 の 中 に「基礎 看 護 技. 技術」 と「基礎看護技術 を総合 して行 なう看護行為」. 術」 をお い た。基 礎 的看護技術 は種 々の看護 の場 や対. の章が再構成 された。2000年 に改訂 された第 5版 で. 象 となる人 に活用す る もので ,各 看護学 の基礎 的 な看 護技術 は基礎看護技術 に積 み重 ね る とともに各看護学. は,基 礎看護技術 か否か とい う観点か ら,診 療 の補助 拗 技術 に関る内容 の変更が行なわれた 。. の特徴 とな る もの をあ らわす もの ,と 述 べ て い る30。. 2005年 に出版 された第 6版 で も第 5版 と同様 の 4. 「看護技術 の構 造」 (図. そ して ,基 礎 看 護 技術 は「看 護技 術 の基 礎 とな る も 引)と 基礎 の」 的看護技 術 と区別 して用 い て い る。 さ ら. 分類 としてい る。「看護行為 に共通する技術」 (コ ミュ ニケーシ ョン,ボ デ イメカニ クス,情 報収集 と観察. に,基 礎 看 護技術 教 育 は ,「 まず基礎 看護技術 の 知 識. バ イタルサイ ン,身 体各部 の測定,安 全 ・安楽),「 日. と実習 を土 台 と して教育 したあ とに,他 の基礎 的看護. 常生活 に対する援助技術」 (生 活環境 ,日 常生活活動. 技術 を,各 看護学 と平行 して教育す る。 この各看護学 の基礎 的看護技術 は知識 に加 えて学 内実習や演習 も含. 衣生活,身 体 の清潔,栄 養 と食生活,排 泄),「 診療 に 伴 う技術」 (共 通基礎技術 一感染予防,滅 菌 と消毒. 30と めて教 育 し,臨 地実 習 を行 な う」 述 べ て い る。 氏. 臨床医療機器 と看護 一,診 療 ,薬 物療法 ,栄 養療法. 家 の この 表現 か らは,基 礎 看護技術 の 内容 は明 らか に. 包帯法 ,電 法,酸 素療法,吸 引,導 尿 ,浣 腸),「 基礎. 示 されて い な いが ,臨 地実習 にお ける実践 の前段 階 と して個別化 や応用 を考慮 しな い段 階 の教 育 で あ るこ と. 看護技術 を統合 して行 なう看護行為」 (看 護過程 ,指 導的活動 ,褥 蒼 と看護 ,危 篤 ・終末期 の看護 )")と な. が伺 える。 さらに,氏 家 の著 した教科書 か ら基礎 看護. っている。. 技術 の位 置 づ けお よび考 え方 を推測す る。. 氏家は,基 礎看護技術 についてその考 え方を含めて 大まかな内容は 『指定規則』 に準 じ,技 術項 目に関し. 『指定規則』 では [看 護技術 ]と い う科 目名であっ. ,. ,. ,. ,. 術』 では看護技術 の内容構成 を,『 保助看法』 による. ては検討 を重ねながら基礎看護技術の教科書を改訂 し て きた。 この中で「日常生活に対する援助技術」は固. 看護師の業務 の区分 である日常生活援助技術 と診療 の. 定化 し定着 してきた。また,医 療技術の発展に伴い絶. た当時,1981年 に氏家が最初 に著 した 『基礎看護技.
(10) 看護学 ・ リハ ビ リテ ー シ ョン学編. 甲南女子大学研 究紀 要 第 5号. (20H年 3月. ). えず変化 してい る「診療 に伴 う技術」 は,そ の都度内. 教育 の視点に立 って,須 田の示す ような,「 た くさん. 容 を修正 してい る。. の知識」ではない,「 た くさんの ことが見 えて くる知. また,「 看護行為 に共通する技術」は,看 護師が援 助 の必要性 を判断 し,評 価するための「情報収集 と観 察」,「 バ イタルサ イ ン」,「 身体各部 の測定」技術 と ,. 識」 を基礎 とした内容へ と再構築することが必要であ る。 以上か ら,[基 礎看護技術]の 構成要素 は,基 礎看. すべ ての看護技術 の実践 に共通 して含 まれる「 コ ミュ ニ ケー シ ョン」,「 ボデ イメカニ クス」,「 安全 ・安楽」. 護学 の理論 に基づ き,ナ イチ ングールの看護 の本質で. 技術 を位置づ けてい る。 この項 目については含 めるこ. どを適切 に整 え, これ らを生か して用 い るこ と, ま. とに異論 はない。 しか し,こ の共通す る技術 に「看護 過程」や 「ヘ ルスアセスメン ト」な どが加わってい る. た,食 事内容 を適切 に選択死適切に与 える こと―こう. 363"。. 教科書 も多 い. 「看護過程」や 「ヘ ルスアセス メ. ある「新鮮な空気,陽 光,暖 か さ,清 潔 さ,静 か さな. いったことのすべ てを,患 者 の生命力 の消耗 を最小 に 40と. す るよ うに整 える こと,を 意味すべ きで ある」. ぃ. ン ト」 は思考過程が重視 される内容であ り,ほ とん ど. うことを根拠 にする ことでその構成要素 を明確 にする. の教育機 関 で科 目立て されてお り,[基 礎看護技術 ]. ことがで きる。そ の上で,看 護行為 に共通す る技術. に含 める必要 はない と考 える。 さらに,「 基礎看護技. (コ. 術 を統合 して行なう看護行為」は,本 来の看護技術 の. と観察,バ イタルサイン,身 体各部 の測定,安 全 ・安. 概念に当てはまらない内容 であ り,当 然,本 来の基礎. 楽),日 常生活 に対す る援助技術 (生 活環境 ,日 常 生. 看護技術 の範疇 には入 らない内容である と考 える。. 活活動 ,衣 生活 ,身 体 の清潔 ,栄 養 と食生活 ,排 泄 ). ミュニケー シ ヨン,ボ デ ィメカニ クス,情 報収集. 看護技術 は看護実践 に不可欠な手段である。 とはい. は当然含 まれる。そ して,診 療 に伴 う技術 ,基 礎看護. え,新 しい看護技術 を手当た り次第に基礎看護技術教. 技術 を統合 して行なう看護行為 に関 しては,対 象者 の. 育に取 り込むのではな く,看 護技術 の概念 と看護 の本. 自然治癒力 を高めるための看護技術 とい う観点か ら. 質,看 護 の基礎 とい う視点か ら基礎看護技術 を捉 えな. 基礎看護学領域で取 り扱 うべ きか否かについて検討 し. お して教育内容 を検討 してい く必要がある。. てい く必要がある。. ,. 教育学 において,「 基礎」 と「基 本」 は同義 に とら えられてお り,「 基礎 ・基本」 の確実 な定着 は義務教. Ⅶ。お わ り に. 育 にお い て も重要 な課題 となって い る。教 科 内容 の 「基礎 0基 本」 とは何 か を明確 にす る ことは,ま とも. 卒業時 まで に習 得す べ き看護技術 をす べ て [看 護基. な授業が成立するために不可欠の実践課題 である とい. 礎技術 ]の 科 目にお い て習得す る こ とはで きない 。 そ. われてい る。そ して,こ の確実な定着 を図るためにな. のため ,全 領域 と連携 して看護技術教育 を行 な ってい. すべ きこととして柴田は以下のように提言 してい る。. く必要が ある。 しか しなが ら看護技術 の教育 のほ とん どを担 う基礎 看護学 の責任 は大 きい 。基礎 看護技術教. 教 え る内容 を ぎ りぎ りに精選 し,そ の 内容 を学 習 者 の 認識 の 道筋 に沿 い ,地 域 や学 校 の 実 態 に即 して豊 か な教 材 が 選択 され ,配 置 され て こ と,そ の 内容 が 修 得 され る こ とに なる。 したが って ,授 業 を成 立 させ るた め の 本 質 的 な問 い か け と して ,教 師 は常 に ,何 が そ の 教 科 の基礎 ・基本 であ るか を問 い ,探 究す る こ とが必要であ る 。 4伊. 育 にかか わる教員 は,基 礎看護学 で学 ぶべ き技術 と到 達 目標 を定 め る こ とが必 要 で あ る。 そ れ だ け で は な く,普 遍性 を もつ 典型 的 な原理 を見 出 し他 の技術 へ 応 用が利 くよ う看護技術 を伝授 して い く必要があ る。 ま た ,基 礎 看護学 で追 及す べ き “ 看護 とは何 か "“ 看 護 実践 とは何 か "“ 看護学 とは"と い った研 究 の 成 果 を. 須 田 もまた,学 校 で教 えることは「た くさんの知. 教育 内容 と教育方法 に取 り込 む こ とで ,看 護実践 能力. 識」 ではな く「た くさんのことが見えて くる知識」 で あ り,基 礎 0基 本 は常 に,新 たな角度か ら景観 を楽 し. を備 えた看護 師育成 につ なが る と考 える。今後 は,こ. む ことがで きる螺旋階段 を構成するものである。 さら に,基 礎 ・基本 の習得 は子 どもの学ぶ楽 しさの形成 と 一であ りけっ して「たた き込む」 ものではない と指摘 してい るJi。 看護教育におけ る基礎 ・基本 は教育内容 の うち「基礎的」で「基本的」な段階の内容である と 捉 えられて きた。 しか し,看 護教育 の基礎 もまた生涯. の理論 的根拠 を踏 まえ,一 つ ひ とつ の看護技術 の授業 を積 み重 ね なが ら検証 して い きた い 。. 主 言. 1)本 論では便宜上 『指定規則』 に規定 された専門分野 の看護学名には 【 】 をつけて区別する 2)本 論では便宜上 『指定規則』 に規定 された教育課程 ..
(11) 吾妻. 知美 :教 育 内容構 成 に関す る提言. の分 野 の分類 には 〈 )を 記す。 3)本 論 で は便 宜 上 『指 定 規 則』 に規 定 され た科 目名 に は [ ]を 記す。 文. 献. 1)大 室律 子 ,佐 藤 謹 子 ,大 田節 子 他 :新 人看 護 職 者 の 看 護技 術 習得状 況 と課題 .看 護 教 育 2005;46(10): 868-871. 護系大学協 議会広報 。出版 委員会編 ,東 京 ,2008,93-94. 3)看 護行 政研 究 会. :看 護 六法. 平 成 18年 版 ,新 日本 法. :平 成 21年 版 看護 白書 ,日 本看護協. 5)看 護 教 育 範学 院編 纂 :看 護 実 習 教 本 ,メ デ カル フ レ ン ド社 ,東 京 ,1948 6)氏 家幸 子 :看 護 技 術 ・教 材 の歴 史 的考 察 『基礎 看 護 技術』を編 纂 して。看護教育. :基 礎 看 護. 2006;47(11):1052-1060. 原理 と方 法 ,メ デ カル フ レン. ド41L, 東京, 1954, まえが き. :看 護 基礎 教 育 にお け る基礎 看 護 学 ,日 本看. 護学教 育会誌. 1992;2(1):1-7. 9)杉 森 み ど り,舟 島 な をみ 学書 院 ,東 京 ,2004,498. :看 護 教 育 学 .第 4版 ,医. 10)前 掲書 9)488 11)石 本体 江 :基 礎 看 護 学 実 習 の 考 え方 と展 開 ―看 護 の 吹 かせ るた め に 一。 新 見 女 子 短期 大 学 萌 芽 を臨床 で虐、 紀要. 1998;19:39-52. 12)杉 森 み ど り,舟 島 な をみ :看 護 教 育 学 .第 4版 増 補 版 ,医 学書 院,東 京 ,2009,498. 13)池 川清 子 内容. 看 護 追 及 へ の ア プ ロー チ. 第. 2版 ,医 歯 薬. 出版株 式会社 ,東 京 ,2009,6. 24)前 掲書 23)7 25)保 健 師助 産 師看 護 師法 60年 史編 纂 委員会編 :保 健 師 助 産師看護 師法 60年 史 一看 護行 政 の あ ゆみ と看 護 の 発. 26)厚 生省 医務 局看 護課 監修 :看 護学校 教科 内容 参 考書. .. 看護専任教 員 同窓会発行 ,東 京 ,1954,61-66. 会 出版会 ,東 京 ,2009,282. 7)吉 田時 子. 向. 展 。 日本看護協 会 出版会 ,東 京 ,2009,100. 規株 式会社 ,東 京 ,2006,67. 4)日 本看 護協 会編. EBN志. 23)ラ イ ダ ー 島崎玲 子 ,岡 崎寿 美 子 ,小 山敦 代編 著 :看 護学概 論. 2)大 室律 子 :調 査 研 究結 果 よ り明 らか に な った 大 卒 看 護 師像 .看 護 学 教 育 Ⅲ 看 護 実践 能 力 の 育 成 ,日 本 看. 8)沢 礼 子. 21-43. 19)前 掲書 13) 20)前 掲書 13) 21)深 井喜代 子他 監修 :基 礎 看 護 学 テ キ ス ト の看護実践 ,南 江堂 ,東 京 ,2006,3 22)前 掲書 21)4. :日 本 赤 十 字 看 護 大 学 大 学 院 の 教 育 。研 究. 基礎 看護学。Quality Nursing 2000;6(3):18-21. 27)氏 家幸子 :看 護基礎 論。 医学書 院 ,東 京 ,2002,131 28)前 掲書 12)498 29)前 掲書 27)141 30)氏 家幸 子 ,阿 曽洋 子 :基 礎 看 護技 術 I。 第 6版 ,医 学書 院 ,東 京 ,2005,宙. 31)前 掲書 29)宙 32)前 掲書 27)142 33)前 掲書 27)宙 i― viii 34)前 掲書 27)宙 ii― xi 35)前 継書 27)xi 36)藤 崎郁 著 :系 統 看 護 学 講座 専 門分 野 I 基礎 看 護 技術 I,医 学書 院 ,東 京 ,2006 基礎 看 護 37)深 井喜 代 子 編 :新 体 系 看 護 学 全 書 H 学②. 基礎看護技術 I,メ デ カル フ レン ド社 ,東 京,2006. 38)志 自岐康 子 編 :ナ ー シ ング 0グ ラ フ イカ⑬ 基礎 看 護学 一基礎 看護技術 ,メ デ イカ出版 ,大 阪府 ,2008. 39)坪 井 良子 編 :考 え る看 護 技 術 I. 看 護 技 術 の基 本. .. 第 3版 ,ヌ ー ベ ル ・ ヒロカ ワ,東 京 ,2005. 14)前 掲書 9)502 15)前 掲書 9)498 16)山 口榮 一 :看 護 教 育 にお い て 「基 礎 」 とは何 か .看 護教 育 2006;47(7):563-569 17)須 田勝 彦 :数 学 にお け る単 元構 成 と授 業 づ く りに向. 40)柴 田義松 :新 学 習 指 導 要 領 の 問題 点 と実 践 的課 題 一 「基 礎 ・基 本 」 の確 実 な定着 をめ ぐって 一.日 本教 育 方. け て 一中学 生 に語 り掛 け た い 数学 の こ と 一,教 授 学 の. 42)F。 ナ イチ ンゲ ー ル/湯 槙 ます ,薄 井 担 子 ,小 玉香 津. 七 23; 2006: 55-66 彬程多. 18)澤 潟久敬 :哲 学 と科学 ,NHKブ ックス ,東 京 ,1967,. 法学 会編 :総 合 的学 習 と教 科 の基 礎 。基 本 ,図 書 文 化 社 ,東 京 ,63. 41)前 掲書. 17). 子 他 訳 :看 護 覚 え書 。 改 訳 第 2006, 14-15. 6版 ,現 代 社 ,東 京. ,.
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