アンケート調査による日本の性教育の実態と問題点
の解析 (予報)
著者
野崎 健太郎, 林 里奈
雑誌名
椙山女学園大学研究論集 社会科学篇
号
39
ページ
187-196
発行年
2008
URL
http://id.nii.ac.jp/1454/00001346/
* 教育学部 子ども発達学科 ** 人間関係学部 人間関係学科 野 崎 健太郎 ・ 林 里 奈 椙山女学園大学研究論集 第39号(社会科学篇)2008
アンケート調査による日本の性教育の
実態と問題点の解析(予報)
野 崎 健太郎* ・ 林 里 奈**
An Analysis of the Actual Condition and Problems of Japanese Sex Education
on Questionnaire Survey (Preliminary Report)
Kentaro N
OZAKIand Rina H
AYASHI要 旨 日本の性教育の現状と問題点を調べるために,大学生女子と高校生女子に アンケート調査を行った。アンケートは2種類用意し,1つは回答者が受け てきた「性教育」の内容を問い,もう1つは,「性に関する知識(主に性感 染症)」を問うた。その結果,回答者は,時間,内容ともに貧弱な「性教育」 を受けてきており,性感染症や感染予防に関する知識が極めて少ないことが 明らかになった。例外的に熱心な性教育を受けた高校生女子からの聞き取り から,生徒が,「対話」と「コミュニケーション」を通じて性について考え ることができるロールプレイなどを授業に取り入れていけば,「性教育」の 質が高まり,性に関する知識も豊かになると考えられた。 研究の背景と目的 人間を含めた多くの生物にとって,身体の形態や機能の生物学的な性差を表す「性 (Sex)」は,新しい生命を生み出す「生殖」の原点である。性交渉を通じて,女性は,妊 娠・出産として直接的に,男性は間接的に,新しい生命の誕生に関与していく。従って, 人間の社会では,子どもの発達にともない,「性」と「生殖」に関する知識を伝え,男女 がともに新しい生命の誕生に責任を持つ態度を育んでいく必要がある(河野2006)。 今,日本の教育現場では,「いのちの教育」の必要性が主張され始めた。これは,人間 の生活環境が変化し,日々の生活の中で「いのち=生命」を実感する機会が減り,それ が,「いのち」に関する多くの社会問題を引き起こすという問題意識から始まっている。
この「いのちの教育」では,動植物の飼育,農作業が教材としてよく用いられている。 我々は,これらに加え,「性教育」が,「いのちの教育」の重要な柱の1つになると考えて いる。 しかしながら,性は,単純に性交渉を連想させるため,多くの人にとっては,話すこと を「恥ずかしい」と感じる。さらには,性交渉への好奇心や欲望が先行し,性に関する特 定の部分のみが増幅され,社会に発信されている。例えば,電車の吊り広告に見られる雑 誌の見出しに,それらのことは明らかである。著者の1人である林は,大学1年次に受講 した授業の課題に取り組むため,自身の弟(2005年,当時,高校3年生)とその友人に, 異性との付き合い方に関するインタビュー調査を行った。そこで感じたことは,高校生の 性に関する知識はあまりに貧弱であり,性を「商品化」する流れに簡単に取り込まれてし まう(鈴木2006a)という危機感であった。「性教育」は,1992年の小・中学校の指導要 領の改訂により教科内容となり,保健,理科の授業で扱われる課題となった(いわゆる性 教育元年)。それ以降は,全員が学校教育の中で必ず1度は「性教育」を学んでいる。と ころが,現実を見ると,その効果は疑わしい。それがこの研究を始める発端になった。 戸野塚(2006)によると,先進的な性教育が行われているフィンランドでは,「対話」 することを中心にした授業を行っている。生徒と教師,同性同士,ワークショップやゲー ムによるグループ学習,グループ討論,多くの組み合わせで性に関する「対話」を繰り返 す。同じ北欧のスウェーデンでは,まず,同性同士の「対話」を重視している。その理由 は,同性とならば,共有できる話題が多く,本音を語り合うことが可能であるという点で ある。更には,授業の中で性器の模型に触れることを行い,生徒の興味に対して,きちん とした教材で体験させている。一方,著者らが受けてきた日本の性教育は,スウェーデン で主流である「対話型」とは大きく異なり,教師が資料を説明する「講義型」であった。 結果として,今,得ている性に関する知識の多くは,学校教育以外で身に付けたものと感 じている。いわゆる「学校では教えてくれないこと」である。これでは,性教育を受けた 意味がない。 西垣戸(1993)は,日本の「性教育元年」と呼ばれた1992年に,日本の学校現場で行 われている「性教育」の現状を幅広く取材した。そこでは,試行錯誤する教育現場の実践 が,生き生きと記述され,日本の「性教育」の未来に希望が持てる状況が報告されてい た。その時から10年以上が経過した今,その効果を検討する必要がある。近年では,「性 教育」は逆に,抑制されることもある(浅井・北村 編2004)。例えば,東京都立七生養護 学校で行われていた先進的な取り組みが,2003年7月の都議会で民主党の土屋たかゆき 議員によって問題視され,その後,「極めて不適当」とされ,東京都教育委員会から処分 された事件は大きな反響を呼んだ(七生養護の教育を壊さないで∼日野市民からのメッ セージ刊行委員会2004)。一方で,平成19年5月22日に発表された厚生労働省エイズ動向 委員会報告では,性交渉を主な感染経路とする HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染す る人の増加に歯止めが掛っていないことが指摘されている(API-Net エイズ予防情報ネッ トのホームページに掲載)。さらには,10代女性の人工妊娠中絶率も上昇の一途である (関口2006)。これらの現状から,日本の教育界では,未だ性教育は根付いていないと考 えられる(鈴木2006b)。 そこで,我々は,「日本の性教育の多くは,時間数,内容ともに貧弱であり,生徒には
アンケート調査による日本の性教育の実態と問題点の解析(予報) 性の知識が身に付いていない」という仮説を設け,それを,高校生,大学生へのアンケー ト調査から検証することにした。なお,本研究は,林が,椙山女学園大学人間関係学部人 間関係学科で,2006年度後期に受講した「基礎演習」の課題で実施した内容を用いてい る。 方 法 アンケートは,性への関心が最も高まる世代である10歳代後半∼20歳代初めの女性, 2集団に対して実施した。1つは,愛知県日進市にある椙山女学園大学人関関係学部2年 生,もう1つは林が卒業した愛知県瀬戸市にある聖霊高等学校(女子校)の3年生であ る。アンケートは2種類の内容で実施した。1つは,回答者がこれまでに受けてきた「性 教育の内容」,もう1つは,回答者が持つ「性に関する知識(特に性感染症)」を問うもの である。アンケートを2種類行った理由は,受けた「性教育の内容」が,「性に関する知 識」を左右すると考えたからである。 「性教育の内容」に関するアンケートは,大学生20人には,基礎演習の講義中と昼休み を利用して実施した(2006年11月8日∼11月16日)。時間が足りない場合は,自宅に持 ち帰って回答してもらい,後日回収した。高校生は30人に,授業中に回答してもらい, 後日回収した(実施:2006年11月24日;回収:2006年12月1日)。「性に関する知識」の アンケートは,大学生19人,高校生37人に回答してもらった(実施日 大学生:2006年 11月29日∼12月日1日;高校生:2006年12月1日)。アンケート内容は,本文の最後に 資料として添付した(付表1,2)。2つのアンケート回答者は,基本的に同一である。 結果と考察 「性教育の内容」を問うアンケートの結果 表1は,アンケートの回答から,回答者が受けてきた「性教育」の概要をまとめたもの である。全ての回答者は,小・中学校∼高等学校の間に,1度は「性教育」または「女性 の身体に関する教育」を受けていた。授業を担当した教員は,半数以上の人が保健体育と 回答し,次いで,養護教員(保健室の先生)であった。結果を見て明らかなことは,「性 教育」に費やす時間数の少なさである。1回の授業時間は1∼2時間であり,「性教育」 にあまり積極的ではない学校現場の意識が感じられる。また,主な授業内容について記述 した回答者が少ない理由は,「性教育」の印象が薄く,記憶に残っていないからと答えた 人が多かったからである。この傾向は特に高校生で顕著であった。これらの結果は,回答 者からの「性教育」への評価にも表れており,自分が受けてきた「性教育」を有用であっ たと積極的に評価している人は少なかった(表2)。その代わり,生徒たちは,学校での 性教育以外から性の知識を得ることになる。今回のアンケートの中では,友人(21人), 雑誌(18人),テレビ(15人)が多かった(大学生,高校生の回答を合計した)。この結 果は,村瀬(2006),高野(2006),劔(2006)の報告と同じ傾向であった。 ところが,大学生の回答者の妹に聖カピタニオ女子高等学校(キリスト教系の女子校) の2年生(2007年現在)がおり,彼女は,高校1年次に,今回の中では例外的に熱心な
表1 アンケート回答者が受けてきた「性教育」の概要 (複数回答) 大学生 (人) 高校生(人) 性教育を受けた時期 小学校 中学校 高等学校 大学 授業時間数 これまでに数回 1年に数回 保健体育の授業で5∼6回 担当者 保健体育の教員 養護教員 担任の教員 学校外の専門家 教材 保健体育の教科書 性教育のプリント 性教育の教科書 主な授業内容 妊娠 性感染症(HIV を含む) 避妊 生理 男女の体の違い 15 14 10 1 11 1 2 16 6 3 3 14 10 0 3 2 1 5 5 23 24 25 2 6 19 20 13 3 2 0 5 6 5 4 表2 アンケート回答者が受けてきた「性教育」の評価 評価 大学生 高校生 1回目(人) 2回目(人) 1回目(人) 2回目(人) 有用であった まあ有用であった わからない あまり有用ではなかった 有用ではない 4 5 7 4 0 5 7 1 4 1 7 15 5 3 0 13 20 3 0 1 「性教育」を受けていた。彼女から,聖カピタニオ女子高等学校で受けた性教育について 聞き取りを行い,以下にまとめてみた。使用している教材は,担当する教員(教科担当の 女性教員)が独自に作成したプリントである。補助教材としてガイドブック(避妊・妊 娠・生理・女性ホルモンなど,主に女性の体,自分の体のしくみについて)を使用するこ ともある。さらに,毎月1回,産婦人科の女性医師が専門家として授業に参加している。 生徒は性に関する質問や悩みがある場合は授業を通じて教員に提出し,教員は,その答え にあったプリントを次回以降の授業で用意し,丁寧に1つ1つ教えていく。また,体験学 習法の1つである,ロールプレイをとりいれている(性教育での実践例は,水野2006;
3 1 8 5 4 0 3 18 13 3 0 6 12 18 7-12 13-18 19-24 25-30 31-35 ीཟᴥཟᴦ ̷ୣᴥ̷ᴦ ۾ޙႆ ᯚಇႆ 図1 アンケート回答者が持つ「性感染症」の知識 アンケート調査による日本の性教育の実態と問題点の解析(予報) 劔2006に詳しい)。具体的には,性の問題が生じた場面を設定し,生徒には,様々な役割 を演じさせ,問題の解決方法を模索させていく。生徒達は,ロールプレイを通じて,性交 渉に対する考えや自分の体を大切にしなければならないという意識が高められていく。聖 カピタニオ女子高等学校の教員は「性教育は生々しく,目を覆いたくなるがとても大切な 事だ。恥ずかしがっていたら意味がない。」と生徒にはっきり言う。なぜならば,学校で 「性教育」を熱心に教えなければ生徒達は,雑誌,テレビ,ビデオ,インターネットなど で正しいとは言えない性の知識を得ていく可能性が高いからである。これらの実践は,教 員が少しでも教え方を工夫することで,生徒の性に関する意識が高まることを示してい る。 「性に関する知識」を問うアンケートの結果 図1は,「性に関する知識」を問うアンケート(2回目のアンケート)の回答をもとに 作成した。アンケートでは,どの程度「性感染症」について知識を持っているのかを調べ るために,8種類の性感染症を取り上げ,各人が持っている知識の程度を1∼5段階(1. 詳しくどのような病気か知っている,2.だいたいどのような病気か知っている,3.名 前だけ知っている,4.あまりどのような病気か知らない,5.全く知らない)で回答し てもらった。回答結果は数値でまとめ,合計得点を5点刻みで分け,人数を集計した。こ こでは,得点数が高い人ほど性感染症に関する知識が少ないことを示している。大学生, 高校生ともに,人数が多い得点は19∼24点であり,これは,詳しい知識を有していると は言えないレベルである。HIV については,半分以上の回答者が「詳しく知っている」と 回答すると予想していたが,実際には数人であった。回答者の多くは,性感染症の名前は 知っていても,その内容については説明できないようである。続いて,「性感染症になり やすいケース」,「避妊効果」について結果をまとめてみると,半数以上の人が「知らな い」と答え,「はい」と答えた人の中でも正解者は1人もいなかった。
表3 「性教育は必要か」という設問に対して「必要である」と回答した人 数とその主な理由 人数 (人) 「必要」である理由 大学生 6 8 5 3 3 2 (性に関して)知らないよりは知っていた方が良いから (性に関して)正しく理解する必要があるから 生きていく上で大切なことだから (性に関して)無知は危険だから 皆が持つべき知識だと思うから (社会の)モラルが低下すると思うから 高校生 21 13 13 7 2 (性に関する)知識がないと困るから 役にたつものだから 生きていく上で大切なことだから (授業を受けて)自分のためになったから (授業を受けて)知識が増えたから 日本の性教育の現状とその効果 「性教育の内容」を問うアンケートの回答からは,性教育の貧弱さが浮き彫りになり, それと同じく,回答者の「性に関する知識」も乏しいことが明確となった。つまり,当初 の仮説通りの結果が得られた。例外的に熱心な「性教育」を受けた聖カピタニオ女子高等 学校の2年生は,今回の調査を企画するために学習した林が知らない知識を多く持ってお り,性教育の充実度と生徒の知識の程度は,強い関係があると考えられる。 表3には,2回のアンケートのどちらでも設問とした「あなたは「性教育」は必要だと 思いますか。」という問いに対して,「はい」と答えた人数と,「はい」と答えた人が挙げ た,性教育が必要な理由の中で多かったものをまとめた。当初,我々は,今の若者は, 「性教育」を必要としていないと予想していた。しかし,この結果からは,意外にも今の 若者は「性教育」を必要としていることが分かる。 カナダでは,看護師としての職業経験を生かし,性教育を進めているメグ・ヒックリン グさんという女性がいる(メグ・ヒックリング1999;三輪2006)。メグさんが人気なのは, ユーモアを忘れず,質問を楽しみ,おかしな言葉使いや,間違った発音の仕方,思い違い なども全て楽しむからであり,それを受け入れる意識がカナダには根付いているからであ ろう。つまり,円滑なコミュニケーションが性教育を理解する第一歩であるという考え方 が,喜んで受け入れられているのだろう。 スウェーデンやカナダに共通しているのは,「対話」と「コミュニケーション」が存在 する性教育である。ここには,本当に理解させなければ性教育は意味が無いという強い意 志が感じられる。さらに,性を自然に捉える考え方が浸透している。西垣戸(1993)は, 1992年にスウェーデンで性教育の取材を行った。その時に,スウェーデンの大人がみな, 「性は本来楽しいもの,豊かなもの,すばらしいものです。若者に対し『性に近づくな, 関心を持つな』と抑圧する方がおかしい」,あるいは「なぜ,若者が性交をしたらいけな いのですか。16,17歳にもなると,肉体的にも成熟してきて,性的な欲望を持つことは 当然のことじゃないのですか」と話すことに驚いたと述べている。ただし,性交渉を持つ
アンケート調査による日本の性教育の実態と問題点の解析(予報) 若者には,その責任が負わされる。2人できちんと「対話」し,性感染症や避妊について 対策を立てることが求められる。 財団法人 日本性教育協会が1974年から6年周期で実施している「青少年の性行動調査」 の結果からは,高校生,大学生の性経験の割合は毎回,上昇し,1999年では大学生男子 63%,女子50%,高校生男子27%,女子24% に達している(日本性教育協会のホームペー ジより引用)。東京都の調査では,2005年の高校3年生男子で35.7%,女子で44.3% が性 交渉を体験しているという結果が報告されている(鈴木2006a)。この現状は,日本でも 結婚前の性交渉が当たり前になりつつあることを示している。この流れを止めることは不 可能であり,この現状を前提とした「性教育」が求められる。それには,生徒達が性の問 題を自分の問題として考えやすい授業形態,すなわち「対話」と「コミュニケーション」 を重視した「性教育」の実践を積み上げていくことが必要であろう。 謝辞 アンケート調査に協力して頂いた椙山女学園大学人間関係学科,聖霊高等学校の皆様に感謝い たします。 文 献 浅井春夫・北村邦夫ほか編(2004)ジェンダーフリー・性教育バッシングここが知りたい50の Q&A.大月書店 河野美代子(2006)IV‒2 医師の性教育実践. 人間と性 教育研究協議会(編),性教育のあり 方,展望 日本と世界,つながりひろがる,pp. 88‒94,大月書店 メグ・ヒックリング(1999)メグさんの性教育読本(三輪妙子訳).木犀社 三輪妙子(2006)V‒5 カナダ. 人間と性 教育研究協議会(編),性教育のあり方,展望 日 本と世界,つながりひろがる,pp. 170‒174,大月書店 水野哲夫(2006)II‒7 恋愛を考える. 人間と性 教育研究協議会(編),性と生の主体者とし ての学習 青年期と性,pp. 133‒139,大月書店 村瀬幸浩(2006)III‒6 性の快楽性(喜び)をどう考えるか. 人間と性 教育研究協議会(編), 性教育のあり方,展望 日本と世界,つながりひろがる,pp. 70‒74,大月書店 七生養護の教育を壊さないで∼日野市民からのメッセージ刊行委員会編(2004)七生養護の教育 を壊さないで.つなん出版 西垣戸勝(1993)性教育は,いま.岩波新書299,岩波書店 関口久志(2006)高校から大学の時期に性教育が必要なのか? 人間と性 教育研究協議会 (編),性と生の主体者としての学習 青年期と性,pp. 10‒25,大月書店 鈴木正弘(2006a)I‒1 危うい子どもたちの性の現状. 人間と性 教育研究協議会(編),性教 育のあり方,展望 日本と世界,つながりひろがる,pp. 10‒16,大月書店 鈴木正弘(2006b)I‒2 解消されない性差別の現状. 人間と性 教育研究協議会(編),性教育 のあり方,展望 日本と世界,つながりひろがる,pp. 17‒24,大月書店 高野弘(2006)I‒8 性とメデイア. 人間と性 教育研究協議会(編),性と生の主体者として の学習 青年期と性,pp. 66‒70,大月書店 戸野塚厚子(2006)V‒7 スウェーデン. 人間と性 教育研究協議会(編),性教育のあり方, 展望 日本と世界,つながりひろがる,pp. 180‒185,大月書店 劔陽子(2006)ピア・エデュケーションでエッチ・愛・カラダ.明石書店
付表1 1回目のアンケートに用いた質問表 「これまでに受けた性教育に関するアンケート」 問1. あなたは,これまでに「性教育」あるいは「女性の身体に関する教育」を受けたこと がありますか。 はい いいえ 以下の問2∼問6の質問には,問1で「はい」と答えた方のみお答え下さい。 問2. 問1で「はい」と答えた方に質問します。まず,性教育は,いつ受けましたか。(小 学生,中学生,高等学校,大学)。複数回受けた方はその全てを書いて下さい。 問3.性教育ではどのような資料を用いましたか。(教科書,本,プリントなど)。 問4. 性教育は誰が担当しましたか。(例えば,担任の教員,保健体育の教員,養護教員, 外部の講師など) 問5. あなたが受けた「性教育」は,あなたにとって有用なものでしたか。 1=全く思わない 2=あまり思わない 3=どちらともいえない 4=どちらかといえばそう思う 5=そう思う 問6. 次にあなたが受けた性教育についてなるべく詳しく記述して下さい。例えば,形式, 時間数,授業内容,受けての感想についてです。 問7.あなたは「性教育」は必要だと思いますか。 1=全く思わない 2=あまり思わない 3=どちらともいえない 4=どちらかといえばそう思う 5=そう思う 問8.「性教育」の授業以外で,どこから「性」の知識を得ましたか。
付表2 2回目のアンケートの質問項目 「これまでに受けた性教育に関するアンケート」 問1. あなたは,これまでに「性教育」あるいは「女性の身体に関する教育」を受けたこと がありますか。 はい いいえ 以下の問2∼問5の質問には,問1で「はい」と答えた方のみお答え下さい。 問2.あなたが受けた「性教育」は,あなたにとって有用なものでしたか。 1=そう思わない 2=あまり思わない 3=どちらともいえない 4=どちらかといえばそう思う 5=そう思う 問3. 問2でその答えを選んだ理由は何故ですか。何故そう思うのですか。簡単でいいので 自由に書いて下さい。 問4.あなたが「性教育」は必要だと思いますか。 1=そう思わない 2=あまり思わない 3=どちらともいえない 4=どちらかといえばそう思う 5=そう思う 問5. 問4でその答えを選んだ理由は何故ですか。何故そう思うのですか。簡単でいいので 自由に書いて下さい。 「性感染症についてのアンケート」 問1. 現在では50以上の性感染症があり,そのうちの8つが死に至ると可能性があると言 われています。あなたは,その8つを詳しく知っていますか。 ・HIV 1=詳しくどのような病気か知っている 2=だいたいどのような病気か知っている 3=名前だけは知っている 4=あまりどのような病気か知らない 5=全くどのような病気か知らない ・B 型と C 型肺炎 1=詳しくどのような病気か知っている 2=だいたいどのような病気か知っている 3=名前だけは知っている 4=あまりどのような病気か知らない 5=全くどのような病気か知らない ・性器クラミジア感染症 1=詳しくどのような病気か知っている 2=だいたいどのような病気か知っている 3=名前だけは知っている 4=あまりどのような病気か知らない 5=全くどのような病気か知らない アンケート調査による日本の性教育の実態と問題点の解析(予報)
・性器ヘルペス 1=詳しくどのような病気か知っている 2=だいたいどのような病気か知っている 3=名前だけは知っている 4=あまりどのような病気か知らない 5=全くどのような病気か知らない ・淋病 1=詳しくどのような病気か知っている 2=だいたいどのような病気か知っている 3=名前だけは知っている 4=あまりどのような病気か知らない 5=全くどのような病気か知らない ・梅毒 1=詳しくどのような病気か知っている 2=だいたいどのような病気か知っている 3=名前だけは知っている 4=あまりどのような病気か知らない 5=全くどのような病気か知らない ・尖圭コンジローマ(HDV/パピローマウィルス) 1=詳しくどのような病気か知っている 2=だいたいどのような病気か知っている 3=名前だけは知っている 4=あまりどのような病気か知らない 5=全くどのような病気か知らない 問2.あなたは,性感染症になりやすいケースについて知っていますか。 はい いいえ 問3.問2で「はい」と答えた方のみ質問します。どのようなケースを知っていますか。 問4.避妊法を知っていますか。知っているものを選んで下さい。(複数可) 1=避妊手術 2= OC(低用量経口避妊薬) 3=コンドーム 4=殺精子剤 5=基礎体温法 6= IUD(子宮内避妊用具) 問5. あなたは,女性の場合と男性の場合,理想的に使用したときに避妊効果が一番高いも の,一番低いものを知っていますか。 はい いいえ 問6. 問5で「はい」と答えた方のみお答え下さい。女性の場合と男性の場合,一番高いも の低いものを一つずつ,以下の1∼6の中から選んで下さい。 〈女性の場合〉一番高いもの= 一番低いもの= 〈男性の場合〉一番高いもの= 一番低いもの= 1=避妊手術 2= OC(低用量経口避妊薬) 3=コンドーム 4=殺精子剤 5=基礎体温法 6= IUD(子宮内避妊用具)