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Publish/Subscribe通信における効率的な通信方式の検討

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会第 80 回全国大会. 1D-06. Publish/Subscribe 通信における効率的な通信方式の検討 藤田 優稀†. 村岡 崇章†. 三菱電機株式会社. 情報技術総合研究所†. 1. はじめに 現在、情報系ネットワークで使用されてきた Publish/Subscribe 通信モデルを制御システム の通信に適用する動きがある。しかし、 Publish/Subscribe 通信モデルをライン接続さ れた制御システムに適用した場合、通信量が増 大するなどの問題が発生する。 本稿では、制御ネットワーク中の通信量を削 減 す る こ と に よ る 、 効 率 的 な Publish/Subscribe 通信の方式を検討する。 2. 対象とするシステム 本稿で対象とする制御システムの一例を図 1 に示す。図 1のシステムでは機器の制御を行う と同時に、生産データを収集し、そのデータを ノード 3 に接続された表示器で表示している。 このシステムでは Publish/Subscribe 通信が適 していると考える。理由は下記の通りである。 ・ノード 3 には周期的に生産データが送られる が、ノード 3 は生産データを送信周期と同周 期で取得する必要はなく、表示用のアプリケ ーションのタイミングでデータを取得すれば よいためである。. ノード 1. ノード 2. 伊東 輝顕†. 以上のことから、本システムに対して Publish/Subscribe 通信モデルを適用すること を考える。 Global Data Space(GDS) Subscriber Publisher. Subscriber GDSへトピックの データを送信. 制御データ 生産データ. 図 1 制御システムの一例 ・Publish/Subscribe 通信の通信イメージを図 2 に 示 す [1] 。 Publish/Subscribe 通 信 は 、 Publisher が図中の Global Data Space(GDS) にトピックのデータを配置し、Subscriber が GDS にデータを取りに行くイメージであり、 Publisher と Subscriber が非同期に動作可能 であることを特徴としている。 “A Study on Efficient Method for Publish/Subscribe Communication” † Yuki Fujita, Takafumi Muraoka, Teruaki Ito, Information Technology R&D Center, Mitsubishi Electric Corporation. 3-11. GDSからトピック のデータを取得. 図 2 Publish/Subscribe 通信イメージ 3. 課題 前述の制御システムに Publish/Subscribe 通 信モデルを適用する場合、不要なデータがノー ドに到達するという問題点がある。その一例を 図 3に示す。具体的には、Publisher/Subscribe 通信では、Publisher は Subscriber の位置を意 識することなく、データをネットワーク上に送 信する。そのため、本来、そのデータが不要な ノードへもデータが到達してしまう。本システ ムでは、制御ネットワーク内には多数のデータ が流れていることからデータ数を最小限に抑え る必要があり、データの受信が不要なノードに 対しては、データが到達しないようにする必要 がある。 ノード 1. ノード 3. Subscriber. Publisher. ノード 2. ノード 3. 不要であるが、 ノード3へ到達 図 3 不要なデータが到達する例. 4. 方式検討 4.1. 課題の解決方法 前章で述べた課題を解決するため、下記の 3 方法を検討する。 方法 1:不要なデータの破棄 データを後続のノードへ中継する際、後続のノ ードがそのトピックのデータの受信を必要とし ない場合は、後続のノードへデータを中継せず、 破棄する。 方法 2:データの結合 各ノードの送信周期が異なり、あるノードから データを受信するタイミングと、データを送信. Copyright 2018 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(2) 情報処理学会第 80 回全国大会. するタイミングが同タイミングとなる場合、デ するトピックについて全ノードに配信する。 ータを結合して送信することでネットワーク中 各ノードは、それを基に、受信したデータ のデータ量を減らす。 を接続先のノードへ中継するトピックの情 方法 3:結合データ中の不要トピック削除 報を保持する。 方法 2 でデータを結合した場合、データを後続 ② ノード 2 はノード 1 の送信周期を保持する。 のノードに中継する際に、後続のノードが受信 ノード 2 の送信周期とノード 1 の送信周期 不要なトピックのデータが含まれている場合は、 の最小公倍数となる周期では、ノード 2 は 該当するトピックのデータを破棄して後続へ中 ノード 1 からのデータの到達を待ち、ノー 継することで、不要なデータの到達を防ぐ。 ド 1 とノード 2 のデータを結合して、ノー ド 3 へ送信する。 4.2. 不要データの破棄 ③ ノード 2 はノード 1 からデータを受信する。 手順を下記に示す。 このとき、ノード 2 はデータをノード 3 へ ① 各ノードは、自分が受信するトピックにつ 中継する前に、①で保持した情報を基に、 いて全ノードに配信する。各ノードは、そ ノード 3 以降で受信を必要とするトピック れを基に、受信したデータを接続先のノー のデータのみを残して、残りは全て破棄す ドへ中継するトピックの情報を保持する(図 る。そして、残ったデータに自身の送信す 4を参照)。 るトピックのデータを追加して、ノード 3 ② ノード 1 は、自身の送信するトピックのデ へデータを送信する(図 6を参照)。 ータを送信し、ノード 2 はノード 1 からデ ータを受信する。ノード 2 は受信したデー 送信トピック:C 送信トピック:D 送信トピック:A, B タのトピックと①で保持した情報を参照し、 受信トピック:E 受信トピック:A 受信トピック:B, C 後続のノードが受信したトピックを必要と ノード 3 ノード 1 ノード 2 しない場合は、データを破棄する(図 5を参 トピックA トピックB データ 照)。 データ 送信トピック:C 受信トピック:A. 送信トピック:A, B 受信トピック:C, D ノード 1. トピックB データ. 送信トピック:D 受信トピック:B, C. トピックAのデータを削除 トピックCのデータを追加. ノード 3. ノード 2 ポート1 ポート2. ポート1 トピック C, D. 図 6 結合データ中の不要トピックデータ削除. ポート2 トピック B, C. 5. おわりに 本稿では、ライン接続で構成されたシステム における Publish/Subscribe 通信の方式につい て検討を行った。これにより、ネットワークの データ数を削減し、帯域を抑えることが可能と なる。今後は検討した手法の実装および評価を 行う。. 図 4 中継するトピックの保持 送信トピック:A, B 受信トピック:E. 送信トピック:C 受信トピック:A. ノード 1. ノード 2. トピックC データ. 送信トピック:D 受信トピック:B, C ノード 3. トピックA データ. 参考文献 [1] ADLINK,. ノード4以降は、トピックAのデータは受 信不要。ノード3でデータを破棄。. 図 5 データの破棄. 4.3. データ結合 各ノードは、他ノードの送信周期を保持する。 自ノードの送信周期と他ノードの送信周期の公 倍数となる周期では、前のノード 1 からのデー タの到達を待ち、自ノードと他ノードのデータ を結合して、後続のノードへ送信する。 4.4. 結合データ中の不要トピックデータ削除 手順を下記に示す。 ① 4.2節の①と同様、各ノードは、自分が受信. 3-12. “Applying the Data Distribution Service in an IoT Healthcare System”, https://istblog.adlinktech.com/tag/globaldata-space/. Copyright 2018 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

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参照

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