幼児期の体験が小学三年生のなわとび技術に及ぼす影響-作文分析から-
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(2) の経験がなされていて、楽しい思い出があまりない. 最後に、なわとびが跳べる子、なわとびが跳びに. について考察する。幼児期になわとぴが上手にでき. くい子の、3年次での休み時間の過ごし方について. なかったという負の経験は、なわとびが跳べる子も. 考察する。結果としては、なわとびが跳べる子に一も. 跳びにくい子も同様にあった。. 教室で過ごす姿を多く見られ、違いは見られなかっ. しかし「手立てや援助」は負の経験がなされたと. た。なわとびが跳びにくい子には、友達と係わらな. き、幼児期では、なわとびが跳べる子の作文にのみ、. いで一人で過ごす割合が高い子が3名いた。一人で. 周りの称賛や励ましが記載されていた。なわとびが. 過ごすことの多い子と、なわとびが跳びにくい子と. 上達するのには、友達、保護者、教師などの称賛や. の関係性は、今後の課題とする。. 励ましの重要性が示された。. 次に、なわとびが跳べる子、なわとびが跳びにく. 4.結論. い子の、3年次でのなわとびに対する関心、意欲、. 近年、幼児体育が盛んに行われ、問題と目的で述. 態度について考察する。なわとびに対する関心、意. べたように、なわとびを跳ぶ技術に主眼がおかれる. 欲、態度はなわとびカードの押印回数、種目数、全. 研究が多かった。前とびなど技術的には難しいもの. 跳躍数で測った。なわとびが跳べる子の押印回数の. ではなく、遅かれ早かれ出来るようになる。幼児期. 平均は12.6回、種目数の平均は8種目、全跳躍数の. に、いくらスモールステップでの指導をしても、で. 平均は222.8回であった。なわとびが跳びにくい子. きる・できないにこだわると、それでもできない子. の押印回数の平均は3.8回、種目数の平均は3.4種. は楽しくなくなる。なわとびに対する、関心・意欲・. 目、全跳躍数の平均は73.6回であった。なわとびカ. 態度を児童期も継続させるために必要なものは、技. ードは、なわとびが跳びにくい子の事も考慮して、. 術的な指導より子どもが夢中になって遊ぶ場作りや、. スモールステップで作った。なわとびが上手に跳べ. 環境作りだと結論付けたい。なわとびの指導技術の. る子は、授業中はもちろん、授業始めや終りの休み. 専門性がなくても、子どもが壁にぶつかったとき、. 時間にも練習する姿をよく見かけた。しかし、なわ. 友達となわとびを一緒に跳んだり、親、友達、教師. とびが跳びにくい子どもは、なわとびが上手に跳べ. などの称賛や励ましがあれば、壁を乗り越えていき. る子に比べ、授業中はもちろん、授業始めや終りの. やすことが明らかとなった。その幼児期の体験が、. 休み時間にも練習する姿は全体的には少なく、関. 生涯学習にもつながる重要なきっかけになると考え. 心・意欲・態度とも低かった。しかし、一人ひとり. る。. をみれば、なわとびが跳べる子も、なわとびが跳び にくい子にも当てはまらない子が出てきた。作文分. 主任指導教員 名須川 知子. 析をしていくと、それらの子に共通するのは、友達. 指導教員 名須」l1知子. となわとびを通しての関わりがあったり、親、友達、. 教師などの称賛や励ましがあることが分かった。以 上のことから、なわとびが跳びにくい子が、幼児期 に負の体験があり、小学校でのなわとぴに対する関 心・意欲・態度が低くなるのではなく、なわとびが 跳べる子、跳びにくい子関係なく、負の体験があっ ても、幼児期に周りの友達となわとびを一緒にした り、友達、保護者、教師などの称賛や励ましがある. と、小学校でもなわとびに対する関心・意欲・態度 は高いことが示されたと考えられる。. 一53一.
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